JPH059808U - キーレスチヤツク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案はキーレスチャックに関するものであ
り、その目的とするところは、ケースに働くイナーシャ
によるゆるみを防止することによって連続した円滑な作
業を可能にすることである。 【構成】 ケース１とボデー２間に摩擦力を発生させる
部材６を取り付けている。該部材６により急停止した時
などにケース１に働くイナーシャによるゆるみを摩擦に
より防止するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は電気ドリル等の先端工具保持に使われるキーレスチャックに関するも のである。

【０００２】

【従来の技術】

従来のキーレスチャックは、図２に示すようにボデー２とケース１間に、物理 的な空間があり摩擦力は働いていない構造となっていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来のキーレスチャックにおいてはゆるみに対し特別な工夫をしていなかった ため、チャックが急停止した時などにケース１に加わるイナーシャにより、容易 にゆるんでしまうという問題があった。 本考案はある程度のイナーシャがケースに加わっても容易にゆるまないキーレ スチャックを得ることを目的としている。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案のキーレスチャックにおいては、キーレス チャックのボデーとケース間に摩擦力を発生させる部材を介在させたものである 。

【０００５】

【作用】

上記のように構成されたキーレスチャックは、作業中に急停止した場合や、振 動が加わってもボデーとの間に介在する部材が発生する摩擦力によりケースが容 易にゆるまず、作業を中断せずにくり返し使用することができる。

【０００６】

【実施例】

以下実施例図面を参照して本考案を説明する。図１において、ケース１にはナ ット３がナットホルダ４を介して固着されている。また、ジョー５はケース１を 回転させることにより軸方向に移動可能となっている。 更にボデー２とケース１間には、急停止した時などにケース１に発生するイナ ーシャに打ち勝つ摩耗力を発生させるゴム等からなる部材６が装着される。

【０００７】

【考案の効果】

以上説明したように本考案によれば、回転中のドリルチャックが急停止したこ と等により発生するイナーシャによるドリルチャックのゆるみが防止され、作業 中にくり返しドリルチャックを締め直す必要がなくなり、連続した作業を行うこ とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本考案キーレスチャックの一実施例を示す縦
断面図である。

【図２】 従来のキーレスチャックの一例を示す縦断面
図である。

【符号の説明】

１はケース、２はボデー、３はナット、４はナットホル
ダ、５はジョーである。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 ボデーとケースの間に摩擦力を発生する
   ための干渉材を組み合わせたことを特徴とするキーレス
   チャック。