JPH059780Y2 - - Google Patents

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JPH059780Y2
JPH059780Y2 JP5232486U JP5232486U JPH059780Y2 JP H059780 Y2 JPH059780 Y2 JP H059780Y2 JP 5232486 U JP5232486 U JP 5232486U JP 5232486 U JP5232486 U JP 5232486U JP H059780 Y2 JPH059780 Y2 JP H059780Y2
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JP
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tube
sheathed cable
inner tube
outer tube
core wire
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ボイラーチユーブ等の表面温度を測
定する目的で、ボイラーチユーブ等の管壁表面に
添わせた状態で設けられるシースケーブルであつ
て、より耐熱性を向上させたシースケーブルに関
する。
〔従来の技術〕
従来のシースケーブルは、第5図で示す如く、
外管01と内管03の二重構造からなり、芯線0
5を挿通している内管03部分は、外管01のほ
ぼ中心部分に位置された設けた構成であり、また
外管01と内管03及び内管03と芯線05との
夫々の空間部には無機絶縁粉体02,04が充填
されている。このような構成からなるシースケー
ブルは、例えば第6図に示す如く、ボイラーチユ
ーブCの表面温度を測温する手段として、水管壁
や過熱器官および再熱器官等のボイラーチユーブ
Cに表面に該シースケーブルの先端に形成した測
温部分aを位置させるとともに、芯線が挿通され
たシースケーブルbをボイラーチユーブCの長さ
に沿つて側壁を溶着し、固定して使用されてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
このようなシースケーブルにあつては、先端の
測温部分aで測温したボイラーチユーブCの温度
情報を伝達するに際し、芯線05を挿通している
内管03は外管01の中心に存在しているため、
ボイラーチユーブC外部からの火炎の影響を受け
やすく、場合により芯線05や内管03そのもの
が焼損する等の問題が発生している。本考案は、
このような従来のシースケーブルにおいて、内管
03並びにその芯線05を保護する為の構造に関
し改良した考案を提供せんとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成する為に、無機絶縁粉
体を介在せしめて芯線を内装してなる金属製内管
を、金属製外管の内部に偏心状態で内装すると共
に残余の空間部に無機絶縁粉体を充填してなるシ
ースケーブルをも提供せんとするものである。
〔作用〕
本考案は以上の如く、外管の中に無機絶縁粉末
の充填材を介して芯線を挿通してなる内管を外管
に対し偏心した状態で設けていることから、該シ
ースケーブルを例えばボイラーチユーブの表面に
溶接等で固定する場合、芯線を挿通する内管部分
を外管の外表面側、即ち火炎と接する部分から最
遠の位置に固着することができ、内管並びに芯線
の焼損をなくすると同時に、ボイラーチユーブ等
の被測温対象物との熱交換によつて、本シースケ
ーブルの内管部分の過度な昇温を防止し、本シー
スケーブルの保護をもなさんとするものである。
〔実施例〕
本考案の詳細を更に図示した実施例にもとづき
説明する。第1図から第3図で示したものは、本
考案にかかるシースケーブルSCの各実施例断面
説明図であり、第4図はこのようなシースケーブ
ルをボイラーチユーブCの管壁表面に溶接により
固定した状態の断面説明図を示す。即ち、第1図
で示したシースケーブルSCは耐熱鋼で作成され
た円筒形チユーブ状の外管1の内部に、マグネシ
ア(MgO)、アルミナ(Al2O3)、シリカ(SiO2
等もしくはこれらの組合せからなる無機絶縁粉末
等の充填材4を介して2本の芯線5,5を内装し
た耐熱鋼等よりなる金属製内管3を好ましくは図
例の如く内管、外管が接触した状態で内装し、残
余の空間部に前記の無機絶縁粉末2を充填して構
成している。第1図のものは、外管1並びに内管
3ともに断面円形のチユーブを用いているが、こ
の外管1並びに内管3の形状の変化としては、第
2図並びに第3図で示す如く、横楕円型筒体また
は三角形の筒体のもの等が外管1として利用さ
れ、又それぞれの外管1に対する内管3の形状は
例えば第2図の如く、横楕円型のものでもよい
し、更に第3図の如く、三角形のものでも良いわ
けであるが勿論他の任意の形状の組み合わせも可
能である。
尚、図中5,5として示した芯線は、本考案が
シースケーブルであるところから同種金属を用い
ているが、これを異種金属で構成することも可能
で、例えばクロメル線とアルメル線の組み合わせ
や鉄線と銅線の組み合わせとすれば本シースケー
ブルにわずかの加工で熱電対の機能を付与するこ
ともできる。
前記第4図で示すところは、このようなシース
ケーブルSCをボイラーチユーブC管壁表面に設
定し、シースケーブルSC両側を長さ方向にわた
り、溶着することにより、本シースケーブルの使
用を可能としている。
而して、本考案にかかるシールケーブルSCは、
無機絶縁粉体を介在せしめて芯線を内装してなる
金属製内管を、金属製外管の内部に偏心状態で内
装すると共に残余の空間部に無機絶縁粉体を充填
してなるシースケーブルSCであるところから、
該シースケーブルSCの中における芯線5を内装
した金属製内管3は外管1の一方、図例のものに
おいてはボイラーチユーブC側へ偏心した状態で
設けているから、第4図の如く本シースケーブル
SCを設置して使用した場合においても、チユー
ブ外の火炎と接触しても、外管1の火炎側表面か
ら内管3への距離は最遠の状態であり、しかも火
炎の温度よりも低いボイラーチユーブC内部とは
最短距離にあるので冷却効果があり、本シースケ
ーブルSCをボイラーチユーブC等の管壁表面等
に固定しても、内管3並びに芯線5が焼損するこ
とはないのである。また、内管3が外管1の内部
で偏心した状態で内装されているので、温接点を
作成するときには該シースケーブルSCの任意の
部分を開いて、それぞれの芯線5先端を溶着し温
接点を外管1内壁との間で作成する場合も、従来
の外管1の中心に芯線5を内装している場合に比
べ、より外管1側に偏心して位置づけされている
から、外管1内面への固着が容易で、このシース
ケーブルSCを測温手段としての熱電対に加工す
るのが、極めて容易である。
〔考案の効果〕
以上の如く、本考案にかかるシースケーブルは
外管内部で偏心させた状態で芯線を有する内管を
位置づけしているから、ボイラーチユーブ等の被
測温対象外面で使用した場合においても、火炎位
置から最遠でしかも測温対象である火炎よりも低
い温度の測温対象と最短距離の位置に設置して芯
線を位置づけしているので、内管並びに芯線部分
が火炎による昇温で焼損することはなく、安全で
耐久度が高く、しかも測温情報を正確に伝達しう
るシースケーブルを提供できる上に、一方に偏心
してなることから、該シースケーブルを測温手段
に加工するのに、単に該ケーブルを切り開き、そ
の芯線端を溶着し、外管内面に溶着すればよいの
で便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本考案にかかるシースケー
ブルの実施例断面説明図、第4図は該シースケー
ブルをチユーブ表面に溶着した状態の断面説明
図、第5図及び第6図は従来例の説明図である。 1……外管、2……充填材、3……内管、4…
…絶縁粉末、5……芯線、C……ボイラーチユー
ブ、a……測温部分、b……シースケーブル、
SC……シースケーブル。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 ボイラーチユーブ等の表面温度を測定する目
    的で、ボイラーチユーブ等の管壁表面に添わせ
    た状態で設けられるシースケーブルであつて、
    無機絶縁粉体を介在せしめて芯線を内装してな
    る金属製内管を、金属製外管の内部に偏心状態
    で内装すると共に残余の空間部に無機絶縁粉体
    を充填してなるシースケーブル。 2 内管が外管内面の一側に接したものを用いて
    なる実用新案登録請求の範囲第1項記載のシー
    スケーブル。 3 芯線が異種金属のものを用いてなる実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のシースケーブル。 4 外管並びに内管の素材として耐熱鋼を用いて
    なる実用新案登録請求の範囲第1項記載のシー
    スケーブル。 5 無機絶縁粉末として、マグネシアMgO、ア
    ルミナAl2O3、シリカSiO2から選んだ1種もし
    くは2種以上のものを利用してなる実用新案登
    録請求の範囲第1項記載のシースケーブル。
JP5232486U 1986-04-07 1986-04-07 Expired - Lifetime JPH059780Y2 (ja)

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JPS62163810U JPS62163810U (ja) 1987-10-17
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JP4519703B2 (ja) * 2005-04-19 2010-08-04 三菱重工業株式会社 ひずみゲージ及びひずみゲージ取付方法
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