JPH061012A - プラテンローラ - Google Patents

プラテンローラ

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Publication number
JPH061012A
JPH061012A JP15943592A JP15943592A JPH061012A JP H061012 A JPH061012 A JP H061012A JP 15943592 A JP15943592 A JP 15943592A JP 15943592 A JP15943592 A JP 15943592A JP H061012 A JPH061012 A JP H061012A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
platen roller
honeycomb structure
liquid
vibration
fluid
Prior art date
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Pending
Application number
JP15943592A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Abe
健次 安部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP15943592A priority Critical patent/JPH061012A/ja
Publication of JPH061012A publication Critical patent/JPH061012A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 効果的に印字騒音を低減させ得るプラテンロ
ーラを提供する。 【構成】 ドットインパクトタイプのプリンタに使用す
るプラテンローラにおいて、前記プラテンローラ内部
に、ハニカム構造部材5を配置し、さらに、このハニカ
ム構造部材は、多数の空洞部6から構成され、一部の空
洞部、または、すべての空洞部に、液体または、粉体ま
たは、液体と粉体の混合物などの流動体を注入した構成
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤの機械的衝撃を
用いて印字するドットインパクトプリンタに内蔵するプ
ラテンローラに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、実開平03ー55
244「インパクト型プリンタのプラテン」がある。こ
の技術は、プラテンローラの中空芯金の内部に、比重の
重い液体を注入して、ブッシュで中空芯金の両端を密封
することにより、プラテンをプラテンゴム、中空芯金及
び液体からなる3層構造とし、打撃音に対して、より一
層の吸収性を得ようとするものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来例が示すように、
プラテンローラ内部に、比重の重い液体を注入した場
合、例えば水銀を注入した場合には、水銀についての音
の吸収定数をα(neper・m-1)とし、水銀を周波
数f(Hz)で振動させたとき、α・fー2=0.66
(10-13neper・mー1・Hzー2)と一定の値とな
り、吸収定数αは、f2に比例する。水銀で示したが、
通常の液体では、吸収定数αは、周波数fの2乗に比例
する。したがって騒音は、高周波の音域で、より吸収さ
れやすい構造となっているが、逆に、低周波では、吸収
されにくいことが明らかとなる。
【0004】そこで、本発明は、従来例のこのような課
題を解決するために、低周波域も含めた、より広範囲の
音域で振動を吸収させる構造を採用し、効果的に、印字
騒音を低減させるプラテンローラを提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明はドットインパクトタイプのプリンタに使用
するプラテンローラにおいて、前記プラテンローラ内部
に、ハニカム構造部材を配置し、前記ハニカム構造部材
は、多数の空洞部から構成され、一部の空洞部、また
は、すべての空洞部に、液体または、粉体または、液体
と粉体の混合物などの流動体を注入した構成にする。
【0006】
【実施例】以下に本発明によるプラテンローラの実施例
を図面により説明する。
【0007】図1は、本発明によるプラテンローラの第
1実施例を示す断面図である。プラテンローラは、通常
は、プラテンローラ軸1a,1b、筒体2、輪状蓋3
a,3b及び、弾性外層部4から構成されるが、本発明
では、プラテンローラ内部に、即ち、筒体2と輪状蓋3
a,3bの内側に、ハニカム構造部材5を配置する。ハ
ニカム構造部材5は、その断面は、多くの六角形のセル
(cell)から構成されている。セルの内側が空洞部
6である。
【0008】ハニカム構造部材5は、数百Hzから、数
kHzの比較的低周波域の振動を吸収することが可能で
あるため、従来例による低周波の音域で、騒音を吸収さ
れにくいという課題を解決できる。しかし、ハニカム構
造部材5は、高周波域では、いくつかの振動モードを持
っているため、振動を起こす危険性がある。
【0009】ドットインパクトプリンタでは、ワイヤに
よる機械的衝撃が、インクリボンと印刷用紙とを介し
て、プラテンローラの弾性外層部4を間歇的に打撃す
る。間歇的打撃の間隔をt(秒)とすると、打撃による
加振力の関数表示をフーリェ級数展開すると、その周波
数は、f1=1/t(Hz),f2=2/t(Hz),f
3=3/t(Hz),.....fn=n/t(H
z).....で示される。
【0010】上記周波数(振動数)を加振による周波
数、または、加振による振動数と呼ぶことにする。加振
による振動数f1、f2、f3.....に対して、ハニ
カム構造部材5を内蔵するプラテンローラの振動モード
の振動数とが、一致したり、または、近い場合には、そ
の振動モードは振動を起こす。そこで本発明では、加振
による振動数と、ハニカム構造部材5を内蔵するプラテ
ンローラの振動モードの振動数とが一致しないように、
プラテンローラ全系の設計諸元の設定をするか、または
ワイヤの間歇的打撃時間を設定することにより、効果的
に印字騒音を低減させることも可能となる。
【0011】しかし、上記の設計諸元の設定、または間
歇的打撃時間の設定が、不可能な場合、または不充分な
場合には、ハニカム構造部材5の空洞部6に、グリセリ
ンや水や溶剤などの液体や、超微粒子や微粒子などを含
む粉体、及び液体と粉体の混合物などの流動体7を注入
することにより、高周波域での低騒音化を可能とする。
さらに、空洞部6に対する流動体7の配置により、吸
振周波数を適宜選ぶことができるため、騒音の原因とな
っている周波数の振動を吸収することが可能である。さ
らに、注入する流動体7の材料(物性値)の選択によ
り、音の吸収の大きさを適量にすることが可能である。
図1に示す第1実施例では、部分的に流動体7を注入し
ているが、図示していないが、すべての空洞部を流動体
7で注入しても、ハニカム構造部材5による効果は、や
や低減するが、高周波域で低騒音化を効果的にすること
も可能である。
【0012】図2は、本発明による第2実施例を示す断
面図である。プラテンローラ軸1a,1bに対して垂直
な断面図である。第1実施例と同様の低騒音化を可能と
する。第1実施例では、ハニカム構造部材5のセルの長
さ方向が、プラテンローラ軸1a,1bに対して、垂直
であるのに対して、第2実施例では平行となっている。
【0013】第2実施例でも、空洞部6に対する流動体
7の配置により、吸振周波数を、適宜選ぶことができる
ため、騒音を発生させている周波数の振動を吸収させる
ことが可能となる。さらに、注入する流動体7の材料
(物性値)を選ぶことにより、音の吸収の大きさを適量
にすることが可能である。
【0014】以上、本発明は、ハニカム構造部材5は、
六角形のセルにより説明したが、図3、図4及び図5に
示したような菱形構造部材8、長方形構造部材9a、段
違いに配置した長方形構造部材9b、または、図示して
いないが、正方形構造部材であっても、同様の効果を発
揮できる。
【0015】以上、ドットインパクトプリンタに使用す
るプラテンローラについて述べてきたが、本発明は、プ
リンタに限定せず、ファクシミリ、タイプライタ、テレ
ックス及び、その他の電子装置など、騒音の低減が要求
される機器に適用して、十分に効果を発揮され得る。
【0016】
【発明の効果】プラテンローラの内部にハニカム構造部
材を備えたことにより、比較的低周波域でプラテンロー
ラの有害な振動を抑制できると共に、セル(cell)
に注入する流動体の種類(物性値)を選ぶことにより、
高周波域でも、有害な振動を、大きく抑制することがで
きる。さらに、流動体の配置を選ぶことにより、一層の
効果をあげることができる。この結果、広い範囲の可聴
音域で、印字騒音を効果的に抑止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプラテンローラの第1実施例の断
面図。
【図2】本発明によるプラテンローラの第2実施例の断
面図。
【図3】本発明によるプラテンローラの他の実施例の一
部分の断面図。
【図4】本発明によるプラテンローラの他の実施例の一
部分の断面図。
【図5】本発明によるプラテンローラの他の実施例の一
部分の断面図。
【符号の説明】
1a,1b: プラテンローラ軸 2 : 筒体 3a,3b: 輪状蓋 4 : 弾性外層部 5 : ハニカム構造部材 6 : 空洞部 7 : 流動体 8 : 菱形構造部材 9a : 長方形構造部材 9b : 長方形構造部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドットインパクトタイプのプリンタに使
    用するプラテンローラにおいて、前記プラテンローラ内
    部に、ハニカム構造部材を配置し、さらに、前記ハニカ
    ム構造部材は、多数の空洞部から構成され、一部の空洞
    部、または、すべての空洞部に、液体または、粉体また
    は、液体と粉体の混合物などの流動体を注入したことを
    特徴とするプラテンローラ。
JP15943592A 1992-06-18 1992-06-18 プラテンローラ Pending JPH061012A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15943592A JPH061012A (ja) 1992-06-18 1992-06-18 プラテンローラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15943592A JPH061012A (ja) 1992-06-18 1992-06-18 プラテンローラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH061012A true JPH061012A (ja) 1994-01-11

Family

ID=15693693

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15943592A Pending JPH061012A (ja) 1992-06-18 1992-06-18 プラテンローラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH061012A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5702123A (en) * 1995-03-31 1997-12-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Air bag apparatus for passenger seat
US5769452A (en) * 1996-05-15 1998-06-23 Takata Corporation Vehicle occupant protective air bag system
KR100782604B1 (ko) * 2006-11-22 2007-12-06 대양롤랜트 주식회사 컨베이어용 임팩트 롤러 휠

Cited By (3)

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US5702123A (en) * 1995-03-31 1997-12-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Air bag apparatus for passenger seat
US5769452A (en) * 1996-05-15 1998-06-23 Takata Corporation Vehicle occupant protective air bag system
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