JPH06102089A - ノイズ低減型焦電検出器 - Google Patents

ノイズ低減型焦電検出器

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Publication number
JPH06102089A
JPH06102089A JP27554292A JP27554292A JPH06102089A JP H06102089 A JPH06102089 A JP H06102089A JP 27554292 A JP27554292 A JP 27554292A JP 27554292 A JP27554292 A JP 27554292A JP H06102089 A JPH06102089 A JP H06102089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal stem
pyroelectric detector
noise reduction
noise reducing
type pyroelectric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27554292A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiyuki Sotani
俊之 操谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Horiba Ltd
Original Assignee
Horiba Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Horiba Ltd filed Critical Horiba Ltd
Priority to JP27554292A priority Critical patent/JPH06102089A/ja
Publication of JPH06102089A publication Critical patent/JPH06102089A/ja
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 良好なノイズ低減効果を得られるコンパクト
なノイズ低減型焦電検出器を提供する。 【構成】 焦電素材2が取り付けられている支持基板3
を、リードピン4,5,6を介して金属ステム7の上に
間隔をおいて支持させ、その支持基板3と金属ステム7
との間に前記リードピン4,5,6を被うようにフェラ
イト磁性体8,9,10,を介装させている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はノイズ低減型焦電検出器
に係り、詳しくは携帯電話やトランシーバあるいはトラ
ック無線等による高周波雑音を効果的に低減させるよう
にした焦電検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】侵入者警報器等に内蔵されている焦電素
材が赤外光を受けて発生する焦電流はその焦電素材にソ
ースフォロア接続されたFET(電界効果トランジス
タ)を通してインピーダンス変換されて検出信号が出力
されるが、その検出信号が外部雑音によって妨害される
ことがないように、通常、その焦電素材やFET等は金
属ステムや金属キャップによって覆われシールドされた
状態で収納されている。
【0003】しかるに、外部に検出信号を出力するため
のリード線が高周波に対してインダクタンスを持ってい
るため、周囲に強力な高周波電磁界がある場合には、そ
のリード線に誘導起電力が発生し、雑音として検出信号
に重畳される。
【0004】従って、侵入者警報器の近くに携帯電話や
トランシーバあるいはトラック無線等の高周波発生源が
ある場合には、誤報を発生させることもあった。
【0005】そこで、このような問題点を解消するため
に、例えば特開昭60−125530号公報には、FE
Tのドレイン電極およびソース電極のうち少なくとも一
方の電極とアース電位との間に比較的容量の大きなバイ
パスコンデンサを接続して高周波に対する増幅度を減ず
るようにした赤外線センサが提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述のよう
にバイパスコンデンサを用い、結果として高周波の増幅
度を低減させることができても、高周波そのものが強力
である場合には、充分なノイズ低減効果を得ることがで
きず、ノイズの低減効果に限界があった。また、このよ
うなノイズ低減型焦電検出器はコンパクトに形成される
ことも望まれる。
【0007】本発明はこのような実情に鑑みてなされ、
良好なノイズ低減効果を得られるコンパクトなノイズ低
減型焦電検出器を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するための手段を以下のように構成している。すなわ
ち、焦電素材が取り付けられている支持基板がリードピ
ンを介して金属ステムの上に間隔をおいて支持され、そ
の支持基板と金属ステムとの間に前記リードピンを被う
ようにフェライト磁性体が介装されていることを特徴と
している。
【0009】
【作用】リードピンが、比較的抵抗が大きく高周波損失
の小さいフェライト磁性体によって被われているので、
外部からの高周波エネルギーはそのフェライト磁性体に
よって吸収されてしまい、高周波そのものが低減されて
しまう効果があり、従来のバイパスコンデンサ等よりも
大きなノイズ低減効果がある。また、そのフェライト磁
性体は支持基板と金属ステムとの間に介装されるため別
途スペースを要することなくコンパクト化を実現するこ
とができる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1および図2はノイズ低減型焦電検出器
1の好ましい一例を示し、符号2は自発分極性を有する
焦電素材で、PZTやLiTaO3 等の強誘電体結晶に
よりペレット状に形成され、その表面にはCr等の金属
の蒸着やスパッタリングによって厚さ100Å程度の一
対の受光部電極2a,2bが、またその裏面には同様の金属
よりなる1000Å程度の共通の反射電極(図示省略)
が、それぞれ被着形成されている。
【0011】3はその焦電素材2が上載固定されている
プリアンプ基板、4,5,6はディスク状の金属ステム
7に貫挿固定され各上端をプリアンプ基板(支持基板)
3に螺入固定されるリードピンで、8,9,10はその各
リードピン4,5,6に被嵌されてプリアンプ基板3と
金属ステム7との間に介装される強磁性体よりなるフェ
ライトビーズコア、11はプリアンプ基板3の下部に接続
して設けられたインピーダンス変換用のFETである。
なお、その各リードピン4,5,6のプリアンプ基板3
と金属ステム7との間の部分はステムインナーリードと
称される一方、金属ステム7より下方に突出した部分は
ステムアウターリードと称され、それぞれ電源入力端子
4a、検出出力端子5aおよびアース接続端子6aを形成して
いる。
【0012】上述の金属ステム7の上部は、金属キャッ
プ12(図2参照)によって覆われ、その金属キャップ12
の上底部に開設された開口には光学フィルタ13が嵌装さ
れ、焦電素材2上の両受光部電極2a,2bが光学フィルタ
13を介して監視領域に臨むように、ノイズ低減型焦電検
出器1が配置される。
【0013】このような構成のノイズ低減型焦電検出器
1の基本的な等価回路14は図3に示され、焦電素材2上
の両受光部電極2a,2bは共通の反射電極に対して互いに
分極方向を対向させて直列に接続されてFET11とゲー
ト抵抗Rgに接続され、そのFET11と電源端子VDD
の間、およびFET11と出力端子VOUT との間にそれぞ
れフェライトビーズコア8,9により形成されるインダ
クタンスL1 ,L2 を介在させている。なお、FET11
のドレイン電極およびソース電極とアース端子Eとの間
に示すCS は数pF〜数十pF程度の浮遊容量を示してい
る。
【0014】以上のように構成されるノイズ低減型焦電
検出器1では、フェライトビーズコア8,9が、強磁性
体よりなり比較的抵抗が大きく高周波損失が小さいた
め、たとえ周囲に携帯電話やトランシーバあるいはトラ
ック無線等の高周波発生源がある場合においても、金属
キャップ12や金属ステム7を介して外部から侵入する高
周波エネルギーは出力側と出力側とでバランスよく吸収
されてしまい、高周波そのものが低減されてしまう。そ
の結果、低周波数域通過型のフィルタとして機能し、ノ
イズ影響のない安定した信頼性の高い検出信号を得るこ
とができる。また、コモンモードノイズに対してはコモ
ンモードチョークとして機能し、良好な減衰能を得てい
る。なお、アース端子Eに接続されたリードピン6に被
嵌されているフェライトビーズコア10は、特に等価回路
を構成する上での寄与度はないが、プリアンプ基板3を
安定に支持するため、および障害となる大きな高周波が
アース端子Eから拾われることのないように設けられて
いる。
【0015】また、そのフェライトビーズコア8,9,
10がプリアンプ基板3と金属ステム7との間に設けられ
ているために構造上別途スペースを要することがなく、
ノイズ低減型焦電検出器1をコンパクトに形成すること
ができる。
【0016】さらに、このように、各フェライトビーズ
コア8,9,10を設けた場合においても、例えば、図4
に示すように、FET11のドレイン電極およびソース電
極とアース端子Eとの間に比較的容量の大きなバイパス
コンデンサ21,22を接続すれば、より一層良好なノイズ
低減効果が得られるのはいうまでもない。
【0017】図5はノイズ低減型焦電検出器1の異なる
実施例を示し、プリアンプ基板3と金属ステム7との間
に短円柱ブロック状に形成したフェライト磁性体よりな
る間装部材23を介装させるようにしたもので、その間装
部材23には、各リードピン4,5,6を貫通させるピン
孔23a, 23b, 23c と、FET11を収納するための矩形の
貫通孔23d とが穿設形成されている。このような構成に
よっても、前実施例と同様に良好なノイズ低減効果を得
ることができ、かつプリアンプ基板3を安定に支持する
ことができる。図5では金属ステム7を覆う金属キャッ
プの図示を省略している。ちなみに、間装部材23は各リ
ードピン4,5,6を囲むようなリング体に形成しても
よい。
【0018】なお、上述の各実施例におけるフェライト
ビーズコア8,9,10や間装部材23等はMg−Mn,C
u−Znフェライト等のスピネル系でもよく、あるいは
Y−AlやY−Gd−Al等のガーネット系でもよく、
また、成形を容易とするためにはフェライト粉末を樹脂
材に混入させたものを用いてもよい。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のノイズ低
減型焦電検出器によれば、焦電素材が取り付けられてい
る支持基板を、リードピンを介して金属ステム上に間隔
をおいて支持させ、その支持基板と金属ステムとの間
に、前記リードピンを被うようにフェライト磁性体を介
装させているので、良好なノイズ低減効果を得ることが
できる。また、そのフェライト磁性体を設けるために別
途スペースを要することがないので、検出器のコンパク
ト化を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のノイズ低減型焦電検出器の一実施例に
おける一部破断要部断面図である。
【図2】同分解組立図である。
【図3】同等価回路図である。
【図4】同別の等価回路図である。
【図5】同異なる実施例を示す要部分解組立図である。
【符号の説明】
2…焦電素材、3…支持基板、4,5,6…リードピ
ン、7…金属ステム、8,9,10,23…フェライト磁性
体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦電素材が取り付けられている支持基板
    がリードピンを介して金属ステムの上に間隔をおいて支
    持され、その支持基板と金属ステムとの間に前記リード
    ピンを被うようにフェライト磁性体が介装されているこ
    とを特徴とするノイズ低減型焦電検出器。
JP27554292A 1992-09-19 1992-09-19 ノイズ低減型焦電検出器 Pending JPH06102089A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27554292A JPH06102089A (ja) 1992-09-19 1992-09-19 ノイズ低減型焦電検出器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27554292A JPH06102089A (ja) 1992-09-19 1992-09-19 ノイズ低減型焦電検出器

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Publication Number Publication Date
JPH06102089A true JPH06102089A (ja) 1994-04-12

Family

ID=17556907

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27554292A Pending JPH06102089A (ja) 1992-09-19 1992-09-19 ノイズ低減型焦電検出器

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