JPH0597759A - 2‐ヘキセン‐1,6‐ジアールの製造方法 - Google Patents

2‐ヘキセン‐1,6‐ジアールの製造方法

Info

Publication number
JPH0597759A
JPH0597759A JP3260846A JP26084691A JPH0597759A JP H0597759 A JPH0597759 A JP H0597759A JP 3260846 A JP3260846 A JP 3260846A JP 26084691 A JP26084691 A JP 26084691A JP H0597759 A JPH0597759 A JP H0597759A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
propen
hexene
dial
mmol
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3260846A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3156301B2 (ja
Inventor
Yuji Okago
祐二 大篭
Takahiro Yoneyama
孝裕 米山
Naoko Sumiya
直子 住谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Petrochemical Co Ltd filed Critical Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Priority to JP26084691A priority Critical patent/JP3156301B2/ja
Priority to EP92117189A priority patent/EP0537625B1/en
Priority to US07/958,091 priority patent/US5254742A/en
Priority to DE69209431T priority patent/DE69209431T2/de
Publication of JPH0597759A publication Critical patent/JPH0597759A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3156301B2 publication Critical patent/JP3156301B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 1−プロペン−3−アールを原料とし、温和
な条件下、工業的な方法に適した2−ヘキセン−1,6
−ジアールの新規な製造方法を提供する。 【構成】 1−プロペン−3−アールを二量化触媒の存
在下に反応させて2−ヘキセン−1,6−ジアールを製
造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、2−ヘキセン−1,6
−ジアールの製造方法に関する。2−ヘキセン−1,6
−ジアールは、合成樹脂や、医薬、農薬をはじめとする
各種有機化合物の中間体として有用である。
【0002】
【従来の技術】2−ヘキセン−1,6−ジアールは、
1,3−シクロオクタジエンをオゾン及び硫化ジメチル
と反応させることによって得られることが報告されてい
る(T.Hudlicky etal., Journal of the American Chem
ical Society, vol.110, p.4735(1988))。しかしなが
ら、この方法では、高価な原料を極めて低い濃度で使用
し、−78℃でオゾン濃度を制御しつつ反応を行うもの
であり、工業的な製造方法として望ましいものではな
い。
【0003】一方、電子吸引性置換基を有するオレフィ
ン類を tail to tail で二量化する方法としては、一般
に、アクリル酸エステルを二量化してジヒドロムコン酸
ジメチルを得る際に、触媒としてルテニウムを用いる方
法(R.J.McKinney etal., Organometallics, vol.5, p.
1080 (1986) )、ルテニウムやパラジウム化合物を用い
る方法(米国特許3,013,066号公報)、ロジウ
ムを用いる方法(M.Brookhart etal., Journal of the
American Chemical Society,vol.133, p.2777(1991) )
が、また、アクリロニトリルを二量化して1,4−ジシ
アノ−1−ブテンを得る際に、ルテニウム化合物を用い
て反応させる方法(特開昭44−24585号公報)、
有機リン化合物を用いて反応させる方法(特開昭55−
98149号公報)などが知られている。
【0004】また、1−プロペン−3−アール(アクロ
レイン)の二量化反応については、無触媒で185〜1
95℃で反応させることにより、2,3−ジヒドロ−2
−ホルミルピランが得られることが知られている(特公
昭40−9264号公報)。また、ルテニウム化合物を
触媒として用いることによって、重合反応が進行するこ
とが報告されている(S.Komiya etal. Bulletin of the
Chemical Society ofJapan, vol.48, 101(1975) )
が、この論文には、1−プロペン−3−アールの二量体
生成に関する記載はない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、工業
的な方法に適した2−ヘキセン−1,6−ジアールの新
規な製造方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、1−プロペン
−3−アールを二量化触媒の存在下に反応させて2−ヘ
キセン−1,6−ジアールを製造することを特徴とする
2−ヘキセン−1,6−ジアールの製造方法である。
【0007】(原料)原料の1−プロペン−3−アール
は、グリセリンを硫酸水素カリウム、硫酸マグネシウム
その他の脱水剤で脱水することにより工業的に製造され
ている。また、プロピレンを金属酸化物触媒の存在下に
気相で空気酸化することによっても定量的に製造するこ
とができる。1−プロペン−3−アールは空気中で容易
に酸化され、長期保存中に重合して樹脂状物質を生ずる
など、反応性が高い。
【0008】(二量化触媒)本発明の製造方法では、1
−プロペン−3−アールの二量化に際して、触媒を使用
する。二量化触媒としては、第8族金属元素のうち1種
以上を構成成分とする有機金属化合物が用いられる。第
8族金属としては、好ましくは、鉄、ルテニウム、オス
ミウムのうちの1種であり、さらに好ましくはルテニウ
ムである。上記の第8族金属は、可溶性の有機金属化合
物として使用することが好ましい。第8族金属に配位ま
たは結合する有機基としては、エテン、ブテン等のアル
ケン類、ブタジエン、1,3−シクロヘキサジエン、
1,4−シクロヘキサジエン、1,3−シクロオクタジ
エン、1,5−シクロオクタジエン、2,5−ノルボル
ナン等のジエン類、1,3,5−シクロオクタトリエン
等のトリエン類、ベンゼン、ヘキサメチルベンゼン等の
アレーン類などが挙げられる。第8族金属に対する有機
基の組成比は、モル比で1000000以下、好ましく
は100000以下の範囲である。
【0009】有機第8族金属化合物の例としては、(η
−シクロオクタジエン)(η−シクロオクタトリエン)
ルテニウム、(η−ベンゼン)(η−1,3−シクロヘ
キサジエン)ルテニウム、ビス(エテン)(η−ヘキサ
メチルベンゼン)ルテニウム、(η−シクロオクタジエ
ン)(η−ヘキサメチルベンゼン)ルテニウム、(η−
ベンゼン)(η−シクロオクタジエン)ルテニウム、
(η−ベンゼン)(η−ノルボルナジエン)ルテニウ
ム、(η−シクロオクタジエン)(η−1,3,5−ト
リメチルベンゼン)ルテニウム、(η−ノルボルナジエ
ン)(η−1,3,5−トリメチルベンゼン)ルテニウ
ム、(η−シクロオクタジエン)(η−トルエン)ルテ
ニウム、(η−シクロオクタジエン)(η−キシレン)
ルテニウム、(η−シクロオクタジエン)(η−シクロ
ヘプタトリエン)ルテニウム、(η−シクロヘプタジエ
ン)(η−シクロヘプタトリエン)ルテニウム、ビス
(シクロヘキサジエニル)ルテニウム、ビス(ヘキサメ
チルベンゼン)ルテニウム等が挙げられる。
【0010】触媒は、反応系内で有機第8族金属化合物
を生成させることによって調製することも可能である。
触媒の使用量は、原料の1−プロペン−3−アールに対
して、0.0000001〜1(モル比)、好ましくは
0.000001〜0.1(モル比)の範囲である。触
媒は、反応生成物から蒸留、抽出等の一般の方法で分離
され、繰り返し使用することができる。
【0011】(溶媒)本発明の反応は、特に溶媒を使用
せずに実施することができるが、必要に応じて、1−プ
ロペン−3−アールと反応しない適当な溶媒中で実施す
ることができる。これら溶媒としては、例えば、水;ヘ
キサン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素類;ジエチル
エーテル、ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等のエーテル類;酢酸エチル、酢酸ブチル、ブ
チロラクトン等のエステル類;ジメチルホルムアミド、
ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリジノン等のア
ミド類;ジメチルイミダゾリジノン、テトラメチルウレ
ア等の尿素類;イソプロパノール、t−ブタノール等の
アルコール類などを挙げることができる。これらの溶媒
中の1−プロペン−3−アールの濃度は、1重量%以
上、好ましくは10重量%以上である。
【0012】(反応条件)反応は、室温以下でも十分に
進行するが、より反応速度を向上させるために、加熱下
で実施してもよい。反応温度は、0〜200℃、好まし
くは20〜150℃の範囲である。反応の圧力は、反応
温度によって異なるが、一般に1〜100バール、好ま
しくは5〜50バールの範囲である。反応時間は、反応
温度にもよるが、通常0.1〜200時間、好ましくは
0.5〜100時間の範囲である。反応は、触媒が変化
しない限り、空気中でも実施できるが、一般には脱酸素
雰囲気下に実施され、真空に脱気するか、または、窒
素、アルゴン等の不活性ガス等で置換して行う。
【0013】(反応生成物)本発明の製造方法により得
られる反応生成物は、2−ヘキセン−1,3−ジアール
である。また、同時に1−プロペン−3−アールの3量
体以上のオリゴマー等も生成することがある。触媒を含
む反応混合物からの目的物の分離は、蒸留、抽出、吸着
等の公知の方法で行うことができる。
【0014】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、1−プロペ
ン−3−アールを原料として2−ヘキセン−1,3−ジ
アールを温和な反応条件で、工業的に有利に製造するこ
とができる。2−ヘキセン−1,6−ジアールは、水素
化、酸化、または還元的アミノ化によって、ポリエステ
ルやポリアミドの原料である1,6−ヘキサンジオー
ル、アジピン酸、及び1,6−ヘキサンジアミンへ誘導
することができる。
【0015】
【実施例】次に、本発明を実施例により更に具体的に説
明する。実施例中、生成物は、未反応原料等の低沸物を
減圧留去した後、クーゲルロール蒸留によって二量化生
成物を単離し、一方、公知の方法である1,3−シクロ
ヘキサジエンのオゾン酸化によって2−ヘキセン−1,
6−ジアールを合成、単離して、両者のIR、NMR、
MSスペクトルを比較することによって、上記の二量化
生成物が2−ヘキセン−1,6−ジアールであることを
確認した。
【0016】また、生成物を、内部標準法によるガスク
ロマトグラフィーによって定量分析し、下式により転化
率及び選択率を求めた。 転化率(%)=100×(反応した原料のモル数/仕込
んだ原料のモル数) 選択率(%)=100×(生成物のモル数×2/反応し
た原料のモル数)
【0017】<参考例> (η−シクロオクタトリエン)(η−シクロオクタジエ
ン)ルテニウムの製造 以下の操作は、全て窒素気流中で行った。逆流冷却器、
滴下ロートを付した内容積100mlのガラス製フラスコ
の系内を窒素ガスで置換し、亜鉛粉末12g、1,5−
シクロオクタジエン25ml及びメタノール10mlを仕込
んだ。この反応器を70℃で超音波攪拌しつつ、滴下ロ
ートより三塩化ルテニウム三水和物のメタノール溶液1
0ml(三塩化ルテニウム三水和物として1.06g)を
1時間かけて滴下し、滴下終了後、さらに70℃で5時
間超音波攪拌した。反応器を室温に冷却し、内容物を濾
過して固形物を除いた後、減圧下にメタノール及び未反
応の1,5−シクロオクタジエンを留去した。残留した
固体をヘキサン8mlにより3回抽出し、アルミナカラム
に通じ、ヘキサンで黄色のバンドを回収した。回収液を
濃縮し、ドライアイス−メタノール浴で冷却することに
より、橙色針状結晶0.64gを得た(三塩化ルテニウ
ム三水和物に対する収率:50%)。
【0018】<実施例1>内容積5mlのガラス製アンプ
ルに、窒素気流下、攪拌子、(η−シクロオクタトリエ
ン)(η−シクロオクタジエン)ルテニウム61.2mg
(0.19mmol)、1−プロペン−3−アール2.14
g(38.17mmol)、及び反応液分析用の内部標準物
質としてジエチレングリコールジメチルエーテル0.2
2gを仕込み、封じた後、内容物を攪拌しつつ、室温で
90時間反応を行った。
【0019】その結果、1−プロペン−3−アール0.
837g(14.93mmol)、(Z)−2−ヘキセン−
1,6−ジアール0.184g(1.64mmol)が検出
された。その他、1−プロペン−3−アールの三量体以
上の重質物も生成していた。1−プロペン−3−アール
の転化率は61.0%であり、(Z)−2−ヘキセン−
1,6−ジアールの選択率は14.1%であった。
【0020】<実施例2>実施例1において、反応温度
70℃、反応時間3時間とした以外は、実施例1と同様
に反応を行った。その結果、1−プロペン−3−アール
0.517g(9.22mmol)、(Z)−2−ヘキセン
−1,6−ジアール0.324g(2.89mmol)が検
出された。その他、1−プロペン−3−アールの三量体
以上の重質物も生成していた。1−プロペン−3−アー
ルの転化率は75.8%であり、(Z)−2−ヘキセン
−1,6−ジアールの選択率は20.0%であった。
【0021】<実施例3>実施例2において、1−プロ
ペン−3−アールの量を0.936g(16.70mmo
l)、ジエチレングリコールジメチルエーテルの量を
0.085gとし、(η−シクロオクタトリエン)(η
−シクロオクタジエン)ルテニウムの代わりに(η−ベ
ンゼン)(η−シクロオクタジエン)ルテニウム24.
4mg(0.09mmol)を使用した以外は、実施例2と同
様に反応を行った。その結果、1−プロペン−3−アー
ル0.178g(3.17mmol)、(Z)−2−ヘキセ
ン−1,6−ジアール0.192g(1.71mmol)が
検出された。その他、1−プロペン−3−アールの三量
体以上の重質物も生成していた。1−プロペン−3−ア
ールの転化率は81.0%であり、(Z)−2−ヘキセ
ン−1,6−ジアールの選択率は25.3%であった。
【0022】<実施例4>実施例2において、1−プロ
ペン−3−アールの量を0.931g(16.61mmo
l)、(η−シクロオクタトリエン)(η−シクロオク
タジエン)ルテニウムの量を27.2mg(0.09mmo
l)、ジエチレングリコールジメチルエーテルの量を
0.097gとし、ヘキサメチルベンゼン48mg(0.
3mmol)を加えて反応を行った以外は、実施例2と同様
に反応を行った。その結果、1−プロペン−3−アール
0.186g(3.32mmol)、(Z)−2−ヘキセン
−1,6−ジアール0.141g(1.26mmol)が検
出さてた。その他、1−プロペン−3−アールの三量体
以上の重質物も生成していた。1−プロペン−3−アー
ルの転化率は80.0%であり、(Z)−2−ヘキセン
−1,6−ジアールの選択率は19.0%であった。
【0023】<実施例5>実施例2において、1−プロ
ペン−3−アールの量を1.712g(30.54mmo
l)、(η−シクロオクタトリエン)(η−シクロオク
タジエン)ルテニウムの量を30.0mg(0.10mmo
l)、ジエチレングリコールジメチルエーテルの量を
0.17gとし、トルエン0.86mlを加えて反応を行
った以外は、実施例2と同様に反応を行った。その結
果、1−プロペン−3−アール0.762g(13.5
9mmol)、(Z)−2−ヘキセン−1,6−ジアール
0.189g(1.69mmol)が検出された。その他、
1−プロペン−3−アールの三量体以上の重質物も生成
していた。1−プロペン−3−アールの転化率は55.
5%であり、(Z)−2−ヘキセン−1,6−ジアール
の選択率は19.9%であった。
【0024】<実施例6>実施例2において、1−プロ
ペン−3−アールの量を1.178g(21.01mmo
l)、(η−シクロオクタトリエン)(η−シクロオク
タジエン)ルテニウムの量を30.9mg(0.10mmo
l)、ジエチレングリコールジメチルエーテルの量を
0.13gとし、N−メチルピロリジノン0.6mlを加
えて反応を行った以外は、実施例2と同様に反応を行っ
た。その結果、1−プロペン−3−アール0.082g
(1.46mmol)、(Z)−2−ヘキセン−1,6−ジ
アール0.208g(1.86mmol)が検出された。そ
の他、1−プロペン−3−アールの三量体以上の重質物
も生成していた。1−プロペン−3−アールの転化率は
93.1%であり、(Z)−2−ヘキセン−1,6−ジ
アールの選択率は19.0%であった。
【0025】<実施例7>実施例2において、1−プロ
ペン−3−アールの量を0.691g(12.33mmo
l)、(η−シクロオクタトリエン)(η−シクロオク
タジエン)ルテニウムの量を20.2mg(0.06mmo
l)、ジエチレングリコールジメチルエーテルの量を
0.07gとし、イソプロパノール1mlを加えて反応を
行った以外は、実施例2と同様に反応を行った。その結
果、1−プロペン−3−アール0.191g(3.41
mmol)、(Z)−2−ヘキセン−1,6−ジアール0.
103g(0.92mmol)が検出された。その他、1−
プロペン−3−アールの三量体以上の重質物も生成して
いた。1−プロペン−3−アールの転化率は72.3%
であり、(Z)−2−ヘキセン−1,6−ジアールの選
択率は20.6%であった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年10月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、生成物は、ガスクロマトグラフィー
を用い、ジエチレングリコールジエチルエーテルを内部
標準物質とした内部標準法によって定量分析し、下式に
より転化率及び選択率を求めた。 転化率(%)=100×(反応した原料のモル数/仕込
んだ原料のモル数) 選択率(%)=100×(目的物のモル数×2/反応し
た原料のモル数)尚、検量線を作成するに際し、目的物の純品は市販及び
別法での合成によっても入手が困難であるため、本実施
例で製造した試料を蒸留精製して得たものを、 1H−
NMRによって目的物の純度を決定して用いた。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】その結果、1−プロペン−3−アール0.
837g(14.93mmol)、(Z)−2−ヘキセン−
1,6−ジアール0.184g(1.64mmol)が検出
された。その他、1−プロペン−3−アールの三量体以
上の重質物も生成していた。1−プロペン−3−アール
の転化率は61.0%であり、(Z)−2−ヘキセン−
1,6−ジアールの選択率は17.1%であった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】<実施例2>実施例1において、反応温度
70℃、反応時間3時間とした以外は、実施例1と同様
に反応を行った。その結果、1−プロペン−3−アール
0.517g(9.22mmol)、(Z)−2−ヘキセン
−1,6−ジアール0.324g(2.89mmol)が検
出された。その他、1−プロペン−3−アールの三量体
以上の重質物も生成していた。1−プロペン−3−アー
ルの転化率は75.8%であり、(Z)−2−ヘキセン
−1,6−ジアールの選択率は24.2%であった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】<実施例3>実施例2において、1−プロ
ペン−3−アールの量を0.936g(16.70mmo
l)、ジエチレングリコールジメチルエーテルの量を
0.085gとし、(η−シクロオクタトリエン)(η
−シクロオクタジエン)ルテニウムの代わりに(η−ベ
ンゼン)(η−シクロオクタジエン)ルテニウム24.
4mg(0.09mmol)を使用した以外は、実施例2と同
様に反応を行った。その結果、1−プロペン−3−アー
ル0.178g(3.17mmol)、(Z)−2−ヘキセ
ン−1,6−ジアール0.192g(1.71mmol)が
検出された。その他、1−プロペン−3−アールの三量
体以上の重質物も生成していた。1−プロペン−3−ア
ールの転化率は81.0%であり、(Z)−2−ヘキセ
ン−1,6−ジアールの選択率は30.7%であった。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】<実施例4>実施例2において、1−プロ
ペン−3−アールの量を0.931g(16.61mmo
l)、(η−シクロオクタトリエン)(η−シクロオク
タジエン)ルテニウムの量を27.2mg(0.09mmo
l)、ジエチレングリコールジメチルエーテルの量を
0.097gとし、ヘキサメチルベンゼン48mg(0.
3mmol)を加えて反応を行った以外は、実施例2と同様
に反応を行った。その結果、1−プロペン−3−アール
0.186g(3.32mmol)、(Z)−2−ヘキセン
−1,6−ジアール0.141g(1.26mmol)が検
出さてた。その他、1−プロペン−3−アールの三量体
以上の重質物も生成していた。1−プロペン−3−アー
ルの転化率は80.0%であり、(Z)−2−ヘキセン
−1,6−ジアールの選択率は23.0%であった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】<実施例5>実施例2において、1−プロ
ペン−3−アールの量を1.712g(30.54mmo
l)、(η−シクロオクタトリエン)(η−シクロオク
タジエン)ルテニウムの量を30.0mg(0.10mmo
l)、ジエチレングリコールジメチルエーテルの量を
0.17gとし、トルエン0.86mlを加えて反応を行
った以外は、実施例2と同様に反応を行った。その結
果、1−プロペン−3−アール0.762g(13.5
9mmol)、(Z)−2−ヘキセン−1,6−ジアール
0.189g(1.69mmol)が検出された。その他、
1−プロペン−3−アールの三量体以上の重質物も生成
していた。1−プロペン−3−アールの転化率は55.
5%であり、(Z)−2−ヘキセン−1,6−ジアール
の選択率は24.2%であった。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】<実施例6>実施例2において、1−プロ
ペン−3−アールの量を1.178g(21.01mmo
l)、(η−シクロオクタトリエン)(η−シクロオク
タジエン)ルテニウムの量を30.9mg(0.10mmo
l)、ジエチレングリコールジメチルエーテルの量を
0.13gとし、N−メチルピロリジノン0.6mlを加
えて反応を行った以外は、実施例2と同様に反応を行っ
た。その結果、1−プロペン−3−アール0.082g
(1.46mmol)、(Z)−2−ヘキセン−1,6−ジ
アール0.208g(1.86mmol)が検出された。そ
の他、1−プロペン−3−アールの三量体以上の重質物
も生成していた。1−プロペン−3−アールの転化率は
93.1%であり、(Z)−2−ヘキセン−1,6−ジ
アールの選択率は23.0%であった。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】<実施例7>実施例2において、1−プロ
ペン−3−アールの量を0.691g(12.33mmo
l)、(η−シクロオクタトリエン)(η−シクロオク
タジエン)ルテニウムの量を20.2mg(0.06mmo
l)、ジエチレングリコールジメチルエーテルの量を
0.07gとし、イソプロパノール1mlを加えて反応を
行った以外は、実施例2と同様に反応を行った。その結
果、1−プロペン−3−アール0.191g(3.41
mmol)、(Z)−2−ヘキセン−1,6−ジアール0.
103g(0.92mmol)が検出された。その他、1−
プロペン−3−アールの三量体以上の重質物も生成して
いた。1−プロペン−3−アールの転化率は72.3%
であり、(Z)−2−ヘキセン−1,6−ジアールの選
択率は25.2%であった。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年12月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、1−プロペ
ン−3−アールを原料として2−ヘキセン−1,−ジ
アールを温和な反応条件で、工業的に有利に製造するこ
とができる。2−ヘキセン−1,6−ジアールは、水素
化、酸化、または還元的アミノ化によって、ポリエステ
ルやポリアミドの原料である1,6−ヘキサンジオー
ル、アジピン酸、及び1,6−ヘキサンジアミンへ誘導
することができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】<実施例4>実施例2において、1−プロ
ペン−3−アールの量を0.931g(16.61mmo
l)、(η−シクロオクタトリエン)(η−シクロオク
タジエン)ルテニウムの量を27.2mg(0.09mmo
l)、ジエチレングリコールジメチルエーテルの量を
0.097gとし、ヘキサメチルベンゼン48mg(0.
3mmol)を加えて反応を行った以外は、実施例2と同様
に反応を行った。その結果、1−プロペン−3−アール
0.186g(3.32mmol)、(Z)−2−ヘキセン
−1,6−ジアール0.141g(1.26mmol)が検
出さた。その他、1−プロペン−3−アールの三量体
以上の重質物も生成していた。1−プロペン−3−アー
ルの転化率は80.0%であり、(Z)−2−ヘキセン
−1,6−ジアールの選択率は19.0%であった。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】その結果、1−プロペン−3−アール0.
837g(14.93mmol)、(Z)−2−ヘキセン−
1,6−ジアール0.223g(1.99mmol)が検出
された。その他、1−プロペン−3−アールの三量体以
上の重質物も生成していた。1−プロペン−3−アール
の転化率は61.0%であり、(Z)−2−ヘキセン−
1,6−ジアールの選択率は17.1%であった。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】<実施例2>実施例1において、反応温度
70℃、反応時間3時間とした以外は、実施例1と同様
に反応を行った。その結果、1−プロペン−3−アール
0.517g(9.22mmol)、(Z)−2−ヘキセン
−1,6−ジアール0.393g(3.50mmol)が検
出された。その他、1−プロペン−3−アールの三量体
以上の重質物も生成していた。1−プロペン−3−アー
ルの転化率は75.8%であり、(Z)−2−ヘキセン
−1,6−ジアールの選択率は24.2%であった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】<実施例3>実施例2において、1−プロ
ペン−3−アールの量を0.936g(16.70mmo
l)、ジエチレングリコールジメチルエーテルの量を
0.085gとし、(η−シクロオクタトリエン)(η
−シクロオクタジエン)ルテニウムの代わりに(η−ベ
ンゼン)(η−シクロオクタジエン)ルテニウム24.
4mg(0.09mmol)を使用した以外は、実施例2と同
様に反応を行った。その結果、1−プロペン−3−アー
ル0.178g(3.17mmol)、(Z)−2−ヘキセ
ン−1,6−ジアール0.233g(2.08mmol)が
検出された。その他、1−プロペン−3−アールの三量
体以上の重質物も生成していた。1−プロペン−3−ア
ールの転化率は81.0%であり、(Z)−2−ヘキセ
ン−1,6−ジアールの選択率は30.7%であった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】<実施例4>実施例2において、1−プロ
ペン−3−アールの量を0.931g(16.61mmo
l)、(η−シクロオクタトリエン)(η−シクロオク
タジエン)ルテニウムの量を27.2mg(0.09mmo
l)、ジエチレングリコールジメチルエーテルの量を
0.097gとし、ヘキサメチルベンゼン48mg(0.
3mmol)を加えて反応を行った以外は、実施例2と同様
に反応を行った。その結果、1−プロペン−3−アール
0.186g(3.32mmol)、(Z)−2−ヘキセン
−1,6−ジアール0.171g(1.53mmol)が検
出された。その他、1−プロペン−3−アールの三量体
以上の重質物も生成していた。1−プロペン−3−アー
ルの転化率は80.0%であり、(Z)−2−ヘキセン
−1,6−ジアールの選択率は23.0%であった。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】<実施例5>実施例2において、1−プロ
ペン−3−アールの量を1.712g(30.54mmo
l)、(η−シクロオクタトリエン)(η−シクロオク
タジエン)ルテニウムの量を30.0mg(0.10mmo
l)、ジエチレングリコールジメチルエーテルの量を
0.17gとし、トルエン0.86mlを加えて反応を行
った以外は、実施例2と同様に反応を行った。その結
果、1−プロペン−3−アール0.762g(13.5
9mmol)、(Z)−2−ヘキセン−1,6−ジアール
0.230g(2.05mmol)が検出された。その他、
1−プロペン−3−アールの三量体以上の重質物も生成
していた。1−プロペン−3−アールの転化率は55.
5%であり、(Z)−2−ヘキセン−1,6−ジアール
の選択率は24.2%であった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】<実施例6>実施例2において、1−プロ
ペン−3−アールの量を1.178g(21.01mmo
l)、(η−シクロオクタトリエン)(η−シクロオク
タジエン)ルテニウムの量を30.9mg(0.10mmo
l)、ジエチレングリコールジメチルエーテルの量を
0.13gとし、N−メチルピロリジノン0.6mlを加
えて反応を行った以外は、実施例2と同様に反応を行っ
た。その結果、1−プロペン−3−アール0.082g
(1.46mmol)、(Z)−2−ヘキセン−1,6−ジ
アール0.252g(2.25mmol)が検出された。そ
の他、1−プロペン−3−アールの三量体以上の重質物
も生成していた。1−プロペン−3−アールの転化率は
93.1%であり、(Z)−2−ヘキセン−1,6−ジ
アールの選択率は23.0%であった。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】<実施例7>実施例2において、1−プロ
ペン−3−アールの量を0.691g(12.33mmo
l)、(η−シクロオクタトリエン)(η−シクロオク
タジエン)ルテニウムの量を20.2mg(0.06mmo
l)、ジエチレングリコールジメチルエーテルの量を
0.07gとし、イソプロパノール1mlを加えて反応を
行った以外は、実施例2と同様に反応を行った。その結
果、1−プロペン−3−アール0.191g(3.41
mmol)、(Z)−2−ヘキセン−1,6−ジアール0.
126g(1.12mmol)が検出された。その他、1−
プロペン−3−アールの三量体以上の重質物も生成して
いた。1−プロペン−3−アールの転化率は72.3%
であり、(Z)−2−ヘキセン−1,6−ジアールの選
択率は25.2%であった。
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】その結果、1−プロペン−3−アール0.
837g(14.93mmol)、(Z)−2−ヘキセ
ン−1,6−ジアール0.223g1.99mmo
l)が検出された。その他、1−プロペン−3−アール
の三量体以上の重質物も生成していた。1−プロペン−
3−アールの転化率は61.0%であり、(Z)−2−
ヘキセン−1,6−ジアールの選択率は17.1%であ
った。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】<実施例2>実施例1において、反応温度
70℃、反応時間3時間とした以外は、実施例1と同様
に反応を行った。その結果、1−プロペン−3−アール
0.517g(9.22mmol)、(Z)−2−ヘキ
セン−1,6−ジアール0.393g(3.50mmo
l)が検出された。その他、1−プロペン−3−アール
の三量体以上の重質物も生成していた。1−プロペン−
3−アールの転化率は75.8%であり、(Z)−2−
ヘキセン−1,6−ジアールの選択率は24.2%であ
った。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】<実施例3>実施例2において、1−プロ
ペン−3−アールの量を0.936g(16.70mo
l)、ジエチレングリコールジメチルエーテルの量を
0.085gとし、(η−シクロオクタトリエン)(η
−シクロオクタジエン)ルテニウムの代わりに(η−ベ
ンゼン)(η−シクロオクタジエン)ルテニウム24.
4mg(0.09mmol)を使用した以外は、実施例
2と同様に反応を行った。その結果、1−プロベン−3
−アール0.178g(3.17mmol)、(Z)−
2−ヘキセン,1,6−ジアール0.233g(2.0
mmol)が検出された。その他、1−プロペン−3
−アールの三量体以上の重質物も生成していた。1−プ
ロペン−3−アールの転化率は81.0%であり、
(Z)−2−ヘキセン−1,6−ジアールの選択率は3
0.7%であった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】<実施例4>実施例2において、1−プロ
ペン−3−アールの量を0.931g(16.61mm
ol)、(η−シクロオクタトリエン)(η−シクロオ
クタジエン)ルテニウムの量を27.2mg(0.09
mmol)、ジエチレングリコールジメチルエーテルの
量を0.097gとし、ヘキサメチルベンゼン48mg
(0.3mmol)を加えて反応を行った以外は、実施
例2と同様に反応を行った。その結果、1−プロペン−
3−アール0.186g(3.32mmol)、(Z)
−2−ヘキセン−1,6−ジアール0.171g(1.
53mmol)が検出された。その他、1−プロペン−
3−アールの三量体以上の重質物も生成していた。1−
プロペン−3−アールの転化率は80.0%であり、
(Z)−2−ヘキセン−1,6−ジアールの選択率は2
3.0%であった。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】<実施例5>実施例2において、1−プロ
ペン−3−アールの量を1.712g(30.54mm
ol)、(η−シクロオクタトリエン)(η−シクロオ
クタジエン)ルテニウムの量を30.0mg(0.10
mmol)、ジエチレングリコールジメチルエーテルの
量を0.17gとし、トルエン0.86mlを加えて反
応を行った以外は、実施例2と同様に反応を行った。そ
の結果、1−プロペン−3−アール0.762g(1
3.59mmol)、(Z)−2−ヘキセン−1,6−
ジアール0.230g(2.05mmol)が検出され
た。その他、1−プロペン−3−アールの三量体以上の
重質物も生成していた。1−プロペン−3−アールの転
化率は55.5%であり、(Z)−2−ヘキセン−1,
6−ジアールの選択率は24.2%であった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】<実施例6>実施例2において、1−プロ
ペン−3−アールの量を1.178g(21.01mm
ol)、(η−シクロオクタトリエン)(η−シクロオ
クタジエン)ルテニウムの量を30.9mg(0.10
mmol)、ジエチレングリコールジメチルエーテルの
量を0.13gとし、N−メチルピロリジノン0.6m
lを加えて反応を行った以外は、実施例2と同様に反応
を行った。その結果、1−プロペン−3−アール0.0
82g(1.46mmol)、(Z)−2−ヘキセン−
1,6−ジアール0.252g(2.25mmol)が
検出された。その他、1−プロペン−3−アールの三量
体以上の重質物も生成していた。1−プロペン−3−ア
ールの転化率は93.1%であり、(Z)−2−ヘキセ
ン−1,6−ジアールの選択率は23.0%であった。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】<実施例7>実施例2において、1−プロ
ペン−3−アールの量を0.691g(12.33mm
ol)、(η−シクロオクタトリエン)(η−シクロオ
クタジエン)ルテニウムの量を20.2mg(0.06
mmol)、ジエチレングリコールジメチルエーテルの
量を0.07gとし、イソプロパノール1mlを加えて
反応を行った以外は、実施例2と同様に反応を行った。
その結果、1−プロペン−3−アール0.191g
(3.41mmol)、(Z)−2−ヘキセン−1,6
−ジアール0.126g(1.12mmol)が検出さ
れた。その他、1−プロペン−3−アールの三量体以上
の重質物も生成していた。1−プロペン,3−アールの
転化率は72.3%であり、(Z)−2−ヘキセン−
1,6−ジアールの選択率は25.2%であった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1−プロペン−3−アールを二量化触媒の
    存在下に反応させて2−ヘキセン−1,6−ジアールを
    製造することを特徴とする2−ヘキセン−1,6−ジア
    ール製造方法。
  2. 【請求項2】二量化触媒として有機第8族金属化合物を
    用いる、特許請求の範囲第1項記載の製造方法。
JP26084691A 1991-10-08 1991-10-08 2‐ヘキセン‐1,6‐ジアールの製造方法 Expired - Fee Related JP3156301B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26084691A JP3156301B2 (ja) 1991-10-08 1991-10-08 2‐ヘキセン‐1,6‐ジアールの製造方法
EP92117189A EP0537625B1 (en) 1991-10-08 1992-10-08 Process for preparing 2-hexene-1,6-dial
US07/958,091 US5254742A (en) 1991-10-08 1992-10-08 Process for preparing 2-hexene-1,6-dial
DE69209431T DE69209431T2 (de) 1991-10-08 1992-10-08 Verfahren zur Herstellung von 2-Hexen-1,6-Dial

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26084691A JP3156301B2 (ja) 1991-10-08 1991-10-08 2‐ヘキセン‐1,6‐ジアールの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0597759A true JPH0597759A (ja) 1993-04-20
JP3156301B2 JP3156301B2 (ja) 2001-04-16

Family

ID=17353572

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26084691A Expired - Fee Related JP3156301B2 (ja) 1991-10-08 1991-10-08 2‐ヘキセン‐1,6‐ジアールの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3156301B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3156301B2 (ja) 2001-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0027022B1 (en) Production of five-membered nitrogen-containing saturated heterocyclic compounds and catalyst suitable therefor
JPS638929B2 (ja)
US4263175A (en) Catalyst for the production of pyrrolidone
US3952020A (en) Lactone production
US4337363A (en) Process for the preparation of 3-(4-methyl-3-cyclohexen-1-yl) butyraldehyde
JP3156301B2 (ja) 2‐ヘキセン‐1,6‐ジアールの製造方法
AU558487B2 (en) Process for the production of dihydrocarbyl oxalates
CN111499600A (zh) 一种多取代2,3-二氢呋喃类化合物的合成方法
EP0131998B1 (en) Process for the preparation of ethanol and/or ethyl acetate
JPH05186385A (ja) 2−ヘキセン−1,6−ジアールの製造方法
EP0537625B1 (en) Process for preparing 2-hexene-1,6-dial
US5101044A (en) Preparation of n-substituted pyrrolidin-2-ones
JPH05310631A (ja) 1,6−ヘキサンジアールの製造方法
JPH06107654A (ja) ラクトン類の製造法
US5171907A (en) Preparation of hydrogenation catalyst and hydrogenation process therewith
JPH05186377A (ja) 1,6−ヘキサンジオールの製造方法
JPS63295562A (ja) 4−メチルイミダゾールの製法
JPH03392B2 (ja)
WO2024157915A1 (ja) 組成物、グリニャール試薬、および組成物の製造方法
EP0107496B1 (en) Process for the preparation of esters
JPH0952888A (ja) 2−ヒドロキシ−4−メチルテトラヒドロフランの製造方法
KR100484497B1 (ko) 올레핀으로부터 에스테르의 제조방법
JPS62263140A (ja) α−フエニルプロピオン酸誘導体の製造法
JPH08176036A (ja) アルカジエノール類の製造方法
CN115572239A (zh) 一种制备α-酮酰胺化合物的方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees