JPH061014A - プラテンギャップ調整機構およびプラテンギャップ調整方法 - Google Patents

プラテンギャップ調整機構およびプラテンギャップ調整方法

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JPH061014A
JPH061014A JP15938692A JP15938692A JPH061014A JP H061014 A JPH061014 A JP H061014A JP 15938692 A JP15938692 A JP 15938692A JP 15938692 A JP15938692 A JP 15938692A JP H061014 A JPH061014 A JP H061014A
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platen
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detection roller
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JP15938692A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Iwata
浩明 岩田
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で制御の容易なプラテンギャップ
調整機構を提供する。 【構成】 プラテン11の前後に設けられた検知ローラ
28a,40aは、検知ローラブラケット29,41に
支持されて媒体の厚み方向に移動する。プラテン11は
検知ローラブラケット29,41に乗せられており、検
知ローラ28aと検知用搬送ローラ27aとの間、ある
いは検知ローラ40aと検知用搬送ローラ39aとの間
に媒体を挟持するためにソレノイド34あるいはソレノ
イド45が駆動されて検知ローラブラケット29あるい
は検知ローラブラケット41が押し上げられるとプラテ
ン11も上昇し、印字ヘッド1とプラテン11との間に
ギャップが形成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリアルプリンタにお
いて印字ヘッドとプラテンとの間に適正なギャップを設
定するプラテンギャップ調整機構およびその調整方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図7は従来のプラテンギャップ調整機構
を備えたプリンタの斜視図である。図において、100
は印字ヘッド、101は印字ヘッド100が搭載された
キャリッジである。102は前記キャリッジ101を支
持するメインシャフト、103は前記メインシャフト1
02に沿ったキャリッジ101の移動の案内をするガイ
ドビーム、104a,104bはキャリッジ101に設
けられガイドビーム103を挟持するガイドローラで、
図示しない機構によりキャリッジ101はメインシャフ
ト102およびガイドビーム103に沿って往復移動す
る。
【0003】105は前記キャリッジ101の移動方向
に沿って延在して印字ヘッド100と対向配置されたプ
ラテン、106a,106bはプリンタを構成する左右
のフレーム107a,107bに設けられて、プラテン
105を印字ヘッド100に対して接近,離間する方向
に移動可能に支持する溝部、108a,108bはプラ
テン105の左右両端に固定されたラック、109a,
109bはこのラック108a,108bとかみ合うピ
ニオンギヤ、110はピニオンギヤ109aからピニオ
ンギヤ109bへ駆動力を伝達するシャフトである。
【0004】111はピニオン109aを駆動するモー
タ、112は前記モータ111のギヤ113とピニオン
109aにかみ合ってモータ111の駆動力をピニオン
109aに伝達するギヤであり、モータ111の正逆両
方向に回転により、プラテン105は上昇,下降して、
印字ヘッド100に対して接近,離間する方向に移動す
る。
【0005】114はプラテン105と対向配置されて
キャリッジ101に固定されたリボンプロテクタ、11
5はリボンプロテクタ114に取り付けられた接触セン
サである。図8は従来のプラテンギャップ調整機構を示
すプリンタの要部側面図である。116は接触センサ1
15の検知部で、この検知部116はリボンプロテクタ
114の下面から所定の突出量δで突出して、プラテン
105と対向している。なお、117と118はプラテ
ン105を挟んで前後に設けられて印字媒体を搬送する
搬送ローラ、119と120はそれぞれ前記搬送ローラ
117と118に対向配置されて印字媒体を搬送ローラ
117と118に圧接する圧接ローラである。
【0006】以下、従来のプラテンギャップ調整機構に
おけるギャップ調整の手順を説明する。図9は従来のプ
ラテンギャップ調整の手順を示すフローチャート、図1
0は従来のプラテンギャップ調整機構におけるプラテン
移動量の変化を示すタイムチャートである。
【0007】プリンタへの図示しない挿入口等から印字
媒体が挿入されると、搬送ローラ117,118と圧接
ローラ119,120により、印字媒体を検知部116
と印字媒体上であらかじめ決めておいたプラテンギャッ
プ調整位置が対向する位置まで搬送し(SA1)、その
後、モータ111を駆動してプラテン105を上昇さ
せ、印字ヘッド100に接近させる(SA2)。
【0008】プラテン105の上昇に伴い、プラテン1
05上の印字媒体も押し上げられ、接触センサ115の
検知部116の先端が印字媒体表面に接触して押し上げ
られて、これにより接触センサ115が印字媒体を検知
したと判断する(SA3)。接触センサ115が印字媒
体を検知すると、モータ111の駆動を停止してプラテ
ン105の上昇を停止する(SA4)。
【0009】プラテン105の停止後、印字ヘッド10
0と印字媒体表面との間に正規のギャップが形成される
ように、モータ111を前記と逆方向に駆動してあらか
じめ決められた固定量プラテン105を下げる(SA
5)。このような手順により印字ヘッド100と印字媒
体表面との間に適正なギャップを形成した後、所望の印
字を行っていた。
【0010】上記した従来のプラテンギャップ調整機構
において、接触センサ115による印字媒体検知位置お
よびギャップ確保位置は、接触センサ115の特性,取
り付け精度および各機構の動作誤差によりそれぞれのプ
リンタ毎に異なるため、動作確認および補正作業は必要
不可欠であった。また、印字ヘッド100の破損を防ぐ
ためにプラテン105の上昇量を厳密に管理する必要が
あった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のプラテンギャップ調整機構であると、以下のよ
うな問題点を有する。すなわち、接触センサの検知部の
先端が印字媒体と接触しているため、印字の際の印字媒
体走行時に抵抗となって搬送不良等の障害を引き起こす
という問題がある。
【0012】また、接触センサの検知範囲は狭く、か
つ、上記したような印字媒体走行時の抵抗を減らすた
め、接触センサの検知部のリボンプロテクタ下面からの
突出量を高い精度で調整,管理する必要があるという問
題がある。図10のタイムチャートに示すように、接触
センサが印字媒体表面を検知してからプラテンの上昇が
停止するまでには時間がかかり、この時間分余計にプラ
テンが上昇してしまう。そして適正なギャップを形成す
るためにプラテンを下げる動作を行っており、接触セン
サによる検知から適正なギャップを形成して印字を開始
するまでに多くの待ち時間がかかるという問題がある。
【0013】また、接触検知センサの特性により、湿
度,温度の影響で検知位置が変化し、適正なギャプが得
られないという問題がある。そして、適正な印字ギャッ
プを確保するため、プリンタの組み立て後、通電動作に
よりギャップ量を確認する必要があり、さらにギャップ
量が許容範囲を越えた場合にはプラテンの下降量の補正
等を行う必要があるという問題がある。
【0014】また、一旦プラテンを上昇させて印字ヘッ
ドと印字媒体との間隔を適正なギャップより狭めてか
ら、プラテンを下降させて適正なギャップを得ているの
で、例えば金融機関で使用される通帳のようにセンター
ホールド部を挟んで紙厚が異なり、この両方にまたがっ
て印字を行う場合等、印字媒体の紙厚が変化する毎にギ
ャップ確保動作が必要であるという問題がある。
【0015】本発明は、このような問題を解決するため
になされたもので、接触センサを不要とし、ギャップ確
保動作を行うことなく、また紙厚が変化しても常に適正
なギャップが得られ、プリンタの組み立て後の通電動作
によるギャップの確認および補正作業を不要とした、構
造が単純で制御の容易なプラテンギャップ調整機構を提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明のプラテンギャップ調整機構は、印字ヘッド
に対向配置されるプラテンと、プラテンを印字ヘッドに
対して接近,離間する方向に移動可能に支持する手段
と、媒体の搬送経路上で前記プラテンの前方に配置され
た第1の検知ローラと、第1の検知ローラと対向配置さ
れた第1の検知用搬送ローラと、第1の検知ローラを媒
体の厚み方向に移動させ、該第1の検知ローラと第1の
検知用搬送ローラとの間に媒体を挟持させる手段と、媒
体の搬送経路上で前記プラテンの後方に配置された第2
の検知ローラと、第2の検知ローラと対向配置された第
2の検知用搬送ローラと、第2の検知ローラを媒体の厚
み方向に移動させ、該第2の検知ローラと第2の検知用
搬送ローラとの間に媒体を挟持させる手段と、第1の検
知ローラあるいは第2の検知ローラの媒体の厚み方向へ
の移動をプラテンに伝達して、媒体挟持時の第1の検知
ローラあるいは第2の検知ローラの移動量分、該プラテ
ンを印字ヘッドに接近する方向に移動させて、プラテン
と印字ヘッドとの間にギャップを形成するる手段と、前
記第1の検知ローラあるいは第2の検知ローラの媒体の
厚み方向への移動と連動して移動したプラテンを移動不
可に保持する手段とを備えたものである。
【0017】
【作用】上述した構成を有する本発明は、第1の検知ロ
ーラと第1の検知用搬送ローラとの間に挟持される媒体
の厚みと印字位置における媒体の厚みが同じ場合は、第
1のローラを移動して該第1の検知ローラと第1の検知
用搬送ローラとの間に媒体を挟持して、これに連動して
プラテンを移動させて、プラテンと印字ヘッドとの間に
ギャップを形成する。
【0018】第2の検知ローラと第2の検知用搬送ロー
ラとの間に挟持される媒体の厚みと印字位置における媒
体の厚みが同じ場合は、第2のローラを移動して該第2
の検知ローラと第2の検知用搬送ローラとの間に媒体を
挟持して、これに連動してプラテンを移動させて、プラ
テンと印字ヘッドとの間にギャップを形成する。第1の
検知ローラと第1の検知用搬送ローラとの間に挟持され
る媒体の厚みあるいは第2の検知ローラと第2の検知用
搬送ローラとの間に挟持される媒体の厚みと、印字位置
における媒体の厚みが異なる場合は、印字位置における
媒体の厚みと同じ位置で第1の検知ローラと第1の検知
用搬送ローラとの間あるいは第2の検知ローラと第2の
検知用搬送ローラとの間に媒体を挟持して、これに連動
してプラテンを移動させて、プラテンと印字ヘッドとの
間にギャップを形成し、プラテンを移動不可に保持して
このギャップを保持させる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。図
1は本発明の一実施例におけるプラテンギャップ調整機
構を示すプリンタの要部側面図、図2は本実施例のプラ
テンギャップ調整機構を備えたプリンタの斜視図であ
る。
【0020】図において1は印字ヘッド、2はキャリッ
ジ、3はキャリッジ2に固定されるヘッドフレームで、
このヘッドフレーム3に印字ヘッド1が固定されて、キ
ャリッジ2に印字ヘッド1が搭載されている。4はヘッ
ドフレーム3に固定されるリボンプロテクタ、5はヘッ
ドフレーム3に搭載されるリボンカセット、6はリボン
カセット5に収納されるリボンである。ここで、図示し
ない印字ワイヤが突出する印字ヘッド1の下端とリボン
プロテクタ4の下面との間に所定のギャップgo が形成
されるように印字ヘッド1とリボンプロテクタ4をヘッ
ドフレーム3に固定する。またヘッドフレーム3は上下
方向で取り付け位置を調整できるように、上下に長い取
り付け孔を有してこの孔にネジを通して締結することで
キャリッジ2に固定されている。
【0021】7はキャリッジ2を支持するメインシャフ
ト、8は前記メインシャフト7に沿ったキャリッジ2の
移動の案内をするメインシャフト7と平行に配置される
ガイドビーム、9a,9bはキャリッジ2に設けられて
ガイドビーム8を挟持するガイドローラ、10は前記ガ
イドローラ9bをキャリッジ2に取り付けるブラケット
で、図示しない機構によりキャリッジ2はメインシャフ
ト7およびガイドビーム8に沿って往復移動する。
【0022】11は前記キャリッジ2の移動方向に沿っ
て延在して印字ヘッド1およびリボンプロテクタ4と対
向配置されたプラテン、12a,12bはプラテン11
を印字ヘッド1に対して接近,離間する方向に移動可能
に支持する溝部13a,13bを有する左右のフレーム
である。14はプラテン11を下方向に引く力を加える
スプリングで、このスプリング14により後述するプラ
テン11の上下動作時のハネ等を防止する。
【0023】15a,15bはプラテン11を所定の位
置で固定するプラテンホールドブラケット、16a,1
6bはプラテンホールドブラケット15a,15bの表
面に貼りつけられてプラテン11のずれを防止する滑り
止め部材である。17a,17bはプラテンホールドブ
ラケット15a,15bの回転動作の支点となる軸、1
8a,18bは軸17a,17bを支点にプラテンホー
ルドブラケット15a,15bをプラテン11から離れ
る方向に回転させるスプリング、19a,19bはプラ
テンホールドブラケット15a,15bをプラテン11
に接近させる方向に回転させるソレノイド、20a,2
0bはプラテンホールドブラケット15a,15bとソ
レノイド19a,19bを接続するスプリングでああ
り、上記したプラテンホールドブラケット15a,15
b、およびこのプラテンホールドブラケット15a,1
5bを駆動する機構によりプラテンホールド機構が形成
される。
【0024】ソレノイド19a,19bがONのとき
は、スプリング18a,18bに抗してプラテンホール
ドブラケット15a,15bがプラテン11に接近する
方向に回転し、プラテン11に滑り止め部材16a,1
6bが当接してプラテン11を移動不可に保持する。ソ
レノイドがOFFのときは、スプリング18a,18b
によりプラテンホールドブラケット15a,15bがプ
ラテン11から離れる方向に回転して、プラテン11は
移動自在になる。
【0025】21a,21bはプラテン11の前方にあ
って印字媒体を搬送する左右1対の搬送ローラ、22は
メインシャフト7と平行に延在して搬送ローラ21a,
21bが取り付けられた搬送ローラ軸で、図示しないモ
ータ等の駆動源からの駆動力を受けて搬送ローラ軸22
が回転し、これにより搬送ローラ21a,21bが回転
して印字媒体の搬送を行う。
【0026】23a,23bは搬送ローラ21a,21
bと対向配置された圧接ローラ、24a,24bは圧接
ローラ23a,23bを支持するレバー、25はレバー
24a,24bをそれぞれ回転自在に支持するシャフ
ト、26a,26bは圧接ローラ23a,23bが搬送
ローラ21a,21bを圧接する方向にレバー24a,
24bをそれぞれ回転させるスプリングである。
【0027】なお、ここでは図示しないが、プラテン1
1を挟んでその後方に、上記搬送ローラ21a,21
b、圧接ローラ23a,23bとこの圧接ローラ23
a,23bを搬送ローラ21a,21bに圧接する機構
と同様の構成のものが設けられている。27a,27b
は前記搬送ローラ軸22に取り付けられた検知用搬送ロ
ーラ、28a,28bは検知用搬送ローラ27a,27
bに対向配置された検知ローラである。
【0028】ここで、前記リボンプロテクタ4の下面と
検知用搬送ローラ27a,27bの下端との間に所定の
ギャップge が形成されるように、ヘッドフレーム3の
位置を設定している。29は検知ローラ28a,28b
を支持する検知ローラブラケットで、この検知ローラブ
ラケット29上に前記プラテン11を乗せている。
【0029】30は検知ローラブラケット29の移動方
向を上下方向に規制するとともに、この上下方向の移動
のガイドとなるガイドシャフト、31はガイドシャフト
30を垂直状態に固定している固定ブラケットである。
32a,32bは検知ローラブラケット29と接続さ
れ、軸33a,33b(33bは図示せず)の支点に回
転するレバー、34は検知ローラ28a,28bを検知
用搬送ローラ27a,27bに接近する方向に移動させ
るソレノイド、35はソレノイド34の駆動力をレバー
28a,28bに伝達するリンク、36はソレノイド3
4とリンク35を連結するスプリング、37は前記固定
ブラケット31,軸33a,33bおよびソレノイド3
4が固定された検知ローラフレームである。
【0030】ソレノイド34がONの時は、スプリング
36を介してリンク35が引かれ、レバー32a,32
bが軸33a,33bを支点に回転して検知ローラブラ
ケット29が押し上げられ、検知ローラ28a,28b
を検知用搬送ローラ27a,27bに圧接させる。ここ
で、検知ローラ28a,28bと検知用搬送ローラ27
a,27bとの間に印字媒体が挟持される場合は、スプ
リング36に抗して検知ローラ28a,28bが印字媒
体の厚さ分押下げられる。また、ソレノイド34がON
で検知ローラブラケット29が押し上げられることで、
この検知ローラブラケット29上に乗せられているプラ
テン11も上方へ移動する。なお、このときのプラテン
11の上面と検知ローラ28a,28bの上端はその位
置が一致するように設定されている。このため、検知ロ
ーラブラケット29が押し上げられて検知用搬送ローラ
27a,27bと検知ローラ28a,28bとの間に印
字媒体を挟持した場合、印字ヘッド1下端と印字媒体表
面との間にはギャップG(G=go +ge )が形成され
る。なお、このギャップGはプリンタを通電状態にする
ことなく、静的調整により十分確保可能である。
【0031】ソレノイド34がOFFの時は、検知ロー
ラブラケット29が下がり検知ローラ28a,28bは
検知用搬送ローラ27a,27bから離れる方向に移動
する。上記説明した検知用搬送ローラ27a,27b、
検知ローラ28a,28bとこの検知ローラ28a,2
8bを移動させる機構はプラテン11を挟んでその後方
に同様の構成のものが設けられており、以下にその概略
を説明する。
【0032】38はメインシャフト7およびプラテン1
1の前方に配置された搬送ローラ軸22と平行に延在
し、プラテン11の後方にあって図示しない駆動源によ
り駆動される搬送ローラ軸、39a,39bは前記搬送
ローラ軸38に取り付けられた検知用搬送ローラ、40
a,40bは検知用搬送ローラ39a,39bに対向配
置された検知ローラである。なお、図示しないが前記搬
送ローラ軸38にはプラテン11の前方に配置した搬送
ローラ21a,21bと同様の搬送ローラが取り付けら
れている。
【0033】ここで、前記リボンプロテクタ4の下面と
検知用搬送ローラ39a,39bの下端との間にも所定
のギャップge が形成されるように、ヘッドフレーム3
の位置を設定している。41は検知ローラ40a,40
bを支持する検知ローラブラケットで、この検知ローラ
ブラケット41上に、前記検知ローラブラケット29と
同様にプラテン11を乗せている。
【0034】42は検知ローラブラケット41の移動方
向を上下方向に規制するとともに、この上下方向の移動
のガイドとなるガイドシャフト、42aはガイドシャフ
ト42を垂直状態に固定している固定ブラケットであ
る。43a,43bは検知ローラブラケット41と接続
され、軸44a,44bを支点に回転するレバー、45
は検知ローラ40a,40bを検知用搬送ローラ39
a,39bに接近する方向に移動させるソレノイド、4
6はソレノイド45の駆動力をレバー43a,43bに
伝達するリンク、47はソレノイド45とリンク46を
連結するスプリング、48は前記固定ブラケット42
a,軸44a,44bおよびソレノイド45が固定され
た検知ローラフレームである。
【0035】ソレノイド45がONの時は検知ローラブ
ラケット41が押し上げられ、検知ローラ40a,40
bを検知用搬送ローラ39a,39bに圧接させる。こ
こで、検知ローラ40a,40bと検知用搬送ローラ3
9a,39bとの間に印字媒体が挟持される場合は、ス
プリング47に抗して検知ローラ40a,40bが印字
媒体の厚さ分押下られる。また、ソレノイド45がON
で検知ローラブラケット41が押し上げられることで、
この検知ローラブラケット41上に乗せられているプラ
テン11も上方へ移動する。なお、このときのプラテン
11の上面と検知ローラ40a,40bの上端はその位
置が一致するように設定されている。このため、検知ロ
ーラブラケット41が押し上げられて検知用搬送ローラ
39a,39bと検知ローラ40a,40bとの間に印
字媒体を挟持した場合も、印字ヘッド1下端と印字媒体
表面との間にはギャップG(G=go +ge )が形成さ
れる。
【0036】ソレノイド45がOFFの時は、検知ロー
ラブラケット41が下がり検知ローラ40a,40bは
検知用搬送ローラ39a,39bから離れる方向に移動
する。ここで、プラテン11は検知ローラブラケット2
9と検知ローラブラケット41の両方に乗せられている
ので、検知ローラブラケット29と検知ローラブラケッ
ト41の位置が異なる場合は、どちらかより上方に位置
する検知ローラブラケットによりプラテン11は上方に
移動する。
【0037】以下、本実施例の動作説明を行う。図3,
図4は本実施例におけるプラテンギャップ調整機構の動
作状態を示す説明図である。図3および図4において、
50は挿入された印字媒体の位置を検知するセンサ、5
1はプラテン11の後方に配置される図示しない搬送ロ
ーラに対向配置された圧接ローラである。
【0038】なお、本実施例における印字媒体として
は、金融機関で使用される通帳52を例にとって説明す
る。通帳52のセンターホールド部52aを挟んで先端
側の頁に印字を行う場合で、かつ、印字開始位置と印字
ヘッド1が対向した状態でセンターホールド部52aが
プラテン11を挟んで前方の検知用搬送ローラ27a,
27bと検知ローラ28a,28bを越えない場合は、
図3(a)に示すように、通帳52を印字開始位置と印
字ヘッド1が対向する位置まで搬送して停止させる。そ
してソレノイド34をONすることで検知ローラブラケ
ット29が押し上げられ、検知ローラ28a,28bと
検知用搬送ローラ27a,27bとの間に、通帳52の
センターホールド部52aを挟んで先端側の頁(印字を
行う頁側)を挟持する。
【0039】検知ローラブラケット29が押し上げられ
ることで、この検知ローラブラケット29上に乗せられ
ているプラテン11も上方へ移動する。上記したよう
に、このときのプラテン11の上面と検知ローラ28
a,28bの上端はその位置が一致するように設定され
ているので、検知ローラブラケット29が押し上げられ
て検知用搬送ローラ27a,27bと検知ローラ28
a,28bとの間に通帳52を挟持した場合、印字ヘッ
ド1下端と通帳52の印字を行う面との間には図2で説
明したギャップG(G=go +ge )が形成される。な
お、このギャップGはプリンタを通電状態にすることな
く静的調整により十分確保可能で、あらかじめこのギャ
ップGが適正ギャップとなるように調整しておけば、ソ
レノイド34のONのみで適正なギャップが得られる。
【0040】図3(b)に示すように、印字位置がセン
ターホールド部52aに近づいて、センターホールド部
52aがプラテン11を挟んで前方の検知用搬送ローラ
27a,27bと検知ローラ28a,28bを越えてし
まう場合で、かつセンターホールド部52aを挟んで両
方頁で紙厚が異なる場合は、ソレノイド45をONする
ことで検知ローラブラケット41が押し上げられ、プラ
テン11の後方に位置する検知ローラ40a,40bと
検知用搬送ローラ39a,39bとの間に、通帳52の
センターホールド部52aを挟んで先端側の頁(印字を
行う頁側)を挟持する。また、ソレノイド34はOFF
することで検知ローラブラケット29および検知ローラ
28a,28bを下げる。
【0041】検知ローラブラケット41が押し上げられ
ることで、今度は検知ローラブラケット41によりプラ
テン11が上方へ移動するが、検知ローラ40a,40
bと検知用搬送ローラ39a,39bとの間に、通帳5
2の印字を行う頁側を挟持しているので、印字ヘッド1
と通帳52の印字を行う面との間にはやはり適正なギャ
ップが形成される。
【0042】なお、センターホールド部52aを挟んで
両方頁で紙厚が同じ場合には、通帳の後端が検知用搬送
ローラ27a,27bと検知ローラ28a,28bを越
える位置まで該通帳を搬送して印字を行う場合のみ、ソ
レノイド45をONして検知ローラ40a,40bと検
知用搬送ローラ39a,39bとの間に通帳52を挟持
して適正なギャップを得る。
【0043】図3(c)に示すように、センターホール
ド部52aを越えて印字を行う場合には、ソレノイド4
5をOFFして検知ローラ40a,40bを下げるとと
もに、再度ソレノイド34をONして検知ローラ28
a,28bと検知用搬送ローラ27a,27bとの間に
通帳52を挟持して適正なギャップを得る。なお、通帳
の後端が検知用搬送ローラ27a,27bと検知ローラ
28a,28bを越える位置まで該通帳を搬送して印字
を行う場合は、検知用搬送ローラ39a,39bと検知
ローラ40a,40bとの間にセンターホールド部52
より後端の頁側を挟持できる位置まで通帳52が搬送さ
れたなら、ソレノイド34をOFFするとともに、ソレ
ノイド45をONして検知ローラ40a,40bと検知
用搬送ローラ39a,39bとの間に通帳52を挟持し
て適正なギャップを得る。
【0044】このように、常に印字すべき頁側を検知ロ
ーラと検知用搬送ローラとの間に挟持することで、適正
なギャップが得られる。通常、金融機関で使用される通
帳52は規格化されており、所定のマークや印字済行を
読み取る等により通帳52のどの頁のどの行から印字を
行うかを判断している。これによりセンターホールド5
2aを挟んでどちらの頁に印字を行うか、また、どの頁
まで印字を行うか、さらに、センターホールド52aを
挟んでどちらの頁の紙厚が厚いかを判断できる。そし
て、センサ50で通帳52の先端あるいは後端の通過を
検知してからのモータあるいは搬送ローラの回転量を計
算することで、通帳52がどの位置まで搬送されている
のかを判断することができる。
【0045】ここで、検知ローラ28a,28bあるい
は40a,40bから印字ヘッド1までの間隔より、通
帳の先端(あるいは後端)からセンターホールド部まで
の長さの方が短い通帳であると、例えば印字位置がセン
ターホールド部より先端の頁側の場合、プラテン11の
前方に位置する検知用搬送ローラ27a,27bと検知
ローラ28a,28bとの間にはセンターホールド部5
2より後端の頁側が挟持できるが、プラテン11の後方
に位置する検知用搬送ローラ39a,39bと検知ロー
ラ40a,40bとの間にはセンターホールド部52よ
り先端の頁側が挟持できないので、印字すべき頁側を検
知ローラと検知用搬送ローラとの間に挟持できず、適正
なギャップが得られない。このとき図1および図2で説
明したプラテンホールド機構が使用される。
【0046】すなわち、吸入された通帳が上記したよう
な短い通帳であると判断すると、図4(a)に示すよう
に、プラテン11の前方に位置する検知用搬送ローラ2
7a,27bと検知ローラ28a,28bとをセンター
ホールド部が越えないように、印字ヘッド1と印字位置
が対向する手前の位置まで通帳を搬送して停止する。ま
ず、ソレノイド34をONして検知ローラ28a,28
bと検知用搬送ローラ27a,27bとの間に通帳52
を挟持して適正なギャップを得る。
【0047】次に図2に示すソレノイド19a,19b
がONして、これによりプラテンホールドブラケット1
5a,15bがプラテン11に接近する方向に回転し、
プラテン11に滑り止め部材16a,16bが当接して
プラテン11を適正なギャップを確保したままの状態で
移動不可に保持する。そして、図4(b)に示すよう
に、ソレノイド34をOFFして検知ローラブラケット
29および検知ローラ28a,28bを下げた後、印字
位置と印字ヘッド1が対向する位置まで通帳を搬送して
印字を行う。このとき、検知ローラブラケット29が下
がっても、プラテン11はプラテンホールドブラケット
15a,15bにより移動不可に保持されているので、
適正なギャップが確保される。
【0048】図5は上記したプラテンギャップ調整の流
れの概略を示すフローチャートである。通帳が吸入され
ると印字位置の判定および通帳の長さの判定を行う。
(SB1,SB2)。SB1で印字位置がセンターホー
ルド部より先端側の頁でかつ、印字開始位置と印字ヘッ
ド1が対向した状態でセンターホールド部がプラテン1
1を挟んで前方の検知用搬送ローラ27a,27bと検
知ローラ28a,28bを越えないと判定し、SB2
で、検知ローラから印字ヘッドまでの間隔より、通帳の
先端(あるいは後端)からセンターホールド部までの長
さの方が長い通帳であると判定すると、印字ヘッド1と
印字位置が対向する位置まで通帳を搬送した後、ソレノ
イド34をONしてプラテン11の前方に位置する検知
ローラ28a,28bと検知用搬送ローラ27a,27
bとの間に通帳の印字すべき頁側を挟持して適正なギャ
ップを得る(SB3)。そして、検知ローラ28a,2
8bと検知用搬送ローラ27a,27bとの間に通帳を
挟持したままの状態で適正なギャップを確保して印字を
行う(SB4)。
【0049】SB1で印字位置がセンターホールド部よ
り先端側の頁であると判定し、SB2で検知ローラから
印字ヘッドまでの間隔より、通帳の先端(あるいは後
端)からセンターホールド部までの長さの方が短い通帳
であると判定すると、検知用搬送ローラ27a,27b
と検知ローラ28a,28bとをセンターホールド部が
越えないように、印字ヘッド1と印字位置が対向する手
前の位置まで通帳を搬送する。
【0050】そしてソレノイド34をONして検知ロー
ラ28a,28bと検知用搬送ローラ27a,27bと
の間に通帳の印字すべき頁側を挟持して適正なギャップ
を得る(SB5)。次に、ソレノイド19a,19bを
ONしてプラテン11を適正なギャップを確保したまま
の状態で移動不可に保持する(SB6)。
【0051】そして、ソレノイド34をOFFして検知
ローラ28a,28b下げた後(SB7)、通帳を搬送
して印字を行う(SB8)。SB1で、印字位置がセン
ターホールド部に近づいて、センターホールド部がプラ
テン11を挟んで前方の検知用搬送ローラ27a,27
bと検知ローラ28a,28bを越えてしまう場合は、
ソレノイド45をONしてプラテン11の後方に位置す
る検知ローラ40a,40bと検知用搬送ローラ39
a,39bとの間に通帳を挟持して適正なギャップを得
る(SB9)。そして、検知ローラ40a,40bと検
知用搬送ローラ39a,39bとの間に通帳を挟持した
ままの状態で適正なギャップを確保して印字を行う(S
B10)。
【0052】図6は本実施例におけるプラテン移動量の
変化を示すタイムチャートであり、検知ローラブラケッ
ト29あるいは41によりプラテン11が適正なギャッ
プが確保される位置まで移動する際に、図10に示す従
来におけるプラテン移動量の変化を示すタイムチャート
と比較すると、行き過ぎや戻しといった動作がなく、こ
れにより適正なギャップが確保されるまでの時間が大幅
に短縮されている。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、媒体の
搬送経路上でプラテンの前後に媒体の厚み方向に移動す
る検知ローラを配置するとともに、これら検知ローラの
媒体の厚み方向への移動に連動してプラテンを移動させ
てギャップを形成することとしたので、媒体表面位置を
検知するセンサが不要であり湿度,温度に影響されるこ
となく安定したギャップが確保できるという効果があ
る。
【0054】また、媒体表面位置を検知するセンサが不
要であるので、印字中に媒体と接触するものがなく、障
害を引き起こすことなくかつ高速印字が可能になるとい
う効果を有する。さらに、検知ローラと検知用搬送ロー
ラとの間に媒体を挟持した際の検知ローラと検知用搬送
ローラとの間隔をギャップとして、このギャップが検知
ローラの移動と連動してプラテンが移動することで該プ
ラテンと印字ヘッドの間に形成されるので、プラテンの
動作量を厳密に確保する必要がなく、機構,制御が単純
化するという効果を有する。
【0055】また、このギャップは、静的調整で確保可
能で、その後の動作確認や補正作業が不要であるという
効果を有する。さらに、通帳にようにセンターホールド
を挟んで紙厚のことなる媒体であっても、プラテンの前
後に検知ローラを設けることで、印字位置の紙厚と検知
ローラによる挟持位置における紙厚が同じとなり、常に
適正なギャップが確保されるという効果を有する。
【0056】また、印字ヘッドと各検知ローラとの間隔
により、印字ヘッドと印字すべき頁が対向した状態で印
字すべき頁側を検知ローラで挟持できずに適正なギャッ
プが得られないような短い通帳であっても、プラテンホ
ールド機構を用いることで、印字すべき頁側を検知ロー
ラで挟持して適正なギャップを得た後、プラテンを固定
して通帳を印字位置へ移動させることで、容易に適正な
ギャップを確保できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるプラテンギャップ調
整機構を示すプリンタの要部側面図である。
【図2】本実施例のプラテンギャップ調整機構を備えた
プリンタの斜視図である。
【図3】本実施例におけるプラテンギャップ調整機構の
動作状態を示す説明図である。
【図4】本実施例におけるプラテンギャップ調整機構の
動作状態を示す説明図である。
【図5】本実施例におけるプラテンギャップ調整の流れ
の概略を示すフローチャートである。
【図6】本実施例におけるプラテン移動量の変化を示す
タイムチャートである。
【図7】従来のプラテンギャップ調整機構を備えたプリ
ンタの斜視図である。
【図8】従来のプラテンギャップ調整機構を示すプリン
タの要部側面図である。
【図9】従来のプラテンギャップ調整の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図10】従来のプラテンギャップ調整機構におけるプ
ラテン移動量の変化を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 印字ヘッド 11 プラテン 13a,13b 溝部 15a,15b プラテンホールドブラケット 19a,19b ソレノイド 28a,28b 検知ローラ 29 検知ローラブラケット 34 ソレノイド 40a,40b 検知ローラ 41 検知ローラブラケット 45 ソレノイド

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字ヘッドに対向配置されるプラテン
    と、 プラテンを印字ヘッドに対して接近,離間する方向に移
    動可能に支持する手段と、 媒体の搬送経路上で前記プラテンの前方に配置された第
    1の検知ローラと、 第1の検知ローラと対向配置された第1の検知用搬送ロ
    ーラと、 第1の検知ローラを媒体の厚み方向に移動させ、該第1
    の検知ローラと第1の検知用搬送ローラとの間に媒体を
    挟持させる手段と、 媒体の搬送経路上で前記プラテンの後方に配置された第
    2の検知ローラと、 第2の検知ローラと対向配置された第2の検知用搬送ロ
    ーラと、 第2の検知ローラを媒体の厚み方向に移動させ、該第2
    の検知ローラと第2の検知用搬送ローラとの間に媒体を
    挟持させる手段と、 第1の検知ローラあるいは第2の検知ローラの媒体の厚
    み方向への移動をプラテンに伝達して、媒体挟持時の第
    1の検知ローラあるいは第2の検知ローラの移動量分、
    該プラテンを印字ヘッドに接近する方向に移動させて、
    プラテンと印字ヘッドとの間にギャップを形成する手段
    と、 前記第1の検知ローラあるいは第2の検知ローラの媒体
    の厚み方向への移動と連動して移動したプラテンを移動
    不可に保持する手段とを備えたことを特徴とするプラテ
    ンギャップ調整機構。
  2. 【請求項2】 印字ヘッドに対向配置されるプラテン
    と、プラテンを印字ヘッドに対して接近,離間する方向
    に移動可能に支持する手段と、媒体の搬送経路上で前記
    プラテンの前方に配置された第1の検知ローラと、第1
    の検知ローラと対向配置された第1の検知用搬送ローラ
    と、第1の検知ローラを媒体の厚み方向に移動させ、該
    第1の検知ローラと第1の検知用搬送ローラとの間に媒
    体を挟持させる手段と、媒体の搬送経路上で前記プラテ
    ンの後方に配置された第2の検知ローラと、第2の検知
    ローラと対向配置された第2の検知用搬送ローラと、第
    2の検知ローラを媒体の厚み方向に移動させ、該第2の
    検知ローラと第2の検知用搬送ローラとの間に媒体を挟
    持させる手段と、第1の検知ローラあるいは第2の検知
    ローラの媒体の厚み方向への移動をプラテンに伝達し
    て、媒体挟持時の第1の検知ローラあるいは第2の検知
    ローラの移動量分、該プラテンを印字ヘッドに接近する
    方向に移動させて、プラテンと印字ヘッドとの間にギャ
    ップを形成するる手段と、前記第1の検知ローラあるい
    は第2の検知ローラの媒体の厚み方向への移動と連動し
    て移動したプラテンを移動不可に保持する手段とを備
    え、 第1の検知ローラと第1の検知用搬送ローラとの間に挟
    持される媒体の厚みと印字位置における媒体の厚みが同
    じ場合は、第1のローラを移動して該第1の検知ローラ
    と第1の検知用搬送ローラとの間に媒体を挟持して、こ
    れに連動してプラテンを移動させて、プラテンと印字ヘ
    ッドとの間にギャップを形成し、 第2の検知ローラと第2の検知用搬送ローラとの間に挟
    持される媒体の厚みと印字位置における媒体の厚みが同
    じ場合は、第2のローラを移動して該第2の検知ローラ
    と第2の検知用搬送ローラとの間に媒体を挟持して、こ
    れに連動してプラテンを移動させて、プラテンと印字ヘ
    ッドとの間にギャップを形成し、 第1の検知ローラと第1の検知用搬送ローラとの間に挟
    持される媒体の厚みあるいは第2の検知ローラと第2の
    検知用搬送ローラとの間に挟持される媒体の厚みと、印
    字位置における媒体の厚みが異なる場合は、印字位置に
    おける媒体の厚みと同じ位置で第1の検知ローラと第1
    の検知用搬送ローラとの間あるいは第2の検知ローラと
    第2の検知用搬送ローラとの間に媒体を挟持して、これ
    に連動してプラテンを移動させて、プラテンと印字ヘッ
    ドとの間にギャップを形成し、プラテンを移動不可に保
    持してこのギャップを保持させることを特徴とするプラ
    テンギャップ調整方法。
JP15938692A 1992-06-18 1992-06-18 プラテンギャップ調整機構およびプラテンギャップ調整方法 Pending JPH061014A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5980132A (en) * 1993-03-31 1999-11-09 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with means for maintaining constant distance between recording head and recording sheet
JP2002137433A (ja) * 2000-11-05 2002-05-14 Canon Ntc Inc プリンタ
WO2021154295A1 (en) * 2020-01-31 2021-08-05 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Direct contact printbar calibration

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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