JPH059791A - 電着方法 - Google Patents

電着方法

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JPH059791A
JPH059791A JP3021192A JP3021192A JPH059791A JP H059791 A JPH059791 A JP H059791A JP 3021192 A JP3021192 A JP 3021192A JP 3021192 A JP3021192 A JP 3021192A JP H059791 A JPH059791 A JP H059791A
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JP
Japan
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solution
polymer
group
laminate
film
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Pending
Application number
JP3021192A
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English (en)
Inventor
Kevin Brian Hatton
ブライアン ハツトン ケビン
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Novartis AG
Original Assignee
Ciba Geigy AG
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Publication date
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    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/02Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which the conductive material is applied to the surface of the insulating support and is thereafter removed from such areas of the surface which are not intended for current conducting or shielding
    • H05K3/06Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which the conductive material is applied to the surface of the insulating support and is thereafter removed from such areas of the surface which are not intended for current conducting or shielding the conductive material being removed chemically or electrolytically, e.g. by photo-etch process
    • H05K3/061Etching masks
    • H05K3/064Photoresists
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/004Photosensitive materials
    • G03F7/022Quinonediazides
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • H05K2203/00Indexing scheme relating to apparatus or processes for manufacturing printed circuits covered by H05K3/00
    • H05K2203/13Moulding and encapsulation; Deposition techniques; Protective layers
    • H05K2203/1333Deposition techniques, e.g. coating
    • H05K2203/135Electrophoretic deposition of insulating material

Abstract

(57)【要約】 【構成】銅張積層板に電着性非感光性ポリマーフィルム
を電着し、その上に式Iのスルホンアミドフィルムを電
着し、これにマスクを通して照射し、そして現像するこ
とからなる基材上にポジ画像を形成する方法。 (Ra ,Rb =H,アルキレン基,フェニル基、Ra
b =5,6員複素環) 【効果】積層板へのスルホンアミドの電着量の制御が容
易で、しかもマスクの明瞭なポジ画像を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電着方法、特に2種類の
電着浴を使用して銅上にポジ画像を作成する電着方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】印刷回路等に使用するための銅上のポジ
画像は種々の方法により作成され得る。
【0003】片面印刷積層板の場合、銅張積層基板から
なる該板は所望の場所に開けられた孔を有する。レジス
トは、スクリーン印刷法または光画像形成法を用いて、
予め決められたパターンで銅上に被覆され、ある領域に
は露出された銅そして残りの領域にはレジストにより被
覆されている銅を有する板が作成される。露出された銅
は次にスズ−鉛合金でめっきされるが、該合金はスズ−
鉛合金剥離剤を用いて最終的に除去される。
【0004】両面めっきスルーホール印刷回路板の場
合、操作は同様であるが、以下の付加的段階が加わる:
孔を開けた後、板を無電解銅付着処理に供して孔の表面
(ならびに銅全面)に銅を付着させ、そして予め決めら
れたパターンにレジストを適用した後、その板を銅電解
めっきに供して孔の表面を含む露出された銅部分上に銅
を付着させる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの公知方法の欠
点はスズ−鉛合金剥離剤および必要なそれに引き続く洗
浄のコストが高いことである。さらに、スズ−鉛合金剥
離剤、通常過酸化水素と硫酸の混合物が板自体および剥
離操作を行う作業者やその際に使用される装置に対して
侵害性であることである。
【0006】欧州特許第0315165号明細書には、
次式: (式中、R1 は次式: で表される基を表し、R2 は水素原子、アルキル基、シ
クロアルキル基またはアルキルエーテル基を表し、そし
てR3 はアルキレン基、シクロアルキレン基またはアル
キレンエーテル基を表す)で表される変性キノンジアジ
ドスルホン単位を分子内に含む水溶性または水分散性樹
脂を主成分として含有するポジ型感光性電着塗料組成物
が記載されている。
【0007】しかしながら、EP0315165号の樹
脂の使用はある種の欠点を有する。この樹脂のキノンジ
アジドスルホン部分は熱感受性であり、そしてこれらの
部分はそれを含む樹脂の製造の間に熱分解を受けやす
い。従って、EP0315165号において使用される
樹脂の製造は上記の熱分解を避けるために反応温度およ
び/または反応時間の点で制約を受けるであろう。さら
に、EP0315165号の樹脂を含有する電着浴はか
なり不安定である傾向がある。
【0008】欧州特許第0335330号明細書には、
印刷回路板のためのホトレジストの2浴電着塗装方法が
記載されている。最初に、例えばナフトキノンジアジド
を含み得る感光性塗料組成物が導電性表面に電着され
る。次に、感光性組成物で被覆された表面に、ガラス転
移温度(Tg )20℃以上を有する水溶性または水分散
性樹脂からなる塗料組成物が電着される。EP0335
330号において、第2の電着塗装を行うときに生成さ
れる熱が第1の電着塗装に流動性を再び付与し、そして
第1の電着塗装の付着後に生じ得るやっかいなあらゆる
水滴跡を修復すると述べられている。しかしながら、こ
の2浴方法は付着フィルムのキノンジアジド含量を制御
することができず、それ故に、この方法はEP0315
165号の方法と関連した問題を被りやすい。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、電着性非感
光性ポリマーおよびナフトキノンジアジドスルホンアミ
ド樹脂の別々の連続した電着を含む2浴方法を用いるこ
とにより、優れた銅塗装がキノンジアジドスルホン官能
基に比べ非常に制御されて得られることを驚くべきこと
に今見いだした。
【0010】従って、本発明は、以下の段階: a)電着性非感光性ポリマーを含有する電解浴中に銅張
積層板を陰極として浸漬し、該銅張積層板上に前記ポリ
マーのフィルムを電着し、 b)次式I: (式中Ra およびRb は独立して、Ra およびRb の両
方は水素原子を表さないという条件で水素原子を表す
か、アミノ基により置換された炭素原子数1ないし8の
アルキレン基、アミノ含有基により置換されていてもよ
いフェニル基を表すか、またはRa およびRb は一緒に
なって、環内にアミノ含有基を含むか、または環上に置
換されたアミノ含有基を有する5員または6員の置換さ
れていてもよい複素環式環を形成する)で表されるナフ
トキノンジアジドスルホンアミドを含有する電解浴中に
段階a)において非感光性ポリマーで被覆された銅張積
層板を陽極または好ましくは陰極として浸漬し、ポリマ
ー被覆銅張積層板上に前記スルホンアミドのフィルムを
電着し、 c)段階b)で得られた乾燥被覆積層板を、マスクを通
して照射し、そして d)照射被覆積層板を現像して、マスクのポジ画像を作
成する、からなる基材上にポジ画像を作成する方法を提
供する。
【0011】塩基可溶性であるあらゆるアミノ基含有ポ
リマーが本発明の方法の段階a)における電着性非感光
性ポリマーとして使用され得る。
【0012】本発明の方法の段階a)の電解浴中の有用
な電着性非感光性ポリマーの例は、エポキシ樹脂と第一
もしくは第二モノアミンまたは第二ジアミンとの反応生
成物、特にエポキシ樹脂例えば2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン(ビスフェノールA)のジグ
リシジルエーテルとアルカノールアミン例えばエタノー
ルアミン、ジエタノールアミンまたはプロパノールアミ
ンとの反応生成物;フェノール性ヒドロキシル基含有樹
脂例えばノボラック樹脂、エチレン性不飽和フェノール
のポリマーまたはエポキシ樹脂とビスフェノールとのフ
ェノール性ヒドロキシル末端付加物と、アルデヒドおよ
び第一または第二アミンとの反応生成物、例えばノボラ
ック樹脂またはポリ(ビニル)フェノールとアルデヒド
例えばアセトアルデヒド、ベンズアルデヒドまたは好ま
しくはホルムアルデヒドとアミン例えばジアルキルアミ
ン、アルキレン−ジアミンまたはアルカノールアミンと
の反応生成物;塩基性基含有アクリル性物質のポリマー
例えばジアルキルアミノアルキルアクリレートまたはメ
タクリレートのホモポリマーおよびそれとその他のビニ
ルモノマー例えばアルキルアクリレートまたはメタクリ
レートとのコポリマー等の上記ホモポリマーのコポリマ
ー、および上記ホモポリマーとアクリレートまたはメタ
クリレート基含有樹脂例えばエポキシ樹脂とアクリル酸
またはメタクリル酸とのエステルとのグラフトコポリマ
ー;およびアクリレートまたはメタクリレート基含有樹
脂と第一または第二アミン例えばエタノールアミン、ジ
エタノールアミンまたはモルホリンとのミカエル付加反
応生成物である。
【0013】好ましい電着性非感光性ポリマーはノボラ
ック樹脂、例えばアルデヒドおよびアミンまたはアルデ
ヒドおよびアミノカルボン酸と反応させたフェノール−
ホルムアルデヒドまたはクレゾールホルムアルデヒドで
ある。
【0014】本発明の方法の段階a)における非感光性
ポリマーの電着はあらゆる慣用技術により行われ得る。
例えば、ポリマーは場合により慣用の添加剤、例えば顔
料、染料、充填剤および可塑剤と一緒に水性媒体中に溶
解または分散され得る。
【0015】また、水性媒体は好ましくは、親水性有機
溶媒例えばイソプロパノール、n−ブタノール、t−ブ
タノール、メトキシエタノール、エトキシエタノール、
n−ブトキシエタノール、ジエチレングリコール、メチ
ルエーテル、アセトン、ジオキサンまたはテトラヒドロ
フランを含有する。一般に、親水性溶媒の量は電着媒体
の2ないし40重量%、好ましくは5ないし20重量%
に及ぶ。
【0016】電着媒体にはまた、疎水性溶媒を添加して
もよく、その例は炭化水素溶媒例えばトルエンまたはキ
シレン;ケトン例えばシクロヘキサノンまたはメチルイ
ソブチルケトン;エステル例えば酢酸エチルまたは酢酸
ブチル;および疎水性アルコール例えばn−デカノール
または2−エチルヘキシルアルコールを包含する。一般
に、疎水性溶媒の量は電着媒体の0ないし10重量%、
好ましくは1ないし5重量%に及ぶであろう。
【0017】非感光性ポリマーはまた、有機酸または無
機酸の添加が必要な場合もある。そのような酸の例はギ
酸、酢酸、乳酸、p−トルエンスルホン酸、塩化水素酸
およびホスホン酸またはこれらの混合物を包含する。
【0018】その上に非感光性ポリマーフィルムが付着
されるべき銅張積層板は電着媒体中に陰極として浸漬さ
れ、そして陽極例えばスズめっき鋼板は前記媒体中に浸
漬され、そして陰極上にポリマーを電着するために電極
間に電流が通され得る。
【0019】0.1アンペアまでのアンペア数で数分
間、通常1分間だけの電着でほとんどの場合十分であ
る。特に、その上にポリマーが電着される陰極の大きさ
が陽極に比べて小さいならば、0.01アンペアという
小さいアンペア数がいくつかの場合において使用され得
る。陰極へのポリマーフィルムの付着は2段階:最初は
低いアンペア数そして次により高いアンペア数での電着
を行うことにより改善され得る。
【0020】ポリマーで被覆された積層板は本発明の方
法の段階b)における使用に先立って水ですすぐのが好
ましい。
【0021】式Iで表されるナフトキノンジアジドスル
ホンアミドはJP−150127(J63006070
A)に記載された大部分が公知の化合物である。式Iで
表される化合物は、例えば2−ナフトキノンジアジド−
5−スルホニルクロリドと次式:Ra b NH(式中R
a およびRb は上で定義したものと同じ意味を表す)で
表されるアミンとを反応させることにより製造され得
る。
【0022】Ra および/またはRb が置換されていて
もよいアミノ基により置換された炭素原子数1ないし8
のアルキレン基である場合、そのような基−NRa b
の好ましい例は以下の式: −NH(CH2 n NH2 (式中nは1ないし8、好ましくは1ないし4の整数を
表す)で表される基; −NH(CH2 n NRc d 〔式中nは上で定義したものと同じ意味を表し、そして
c およびRd は独立して、Rc およびRd の両方は水
素原子を表さないという条件で水素原子を表すか、炭素
原子数1ないし4のアルキル基、好ましくはメチル基ま
たはエチル基、ヒドロキシ−炭素原子数1ないし4のア
ルキル基、特にヒドロキシエチル基、または次式: (式中nおよびRa は上で定義したものと同じ意味を表
す)で表される基を表す〕で表される基を包含する。
【0023】Ra および/またはRb がアミノ含有基に
より置換されていてもよいフェニル基である場合、それ
はフェニル基またはアミノフェニル基であってよい。
【0024】環内にアミノ含有基を有するRa およびR
b により形成される複素環式環の例は、ピペラジン、1
−メチルピペラジン、2,6−ジメチルピペラジン、1
−n−プロピルピペラジン、2,5−ジメチルピペラジ
ン、2−メチルピペラジン、2,4,6−トリメチルピ
ペラジン、N−β−ヒドロキシエチルピペラジンおよび
1−ピペラジンプロパノールを包含する。アミノ含有基
がその上で置換されたRa およびRb により形成される
複素環式環の例は、ピロリジン、2−(アミノエチル)
−1−エチルピロリジン、N−(2−アミノエチル)ピ
ロリジン、2−(2−アミノエチル)−1−メチルピロ
リジン;およびピペリジン、4−ピペリジノ−ピペリジ
ン、4,4’−ビピペリジン、4,4’−トリメチレン
ピペリジン、4,4’−エチレンジピペリジンおよび1
−(2−アミノエチル)ピペリジンを包含する。
【0025】本発明の方法の段階b)における式Iで表
される化合物の電着はあらゆる慣用の技術により行われ
得る。例えば、式Iで表される化合物は水性媒体中に溶
解または分散されてもよい。水性媒体は好ましくは、本
発明の方法の段階a)に対して明記したものと同様のタ
イプおよび同様の量の親水性溶媒、場合により疎水性溶
媒、および有機酸または無機酸を含有する。
【0026】本発明の方法の段階a)において非感光性
ポリマーで被覆され、そしてその上に式Iで表される化
合物が付着されるべき銅張積層板は水性媒体中に陽極と
して、しかし好ましくは陰極として浸漬され、そして陰
極または好ましくは陽極例えばスズめっき鋼板は前記媒
体中に浸漬され得る。電極間に電流を通すことにより、
式Iで表される化合物がポリマー被覆積層板電極、好ま
しくは陰極上にポリマーを電着される。
【0027】本発明の方法の段階b)における電着条件
は本発明の方法の段階a)において使用されるものと同
様に広範囲である。
【0028】本発明の方法の段階b)において得られた
被覆積層板は段階b)の電着浴から取り出され、好まし
くは水ですすぎ、そして例えば加熱することにより乾燥
させる。そのようにして得られた電着フィルムは、例え
ば10ミクロンまでの厚さを有する不粘着性固体層であ
る。
【0029】段階b)において得られた乾燥された感光
性層の予め決められたパターンでの照射は、いくつかの
実質的に不透明な領域と、使用される放射線に対して実
質的に透明であるいくつかの領域とからなる画像生成透
明画(マスク)を介する層の露光により行われ得る。ま
た、照射はコンピュータ制御されたレーザービームによ
り行われ得る。200ないし600nmの波長範囲を有
する電磁放射線が一般に使用され、そして適当な放射線
源は炭素アーク、水銀灯、紫外線を放射するリン光体を
有する蛍光灯、アルゴンおよびキセノングローランプ、
タングステンランプおよび写真フラッドランプを包含す
る。もちろん、水銀灯およびハロゲン化金属ランプが最
も適当である。適当な露光時間および放射線源/マスク
間隔は通常の試験により容易に決定され得る。
【0030】本発明の方法の段階d)において、照射さ
れた層の露光領域の除去は、溶媒、好ましくは塩基性水
性溶液、特に水溶液、中でも水酸化ナトリウムもしくは
カリウムまたは炭酸ナトリウムもしくはカリウムの水溶
液での処理により行われるのが好ましい。照射された層
のそのような現像によりマスクの明瞭なポジ画像が得ら
れる。
【0031】現像操作により露出された銅はあらゆる慣
用のエッチング剤、例えば塩化第二鉄、過酸化水素/リ
ン酸、過硫酸アンモニウムまたは塩化第二銅により除去
され得る。エッチングの後、銅張積層板の表面は、電着
フィルにより被覆された銅の予め決められた領域と、積
層体の銅が除去されている領域とからなる。
【0032】本発明の方法は、印刷回路、例えばめっき
スルーホールまたはバイア(ホール)を有する多層印刷
回路等の製造に特に適している。
【0033】
【実施例】以下の実施例により本発明をさらに詳しく説
明する。
【0034】樹脂I フェノール(2.25モル)、p−第三ブチルフェノー
ル(0.75モル)およびホルムアルデヒド(2.7モ
ル)から製造されたノボラック(100g)を2−n−
ブトキシエタノール(150g)中に溶解し、そして7
0℃まで加熱する。ジエタノールアミン(15.8g,
150ミリモル)、ホルマリン(23.1g,38.8
3%HCHO)、乳酸(18g,150ミリモル)およ
び2−n−ブトキシエタノール(25g)を含有する溶
液を添加し、そして混合物を70℃で5時間保持する。
【0035】次に反応混合物を水(100g)で希釈
し、室温まで冷却し、そして攪拌された0.16M炭酸
ナトリウム溶液(6000ml)中に徐々に注ぐ。生成
する沈殿を濾別し、水で洗浄し、そして真空下で乾燥さ
せると、120.5gの樹脂Iが得られる。
【0036】樹脂II フェノール(2.25モル)、p−第三ブチルフェノー
ル(0.75モル)およびホルムアルデヒド(2.7モ
ル)から製造されたノボラック(50g)を2−n−ブ
トキシエタノール(75g)中に溶解し、そしてホルマ
リン(11.5g,38.83%HCHO)、乳酸(1
8g,150ミリモル)およびモルホリン(13g,1
50ミリモル)の混合物を添加し、そして混合物を70
℃で2時間保持する。
【0037】次に溶液を水(50ml)で希釈し、室温
まで冷却し、そして攪拌された0.31M炭酸ナトリウ
ム溶液(3000ml)中に徐々に注ぐ。生成する沈殿
を濾別し、水で洗浄し、そして真空下で乾燥させると、
62gの樹脂IIが得られる。
【0038】樹脂III フェノール(2.4モル)、ビスフェノールA(0.6
0モル)およびホルムアルデヒド(2.7モル)から製
造されたノボラック(50g)を2−n−ブトキシエタ
ノール(60g)中に溶解し、そして60℃まで加熱す
る。ジエタノールアミン(13g,125ミリモル)を
添加し、次にホルマリン(12g,38.83%HCH
O)および乳酸(11g,85ミリモル)を含有する溶
液を添加し、そして混合物を60℃で3時間保持する。
次いで混合物を水(50ml)で希釈し、室温まで冷却
し、そして攪拌された0.47M炭酸ナトリウム溶液
(2000ml)中に徐々に注ぐ。生成する沈殿を濾別
し、水で洗浄し、そして真空下で乾燥させると、48.
3gの樹脂IIIが得られる。
【0039】樹脂IV フェノール(2.4モル)、ビスフェノールA(0.6
0モル)およびホルムアルデヒド(2.7モル)から製
造されたノボラック(40g)を2−n−ブトキシエタ
ノール(60g)中に溶解し、そして60℃まで加熱す
る。モルホリン(10ml,114ミリモル)を添加
し、次にホルマリン(12g,38.83%HCHO)
および乳酸(22g,170ミリモル)を含有する溶液
を添加し、そして混合物を60℃で2.5時間保持す
る。
【0040】混合物を水(50ml)で希釈し、室温ま
で冷却し、そして攪拌された0.47M炭酸ナトリウム
溶液(2000ml)中に徐々に注ぐ。生成する沈殿を
濾別し、水で洗浄し、そして真空下で乾燥させると、5
8gの樹脂IVが得られる。
【0041】樹脂V フェノール(2.25モル)、p−第三ブチルフェノー
ル(0.75モル)およびホルムアルデヒド(2.7モ
ル)から製造されたノボラック(50g)を2−n−ブ
トキシエタノール(60g)中に溶解し、そして60℃
まで加熱する。ホルマリン(9g,38.83%HCH
O)を添加し、次いでジエタノールアミン(6g,57
ミリモル)、乳酸(8g,66ミリモル)および2−n
−ブトキシエタノール(10g)の混合物を添加し、そ
して混合物を60℃で6時間保持し、次に冷却する。
【0042】樹脂VI A)樹脂VIの製造に使用される出発材料N−(4−ヒ
ドロキシフェニル)マレイミドの製造 ジメチルホルムアミド(80ml)中の4−アミノフェ
ノール(21.8g)の溶液に、窒素雰囲気下で攪拌し
ながら、温度を50℃より低く保持して、無水マレイン
酸(21.6g)を徐々に添加する。添加が終了した
ら、溶液を室温で1.5時間攪拌する。五酸化リン(1
1.4g)および濃硫酸(5g)を徐々に添加し、そし
て混合物を80℃で3時間加熱する。反応混合物を冷却
し、そして氷と水の混合物(500ml)中に注ぐ。濾
過により固体を集め、そしてイソプロパノールから再び
結晶化させると所望の生成物24.9gが得られる。
【0043】B)樹脂VIの製造 n−ブトキシエタノール(60g)中のメチルメタクリ
レート(25.5g)、N−(4−ヒドロキシフェニ
ル)マレイミド(1.5g)およびWAKO V65
(2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリ
ル))(2g)を70℃で2時間攪拌し、V65(0.
5g)を添加し、そして次に反応混合物をさらに2時間
攪拌すると樹脂VIが得られる。
【0044】樹脂VII 樹脂VIIを製造するために、ノボラックをフェノール
(2.25モル)、p−第三ブチルフェノール(0.7
5モル)およびホルムアルデヒド(2.7モル)から製
造する。
【0045】樹脂VIII ビスフェノールA(118g)とビスフェノールAジグ
リシジルエーテル(エポキシ価5.3モル/kg)(1
34g)の混合物を140℃まで加熱し、そしてトリフ
ェニルエーテル−ヨウ化ホスホニウム(0.1g)を添
加する。反応物を140℃で2時間、次に150℃で
1.5時間加熱する。この時のエポキシ価は0.08モ
ル/kgに低下している。
【0046】無水マレイン酸(40g)を反応混合物に
添加し、そして反応混合物を160℃で1.5時間加熱
する。次いで樹脂をスズ−ホイルトレー中に熱間注入す
る。 収量=252g 酸価=1.01g/kg Tg =55.7℃
【0047】溶液阻害剤I ジクロロメタン(100ml)中の2−ナフトキノンジ
アジド−5−スルホニルクロリド(6.5g,0.02
7モル)およびN−メチルピペラジン(4ml,0.0
36モル)の溶液に、10%炭酸ナトリウム水溶液(1
00g)を滴下して添加する。反応混合物を30℃で1
時間攪拌し、そして冷却する。
【0048】有機相を分離し、水で洗浄し(2×500
ml)、乾燥し(MgSO4 )、そしてジクロロメタン
を減圧下での蒸留により除去すると、融点143℃(分
解)を有する橙色の固体として溶液阻害剤Iが5.3g
(67%)得られる。 1H NMR(CD3 COC
3 )δ2.20(s,3H),2.40(m,4
H),2.90(m,4H),7.50(s,2H),
7.70(t,1H),8.30(d,1H),8.6
0(d,1H)。 IR(KBrディスク):2950,2800,216
0,2130,1620,1610,1600,157
0,1540,1460,1430,1400,138
0,1330,1310,1290,1260,123
0,1200,1160,1140,1090,107
0,1060,1010,950,940,800,7
20,700,660,640,600cm-1
【0049】溶液阻害剤II ジクロロメタン(150ml)中の2−ナフトキノンジ
アジド−5−スルホニルクロリド(6.5g,24ミリ
モル)およびN,N−ジメチルエチレンジアミン(3m
l,27ミリモル)の溶液に、10%炭酸ナトリウム水
溶液(100g)を滴下して添加する。反応混合物を3
0℃で1時間攪拌し、そして冷却する。
【0050】有機相を分離し、水で洗浄し(2×500
ml)、乾燥し(MgSO4 )、そしてジクロロメタン
を減圧下での蒸留により除去すると、融点120℃(分
解)を有する橙色の固体として溶液阻害剤IIが5.0
g(65%)得られる。 1H NMR(CDCl3 )δ
2.00(s,6H),2.25(t,2H),2.9
5(t,2H),7.05(d,1H),7.45
(d,1H),7.55(t,1H),8.35(d,
1H),8.60(d,1H)。 IR(KBrディスク):3300,2990,297
0,2860,2840,2790,2720,216
0,2100,1660,1600,1560,154
0,1470,1430,1400,1330,127
0,1210,1190,1150,1120,111
0,1100,1080,1050,1040,97
0,930,880,830,800,770,76
0,700,660,600cm-1
【0051】溶液阻害剤III ジクロロメタン(150ml)中の2−ナフトキノンジ
アジド−5−スルホニルクロリド(6.5g,24ミリ
モル)および4−(2−アミノエチル)モルホリン(4
ml,30ミリモル)の溶液に、10%炭酸ナトリウム
水溶液(100g)を滴下して添加する。反応混合物を
30℃で1時間攪拌し、そして冷却する。
【0052】有機相を分離し、水で洗浄し(2×500
ml)、乾燥し(MgSO4 )、そしてジクロロメタン
を減圧下での蒸留により除去すると、融点137℃(分
解)を有する橙色の固体として溶液阻害剤IIIが7.
0g(81%)得られる。 1H NMR(CDCl3
δ2.20(m,4H),2.30(m,2H),2.
95(m,2H),3.60(m,4H),7.05
(d,1H),7.45(d,1H),7.55(t,
1H),8.35(d,1H),8.60(d,1
H)。 IR(KBrディスク):3250,3180,294
0,2880,2820,2160,2120,162
0,1600,1570,1530,1460,144
0,1400,1390,1360,1340,132
0,1300,1260,1230,1220,119
0,1160,1150,1140,1120,109
0,1070,1020,950,920,870,8
50,830,800,770,700cm-1
【0053】溶液阻害剤IV ジクロロメタン(150ml)中の2−ナフトキノンジ
アジド−5−スルホニルクロリド(6.5g,24ミリ
モル)および3−ジメチルアミノプロピルアミン(3m
l,24ミリモル)の溶液に、10%炭酸ナトリウム水
溶液(100g)を滴下して添加する。反応混合物を3
0℃で1時間攪拌し、そして冷却する。
【0054】有機相を分離し、水で洗浄し(2×500
ml)、乾燥し(MgSO4 )、そしてジクロロメタン
を減圧下での蒸留により除去すると、融点116℃(分
解)を有する橙色の固体として溶液阻害剤IVが6.2
g(77%)得られる。 1H NMR(CDCl3 )δ
1.60(m,2H),2.20(s,6H),2.3
0(t,2H),3.00(t,2H),7.05
(d,1H),7.45(d,1H),7.55(t,
1H),8.35(d,1H),8.60(d,1H) IR(KBrディスク):3300,2980,296
0,2800,2760,2170,2140,212
0,1610,1570,1470,1440,140
0,1330,1310,1270,1260,120
0,1190,1150,1110,1100,109
0,1060,1040,970,900,810,7
80,750,690,650cm-1
【0055】溶液阻害剤電着浴I 溶液阻害剤I(1g)を12%水性乳酸(2.5g)、
2−n−ブトキシエタノール(10g)および水(8
6.5g)の混合物に溶解させると、1%固体含量を有
する暗色溶液が得られる。
【0056】溶液阻害剤電着浴II 溶液阻害剤I(2g)を12%水性乳酸(4.5g)、
2−n−ブトキシエタノール(12.5g)および水
(81g)の混合物に溶解させると、2%固体含量を有
する暗色溶液が得られる。
【0057】溶液阻害剤電着浴III 溶液阻害剤II(1g)を12%水性乳酸(2.5
g)、2−n−ブトキシエタノール(10g)および水
(86.5g)の混合物に溶解させると、1%固体含量
を有する暗色溶液が得られる。
【0058】溶液阻害剤電着浴IV 溶液阻害剤III(1g)を12%水性乳酸(2.0
g)、2−n−ブトキシエタノール(10g)および水
(87g)の混合物に溶解させると、1%固体含量を有
する暗色溶液が得られる。
【0059】溶液阻害剤電着浴V 溶液阻害剤IV(1g)を12%水性乳酸(2.5
g)、2−n−ブトキシエタノール(10g)および水
(86.5g)の混合物に溶解させると、1%固体含量
を有する暗色溶液が得られる。
【0060】溶液阻害剤電着浴VI 2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸ナトリウム
塩(1g)を2−n−ブトキシエタノール(10g)お
よび水(89g)の混合物に溶解させると、1%固体含
量を有する赤色を帯びた溶液が得られる。
【0061】溶液阻害剤電着浴VII 2−ナフトキノンジアジド−5−スルホン酸ナトリウム
塩(5g)を2−n−ブトキシエタノール(10g)お
よび水(85g)の混合物に溶解させると、5%固体含
量を有する赤色を帯びた溶液が得られる。
【0062】溶液阻害剤電着浴VIII 溶液阻害剤I(1g)を12%水性乳酸(2.5g)、
2−n−ブトキシエタノール(5g)、アセトン(5
g)および水(86.5g)の混合物に溶解させると、
1%固体含量を有する赤色溶液が得られる。
【0063】溶液阻害剤電着浴IX 溶液阻害剤I(1g)を2−n−ブトキシエタノール
(10g)、p−トルエンスルホン酸(0.6g)およ
び水(88.4g)の混合物に溶解させると、1%固体
含量を有する赤色溶液が得られる。
【0064】実施例1 樹脂I(10g)を攪拌しながら徐々に2−n−ブトキ
シエタノール(12.5g)に添加する。混合物を12
%水性乳酸(4.5g)および蒸留水(73g)の混合
物に添加すると、10%固体含量を有する分散液が得ら
れる。銅張積層板およびスズめっき鋼板をそれぞれ陰極
および陽極としてその分散液中に浸漬する。電流を0.
01アンペアの一定値で15分間流し、積層板上に樹脂
フィルムを付着させる。
【0065】積層板を分散液から取り出し、水ですす
ぎ、そしてスズめっき鋼板と一緒にそれぞれを陰極およ
び陽極として溶液阻害剤電着浴II中に浸漬する。電流
を0.01アンペアの一定値で60秒間流す。
【0066】積層板を分散液から取り出し、水ですす
ぎ、そして90℃で5分間乾燥させる。電着されたフィ
ルムは厚さ6マイクロメータの不粘着性固体層である。
乾燥させたフィルムを、5000Wハロゲン化金属ラン
プを用いて75cmの距離で、マスクを介して30秒間
照射する。照射したフィルムを2%水酸化ナトリウム水
溶液に浸漬することによる現像により、マスクの明瞭な
ポジ画像が得られる。現像により露出された銅は塩化第
二鉄の40%水溶液中30℃でのエッチングにより除去
される。
【0067】実施例2 樹脂II(10g)を攪拌しながら徐々に2−n−ブト
キシエタノール(12.5g)および12%水性乳酸
(7.5g)の混合物に添加する。混合物を水(70
g)に添加し、そしてキシレン(1g)を添加すると、
10%固体含量を有する分散液が得られる。銅張積層板
およびスズめっき鋼板をそれぞれ陰極および陽極として
その分散液中に浸漬する。電流を0.04アンペアの一
定値で60秒間流し、積層板上に樹脂フィルムを付着さ
せる。
【0068】積層板を分散液から取り出し、水およびブ
トキシエタノールの混合物(容積比9:1)ですすぎ、
そしてスズめっき鋼板と一緒にそれぞれを陰極および陽
極として溶液阻害剤電着浴I中に浸漬する。電流を0.
04アンペアの一定値で1分間流す。
【0069】積層板を溶液から取り出し、水およびブト
キシエタノールの混合物(容積比9:1)ですすぎ、そ
して90℃で5分間乾燥させると、電着されたフィルム
は厚さ9マイクロメータの不粘着性固体層である。乾燥
させたフィルムを、5000Wハロゲン化金属ランプを
用いて75cmの距離で、マスクを介して30秒間照射
する。照射したフィルムを2%水酸化ナトリウム水溶液
に浸漬することによる現像により、マスクの明瞭なポジ
画像が得られる。
【0070】実施例3 樹脂III(10g)を攪拌しながら徐々に2−n−ブ
トキシエタノール(12.5g)に添加する。混合物を
12%水性乳酸(6.8g)および蒸留水(70.7
g)の混合物に添加すると、10%固体含量を有する分
散液が得られる。銅張積層板およびスズめっき鋼板をそ
れぞれ陰極および陽極としてその分散液中に浸漬する。
電流を0.02アンペアの一定値で3分間流し、積層板
上に樹脂フィルムを付着させる。
【0071】積層板を分散液から取り出し、蒸留水です
すぎ、そしてスズめっき鋼板と一緒にそれぞれを陰極お
よび陽極として溶液阻害剤電着浴I中に浸漬する。電流
を0.02アンペアの一定値で60秒間流す。
【0072】積層板を溶液から取り出し、蒸留水ですす
ぎ、そして90℃で5分間乾燥させる。電着されたフィ
ルムは厚さ10マイクロメータの不粘着性固体層であ
る。乾燥させたフィルムを、5000Wハロゲン化金属
ランプを用いて75cmの距離で、マスクを介して30
秒間照射する。照射したフィルムを1%水酸化ナトリウ
ム水溶液に浸漬することによる現像により、マスクの明
瞭なポジ画像が得られる。現像により露出された銅は塩
化第二鉄の40%水溶液中30℃でのエッチングにより
除去される。
【0073】実施例4 樹脂IV(10g)を攪拌しながら徐々に2−n−ブト
キシエタノール(12.5g)に添加する。混合物を1
2%水性乳酸(7.4g)および蒸留水(70.1g)
の溶液に添加すると、10%固体含量を有する分散液が
得られる。銅張積層板およびスズめっき鋼板をそれぞれ
陰極および陽極としてその分散液中に浸漬する。電流を
0.02アンペアの一定値で3分間流し、積層板上に樹
脂フィルムを付着させる。
【0074】積層板を分散液から取り出し、蒸留水です
すぎ、そしてスズめっき鋼板と一緒にそれぞれを陰極お
よび陽極として溶液阻害剤電着浴I中に浸漬する。電流
を0.02アンペアの一定値で60秒間流す。
【0075】積層板を溶液から取り出し、蒸留水ですす
ぎ、そして90℃で5分間乾燥させる。電着されたフィ
ルムは厚さ8マイクロメータの不粘着性固体である。乾
燥させたフィルムを、5000Wハロゲン化金属ランプ
を用いて75cmの距離で、マスクを介して30秒間照
射する。照射したフィルムを1%水酸化ナトリウム水溶
液に浸漬することによる現像により、マスクの明瞭なポ
ジ画像が得られる。現像により露出された銅は塩化第二
鉄の40%水溶液中30℃でのエッチングにより除去さ
れる。
【0076】実施例5 樹脂溶液V(23g)を攪拌しながら徐々に蒸留水(7
7g)に添加すると、10%固体含量を有する分散液が
得られる。銅張積層板およびスズめっき鋼板をそれぞれ
陰極および陽極としてその分散液中に浸漬する。電流を
0.04アンペアの一定値で30秒間流し、積層板上に
樹脂フィルムを付着させる。
【0077】積層板を分散液から取り出し、蒸留水です
すぎ、そしてスズめっき鋼板と一緒にそれぞれを陰極お
よび陽極として溶液阻害剤電着浴III中に浸漬する。
電流を0.02アンペアの一定値で60秒間流す。
【0078】積層板を溶液から取り出し、蒸留水ですす
ぎ、そして90℃で5分間乾燥させる。電着されたフィ
ルムは厚さ14マイクロメータの不粘着性固体である。
乾燥させたフィルムを、5000Wハロゲン化金属ラン
プを用いて75cmの距離で、マスクを介して30秒間
照射する。照射したフィルムを2%水酸化ナトリウム水
溶液に浸漬することによる現像により、マスクの明瞭な
ポジ画像が得られる。
【0079】実施例6 樹脂溶液V(23g)を攪拌しながら徐々に蒸留水(7
7g)に添加すると、10%固体含量を有する分散液が
得られる。銅張積層板およびスズめっき鋼板をそれぞれ
陰極および陽極としてその分散液中に浸漬する。電流を
0.04アンペアの一定値で30秒間流し、積層板上に
樹脂フィルムを付着させる。
【0080】積層板を分散液から取り出し、蒸留水です
すぎ、そしてスズめっき鋼板と一緒にそれぞれを陰極お
よび陽極として溶液阻害剤電着浴IV中に浸漬する。電
流を0.02アンペアの一定値で60秒間流す。
【0081】積層板を溶液から取り出し、蒸留水ですす
ぎ、そして90℃で5分間乾燥させると、電着されたフ
ィルムは厚さ13マイクロメータの不粘着性固体であ
る。乾燥させたフィルムを、5000Wハロゲン化金属
ランプを用いて75cmの距離で、マスクを介して30
秒間照射する。照射したフィルムを2%水酸化ナトリウ
ム水溶液に浸漬することによる現像により、マスクの明
瞭なポジ画像が得られる。
【0082】実施例7 樹脂溶液V(23g)を攪拌しながら徐々に蒸留水(7
7g)に添加すると、10%固体含量を有する分散液が
得られる。銅張積層板およびスズめっき鋼板をそれぞれ
陰極および陽極としてその分散液中に浸漬する。電流を
0.04アンペアの一定値で30秒間流し、積層板上に
樹脂フィルムを付着させる。
【0083】積層板を分散液から取り出し、蒸留水です
すぎ、そしてスズめっき鋼板と一緒にそれぞれを陰極お
よび陽極として溶液阻害剤電着浴V中に浸漬する。電流
を0.02アンペアの一定値で60秒間流す。
【0084】積層板を溶液から取り出し、蒸留水ですす
ぎ、そして90℃で5分間乾燥させる。電着されたフィ
ルムは厚さ10マイクロメータの不粘着性固体である。
乾燥させたフィルムを、5000Wハロゲン化金属ラン
プを用いて75cmの距離で、マスクを介して30秒間
照射する。照射したフィルムを2%水酸化ナトリウム水
溶液に浸漬することによる現像により、マスクの明瞭な
ポジ画像が得られる。
【0085】実施例8 樹脂溶液V(23g)を攪拌しながら徐々に蒸留水(7
7g)に添加すると、10%固体含量を有する分散液が
得られる。銅張積層板およびスズめっき鋼板をそれぞれ
陰極および陽極としてその分散液中に浸漬する。電流を
0.04アンペアの一定値で75秒間流し、積層板上に
樹脂フィルムを付着させる。
【0086】積層板を分散液から取り出し、蒸留水です
すぎ、そしてスズめっき鋼板と一緒にそれぞれを陰極お
よび陽極として溶液阻害剤電着浴I中に浸漬する。電流
を0.02アンペアの一定値で90秒間流す。
【0087】積層板を溶液から取り出し、蒸留水ですす
ぎ、そして90℃で5分間乾燥させる。電着されたフィ
ルムは厚さ8マイクロメータの不粘着性固体である。乾
燥させたフィルムを、5000Wハロゲン化金属ランプ
を用いて75cmの距離で、マスクを介して30秒間照
射する。照射したフィルムを2%水酸化ナトリウム水溶
液に浸漬することによる現像により、マスクの明瞭なポ
ジ画像が得られる。現像により露出された銅は過硫酸ア
ンモニウムの15%水溶液中50℃でのエッチングによ
り除去される。
【0088】実施例9 樹脂溶液V(23g)を攪拌しながら徐々に蒸留水(7
7g)に添加すると、10%固体含量を有する分散液が
得られる。銅張積層板およびスズめっき鋼板をそれぞれ
陰極および陽極としてその分散液中に浸漬する。電流を
0.04アンペアの一定値で90秒間流し、積層板上に
樹脂フィルムを付着させる。
【0089】積層板を分散液から取り出し、蒸留水です
すぎ、そしてスズめっき鋼板と一緒にそれぞれを陽極お
よび陰極として溶液阻害剤電着浴VI中に浸漬する。電
流を0.02アンペアの一定値で90秒間流す。
【0090】積層板を溶液から取り出し、蒸留水ですす
ぎ、そして90℃で5分間乾燥させる。電着されたフィ
ルムは厚さ11マイクロメータの不粘着性固体である。
乾燥させたフィルムを、5000Wハロゲン化金属ラン
プを用いて75cmの距離で、マスクを介して30秒間
照射する。照射したフィルムを2%水酸化ナトリウム水
溶液に浸漬することによる現像により、マスクの明瞭な
ポジ画像が得られる。
【0091】実施例10 樹脂溶液VI(25g)および10%水性トリエタノー
ルアミン(25.8g)の溶液を攪拌しながら徐々に水
(42.9g)に添加すると、10%固体含量を有する
溶液が得られる。銅張積層板およびスズめっき鋼板をそ
れぞれ陽極および陰極としてその溶液中に浸漬する。電
流を100ボルトで3秒間流し、積層板上に樹脂フィル
ムを付着させる。
【0092】積層板を取り出し、水ですすぎ、そしてス
ズめっき鋼板と一緒にそれぞれを陰極および陽極として
溶液阻害剤電着浴I中に浸漬する。電流を0.02アン
ペアの一定値で90秒間流す。
【0093】積層板を取り出し、水ですすぎ、そして9
0℃で5分間乾燥させる。電着されたフィルムは厚さ8
マイクロメータの不粘着性被膜である。このフィルム
を、5000Wハロゲン化金属ランプを用いて75cm
の距離で、マスクを介して30秒間照射する。1%水酸
化ナトリウム溶液中での現像によりマスクの明瞭なポジ
画像が得られる。
【0094】実施例11 樹脂溶液VII(10g)に、攪拌しながら、2−n−
ブトキシエタノール(10g)、次に20%水性水酸化
カリウム(6.9g)を添加する。この混合物を蒸留水
(73.1g)およびn−デカノール(4g)に攪拌し
ながら添加すると、10%固体含量の溶液が得られる。
銅張積層板およびスズめっき鋼板をそれぞれ陽極および
陰極としてその溶液中に浸漬する。電流を50ボルトで
1秒間流し、積層板上に樹脂フィルムを付着させる。
【0095】積層板を取り出し、水ですすぎ、そしてス
ズめっき鋼板と一緒にそれぞれを陰極および陽極として
溶液阻害剤電着浴I中に浸漬する。電流を0.02アン
ペアの一定値で5秒間流す。
【0096】積層板を取り出し、水ですすぎ、そして9
0℃で5分間乾燥させる。電着されたフィルムは厚さ4
マイクロメータの不粘着性層である。このフィルムを、
5000Wハロゲン化金属ランプを用いて75cmの距
離で、マスクを介して30秒間照射する。1%水酸化ナ
トリウム溶液に浸漬することによる現像によりマスクの
明瞭なポジ画像が得られる。
【0097】実施例12 樹脂VII(10g)に、攪拌しながら、2−n−ブト
キシエタノール(10g)、次に20%水性水酸化カリ
ウム(6.0g)を添加する。この混合物を蒸留水(7
3.1g)およびn−デカノール(4g)に攪拌しなが
ら添加すると、10%固体含量の溶液が得られる。銅張
積層板およびスズめっき鋼板をそれぞれ陽極および陰極
としてその溶液中に浸漬する。電流を100ボルトで
0.25秒間流し、積層板上に樹脂フィルムを付着させ
る。
【0098】積層板を溶液から取り出し、水ですすぎ、
そしてスズめっき鋼板と一緒にそれぞれを陽極および陰
極として溶液阻害剤電着浴VII中に浸漬する。電流を
0.02アンペアの一定値で60秒間流す。
【0099】積層板を取り出し、水ですすぎ、そして9
0℃で5分間乾燥させる。電着されたフィルムは厚さ5
マイクロメータの不粘着性層である。このフィルムを、
5000Wハロゲン化金属ランプを用いて75cmの距
離で、マスクを介して30秒間照射する。0.5%水酸
化ナトリウム溶液中での現像によりマスクの明瞭なポジ
画像が得られる。
【0100】実施例13 樹脂I(10g)を攪拌しながら徐々に2−n−ブトキ
シエタノール(12.5g)に添加する。これに12%
水性乳酸(4.5g)を添加し、その後混合物を蒸留水
(72g)に添加し、そして最後にn−デカノール(1
g)を添加すると、10%固体含量を有する分散液が得
られる。銅張積層板およびスズめっき鋼板をそれぞれ陰
極および陽極としてその分散液中に浸漬する。電流を
0.02アンペアの一定値で120秒間流し、積層板上
に樹脂フィルムを付着させる。
【0101】積層板を取り出し、水ですすぎ、そしてス
ズめっき鋼板と一緒にそれぞれを陰極および陽極として
溶液阻害剤電着浴I中に浸漬する。電流を0.02アン
ペアの一定値で90秒間流す。
【0102】積層板を取り出し、水ですすぎ、そして9
0℃で5分間乾燥させる。電着されたフィルムは厚さ6
マイクロメータの不粘着性固体層である。乾燥させたフ
ィルムを、5000Wハロゲン化金属ランプを用いて7
5cmの距離で、マスクを介して30秒間照射する。1
%2−n−ブトキシエタノール含有2%水酸化ナトリウ
ム水溶液中での現像によりマスクの明瞭なポジ画像が得
られる。
【0103】実施例14 樹脂I(10g)を徐々に2−n−ブトキシエタノール
(12.5g)に添加する。これに10%水性濃塩化水
素(6g)を添加する。次にこの混合物を蒸留水(7
1.5g)に攪拌しながら添加すると、10%固体含量
を有する分散液が得られる。銅張積層板およびスズめっ
き鋼板をそれぞれ陰極および陽極としてその分散液中に
浸漬する。電流を0.02アンペアの一定値で120秒
間流し、積層板上に樹脂フィルムを付着させる。
【0104】積層板を分散液から取り出し、水ですす
ぎ、そしてスズめっき鋼板と一緒にそれぞれを陰極およ
び陽極として溶液阻害剤電着浴I中に浸漬する。電流を
0.02アンペアの一定値で90秒間流す。
【0105】積層板を取り出し、水ですすぎ、そして9
0℃で5分間乾燥させる。これにより、厚さ10マイク
ロメータの不粘着性被膜が得られる。乾燥させたフィル
ムを、5000Wハロゲン化金属ランプを用いて75c
mの距離で、マスクを介して30秒間照射する。2%水
酸化ナトリウム水溶液中での現像によりマスクの明瞭な
ポジ画像が得られる。
【0106】実施例15 樹脂I(10g)をイソプロパノール(6g)および2
−n−ブトキシエタノール(6.5g)の混合物中に溶
解させる。これに12%水性乳酸溶液(6.8g)を添
加し、次にこの混合物を蒸留水(74.1g)に攪拌し
ながら添加すると、10%固体含量を有する分散液が得
られる。銅張積層板およびスズめっき鋼板をそれぞれ陰
極および陽極としてその分散液中に浸漬する。電流を1
00ボルトで3秒間流し、積層板上に樹脂フィルムを付
着させる。
【0107】積層板を取り出し、水ですすぎ、そしてス
ズめっき鋼板と一緒にそれぞれを陰極および陽極として
溶液阻害剤電着浴I中に浸漬する。電流を0.02アン
ペアの一定値で90秒間流す。
【0108】積層板を取り出し、水ですすぎ、そして9
0℃で5分間乾燥させると、厚さ6マイクロメータの不
粘着性被膜が得られる。乾燥させたフィルムを、500
0Wハロゲン化金属ランプを用いて75cmの距離で、
マスクを介して30秒間照射する。照射したフィルムを
2%水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬することによる現
像によりマスクの明瞭なポジ画像が得られる。
【0109】実施例16 樹脂I(10g)をテトラヒドロフラン(6g)および
2−n−ブトキシエタノール(6.5g)の混合物中に
溶解させ、12%水性乳酸溶液(3.4g)を添加す
る。次にこの混合物を蒸留水(74.1g)に攪拌しな
がら添加すると、10%固体含量を有する分散液が得ら
れる。銅張積層板およびスズめっき鋼板をそれぞれ陰極
および陽極としてその分散液中に浸漬する。電流を50
ボルトで3秒間流し、積層板上に樹脂フィルムを付着さ
せる。
【0110】積層板を取り出し、水ですすぎ、そしてス
ズめっき鋼板と一緒にそれぞれを陰極および陽極として
溶液阻害剤電着浴I中に浸漬する。電流を0.02アン
ペアの一定値で90秒間流す。
【0111】積層板を取り出し、水ですすぎ、そして9
0℃で5分間乾燥させる。電着されたフィルムは厚さ8
マイクロメータの不粘着性固体層である。乾燥させたフ
ィルムを、5000Wハロゲン化金属ランプを用いて7
5cmの距離で、マスクを介して30秒間照射する。2
%水酸化ナトリウム水溶液中での現像によりマスクの明
瞭なポジ画像が得られる。
【0112】実施例17 樹脂溶液V(23g)を攪拌しながら徐々に蒸留水(7
7g)に添加すると、10%固体含量を有する分散液が
得られる。銅張積層板およびスズめっき鋼板をそれぞれ
陰極および陽極としてその分散液中に浸漬する。電流を
0.04アンペアの一定値で75秒間流し、積層板上に
樹脂フィルムを付着させる。
【0113】積層板を取り出し、蒸留水ですすぎ、そし
てスズめっき鋼板と一緒にそれぞれを陰極および陽極と
して溶液阻害剤電着浴VIII中に浸漬する。電流を
0.02アンペアの一定値で90秒間流す。
【0114】積層板を溶液から取り出し、蒸留水ですす
ぎ、そして90℃で5分間乾燥させると、厚さ11マイ
クロメータの不粘着性フィルムが得られる。乾燥させた
フィルムを、5000Wハロゲン化金属ランプを用いて
75cmの距離で、マスクを介して30秒間照射する。
2%水酸化ナトリウム水溶液中での現像によりマスクの
明瞭なポジ画像が得られる。
【0115】実施例18 樹脂溶液V(23g)を攪拌しながら徐々に蒸留水(7
7g)に添加すると、10%固体含量を有する分散液が
得られる。銅張積層板およびスズめっき鋼板をそれぞれ
陰極および陽極としてその分散液中に浸漬する。電流を
0.04アンペアの一定値で75秒間流し、積層板上に
樹脂フィルムを付着させる。
【0116】積層板を取り出し、蒸留水ですすぎ、そし
てスズめっき鋼板と一緒にそれぞれを陰極および陽極と
して溶液阻害剤電着浴IX中に浸漬する。電流を0.0
2アンペアの一定値で90秒間流す。
【0117】積層板を取り出し、蒸留水ですすぎ、そし
て90℃で5分間乾燥させる。電着されたフィルムは厚
さ9マイクロメータの不粘着性固体である。乾燥させた
フィルムを、5000Wハロゲン化金属ランプを用いて
75cmの距離で、マスクを介して30秒間照射する。
照射したフィルムを2%水酸化ナトリウム水溶液に浸漬
することによる現像により、マスクの明瞭なポジ画像が
得られる。
【0118】実施例19 樹脂VIII(10g)を徐々に2−n−ブトキシエタ
ノール(12.5g)に添加し、これに10%水性トリ
エタノールアミン溶液(15.0g)を添加する。次に
この溶液を脱イオン水(62.5g)に攪拌しながら添
加すると、10%固体含量を有する溶液が得られる。銅
張積層板およびスズめっき鋼板をそれぞれ陽極および陰
極としてその溶液中に浸漬する。電流を150ボルトで
0.5秒間流し、積層板上に樹脂フィルムを付着させ
る。
【0119】積層板を取り出し、水ですすぎ、そしてス
ズめっき鋼板と一緒にそれぞれを陰極および陽極として
溶液阻害剤電着浴I中に浸漬する。電流を0.02アン
ペアの一定値で90秒間流す。
【0120】積層板を取り出し、水ですすぎ、そして9
0℃で5分間乾燥させる。電着されたフィルムは厚さ5
マイクロメータの不粘着性被膜である。このフィルム
を、5000Wハロゲン化金属ランプを用いて75cm
の距離で、マスクを介して30秒間照射する。4%ブト
キシエタノール含有2%水酸化ナトリウム溶液中での現
像により90秒でマスクの明瞭なポジ画像が得られる。
現像により露出された銅は塩化第二鉄浴中30℃で2分
間のエッチングにより除去される。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の段階: a)電着性非感光性ポリマーを含有する電解浴中に銅張
    積層板を陰極として浸漬し、該積層板上に前記ポリマー
    のフィルムを電着し、 b)次式I: (式中Ra およびRb は独立して、Ra およびRb の両
    方は水素原子を表さないという条件で水素原子を表す
    か、アミノ基により置換された炭素原子数1ないし8の
    アルキレン基、アミノ含有基により置換されていてもよ
    いフェニル基を表すか、またはRa およびRb は一緒に
    なって、環内にアミノ含有基を含むか、または環上に置
    換されたアミノ含有基を有する5員または6員の置換さ
    れていてもよい複素環式環を形成する)で表されるナフ
    トキノンジアジドスルホンアミドを含有する電解浴中に
    段階a)においてポリマーで被覆された積層板を陽極ま
    たは陰極として浸漬し、ポリマー被覆積層板上に前記ス
    ルホンアミドのフィルムを電着し、 c)段階b)で得られた乾燥被覆積層板を、マスクを通
    して照射し、そしてd)照射被覆積層板を現像して、マ
    スクのポジ画像を作成する、 からなる基材上にポジ画像を作成する方法。
  2. 【請求項2】 電着性非感光性ポリマーがアミン変性ノ
    ボラック樹脂である請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 ノボラック樹脂が、アルデヒドおよびア
    ミンまたはアルデヒドおよびアミノカルボン酸と反応さ
    せたフェノール−ホルムアルデヒドまたはクレゾールホ
    ルムアルデヒドである請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 段階a)において、ポリマーが場合によ
    り慣用の添加剤と一緒に水性媒体中に溶解または分散さ
    れて電着浴を形成する請求項1ないし3のいずれか1項
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 段階a)における電着浴が親水性有機溶
    媒、場合により疎水性溶媒、および有機酸または無機酸
    を含有する請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 段階b)において使用されるナフトキノ
    ンジアジドスルホンアミドが次式: (式中nは1ないし8の整数を表す)で表される化合物
    である請求項1ないし5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 nが1ないし4の整数を表す請求項6記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 段階b)において使用されるナフトキノ
    ンジアジドスルホンアミドが次式: 〔式中、nは1ないし8の整数を表し、そしてRc およ
    びRd は独立して、Rc およびRd の両方は水素原子を
    表さないという条件で水素原子を表すか、炭素原子数1
    ないし4のアルキル基、ヒドロキシ−炭素原子数1ない
    し4のアルキル基または次式: (式中、nは1ないし10の整数を表し、そしてRa
    請求項1において定義された意味を表す)で表される基
    を表す〕で表される化合物である請求項1ないし5のい
    ずれか1項に記載の方法。
  9. 【請求項9】 アルキル基Rc およびRd がメチル基ま
    たはエチル基を表す請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 置換されていてもよいフェニル基Ra
    および/またはRb がフェニル基またはアミノフェニル
    基を表す請求項1ないし9のいずれか1項に記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 Ra およびRb により形成される置換
    されていてもよい複素環式環が、各々アミノ−炭素原子
    数1ないし4のアルキル基により置換されていてもよい
    ピペラジン環またはピロリジン環を表す請求項1ないし
    9のいずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 段階b)において、段階a)のポリマ
    ーで被覆された積層板が段階b)における陰極として浸
    漬される請求項1ないし11のいずれか1項に記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 段階b)において、式Iで表される化
    合物が場合により慣用の添加剤と一緒に水性媒体中に溶
    解または分散されて電着浴を形成する請求項1ないし1
    2のいずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 段階b)における電着浴が親水性溶
    媒、場合により疎水性溶媒、および有機酸または無機酸
    を含有する請求項13記載の方法。
  15. 【請求項15】 電着浴が式Iで表される化合物を0.
    2ないし5重量%含有する請求項13または14記載の
    方法。
  16. 【請求項16】 乾燥された感光性層の予め決められた
    パターンでの照射が、いくつかの実質的に不透明な領域
    と、使用される放射線に対して実質的に透明であるいく
    つかの領域とからなる画像生成透明画(マスク)を介す
    る層の露光により行われるか、または前記照射がコンピ
    ュータ制御されたレーザービームにより行われる請求項
    1ないし15のいずれか1項に記載の方法。
  17. 【請求項17】 200ないし600nmの波長範囲を
    有する電磁放射線が使用される請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 放射線源が水銀灯またはハロゲン化金
    属ランプである請求項16または17記載の方法。
  19. 【請求項19】 請求項1ないし18のいずれか1項に
    記載の方法により作成されたポジ画像生成基材。
  20. 【請求項20】 基材が印刷回路である請求項19記載
    の基材。
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JPH07119374B2 (ja) * 1987-11-06 1995-12-20 関西ペイント株式会社 ポジ型感光性カチオン電着塗料組成物

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