JPH06101230A - 建込み精度計測方法および計測装置 - Google Patents

建込み精度計測方法および計測装置

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JPH06101230A
JPH06101230A JP12005291A JP12005291A JPH06101230A JP H06101230 A JPH06101230 A JP H06101230A JP 12005291 A JP12005291 A JP 12005291A JP 12005291 A JP12005291 A JP 12005291A JP H06101230 A JPH06101230 A JP H06101230A
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JP
Japan
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casing tube
casing
ccd
excavation
tube
Prior art date
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Pending
Application number
JP12005291A
Other languages
English (en)
Inventor
Taneomi Deguchi
出口種臣
Yuichi Kikuchi
菊池雄一
Toru Yabe
矢部徹
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Construction Co Ltd
Shimizu Corp
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Publication date
Application filed by Shimizu Construction Co Ltd, Shimizu Corp filed Critical Shimizu Construction Co Ltd
Priority to JP12005291A priority Critical patent/JPH06101230A/ja
Publication of JPH06101230A publication Critical patent/JPH06101230A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)
  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】安定した高い掘削精度を得ると共に、掘削施工
速度を早める。 【構成】一方のレベルP1 のCCDカメラA、Bおよび
他方のレベルP2 のCCDカメラC、Dの視軸をケーシ
ングチューブ3a上の接点Q1 、R1 およびQ3 、R3
に合わせ、基準線Sに対しての角度θ1 、θ2 およびθ
3 、θ4 に初期設定し、次に、CCDカメラA、Bおよ
びCCDカメラC、Dにおいて、その視野に入るケーシ
ングチューブ3a上の接点Q1 、R1 およびQ3 、R3
の位置を同時に計測し、掘削を開始し所定のタイミング
で、位置が変化したケーシングチューブ3b上の接点Q
2 、R2 およびQ4 、R4 の位置を同時に計測し、これ
らの計測値に基づいて、変位量Q12 、R12 、Q3
4 、R34 を算出し、ケーシングチューブの中心軸
のずれを算定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ケーシング掘削施工法
により鋼管、鋼杭、PC杭、支柱鉄骨を建込んで基礎
杭、柱列壁等を構築する場合の建込み精度計測方法およ
び計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ケーシング掘削施工法は、ケーシングド
ライブ装置によりケーシングチューブの外周を把持し、
ケーシングチューブを回転させながら土中に圧入し、ケ
ーシングチューブ内の土砂をハンマーグラブ等で掘削、
排土する施工方法である。この施工方法においては、掘
削施工中にケーシングチューブの建込み精度を計測し、
これを修正する必要があり、従来は、掘削施工を中断し
又は一定長の掘削を終了した後に、トランシットや超音
波計測装置等により建込み精度を計測し、計測したデー
タに基づいて次回の掘削操作を決定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の建込み精度計測方法においては、トランシットや超
音波計測装置等により建込み精度を計測するために、安
定した高い掘削精度が得られないと共に、掘削施工を中
断し又は一定長の掘削を終了した後で建込み精度を計測
するために、掘削施工速度を上げられないという問題を
有している。
【0004】本発明は、上記問題を解決するものであっ
て、安定した高い掘削精度を得ると共に、掘削施工速度
を早めることができる建込み精度計測方法および計測装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の建込み精度計測方法は、ケーシングドライ
ブ装置2によりケーシングチューブ3の外周を把持し、
該ケーシングチューブ3を回転させながら土中に圧入す
る施工方法において、前記ケーシングチューブ3の相異
なる2箇所のレベルP1 、P2 において、CCDカメラ
A、B、C、Dにより前記ケーシングチューブ3周囲の
変位量Q12、R12、Q34、R34を計測し、該変
位量から前記ケーシングチューブ3の中心軸のずれを算
出することを特徴とする。
【0006】また、本発明の建込み精度計測装置は、ケ
ーシングチューブ3の外周を把持し、該ケーシングチュ
ーブ3を回転させながら土中に圧入するケーシングドラ
イブ装置2と、前記ケーシングチューブ3に対向して相
異なる2箇所のレベルP1 、P2 にそれぞれ2つづつ配
設されるCCDカメラA、B、C、Dと、それぞれのレ
ベル(例えばP1 )において2つのCCDカメラA、B
により前記ケーシングチューブ周囲2箇所の変位量Q1
2、R12を計測する手段と、これら合計4箇所の変
位量Q12、R12、Q34、R34から前記ケーシン
グチューブ3の中心軸のずれを算出する手段とを有する
ことを特徴とする。
【0007】なお、上記構成に付加した番号は、理解を
容易にするために図面と対比させるためのもので、これ
により本発明の構成が何等限定されるものではない。
【0008】
【作用】本発明においては、一方のレベルP1 のCCD
カメラA、Bおよび他方のレベルP2 のCCDカメラ
C、Dの視軸をケーシングチューブ3a上の接点Q1
1 およびQ3 、R3 に合わせ、基準線Sに対しての角
度θ1 、θ2 およびθ3、θ4 に初期設定し、次に、C
CDカメラA、BおよびCCDカメラC、Dにおいて、
その視野に入るケーシングチューブ3a上の接点Q1
1 およびQ3 、R3 の位置を同時に計測する。掘削を
開始し所定のタイミングで、位置が変化したケーシング
チューブ3b上の接点Q2 、R2 およびQ4 、R4 の位
置を同時に計測し、これらの計測値に基づいて、変位量
12、R12、Q34、R34を計算し、この変位量
に基づいてケーシングチューブの中心軸のずれを算定す
る。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。図1及び図2は本発明の建込み精度計測装置の
1実施例を示し、図1は平面図、図2は側面図であり、
図3および図4は本発明の建込み精度計測方法を説明す
るための模式図である。
【0010】ケーシング杭打機1は、ケーシングドライ
ブ装置2によりケーシングチューブ3の外周を把持し、
ケーシングチューブ3を回転させながら地盤4内に圧入
していく装置である。地盤4上には、ケーシングチュー
ブ3と所定距離を保って鉛直方向に支柱5が設置され、
この支柱5の上部及び下部に4つのCCDカメラA、
B、C、Dが固定されている。上部に設置されるCCD
カメラA、Bおよび下部に設置されるCCDカメラC、
Dは、それぞれ同一水平面上に所定の角度で固定し、上
部のCCDカメラA、Bの固定点P1 と、下部のCCD
カメラC、Dの固定点P2 とを同一鉛直線上になるよう
に固定している。
【0011】図3および図4は本発明の建込み精度計測
方法を説明するための模式図を示し、杭打されているケ
ーシングチューブ3aの位置がケーシングチューブ3b
の位置に変化したときの垂直断面および水平断面を示し
ている。
【0012】図3において、先ず、一方のレベルP1
CCDカメラA、Bおよび他方のレベルP2 のCCDカ
メラC、Dの視軸をケーシングチューブ3a上の接点Q
1 、R1 およびQ3 、R3 に合わせ、基準線Sに対して
の角度θ1 、θ2 およびθ3、θ4 に初期設定する。次
に、上部のCCDカメラA、Bおよび下部のCCDカメ
ラC、Dにおいて、その視野に入るケーシングチューブ
3a上の接点Q1 、R1 およびQ3 、R3 の位置(座
標)を同時に計測する。掘削を開始し所定のタイミング
(サイクル)で、位置が変化したケーシングチューブ3
b上の接点Q2、R2 およびQ4 、R4 の位置を同時に
計測する。これらの計測値は、図示しない演算処理装置
において演算処理され、接点Q1 、Q2 、接点R1 、R
2 、接点Q3 、Q4 、接点R3 、R4 の変位量が計算さ
れる。
【0013】ここで、接点Q1 、R1 ;Q2 、R2 ;Q
3 、R3 およびQ4 、R4 をそれぞれ含む円状の面O
1 、O2 およびO3 、O4 は直径がDの真円であると
し、また、角度θ1 、θ2 およびθ3 、θ4 はそれぞれ
1 、P2 を含む基準線Sと線分P11、P11、P2
3、P23のなす角度であり、また、角度α1 、β1
よびα2 、β2 はそれぞれ線分Q11、Q21;R
11、R21;Q32、Q42;R32、R42の挟む
角度であり、また、角度γ1 、γ2 はそれぞれ線分O1
1、O21;O32、O42の挟む角度である。従っ
て、得られた計測値および既知の値から以下の関係式が
成り立つ。
【0014】
【数1】
【0015】
【数2】
【0016】 また、△P111 ≡△P111 、△P122 ≡△P122 故に、P11 =P11 、P12 =P12 …(5) また、P11 、P12 》Q12 、従って△P112
はP11 =P12 の二等辺三角形と見なせる。従っ
て、
【0017】
【数3】
【0018】同様に、P11 、P12 》R12 、従
って△P112 はP11 =P12 の二等辺三角形と
見なせる。従って、
【0019】
【数4】
【0020】式(6)(7)中の線分Q12 、R12
はCCDカメラでの計測値である。従って、ケーシング
チューブ3a、3bの中心O1 、O2 の座標をO1
(x1,y1)、O2 =(x2,y2)とすると、
【0021】
【数5】
【0022】同様に、O33 =O33 =O44 =O4
4 =D/2
【0023】
【数6】
【0024】式(16)(17)中の線分Q34 、R3
4 はCCDカメラでの計測値である。従って、ケーシ
ングチューブ3a、3bの中心O3 、O4 の座標をO3
=(x3,y3)、O4 =(x4,y4)とすると、
【0025】
【数7】
【0026】従って、一方のレベルP1 のCCDカメラ
A、Bにおけるケーシングチューブ3a、3bの中心O
1 、O2 の座標およびそれからL0 下がった他方のレベ
ルP2 のCCDカメラB、Cにおけるケーシングチュー
ブ3a、3bの中心O3 、O4 の座標が式(8)〜(1
1)および式(18)〜(21)により決定できる。図
4において、CCDカメラA、BレベルからLだけ下が
った地中のケーシングチューブ3a、3bの中心O5
6 の座標をO5 =(x5,y5)、O6 =(x6,y6
とすると、ケーシングチューブ3a、3bの中心が直線
上にあるとすれば、それぞれ x5 =x1+(x3−x1)(L/L0) y5 =y1+(y3−y1)(L/L0) x6 =x2+(x4−x2)(L/L0) y6 =y2+(y4−y2)(L/L0) となる。
【0027】従って、ケーシングチューブ3a、3bの
中心軸のずれが算定でき、これをディスプレイ上に表示
すると共に、ケーシングドライブ装置2の掘削方向を所
定のタイミングにより修正することにより、安定した高
い掘削精度が得られると共に、掘削作業を中断すること
がないので、掘削施工速度を早めることができる。
【0028】なお、上記実施例においては、ケーシング
チューブを垂直方向に建込みする場合について説明して
いるが、ケーシングチューブを傾斜方向に建込みする場
合にも適用できる。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、ケーシングチューブの相異なる2箇所のレベル
において、CCDカメラによりケーシングチューブ周囲
の変位量を計測し、該変位量から前記ケーシングチュー
ブの中心軸のずれを算出するので、ケーシングドライブ
装置の掘削方向を所定のタイミングにより修正すること
が可能となり、安定した高い掘削精度が得られると共
に、掘削作業を中断することがないので、掘削施工速度
を早めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の建込み精度計測装置の1実施例を示す
平面図
【図2】本発明の建込み精度計測装置の1実施例を示す
側面図
【図3】本発明の建込み精度計測方法を説明するための
模式図
【図4】本発明の建込み精度計測方法を説明するための
模式図
【符号の説明】
1…ケーシング杭打機、2…ケーシングドライブ装置 3、3a、3b…ケーシングチューブ、4…地盤、5…
支柱 A、B、C、D…CCDカメラ、P1 、P2 …レベル Q12 、R12 、Q34 、R34 …変位量
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年7月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【数2】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングドライブ装置によりケーシング
    チューブの外周を把持し、該ケーシングチューブを回転
    させながら土中に圧入する施工方法において、前記ケー
    シングチューブの相異なる2箇所のレベルにおいて、C
    CDカメラにより前記ケーシングチューブ周囲の変位量
    を計測し、該変位量から前記ケーシングチューブの中心
    軸のずれを算出することを特徴とする建込み精度計測方
    法。
  2. 【請求項2】ケーシングチューブの外周を把持し、該ケ
    ーシングチューブを回転させながら土中に圧入するケー
    シングドライブ装置と、前記ケーシングチューブに対向
    して相異なる2箇所のレベルにそれぞれ2つづつ配設さ
    れるCCDカメラと、それぞれのレベルにおいて2つの
    CCDカメラにより前記ケーシングチューブ周囲2箇所
    の変位量を計測する手段と、これら合計4箇所の変位量
    から前記ケーシングチューブの中心軸のずれを算出する
    手段とを有することを特徴とする建込み精度計測装置。
JP12005291A 1991-05-24 1991-05-24 建込み精度計測方法および計測装置 Pending JPH06101230A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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