JPH06101586B2 - 発光ダイオ−ド - Google Patents

発光ダイオ−ド

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JPH06101586B2
JPH06101586B2 JP26093286A JP26093286A JPH06101586B2 JP H06101586 B2 JPH06101586 B2 JP H06101586B2 JP 26093286 A JP26093286 A JP 26093286A JP 26093286 A JP26093286 A JP 26093286A JP H06101586 B2 JPH06101586 B2 JP H06101586B2
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JP
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light
light emitting
emitting diode
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JP26093286A
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高弘 大村
陽一郎 鍋島
敏明 金子
武男 石山
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明の端面発光型発光ダイオードは、電流注入領域と
両発光端面との間に光の吸収及び散乱による光減衰領域
を設けたことを特徴としている。
このように光の吸収及び散乱による光減衰領域を設ける
ことにより、光量を維持しつつ波長半値幅(△λ1/2
を小さくして発光ダイオードとしての特性を高めること
ができる。
〔産業上の利用分野〕
本発明は発光ダイオードの構造に関するものであり、更
に詳しくは通信用の端面発光型発光ダイオードの構造に
関する。
〔従来の技術〕
第3図は従来例に係る端面発光型発光ダイオードの斜視
図である。図において、1は電流注入領域,2は光の吸収
及び散乱による光減衰領域,3は活性層である。図で示し
たように、電流注入領域1は、発光端面の前部又は後部
のいずれかに接する構造である。
ここで、端面発光型発光ダイオードは光ファイバー通信
に光源として利用される通信用ダイオードの一種であ
る。端面発光型はエピタキシャル層の接合面に平行方向
に光を取り出す構造で、活性層厚を大きくして単位層長
当たりの利得を低下させた以外は半導体レーザと類似し
た構造を有している。発光ダイオードは半導体レーザに
比べて特にファイバ内の光出力、変調速度、スペクトル
幅などの点で劣るが、温度安定性、駆動回路を含めての
経済性及び信頼性などの点で優れている。特に端面発光
型は比較的低電流密度で高輝度が得られ、出射光の正反
対側からモニタ光が取れる点で優れている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来例の端面発光型発光ダイオードにおいては、入射光
の70%〜80%くらいが出射側の端面で反射し、電子が正
孔と結合することによって入射光と同じ光を発するとい
うことをくり返すためレーザとして強い発光をすること
がある。この光帰還現象によるレーザ発振を防止するた
め少なくとも出射側の端面に無反射コートを設けたり、
電流注入領域を小さくすることが行なわれていた。
電流注入領域を小さくすることは、低温での使用をも可
能にするので好ましいことであるが、一定の大きさ以下
に小さくすると従来例の構造では、電極注入領域が常に
一方の発光端面に接しているため、注入キャリアの拡散
は一方向に限定される。従って、十分な拡散が行なわれ
ずバンド内のキャリア密度が高くなり電子のエネルギー
分布が広くなるため、電子−正孔対の再結合によってで
てくる光の波長のばらつきが大きくなり、△λ1/2が広
がってしまう問題がある。△λ1/2が広がるとファイバ
で分散がおこり伝送効率が低下する。
本発明はかかる点に鑑みて創作されたものであり、光量
を維持しつつ、レーザの発光を押さえた△λ1/2の小さ
い端面発光型発光ダイオードの提供を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の端面発光ダイオードの原理構成は、ストライプ
状の溝の内部に活性領域を有し、前記ストライプの両端
面を発光端面とする端面発光型の発光ダイオードにおい
て、前記ストライプ溝上に設けられる電流注入領域と前
記両端の発光端面との間に電流非注入領域を設けること
で、その直下の前記活性領域を光の吸収及び散乱による
光減衰領域とし、レーザ発振を抑制することを特徴とす
る。
〔作用〕
本発明の端面発光型発光ダイオードは、電流注入領域と
両発光端面との間に光の吸収及び散乱による光減衰領域
を設けることによって注入されたキャリアは、従来の一
方向に比べ二方向に拡散できる。従ってキャリア密度が
小さくなり、電子−正孔対の再結合によって発せられる
光の波長のばらつきは小さく、従って△λ1/2を小さく
することができる。またレーザ発振が生じてパワー大と
となり、受光側に悪影響が生じるという問題もなくな
る。
〔実施例〕 次に図を参照しながら本発明の実施例について説明す
る。第2図は本発明の実施例に係る端面発光型発光ダイ
オードの斜視図である。図において4はn側電極,5はn
−InP基板,6はn−InP層,7はn−InP基板5上に形成さ
れた厚さ1.8μmのp−InP層,8はp−InP層7上に形成
された厚さ0.2μmのn−InP層,9はn−InP層8上に形
成されたn−In GaAsP層,10はn−In GaAsP層9上に形
成された厚さ2.5μmのp−InP層,11はp−InP層10上に
形成された厚さ0.5μmのp−In GaAsP層,12はp側電極
である。p側電極の一部が除去されて電流注入領域1が
形成されている。その大きさは活性層3の大きさ2μm
×600μmに対し、2μm×150μmであり、その比0.25
に形成されている。電流注入領域1は両発光端面からそ
れぞれ50μm,400μm離れて設けられており、両発光端
面から電流注入領域までの領域が光の吸収及び散乱によ
る光減衰領域2である。本実施例において活性層はn−
InP層6とp−InP層10の間に埋め込み式で設けられてい
るn−In GaAsP層3である。その大きさは最大厚0.15μ
m,巾2μm長さ600μmである。尚、チップ全体の大き
さは巾300μm,奥行600μm,高さ100μmである。
光の吸収及び散乱による光減衰領域2を一方の端面に接
して設けた従来例の端面発光型発光ダイオードと本実施
例にかかる発光ダイオードの△λ1/2は順方向電流50mA
においてそれぞれ80〜100nm,50〜80nmであった。
以上のように本発明の実施例においては従来例に比し△
λ1/2が小さく、例えばファイバにおける伝送効率を向
上させることができる。
尚、本発明は実施例に示した構造の端面発光型発光ダイ
オードに限定されるものでなく、発光両端面に無反射コ
ートを設けたもの、発光端面前部に無反射コートを設
け、後部にエッチングを施した端面発光型発光ダイオー
ドにも適用することができる。
〔発明の効果〕
本発明の端面発光型発光ダイオードによれば、光の吸収
及び散乱による光減衰領域が電流注入領域の両側に設け
られているので、注入キャリアの拡散が両側に対して十
分になされ、バンド内のキャリア密度が不当に高くなる
ことはない。従って電子のエネルギー分布は比較的狭い
ものとなり、△λ1/2は小さく、ファイバ伝送において
分散が少なくなり、波形の歪みを防止することができ、
伝送効率を向上することができる。本発明の効果は、電
流注入領域の面積が、活性層面積に比し0.3以下である
場合に特に優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理構成図、 第2図は本発明の実施例に係る端面発光型発光ダイオー
ドの斜視図、 第3図は従来例に係る端面発光型発光ダイオードの斜視
図である。 (符号の説明) 1……電流注入領域、 2……光の吸収及び散乱による光減衰領域、 3……活性層(n−In GaAsP)、 4……n側電極、 5……n−InP基板、 6……n−InP層、 7……p−InP層、 8……n−InP層、 9……n−In GaAsP、 10……p−InP層、 11……p−In GaAsP層、 12……p側電極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石山 武男 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−47476(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ストライプ状の溝の内部に活性領域を有
    し、前記ストライプの両端面を発光端面とする端面発光
    型の発光ダイオードにおいて、 前記ストライプ溝上に設けられる電流注入領域と前記両
    端の発光端面との間に電流非注入領域を設けることで、
    その直下の前記活性領域を光の吸収及び散乱による光減
    衰領域とし、レーザ発振を抑制することを特徴とする端
    面発光ダイオード。
JP26093286A 1986-10-31 1986-10-31 発光ダイオ−ド Expired - Lifetime JPH06101586B2 (ja)

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JPS63114279A JPS63114279A (ja) 1988-05-19
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JPH02150079A (ja) * 1988-11-30 1990-06-08 Oki Electric Ind Co Ltd スーパールミネッセントダイオード

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6047476A (ja) * 1983-08-25 1985-03-14 Sharp Corp 端面放射型発光ダイオ−ド

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