JP3324992B2 - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP3324992B2
JP3324992B2 JP3144499A JP3144499A JP3324992B2 JP 3324992 B2 JP3324992 B2 JP 3324992B2 JP 3144499 A JP3144499 A JP 3144499A JP 3144499 A JP3144499 A JP 3144499A JP 3324992 B2 JP3324992 B2 JP 3324992B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は超音波診断装置に関
し、特にサイドローブの低減処理に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】超音波診断装置において、
アレイ振動子は複数の振動素子で構成される。アレイ振
動子が電子リニア走査や電子セクタ走査されると、超音
波ビームが走査され、これにより走査面が形成される。
その走査面内で取得された各エコーデータを利用して超
音波断層画像や超音波ドプラ画像などが形成される。超
音波ビームの電子フォーカスや電子走査のために、アレ
イ振動子の後段には整相加算回路が設けられている。す
なわち、各振動素子からの受信信号の位相がフォーカス
点で一致するように各受信信号に対して遅延が行われ、
その後、各受信信号が加算される。なお、超音波診断装
置の中には、受信時に、フォーカス点を超音波ビーム上
で連続的に変化させる受信ダイナミックフォーカスが実
行される装置もある。
【0003】周知のように、超音波ビーム(メインビー
ム)を形成すると、振動素子の幾何学的な配置、フォー
カス点との関係などに従って、メインビームの側方に1
又は複数のサイドローブが形成され、これが超音波画像
の画質を劣化させる。このため、できる限りサイドロー
ブ(あるいは、それによる偽像)を低減させる必要があ
る。
【0004】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、サイドローブを低減して超音
波画像の画質を向上させることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明は、複数の振動素子からなり、それら
が複数のグループに区分された振動素子群と、前記振動
素子群における第1グループから出力される複数の受信
信号に対して整相加算を行って、第1整相加算信号を出
力する第1整相加算回路と、前記振動素子群における第
2グループから出力される複数の受信信号に対して整相
加算を行って、第2整相加算信号を出力する第2整相加
算回路と、前記第1整相加算信号と第2整相加算信号と
を加算して全受信信号を出力する第1加算回路と、前記
第1整相加算信号の位相を反転させ、反転信号を出力す
る反転回路と、前記反転信号と前記第2整相加算信号と
を加算し、サイドローブ相当信号を出力する第2加算回
路と、前記全受信信号から前記サイドローブ相当信号を
減算する減算回路と、を含むことを特徴とする。
【0006】上記構成によれば、複数のグループ間で整
相加算信号が互いに比較されてサイドローブ相当信号が
抽出され、全受信信号からサイドローブ相当信号を減算
して、サイドローブが低減された受信信号が得られる。
よって、その受信信号を利用して、超音波計測や超音波
画像形成を行えば計測精度を高められ、また超音波画像
の画質を向上できる。本発明は、白黒断層画像を表示す
る場合の他、ドプラ画像を表示する場合など各種の超音
波計測に適用できる。
【0007】望ましくは、前記第1加算回路と前記減算
回路との間には第1検波回路が設けられ、前記第2加算
回路と前記減算回路との間には第2検波回路が設けられ
る。
【0008】望ましくは、前記第1及び第2検波回路は
絶対値演算回路である。
【0009】望ましくは、前記振動素子群は、左右2つ
のグループとして第1及び第2グループに区分され、あ
るいは、前記第1グループと前記第2グループが互いに
隔てられて設定される。
【0010】(2)上記目的を達成するために、本発明
は、複数の振動素子からなり、それらが複数のグループ
に区分された振動素子群と、前記振動素子群における第
1グループから出力される複数の受信信号に対して整相
加算を行って、第1整相加算信号を出力する第1整相加
算回路と、前記振動素子群における第2グループから出
力される複数の受信信号に対して整相加算を行って、第
2整相加算信号を出力する第2整相加算回路と、前記第
1整相加算信号と前記第2整相加算信号の相違に基づい
てサイドローブ相当信号を生成する回路と、を含むこと
を特徴とする。
【0011】上記構成によれば、サイドローブ相当信号
を生成できるので、それを受信信号から減算することに
よりサイドローブ成分を除外でき、あるいは、サイドロ
ーブ相当信号のみによる画像形成や装置性能の評価など
を行うこともできる。
【0012】(3)サイドローブ抽出の原理を説明する
と、図2において、アレイ振動子10はN個の振動素子
で構成され、図2の例において、アレイ振動子10は2
つのグループA,Bに区分される。いま、図示のような
センター上にフォーカス点Fが設定されている場合にお
いて、整相加算の原理に従って、各振動素子からフォー
カス点Fまでの距離に応じた信号遅延が各振動素子の信
号に与えられる。ここで、中央の振動素子に着目した場
合、等距離にあるライン100上からの反射波が同時に
受信されることになる。これと同様に、左端の振動素子
に対してはライン102上からの反射波が同時に受信さ
れ、右端の振動素子に対してはライン104上からの反
射波が同時に受信される。このことは他の振動素子につ
いても同様であり、要するに、グループAでは、図の斜
線領域200Aからの反射波が受信され、グループBで
は、図の斜線領域200Bからの反射波が受信される。
2つの領域は当然、フォーカス点Fで一致しているが、
逆にそれ以外の部分では相互に相違する。つまり、グル
ープごとの2つの整相加算信号間の相違として、サイド
ローブに相当する成分を特定できる。サイドローブ相当
信号が抽出されれば、あとはそれをサイドローブ成分を
含んだ受信信号から引けばよい。
【0013】図3には、シミュレーション結果が示さ
れ、方位ごとの受信信号成分の強度(ビーム成分)を示
している。丸印によって表される曲線は通常の整相加算
信号(全受信信号)に相当しており、従来の超音波診断
装置ではそれを利用して超音波画像の形成を行ってい
る。三角印によって表される曲線は上記原理によって抽
出したサイドローブ成分(サイドローブ相当信号)を表
しており、観測点(フォーカス方位)だけに急峻な立ち
下がり特性が認められる。よって、両特性(両信号)の
差分を演算すれば結果として観測点についてだけ強いビ
ーム強度をもたせることができる。換言すれば、超音波
ビームを電子処理により極めて細くできる利点がある。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
図面に基づいて説明する。
【0015】図1には本発明に係る超音波診断装置の要
部構成が示されており、図1は受信部の構成を示すブロ
ック図である。
【0016】アレイ振動子10は、直線状あるいは円弧
状に配列された多数の振動素子で構成される。本実施形
態において、アレイ振動子10は、二つのグループA,
Bに区分されている。具体的には、0番から47番まで
の振動素子がグループAを構成し、48番から95番ま
での振動子がグループBを構成している。もちろん、3
つ以上のグループ分けを行った場合においても本発明を
適用でき、少なくとも互いに左右方向に分けられたある
いは隔てられた複数のグループが利用される。
【0017】各グループごとに受信回路12,14が設
けられている。各受信回路12,14は、各振動素子す
なわちチャンネルごとに設けられたA/D変換器と各チ
ャンネルの受信信号に対して整相加算を行なう整相加算
回路とを有する。その整相加算回路は周知のように各チ
ャンネルごとに設けられた遅延器と遅延後の信号を加算
する加算器とで構成される。ここで、各チャンネルの遅
延量はフォーカス点の座標に基づいて設定される。
【0018】よって、受信回路12から、グループAに
ついての第1整相加算信号が出力され、一方、受信回路
14から、グループBについての第2整相加算信号が出
力される。
【0019】加算器22においては、それらの第1及び
第2の整相加算信号が加算され、全受信信号とされる。
その全受信信号に対して絶対値演算器24において絶対
値演算に相当する処理が実行され、すなわち検波され
る。そして全受信信号は減算器26に送られる。全受信
信号自体は従来装置においても生成されている通常の受
信信号である。
【0020】本実施形態においては、第1整相加算信号
及び第2整相加算信号の一方が反転器16に入力されて
いる。この反転器16は、信号の位相を反転させる回路
であり、たとえばメモリあるいは反転演算を行なう回路
で構成される。この場合、2の補数を演算するようにし
てもよい。
【0021】本実施形態では、反転器16により第1整
相加算信号が反転され、これにより反転信号が生成され
ている。その反転信号が加算器18に入力され、反転信
号と第2整相加算信号とが加算される。その加算信号が
サイドローブ相当信号と言えるものであり、その信号に
対しては絶対値演算器20において絶対値演算に相当す
る処理が行われ、すなわち検波処理が行われて、その処
理後のサイドローブ相当信号が減算器26に送られる。
減算器26では、全受信信号からサイドローブ相当信号
を減算する処理が実行される。このような処理により、
全受信信号に含まれるサイドローブ信号が除外され、真
のエコーのパワーを相対的に強めることが可能となる。
【0022】したがって、上記実施形態によれば、サイ
ドローブ成分を抑圧できるので、たとえば2次元断層画
像や2次元ドプラ画像などを表示する場合において画質
を極めて向上できるという利点がある。また、各種の超
音波計測を行なう場合に、その計測制度を向上できると
いう利点がある。具体的には、たとえば心臓の拍出量な
どを演算する場合において、その演算精度を高めること
が可能となる。
【0023】以上のように、本実施形態においては、図
2に示したような原理に着目し、第1整相加算信号と第
2整相加算信号の両者の相違に従ってサイドローブ相当
信号を特定することが可能であり、そのサイドローブ相
当信号を利用して各種の信号処理を実現することが可能
となる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
サイドローブを低減して超音波画像の画質を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る超音波診断装置の受信部の構成
を示すブロック図である。
【図2】 本発明の原理を説明するための図である。
【図3】 本発明の原理を説明するための図である。
【符号の説明】 10 アレイ振動子、12,14 受信回路、16 反
転器、18 加算器、20 絶対値演算器、22 加算
器、24 絶対値演算器、26 減算器。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の振動素子からなり、それらが複数
    のグループに区分された振動素子群と、 前記振動素子群における第1グループから出力される複
    数の受信信号に対して整相加算を行って、第1整相加算
    信号を出力する第1整相加算回路と、 前記振動素子群における第2グループから出力される複
    数の受信信号に対して整相加算を行って、第2整相加算
    信号を出力する第2整相加算回路と、 前記第1整相加算信号と第2整相加算信号とを加算して
    全受信信号を出力する第1加算回路と、 前記第1整相加算信号の位相を反転させ、反転信号を出
    力する反転回路と、 前記反転信号と前記第2整相加算信号とを加算し、サイ
    ドローブ相当信号を出力する第2加算回路と、 前記全受信信号から前記サイドローブ相当信号を減算す
    る減算回路と、 を含むことを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装置において、 前記第1加算回路と前記減算回路との間には第1検波回
    路が設けられ、 前記第2加算回路と前記減算回路との間には第2検波回
    路が設けられたことを特徴とする超音波診断装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の装置において、 前記第1及び第2検波回路は絶対値演算回路であること
    を特徴とする超音波診断装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の装置において、 前記振動素子群は、左右2つのグループとして第1及び
    第2グループに区分されたことを特徴とする超音波診断
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の装置において、 前記第1グループと前記第2グループが互いに隔てられ
    て設定されたことを特徴とする超音波診断装置。
  6. 【請求項6】 複数の振動素子からなり、それらが複数
    のグループに区分された振動素子群と、 前記振動素子群における第1グループから出力される複
    数の受信信号に対して整相加算を行って、第1整相加算
    信号を出力する第1整相加算回路と、 前記振動素子群における第2グループから出力される複
    数の受信信号に対して整相加算を行って、第2整相加算
    信号を出力する第2整相加算回路と、 前記第1整相加算信号と前記第2整相加算信号の相違に
    基づいてサイドローブ相当信号を生成する回路と、 を含むことを特徴とする超音波診断装置。
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