JPH0598609A - 吊橋におけるケーブルの温度測定方法 - Google Patents

吊橋におけるケーブルの温度測定方法

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Publication number
JPH0598609A
JPH0598609A JP3256826A JP25682691A JPH0598609A JP H0598609 A JPH0598609 A JP H0598609A JP 3256826 A JP3256826 A JP 3256826A JP 25682691 A JP25682691 A JP 25682691A JP H0598609 A JPH0598609 A JP H0598609A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
temperature
measuring
suspension bridge
robots
Prior art date
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Pending
Application number
JP3256826A
Other languages
English (en)
Inventor
Masakatsu Matsuishi
正克 松石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Zosen Corp
Original Assignee
Hitachi Zosen Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Zosen Corp filed Critical Hitachi Zosen Corp
Priority to JP3256826A priority Critical patent/JPH0598609A/ja
Publication of JPH0598609A publication Critical patent/JPH0598609A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 吊橋におけるケーブル1に複数個の計測ロボ
ット2をそれぞれ所定位置に配置するとともに、これら
各計測ロボット2に設けられた温度計測器により、ケー
ブル1の温度を測定するようにした吊橋におけるケーブ
ルの温度測定方法である。 【効果】 ケーブル沿ってに複数個の計測ロボットを移
動させて、実際のケーブルの温度を測定するようにした
ので、ケーブルの緊張作業を精度良く行うことができる
とともに、昼間に緊張作業を行っても、測定誤差が殆ど
生じないため、作業環境の改善をも図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吊橋におけるケーブル
の温度測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、吊橋におけるケーブルは、その緊
張力を適正な値に維持するために、一定時間ごとにケー
ブルの温度を測定し、そしてこの温度によりケーブル長
を算出するとともに、このケーブル長に基づき緊張作業
が行われている。
【0003】ところで、従来、ケーブルの温度を測定す
る場合、吊橋の床板上に短く切断したケーブルを置いて
おき、このケーブルの温度を測定して、この温度を実際
の吊橋のケーブルの温度であると見做し、ケーブル長を
算出していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のケーブルの
温度の測定方法によると、実際のケーブルの温度を測定
していなかったので、算出されたケーブル長の精度が悪
く、またできるだけ精度をよくするために、温度変化の
少ない夜に緊張作業が行われており、作業環境が悪いと
いう問題があった。
【0005】そこで、本発明は上記問題を解消し得る吊
橋におけるケーブルの温度測定方法を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の吊橋におけるケーブルの温度測定方法は、
吊橋におけるケーブルに複数個のロボットをそれぞれ所
定位置に配置するとともに、これら各ロボットに設けら
れた温度計測器により、ケーブルの温度を測定する方法
である。
【0007】
【作用】上記のケーブルの温度測定方法によると、ケー
ブル沿ってに複数個のロボットを移動させて、実際のケ
ーブルの温度を測定するようにしたので、ケーブルの緊
張作業を精度良く行うことができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3に基づ
き説明する。まず、本発明の吊橋におけるケーブルの温
度およびその周囲の大気状態を調べるための測定装置に
ついて説明する。
【0009】すなわち、この測定装置は、図1に示すよ
うに、ケーブル1に移動自在に取り付けられた複数個の
計測ロボット2と、この計測ロボット2からの計測デー
タを受け取るとともにこの計測データに基づきケーブル
1の緊張力を求める制御装置3とから構成されている。
【0010】また、上記計測ロボット2は、図2および
図3に示すように、前後位置にそれぞれ120度置きに
3個の走行車輪11が取付アーム12を介して設けられ
たロボット本体13と、このロボット本体13内に設け
られて、ロボット本体13側に設けられた走行車輪11
Aを回転駆動させるモータ(図示せず)と、同じくロボ
ット本体13内に設けられて、ケーブル1の表面温度、
大気温度、風向きおよび風速を測定するための各種計測
器(図示せず)と、これら計測器で測定された各種デー
タを送信する送信機(図示せず)と、上記各種機器を制
御する制御器(図示せず)と、これら各機器およびモー
タの電源(太陽電池でもよい)とから構成されている。
【0011】さらに、上記制御装置3は、ロボット本体
13内の送信機から送信された各種データを受信する受
信機21と、この受信機21を介して得られたデータか
らケーブル1の長さを演算するとともにこの演算値に基
づきケーブル1の緊張力を演算する演算部22と、上記
各機器をコントロールする制御部23と、同じく各機器
用の電源(図示せず、太陽電池でもよい)とから構成さ
れている。
【0012】次に、ケーブルの温度測定方法について説
明する。通常、非測定時においては、図1の仮想線にて
示すように、複数個の計測ロボット2は、1箇所に集合
した状態で、ケーブル1の所定箇所に停止されている。
【0013】測定時には、制御装置3からのコントロー
ル信号により、各計測ロボット2を、図1の実線にて示
すように、それぞれ所定位置に分散移動させる。なお、
各計測ロボット2の位置は、例えば走行車輪11に取り
付けられたエンコーダなどにより、制御装置3側に位置
信号が入力されて、常に検出されている。
【0014】そして、それぞれの位置で、ケーブル1の
表面温度、大気温度、風向きおよび風速を測定するとと
もに、これらの各種計測データが送信機を介して制御装
置3側に送られる。
【0015】制御装置3に送られた各種計測データは、
受信機21を介して演算部22に入力される。演算部2
2では、まずケーブル1の表面温度から風向き、風速な
どを考慮して、ケーブル1内の温度を算出するととも
に、その平均温度をケーブル1の温度とする。このよう
に、ケーブル1の内部温度を求めるのは、ケーブル1自
体が多芯ケーブルであるため内部に温度勾配が生じてお
り、単にケーブル1の表面温度を、ケーブル1自体の温
度にすると、求める緊張力の精度が悪くなるからであ
る。なお、表面温度からケーブル1内の温度勾配を算出
してその平均値を得る際には、予め計算または計測によ
り、表面温度、風速、風向きに対する内部の温度分布デ
ータを求めて参照用データベースを作成しておき、実際
の計測データに対応する上記データベースから、ケーブ
ル1の平均温度を求めるとともに、この温度に基づいて
ケーブル1の長さを計算する。
【0016】そして、このようにして得られたケーブル
長に基づき、ケーブルの緊張力すなわちジャッキに加え
る力を決定し、緊張作業を行う。作業終了後には、上記
各計測ロボット2を、図1の仮想線にて示すように、所
定場所に集めて、停止させておけばよい。
【0017】なお、上記説明においては、ロボット本体
11側に設けた走行車輪11Aを駆動するようにした
が、例えば取付アーム12に取り付けられた走行車輪1
1Bを回転駆動させるようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明のケーブルの温度測
定方法によると、ケーブル沿ってに複数個のロボットを
移動させて、実際のケーブルの温度を測定するようにし
たので、ケーブルの緊張作業を精度良く行うことができ
るとともに、昼間に緊張作業を行っても、測定誤差が殆
ど生じないため、作業環境の改善をも図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるケーブルの温度測定
方法を説明する要部概略側面図である。
【図2】同実施例における計測ロボットの側面図であ
る。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【符号の説明】
1 ケーブル 2 計測ロボット 3 制御装置 11 走行車輪 13 ロボット本体 21 送信機 22 演算部 23 制御部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吊橋におけるケーブルに複数個のロボット
    をそれぞれ所定位置に配置するとともに、これら各ロボ
    ットに設けられた温度計測器により、ケーブルの温度を
    測定することを特徴とする吊橋におけるケーブルの温度
    測定方法。
JP3256826A 1991-10-04 1991-10-04 吊橋におけるケーブルの温度測定方法 Pending JPH0598609A (ja)

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JP3256826A JPH0598609A (ja) 1991-10-04 1991-10-04 吊橋におけるケーブルの温度測定方法

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JP3256826A JPH0598609A (ja) 1991-10-04 1991-10-04 吊橋におけるケーブルの温度測定方法

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JPH0598609A true JPH0598609A (ja) 1993-04-20

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JP3256826A Pending JPH0598609A (ja) 1991-10-04 1991-10-04 吊橋におけるケーブルの温度測定方法

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JP (1) JPH0598609A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007120242A (ja) * 2005-10-31 2007-05-17 Nippon Steel Engineering Co Ltd ケーブル検査車
CN102706622A (zh) * 2012-05-30 2012-10-03 东南大学 支座广义位移温度变化角度监测的松弛索递进式识别方法
CN103194967A (zh) * 2013-04-03 2013-07-10 中铁大桥局集团武汉桥梁科学研究院有限公司 桥梁缆索的检测系统
JP2013245496A (ja) * 2012-05-28 2013-12-09 Hokkaido Research Organization ケーブル検査装置
JP2016056622A (ja) * 2014-09-11 2016-04-21 サイトテック株式会社 ケーブル検査装置
JP2016176729A (ja) * 2015-03-19 2016-10-06 株式会社 日立産業制御ソリューションズ 振動測定装置

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