JPH029638A - インク・ジエツト印刷ヘツド - Google Patents

インク・ジエツト印刷ヘツド

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JPH029638A
JPH029638A JP1010091A JP1009189A JPH029638A JP H029638 A JPH029638 A JP H029638A JP 1010091 A JP1010091 A JP 1010091A JP 1009189 A JP1009189 A JP 1009189A JP H029638 A JPH029638 A JP H029638A
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ink
ink jet
nozzle
pressure waves
plate
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JP1010091A
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Inventor
Arthur R Hoffman
アーサー・ローランド・ホフマン
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International Business Machines Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/015Ink jet characterised by the jet generation process
    • B41J2/02Ink jet characterised by the jet generation process generating a continuous ink jet
    • B41J2/025Ink jet characterised by the jet generation process generating a continuous ink jet by vibration

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は、−船釣にインク・ジェット・プリンタに関し
、具体的には高速プリンタで使用されるインク・ジェッ
ト印刷ヘッドに関する。
ある程度うまく動作するインク・ジェット印刷ヘッドは
これまでに開発されてきたが、この成功の理由は理解さ
れておらず、この比較的新しい技術分野における理解の
欠如が、高い信頼度で動作できる印刷ヘッドの生産がう
まくいかない一因となっていた。一方、本発明によれば
、動作良好なインク・ジェット印刷ヘッドの生産が10
0%成功する。
B、従来技術 動作良好なインク・ジェット印刷ヘッドの生産に対して
本発明がもたらす貢献の重要性を理解するために、従来
技術について振り返ってみることが宵月と思われる。
米国特許第4245225号に記載のインク・ジェット
印刷ヘッドは、インク穴内での縦方向の振動の伝播を防
ぐのに有効であり、同特許明細書に記載された他の問題
を克服するのにも有効である。しかし、その構造は動作
の点からは有効であるが、生産上の考慮を欠いているた
め、生産されるもの10台のうちわずか3台しか有効に
動作しない。この点については、後で本発明に関連して
より詳しく説明する。
米国特許第4245227号は、望ましい大きさ、間隔
及び移動速度のインク小滴を生成するため所定の特定の
周波数で動作できるインク・ジェット印刷ヘッド構造を
記載している。この従来技術の特許は、生産上の問題点
を特定しておらず、後で詳しく述べるどの解決方法にも
言及していない。
米国特許第4480842号は、高い一定した予負荷力
を得るための、圧電装置の特定の構造配置に関する。こ
の従来技術の特許に含まれている記載は実際のところ、
本発明の1つの実施態様とは別のことを教示し、本発明
の原理に従って生産されるインク・ジェット印刷ヘッド
の高い稼働率を得るために本発明によって解決される他
のどんな生産上の問題にも言及していない。これについ
ては、後の詳しい記載から容易に明らかになるであろう
米国特許第4587528号は、i数のインク・ジェッ
ト流を均一なインク小滴に分解するための構造に関する
。ポリウレタン材料であると特定されている「周囲防音
材」をもつ複数の圧電素子についての記載中で、本発明
の生産技術が含まれてない場合に発生する恐れのある動
作不良について言及されていない。たとえば、この従来
技術は、変換器27の望ましくない波の伝達を抑えるた
めに、変換器27に複数の1.3mmのスロット42を
カットすることを教示しているが、変換器27を防音材
28で「覆い包む」ことも教示している。後の詳しい記
載から理解されるように、これは本発明とは別の教示で
ある。
C9発明が解決しようとする問題点 インク貯蔵部に接続された複数のインク・ジェット・ノ
ズルをもつすべてのインク・ジェット印刷ヘッドでは、
動作が順調なことの1つの尺度は、各ノズルを通過する
インク流から生成されたインク小滴が、分離点がほぼ同
じで、大きさがほぼ均一で、小滴間の間隔がほぼ均一で
、インクのはねがない(しばしば「サテライト・フリー
(satellite free) Jと呼ばれる)と
きである。
インク・ジェット印刷ヘッドが首尾一貫して均一に望ま
しい高印刷品質を保証するのは、これらの動作特性をも
つときだけである。
複数のインク流の小滴間の均一性をもたらすインク・ジ
ェット印刷ヘッドを製造するため、これまでは、各イン
ク流に加えられる摂動をほぼ均一にし、かつインク・ノ
ズルの均一性が確保されるように注意してノズルを作成
することによって、こうした均一性を得ることが必要で
あると考えられてきた。さらに、これらの摂動を十分大
きくかつ均一にすることによって、インクの小滴をサテ
ライト・フリーに保ってきた。
従来のインク・ジェット印刷ヘッドは、生産中に上記の
あらゆる注意を払って製造した場合でさえも、経験によ
れば、必要な均一性と一貫性を保って動作するものは半
分に清だなかった。しかし、本発明による生産ステップ
に従って構造上の変更を行なうことにより、必要な動作
特性の改良が実現できる。
したがって、本発明の主な目的は、有用なインク・ジェ
ット印刷ヘッドの生産歩留り率が向上するような構造上
の変更を提供することにある。
また、本発明の重要な一目的は、これまでのものよりず
っと高い一貫性をもって生産できる、新規の改良された
インク・ジェット印刷ヘッドを提供することにある。
本発明の他の目的は、均一なインク小滴を生成するよう
に効果的に動作する複数のインク・ジェット・ノズルを
もつインク・ジェット印刷ヘッドを提供することにある
本発明のさらに他の目的は、ずっと均一なインク小滴を
一貫して生成する、細長い構造のインク・ジェット印刷
ヘッドを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、インク・ジェット印刷ヘッ
ドの生産方法を提供することにある。
D1問題点を解決するための手段 要約して言うと、以下に記載する本発明の、すべての特
徴を組み合わせることによって上記のインク・ジェット
印刷ヘッドの高い性能が得られるが、任意の単一の特徴
またはその任意の組合せを含めることによって大幅な改
良が得られる。
本発明の原理に従って作成されるインク・ジェット印刷
ヘッドは、複数の圧電結晶と複数のインク・ジェット・
ノズルを用いて均一な動的圧力波を生成するシステムを
含む。隣接する結晶間に所定の間隔を設け、共振空洞を
使ってインク内に育効な圧力波を得ることにより、こう
したインク・ジェット印刷ヘッドの動作の飛躍的な改良
が実現される。
本発明の他の実施態様は、ユニークなことに共振圧力波
に干渉しない複数の圧電結晶用のセンタリング・サポー
トを作成することにより、こうしたインク・ジェット印
刷ヘッドの動作の改良を提供する。
本発明のさらに別の実施態様によれば、複数のインク・
ジェット・ノズルを圧電結晶によって発生する振動から
絶縁するとき、インク・ジェット印刷ヘッドの動作が改
良される。
E、実施例 第1図で、参照番号10は、本発明のインク・ジェット
印刷ヘッド全体を指す。番号11は、円筒状の圧電変換
器13を受ける同軸方向に延在する一般に円筒形の開口
部12をもつ小滴生成装置本体を示す。この開口部12
の形は、円筒形として図示しであるが、変換器の動作周
波数で共振するように同調される空間を画定するため、
変換器13の外部表面構成に対して所定の関係を維持す
ることを理解されたい。このことは、本発明の出願人に
譲渡された本発明者の以前の特許第4245225号に
より詳細に記載されている。
面板は参照番号14で識別される。この面板14は、そ
の中にインク貯蔵部15が形成され、複数のインク・ジ
ェット・ノズル(本図では見えない)を支持している構
造であることが、一般に当技術で認められている。第1
図を見るとわかるように、インク・ジェット・ノズルは
、通常ガラス材料で形成され、インク貯蔵部15の下側
で面板14に取り付けられる。
面板14には、穴16及び17など所定の数の穴が形成
され、それらの方にボルト18及び19など複数のねじ
部材を挿入して小滴生成装置本体11に対して面板14
を締めつける。貯蔵部15内のインクは、開口部12の
下部から供給され、ガスケット20によって漏れないよ
うにされている。
ガスケット20は、本発明によって得られる改良の重要
な態様をなしている。小滴生成装置本体11内で生成し
た圧力振動は面板14で支持されたノズルに伝わり、そ
の結果ノズルの正常な動作に干渉して、インク流を均一
にカプトしてインク小滴を形成させる。
しかし、複数のボルト18、I9などをゆるめて面板1
4が小滴生成装置本体11に対して締めつけすぎないよ
うにすると、ガスケット20の周りからインクが漏れる
。ガスケット20をより軟らかい材料で形成しても、こ
の問題は解決されない。
この問題は、小さなデュロメータ硬度の材料のガスケッ
ト20を選択し、複数のボルト18.19などをそれぞ
れ限られた量だけ締めつけることによって解決される。
正確なトルクの量は、以下の事項を考慮して決定する。
a)面板14のたわみ b)ボルトの数 C)ボルトの位置パターン d)ガスケット20の軟らかさ 上記の変数により、ガスケット20の要件は、インクの
漏れを防げるように十分に締めつけたとき、小滴生成装
置本体11から面板14へ振動が伝わらない、すなわち
、面板14が小滴生成装置本体11中で発生した振動か
ら絶縁されるのに十分な軟らかさであるというのが最も
明確である。
さらに、面板の周囲で各ボルトを締めつける際にトルク
を制限すると、生産中に非常に頻繁に発生する、面板が
湾曲したりそったりする状態が起こらなくなる。
一貫して優れた印刷品質を実現するためインク小滴65
を形成するすべてのインク流の均一な分離を実現するこ
とによって、動作良好なインク・ジェット印刷ヘッド1
0の歩留りを高めるために、ガスケット20を軟らかい
材料から形成することが重要なことは、いくら強調して
も十分ではない。
こうした「軟らかい」材料は、カリフォルニア州のウェ
スト・アメリカ・ゴム社のEPDMゴムである。良好で
動作可能なインク・ジェット印刷ヘッドの歩留りを高め
るには、インク流の分離がほぼ同じ時点で起こらなけれ
ばならないことが判明している。
通常、インク供給の静圧は、4 、2 k g / c
 m2程度であり、約100KHzの結晶13の動作周
波数は、可変性のわずかな追加動圧波を静圧に重ね合わ
せる。−貫して動作良好なインク・ジェット印刷ヘッド
を生産するという問題を解決するために、新しい方法を
開発するための完全な再設計までには至らないいろいろ
の試みが行なわれた。
しかし、本発明者の以前の特許に記載されているように
、基本的インク・ジェット印刷ヘッドには何も悪い所は
ないと主張する意見が絶えなかった。上記のように、ガ
スケット20は、飛躍的な改良をもたらし、良好で動作
可能なインク・ジェット印刷ヘッドの生産歩留りが初め
て大幅に向上した。
新しいガスケット20が導入された後、−貫して動作良
好なインク・ジェット印刷ヘッドの生産歩留りが大幅に
向上したが、生産されたインク・ジェット印刷ヘッドの
うちには、依然として適切に動作しないものがある割合
で含まれていた。面板14を小滴生成装置本体11に取
り付けるボルトを、インクがもれないように締めつけた
とき、面板14を絶縁するのに「十分な軟らかさ」とい
うには、ガスケット20のデュロメータ硬度が80前後
でなければならないことが判明した。
面板14を小滴生成装置本体11に取り付けるボルトを
締めつけるとき、本発明によってもたらされる利点を実
現するには、それらのボルトを特定の順序で締めつける
ことが好ましい。ボルトを中心から外側へと締めつける
ことが好ましく、この順序に従う場合、面板14がたわ
んだり湾曲したりする可能性がかなり減少する。面板1
4の底部に取り付けたノズルから飛び出すインクの方向
が変わるのを回避するため、面板14は、0.6cm以
内の平坦度に維持すべきである。
したがって、はぼ100%−貫して動作可能な真に高性
能のインク・ジェット印刷ヘッドをめざして、研究を続
行した。小滴生成装置本体11の対向端21と22を、
それぞれ端板23と24によって閉じ、0りング25と
26で密封する。端板23と24を、ボルト27(端板
23)や28(端板24)など適切な位置にあるボルト
で小滴生成装置本体ifに着脱可能に固定する。
図では、端板23には、ボール30を受けるための取付
金具29がついている。ボール30は、止めねじ31で
定位置に保持する。ねじ31の使い方については後でよ
り詳しく説明する。図では取付金具29は2つあるが、
取付金具32は1つだけ示しである。これは、面板14
の貯蔵部15を溝棒の状態に保つためインク供給源を接
続する接続部品を受ける。
小滴生成装置本体11の上表面に開口部33を形成し、
伸縮ダイアフラム34で密封する。伸縮ダイアフラム3
4を、開口部33に合う開口部を備えた保持板35で定
位置に保持し、保持板35を、ボルト36で例示される
複数のねじ付き部材で小滴生成装置本体に着脱可能に固
定する。
カバー板37を、保持板35にはめ込み、ボルト38で
例示される数本のボルトで保持板35に取り付ける。ボ
ルト38を、カバー板37を貫通して保持板35にねじ
込む。開口部33は、インク・ジェット印刷ヘッドを組
み立て、ヘッド空洞部を液体で充填した後、膨張手段の
一部として使う。ヘッド空洞部は、圧電変換器13を取
り囲む開口部12内の空間として画定されるが、やはり
、後で詳しく説明する。
空洞部を、インク貯蔵部15のインクと同じ音波伝播特
性をもつ液体で充填した後、空洞部と伸縮ダイアフラム
34の下から空気をすべて除去しなければならない。こ
れは、取付金具29を用いて空気をすべて排出すること
によって行なう。
次いで、ボール30を、各取付金具29内に配置し、止
めねじ31で例示される止めねじで定位置に取り付ける
。インク・ジェット印刷ヘッド中で最も効果的な液体は
、ひまし油である。
伸縮ダイアフラム34は、リング34aを備え、リング
の内径は開口部33の直径とほぼ一致し、リングの厚み
は保持板35の厚みよりやや薄いこ七に留意されたい。
この構造により、伸縮ダイアプラムは2段階で動作する
。第1の動作段階では、リンク34aが板37に出会う
まで、伸縮ダイアフラム34とりング34aが移動し、
板37に出会うとそれ以上の移動が制限される。その後
、伸縮ダイアフラム34のうちリング34a内の開口部
の中心にある部分だけがさらに移動する。
本発明によるインク・ジェット印刷ヘッド10の動作中
、内部的にその状態の継続的な監視を維持することが望
ましい。たとえば、調整が必要かどうかを知るために、
小滴生成装置本体11の温度を監視する方法を設けるの
が望ましく、また貯蔵部15のインク供給源の温度の継
続的な監視を維持することが望ましい。これらの理由の
ため、第1図に示すように、センサ組立体38を端板2
4にはめ込み、フランジ41の穴を通してねじ40で固
定し、端W24にねじ込む。
インク・ジェット印刷ヘッド10が印刷機構内の動作可
能位置にあるときにその各部分に闇単にアクセスできる
ようにするため、印刷ヘッド10は、それぞれ開口部3
3の片側にあるブロック44と45中を摺動可能に通過
する軸43を含む、ピボット組立体42の周りで旋回可
能である。この手段により、インク・ジェット印刷ヘッ
ド10を回転させて、開口部33を通して圧電変換器1
3を含む空洞部の内部を見ることができ、また面板14
中のインク貯蔵部工5の底部にあるインク・ジェット・
ノズルを目で見ることができる。
軸43は、ブロック44の側に座金46を備え、ブロッ
ク45の側に座金47を備える。スペーサ48が、軸4
3の端部上にあり、軸43の端部にねじ込まれたナツト
49を座金50に対して締めつけるとき、座金47をブ
ロック45に押しつける。
上述のように、小滴生成装置本体11の開口部12は、
本体11を貫通して内部円筒面を画定する。こうした内
部円筒面と圧電変換器13の外部円筒面の間で、前述の
空洞部が画定される。圧電変換器13を正確に配置する
ため、圧電変換器13を端部23と24のそれぞれに形
成された開口部の各端部で支持する。第1図では、端部
24の開口部51だけが見えている。
圧電変換器13の構造配置について詳しく説明する前に
、圧電変換器13と、面板14中のインク貯蔵部15の
底部にある複数のインク・ジェット・ノズルは、間延で
同方向に走り、はぼ平行となるように構成されているこ
とに留意されたい。
この構成により、インク供給源にかかる静圧に重ね合わ
さる動的に変動する圧力が、すべてのノズルで均一とな
ることが保証される。
次に第2図、第3図及び第4図を参照しながら、本発明
の別の実施態様による圧電変換器13の構造配置につい
て、より詳しく説明する。第2図では、圧電変換器13
を構成する7つの圧電結晶62がある。圧電結晶52の
数をいくつにするかについては、それらが、面板14中
のインク・ジェット・ノズル列の端部を通うて延びるの
に十分なことだけが重要である。
個々の圧電結晶52が、ロッド組立体53上に配置され
支持されている。本発明のこの実施態様を形成するのは
、結晶52の支持体としてのこのロッド組立体とその関
係である。しかし、まず、第1図に関する上記の説明を
終わらせると、ロッド組立体53が、第2図で端部54
と55で示される一連の個々の結晶52の対向端から延
び、第1図の端部24に見える開口部51等の端部23
と24の開口部で受けられる。
ロッド組立体53をもっとはっきり見るため、第3図を
参照する。第3図は、第2図の線3−3に沿った断面図
である。第3図で、結晶52がロッド組立体53の周り
に配置され、その周囲に隔置された6つの点によって支
持されている。支持点の数をいくつにするかは、重要で
はないが、本発明のこの実施態様で重要な要素は、ロッ
ド組立体を結晶52内にあまりきつくはめ込み過ぎない
ことである。「きつくはめ込み過ぎる」とは、ロッド組
立体がきつ(はめ込まれ過ぎた場合、圧電変換器13の
有効な動作に干渉するという意味である。しかし、ロッ
ド組立体53が緩すぎてもいけない。
ロッド組立体53への複数の結晶52のはめ込みは、−
度設定されたロッド組立体上の位置を維持するのにちょ
うど十分な摩擦力で行なう。以前には、結晶はロッド組
立体にきつくはめ込むべきで、接着さえすべきであると
考えられていたが、現在では、こうした「はめ込み」に
より、印刷装置のインク・ジェット印刷ヘッドで使用す
る際に結晶の正常な動作が干渉を受けることが判明して
いる。圧電結晶のこうした「事前装入」を行なうと、そ
れらの結晶は一貫性のない予測できない形で動作するよ
うになり、インク・ジェット・ノズル列に対する均一な
インク小滴の分離を行なうのに全く不適当である。
第3図を見ると最もよ(分かるように、ロッド組立体5
3は、第2図の変換器組立体13の外方に延びて端部5
4と55を形成する、中心ロッド56を含む。中心ロッ
ド56は、鋼製が好ましいが、組立体53を支持するの
に十分な剛性の材料なら何製でもよい。
鋼製中心ロッド5Bの端部54と55は、第1図で端部
23に見える開口部51等の端部23と24の開口部に
はめ込まれるので、インク貯蔵部15内のインクにかか
る静止力に重ね合わされる動的に変動する力など変換器
組立体13によって生じる振動に、同じ変換器組立体1
3によって発生する鋼製中心ロッド56、ロッド端部5
4と55(第2図)及び端部2.3と24(第1図)を
介して小滴生成装置本体11に伝えられる振動が干渉す
る。
以前には、こうした干渉振動は、鋼製中心ロッド56に
接着したゴム状物質57を使って回避できると考えられ
ており、事実、ある程度は回避された。しかし、本発明
によると、動作良好なインク・ジェット印刷ヘッド10
の歩留りを上げるために、それ以外の他の処置を講じな
ければならない。
第1に、変換器結晶52を、上記のように、容易に摺動
可能なはめ込みにより、ゴム状物質製のロッド57で「
支持し」なければならない。第2に、結晶52とゴム状
物質製ロッド57の間の接触をさらに減少させて、第3
図にロッド57と結晶52の間のいくつかの接触点で示
すような、変換器結晶52の内部周縁の周りに隔置され
た接触点だけに制限しなければならない。この図には8
つの接点が示されている。
各変換器結晶52は、電源への接続により付勢、すなわ
ち「励振」される。その動作は当分野では周知であり、
上記でより詳しく示した本発明者の以前の特許第424
5225号により詳しく記載されている。
上記では圧電変換器結晶組立体13を所定の可変特性の
動圧発生源として特定したが、本発明はこの型式の周波
数生成装置に限定されるものではないことを了解された
い。さらに、開口部12の内面と変換器結晶組立体13
の外部円筒面の間の開口部12内に形成された空洞部は
、変換器組立体13の動作周波数付近で共鳴するように
予め定められることを了解されたい。
最後に、本発明によると、最高の性能が可能なインク・
ジェット印刷ヘッド10を実現するために、さらに別の
処置を講じなければならない。個別の結晶52を、これ
まで必要と考えられていたよりももっと完全に相互に分
離しなければならない。
第4図は、第2図の円で囲んだ領域4−4内の2つの変
換器結晶52の一部分の図であるが、第4図では、スペ
ーサ座金58の1つが示されている。スペーサ座金58
はすべて適当な吸音材料製であるが、結晶がその通常の
、設計された所定の周波数で振動するとき、隣接する結
晶52相互間で干渉が起こる可能性があってはならない
ことが判明した。従来許容されると考えられていた構造
、すなわち、結晶52を緊密にまとめて形成し、さらに
は接着したり覆い包んだりすることは、本発明の原則と
は反対である。
本発明によると、各変換器結晶52の間に空間59や6
0などの小さな空間を設け、それらの間に座金58を設
ける。こうした空間59や60の例は0.05mmであ
る。空間59と60の正確な大きさは、結晶の設計動作
周波数によって決まる。0.05mmの寸法が妥当な近
似値または平均値である。
空間59と60の果たす機能の説明としては、振動する
結晶が互いに接触するときに発生する離調効果を回避す
ることが考えられる。空間が広すぎると離調効果が生じ
ることが判明している。個々の結晶によって発生した振
動が、互いに位相外れの関係で、それぞれ独自の入射波
で反射されるとき、この効果がもっとも起こりやすい。
したがって、個々の変換器結晶52が電気的に励振され
て振動するとき、その物理的寸法が膨張収縮するので、
空間59や80など隣接結晶相互間の空間は、結晶52
がスペーサ座金58の1つに接触しないのにちょうど十
分にすべきである。
その場合、結晶52が収縮するとき、たとえば空間59
は約0.05mm前後となる。
また、インク・ジェット印刷の通常動作周波数は100
KHz前後であり、開口部15内の空洞部(第1図参照
)はインク・ジェット印刷ヘッド10の動作周波数付近
で共鳴するように同調されることに留意されたい。印刷
速度が速くなると、インク・ジェット印刷ヘッド10は
より高い周波数で動作する。これらの理由及び、関係す
る変数が特定の印刷機構の動作特性に依存していること
から、空間59と60のより厳密な記載を上記よりも具
体的に特定することはできない。
本発明の原則によるインク・ジェット印刷ヘッド10の
動作を例示するため、第5図を参照する。
この図で、面板14上にインク貯蔵部15が配置されて
いる。第5図ではそれよりもノズル板61がはっきり見
えている。ノズル板61には、所定の数の小さな穴62
が一列に形成され、ノズル板61の約2インチ下の媒体
上に印刷するための、インク・ジェット・ノズルとして
機能する。各ノズル穴62の中実軸は、変換器組立体1
3の長手方向軸にほぼ垂直である。
上記のように、面板14上のインク貯蔵部15中のイン
クに対して静圧が維持されるため、インクの定常流63
が確実に流れる。しかし、前述のように、動的に変化す
る力が静止力に重なり合って、インク流63中である作
用を生じる。
ノズル板61から約2.5mmの点で、はぼ共通線84
に沿って、インク流63が均一に分離されてインク小満
65になる。この作用は、「摂動」と呼ばれ、当分野で
は少なくとも理論的には理解されている。これらの摂動
はわずか30%の時間だけ発生し、1年間も続くもので
はないので、そのときは理論的にすぎないと結論された
が、本発明はそれを100%可能にする。
インク小滴の寸法は、ビンの頭よりもピンの先端に近い
。しかし、本発明の目的にとって有意義なのは、小滴が
形成されることではなく、それが均一に一貫して標準の
生産技術で製造できるようになったインク・ジェット印
刷ヘッドによって形成されることである。
F1発明の効果 インク・ジェット印刷ヘッドの生産歩留りが向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のインク・ジェット印刷ヘッド組立体
を示す分解斜視図である。 第2図は、本発明による圧電結晶立体の側面図である。 第3図は、第2図の線3−3に沿って切り取った断面図
である。 第4図は、第2図の円形領域4−4内の部分の拡大断面
図である。 第5図は、本発明のインク・ジェット印刷ヘッドによっ
て形成される複数のインク小滴の図である。 10・・・・インク・ジェット印刷ヘッド、1・・小滴
生成装置本体、12・・・・円筒開口部、・・・・圧電
変換器、14・・・・面板。 1 ・・ 出願人  インターナショナル・ビジネス・マシーンズ
・コーポレーシロン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 動的な圧力波を発生するための音響波発生器を囲う空洞
    を限定するための手段と、 予定の静的な圧力下でインクの供給源を囲うためのイン
    ク貯蔵部を限定する手段であって、上記音響波発生器か
    らの上記動的な圧力波が上記静的な圧力に重畳されるよ
    うに配置された手段と、複数のインクの流れを形成する
    ため、上記予定の静的な圧力の下で上記インク貯蔵部の
    インクの供給源をさらすように配置された複数のインク
    ・ジェット・ノズルを限定する手段と、 上記複数のインクの流れを実質的に均一に分断してイン
    クの小滴を形成するよう、上記予定の静的な圧力の下で
    上記インク貯蔵部のインク供給源を、上記音響波発生器
    からの上記動的な圧力波にさらす一方で、上記空洞を限
    定するための手段を介して伝達される上記動的な圧力波
    から上記複数のインク・ジェット・ノズルを隔離する手
    段と、を備えたインク・ジェット印刷ヘッド。
JP1010091A 1988-03-31 1989-01-20 インク・ジエツト印刷ヘツド Pending JPH029638A (ja)

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US176118 1988-03-31
US07/176,118 US4841310A (en) 1988-03-31 1988-03-31 High performance ink jet print head for use in a high speed printer

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JPH029638A true JPH029638A (ja) 1990-01-12

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ID=22643052

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JP1010091A Pending JPH029638A (ja) 1988-03-31 1989-01-20 インク・ジエツト印刷ヘツド

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EP (1) EP0335087B1 (ja)
JP (1) JPH029638A (ja)
CA (1) CA1312772C (ja)
DE (1) DE68906187T2 (ja)

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Publication number Publication date
DE68906187T2 (de) 1993-10-07
EP0335087B1 (en) 1993-04-28
EP0335087A3 (en) 1990-04-04
DE68906187D1 (de) 1993-06-03
US4841310A (en) 1989-06-20
CA1312772C (en) 1993-01-19
EP0335087A2 (en) 1989-10-04

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