JPH0597663A - 感冒用吸入型製剤 - Google Patents
感冒用吸入型製剤Info
- Publication number
- JPH0597663A JPH0597663A JP29231691A JP29231691A JPH0597663A JP H0597663 A JPH0597663 A JP H0597663A JP 29231691 A JP29231691 A JP 29231691A JP 29231691 A JP29231691 A JP 29231691A JP H0597663 A JPH0597663 A JP H0597663A
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- Japan
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- preparation
- support
- piece
- common cold
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 気化性薬物を、多孔性アクリル繊維の如き多
孔性繊維よりなる片状支持体に含有させたことを特徴と
する感冒用吸入型製剤 【効果】 本発明の感冒用吸入型製剤は、効果が持続す
るとともに、従来の吸入型製剤と違って直接皮膚に貼付
して使用する必要がないので皮膚障害を起こすことがな
く、安全に使用することができる。
孔性繊維よりなる片状支持体に含有させたことを特徴と
する感冒用吸入型製剤 【効果】 本発明の感冒用吸入型製剤は、効果が持続す
るとともに、従来の吸入型製剤と違って直接皮膚に貼付
して使用する必要がないので皮膚障害を起こすことがな
く、安全に使用することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感冒用吸入型製剤に関
する。更に詳しくは、気化性薬物を、多孔性繊維よりな
る片状支持体に含有させたことを特徴とする感冒用吸入
型製剤に関する。
する。更に詳しくは、気化性薬物を、多孔性繊維よりな
る片状支持体に含有させたことを特徴とする感冒用吸入
型製剤に関する。
【0002】
【従来の技術】感冒は、「かぜ」、「かぜ症候群」、
「感冒症候群」ともいわれ、日常、最も多く見られる疾
患である。感冒は、息苦しさ、鼻づまり、鼻汁、くしゃ
み、咳、痰、喉の痛み等の症状を伴うことが多く、この
ためにこれらの症状を緩和させるカンフル、メントール
等の気化性薬物を鼻腔および口腔を通じて吸入させる所
謂「ぬるかぜ薬」あるいは「貼るかぜ薬」と称する外用
剤が、総合感冒剤等の経口製剤の他に用いられている。
「感冒症候群」ともいわれ、日常、最も多く見られる疾
患である。感冒は、息苦しさ、鼻づまり、鼻汁、くしゃ
み、咳、痰、喉の痛み等の症状を伴うことが多く、この
ためにこれらの症状を緩和させるカンフル、メントール
等の気化性薬物を鼻腔および口腔を通じて吸入させる所
謂「ぬるかぜ薬」あるいは「貼るかぜ薬」と称する外用
剤が、総合感冒剤等の経口製剤の他に用いられている。
【0003】これらのタイプの外用剤は、胸や喉等に塗
布あるいは貼付して用いられるため、直接皮膚に薬物や
基剤が接触し、これらによるかぶれ、かゆみ、発赤等の
皮膚障害が、特に、幼児や老人では生じ易い。また、
「ぬるかぜ薬」では、使用感において、ベトベトした不
快感があったり、衣服等に汚れを生じることがある等の
欠点があり、「貼るかぜ薬」では、使用中に剥がれ落ち
て薬効が得られなかったり、衣服等に汚れを生じること
がある等の欠点がある。
布あるいは貼付して用いられるため、直接皮膚に薬物や
基剤が接触し、これらによるかぶれ、かゆみ、発赤等の
皮膚障害が、特に、幼児や老人では生じ易い。また、
「ぬるかぜ薬」では、使用感において、ベトベトした不
快感があったり、衣服等に汚れを生じることがある等の
欠点があり、「貼るかぜ薬」では、使用中に剥がれ落ち
て薬効が得られなかったり、衣服等に汚れを生じること
がある等の欠点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、かゝる
欠点を有さない新しいタイプの感冒用吸入型製剤の開発
を目的として種々検討した。
欠点を有さない新しいタイプの感冒用吸入型製剤の開発
を目的として種々検討した。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、種々検討
した結果、感冒に伴う前記症状を緩和させることが知ら
れているカンフル、メントール等の気化性薬物を、多孔
性繊維よりなる片状支持体に吸着、保持させることによ
って得られる感冒用吸入型製剤が上記の目的に適うもの
であることを見出して、本発明を完成させた。以下、本
発明を詳細に説明する。
した結果、感冒に伴う前記症状を緩和させることが知ら
れているカンフル、メントール等の気化性薬物を、多孔
性繊維よりなる片状支持体に吸着、保持させることによ
って得られる感冒用吸入型製剤が上記の目的に適うもの
であることを見出して、本発明を完成させた。以下、本
発明を詳細に説明する。
【0006】本発明製剤に用いる気化性薬物としては、
感冒の前記症状に有効で、且つ、常温または室温で固体
状態で昇華する特性を持つもの、あるいは液体状態で体
温付近の温度で蒸発する特性を持つものであれば特に限
定されない。これらの薬物としては、例えば、カンフ
ル、メントール、チモール、ハッカ油、ユーカリ油、チ
ョージ油、トウヒ油、ニクズク油、チンピ油等が挙げら
れる。また、これらのなかでカンフル、メントールのよ
うに天然型もしくは非天然型の存在するものは、その何
れであっても良い。
感冒の前記症状に有効で、且つ、常温または室温で固体
状態で昇華する特性を持つもの、あるいは液体状態で体
温付近の温度で蒸発する特性を持つものであれば特に限
定されない。これらの薬物としては、例えば、カンフ
ル、メントール、チモール、ハッカ油、ユーカリ油、チ
ョージ油、トウヒ油、ニクズク油、チンピ油等が挙げら
れる。また、これらのなかでカンフル、メントールのよ
うに天然型もしくは非天然型の存在するものは、その何
れであっても良い。
【0007】本発明製剤は、上記気化性薬物の支持体と
して、多孔性繊維よりなる編地、織地あるいは不織布等
の布地を、通常5〜600cm2の片状に適宜裁断して
用いる。
して、多孔性繊維よりなる編地、織地あるいは不織布等
の布地を、通常5〜600cm2の片状に適宜裁断して
用いる。
【0008】上記多孔性繊維としては、通常の方法によ
って多孔質化し、吸水性を附与した合成繊維であれば特
に限定されないが、なかでも多孔性アクリル繊維が好適
に使用される。また、上記多孔性繊維を、通常の方法に
よって編地、織地あるいは不織布等の布地にして使用す
る。
って多孔質化し、吸水性を附与した合成繊維であれば特
に限定されないが、なかでも多孔性アクリル繊維が好適
に使用される。また、上記多孔性繊維を、通常の方法に
よって編地、織地あるいは不織布等の布地にして使用す
る。
【0009】多孔性アクリル繊維としては、例えば、ア
クワロンTM(鐘紡社製)が、また、その布地としては、
例えば、アクワロンTMスムース(品番;9160、鐘紡社
製)、アクワロンTMビエラP.T.(品番;9074、鐘紡
社製)、アクワロンTMパイル(品番;TN115 、鐘紡社
製)が特に好適に使用される。
クワロンTM(鐘紡社製)が、また、その布地としては、
例えば、アクワロンTMスムース(品番;9160、鐘紡社
製)、アクワロンTMビエラP.T.(品番;9074、鐘紡
社製)、アクワロンTMパイル(品番;TN115 、鐘紡社
製)が特に好適に使用される。
【0010】本発明製剤は、気化性薬物がメントールの
ように固体の場合には、エタノール等の適当な溶媒に溶
解するか、ユーカリ油のような液状の気化性薬物を同時
に使用する場合には、それらに溶解して、以下に示すよ
うな方法によって、多孔性繊維よりなる片状支持体に吸
着、保持させて製造される。また、気化性薬物が液状の
場合には、そのまま、もしくはエタノール等の適当な溶
媒で希釈した後、上記と同様にして多孔性繊維よりなる
片状支持体に吸着、保持させて製造される。気化性薬物
の使用量は、薬物の種類および/または組合せ、支持体
の大きさ等により適宜決定される。
ように固体の場合には、エタノール等の適当な溶媒に溶
解するか、ユーカリ油のような液状の気化性薬物を同時
に使用する場合には、それらに溶解して、以下に示すよ
うな方法によって、多孔性繊維よりなる片状支持体に吸
着、保持させて製造される。また、気化性薬物が液状の
場合には、そのまま、もしくはエタノール等の適当な溶
媒で希釈した後、上記と同様にして多孔性繊維よりなる
片状支持体に吸着、保持させて製造される。気化性薬物
の使用量は、薬物の種類および/または組合せ、支持体
の大きさ等により適宜決定される。
【0011】気化性薬物を、多孔性繊維よりなる片状支
持体に吸着、保持させるためには、気化性薬物あるいは
気化性薬物を含有する溶液を、片状支持体に、例えば、
滴下する、ローラー等により塗布する、もしくは噴霧す
る等の方法によって吸着させた後、必要に応じて乾燥す
るか、または、片状支持体を、気化性薬物あるいは気化
性薬物を含有する溶液中に浸漬後、必要に応じて乾燥す
ることによって行うことができる。
持体に吸着、保持させるためには、気化性薬物あるいは
気化性薬物を含有する溶液を、片状支持体に、例えば、
滴下する、ローラー等により塗布する、もしくは噴霧す
る等の方法によって吸着させた後、必要に応じて乾燥す
るか、または、片状支持体を、気化性薬物あるいは気化
性薬物を含有する溶液中に浸漬後、必要に応じて乾燥す
ることによって行うことができる。
【0012】上記のようにして得られる本発明製剤は、
上記気化性薬物を透過させないラミネートフィルム等に
より被覆もしくは包装することによって容易に保存する
ことができる。
上記気化性薬物を透過させないラミネートフィルム等に
より被覆もしくは包装することによって容易に保存する
ことができる。
【0013】本発明製剤は、特に、就寝時における感冒
の前記症状を緩和させる目的で好適に使用される。上記
目的のためには、就寝時に本発明製剤をそのままパジャ
マ等の寝間着のポケットに入れるか、あるいは肌着の外
側に両面テープで貼付する等して、皮膚に直接接触させ
ることなく胸部等に固定して使用される。
の前記症状を緩和させる目的で好適に使用される。上記
目的のためには、就寝時に本発明製剤をそのままパジャ
マ等の寝間着のポケットに入れるか、あるいは肌着の外
側に両面テープで貼付する等して、皮膚に直接接触させ
ることなく胸部等に固定して使用される。
【0014】
【発明の効果】本発明製剤は「(1) 表面がさらっとして
おり、非常に取り扱い易く、また気化性薬物を使用し、
通常の外用剤に用いられる基剤等を使用する必要がない
ので、衣類等を汚すことがない。(2) 使用時に直接皮膚
に接触させる必要がないため、皮膚障害がなく安全であ
る。(3) 多孔性繊維よりなる片状支持体に含有させた気
化性薬物は、徐々に揮散され、効果が長時間持続する。
(4) 製造方法が非常に簡単である。(5) 不必要なときに
は、すぐに取り去ることができ、薬効のコントロールが
容易である。」等の優れた特性を有している。
おり、非常に取り扱い易く、また気化性薬物を使用し、
通常の外用剤に用いられる基剤等を使用する必要がない
ので、衣類等を汚すことがない。(2) 使用時に直接皮膚
に接触させる必要がないため、皮膚障害がなく安全であ
る。(3) 多孔性繊維よりなる片状支持体に含有させた気
化性薬物は、徐々に揮散され、効果が長時間持続する。
(4) 製造方法が非常に簡単である。(5) 不必要なときに
は、すぐに取り去ることができ、薬効のコントロールが
容易である。」等の優れた特性を有している。
【0015】以下に、本発明製剤の特性(気化性薬物の
揮散性)試験およびモニター試験の結果を示す。
揮散性)試験およびモニター試験の結果を示す。
【0016】試験例1 本発明製剤における気化性薬物の揮散性: (1) 試料 実施例3、実施例4および実施例5に従って得られた本
発明製剤(気化性薬物として何れもdl−カンフル、l
−メントール、ユーカリ油およびニクズク油を含有)
(2) 試験方法 試料(n=4)をシャーレ上に置き、蓋をせずに37℃の
エアーバス(Air BathUnit A 、大洋科学工業社製)中
に保存して試料から気化性薬物を揮散させ、経時的に、
試料中の気化性薬物の重量変化(気化性薬物残存量)を
測定した。また、dl−カンフルおよびl−メントール
については、それぞれの含量変化(残存量)についても
同時に測定した。
発明製剤(気化性薬物として何れもdl−カンフル、l
−メントール、ユーカリ油およびニクズク油を含有)
(2) 試験方法 試料(n=4)をシャーレ上に置き、蓋をせずに37℃の
エアーバス(Air BathUnit A 、大洋科学工業社製)中
に保存して試料から気化性薬物を揮散させ、経時的に、
試料中の気化性薬物の重量変化(気化性薬物残存量)を
測定した。また、dl−カンフルおよびl−メントール
については、それぞれの含量変化(残存量)についても
同時に測定した。
【0017】dl−カンフルおよびl−メントールの定
量は、各時間経過後の試料(n=4)からそれらをメタ
ノールで抽出し、サリチル酸メチル(Lot KPG5630 、和
光純薬社製)を内部標準に用いてガスクロマトグラフ法
により行った。 (3) 結果 各試料の重量変化[気化性薬物残存量(揮散減量)]並
びにdl−カンフルおよびl−メントールの含量変化
(残存量)を百分率に換算してそれぞれ第1表から第3
表に示した。
量は、各時間経過後の試料(n=4)からそれらをメタ
ノールで抽出し、サリチル酸メチル(Lot KPG5630 、和
光純薬社製)を内部標準に用いてガスクロマトグラフ法
により行った。 (3) 結果 各試料の重量変化[気化性薬物残存量(揮散減量)]並
びにdl−カンフルおよびl−メントールの含量変化
(残存量)を百分率に換算してそれぞれ第1表から第3
表に示した。
【0018】第1表から第3表に示されるように、本発
明製剤に吸着、保持された気化性薬物は、本発明製剤か
ら徐々に揮散され、その効果が長時間持続する。
明製剤に吸着、保持された気化性薬物は、本発明製剤か
ら徐々に揮散され、その効果が長時間持続する。
【0019】
【表1】
【0020】
【表2】
【0021】
【表3】
【0022】試験例2 本発明製剤の有効性および安全性(モニター試験): (1) 試料 実施例1で得られた本発明製剤および比較製剤[市販貼
付剤、商品名「ハルトかぜパップ」(山之内製薬社
製)] (2) 試験方法 上記試料の有効性および安全性について以下のようにし
て比較検討した。
付剤、商品名「ハルトかぜパップ」(山之内製薬社
製)] (2) 試験方法 上記試料の有効性および安全性について以下のようにし
て比較検討した。
【0023】すなわち、感冒の症状を訴える成人男女1
1名を、6名と5名の2群に分け、クロスオーバー法に
より上記試料のモニター試験を行った。6名の群は1日
目の就寝時に本発明製剤を、2日目の就寝時に比較製剤
を使用し、また、5名の群は1日目に比較製剤を、2日
目に本発明製剤を使用した。上記試料の有効性は、「息
苦しさ」、「鼻づまり」、「鼻汁」、「くしゃみ」、
「咳」、「痰の切れ」、「喉・胸・筋肉の痛み」の自覚
症状について使用前〜使用後の試料による各項目の改善
度をそれぞれ所定のスコアで表わし、その結果をもとに
各自総合的に判断して評価した。
1名を、6名と5名の2群に分け、クロスオーバー法に
より上記試料のモニター試験を行った。6名の群は1日
目の就寝時に本発明製剤を、2日目の就寝時に比較製剤
を使用し、また、5名の群は1日目に比較製剤を、2日
目に本発明製剤を使用した。上記試料の有効性は、「息
苦しさ」、「鼻づまり」、「鼻汁」、「くしゃみ」、
「咳」、「痰の切れ」、「喉・胸・筋肉の痛み」の自覚
症状について使用前〜使用後の試料による各項目の改善
度をそれぞれ所定のスコアで表わし、その結果をもとに
各自総合的に判断して評価した。
【0024】上記試料の安全性は、「かぶれ」、「かゆ
み」、「発赤」等の副作用の有無から各自評価した。 (3) 結果 結果を第4表に示した。第4表から明らかなように、本
発明製剤は比較製剤と較べて有効性および安全性の何れ
においても優れていた。
み」、「発赤」等の副作用の有無から各自評価した。 (3) 結果 結果を第4表に示した。第4表から明らかなように、本
発明製剤は比較製剤と較べて有効性および安全性の何れ
においても優れていた。
【0025】
【表4】 第4表 ────────────────────────────── 有効性(自覚症状改善度)に関して: 本発明製剤が比較製剤より優れる …… 6名 比較製剤が本発明製剤より優れる …… 1名 どちらとも言えない …………………… 4名 安全性に関して: 本発明製剤が比較製剤より優れる …… 5名 比較製剤が本発明製剤より優れる …… 0名 どちらとも言えない …………………… 6名 ──────────────────────────────
【0026】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を更に具体的に
説明する。
説明する。
【0027】実施例1 アクワロンTMスムース(品番;9160、鐘紡社製)を1片
49cm2(7cm ×7cm)に裁断して支持体とし、その1片
宛て、dl−カンフル(Lot TAK-668 、日本精化社製)
0.14g およびl−メントール(Lot 2342、小林桂社製)
0.10g をユーカリ油(Lot 53891222、小川香料社製)0.
07g およびニクズク油(Lot 01891221、小川香料社製)
0.04g の混合物に溶解した溶液を支持体に滴下して均一
に吸着、保持させ、感冒用吸入型製剤を得る。
49cm2(7cm ×7cm)に裁断して支持体とし、その1片
宛て、dl−カンフル(Lot TAK-668 、日本精化社製)
0.14g およびl−メントール(Lot 2342、小林桂社製)
0.10g をユーカリ油(Lot 53891222、小川香料社製)0.
07g およびニクズク油(Lot 01891221、小川香料社製)
0.04g の混合物に溶解した溶液を支持体に滴下して均一
に吸着、保持させ、感冒用吸入型製剤を得る。
【0028】実施例2 アクワロンTMスムース(品番;9160、鐘紡社製)を1片
100cm2(10cm×10cm)に裁断して支持体とし、その1
片宛て、dl−カンフル(Lot TAK-668 、日本精化社
製)1.5gおよびl−メントール(Lot 2342、小林桂社
製)1.0gをユーカリ油(Lot 53891222、小川香料社製)
0.7gおよびニクズク油(Lot 01891221、小川香料社製)
0.4gの混合物に溶解した溶液を支持体に滴下して均一に
吸着、保持させ、感冒用吸入型製剤を得る。
100cm2(10cm×10cm)に裁断して支持体とし、その1
片宛て、dl−カンフル(Lot TAK-668 、日本精化社
製)1.5gおよびl−メントール(Lot 2342、小林桂社
製)1.0gをユーカリ油(Lot 53891222、小川香料社製)
0.7gおよびニクズク油(Lot 01891221、小川香料社製)
0.4gの混合物に溶解した溶液を支持体に滴下して均一に
吸着、保持させ、感冒用吸入型製剤を得る。
【0029】実施例3 アクワロンTMスムース(品番;9160、鐘紡社製)を1片
25cm2(5cm × 5cm)に裁断して支持体とし、その1
片宛て、dl−カンフル(Lot TAK-668 、日本精化社
製)0.250gおよびl−メントール(Lot 2342、小林桂社
製)0.175gをユーカリ油(Lot 53891222、小川香料社
製)0.125gおよびニクズク油(Lot 01891221、小川香料
社製)0.075gの混合物に溶解した溶液を支持体に滴下し
て均一に吸着、保持させ、感冒用吸入型製剤を得る。
25cm2(5cm × 5cm)に裁断して支持体とし、その1
片宛て、dl−カンフル(Lot TAK-668 、日本精化社
製)0.250gおよびl−メントール(Lot 2342、小林桂社
製)0.175gをユーカリ油(Lot 53891222、小川香料社
製)0.125gおよびニクズク油(Lot 01891221、小川香料
社製)0.075gの混合物に溶解した溶液を支持体に滴下し
て均一に吸着、保持させ、感冒用吸入型製剤を得る。
【0030】実施例4 アクワロンTMスムースに替えてアクワロンTMパイル(品
番;TN115 、鐘紡社製)を使用する以外は実施例3と同
様にして感冒用吸入型製剤を得る。
番;TN115 、鐘紡社製)を使用する以外は実施例3と同
様にして感冒用吸入型製剤を得る。
【0031】実施例5 アクワロンTMスムースに替えてアクワロンTMビエラP.
T.(品番;9074、鐘紡社製)を使用する以外は実施例
3と同様にして感冒用吸入型製剤を得る。
T.(品番;9074、鐘紡社製)を使用する以外は実施例
3と同様にして感冒用吸入型製剤を得る。
Claims (2)
- 【請求項1】 気化性薬物を、多孔性繊維よりなる片状
支持体に含有させたことを特徴とする感冒用吸入型製
剤。 - 【請求項2】 気化性薬物を、多孔性アクリル繊維より
なる片状支持体に含有させたことを特徴とする感冒用吸
入型製剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29231691A JPH0597663A (ja) | 1991-10-12 | 1991-10-12 | 感冒用吸入型製剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29231691A JPH0597663A (ja) | 1991-10-12 | 1991-10-12 | 感冒用吸入型製剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0597663A true JPH0597663A (ja) | 1993-04-20 |
Family
ID=17780199
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29231691A Pending JPH0597663A (ja) | 1991-10-12 | 1991-10-12 | 感冒用吸入型製剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0597663A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08198765A (ja) * | 1995-01-31 | 1996-08-06 | Hayami Kinugawa | 鎮痛用医薬組成物 |
KR19980034722A (ko) * | 1996-11-08 | 1998-08-05 | 성재갑 | 졸음방지 기능을 부여하는 물티슈 제품 |
KR20030019097A (ko) * | 2001-08-27 | 2003-03-06 | 주식회사 바이오메딕스 | 항바이러스 효능을 갖는 감기 예방 및 치료용 조성물 |
KR100377319B1 (ko) * | 2000-02-29 | 2003-03-26 | 주식회사 네이쳐프러스 | 알레르기성 비염 치료용 에센셜 오일 조성물 |
WO2003026633A1 (en) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Emanuele Nizzetto | Natural pharmaceutical composition against parasitosis in bees |
WO2010050908A1 (es) * | 2008-10-31 | 2010-05-06 | Maria Eugenia Vasquez Valiente | Bufandas desechables |
US7784710B2 (en) | 2002-06-08 | 2010-08-31 | Ian Robert Thomson | Delivery system for a medicament or well-being enhancing composition |
-
1991
- 1991-10-12 JP JP29231691A patent/JPH0597663A/ja active Pending
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