JPH0599394A - 吸音断熱成形体の製造方法 - Google Patents
吸音断熱成形体の製造方法Info
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- JPH0599394A JPH0599394A JP28559191A JP28559191A JPH0599394A JP H0599394 A JPH0599394 A JP H0599394A JP 28559191 A JP28559191 A JP 28559191A JP 28559191 A JP28559191 A JP 28559191A JP H0599394 A JPH0599394 A JP H0599394A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L59/00—Thermal insulation in general
- F16L59/14—Arrangements for the insulation of pipes or pipe systems
- F16L59/16—Arrangements specially adapted to local requirements at flanges, junctions, valves or the like
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L59/00—Thermal insulation in general
- F16L59/04—Arrangements using dry fillers, e.g. using slag wool which is added to the object to be insulated by pouring, spreading, spraying or the like
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Thermal Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 吸音断熱成形体の製造方法であって、繊維材
料1を解繊機3で解繊しながら、これに粉末状熱硬化性
樹脂Rを投入、混合し、得られた混合体を成形金型10
等により所望形状に加熱、加圧成形することを特徴とす
る。 【効果】 解繊された繊維材料1と粉末状熱硬化性樹脂
Rが均一に混合され、このために解繊された繊維材料1
中に粉末状熱硬化性樹脂Rが均一に分散され、均一な吸
音断熱特性と十分な機械的強度を有する吸音断熱成形体
が得られ、特に形状の複雑な成形体を変形や皺の発生な
く製造できる。
料1を解繊機3で解繊しながら、これに粉末状熱硬化性
樹脂Rを投入、混合し、得られた混合体を成形金型10
等により所望形状に加熱、加圧成形することを特徴とす
る。 【効果】 解繊された繊維材料1と粉末状熱硬化性樹脂
Rが均一に混合され、このために解繊された繊維材料1
中に粉末状熱硬化性樹脂Rが均一に分散され、均一な吸
音断熱特性と十分な機械的強度を有する吸音断熱成形体
が得られ、特に形状の複雑な成形体を変形や皺の発生な
く製造できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば車両用資材、建
築用資材、音響用資材等として用いられる吸音断熱成形
体の製造方法に関し、特に、例えばパイプカバー用エル
ボ等のように複雑な形状を有する成形体に形成するのに
好適な吸音断熱成形体の製造方法に関する。
築用資材、音響用資材等として用いられる吸音断熱成形
体の製造方法に関し、特に、例えばパイプカバー用エル
ボ等のように複雑な形状を有する成形体に形成するのに
好適な吸音断熱成形体の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の吸音断熱成形体の製造方
法としては、一般には、例えばガラス繊維等の繊維材料
にフェノール樹脂等の液状熱硬化性樹脂を吹きつけて得
たガラス繊維ウエブを所望形状に加熱、加圧成形するよ
うにした製造方法が知られているが、ガラス繊維の繊維
長が長いために凝集し易く、このために得られた吸音断
熱成形体に密度ムラを生ずるという不都合があった。ま
た、おなじくガラス繊維の繊維長が長いために、パイプ
カバー用エルボ等のように複雑な形状を有する成形体に
成形しようとすると、成形曲線部に変形や皺が発生する
という不都合もあった。
法としては、一般には、例えばガラス繊維等の繊維材料
にフェノール樹脂等の液状熱硬化性樹脂を吹きつけて得
たガラス繊維ウエブを所望形状に加熱、加圧成形するよ
うにした製造方法が知られているが、ガラス繊維の繊維
長が長いために凝集し易く、このために得られた吸音断
熱成形体に密度ムラを生ずるという不都合があった。ま
た、おなじくガラス繊維の繊維長が長いために、パイプ
カバー用エルボ等のように複雑な形状を有する成形体に
成形しようとすると、成形曲線部に変形や皺が発生する
という不都合もあった。
【0003】このような不都合を解消するために、例え
ば特開平2−63703号において開示されるように、
繊維材料を解繊機で解繊し、これに液状ウレタン接着剤
をスプレーした後、これを所望形状に加熱成形する方法
や、或いは特開昭60−115991号において開示さ
れるように、繊維材料を解繊機で解繊し、これに粉末状
熱硬化性樹脂を混合した後、これを所望形状に加熱成形
する方法等が提案されている。
ば特開平2−63703号において開示されるように、
繊維材料を解繊機で解繊し、これに液状ウレタン接着剤
をスプレーした後、これを所望形状に加熱成形する方法
や、或いは特開昭60−115991号において開示さ
れるように、繊維材料を解繊機で解繊し、これに粉末状
熱硬化性樹脂を混合した後、これを所望形状に加熱成形
する方法等が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記提
案の製造方法では、液状ウレタン接着剤や、粉末状熱硬
化性樹脂を繊維材料の解繊後に混合させるようにしてい
るため、解繊された繊維材料の表面側にしかこれら液状
ウレタン接着剤や、粉末状熱硬化性樹脂が分散されない
ために、得られた吸音断熱成形体の機械的強度が不足す
るという不都合が生じ、またかかる不都合をなくすため
に液状ウレタン接着剤や、粉末状熱硬化性樹脂を多量に
使用すると、吸音断熱成形体の表面側が必要以上に硬く
なってしまうという不都合を有する。本発明は前記従来
の不都合を解消し、密度のムラや機械的強度の低下がな
く、均一な吸音断熱特性と十分な機械的強度を有する吸
音断熱成形体の製造方法を提供することを目的とする。
案の製造方法では、液状ウレタン接着剤や、粉末状熱硬
化性樹脂を繊維材料の解繊後に混合させるようにしてい
るため、解繊された繊維材料の表面側にしかこれら液状
ウレタン接着剤や、粉末状熱硬化性樹脂が分散されない
ために、得られた吸音断熱成形体の機械的強度が不足す
るという不都合が生じ、またかかる不都合をなくすため
に液状ウレタン接着剤や、粉末状熱硬化性樹脂を多量に
使用すると、吸音断熱成形体の表面側が必要以上に硬く
なってしまうという不都合を有する。本発明は前記従来
の不都合を解消し、密度のムラや機械的強度の低下がな
く、均一な吸音断熱特性と十分な機械的強度を有する吸
音断熱成形体の製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の吸音断熱成形体
の製造方法は、繊維材料を解繊機で解繊しながら、これ
に粉末状熱硬化性樹脂を投入、混合し、得られた混合体
を所望形状に加熱、加圧成形することを特徴とする。
の製造方法は、繊維材料を解繊機で解繊しながら、これ
に粉末状熱硬化性樹脂を投入、混合し、得られた混合体
を所望形状に加熱、加圧成形することを特徴とする。
【0006】前記繊維材料としては、ガラス繊維等の無
機繊維の綿状物、これら綿状物にフェノール樹脂等の熱
硬化性樹脂を付着させた繊維ウエブ、これら繊維ウエブ
を加熱、加圧成形した成形体、或いは無機繊維、合成樹
脂繊維、天然繊維からなる織布、不織布等が用いられ、
特に、前記成形体を所望寸法にトリミングしたトリミン
グ屑等の加工屑、板状連続成形体の製造中の耳屑等の裁
断屑、或いは不良品等のこれら繊維屑を繊維材料として
用いるのが再資源化、省エネルギー化をはかれるので好
ましい。また、繊維屑を繊維材料として用いる場合は、
粉末状熱硬化性樹脂と共にカーボンブラック等の着色剤
を投入、混合すると、均一に着色された成形体が得られ
るので好ましい。
機繊維の綿状物、これら綿状物にフェノール樹脂等の熱
硬化性樹脂を付着させた繊維ウエブ、これら繊維ウエブ
を加熱、加圧成形した成形体、或いは無機繊維、合成樹
脂繊維、天然繊維からなる織布、不織布等が用いられ、
特に、前記成形体を所望寸法にトリミングしたトリミン
グ屑等の加工屑、板状連続成形体の製造中の耳屑等の裁
断屑、或いは不良品等のこれら繊維屑を繊維材料として
用いるのが再資源化、省エネルギー化をはかれるので好
ましい。また、繊維屑を繊維材料として用いる場合は、
粉末状熱硬化性樹脂と共にカーボンブラック等の着色剤
を投入、混合すると、均一に着色された成形体が得られ
るので好ましい。
【0007】また、粉末状熱硬化性樹脂としては、フェ
ノール樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられるが、発泡フェ
ノール樹脂等の粉末状発泡熱硬化性樹脂を用いれば、空
隙率が保持され、吸音断熱性の向上の観点から好まし
い。
ノール樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられるが、発泡フェ
ノール樹脂等の粉末状発泡熱硬化性樹脂を用いれば、空
隙率が保持され、吸音断熱性の向上の観点から好まし
い。
【0008】また、前記混合体の成形は、所望形状の成
形型内に充填し、加熱、加圧成形するようにしても、或
いは、板状に加熱、加圧成形するようにしてもよいが、
本発明の製造方法によれば、特に、成形型内に充填し、
加熱、加圧成形する場合、成形曲線部に変形や皺を発生
させないで複雑な形状を有する吸音断熱成形体が得られ
る。
形型内に充填し、加熱、加圧成形するようにしても、或
いは、板状に加熱、加圧成形するようにしてもよいが、
本発明の製造方法によれば、特に、成形型内に充填し、
加熱、加圧成形する場合、成形曲線部に変形や皺を発生
させないで複雑な形状を有する吸音断熱成形体が得られ
る。
【0009】
【作用】本発明の製造方法によれば、繊維材料を解繊し
ながら、これに粉末状熱硬化性樹脂を投入、混合するた
めに、解繊された繊維材料と投入された粉末状熱硬化性
樹脂が均一に混合され、このために解繊された繊維材料
中に粉末状熱硬化性樹脂が均一に分散され、均一な吸音
断熱特性と十分な機械的強度を有する吸音断熱成形体が
得られる。
ながら、これに粉末状熱硬化性樹脂を投入、混合するた
めに、解繊された繊維材料と投入された粉末状熱硬化性
樹脂が均一に混合され、このために解繊された繊維材料
中に粉末状熱硬化性樹脂が均一に分散され、均一な吸音
断熱特性と十分な機械的強度を有する吸音断熱成形体が
得られる。
【0010】また、繊維材料は解繊され、繊維長が短く
なっているために、パイプカバー用エルボ等のような複
雑な形状を有する成形体も、成形曲線部に変形や皺を発
生させることなく簡単に製造できる。
なっているために、パイプカバー用エルボ等のような複
雑な形状を有する成形体も、成形曲線部に変形や皺を発
生させることなく簡単に製造できる。
【0011】
【実施例】次に、本発明吸音断熱成形体の製造方法の実
施例を図面につき説明する。図1は本発明吸音断熱成形
体の製造方法に用いる製造装置を示すもので、図中1は
繊維材料としてのグラスウールを示し、材料送りコンベ
アー2によって、解繊機3に搬送される。尚、図中4は
材料押さえロールを示す。解繊機3はケーシング3a内
に解繊ドラム3bを備え、ケーシング3aの上方に粉末
状熱硬化性樹脂供給装置5を備えるとともに、ケーシン
グ3aの下方に解繊繊維の取り出し部6を備え、前記粉
末状熱硬化性樹脂供給装置5は粉末状熱硬化性樹脂Rの
供給源へ連通されると共に、前記解繊繊維の取り出し部
6は空送用ファン7aを備えたサイクロン8、その下方
のホッパー9、空送用ファン7bを介して凸型金型10
aと凹型金型10bとからなる成形金型10の凹型金型
10bへと連通される。
施例を図面につき説明する。図1は本発明吸音断熱成形
体の製造方法に用いる製造装置を示すもので、図中1は
繊維材料としてのグラスウールを示し、材料送りコンベ
アー2によって、解繊機3に搬送される。尚、図中4は
材料押さえロールを示す。解繊機3はケーシング3a内
に解繊ドラム3bを備え、ケーシング3aの上方に粉末
状熱硬化性樹脂供給装置5を備えるとともに、ケーシン
グ3aの下方に解繊繊維の取り出し部6を備え、前記粉
末状熱硬化性樹脂供給装置5は粉末状熱硬化性樹脂Rの
供給源へ連通されると共に、前記解繊繊維の取り出し部
6は空送用ファン7aを備えたサイクロン8、その下方
のホッパー9、空送用ファン7bを介して凸型金型10
aと凹型金型10bとからなる成形金型10の凹型金型
10bへと連通される。
【0012】本発明製造方法によれば、繊維材料1が材
料送りコンベアー2によって、解繊機3に順次搬送され
ると、粉末状熱硬化性樹脂供給装置5から粉末状熱硬化
性樹脂Rが投入され続けており、繊維材料1は解繊され
ながら粉末状熱硬化性樹脂Rを投入、混合されることと
なる。そして解繊機3の解繊ドラム3bの回転力により
繊維材料1と粉末状熱硬化性樹脂Rが攪拌され、繊維材
料1の内部にまで粉末状熱硬化性樹脂Rが浸入し、解繊
された繊維材料1と粉末状熱硬化性樹脂Rは均一に混合
されることになる。そして得られた混合体は解繊繊維の
取り出し部6から、空送用ファン7aによりサイクロン
8へ供給された後、ホッパー9に貯められ、空送用ファ
ン7bを介して成形金型10の凹型金型10bへと搬送
され、該凹型金型10bに充填され、凸型金型10aを
閉じ、加熱、加圧することにより、図2に示すように所
望形状の吸音断熱成形体20に成形される。尚、図2は
吸音断熱成形体20をパイプカバーエルボに成形した例
を示す。
料送りコンベアー2によって、解繊機3に順次搬送され
ると、粉末状熱硬化性樹脂供給装置5から粉末状熱硬化
性樹脂Rが投入され続けており、繊維材料1は解繊され
ながら粉末状熱硬化性樹脂Rを投入、混合されることと
なる。そして解繊機3の解繊ドラム3bの回転力により
繊維材料1と粉末状熱硬化性樹脂Rが攪拌され、繊維材
料1の内部にまで粉末状熱硬化性樹脂Rが浸入し、解繊
された繊維材料1と粉末状熱硬化性樹脂Rは均一に混合
されることになる。そして得られた混合体は解繊繊維の
取り出し部6から、空送用ファン7aによりサイクロン
8へ供給された後、ホッパー9に貯められ、空送用ファ
ン7bを介して成形金型10の凹型金型10bへと搬送
され、該凹型金型10bに充填され、凸型金型10aを
閉じ、加熱、加圧することにより、図2に示すように所
望形状の吸音断熱成形体20に成形される。尚、図2は
吸音断熱成形体20をパイプカバーエルボに成形した例
を示す。
【0013】次に、本発明製造方法の具体的実施例を比
較例とともに説明する。 実施例1 先ず、繊維材料として繊維径7μm、繊維長10〜10
0mmのガラス短繊維からなる密度50kg/m3 のグ
ラスウール成形体(配合比85重量%)を用意し、これ
をノボラック型粉末発泡フェノール樹脂を投入され続け
られている解繊機に搬送し、グラスウール成形体を解繊
しつつノボラック型粉末発泡フェノール樹脂と混合し
た。尚、ノボラック型粉末発泡フェノール樹脂はグラス
ウール成形体に対して15重量%配合するようにした。
次いで、パイプカバー用エルボの成形金型に得られた混
合体を充填し、190℃で2分間、2kg/cm2 の成
形圧で加熱、加圧し、成形体を得た。得られた成形体の
密度は100kg/m3 で、非常に均一な密度を有する
成形体が得られた。また、成形体の表面も成形曲線部も
含め非常に平滑な仕上がり面を有していた。
較例とともに説明する。 実施例1 先ず、繊維材料として繊維径7μm、繊維長10〜10
0mmのガラス短繊維からなる密度50kg/m3 のグ
ラスウール成形体(配合比85重量%)を用意し、これ
をノボラック型粉末発泡フェノール樹脂を投入され続け
られている解繊機に搬送し、グラスウール成形体を解繊
しつつノボラック型粉末発泡フェノール樹脂と混合し
た。尚、ノボラック型粉末発泡フェノール樹脂はグラス
ウール成形体に対して15重量%配合するようにした。
次いで、パイプカバー用エルボの成形金型に得られた混
合体を充填し、190℃で2分間、2kg/cm2 の成
形圧で加熱、加圧し、成形体を得た。得られた成形体の
密度は100kg/m3 で、非常に均一な密度を有する
成形体が得られた。また、成形体の表面も成形曲線部も
含め非常に平滑な仕上がり面を有していた。
【0014】実施例2 前記実施例1と同様にして得られた混合体を、金網上に
吸引装置により捕集、集綿して連続した繊維ウエブを
得、次いで、所定の寸法に裁断し板状の上下成形型に挿
入し、190℃、2分間、2kg/cm2 の成形圧で加
熱、加圧し、板状成形体を得た。得られた成形体の密度
は100kg/m3 で、やはり非常に均一な密度を有す
る成形体が得られた。また、成形体の表面も非常に平滑
な仕上がり面を有していた。
吸引装置により捕集、集綿して連続した繊維ウエブを
得、次いで、所定の寸法に裁断し板状の上下成形型に挿
入し、190℃、2分間、2kg/cm2 の成形圧で加
熱、加圧し、板状成形体を得た。得られた成形体の密度
は100kg/m3 で、やはり非常に均一な密度を有す
る成形体が得られた。また、成形体の表面も非常に平滑
な仕上がり面を有していた。
【0015】実施例3 前記実施例1と同様の繊維材料であるグラスウール成形
体に合成不織布からなる表皮材を積層し、加熱、加圧成
形した後トリミングした際に発生する耳屑を用意し、こ
れをノボラック型粉末発泡フェノール樹脂とカーボンブ
ラック着色剤をを投入され続けられている解繊機に搬送
し、グラスウール成形体を解繊しつつノボラック型粉末
発泡フェノール樹脂及び着色剤と混合した。尚、ノボラ
ック型粉末発泡フェノール樹脂はグラスウール成形体に
対して15重量%、着色剤はこれらに対して3重量%配
合するようにした。得られた混合体を実施例1と同様の
成形方法で成形し、成形体を得た。得られた成形体の密
度は100kg/m3で、やはり非常に均一な密度を有
する成形体が得られた。また、成形体の表面も非常に平
滑な仕上がり面を有していた。また、本実施例の場合
は、着色剤を入れたことで、不織布のようにグラスウー
ルと異なる色の部材を含んでいても、色ムラの無い均一
な着色を施された成形体が得られた。
体に合成不織布からなる表皮材を積層し、加熱、加圧成
形した後トリミングした際に発生する耳屑を用意し、こ
れをノボラック型粉末発泡フェノール樹脂とカーボンブ
ラック着色剤をを投入され続けられている解繊機に搬送
し、グラスウール成形体を解繊しつつノボラック型粉末
発泡フェノール樹脂及び着色剤と混合した。尚、ノボラ
ック型粉末発泡フェノール樹脂はグラスウール成形体に
対して15重量%、着色剤はこれらに対して3重量%配
合するようにした。得られた混合体を実施例1と同様の
成形方法で成形し、成形体を得た。得られた成形体の密
度は100kg/m3で、やはり非常に均一な密度を有
する成形体が得られた。また、成形体の表面も非常に平
滑な仕上がり面を有していた。また、本実施例の場合
は、着色剤を入れたことで、不織布のようにグラスウー
ルと異なる色の部材を含んでいても、色ムラの無い均一
な着色を施された成形体が得られた。
【0016】比較例1 前記実施例1と同様の繊維材料であるグラスウール成形
体を解繊した後に、ノボラック型粉末発泡フェノール樹
脂を混合するようにして、実施例1と同様の成形方法で
成形体を得た。得られた成形体は表面側の密度が内部の
密度よりも大きく密度が不均一であった。
体を解繊した後に、ノボラック型粉末発泡フェノール樹
脂を混合するようにして、実施例1と同様の成形方法で
成形体を得た。得られた成形体は表面側の密度が内部の
密度よりも大きく密度が不均一であった。
【0017】比較例2 前記実施例1と同様の繊維材料であるグラスウール成形
体を解繊した後に、液状ウレタン樹脂を混合するように
して、実施例1と同様の成形方法で成形体を得た。 得
られた成形体は比較例1と同様に表面側の密度が内部の
密度よりも大きく密度が不均一であった。
体を解繊した後に、液状ウレタン樹脂を混合するように
して、実施例1と同様の成形方法で成形体を得た。 得
られた成形体は比較例1と同様に表面側の密度が内部の
密度よりも大きく密度が不均一であった。
【0018】
【発明の効果】上記のとおり、本発明吸音断熱成形体の
製造方法によれば、繊維材料を解繊しながら、これに粉
末状熱硬化性樹脂を投入、混合するために、解繊された
繊維材料と投入された粉末状熱硬化性樹脂が均一に混合
され、このために解繊された繊維材料中に粉末状熱硬化
性樹脂が均一に分散され、均一な吸音断熱特性と十分な
機械的強度を有する吸音断熱成形体を製造できる。ま
た、繊維材料は解繊され、繊維長が短くなっているため
に、パイプカバー用エルボ等のような複雑な形状を有す
る成形体も、成形曲線部に変形や皺を発生させることな
く簡単に製造できる。
製造方法によれば、繊維材料を解繊しながら、これに粉
末状熱硬化性樹脂を投入、混合するために、解繊された
繊維材料と投入された粉末状熱硬化性樹脂が均一に混合
され、このために解繊された繊維材料中に粉末状熱硬化
性樹脂が均一に分散され、均一な吸音断熱特性と十分な
機械的強度を有する吸音断熱成形体を製造できる。ま
た、繊維材料は解繊され、繊維長が短くなっているため
に、パイプカバー用エルボ等のような複雑な形状を有す
る成形体も、成形曲線部に変形や皺を発生させることな
く簡単に製造できる。
【図1】本発明の製造方法の一実施例を説明するための
説明線図である。
説明線図である。
【図2】前記製造方法により得られた、吸音断熱成形体
(パイプカバー用エルボ)の斜視図である。
(パイプカバー用エルボ)の斜視図である。
1 繊維材料 2 材料送りコンベアー 3 解繊機 3a ケーシング 3b 解繊ドラム 4 材料押さえロール 5 粉末状熱硬化性樹脂供給装置 6 取り出し部 7a 空送用ファン 7b 空送用ファン 8 サイクロン 9 ホッパー 10 成形金型 10a 凸型金型 10b 凹型金型 R 粉末状熱硬化性樹脂 20 吸音断熱成形体
Claims (5)
- 【請求項1】 繊維材料を解繊機で解繊しながら、これ
に粉末状熱硬化性樹脂を投入、混合し、得られた混合体
を所望形状に加熱、加圧成形することを特徴とする吸音
断熱成形体の製造方法。 - 【請求項2】 前記繊維材料として繊維屑を用いること
を特徴とする請求項1記載の吸音断熱成形体の製造方
法。 - 【請求項3】 前記混合体を所望形状の成形型内に充填
し、加熱、加圧成形することを特徴とする請求項1また
は2のいずれかに記載の吸音断熱成形体の製造方法。 - 【請求項4】 前記混合体を板状に加熱、加圧成形する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の吸
音断熱成形体の製造方法。 - 【請求項5】 前記粉末状熱硬化性樹脂と共に着色剤を
投入、混合することを特徴とする請求項1乃至4のいず
れかに記載の吸音断熱成形体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28559191A JPH0599394A (ja) | 1991-10-05 | 1991-10-05 | 吸音断熱成形体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28559191A JPH0599394A (ja) | 1991-10-05 | 1991-10-05 | 吸音断熱成形体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0599394A true JPH0599394A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17693535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28559191A Withdrawn JPH0599394A (ja) | 1991-10-05 | 1991-10-05 | 吸音断熱成形体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0599394A (ja) |
-
1991
- 1991-10-05 JP JP28559191A patent/JPH0599394A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990107 |