JPH06101821A - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
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- JPH06101821A JPH06101821A JP27542092A JP27542092A JPH06101821A JP H06101821 A JPH06101821 A JP H06101821A JP 27542092 A JP27542092 A JP 27542092A JP 27542092 A JP27542092 A JP 27542092A JP H06101821 A JPH06101821 A JP H06101821A
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Abstract
防止して安定した燃焼を図る。 【構成】 淡混合気が噴出される淡側炎口12を減速炎
口とすることで混合気噴出速度を下げ、淡火炎のリフト
を防止する。
Description
気)と空気過剰混合気(淡混合気)とを同時に燃焼させ
て窒素酸化物(NOX )の生成を抑制する、いわゆる濃
淡燃焼装置に関する。
つとして濃淡燃焼装置が知られている。この装置は、複
数の炎口のいくつかから空気比の低い濃混合気を、他の
炎口から空気比の高い淡混合気をそれぞれ同時に噴出し
て、混合気の濃淡をつけて燃焼させるものである。
Hから濃混合気(一般に空気比λ<1)を噴出させると
共に、それに隣接する淡側炎口LHから淡混合気(一般
に空気比λ>1)を噴出させて同時に燃焼させる。この
場合、濃側炎口RHからの炎(以下、濃火炎と呼ぶ)の
基部では酸素不足となり、上方では淡側炎口LHからの
炎(以下、淡火炎と呼ぶ)の排ガスにより酸素不足とな
り、NOX の生成が抑制される。一方、淡側炎口LHか
らの淡火炎は、燃料ガスが希薄なため火炎温度が低下し
てNOX の生成が抑制され、これらの相乗的効果によっ
て全体としての低NOX が図られる。
気は良好に燃焼するものの、淡側炎口から噴出する淡混
合気は空気比が高いことから燃焼速度が遅く、淡火炎が
リフトしやすいという問題を生じていた。このため、燃
焼能力範囲(ターンダウン)を大きくとることが困難で
あった。本発明の燃焼装置は上記課題を解決し、燃焼の
安定性を向上させることを目的とする。
明の燃焼装置は、燃料ガスと燃焼用空気との濃混合気が
導かれる複数の濃側炎口と、上記濃側炎口に隣接して設
けられ、上記濃混合気より空気比の高い淡混合気が導か
れる複数の淡側炎口とを備え、上記濃側炎口および上記
淡側炎口からそれぞれの混合気を噴出して燃焼する燃焼
装置において、上記淡側炎口を減速炎口としたことを要
旨とする。
口から濃混合気が、淡側炎口から淡混合気がそれぞれ噴
出して燃焼するが、淡側炎口が減速炎口であるため、淡
側炎口から噴出した淡混合気の噴出速度が低下する。減
速炎口とは、図1の原理図に示すように、炎口径を途中
で広げることにより(φ1→φ2)、混合気の炎口通過
中に拡散や渦流を生じさせて、混合気噴出速度を低下さ
せる(流入速度V1>噴出速度V2)ものである。この
結果、淡火炎の保炎性が向上し、燃焼が安定する。
かにするために、以下本発明の燃焼装置の好適な実施例
について説明する。
に炎口を形成したタイプの濃淡燃焼装置を表すもので、
淡混合気が供給される淡混合気室10と、濃混合気が供
給される濃混合気室20とが上下に区画されて設けら
れ、淡混合気室10の天板が炎口形成プレート11とな
っている。この炎口形成プレート11には、淡混合気が
噴出する複数の淡側炎口12と、濃混合気が噴出する複
数の濃側炎口22とが設けられている。濃混合気室20
の天板21には、濃混合気室20と連通する複数の円筒
管23が上方に向けて設けられ、その先端が炎口形成プ
レート11裏面の濃側炎口22の回りを取り囲むように
それぞれ位置付けられている。従って、濃混合気室20
に供給された濃混合気は、濃側炎口22から噴出するよ
うになっている。淡側炎口12は、淡側混合気室10に
連通する第1開口部12Aと、その上方(下流側)で第
1開口部12Aより径の大きな第2開口部12Bとから
なる減速炎口である。
淡混合気室10に供給された濃混合気および淡混合気
が、それぞれ濃側炎口22,淡側炎口12から噴出して
同時に燃焼する。つまり、先に説明した濃淡燃焼を行
う。この場合、淡側炎口12から噴出する淡混合気は、
その噴出速度が濃側に比べて遅くなる。つまり、減速炎
口の形をとっているため、図3に示すように、第1開口
部12Aを通過して第2開口部12Bに到達した淡混合
気は、拡散すると共に渦流を生じて混合気噴出速度が低
下する。すなわち、第1開口部12Aでの通過速度V1
に対して、第2開口部12Bでの通過速度V2が遅くな
るのである。この結果、淡混合気の燃焼速度と噴出速度
とがバランスして淡火炎の保炎性が向上し、燃焼が安定
する。尚、減速炎口となる淡側炎口12は、図4に示す
ように、第2開口部12Bをテーパー状に形成したもの
であってもよい。
2B)をすべて同一とするのでなく、図5に示すよう
に、複数種類用いることにより振動燃焼を抑えるように
してもよい。つまり、淡側炎口の噴出速度をまちまちに
することで、燃焼振動周波数を分散させて特定の周波数
での振動を抑えるのである。
はプレスバーナを用いた濃淡燃焼装置の概略構成を表す
もので、濃混合気が導かれる濃側バーナユニット30
と、淡混合気が導かれる淡側バーナユニット40とを交
互に複数並設し、各バーナユニット30,40の頭部と
なる炎口形成面31,41には、それぞれ濃側炎口3
2、淡側炎口42が一列に設けられ、混合気が上方へ噴
出するように構成されている。また、淡側バーナユニッ
ト40の炎口形成面41は、濃側バーナユニット30の
炎口形成面31よりもやや下方(上流側)に位置付けら
れるよう組み立てられている。
0および淡側バーナユニット40に濃混合気および淡混
合気がそれぞれ供給されて同時に燃焼する。つまり、先
に説明した濃淡燃焼を行う。この場合、淡側炎口42か
ら噴出した淡混合気は、濃側バーナユニット30間で拡
散すると共に渦流を生じ、淡側炎口42の通過速度より
遅い速度で濃側バーナユニット30間を上方に通過し、
図7に示すように、両側の濃側バーナユニット30の炎
口形成面31レベルから燃焼する。つまり、淡側炎口4
2および濃側バーナユニット30の壁面間領域で減速炎
口を形成している。この結果、淡火炎の保炎性が向上
し、燃焼が安定する。尚、淡側バーナユニット40は、
図8に示すように、淡側炎口形成面41の両側をテーパ
ー状に形成し、その中央に淡側炎口42を設けたもので
あってもよい。
空気比については以下の2つが想定されるが、いずれの
場合も適用できるものである。その1つめは、濃側炎口
から噴出される濃混合気の空気比が1.0未満で淡側炎
口から噴出される淡混合気の空気比が1.0以上の場合
である。望ましくは、濃混合気の空気比を0.8程度以
下、淡混合気の空気比を1.3程度以上とするのがよ
い。また2つめは、濃混合気の空気比を1.0以上と
し、淡混合気の空気比をそれよりも大きくした場合であ
る。この場合には、濃混合気の空気比を1.2〜1.4
程度の高めでもよい。
ってもよい。例えば、図9に示すように、濃側バーナユ
ニット30と淡側バーナユニット40とを交互に配設す
る途中に、二次空気供給路50を濃側バーナユニット3
0間に設けてもよい。この場合には、淡混合気の空気比
を低めに設定することができるため、淡火炎が一層安定
する。
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。
によれば、淡側炎口を減速炎口としたため、淡火炎の保
炎性が向上して燃焼が安定し、ターンダウンを大きくと
ることができるという優れた効果を奏する。
である。
視図である。
の一部断面図である。
ある。
…淡側炎口、12A…第1開口部、 12B…第2開口
部、20…濃混合気室、 22…濃側炎口、30…濃側
バーナユニット、 32…濃側炎口、40…淡側バーナ
ユニット、 42…淡側炎口。
Claims (1)
- 【請求項1】 燃料ガスと燃焼用空気との濃混合気が導
かれる複数の濃側炎口と、 上記濃側炎口に隣接して設けられ、上記濃混合気より空
気比の高い淡混合気が導かれる複数の淡側炎口とを備
え、上記濃側炎口および上記淡側炎口からそれぞれの混
合気を噴出して燃焼する燃焼装置において、 上記淡側炎口を減速炎口としたことを特徴とする燃焼装
置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP04275420A JP3103689B2 (ja) | 1992-09-19 | 1992-09-19 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04275420A JP3103689B2 (ja) | 1992-09-19 | 1992-09-19 | 燃焼装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06101821A true JPH06101821A (ja) | 1994-04-12 |
JP3103689B2 JP3103689B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=17555264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04275420A Expired - Fee Related JP3103689B2 (ja) | 1992-09-19 | 1992-09-19 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3103689B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010044663A (ko) * | 2001-03-14 | 2001-06-05 | 장기풍 | 버너와 그 버너의 제조방법 |
KR20040016328A (ko) * | 2002-08-16 | 2004-02-21 | 장기풍 | 가스버너 및 그 제조방법 |
US20170030581A1 (en) * | 2015-07-31 | 2017-02-02 | Nuvera Fuel Cells, LLC | Burner assembly with low nox emissions |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP4600991B2 (ja) * | 2005-06-20 | 2010-12-22 | 株式会社山武 | ガスバーナ |
-
1992
- 1992-09-19 JP JP04275420A patent/JP3103689B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US20170030581A1 (en) * | 2015-07-31 | 2017-02-02 | Nuvera Fuel Cells, LLC | Burner assembly with low nox emissions |
US10197269B2 (en) * | 2015-07-31 | 2019-02-05 | Nuvera Fuel Cells, LLC | Burner assembly with low NOx emissions |
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