JPH059977Y2 - - Google Patents
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- JPH059977Y2 JPH059977Y2 JP1983185696U JP18569683U JPH059977Y2 JP H059977 Y2 JPH059977 Y2 JP H059977Y2 JP 1983185696 U JP1983185696 U JP 1983185696U JP 18569683 U JP18569683 U JP 18569683U JP H059977 Y2 JPH059977 Y2 JP H059977Y2
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- Japan
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- operating rod
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- square groove
- coil spring
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- 230000001788 irregular Effects 0.000 claims description 3
- 230000008602 contraction Effects 0.000 claims description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 8
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 2
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000010008 shearing Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Springs (AREA)
- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〈技術分野〉
本考案は、トングレール側からの不正な外力に
より動作桿が移動するのを防止するための、割出
し電気転てつ機の不正解錠防止用ばねの保持構造
に関し、特に、コイルスプリングの中心線をずら
して加えられる荷重に対して、正常なばね機能を
発揮することができるようにしたばねの保持構造
に関する。
より動作桿が移動するのを防止するための、割出
し電気転てつ機の不正解錠防止用ばねの保持構造
に関し、特に、コイルスプリングの中心線をずら
して加えられる荷重に対して、正常なばね機能を
発揮することができるようにしたばねの保持構造
に関する。
〈背景技術〉
割出し電気転てつ機は、車輪フランジ部からト
ングレールに加えられる力によつて動作桿を移動
させてトングレールを転換できる機能を有してい
る。このような割出し電気転てつ機では、列車以
外の不正な外力によつて動作桿が移動しないよう
に、動作桿の移動に対して抵抗を与える、不正解
錠防止用のコイルスプリングを備えている。
ングレールに加えられる力によつて動作桿を移動
させてトングレールを転換できる機能を有してい
る。このような割出し電気転てつ機では、列車以
外の不正な外力によつて動作桿が移動しないよう
に、動作桿の移動に対して抵抗を与える、不正解
錠防止用のコイルスプリングを備えている。
従来のかかるコイルスプリングの保持構造は、
第1図に示すように、動作桿1と保持板2にそれ
ぞれ角穴状のスプリング保持部1A,2Aを形成
し、その相対移動に伴つて移動方向に伸縮するよ
う両者間に跨がらせてコイルスプリング3だけを
単に保持させる構造であつた。
第1図に示すように、動作桿1と保持板2にそれ
ぞれ角穴状のスプリング保持部1A,2Aを形成
し、その相対移動に伴つて移動方向に伸縮するよ
う両者間に跨がらせてコイルスプリング3だけを
単に保持させる構造であつた。
ところで、コイルスプリングに荷重を加えて圧
縮する場合、加える荷重点は、コイルスプリング
の中心線上でないとコイルスプリングはS字状に
変形し、スプリングは所定の力を発揮できないと
共に、コイルスプリングに異常な応力が生じて折
損する惧れがある。しかし、機構上荷重点がコイ
ルスプリングの中心線上に配置する事ができない
場合、即ち、相対して配置されその対面方向と直
角な方向に相対移動可能な2つの部材の相対移動
時に、両部材間にばね力を作用させるような場合
であり、上述した割出し電気転てつ機における不
正解錠防止用のばね保持構造もこのような場合に
相当する。
縮する場合、加える荷重点は、コイルスプリング
の中心線上でないとコイルスプリングはS字状に
変形し、スプリングは所定の力を発揮できないと
共に、コイルスプリングに異常な応力が生じて折
損する惧れがある。しかし、機構上荷重点がコイ
ルスプリングの中心線上に配置する事ができない
場合、即ち、相対して配置されその対面方向と直
角な方向に相対移動可能な2つの部材の相対移動
時に、両部材間にばね力を作用させるような場合
であり、上述した割出し電気転てつ機における不
正解錠防止用のばね保持構造もこのような場合に
相当する。
このため、従来のような動作桿1と保持板2間
に跨がらせてコイルスプリング3だけを単に保持
させる構造では、両部材の相対移動によりそのス
プリング保持部1A,2Aにずれが生じたとき、
コイルスプリング3に剪断力が作用して図示のよ
うにコイルスプリング3がS字状になり好ましく
ない。
に跨がらせてコイルスプリング3だけを単に保持
させる構造では、両部材の相対移動によりそのス
プリング保持部1A,2Aにずれが生じたとき、
コイルスプリング3に剪断力が作用して図示のよ
うにコイルスプリング3がS字状になり好ましく
ない。
〈考案の目的〉
本考案は上記の実情に鑑みてなされたもので、
動作桿と保持板の相対移動時に、荷重点がコイル
スプリングの中心線上をずれて加わつても、コイ
ルスプリングがS字状となることなく正常な状態
で伸縮できるばねの保持構造を提供することを目
的とする。
動作桿と保持板の相対移動時に、荷重点がコイル
スプリングの中心線上をずれて加わつても、コイ
ルスプリングがS字状となることなく正常な状態
で伸縮できるばねの保持構造を提供することを目
的とする。
〈考案の概要〉
即ち、本考案は、トングレールに連結される動
作桿39と、保持板46と、コイルスプリング4
7と、一対のスプリングリテーナ51,52とを
有する割出し電気転てつ機の不正解錠防止用ばね
の保持構造であつて、 前記動作桿39は、トングレール側から外力が
加わつた時にスライド可能であり、角穴39a
と、角溝39bと、ガイドレール48とを有し、
角溝39bとガイドレール48は動作桿39の同
じ片面側に設けられ、角溝39bは前記スライド
方向に対して直角な角穴39a対辺部にそれぞれ
形成され、ガイドレール48は前記スライド方向
に対して平行な角穴39a対辺部両側に沿つて設
けられる構成であり、 前記保持板46は、前記動作桿39のガイドレ
ール48に取り付けられてガイドレール48に沿
つて動作桿39と相対移動可能に摺接するもので
あり、前記動作桿39に形成される角穴39a及
び角溝39bと同一形状の角穴49a及び角溝4
6bを有し、前記角溝46bはスライド方向に対
して直角な角穴46a対辺部で且つ動作桿39の
角溝39bと対応する位置に形成される構成であ
り、 前記一対のスプリングリテーナ51,52は、
中間部に鍔状のばね受け部51a,52aを有
し、該ばね受け部51a,52bの一側に角状の
支持部51b,52bを有し、前記ばね受け部5
1aの他側には管状部51cを有し、前記ばね受
け部52aの他側には、前記管状部51cに嵌入
可能な円柱部52cを有する構成であり、 動作桿39と保持板46を摺接させた状態で、
両者の角溝39b,46bにより形成される角溝
部49にスプリングリテーナ51,52の支持部
51b,52bをスライド可能に嵌合させると共
に、スプリングリテーナ51の管状部51cにス
プリングリテーナ52の円柱部52cを嵌入さ
せ、ばね受け部51,52が両角穴39a,46
aに跨がるようにスプリングリテーナ51,52
を角穴39a,46a内に設け、前記ばね受け部
51a,52a間に、伸縮方向がスライド方向と
一致するようにコイルスプリング47を収納し、
トングレール側からの外力により動作桿39が保
持板46に対して移動した時に、スプリングリテ
ーナ51,52を介してコイルスプリング47が
圧縮される構成とし、コイルスプリング47に変
則的な力が作用しないようにした。
作桿39と、保持板46と、コイルスプリング4
7と、一対のスプリングリテーナ51,52とを
有する割出し電気転てつ機の不正解錠防止用ばね
の保持構造であつて、 前記動作桿39は、トングレール側から外力が
加わつた時にスライド可能であり、角穴39a
と、角溝39bと、ガイドレール48とを有し、
角溝39bとガイドレール48は動作桿39の同
じ片面側に設けられ、角溝39bは前記スライド
方向に対して直角な角穴39a対辺部にそれぞれ
形成され、ガイドレール48は前記スライド方向
に対して平行な角穴39a対辺部両側に沿つて設
けられる構成であり、 前記保持板46は、前記動作桿39のガイドレ
ール48に取り付けられてガイドレール48に沿
つて動作桿39と相対移動可能に摺接するもので
あり、前記動作桿39に形成される角穴39a及
び角溝39bと同一形状の角穴49a及び角溝4
6bを有し、前記角溝46bはスライド方向に対
して直角な角穴46a対辺部で且つ動作桿39の
角溝39bと対応する位置に形成される構成であ
り、 前記一対のスプリングリテーナ51,52は、
中間部に鍔状のばね受け部51a,52aを有
し、該ばね受け部51a,52bの一側に角状の
支持部51b,52bを有し、前記ばね受け部5
1aの他側には管状部51cを有し、前記ばね受
け部52aの他側には、前記管状部51cに嵌入
可能な円柱部52cを有する構成であり、 動作桿39と保持板46を摺接させた状態で、
両者の角溝39b,46bにより形成される角溝
部49にスプリングリテーナ51,52の支持部
51b,52bをスライド可能に嵌合させると共
に、スプリングリテーナ51の管状部51cにス
プリングリテーナ52の円柱部52cを嵌入さ
せ、ばね受け部51,52が両角穴39a,46
aに跨がるようにスプリングリテーナ51,52
を角穴39a,46a内に設け、前記ばね受け部
51a,52a間に、伸縮方向がスライド方向と
一致するようにコイルスプリング47を収納し、
トングレール側からの外力により動作桿39が保
持板46に対して移動した時に、スプリングリテ
ーナ51,52を介してコイルスプリング47が
圧縮される構成とし、コイルスプリング47に変
則的な力が作用しないようにした。
〈実施例〉
以下本考案の実施例を説明する。
第2図〜第9図に本考案の一本実施例を適用し
た割出し電気転てつ機の構成を示す。
た割出し電気転てつ機の構成を示す。
第8図及び第9図において、モータ31からの
動力は一対のベベルギヤ32からフリクシヨンク
ラツチ33を介してピニオン34に伝達され、該
ピニオン34と噛合する転換ギヤ35を回転させ
るようになつている。36は手動用の手回しハン
ドルである。
動力は一対のベベルギヤ32からフリクシヨンク
ラツチ33を介してピニオン34に伝達され、該
ピニオン34と噛合する転換ギヤ35を回転させ
るようになつている。36は手動用の手回しハン
ドルである。
前記転換ギヤ35には、その上面側に所定のカ
ム面を有するカム37が、下面側には転換ローラ
38が設けられている。該転換ローラ38は通常
の電動転換動作時に転換ギヤ35の下側に配置さ
れた動作桿39に形成した切欠部39A内に係合
する位置に設けられている。前記動作桿39は図
示しないがゲレンクを介してトングレールに連結
されている。40,41は動作桿39及び鎖錠桿
42,43を鎖錠するロツクピースで、スプリン
グ44,45により動作桿39及び鎖錠桿42,
43を鎖錠する方向(図中下方)に常時付勢され
ており、カム37のカム面に当接する第1ローラ
40A,41Aと、転換終了時に、動作桿39に
形成される傾斜面39B及び保持板46の端面に
当接する第2ローラ40B,41Bとが備えられ
ている。47は割出し動作時に動作桿39の移動
に対し抵抗を与える従来よりもばね力を強くした
不正解錠防止用のコイルスプリングで、このコイ
ルスプリング47を保持するために本実施例のば
ね保持構造を採用している。
ム面を有するカム37が、下面側には転換ローラ
38が設けられている。該転換ローラ38は通常
の電動転換動作時に転換ギヤ35の下側に配置さ
れた動作桿39に形成した切欠部39A内に係合
する位置に設けられている。前記動作桿39は図
示しないがゲレンクを介してトングレールに連結
されている。40,41は動作桿39及び鎖錠桿
42,43を鎖錠するロツクピースで、スプリン
グ44,45により動作桿39及び鎖錠桿42,
43を鎖錠する方向(図中下方)に常時付勢され
ており、カム37のカム面に当接する第1ローラ
40A,41Aと、転換終了時に、動作桿39に
形成される傾斜面39B及び保持板46の端面に
当接する第2ローラ40B,41Bとが備えられ
ている。47は割出し動作時に動作桿39の移動
に対し抵抗を与える従来よりもばね力を強くした
不正解錠防止用のコイルスプリングで、このコイ
ルスプリング47を保持するために本実施例のば
ね保持構造を採用している。
かかるばね保持構造の詳細を第2図〜第7図を
参照して説明する。
参照して説明する。
第2図及び第3図に示すように、動作桿39と
保持板46には、それぞれコイルスプリング47
を収納保持するための角穴39a,46aと、対
面する側に角溝39b,46bが形成されてい
る。また、第2図に示す動作桿39には保持板4
6を相対面する方向と直角な方向にスライド自由
に支持するためのガイドレール48を設ける。
保持板46には、それぞれコイルスプリング47
を収納保持するための角穴39a,46aと、対
面する側に角溝39b,46bが形成されてい
る。また、第2図に示す動作桿39には保持板4
6を相対面する方向と直角な方向にスライド自由
に支持するためのガイドレール48を設ける。
一方、前記角穴39a,46a内に収納するコ
イルスプリング48の各端部と動作桿39及び保
持板46との間に介在させるスプリングリテーナ
51,52は、第4図に示すように、ばね受け部
51a,52aの外面側に、動作桿39、保持板
46の角溝39b,46bに嵌合する角状の支持
部51b,52bが設けられ、内面側には、一方
のリテーナ51では管状部51cが、他方のリテ
ーナ52では前記管状部51cの内径に嵌入可能
な円柱部52cが設けられている。
イルスプリング48の各端部と動作桿39及び保
持板46との間に介在させるスプリングリテーナ
51,52は、第4図に示すように、ばね受け部
51a,52aの外面側に、動作桿39、保持板
46の角溝39b,46bに嵌合する角状の支持
部51b,52bが設けられ、内面側には、一方
のリテーナ51では管状部51cが、他方のリテ
ーナ52では前記管状部51cの内径に嵌入可能
な円柱部52cが設けられている。
そして、動作桿39と保持板46とスプリング
リテーナ51,52により第5図〜第7図に示す
如くコイルスプリング47を保持する。
リテーナ51,52により第5図〜第7図に示す
如くコイルスプリング47を保持する。
即ち、動作桿39のガイドレール48に保持板
46を嵌め込む。そして、相対した動作桿39と
保持板46の角溝39b,46bにより構成され
た角溝部49に、コイルスプリング47を介して
対面させたスプリングリテーナ51,52の各支
持部51b,52bを嵌合させてコイルスプリン
グ47を動作桿39と保持板46の角穴39a,
46a内に収納保持する。尚、対面するスプリン
グリテーナ51,52は、一方のリテーナ51の
管状部51cの内径に他方のリテーナ52の円柱
部52cが嵌合するように対面させる。
46を嵌め込む。そして、相対した動作桿39と
保持板46の角溝39b,46bにより構成され
た角溝部49に、コイルスプリング47を介して
対面させたスプリングリテーナ51,52の各支
持部51b,52bを嵌合させてコイルスプリン
グ47を動作桿39と保持板46の角穴39a,
46a内に収納保持する。尚、対面するスプリン
グリテーナ51,52は、一方のリテーナ51の
管状部51cの内径に他方のリテーナ52の円柱
部52cが嵌合するように対面させる。
かかる構成の電気転てつ機において、割出し動
作等のようにトングレール側から動作桿39に例
えば外力が加わつた場合、ロツクピース40の第
2ローラ40Bで保持板46がロツクされている
ため、動作桿39だけがコイルスプリング47の
ばね力に抗して移動する。
作等のようにトングレール側から動作桿39に例
えば外力が加わつた場合、ロツクピース40の第
2ローラ40Bで保持板46がロツクされている
ため、動作桿39だけがコイルスプリング47の
ばね力に抗して移動する。
すると、第7図Bに示すように、コイルスプリ
ング47を収納保持するそれぞれの角穴39a,
46aの位置がずれる。かかる場合、スプリング
リテーナ51,52のばね受け部51a,52a
を介してコイルスプリング47が圧縮されるが、
スプリングリテーナ51,52は、その支持部5
1b,52bが動作桿39と保持板46の両角溝
39b,46bで構成された角溝部49にスライ
ド自由に嵌合されているため、当該支持部51
b,52bがガイド部材となる。また、一方のス
プリングリテーナ51の管状部51cに他方のス
プリングリテーナ52の円柱部52cを嵌め込み
リテーナ51,52同志でガイド支持させる構成
としたので、そのまま対面状態を保つて接近され
る。従つて、コイルスプリング47はS字状に変
形することなく正常な状態でスプリングリテーナ
51,52を介して圧縮されるので、コイルスプ
リング47に対して変則的な力が作用せず耐久性
が向上すると共に、設定通りのばね力を得ること
ができる。
ング47を収納保持するそれぞれの角穴39a,
46aの位置がずれる。かかる場合、スプリング
リテーナ51,52のばね受け部51a,52a
を介してコイルスプリング47が圧縮されるが、
スプリングリテーナ51,52は、その支持部5
1b,52bが動作桿39と保持板46の両角溝
39b,46bで構成された角溝部49にスライ
ド自由に嵌合されているため、当該支持部51
b,52bがガイド部材となる。また、一方のス
プリングリテーナ51の管状部51cに他方のス
プリングリテーナ52の円柱部52cを嵌め込み
リテーナ51,52同志でガイド支持させる構成
としたので、そのまま対面状態を保つて接近され
る。従つて、コイルスプリング47はS字状に変
形することなく正常な状態でスプリングリテーナ
51,52を介して圧縮されるので、コイルスプ
リング47に対して変則的な力が作用せず耐久性
が向上すると共に、設定通りのばね力を得ること
ができる。
その後、動作桿39の移動によりその傾斜面3
9Bにて第2ローラ40Bを介してロツクピース
40が押し上げられ所定高さまで来ると、保持板
46のロツクが解除されてばね力が解消され第7
図Aの状態となり、動作桿39と一体に保持板4
6も移動し割出しが行われる。
9Bにて第2ローラ40Bを介してロツクピース
40が押し上げられ所定高さまで来ると、保持板
46のロツクが解除されてばね力が解消され第7
図Aの状態となり、動作桿39と一体に保持板4
6も移動し割出しが行われる。
上述したように、かかる転てつ機ではトングレ
ール側からの外力に対してはコイルスプリング4
7の圧縮を必要とするので、コイルスプリング4
7のばね力を大きくすることによつていたずら等
の外力による不正解錠が防止できるようになつて
いる。
ール側からの外力に対してはコイルスプリング4
7の圧縮を必要とするので、コイルスプリング4
7のばね力を大きくすることによつていたずら等
の外力による不正解錠が防止できるようになつて
いる。
尚、通常の電動転換動作時では、モータ31か
らの動力が動作桿39に伝達する前にカム37の
作用によりロツクピース40による保持板46の
ロツクが解除されるので、動作桿39の移動開始
と共に保持板46も移動しコイルスプリング47
の圧縮動作がない。従つて、モータ31に対して
コイルスプリング47が負荷とならないようにな
つている。
らの動力が動作桿39に伝達する前にカム37の
作用によりロツクピース40による保持板46の
ロツクが解除されるので、動作桿39の移動開始
と共に保持板46も移動しコイルスプリング47
の圧縮動作がない。従つて、モータ31に対して
コイルスプリング47が負荷とならないようにな
つている。
〈考案の効果〉
以上述べたように本考案によれば、コイルスプ
リングが変則的に変形しないので、コイルスプリ
ングの耐久性を大幅に向上することができる。ま
た、ばね荷重を設定する場合に設定通りのばね力
を正確に発揮させることができ、不正解錠防止機
能が向上し信頼性を高めることができる。
リングが変則的に変形しないので、コイルスプリ
ングの耐久性を大幅に向上することができる。ま
た、ばね荷重を設定する場合に設定通りのばね力
を正確に発揮させることができ、不正解錠防止機
能が向上し信頼性を高めることができる。
第1図は従来のばね保持構造を示す断面図、第
2図は本実施例の動作桿の斜視図、第3図は本実
施例の保持板の斜視図、第4図は本実施例のスプ
リングリテーナの斜視図、第5図は動作桿と保持
板とによるコイルスプリングの保持状態を示す平
面図、第6図は第5図のA−A線矢視断面図、第
7図は第5図のB−B線矢視断面図で、Aは動作
桿と保持板とがスライドしておらずコイルスプリ
ングが圧縮していない状態の図、Bは動作桿と保
持板とがスライドしコイルスプリングが圧縮され
た状態の図、第8図は本実施例の割出し電気転て
つ機の要部構成図、第9図は第8図の右側面図を
示す。 39……動作桿、46……保持板、39a,4
6a……角穴、39b,46b……角溝、47…
…コイルスプリング、48……ガイドレール、角
溝部49、51,52……スプリングリテーナ、
51a,52a……ばね受け部、51b,52b
……支持部、51c……管状部、52c……円柱
部。
2図は本実施例の動作桿の斜視図、第3図は本実
施例の保持板の斜視図、第4図は本実施例のスプ
リングリテーナの斜視図、第5図は動作桿と保持
板とによるコイルスプリングの保持状態を示す平
面図、第6図は第5図のA−A線矢視断面図、第
7図は第5図のB−B線矢視断面図で、Aは動作
桿と保持板とがスライドしておらずコイルスプリ
ングが圧縮していない状態の図、Bは動作桿と保
持板とがスライドしコイルスプリングが圧縮され
た状態の図、第8図は本実施例の割出し電気転て
つ機の要部構成図、第9図は第8図の右側面図を
示す。 39……動作桿、46……保持板、39a,4
6a……角穴、39b,46b……角溝、47…
…コイルスプリング、48……ガイドレール、角
溝部49、51,52……スプリングリテーナ、
51a,52a……ばね受け部、51b,52b
……支持部、51c……管状部、52c……円柱
部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 トングレールに連結される動作桿39と、保持
板46と、コイルスプリング47と、一対のスプ
リングリテーナ51,52とを有する割出し電気
転てつ機の不正解錠防止用ばねの保持構造であつ
て、 前記動作桿39は、トングレール側から外力が
加わつた時にスライド可能であり、角穴39a
と、角溝39bと、ガイドレール48とを有し、
角溝39bとガイドレール48は動作桿39の同
じ片面側に設けられ、角溝39bは前記スライド
方向に対して直角な角穴39a対辺部にそれぞれ
形成され、ガイドレール48は前記スライド方向
に対して平行な角穴39a対辺部両側に沿つて設
けられる構成であり、 前記保持板46は、前記動作桿39のガイドレ
ール48に取り付けられてガイドレール48に沿
つて動作桿39と相対移動可能に摺接するもので
あり、前記動作桿39に形成される角穴39a及
び角溝39bと同一形状の角穴49a及び角溝4
6bを有し、前記角溝46bはスライド方向に対
して直角な角穴46a対辺部で且つ動作桿39の
角溝39bと対応する位置に形成される構成であ
り、 前記一対のスプリングリテーナ51,52は、
中間部に鍔状のばね受け部51a,52aを有
し、該ばね受け部51a,52bの一側に角状の
支持部51b,52bを有し、前記ばね受け部5
1aの他側には管状部51cを有し、前記ばね受
け部52aの他側には、前記管状部51cに嵌入
可能な円柱部52cを有する構成であり、 動作桿39と保持板46を摺接させた状態で、
両者の角溝39b,46bにより形成される角溝
部49にスプリングリテーナ51,52の支持部
51b,52bをスライド可能に嵌合させると共
に、スプリングリテーナ51の管状部51cにス
プリングリテーナ52の円柱部52cを嵌入さ
せ、ばね受け部51,52が両角穴39a,46
aに跨がるようにスプリングリテーナ51,52
を角穴39a,46a内に設け、前記ばね受け部
51a,52a間に、伸縮方向がスライド方向と
一致するようにコイルスプリング47を収納し、
トングレール側からの外力により動作桿39が保
持板46に対して移動した時に、スプリングリテ
ーナ51,52を介してコイルスプリング47が
圧縮される構成とし、コイルスプリング47に変
則的な力が作用しないようにしたことを特徴とす
る割出し電気転てつ機の不正解錠防止用ばねの保
持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18569683U JPS6093032U (ja) | 1983-12-02 | 1983-12-02 | 割出し電気転てっ機の不正解錠防止用ばねの保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18569683U JPS6093032U (ja) | 1983-12-02 | 1983-12-02 | 割出し電気転てっ機の不正解錠防止用ばねの保持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6093032U JPS6093032U (ja) | 1985-06-25 |
JPH059977Y2 true JPH059977Y2 (ja) | 1993-03-11 |
Family
ID=30401304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18569683U Granted JPS6093032U (ja) | 1983-12-02 | 1983-12-02 | 割出し電気転てっ機の不正解錠防止用ばねの保持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6093032U (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20060244188A1 (en) * | 2005-04-28 | 2006-11-02 | Johnson Lawrence W | Body mount assembly |
DE102010041778A1 (de) * | 2010-09-30 | 2012-04-05 | Hilti Aktiengesellschaft | Vorrichtung zur Führung eines Werkzeuggeräts |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4729302U (ja) * | 1971-04-24 | 1972-12-04 |
-
1983
- 1983-12-02 JP JP18569683U patent/JPS6093032U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4729302U (ja) * | 1971-04-24 | 1972-12-04 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6093032U (ja) | 1985-06-25 |
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