JPH06100583B2 - 超音波装置 - Google Patents

超音波装置

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JPH06100583B2
JPH06100583B2 JP60150306A JP15030685A JPH06100583B2 JP H06100583 B2 JPH06100583 B2 JP H06100583B2 JP 60150306 A JP60150306 A JP 60150306A JP 15030685 A JP15030685 A JP 15030685A JP H06100583 B2 JPH06100583 B2 JP H06100583B2
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JP
Japan
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ultrasonic
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delay
forming
auxiliary
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JP60150306A
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JPS6212852A (ja
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景義 片倉
俊雄 小川
静夫 石川
晋一郎 梅村
真一 近藤
宏 池田
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は超音波により対象物体の構造を知る超音波撮像
装置の高性能化に関する。
〔発明の背景〕
超音波撮像装置における解像度を向上させると超音波ビ
ーム幅が狭くなり、走査線の本数が増大し、撮像のコマ
数が低下する。そこで特開昭53−96285号にあるよう
に、ビーム形成を行う整相部を複数個保有し、同時に2
方向の受信ビームを形成し、高速撮像化を計つている。
しかし、この方法によると同時受信のビーム本数だけの
整相部が必要となり、ビーム本数を増大する場合の構成
が困難となる。
〔発明の目的〕
そこで本発明の目的は、簡単な構成により多数のビーム
形成を同時にできる超音波装置を提供する事にある。
〔発明の概要〕
本発明の装置は複数群についてそれぞれビーム形成処理
を行う手段と、各群信号間にさらに遅延を与える第2の
手段と、これらの複数信号を加算する手段とを有し、複
数方向のビームを同時に形成するように構成してなるこ
とを特徴とするものである。
〔発明の実施例〕
以下本発明を実施例にしたがい詳細に説明する。
第1図の配列された超音波振動子、qn(n=1、…、
n、…、N)にて受信された音波を、簡単のために超音
波振動子に関し2群(A1、A2)に分割する場合について
説明する。これら各群に属する信号Sn(n=1、…、
n、…、N)はそれぞれ整相部P1、P2により特定の空間
位置に対して整相される。
これらの整相部P1、P2の出力b1、b2は第2図(a)に示
す方位分解能を有する。ここでDはA1、A2の口径で同一
としてあり、λは音波波長である。このような信号b2
遅延部B2によりτだけ遅延させる。この遅延された信号
E2と整相部P1の出力b1とを加算器C2により加算する。こ
のようにして得られた信号d2の解像度は理論解析から、
A1、A2それぞれの中点に配置された2点の形成するビー
ム(第2図(b))とそれぞれのビーム形状(第2図
(a))との積で与えられ、第2図(c)となる。つま
り、正面から角度cτ/Dだけ移動した方向にビームが形
成されたことになる。ここでCは音速である。このよう
な構成による以上の動作原理から第3図に示すような構
成とすると信号d0は正面方向、d1はd2と逆の方向に傾斜
したビームとして3本同時に形成される。この場合に要
する構成部品は短時間な遅延回路(付加整相部)B1、B2
および単純な加算器C0、C1、C2のみであり、構成が大幅
に簡単化されている。また、短時間遅延線であるB1、B2
を複数化する事による多数ビームの形成も容易である。
例えばそれぞれτと2τの遅延時間を選択可能とすると
第4図に示す遅延時間の組合せにより5方向のビームを
同時に形成することが可能となり、高速化に非常に有効
である。ここで である。
以上は簡単なためにA1、A2の2群に分割する構成につい
て述べたが、これをA1、A2、A3なる超音波振動子の3群
あるいはそれ以上の群に分割することも可能であり解像
度が順次向上する。特に、3,5群のような奇数分割の場
合には中央部の整相に入射波面の対称性が利用可能であ
るという大きな利点が得られる。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によると基本的には1組の整相
部を保有し、他に少数の遅延回路を付加することにより
複数本のビームを同時に形成することが可能となる。こ
こに要求する遅延時間は通常0.1μsec程度であり、非常
に簡単な構成となる。
以上の説明において、送波ビームとの関係は無視してき
たが、このような構成において最大に偏位した受信ビー
ム形成位置を送波ビームに対して対称な位置に配置する
ことが画面の感度均一化のために有効である。
【図面の簡単な説明】
第1図本発明装置の基本構成を示すブロツク図、第2図
は解像度の理論曲線、第3図は3本ビーム形成の実施例
を示すブロツク図、第4図は各群が2種の付加遅延時間
を有する場合の形成ビーム方向、第5図は奇数群分割の
利点の説明図である。 An……分割群の名称、Pn……整相部、Bn……付加整相
部、Cn……加算器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 静夫 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 梅村 晋一郎 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 近藤 真一 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 池田 宏 東京都国分寺市東恋ヶ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (56)参考文献 実開 昭58−89007(JP,U)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の配列超音波振動子により受信された
    受信信号にもとづき受信用超音波ビームを形成する超音
    波装置において、前記複数の配列超音波振動子が複数群
    に分割され、この分割された各複数群を構成する前記配
    列超音波振動子からの前記受信信号のそれぞれに遅延を
    与え加算してビーム形成処理を行なうための、前記複数
    群のそれぞれに接続された整相手段と、これら複数の整
    相手段のそれぞれの出力信号にさらに遅延を与えるため
    に、前記複数の整相手段のそれぞれに接続された補助遅
    延手段と、前記整相手段の出力と前記補助遅延手段の出
    力信号を加算する複数の補助加算手段とを有し、複数の
    受信用超音波ビームを同時に形成することを特徴とする
    超音波装置。
  2. 【請求項2】前記複数の配列超音波振動子を3群以上の
    奇数群に分割することを特徴とする特許請求の範囲第1
    項に記載の超音波装置。
  3. 【請求項3】前記複数の受信用超音波ビームのそれぞれ
    の形成位置を、送波ビームに対して、対称な位置に形成
    することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の超
    音波装置。
  4. 【請求項4】複数の配列超音波振動子により受信された
    受信信号にもとづき受信用超音波ビームを形成する超音
    波装置において、前記複数の配列超音波振動子が複数群
    に分割され、この分割された各複数群を構成する前記配
    列超音波振動子からの前記受信信号のそれぞれに遅延を
    与え加算してビーム形成処理を行なうための、前記複数
    群のそれぞれに接続された整相手段と、これら複数の整
    相手段のそれぞれの出力信号に、さらに相互に異なる遅
    延時間を付与するために、前記複数の整相手段のそれぞ
    れに接続された補助遅延手段と、該補助遅延手段のそれ
    ぞれの出力信号を加算する複数の補助加算手段とを有
    し、複数の受信用超音波ビームを同時に形成することを
    特徴とする超音波装置。
JP60150306A 1985-07-10 1985-07-10 超音波装置 Expired - Lifetime JPH06100583B2 (ja)

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JP60150306A JPH06100583B2 (ja) 1985-07-10 1985-07-10 超音波装置

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JP60150306A JPH06100583B2 (ja) 1985-07-10 1985-07-10 超音波装置

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JPS6212852A JPS6212852A (ja) 1987-01-21
JPH06100583B2 true JPH06100583B2 (ja) 1994-12-12

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2632846B2 (ja) * 1987-04-30 1997-07-23 ジーイー横河メディカルシステム株式会社 フエーズドアレイソーナ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5889007U (ja) * 1981-12-11 1983-06-16 株式会社日立メデイコ 超音波受信装置

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