JPH06100822B2 - カラー製版用ポジフィルムの作成方法 - Google Patents
カラー製版用ポジフィルムの作成方法Info
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- JPH06100822B2 JPH06100822B2 JP9099789A JP9099789A JPH06100822B2 JP H06100822 B2 JPH06100822 B2 JP H06100822B2 JP 9099789 A JP9099789 A JP 9099789A JP 9099789 A JP9099789 A JP 9099789A JP H06100822 B2 JPH06100822 B2 JP H06100822B2
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- Japan
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- light
- film
- shielding
- color
- green
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- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、遮光性マスキングフィルムを用いるカラー製
造用ポジフィルムの作成方法に関するものである。
造用ポジフィルムの作成方法に関するものである。
(従来技術及びその問題点) カラー製版においては、その製版対象となるカラー写真
は、カラースキャナーでシアン、マゼンタ、イエロー及
びブラツクの4色に色分解するとともに、各色に応じて
背色が黒色の白黒ネガフィルムを作成する。この白黒ネ
ガフィルムは対象となる写真の種類に応じて作成する。
また、仕上り印刷物に、前記したカラー写真以外に文字
や符号、図柄、平網等を組込む時にはこれらのものにつ
いても同様にしてその白黒ネガフィルムを作成する。次
に、このようにして形成されたネがフィルムは、これを
その色分解された各色に応じて集版する。次に、この集
版したネガフィルムを用い、その集版ネガフィルムごと
に背色が白の白黒ポジフィルムを作成する。そして、こ
のポジフィルムを用いて常法により製版を行う。
は、カラースキャナーでシアン、マゼンタ、イエロー及
びブラツクの4色に色分解するとともに、各色に応じて
背色が黒色の白黒ネガフィルムを作成する。この白黒ネ
ガフィルムは対象となる写真の種類に応じて作成する。
また、仕上り印刷物に、前記したカラー写真以外に文字
や符号、図柄、平網等を組込む時にはこれらのものにつ
いても同様にしてその白黒ネガフィルムを作成する。次
に、このようにして形成されたネがフィルムは、これを
その色分解された各色に応じて集版する。次に、この集
版したネガフィルムを用い、その集版ネガフィルムごと
に背色が白の白黒ポジフィルムを作成する。そして、こ
のポジフィルムを用いて常法により製版を行う。
前記ポジフィルムを作成する場合において、複数の図柄
を重ねたり、あるいは文字、平網を絵柄に組込む時に
は、ポジフィルムを得るための露光に際し、不要な部分
を遮光し、必要個所を透光させるためにマスクフィルム
が用いられる。このマスクフィルムは、透明支持体上に
着色された剥離性の遮光層を有する全体として透明な遮
光性マスキングフィルムを用い、その透明層を所定形状
に剥離することによって作成される。そして、このマス
クフィルムは、印刷の仕上り指定状態図に対応して複数
の数で用いられる。従来用いられているマスクフィルム
は、アンバー色やイエロー色のものであり、グリーン系
統色のものは用いられていない。これは、グリーン系統
色のものは、遮光性が不十分であり、実用性がないもの
と判断されて、未だ開発されていなかったことによる。
を重ねたり、あるいは文字、平網を絵柄に組込む時に
は、ポジフィルムを得るための露光に際し、不要な部分
を遮光し、必要個所を透光させるためにマスクフィルム
が用いられる。このマスクフィルムは、透明支持体上に
着色された剥離性の遮光層を有する全体として透明な遮
光性マスキングフィルムを用い、その透明層を所定形状
に剥離することによって作成される。そして、このマス
クフィルムは、印刷の仕上り指定状態図に対応して複数
の数で用いられる。従来用いられているマスクフィルム
は、アンバー色やイエロー色のものであり、グリーン系
統色のものは用いられていない。これは、グリーン系統
色のものは、遮光性が不十分であり、実用性がないもの
と判断されて、未だ開発されていなかったことによる。
ところで、マスクフィルムを用いる場合、その遮光層の
「切り残し」や「剥がし忘れ」等のミスを生ずることが
あるが、従来は同一の色のものが同時に複数枚用いてい
ることから、その「切り残し」や「剥がし忘れ」等のミ
スを見つけることは非常に困難であった。マスクフィル
ムとして色の異った複数枚のものを組合せて用いると、
そのマスクフィルムにおける切り残しや剥がし忘れのミ
スを容易に発見できてこれを防止することができ、さら
に図柄を重ねた時のどちらの図柄がイキているのかを一
目で判断することが可能になる。
「切り残し」や「剥がし忘れ」等のミスを生ずることが
あるが、従来は同一の色のものが同時に複数枚用いてい
ることから、その「切り残し」や「剥がし忘れ」等のミ
スを見つけることは非常に困難であった。マスクフィル
ムとして色の異った複数枚のものを組合せて用いると、
そのマスクフィルムにおける切り残しや剥がし忘れのミ
スを容易に発見できてこれを防止することができ、さら
に図柄を重ねた時のどちらの図柄がイキているのかを一
目で判断することが可能になる。
(発明の課題) そこで、本発明は、カラー製造用ポジフィルムの作成に
際して、複数枚のマスクフィルムを組合せて用いる方法
を提供することをその課題とする。
際して、複数枚のマスクフィルムを組合せて用いる方法
を提供することをその課題とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、前記課題を解決すべく鋭意研究を重ねた
結果、従来知られているアンバー色やイエロー色のマス
キングフィルムとは色調の大きく異なり、かつカットラ
インを施して遮光層を剥離する作業時に目の疲れの生じ
にくい薄グリーン色のマスキングフィルムの開発に成功
し、本発明を完成するに至った。
結果、従来知られているアンバー色やイエロー色のマス
キングフィルムとは色調の大きく異なり、かつカットラ
インを施して遮光層を剥離する作業時に目の疲れの生じ
にくい薄グリーン色のマスキングフィルムの開発に成功
し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明によれば、カラー製版におけるネガフィル
ム及び遮光性マスキングフィルムから形成された少なく
とも2つのマスクフィルムを用いてホジフィルムを作成
する工程において、該マスクフィルムとして、少なくと
も薄グリーン色のマスクフィルムと、アンバー色及び/
又はイエロー色のマスクフィルムとの組合せを用いるこ
とからなり、該薄グリーン色のマスクフィルムは、透明
支持体上に着色剤を含有させた透明性の遮光性剥離層を
設けたものであって、該遮光性剥離層に薄黄色系着色剤
と青色系着色剤とからなる最大遮光波長が420nm以上で
ある混合着色剤を含有させたものからなり、緑色光範囲
における最大分光透過率が50%以上であって、かつブル
ーのフィルターによる濃度が0.9〜2.0、グリーンのフィ
ルターによる濃度が0.5以下及びレッドのフィルターに
よる濃度が0.4以上であり、かつグリーンのフィルター
による濃度Aとレッドのフィルターによる濃度Bとの比
率が0.7以下である色調特性を有する薄グリーン色の遮
光性マスキングフィルムから形成されたものであること
を特徴とするカラー製版用ポジフィルムの作成方法が提
供される。
ム及び遮光性マスキングフィルムから形成された少なく
とも2つのマスクフィルムを用いてホジフィルムを作成
する工程において、該マスクフィルムとして、少なくと
も薄グリーン色のマスクフィルムと、アンバー色及び/
又はイエロー色のマスクフィルムとの組合せを用いるこ
とからなり、該薄グリーン色のマスクフィルムは、透明
支持体上に着色剤を含有させた透明性の遮光性剥離層を
設けたものであって、該遮光性剥離層に薄黄色系着色剤
と青色系着色剤とからなる最大遮光波長が420nm以上で
ある混合着色剤を含有させたものからなり、緑色光範囲
における最大分光透過率が50%以上であって、かつブル
ーのフィルターによる濃度が0.9〜2.0、グリーンのフィ
ルターによる濃度が0.5以下及びレッドのフィルターに
よる濃度が0.4以上であり、かつグリーンのフィルター
による濃度Aとレッドのフィルターによる濃度Bとの比
率が0.7以下である色調特性を有する薄グリーン色の遮
光性マスキングフィルムから形成されたものであること
を特徴とするカラー製版用ポジフィルムの作成方法が提
供される。
本発明において用いるマスクフィルムは、少なくとも薄
グリーン色のものと、アンバー色及び/又はイエロー色
のものとの組合を用いる。薄グリーン色のマスクフィル
ムは、本発明者らが開発した薄グリーン色の遮光性マス
キングフィルムから形成されたものが用いられ、アンバ
ー色及びイエロー色のマスクフィルムは、従来公知の遮
光性マスキングフィルムから形成されたものが用いられ
る。このような色調の異った2種以上のマスクフィルム
を用いることにより、マスクフィルムの作成において従
来よく見られた「切り残し」や、「剥し忘れ」をポジフ
ィルムの作成前に容易に発見することができ、不良最終
ポジフィルムの生成を回避することができる。
グリーン色のものと、アンバー色及び/又はイエロー色
のものとの組合を用いる。薄グリーン色のマスクフィル
ムは、本発明者らが開発した薄グリーン色の遮光性マス
キングフィルムから形成されたものが用いられ、アンバ
ー色及びイエロー色のマスクフィルムは、従来公知の遮
光性マスキングフィルムから形成されたものが用いられ
る。このような色調の異った2種以上のマスクフィルム
を用いることにより、マスクフィルムの作成において従
来よく見られた「切り残し」や、「剥し忘れ」をポジフ
ィルムの作成前に容易に発見することができ、不良最終
ポジフィルムの生成を回避することができる。
次に、本発明者らが開発した薄グリーン色の遮光性マス
キングフィルムについて詳述する。
キングフィルムについて詳述する。
この薄グリーン色の遮光性マスキングフィルムは、透明
支持体上に着色剤を含有させた透明性の遮光性剥離層を
設けたものからなり、該遮光性剥離層に薄黄色系着色剤
と青色系着色剤とからなる最大遮光波長が約420nm以上
である混合着色剤を含有させて全体の色調を薄グリーン
色に着色させたことを特徴とするものである。
支持体上に着色剤を含有させた透明性の遮光性剥離層を
設けたものからなり、該遮光性剥離層に薄黄色系着色剤
と青色系着色剤とからなる最大遮光波長が約420nm以上
である混合着色剤を含有させて全体の色調を薄グリーン
色に着色させたことを特徴とするものである。
なお、本明細書で言う薄グリーン色とは、濃グリーン色
と区別するために用いられた用語であり、通常の意味に
おけるグリーン色及び薄グリーン色を包含するものであ
る。また、最大遮光波長とは、マスキングフィルムの分
光スペクトルチャートにおいて、遮光される分光波長の
うちの最大波長を意味するものである。本発明の場合、
その最大遮光波長は420nm以上、通常、420〜470nmの範
囲にある。さらに、本明細書で言う遮光性とは、マスキ
ングフィルムを介して明室用感光性フィルムを紫外光を
用いて露光処理する場合において、その露光処理によっ
て感光性フィルムを実質的に感光させない程度の分光強
度まで光を遮断することを意味するものである。従っ
て、マスキングフィルムを用いて感光性フィルムを露光
処理する場合、マスキングフィルムに要求される具体的
遮光性は、感光性フィルムの種類や露光回数によって適
当に規定することが必要である。一般的には、少数(例
えば1〜2回)の露光回数では、光の遮断は完全である
必要はなく、その露光回数では感光性フィルムが実質的
に感光しない程度、通常、分光透過率において1%以下
(特に0.5%以下)の遮光性を示すものであればよい。
一方、多数の露光回数(例えば10回以上)では、光の遮
断をより完全に行う必要があり、通常、分光透過率にお
いて0.2%以下(特に0.1%以下)の遮光性を示すもので
あればよい。
と区別するために用いられた用語であり、通常の意味に
おけるグリーン色及び薄グリーン色を包含するものであ
る。また、最大遮光波長とは、マスキングフィルムの分
光スペクトルチャートにおいて、遮光される分光波長の
うちの最大波長を意味するものである。本発明の場合、
その最大遮光波長は420nm以上、通常、420〜470nmの範
囲にある。さらに、本明細書で言う遮光性とは、マスキ
ングフィルムを介して明室用感光性フィルムを紫外光を
用いて露光処理する場合において、その露光処理によっ
て感光性フィルムを実質的に感光させない程度の分光強
度まで光を遮断することを意味するものである。従っ
て、マスキングフィルムを用いて感光性フィルムを露光
処理する場合、マスキングフィルムに要求される具体的
遮光性は、感光性フィルムの種類や露光回数によって適
当に規定することが必要である。一般的には、少数(例
えば1〜2回)の露光回数では、光の遮断は完全である
必要はなく、その露光回数では感光性フィルムが実質的
に感光しない程度、通常、分光透過率において1%以下
(特に0.5%以下)の遮光性を示すものであればよい。
一方、多数の露光回数(例えば10回以上)では、光の遮
断をより完全に行う必要があり、通常、分光透過率にお
いて0.2%以下(特に0.1%以下)の遮光性を示すもので
あればよい。
このマスキングフィルムにおける遮光性剥離層に含有さ
せる着色剤は、薄黄色系着色剤と青色系着色剤とからな
る混合着色剤で、その最大遮光波長が約420nm以上を示
すものである。混合着色剤の最大遮光波長は、通常、42
0〜470nmの範囲にある。薄黄色系着色剤は、その黄色味
は薄く、レモン色味の黄色である。従って、このような
黄色系着色剤に青色系着色剤を混合することによって、
薄グリーン色の色調を得ることができる。黄色系着色剤
の最大遮光波長については、最初、480nm以上であるこ
とが必要であると考えられたが、実際のテストでは、42
0〜470nmの範囲に最大遮光波長を有する着色剤でも十分
な実用性を備えていることが確認された。また、この薄
黄色系着色剤としては、その最大遮光波長が約420〜470
nmの範囲にあるものが通常用いられるが、必ずしもこれ
に限定されるものではなく、青色系着色剤と混合した混
合着色剤の最大遮光波長が約420nm以上の範囲にあれば
よい。
せる着色剤は、薄黄色系着色剤と青色系着色剤とからな
る混合着色剤で、その最大遮光波長が約420nm以上を示
すものである。混合着色剤の最大遮光波長は、通常、42
0〜470nmの範囲にある。薄黄色系着色剤は、その黄色味
は薄く、レモン色味の黄色である。従って、このような
黄色系着色剤に青色系着色剤を混合することによって、
薄グリーン色の色調を得ることができる。黄色系着色剤
の最大遮光波長については、最初、480nm以上であるこ
とが必要であると考えられたが、実際のテストでは、42
0〜470nmの範囲に最大遮光波長を有する着色剤でも十分
な実用性を備えていることが確認された。また、この薄
黄色系着色剤としては、その最大遮光波長が約420〜470
nmの範囲にあるものが通常用いられるが、必ずしもこれ
に限定されるものではなく、青色系着色剤と混合した混
合着色剤の最大遮光波長が約420nm以上の範囲にあれば
よい。
前記薄黄色系着色剤の具体的特性を示すと、その最大遮
光波長は前記したように420nm以上の範囲にあることが
必要であるが、その他、ブルーのフィルターによる濃度
が0.9〜2.0の範囲にあるとともに、グリーンのフィルタ
ーによる濃度が0.5以下であり、さらにレッドのフィル
ターによる濃度が0.4未満であることを示すことができ
る。なお、この場合の濃度測定は、濃度計としてマクベ
ス濃度計(米国マクベス社製、TD-904)を用い、フィル
ターとしては、ブルーのフィルターについては、wratte
n47及びCC-40M(米国コダック社製)の各1枚づつ、合
計2枚を用い、レッドのフィルターについては、wratte
n92の1枚を用い、グリーンのフィルターについては、w
ratten93の1枚を用いて行ったものである。
光波長は前記したように420nm以上の範囲にあることが
必要であるが、その他、ブルーのフィルターによる濃度
が0.9〜2.0の範囲にあるとともに、グリーンのフィルタ
ーによる濃度が0.5以下であり、さらにレッドのフィル
ターによる濃度が0.4未満であることを示すことができ
る。なお、この場合の濃度測定は、濃度計としてマクベ
ス濃度計(米国マクベス社製、TD-904)を用い、フィル
ターとしては、ブルーのフィルターについては、wratte
n47及びCC-40M(米国コダック社製)の各1枚づつ、合
計2枚を用い、レッドのフィルターについては、wratte
n92の1枚を用い、グリーンのフィルターについては、w
ratten93の1枚を用いて行ったものである。
薄黄色系着色剤を例示すると、例えば、Orasol Yellow
2GL,Saviny1 Yellow RLS,Saviny1 Yellow 2GLS,Vali Fa
st Yellow 4120,Vali Fast Yellow 1103,Vali Fast Yel
low 2110,Vali Fast Yellow 1101,Vali Fast Yellow 11
05,Aizen SOT Yellow-1,Mihara Oil Yellow 3G,Mihara
Oil Yellow 5G,Mihara Oil Yellow 10G,Kayaset Yellow
K-RL,Oil Yellow 101,Oil Yellow 107,Oil Yellow D,N
eo Super Yellow C-131,Neo Super Yellow C-132,Neoza
pon Yellow018等が挙げられる。これらのものは、前記
特性を有する限り、単独で又は2種以上の組合せで用い
ることができる。青色系着色剤の遮光波長は特に制約さ
れず、前記薄黄色系着色剤と混合した時に、薄グリーン
色の色調を与えるものであればよい。このようなものと
しては、例えば、Orasol Blue 2GLN,Orasol Blue GN,Ne
o Super Blue C-531,Neo Super Blue C-551,Vali Fast
Blue 1505,Vali Fast Blue 2606,Savinyl Blue GLS,Neo
zapon Blue 807,Oil Blue BO等が挙げられる。これらの
ものは、2種以上用いることができる。
2GL,Saviny1 Yellow RLS,Saviny1 Yellow 2GLS,Vali Fa
st Yellow 4120,Vali Fast Yellow 1103,Vali Fast Yel
low 2110,Vali Fast Yellow 1101,Vali Fast Yellow 11
05,Aizen SOT Yellow-1,Mihara Oil Yellow 3G,Mihara
Oil Yellow 5G,Mihara Oil Yellow 10G,Kayaset Yellow
K-RL,Oil Yellow 101,Oil Yellow 107,Oil Yellow D,N
eo Super Yellow C-131,Neo Super Yellow C-132,Neoza
pon Yellow018等が挙げられる。これらのものは、前記
特性を有する限り、単独で又は2種以上の組合せで用い
ることができる。青色系着色剤の遮光波長は特に制約さ
れず、前記薄黄色系着色剤と混合した時に、薄グリーン
色の色調を与えるものであればよい。このようなものと
しては、例えば、Orasol Blue 2GLN,Orasol Blue GN,Ne
o Super Blue C-531,Neo Super Blue C-551,Vali Fast
Blue 1505,Vali Fast Blue 2606,Savinyl Blue GLS,Neo
zapon Blue 807,Oil Blue BO等が挙げられる。これらの
ものは、2種以上用いることができる。
本発明で用いる遮光性マスキングフィルムは、薄グリー
ン色の着色を有し、その具体的特性は、前記したように
その最大遮光波長が420nm以上の範囲にあることが必要
であるが、その他、緑色光範囲(波長500nm〜570nm)に
おける最大分光透過率が50%以上であること、さらに、
その色調特性において、ブルーのフィルターによる濃度
が0.9〜2.0の範囲内にあるとともに、グリーンのフィル
ターによる濃度が0.5以下(好ましくは0.05〜0.45)で
あり、さらにレッドのフィルターによる濃度が0.4以上
(好ましくは0.4〜2.7)であり、かつグリーンのフィタ
ーによる濃度Aとレッドのフィルターによる濃度Bとの
比率A/Bが0.7以下(好ましくは0.4〜2.7)であることを
示すことができる。遮光性マスキングフィルムが良好な
薄グリーン色を示すためには上記の濃度範囲をすべて満
足することが重要である。例えばブルーのフィルターに
よる濃度が2.0以上であると薄緑ではなく濃い緑色とな
ってしまう。また、グリーンのフィルターによる濃度と
レッドのフィルターによる濃度の比が0.7以上であると
薄グリーンではなく、緑味の薄黄色になってしまう。な
お、この場合の濃度測定条件は、前記薄黄色系着色剤に
示したのと同じである。
ン色の着色を有し、その具体的特性は、前記したように
その最大遮光波長が420nm以上の範囲にあることが必要
であるが、その他、緑色光範囲(波長500nm〜570nm)に
おける最大分光透過率が50%以上であること、さらに、
その色調特性において、ブルーのフィルターによる濃度
が0.9〜2.0の範囲内にあるとともに、グリーンのフィル
ターによる濃度が0.5以下(好ましくは0.05〜0.45)で
あり、さらにレッドのフィルターによる濃度が0.4以上
(好ましくは0.4〜2.7)であり、かつグリーンのフィタ
ーによる濃度Aとレッドのフィルターによる濃度Bとの
比率A/Bが0.7以下(好ましくは0.4〜2.7)であることを
示すことができる。遮光性マスキングフィルムが良好な
薄グリーン色を示すためには上記の濃度範囲をすべて満
足することが重要である。例えばブルーのフィルターに
よる濃度が2.0以上であると薄緑ではなく濃い緑色とな
ってしまう。また、グリーンのフィルターによる濃度と
レッドのフィルターによる濃度の比が0.7以上であると
薄グリーンではなく、緑味の薄黄色になってしまう。な
お、この場合の濃度測定条件は、前記薄黄色系着色剤に
示したのと同じである。
透明支持体は、遮光性マスキングフィルムに通常使用さ
れる材質のものでよく、例えば、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート、ポリオキシベン
ゾエート等のポリエステルからなるフィルムの他、ポリ
カーボネートフィルム等の合成樹脂フィルムが用いられ
る。これらのフィルムは無延伸のものでも延伸したもの
でもよい。フィルムの厚さは、通常25〜250μmであ
る。
れる材質のものでよく、例えば、ポリエチレンテレフタ
レート、ポリブチレンテレフタレート、ポリオキシベン
ゾエート等のポリエステルからなるフィルムの他、ポリ
カーボネートフィルム等の合成樹脂フィルムが用いられ
る。これらのフィルムは無延伸のものでも延伸したもの
でもよい。フィルムの厚さは、通常25〜250μmであ
る。
薄グリーン系統色の遮光性マスキングフィルムを得るに
は、透明支持体上に、前記した混合着色剤を含む遮光性
剥離層を積層すればよい。この場合、前記の薄黄色系着
色剤と青色系着色剤とからなる混合着色剤の使用に関連
して紫外線吸収剤を用いるのが有利であり、このものの
使用により遮光性にすぐれたマスキングフィルムを得る
ことができる。紫外線吸収剤としては、従来公知のも
の、例えば、サリチル酸エステル系、ベンゾトリアゾー
ル系、ベンゾフェノン系の化合物が用いられるが、ベン
ゾフェノン系のものは、遮光性剥離層からのブリードが
なく、その使用は特に好ましいものである。紫外線吸収
剤の使用割合は、混合着色剤1重量部に対し、0.05〜1.
0重量部、好ましくは0.1〜0.7重量部の割合である。
は、透明支持体上に、前記した混合着色剤を含む遮光性
剥離層を積層すればよい。この場合、前記の薄黄色系着
色剤と青色系着色剤とからなる混合着色剤の使用に関連
して紫外線吸収剤を用いるのが有利であり、このものの
使用により遮光性にすぐれたマスキングフィルムを得る
ことができる。紫外線吸収剤としては、従来公知のも
の、例えば、サリチル酸エステル系、ベンゾトリアゾー
ル系、ベンゾフェノン系の化合物が用いられるが、ベン
ゾフェノン系のものは、遮光性剥離層からのブリードが
なく、その使用は特に好ましいものである。紫外線吸収
剤の使用割合は、混合着色剤1重量部に対し、0.05〜1.
0重量部、好ましくは0.1〜0.7重量部の割合である。
遮光性剥離層には、前記した混合着色剤及び紫外線吸収
剤の他、合成ゴムや合成樹脂等の高分子物質をバインダ
ー成分として含むものであるが、遮光性剥離層の具体的
構成は従来良く知られており、従来公知の技術に従って
構成することができる。例えば、このような遮光性剥離
層には、前記成分に加えて、ニトリルゴム、塩化ビニル
−塩化ビニリデン共重合体及び必要に応じての任意の添
加剤、例えば粗面化剤等を含有させることができるし、
またニトリルゴム、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体及
び必要に応じての任意の添加剤を含有させることができ
る。着色剤の添加量は、遮光性剥離層中、通常、2〜50
重量%、好ましくは5〜30重量%であり、遮光性剥離層
の透明性が損われないようにする。
剤の他、合成ゴムや合成樹脂等の高分子物質をバインダ
ー成分として含むものであるが、遮光性剥離層の具体的
構成は従来良く知られており、従来公知の技術に従って
構成することができる。例えば、このような遮光性剥離
層には、前記成分に加えて、ニトリルゴム、塩化ビニル
−塩化ビニリデン共重合体及び必要に応じての任意の添
加剤、例えば粗面化剤等を含有させることができるし、
またニトリルゴム、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体及
び必要に応じての任意の添加剤を含有させることができ
る。着色剤の添加量は、遮光性剥離層中、通常、2〜50
重量%、好ましくは5〜30重量%であり、遮光性剥離層
の透明性が損われないようにする。
遮光性剥離層を透明支持体上に積層する場合、遮光性剥
離層は、感圧接着剤層を介して積層することができる。
このような遮光性マスキングフィルムにおいては、いっ
たん剥離した膜を再びその透明支持体上に貼込むことが
できる。感圧接着剤層は、例えば、合成樹脂系又はゴム
系の接着剤を用いて形成することができる。合成樹脂系
接着剤としては、アクリル酸エステル共重合体、飽和ポ
リエステル系化合物、ポリウレタン等が挙げられ、ゴム
系接着剤としては、天然ゴム、クロロプレンゴム、ニト
リルゴム等が挙げられる。
離層は、感圧接着剤層を介して積層することができる。
このような遮光性マスキングフィルムにおいては、いっ
たん剥離した膜を再びその透明支持体上に貼込むことが
できる。感圧接着剤層は、例えば、合成樹脂系又はゴム
系の接着剤を用いて形成することができる。合成樹脂系
接着剤としては、アクリル酸エステル共重合体、飽和ポ
リエステル系化合物、ポリウレタン等が挙げられ、ゴム
系接着剤としては、天然ゴム、クロロプレンゴム、ニト
リルゴム等が挙げられる。
感圧接着剤層との関連で用いる好ましい遮光性剥離層
は、前記した混合着色剤及び必要に応じての紫外線吸収
剤に加えて、ニトリルゴム、ニトロセルロース及び可塑
剤を含有するものである。この場合、ニトリルゴムとし
ては、例えば、アクリロニトリル−ブタジエンの共重合
体又はアクリロニトリル−ブタジエン−カルボキシル基
含有単量体の三元重合体であって、アクリロニトリル含
有量が19〜51重量%のもの等が好ましく用いられる。ニ
トロセルロースとしては、窒素含有量10.7〜12.2重量%
のものが好ましく用いられる。可塑剤としては、脂肪酸
エステル(好ましくは分子量300〜500のもの)、トリメ
リット酸エステル(好ましくは分子量500〜700のも
の)、エポキシ化油脂(グリセリド)(好ましくは分子
量300〜1300のもの)、エポキシ化脂肪酸エステル(非
グリセリド)(好ましくは分子量300〜1300のもの)等
が挙げられる。ニトリルゴムとニトロセルロースの重量
比は(20:80)〜(80:20)、好ましくは(30:70)〜(7
0:30)である。可塑剤の使用割合は、ニトリルゴムとニ
トロセルロースの合計量100重量部に対し0.1〜30重量
部、好ましくは0.5〜20重量部である。混合着色剤は、
ニトリルゴムとニトロセルロースとの合計量100重量部
に対し3〜30重量部、好ましくは5〜20重量部である。
さらに、この感圧接着剤層を有するマスキングフィルム
の場合には、その遮光性剥離層には、ベンゾグアナミン
樹脂等の非相溶性有機化合物や、シリカ等の無機化合物
を含有させるのがよく、これらのものの添加により、光
の反射防止効果が得られる上に、表面のベトツキが減少
する等の効果が得られる。また、感圧接着剤層には、遮
光性剥離層に含有させるべき混合着色剤の一部を含有さ
せることができる。
は、前記した混合着色剤及び必要に応じての紫外線吸収
剤に加えて、ニトリルゴム、ニトロセルロース及び可塑
剤を含有するものである。この場合、ニトリルゴムとし
ては、例えば、アクリロニトリル−ブタジエンの共重合
体又はアクリロニトリル−ブタジエン−カルボキシル基
含有単量体の三元重合体であって、アクリロニトリル含
有量が19〜51重量%のもの等が好ましく用いられる。ニ
トロセルロースとしては、窒素含有量10.7〜12.2重量%
のものが好ましく用いられる。可塑剤としては、脂肪酸
エステル(好ましくは分子量300〜500のもの)、トリメ
リット酸エステル(好ましくは分子量500〜700のも
の)、エポキシ化油脂(グリセリド)(好ましくは分子
量300〜1300のもの)、エポキシ化脂肪酸エステル(非
グリセリド)(好ましくは分子量300〜1300のもの)等
が挙げられる。ニトリルゴムとニトロセルロースの重量
比は(20:80)〜(80:20)、好ましくは(30:70)〜(7
0:30)である。可塑剤の使用割合は、ニトリルゴムとニ
トロセルロースの合計量100重量部に対し0.1〜30重量
部、好ましくは0.5〜20重量部である。混合着色剤は、
ニトリルゴムとニトロセルロースとの合計量100重量部
に対し3〜30重量部、好ましくは5〜20重量部である。
さらに、この感圧接着剤層を有するマスキングフィルム
の場合には、その遮光性剥離層には、ベンゾグアナミン
樹脂等の非相溶性有機化合物や、シリカ等の無機化合物
を含有させるのがよく、これらのものの添加により、光
の反射防止効果が得られる上に、表面のベトツキが減少
する等の効果が得られる。また、感圧接着剤層には、遮
光性剥離層に含有させるべき混合着色剤の一部を含有さ
せることができる。
前記のようにして得られる遮光性マスキングフィルム
は、透明性の良い薄グリーン色の色調を示す。従って、
このマスキングフィルムにカットラインを施したり、そ
のカットラインに応じて遮光性剥離層を剥離する作業に
おいては、従来の赤色系統色を示すマスキングフィルム
を用いる場合とは異なり、作業者の目の疲労が著しく軽
減され、作業能力の改善が達成される。さらに、このマ
スキングフィルムにおいて、遮光性剥離層は、透明性の
良い薄グリーン色であることから、その下に置いた原図
を明瞭に透視することができる。
は、透明性の良い薄グリーン色の色調を示す。従って、
このマスキングフィルムにカットラインを施したり、そ
のカットラインに応じて遮光性剥離層を剥離する作業に
おいては、従来の赤色系統色を示すマスキングフィルム
を用いる場合とは異なり、作業者の目の疲労が著しく軽
減され、作業能力の改善が達成される。さらに、このマ
スキングフィルムにおいて、遮光性剥離層は、透明性の
良い薄グリーン色であることから、その下に置いた原図
を明瞭に透視することができる。
次に、本発明による薄グリーン色のマスクフィルムと、
アンバー色及び/又はイエロー色のマスクフィルムとの
組合せを用いて、ネガフィルムからポジフィルムを得る
工程について図面を参照して詳述する。
アンバー色及び/又はイエロー色のマスクフィルムとの
組合せを用いて、ネガフィルムからポジフィルムを得る
工程について図面を参照して詳述する。
第1図(a)及び(b)は、色分解法により形成された
図柄Aを有するネガフィルム1と図柄Bを有するネガフ
ィルム2とからなるネガフィルムの説明図を示す。
図柄Aを有するネガフィルム1と図柄Bを有するネガフ
ィルム2とからなるネガフィルムの説明図を示す。
第2図は、印刷物の仕上り指定の図柄状態図である。
第3図(a)及び(b)は、第2図の仕上り指定の図柄
状態図を得るためのマスクフィルムにおけるマスク(透
光部)の形状を示す説明図である。形状A′及びB′の
部分はそれぞれ、遮光性マスキングフィルムにおけるそ
の遮光層が剥離された透光部を示すもので、紫外線が透
過する。
状態図を得るためのマスクフィルムにおけるマスク(透
光部)の形状を示す説明図である。形状A′及びB′の
部分はそれぞれ、遮光性マスキングフィルムにおけるそ
の遮光層が剥離された透光部を示すもので、紫外線が透
過する。
第1図に示したネガフィルム1及び2と、第3図に示し
たマスクフィルム1′及び2′を用いて、第2図に示し
た図柄のポジフィルムを形成するには、先ず、現像によ
りポジフィルムを与えるリスフィルム上に、形状A′の
透光部を有するマスクフィルム1′を重ね、その上に図
柄Aを有するネガフィルム1を重ねて第1露光する。こ
の第1露光により、第2図に示した仕上り指定の図柄状
態図において、形状A′の図柄Aが第2潜像として記録
される。次に、第1露光の終った後のリスクフィルム上
に、形状B′の透光部を有するマスクフィルム2′を重
ね、その上に図柄Bを有するネガフィルムを重ねて第2
露光する。この第2露光により、第2図に示した仕上り
指定の状態図において、形状B′の図柄Bが第2潜像と
して記録される。このようにして、リスフィルム上に
は、第1潜像と第2潜像との合成された仕上り指定に対
応する図柄を有する潜像が記録される。そして、このリ
スフィルムを現像することによりポジフィルムが得られ
る。このポジフィルムは、色分解された各色に対応して
作成された、合計4枚のポジフィルムが作成される。
たマスクフィルム1′及び2′を用いて、第2図に示し
た図柄のポジフィルムを形成するには、先ず、現像によ
りポジフィルムを与えるリスフィルム上に、形状A′の
透光部を有するマスクフィルム1′を重ね、その上に図
柄Aを有するネガフィルム1を重ねて第1露光する。こ
の第1露光により、第2図に示した仕上り指定の図柄状
態図において、形状A′の図柄Aが第2潜像として記録
される。次に、第1露光の終った後のリスクフィルム上
に、形状B′の透光部を有するマスクフィルム2′を重
ね、その上に図柄Bを有するネガフィルムを重ねて第2
露光する。この第2露光により、第2図に示した仕上り
指定の状態図において、形状B′の図柄Bが第2潜像と
して記録される。このようにして、リスフィルム上に
は、第1潜像と第2潜像との合成された仕上り指定に対
応する図柄を有する潜像が記録される。そして、このリ
スフィルムを現像することによりポジフィルムが得られ
る。このポジフィルムは、色分解された各色に対応して
作成された、合計4枚のポジフィルムが作成される。
前記したポジフィルムの作成工程においては、従来は、
アンバー色又はイエロー色の1種類のマスクフィルムが
用いられていたことから、次に示すようなミスを発見す
ることは容易でなかった。
アンバー色又はイエロー色の1種類のマスクフィルムが
用いられていたことから、次に示すようなミスを発見す
ることは容易でなかった。
(1)イキ、シニのミス このミスは、写真、イラスト等が重なる図柄や図面で、
本来前面に出るべきものが後にかくれて消去されてしま
ったり、又はその逆になってしまうミスである。
本来前面に出るべきものが後にかくれて消去されてしま
ったり、又はその逆になってしまうミスである。
(2)「切り残し」や「剥がし忘れ」のミス このミスは、マスクフィルムを作成するため、本来切れ
目を入れるべき所を切り残したり、切れ目は入れたが剥
がし忘れたりするミスである。
目を入れるべき所を切り残したり、切れ目は入れたが剥
がし忘れたりするミスである。
本発明によれば、前記のようなミスは、薄グリーン色の
マスクフィルムと、アンバー色及び/又はイエロー色の
マスクフィルムとの組合せを用い、ポジフィルムの作成
に先立ち、これらのマスクフィルムを重ね、透視するこ
とによって防ぐことができる。次に、このようなマスク
フィルムの組合せを用いて前記したミスを発見する手順
を以下に示す。
マスクフィルムと、アンバー色及び/又はイエロー色の
マスクフィルムとの組合せを用い、ポジフィルムの作成
に先立ち、これらのマスクフィルムを重ね、透視するこ
とによって防ぐことができる。次に、このようなマスク
フィルムの組合せを用いて前記したミスを発見する手順
を以下に示す。
(1)前記(1)のミスを発見する手順 イキのマスクフィルムを、例えばアンバー色、シニのマ
スクフィルムを薄グリーン色で作成し、これらのマスク
フィルムのみを重ねて透視する。この時、イキの個所は
薄グリーン色に見えるべきで、薄グリーン色以外(透
明、アンバー色、アンバー色と薄グリーン色の混合物)
に見えるとミスであることがわかる。
スクフィルムを薄グリーン色で作成し、これらのマスク
フィルムのみを重ねて透視する。この時、イキの個所は
薄グリーン色に見えるべきで、薄グリーン色以外(透
明、アンバー色、アンバー色と薄グリーン色の混合物)
に見えるとミスであることがわかる。
(2)前記(2)のミスを発見する手順 マスクフィルムを、例えば薄グリーン色及びアンバー色
で作成し、これらを重ねて透視する。この時、剥がして
いる個所はアンバー色、薄グリーン色又は透明に見えて
容易に判断することができる。同色のマスクフィルムの
みを用いると、濃度差でミスを判断することになるが、
これは非常にむつかしい。
で作成し、これらを重ねて透視する。この時、剥がして
いる個所はアンバー色、薄グリーン色又は透明に見えて
容易に判断することができる。同色のマスクフィルムの
みを用いると、濃度差でミスを判断することになるが、
これは非常にむつかしい。
また、マスクフィルムを多数(8〜10枚)使用する場
合、薄グリーン色、アンバー色に加えてさらにイエロー
色のものを用いることにより、薄グリーン色は図柄用、
アンバー色は平網用、イエロー色は文字用等として使い
分け、これらを重ねてチェックすることができる。
合、薄グリーン色、アンバー色に加えてさらにイエロー
色のものを用いることにより、薄グリーン色は図柄用、
アンバー色は平網用、イエロー色は文字用等として使い
分け、これらを重ねてチェックすることができる。
(発明の効果) 以上のように、本発明においては、薄グリーン色のマス
クフィルムを、アンバー色及び/又はイエロー色のマス
クフィルムとの組合せを用いたことから、単一色のマス
クフィルムのみを用いて行っていた従来のポジフィルム
の作成工程で見られたような各種のミスを容易に防ぐこ
とができる。
クフィルムを、アンバー色及び/又はイエロー色のマス
クフィルムとの組合せを用いたことから、単一色のマス
クフィルムのみを用いて行っていた従来のポジフィルム
の作成工程で見られたような各種のミスを容易に防ぐこ
とができる。
(実施例) 次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
参考例1 表−1に示す成分組成の均一混合物を遮光性塗布液とし
て用いた。
て用いた。
なお、表−1に示した着色剤Aは、Oil Yellow 101(オ
リエント化学工業株式会社製)、着色剤Bは、Vali Fas
t Blue 4120(オリエント化学工業株式会社製)、着色
剤Cは、Neozapon Blue 807である。紫外線吸収剤は2,
2′,4,4′−テトラヒドロキシ−ベンゾフェノンであ
る。
リエント化学工業株式会社製)、着色剤Bは、Vali Fas
t Blue 4120(オリエント化学工業株式会社製)、着色
剤Cは、Neozapon Blue 807である。紫外線吸収剤は2,
2′,4,4′−テトラヒドロキシ−ベンゾフェノンであ
る。
アクリロニトリル−ブタジエンラバーは、アクリロニト
リル含量33重量%を有するもの(ニポール1042、日本ゼ
オン社製)である。
リル含量33重量%を有するもの(ニポール1042、日本ゼ
オン社製)である。
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体は、86%の塩化ビニル
と14%の酢酸ビニルからなるもの(VYHH,ユニオン・カ
ーバイド社製)である。
と14%の酢酸ビニルからなるもの(VYHH,ユニオン・カ
ーバイド社製)である。
粗面化剤は表面を粗面にし、ベトツキをなくすもので、
シリカ(サイロイド74、富士ディビソン社製)である。
シリカ(サイロイド74、富士ディビソン社製)である。
次に、前記塗布液を、支持体としてのポリエチレンテレ
フタレートフィルム(厚さ:100μm)の表面に塗布乾燥
し、厚さ25μmの遮光性剥離層を形成した。
フタレートフィルム(厚さ:100μm)の表面に塗布乾燥
し、厚さ25μmの遮光性剥離層を形成した。
このようにして作成されたマスキングフィルムは、薄グ
リーンの色調を有し、第4図に示した光透過スペクトル
チャートを示し、波長450nm以下を遮光し、かつ緑色光
範囲の波長500nmと570nmとの間(545nm)に光透過率の
ピークを有し、そのピークの光透過率は50%を超え、透
明性にすぐれている。
リーンの色調を有し、第4図に示した光透過スペクトル
チャートを示し、波長450nm以下を遮光し、かつ緑色光
範囲の波長500nmと570nmとの間(545nm)に光透過率の
ピークを有し、そのピークの光透過率は50%を超え、透
明性にすぐれている。
参考例2 参考例1において、塗布液を、クロロプレン系感圧接着
剤層(厚さ3μm)を有するポリエチレンテレフタレー
トフィルムのその感圧接着剤層面に塗布乾燥した以外は
同様にしてマスキングフィルムを得た。
剤層(厚さ3μm)を有するポリエチレンテレフタレー
トフィルムのその感圧接着剤層面に塗布乾燥した以外は
同様にしてマスキングフィルムを得た。
このマスキングフィルムも第4図に示したのと同様の光
透過スペクトルチャートを示した。このマスキングフィ
ルムは、いったん剥離した膜を再びその透明支持体に貼
込むことが可能のものである。
透過スペクトルチャートを示した。このマスキングフィ
ルムは、いったん剥離した膜を再びその透明支持体に貼
込むことが可能のものである。
参考例3 マスター塗布液として次表に示す成分組成の混合液を得
た。
た。
次に、前記マスター塗布液20重量部に表−3に示す添加
量で黄色及びブルー染料を溶解して塗布液を調製し、こ
の塗布液をポリエチレンテレフタレートフィルム(厚
さ:100μm)の表面に塗布乾燥し、厚さ24μmの遮光性
剥離層を形成した。
量で黄色及びブルー染料を溶解して塗布液を調製し、こ
の塗布液をポリエチレンテレフタレートフィルム(厚
さ:100μm)の表面に塗布乾燥し、厚さ24μmの遮光性
剥離層を形成した。
次に、このようにして得られた遮光性マスキングフィル
ムについて、その色調特性、色調及び遮光性を調べた。
その結果を表−3に示す。
ムについて、その色調特性、色調及び遮光性を調べた。
その結果を表−3に示す。
なお、前記のブルー染料としては、Neozapon Blue 807
を用い、黄色染料としては、oil yellow101;染料A及び
Savinyl yellow RLS(染料B)を使用した。
を用い、黄色染料としては、oil yellow101;染料A及び
Savinyl yellow RLS(染料B)を使用した。
また、色調特性の測定は、前記したようにマグベス濃度
計を用いて行った。色調については目視により行った。
遮光性に関しては、その最大遮光波長が420nm以上の範
囲にあるものを「○」及びそれより低い範囲のものを
「×」として判定した。
計を用いて行った。色調については目視により行った。
遮光性に関しては、その最大遮光波長が420nm以上の範
囲にあるものを「○」及びそれより低い範囲のものを
「×」として判定した。
次に、種々の黄色染色について、その色調特性、色調及
び遮光性についても表−4に示す。
び遮光性についても表−4に示す。
表−4において、その色調特性の測定は、前記と同様に
マグベス濃度計を用いた行った。また、色度座標の測定
は、JIS Z 8722-1982に準拠して行った。色調は目視に
より行った。
マグベス濃度計を用いた行った。また、色度座標の測定
は、JIS Z 8722-1982に準拠して行った。色調は目視に
より行った。
実施例1 色分解法により形成された第1図(a)及び(b)に示
すような図柄A及び図柄Bを有する2種のネガフィルム
1及び2を色分解された各色(シアン、マゼンタ、イエ
ロー及び黒の各色)に対応して作成した(全部で合計8
枚のネガフィルムを作成)。
すような図柄A及び図柄Bを有する2種のネガフィルム
1及び2を色分解された各色(シアン、マゼンタ、イエ
ロー及び黒の各色)に対応して作成した(全部で合計8
枚のネガフィルムを作成)。
一方、第2図に示した仕上り指定の図柄状態図に対応す
るように第3図(a)及び(b)に示すマスクフィルム
1′及び2′を作成した。この場合、イキの図柄B′の
形状の透光部を有するマスクフィルム2′は、市販のア
ンバー色を有する遮光性マスキングフィルムを用い、そ
の遮光層を剥離して、図柄Bに対応する形状の透光部を
形成することによって作成した。一方、シニの図柄A′
の形状の透光部を有するマスクフィルム1′は、前記参
考例1で作成した薄グリーン色の遮光性マスキングフィ
ルムを用い、その遮光層を剥離し、図柄A′に対応する
形状の透光部を形成することによって作成した。
るように第3図(a)及び(b)に示すマスクフィルム
1′及び2′を作成した。この場合、イキの図柄B′の
形状の透光部を有するマスクフィルム2′は、市販のア
ンバー色を有する遮光性マスキングフィルムを用い、そ
の遮光層を剥離して、図柄Bに対応する形状の透光部を
形成することによって作成した。一方、シニの図柄A′
の形状の透光部を有するマスクフィルム1′は、前記参
考例1で作成した薄グリーン色の遮光性マスキングフィ
ルムを用い、その遮光層を剥離し、図柄A′に対応する
形状の透光部を形成することによって作成した。
次に、前記したネガフィルム1及び2と、マスクフィル
ム1′及び2′を用いて、常法によりポジフィルムを作
成した。この場合、ポジフィルムの作成に先立ち、2つ
のマスクフィルム1′及び2′を重ねて透視したとこ
ろ、イキの図柄B′に対応した形状が薄グリーン色で明
瞭に観察され、シニの図柄A′に対応した形状がアンバ
ー色で目瞭に観察され、第2図の仕上り指定の図柄状態
図に対応する形状が明瞭に確認されるとともに、図柄A
がシニで図柄Bがイキであることが、その2色の色の違
いにより一見で判定された。
ム1′及び2′を用いて、常法によりポジフィルムを作
成した。この場合、ポジフィルムの作成に先立ち、2つ
のマスクフィルム1′及び2′を重ねて透視したとこ
ろ、イキの図柄B′に対応した形状が薄グリーン色で明
瞭に観察され、シニの図柄A′に対応した形状がアンバ
ー色で目瞭に観察され、第2図の仕上り指定の図柄状態
図に対応する形状が明瞭に確認されるとともに、図柄A
がシニで図柄Bがイキであることが、その2色の色の違
いにより一見で判定された。
ポジフィルムの作成は、前記のように、複数のマスクフ
ィルムを重ねてマスクフィルムのマスクの形状(透光部
の形状)が仕上り指定の図柄状態図に一致していること
を確認した後、ポジフィルム形成用のリスフィルムに、
シニの図柄A′を有するマスクフィルムを重ね、その上
に図柄Aを有するネガフィルム1を重ねて第1露光した
後、イキの図柄B′を有するマスクフィルムを重ね、そ
の上に図柄Bを有するネガフィルム2を重ねて第2露光
する。この露光後、リスフィルムを現像してポジフィル
ムを作成する。
ィルムを重ねてマスクフィルムのマスクの形状(透光部
の形状)が仕上り指定の図柄状態図に一致していること
を確認した後、ポジフィルム形成用のリスフィルムに、
シニの図柄A′を有するマスクフィルムを重ね、その上
に図柄Aを有するネガフィルム1を重ねて第1露光した
後、イキの図柄B′を有するマスクフィルムを重ね、そ
の上に図柄Bを有するネガフィルム2を重ねて第2露光
する。この露光後、リスフィルムを現像してポジフィル
ムを作成する。
前記に示したポジフィルムの作成のための操作は、色分
解された各色に対応して行い、合計4個のポジフィルム
を得る。
解された各色に対応して行い、合計4個のポジフィルム
を得る。
第1図(a),(b)は、図柄A及びBを各有するネガ
フィルムの説明図を示す。 第2図は仕上り指定の図柄状態図を示す。 第3図(a),(b)は仕上り指定の図柄状態図に対応
して形成されたマスクフィルムを示す。 第4図は薄グリーン色の遮光マスキングフィルムの光透
過スペクトルチャートを示す。
フィルムの説明図を示す。 第2図は仕上り指定の図柄状態図を示す。 第3図(a),(b)は仕上り指定の図柄状態図に対応
して形成されたマスクフィルムを示す。 第4図は薄グリーン色の遮光マスキングフィルムの光透
過スペクトルチャートを示す。
Claims (4)
- 【請求項1】カラー製版におけるネガフィルム及び遮光
性マスキングフィルムから形成された少なくとも2つの
マスクフィルムを用いてポジフィルムを作成する工程に
おいて、該マスクフィルムとして、少なくとも薄グリー
ン色のマスクフィルムと、アンバー色及び/又はイエロ
ー色のマスクフィルムとの組合せを用いることからな
り、該薄グリーン色のマスクフィルムは、透明支持体上
に着色剤を含有させた透明性の遮光性剥離層を設けたも
のであって、該遮光性剥離層に薄黄色系着色剤と青色系
着色剤とからなる最大遮光波長が420nm以上である混合
着色剤を含有させたものからなり、緑色光範囲における
最大分光透過率が50%以上であり、かつブルーのフィル
ターによる濃度が0.9〜2.0、グリーンのフィルターによ
る濃度が0.5以下及びレッドのフィルターによる濃度が
0.4以上であり、かつグリーンのフィルターによる濃度
Aとレッドのフィルターによる濃度Bとの比率が0.7以
下である色調特性を有する薄グリーン色の遮光性マスキ
ングフィルムから形成されたものであることを特徴とす
るカラー製版用ポジフィルムの作成方法。 - 【請求項2】該マスキングフィルムの遮光性剥離層が、
混合着色剤とともに紫外線吸収剤を含有する請求項1の
方法。 - 【請求項3】該紫外線吸収剤がベンゾフェノン系化合物
である請求項2の方法。 - 【請求項4】該マスキングフィルムの遮光性剥離層が透
明支持体上に感圧接着剤層を介して設けられている請求
項1〜3のいずれかの方法。
Priority Applications (12)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9099789A JPH06100822B2 (ja) | 1988-11-10 | 1989-04-11 | カラー製版用ポジフィルムの作成方法 |
CA002002502A CA2002502A1 (en) | 1988-11-10 | 1989-11-08 | Masking film |
EP89311533A EP0368630B1 (en) | 1988-11-10 | 1989-11-08 | Masking film |
AT89311533T ATE138209T1 (de) | 1988-11-10 | 1989-11-08 | Maskenfilm |
DE68926488T DE68926488T2 (de) | 1988-11-10 | 1989-11-08 | Maskenfilm |
NO89894458A NO894458L (no) | 1988-11-10 | 1989-11-08 | Lyssikker maskeringsfilm og anvendelse av denne. |
NZ231328A NZ231328A (en) | 1988-11-10 | 1989-11-08 | Masking film for photosensitive material: transmissivity |
AU44528/89A AU616321B2 (en) | 1988-11-10 | 1989-11-09 | Light green tinted lightsafe masking film |
KR1019890016304A KR920003807B1 (ko) | 1988-11-10 | 1989-11-10 | 마스킹 필름 및 노출방법 |
FI895377A FI895377A0 (fi) | 1988-11-10 | 1989-11-10 | Maskningsfilm. |
DK563089A DK563089A (da) | 1988-11-10 | 1989-11-10 | Lystaet maskeringsfolie og fremgangsmaade til eksponering under anvendelse af samme |
US07/913,414 US5368962A (en) | 1988-11-10 | 1992-07-15 | Masking film |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28416388 | 1988-11-10 | ||
JP63-284163 | 1988-11-10 | ||
JP9099789A JPH06100822B2 (ja) | 1988-11-10 | 1989-04-11 | カラー製版用ポジフィルムの作成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02222950A JPH02222950A (ja) | 1990-09-05 |
JPH06100822B2 true JPH06100822B2 (ja) | 1994-12-12 |
Family
ID=26432394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9099789A Expired - Lifetime JPH06100822B2 (ja) | 1988-11-10 | 1989-04-11 | カラー製版用ポジフィルムの作成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06100822B2 (ja) |
-
1989
- 1989-04-11 JP JP9099789A patent/JPH06100822B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02222950A (ja) | 1990-09-05 |
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