JPH06102204A - 建材の検査方法 - Google Patents

建材の検査方法

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JPH06102204A
JPH06102204A JP25032392A JP25032392A JPH06102204A JP H06102204 A JPH06102204 A JP H06102204A JP 25032392 A JP25032392 A JP 25032392A JP 25032392 A JP25032392 A JP 25032392A JP H06102204 A JPH06102204 A JP H06102204A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
building material
image
areas
devices
color vest
Prior art date
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Pending
Application number
JP25032392A
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English (en)
Inventor
Yoshisuke Watanabe
義介 渡邊
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建材の欠けの有無を画像処理における高分解
能で検出できるうえ、建材の傾き角を高精度に検出して
判別性能を高め、しかも、装置の構成の簡素化を図れる
ようにする。 【構成】 建材の複数の角部Ma,Mbを撮影する複数
の撮影装置1A,1Bのうちの1方のものの画像上の複
数の境界座標P,Qを結ぶ直線lの傾きから建材Mの傾
き角θを求め、この傾き角θに基づいて複数の撮影装置
1A,1Bがそれぞれ分担すべき撮影領域を振り分け、
これら撮影装置の各撮影画像から求めた面積の加算値か
ら全体の面積を求めて比較基準値とし、建材毎の各撮影
画像の面積の加算値から求めた全体の面積と上記比較基
準値とを比較して欠けの有無を判別する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーベストや瓦のよ
うな屋根材、あるいは壁材など、一定形状に製作されて
いる建材の欠けの有無を判別するための建材の検査方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、建材、たとえばカラーベストの
製造工程では、40m/分程度で順次搬送されるカラー
ベストに対して作業者が目視検査により欠けの有無の判
別を行なっているが、これは極めて非能率的であり、か
つ作業者に熟練度が要求される。このため、上記カラー
ベストを撮影装置としてのCCDカメラで撮影し、画像
出力を処理することにより、カラーベストの欠けの有無
を判別する方法が開発されている。
【0003】その一つの方法として、画像処理上の分解
能を上げるために、2台のCCDカメラを用意し、これ
らCCDカメラでカラーベストに対する撮影領域を分担
させて撮影し、これらCCDカメラからの画像上の各面
積の加算値と比較基準値とを比較して、上記カラーベス
トの欠けの有無を判別する方法がある。そして、この
時、図6に示すように、カラーベストMに傾きがある
と、2台のCCDカメラによる画像上の各面積が傾き角
度θによって変化して誤差が生じることになるので、カ
ラーベストMに形成されている複数の取付孔Hを結ぶ線
分から上記傾き角θを求め、この傾きに対応した画像上
の加算値を比較基準値として設定するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の検
査方法によれば、カラーベストに形成されて取付孔Hを
結ぶ線分から傾き角θを求めるので、検査可能なカラー
ベストMがそれに取付孔Hが形成されているものに制約
されるうえ、取付孔Hの形成位置や大きさなどのばらつ
きによって上記傾き角θの検出値が変わり、その結果、
欠けの検出精度のばらつきを招くことになる。また、上
記取付孔Hが画像上で明瞭に表われるようにカラーベス
トMの裏側から光を照射する必要があり、装置の構造が
複雑かつ大掛かりなものになる。
【0005】本発明は上記のような従来の問題点を解消
するためになされたもので、画像処理上の分解能が高い
ことはもとより、建材の傾き角の検出精度が高く、もっ
て、欠けの検出性能の向上を図ることができる建材の検
査方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る建材の検査方法は、一定速度で搬送さ
れる建材の特定の複数の角部をそれぞれ複数の撮影装置
で分担させて撮影し、一方の撮影装置による角部の画像
における複数の境界座標を結ぶ直線の傾きから上記建材
の搬送方向に対する傾き角を求め、この傾き角に基づい
て複数の撮影装置がそれぞれ分担すべき撮影領域を指定
し、これら撮影装置の各撮影画像の面積の加算値から建
材の全体の面積を求めて比較基準値とし、建材毎に上記
両撮影装置の各撮影画像の面積の加算値から求めた全体
の面積と上記比較基準値とを比較して欠けの有無を検出
するようにしたものである。
【0007】
【作用】上記の検査方法によれば、建材の2つの角部を
それぞれ複数の撮影装置で分担して撮影するので、画像
上の分解能が高いうえ、角部を撮影するために欠けの検
出確率も高くなる。とくに、角部の画像における複数の
境界座標を結ぶ直線の傾きから建材の搬送方法の傾き角
を求めるので、取付孔をもっていない建材の検査にも適
用できるとともに、取付孔のような加工上のばらつきに
左右されることなく、上記傾き角を正確に検出すること
が可能となる。そして、この傾き角に応じて比較基準値
を設定するので、欠けの有無の検出精度も高められる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面にもとづいて
説明する。図1は、本発明の一実施例による建材の検査
方法を適用したカラーベストの検査装置を示す構成図で
ある。
【0009】図1において、1A,1Bは撮影装置とし
ての2台のCCDカメラであり、コンベア2上を40m
/分程度の一定速度で搬送されるカラーベストMの表面
側に対向して配設されており、それぞれの視野がカラー
ベストMの特定の2つの角部、たとえば直角の角部M
a,Mbに入るように設定されている。
【0010】2は上記CCDカメラ1A,1Bからの各
画像出力を受けて画像処理する画像処理装置であり、図
2に示すように、CCDカメラ1A,1Bの一方のもの
の画像における複数の境界座標を結ぶ直線の傾きからカ
ラーベストMの搬送方向の傾き角θ(図3)を求め、こ
の傾き角θに基づいてCCDカメラ1A,1Bがそれぞ
れ分担すべき領域を指定する演算回路11と、上記両C
CDカメラ1A,1Bの各画像上の画素数から求めた面
積Sa,Sbの加算値からカラーベストMの全体面積を
比較基準値として予め記憶する記憶回路12と、カラー
ベスト検査時の両CCDカメラ1A,1Bの各画像上の
面積の加算値から求めた全体面積とを比較して欠けの有
無を判別する比較判別回路13とを備えている。
【0011】つぎに、上記カラーベストMの検査方法に
ついて、図5のフローチャートを参照して説明する。カ
ラーベストMがコンベア2により40m/分程度の速度
で搬送される際に、2台のCCDカメラ1A,1Bによ
り、カラーベストMの表面側の各部Ma、Mbがそれぞ
れ撮影され、両CCDカメラ1A,1Bからの各画像出
力は画像処理装置3に取り込まれる。
【0012】上記画像処理装置3では、カラーベストM
の欠けの有無の判別に先立って、一方のCCDカメラ、
たとえば図4の左側に示すCCDカメラ1Aによる画像
における2つの境界座標P(X1,Y2)、Q(X1,
X2)を結ぶ直線lの傾きを求め、この直線lの傾きか
らカラーベストMの傾き角θを求める(処理ステップN
1)。
【0013】上記傾き角θに基づいて、両CCDカメラ
1A,1Bが本来、受け持つべき領域を指定する(処理
ステップN2)。そして、上記CCDカメラ1A,1B
の各画像の指定された領域内の画素数から求めた面積S
a、Sbの加算値からカラーベストの全体の面積Soを
比較基準値として予め記憶回路12に記憶させておく
(処理ステップN3)。
【0014】この状態で、カラーベストMをコンベア2
で順次搬送させながら、このカラーベストMの欠けの有
無の判別を行なう。すなわち、上記CCDカメラ1A,
1Bによる画像上での各面積の加算値から求めた全体の
面積と上記比較基準値とを比較・判別回路13で比較
し、これの差分がなければ、カラーベストMは欠けのな
い良品として判定され、差分があれば、カラーベストM
は欠けが存在する不良品として判別される(判断ステッ
プN4)。
【0015】ここで、上記カラーベストMを2台のCC
Dカメラ1A,1Bで撮影し、画像処理することによっ
てカラーベストMの欠けの有無を自動的に効率良く判別
できるうえ、画像上での分解能も高く、微小な欠けの検
出も可能となり、さらに、カラーベストMの角部Ma,
Mbに欠けが集中する傾向にあるので、上記角部Ma,
Mbを撮影した画像を処理するので、欠けの検出確率は
高い。
【0016】とくに、一方のCCDカメラ1A(1B)
の画像の2つの境界座標を結ぶ直線lの傾きからカラー
ベストMの搬送方向の傾き角θを算出して比較基準面積
を設定するようにしたので、カラーベストMに取付孔が
ないものでも傾き角θを検出することができるうえ、こ
の傾き角θの検出が取付孔のように加工上のばらつきの
影響を受けずに正確に行なえることになる。この結果、
カラーベストMの傾き角θに対応して高精度な欠けの判
別が可能となる。
【0017】さらに、上記カラーベストMの裏面から光
を照射する手段などが不要となり、検査装置の構造の簡
素化、小型化を図ることができる。なお、上記の実施例
では、2台のCCDカメラ1A,1BでカラーベストM
の両角部Ma,Mbを撮影するもので説明したが、角部
がさらに多い建材については、この角部に対応してCC
Dカメラ1の数を増やせばよい。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、建材の特
定の複数の角部をそれぞれ撮影する複数の撮影装置から
の画像出力を処理して建材の欠けの有無を判別するの
で、高い分解能で微小な面積も検出可能となり、とく
に、1つの撮影装置による画像の境界座標を結ぶ直線の
傾きから建材の傾き角を求めるので、簡単で小型の構成
の装置により傾き角の検出精度を高めることができ、そ
の結果、欠けの判別性能の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による建材の検査方法を適用
したカラーベストの検査装置を示す構成図である。
【図2】同実施例における画像処理装置の要部の構成を
示すブロック図である。
【図3】同実施例におけるカラーベストの傾き角を示す
平面図である。
【図4】同実施例におけるCCDカメラの各撮影画像を
示す図である。
【図5】同実施例における画像処理のフローチャートで
ある。
【図6】従来の建材の検査方法を適用したカラーベスト
の平面図である。
【符号の説明】
1A,1B 撮影装置 l 直線 M 建材 Ma,Mb 建材の角部 Sa,Sb 画像上の面積 P,Q 境界座標 θ 建材の傾き角
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る建材の検査方法は、一定速度で搬送さ
れる建材の特定の複数の角部をそれぞれ複数の撮影装置
で分担させて撮影し、一方の撮影装置による角部の画像
における複数の境界座標を結ぶ直線の傾きから上記建材
の搬送方向に対する傾き角を求め、この傾き角に基づい
て複数の撮影装置がそれぞれ分担すべき撮影領域を指定
し、これら撮影装置の各撮影画像の面積の加算値から建
材の複数の角部全体の面積を求めて比較基準値とし、建
材毎に上記両撮影装置の各撮影画像の面積の加算値から
求めた建材の複数の角部全体の面積と上記比較基準値と
を比較して欠けの有無を検出するようにしたものであ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】3は上記CCDカメラ1A,1Bからの各
画像出力を受けて画像処理する画像処理装置であり、図
2に示すように、CCDカメラ1A,1Bの一方のもの
の画像における複数の境界座標を結ぶ直線の傾きからカ
ラーベストMの搬送方向の傾き角θ(図3)を求め、こ
の傾き角θに基づいてCCDカメラ1A,1Bがそれぞ
れ分担すべき領域を指定する演算回路11と、上記両C
CDカメラ1A,1Bの各画像上の画素数から求めた面
積Sa,Sbの加算値からカラーベストMの複数の角部
全体の面積を比較基準値として予め記憶する記憶回路1
2と、カラーベスト検査時の両CCDカメラ1A,1B
の各画像上の面積の加算値から求めたカラーベストMの
複数の角部全体の面積とを比較して欠けの有無を判別す
る比較判別回路13とを備えている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】上記傾き角θに基づいて、両CCDカメラ
1A,1Bが本来、受け持つべき領域を指定する(処理
ステップN2)。そして、上記CCDカメラ1A,1B
の各画像の指定された領域内の画素数から求めた面積S
a、Sbの加算値からカラーベストMの複数の角部全体
の面積Soを比較基準値として予め記憶回路12に記憶
させておく(処理ステップN3)。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】この状態で、カラーベストMをコンベア2
で順次搬送させながら、このカラーベストMの欠けの有
無の判別を行なう。すなわち、上記CCDカメラ1A,
1Bによる画像上での各面積の加算値から求めたカラー
ベストMの複数の角部全体の面積と上記比較基準値とを
比較・判別回路13で比較し、これの差分がなければ、
カラーベストMは欠けのない良品として判定され、差分
があれば、カラーベストMは欠けが存在する不良品とし
て判別される(判断ステップN4)。
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定速度で搬送される建材の特定の複数
    の角部をそれぞれ複数の撮影装置で分担させて撮影し、
    一方の撮影装置による角部の画像における複数の境界座
    標を結ぶ直線の傾きから上記建材の搬送方向に対する傾
    き角を求め、この傾き角に基づいて複数の撮影装置がそ
    れぞれ分担すべき撮影領域を指定し、これら撮影装置の
    各撮影画像面積の加算値から建材の全体の面積を求めて
    比較基準値とし、建材毎に上記撮影装置の各撮影画像の
    面積の加算値から求めた全体の面積と上記比較基準値と
    を比較して欠けの有無を検出することを特徴とする建材
    の検査方法。
JP25032392A 1992-09-21 1992-09-21 建材の検査方法 Pending JPH06102204A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101109453B1 (ko) * 2003-03-22 2012-01-31 에스엠에스 지마크 악티엔게젤샤프트 열간 작업용 압연기, 특히 업셋 압연기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101109453B1 (ko) * 2003-03-22 2012-01-31 에스엠에스 지마크 악티엔게젤샤프트 열간 작업용 압연기, 특히 업셋 압연기

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