JPH0597231A - ワークの整列供給装置 - Google Patents

ワークの整列供給装置

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JPH0597231A
JPH0597231A JP3255137A JP25513791A JPH0597231A JP H0597231 A JPH0597231 A JP H0597231A JP 3255137 A JP3255137 A JP 3255137A JP 25513791 A JP25513791 A JP 25513791A JP H0597231 A JPH0597231 A JP H0597231A
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JP
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work
posture
section
workpiece
image
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JP3255137A
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Inventor
Yusuke Yamaguchi
雄介 山口
Hiroyuki Aritoshi
弘幸 有年
Masashi Yoshiki
昌志 吉木
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Proterial Ltd
Original Assignee
Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切り出されたワークの姿勢修正をシュートに
て行い、姿勢の合否判定を画像処理する。 【構成】 シュ−トはワ−クの進行方向に下り傾斜で加
振機上に設け、シュートの断面はワーク切り出し部を凹
形、姿勢修正部を先細りのU字形、姿勢保持部をV字形
にして連続接続し、その3部分の各々には電磁チャック
とワ−ク検出センサを設け、切り出し部には更に2本の
シリンダを、姿勢保持部の上方には照明とカメラを設
け、姿勢保持部を通過するワークを撮像し画像処理を
し、ワークの画像位置と凹凸の方向から姿勢の合否を判
定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄管継手等の特定形状ワ
ークを整列させ、供給する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、循環式振動フィ−ダと画像処理装
置を組合せ、多品種対応したものとして、特開昭60−
102314号公報と、特開平1−5742号公報の開
示がある。共に振動フィ−ダでのワ−クの切り出し、画
像処理装置による個数計測と姿勢認識を行うもので、2
次元的形状のワ−クを対象としたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】特開昭60−1023
14号公報と特開平1−5742号公報の開示例では1
ヶずつの切り出し機能及び姿勢修正機能がないため、処
理タクトや計測デ−タ量等で画像処理の負担が大きく、
システムの安定性に欠ける。また、姿勢の自由度の高い
立体形状のものには適用できない。切り出されたワーク
の姿勢修正をシュートにて行い、姿勢の合否判定を画像
処理する。
【0004】
【課題を解決するための手段】シュ−トはワ−クの進行
方向に下り傾斜で加振機上に設け、シュートの断面はワ
ーク切り出し部を凹形、姿勢修正部を先細りのU字形、
姿勢保持部をV字形にして連続接続し、その3部分の各
々には電磁チャックとワ−ク検出センサを設け、切り出
し部には更に2本のシリンダを、姿勢保持部の上方には
照明とカメラを設け、姿勢保持部を通過するワークを停
止させて撮像し画像処理をし、ワークの画像位置と凹凸
の方向から姿勢の合否を判定する。
【0005】
【実施例】以下、実施例に従い、本発明を説明する。図
1と図2に示すように、上方が開放された側板と底板か
らなるシュ−ト1はワ−ク進行方向に振動を加える加振
機13、ワ−クの切り出し部2、姿勢修正部3、姿勢保
持部4より構成される。図3は切り出し部2の断面が凹
形であること示し、図4と図5は姿勢修正部3の断面が
先細りのU字形、図6は姿勢保持部4の断面がV字形を
示す。
【0006】切り出し部2は側板外面にL字形部材16
を設け、L字形部材16を介して切り出し部2の底板の
上方にシリンダ5、シリンダ6を取り付ける。シリンダ
5は切り出し部2のワークの入り口側の左端の上方に取
り付けており、シリンダ5の右方へワークの最大長さの
1.1倍の距離を離して、シリンダ6を取り付ける。シ
リンダ6の真下より右方へワークの最大長さの1.1倍
の距離を離した底板の外面に電磁チヤック7を、電磁チ
ヤック7の右端の側板面にワーク検出センサ8を設け
る。
【0007】姿勢修正部3は左端から姿勢修正部3の長
さの4分の3付近の右端側の下外面に電磁チャック9
を、電磁チャック9の真上の側板面にワ−ク検出センサ
10を取り付ける。姿勢保持部4は左端から姿勢保持部
4の長さの5分の2付近の下外面に電磁チャック11
を、電磁チャック11の右上方の側板面にワ−ク検出セ
ンサ12を設ける。シュ−ト1の材質は非鉄系金属で、
切り出し部2と姿勢修正部3のシュ−ト内面はゴムシ−
トとゴムシ−トの上面にテフロンシ−トを貼り、姿勢保
持部4のシュ−ト内面は白色系のテフロンシ−トを貼
る。
【0008】切り出し部2のシュートの幅はワ−クの最
大寸法の1.2倍である。姿勢修正部3の底面は対象ワ
−クの最大口径の1.5倍〜2.5倍の半径の円弧状
で、右側(進行方向)程、円弧の半径は小さくなる。
【0009】姿勢修正部3の長さは振動送りによる姿勢
修正時間約4秒を満足する移動距離で、本実施例では3
00mmとした。姿勢保持部4の長さは対象ワ−クの最
大長さの1.5倍程度で、V字形の角度は100°であ
り、V字形であることにより、ワ−クは一定の姿勢に規
制された状態になる。シュ−ト1はワ−クの進行方向に
対して、約4°の下り傾斜に設置する。シリンダ5とシ
リンダ6を切り出し部2の左端に取り付けたが、前工程
部への設置も可能である。
【0010】次に本発明の作用を説明する。加振機13
が作動し、シリンダ5とシリンダ6とが一定時間毎に交
互に出入りを繰り返し、ワ−クの1ケずつ切り放す。ワ
−クが切り出し部2の左端から、ボウルフィ−ダ(図示
せず)により供給されると、ワ−ク検出センサ8、1
0、12にてワ−クの位置や状況を検出し、表1に示す
真理値表に基づき、シリンダ5、6及び電磁チャック
7、9、11が作動し、切り出し部2から姿勢保持部4
へ移動する間に、ワ−クの切り放しと姿勢修正を行な
う。姿勢保持部4で電磁チャック11にて固定された状
態をカメラ14により撮像し、画像処理装置16にて姿
勢判定を行い、所定の姿勢であれば次工程(図示せず)
へ送り、所定の姿勢でない場合はピックアンドプレ−ス
(図示せず)で前工程(図示せず)に循環あるいはシュ
−ト1外に排出する。
【0011】
【表1】 注1)S0はワ−ク検出センサ8、S1はワ−ク検出セ
ンサ10、S2はワ−ク検出センサ12の位置を、S1
2はワ−ク検出センサ8とワ−ク検出センサ10との
間、S23はワ−ク検出センサ10とワ−ク検出センサ
12との間を表しており、ONはその位置あるいはその
間にワ−クがある状態を意味する。 注2)C1はシリンダ5のことで、「出」はシリンダロ
ッドが出た状態を「−」は出入りの動作を繰り返してい
る状態を表す。 注3)M1は電磁チャック7、M2は電磁チャック9、
M3は電磁チャック11を意味し、ONはマグネットが
励磁状態を表す。
【0012】次に姿勢を判定する画像処理について説明
する。本発明の画像処理部は、図1に示すように、カメ
ラ14、照明装置15および画像処理装置(図示せず)
より構成する。カメラ14は、撮像面のY軸がV字形姿
勢保持部の谷とほぼ平行になるように配置する。また、
対象となるワーク画像は図7および図8に示すものであ
る。
【0013】動作の概略は次の通りである。姿勢保部4
にワークが流れてきて、シュート制御装置(図示せず)
から画像処理スタート命令が発行され、画像処理装置が
その命令を受け取ると、画像処理装置は画像処理を開始
し、ワークの姿勢の合否を判定し、その結果をシュート
制御装置に応答する。シュート制御装置は応答を受け取
り、その応答が正しい姿勢であるという応答であれば、
ワークをそのまま次工程(図示せず)に送り、正しくな
いという応答であれば、ピックアンドプレース(図示せ
ず)で前工程(図示せず)に循環あるいはシュート1外
へ排出する。
【0014】以下、画像処理によるワーク姿勢の合否を
判定する手段について説明する。ワーク姿勢の合否判定
手段は大きく2つの主工程に分けることができる。一方
は判定の基準となる教示データを作るための教示工程、
もう一方は実際にワークを次工程に流す時に姿勢の合否
を判定する判定工程である。
【0015】教示工程は次のように3つに分けることが
できる。 (1)ワーク画像の抽出 (2)ワーク特徴量の計測 (3)姿勢合否の判定基準作成 また、判定工程は次のように3つに分けることができ
る。 (1)ワーク画像の抽出 (2)ワーク特徴量の計測 (3)姿勢合否の判定
【0016】まず、2つの主工程において共通な工程の
一つであるワーク画像の抽出手段を説明する。ワーク画
像は次の手順で抽出する。 (1)ワークのない状態の画像(背景画像)を撮像する
(画像Aとする)。 (2)ワークのある状態の画像を撮像する(画像Bとす
る)。 (3)画像Aと画像Bとの差をとり、画像Cをつくる。 (4)画像Cを2値化する。 (5)ノイズ除去する。 これによりノイズが極めて減少し、ワークの形状が正確
に抽出でき、ワークの姿勢も正確に計測できる。
【0017】2つの主工程において共通な工程のもう一
つの工程であるワーク特徴量の計測手段を図9を参照し
ながら説明する。ワーク特徴量の計測項目は次の通りで
ある。 (1)面積 (2)周囲長 (3)円形度 ただし、円形度=(周囲長)2/面積 (4)慣性主軸L1に平行な外接長方形Sの長辺と短辺
との比 (5)慣性主軸L1が撮像面のX軸となす角 (6)ワークの重心GのX座標が、X軸に直交するよう
に設定した基準線L0に関して、プラス側にあるのか、
マイナス側にあるのかというプラスあるいはマイナスの
符号。 (7)ワークの凹凸がX軸に関して、プラス側に凸なの
か、マイナス側に凸なのかというプラスあるいはマイナ
スの符号。
【0018】これらの計測項目のうち(1)から(4)
は、同一ワークについては不変量であるから主に異品種
混入の検出を目的とし、(5)から(7)は主に姿勢判
定を目的としている。(1)から(5)の項目について
は、各値が教示工程にて作成した教示データの範囲内に
入っていれば合格とする。(6)、(7)については両
者の符号が同じ場合に合格にするか、異なっている場合
に合格にするかを教示しておき、判定工程において両者
の符号を計測し、両者の符号の同異によって姿勢の合否
を決定する。
【0019】以下、姿勢判定手段を具体的に説明する。
計測項目(6)および(7)は単に2次元的な姿勢の判
定を行うものではなく、次の目的で計測するものであ
る。本発明においては、ワークの姿勢をできるだけ一定
にするためにV字形姿勢保持部を使用しているので、ワ
ークの物理的な拘束面はV字形姿勢保持部の右側面と左
側面との2つがある。従って、撮像した時にワークが同
じ姿勢をとったように見える場合でも、右側面に沿って
いる場合と、左側面に沿っている場合とでは、3次元空
間内での姿勢は異なっている。
【0020】そしてこの違いは、ワーク姿勢の合否に影
響を及ぼす場合もある。そこで、上記基準線L0を設定
し、計測項目(6)を実施することにより、ワークが右
側面に沿っているのか、左側面に沿っているのかを認識
し、計測項目(7)を実施した結果と組み合わせて、ワ
ークの3次元的な姿勢の合否を簡易的に判定することを
目的とするものである。尚、この基準線L0はV字形姿
勢保持部の谷の位置に設定されなければならないが、そ
の設定は教示工程で行うので、教示工程の説明時に基準
線の設定方法を説明する。
【0021】上記計測項目(7)は、ワークがX軸に関
して、プラス側に凸なのか、マイナス側に凸なのかを計
測するものである。その計測方法を以下に説明する。ま
ず、ワーク画像上において凹凸の決定できる適切な位置
に、適切な大きさのウィンドウを設定する。図9に示す
例においては、4つのウィンドウW1からW4を設定
し、ウィンドウ内のワーク部分の面積において、X軸に
対してマイナス側の2つのウィンドウW1およびW3の
面積の和と、X軸に対してプラス側の2つのウィンドウ
W2およびW4の面積の和とを比較し、どちらの面積が
大きいかで凹凸を判断する。この例ではX軸に関してマ
イナス側の2つのウィンドウW1およびW3内のワーク
部分の面積の和(図9中の斜線部)が大きいので、マイ
ナス側に凸だという判定になる。尚、ウィンドウの位置
および大きさは教示工程で設定する。また、ウィンドウ
の設定方法の説明は教示工程の説明時に行う。
【0022】次に判定工程の中の姿勢合否の判定手段を
説明する。姿勢合否の判定には主に計測項目(6)、
(7)を用いる。ワークの姿勢は例えば図10および図
11に示すものが合格であり、図12および図13に示
すものは不合格であると定義してあるものとする。計測
項目(6)の基準線L0は、後で説明するように、V字
形姿勢保持部の谷の付近に設定される。計測項目(7)
のウィンドウW1からW4は、これも後で説明するよう
に、図9に示す位置に設定される。
【0023】合格の姿勢を示す図10を見てみると、計
測項目(6)においてはワークの重心が基準線L0より
もプラス側にあり、計測項目(7)においては、X軸に
対してマイナス側のウィンドウW1およびW3内の面積
の和が大きく、マイナス側に凸であることがわかる。従
って、この姿勢の場合には、(6)からは「プラス」、
(7)からは「マイナス」が計測結果として得られ、
「符号が異なっている」という結論が得られる。
【0024】第2の合格の姿勢を示す図11を見てみる
と、計測項目(6)においてはワークの重心が基準線L
0対してマイナス側にあり、計測項目(7)において
は、X軸に対してプラス側のウィンドウW2およびW4
内の面積の和が大きく、プラス側に凸であることがわか
る。従って、この姿勢の場合には、(6)からは「マイ
ナス」、(7)からは「プラス」が計測結果として得ら
れ、図10に示す例と同様「符号が異なっている」とい
う結論が得られる。
【0025】不合格の姿勢を示す図12を見てみると、
撮像したワーク画像は図11と同じ姿勢に見えるが、計
測項目(6)においてはワークの重心が基準線L0に対
してプラス側にあり、計測項目(7)においては、X軸
に対してプラス側のウィンドウW2およびW4内の面積
の和が大きく、プラス側に凸であることがわかる。従っ
て、この姿勢の場合には、(6)からは「プラス」、
(7)からも「プラス」が計測結果として得られ、「符
号が同じである」という結論が得られる。
【0026】第2の不合格の姿勢を示す図13を見てみ
ると、撮像したワーク画像は図10と同じ姿勢に見える
が、計測項目(6)においてはワークの重心が基準線L
0に対してマイナス側にあり、計測項目(7)において
は、X軸に対してマイナス側のウィンドウW1およびW
3内の面積の和がより大きく、マイナス側に凸であるこ
とがわかる。従って、この姿勢の場合には、(6)から
は「マイナス」、(7)からも「マイナス」が計測結果
として得られ、図12に示す例と同様「符号が同じであ
る」という結論が得られる。
【0027】4例の姿勢を示したが、これらの例より計
測項目(6)と(7)の符号が異なっていれば合格と
し、同じであれば不合格とするように教示すればよいと
結論できる。また、本実施例に示したワークと異なる形
状をもつワークについては、逆に計測項目(6)と
(7)の符号が同じであれば合格とし、異なっていれば
不合格とするように教示すればよい場合もある。
【0028】また、図14および図15に示すように計
測項目(6)、(7)のみでは、姿勢の合否判定が不十
分な場合には、さらに、計測項目(5)の慣性主軸L1
の傾きを計測することにより、精度の高い計測が可能で
ある。このように本発明は、計測項目(5)、(6)お
よび(7)のような簡単な手段を組み合わせることによ
り、3次元的なワークの姿勢の合否の判定を可能とし
た。
【0029】次に教示工程における姿勢合否の判定基準
作成について説明する。判定基準として作成する教示デ
ータおよび作成の順序は次のとおりである。 (1)ウィンドウ内面積の大きい方向を凸と定義する
か、小さい方向を凸と定義するか (2)計測項目(6)の符号と計測項目(7)の符号
が、一致している時に合格とするか、異なっている時に
合格とするか。 (3)計測項目(7)で使用するウィンドウの設定。 (4)面積の最大値、最小値 (5)周囲長の最大値、最小値 (6)円形度の最大値、最小値 (7)慣性主軸に平行な外接長方形の長辺と短辺との比
の最大値、最小値 (8)慣性主軸が撮像面のX軸となす角の最大値、最小
値 (9)計測項目(6)で使用する基準線の設定。
【0030】教示データ(1)の、ウィンドウ内面積の
大きい方向を凸と定義するか、小さい方向を凸と定義す
るか、であるが、これはワークの形状によって、ウィン
ドウの位置をワークの凹凸がわかるように効果的に設定
し、それを基にしてどちらかを選ぶ。例えば図9に示す
形状では、ウィンドウ内面積の大きい方向が凸であると
定義し、図16示す形状ではウィンドウ内面積の小さい
方向が凸であると定義する。
【0031】教示データ(2)は、ワークの形状および
ウィンドウの位置によって、符号が同じ場合を合格とす
るか、異なる場合を合格とするかを設定する。例えば、
前にも説明したように、図9に示す形状のときには、計
測項目(6)と(7)との符号が異なる場合を合格と設
定し、図16に示す形状の時には符号が同じ場合を合格
と設定する。
【0032】次に教示データ(3)のウィンドウの設定
手順を説明する。ウィンドウ設定の要素としては位置お
よび大きさがある。まず、ウィンドウの位置についてで
あるが、図9に示す例では、慣性副軸L2と慣性主軸L
1に平行な外接長方形Sの長辺との、2つの交点P1、
P2を各ウィンドウの一つの頂点とし、外接長方形Sが
縦長のときは2つのウィンドウを縦に並べ、外接長方形
Sが横長のときは2つのウィンドウを横に並べて設定す
る。ウィンドウはウィンドウ内の面積の計算を簡単化す
るため、ウィンドウの各辺が撮像面の座標軸に平行にな
るように設定する。従って、上記の様に設定すると外接
長方形Sからウィンドウがはみだしてしまうが、上記の
条件を満たし、かつ、そのはみだし量が最小になる位置
にウィンドウを設定する。各ウィンドウの位置は、慣性
副軸L2の方程式、慣性主軸L1の傾きおよび慣性主軸
L1に平行な外接長方形Sの2つの長辺の方程式を求め
れば簡単に計算できる。
【0033】また、図16に示す例では、慣性主軸L1
に平行な外接長方形Sの各頂点をウィンドウのひとつの
頂点とし、ウィンドウの各辺が撮像面の座標軸に平行に
なるように、かつ、外接長方形Sからのはみだし量が最
小になるように設定する。この場合のウィンドウの位置
は、慣性主軸L1の傾きおよび慣性主軸L1に平行な外
接長方形Sの44の頂点座標を求めれば簡単に計算でき
る。
【0034】次にウィンドウの大きさは、図9に示すよ
うにウィンドウ内のワーク部分の面積において、ウィン
ドウW1とW3の面積の和とウィンドウW2とW4の面
積の和との差が最も大きくなるように設定する。例えば
一方の面積の合計値が0であるように設定すると差をよ
り大きくすることができる。
【0035】教示データ(4)から(9)は、ワークの
合格となる姿勢を替えながら数十回計測し(本実施例で
は30から40回)、統計的に最大値と最小値を設定す
る。教示データ(4)から(7)の最大値および最小値
は、 最大値=計測値の平均+(3×標準偏差) 最小値=計測値の平均−(3×標準偏差) で求める。また、教示データ(8)の最大値および最小
値は、 最大値=計測値のうちの最大値×(1+α) 最小値=計測値のうちの最小値×(1−α) ただし、0<α<1 で求める。尚、本実施例ではα=0.05とした。
【0036】教示データ(9)の基準線L0は以下のよ
うにして設定する。数十回の姿勢計測のときに、X軸に
ついてマイナス側に凸な場合、および、プラス側に凸な
場合のワーク重心GのX座標値の平均値を各々について
求める。そして、さらに2つの平均値の平均Xmを求
め、X=Xmという方程式を基準線L0として設定す
る。カメラは撮像面のY軸がV字形姿勢保持部の谷とほ
ぼ平行になるように配置してあり、また、上記のように
して基準線L0を求めるので、基準線L0はV字形姿勢
保持部の谷とほぼ一致した位置に設定されることにな
る。
【0037】説明の都合上、教示工程よりも判定工程を
先に説明したが、実際にはこの逆で、判定工程の前に教
示工程を実施しておく必要がある。本実施例の説明で
は、カメラの撮像面のY軸がV字形姿勢保持部の谷に平
行になるように配置してあるものとして説明したが、撮
像面のX軸をV字形姿勢保持部の谷に平行になるように
配置しても、同様に本発明が実施できる。また、本実施
例においては2種類のワーク形状の姿勢判別例を示した
が、他の形状のワークにも応用は可能である。
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、例えば
振動式ボウルフィーダのボウルを交換せずに複数品種の
ワークを整列することが可能なので、段取り替えの時間
短縮に効果がある。又、複数品種のワークを高い確率で
正しい姿勢に矯正し、その姿勢を簡単な方法の組合せで
正確かつ短時間に計測し、姿勢が不正の場合には次工程
にワークを流さないようにするので、次工程に遅滞なく
正しい姿勢のワークを供給することができ、生産性の向
上に効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の正面図
【図2】図1の矢視E−Eを示す平面図
【図3】図2のA−A断面図
【図4】図2のB−B断面図
【図5】図2のC−C断面図
【図6】図2のD−D断面図
【図7】第1の対象ワークの画像を示す図
【図8】第2の対象ワークの画像を示す図
【図9】第1の対象ワークの姿勢の求め方を説明する図
【図10】合格の姿勢を示す図
【図11】第2の合格の姿勢を示す図
【図12】不合格の姿勢を示す図
【図13】第2の不合格の姿勢を示す図
【図14】慣性主軸の傾きの作用を説明する図(合格の
姿勢)
【図15】慣性主軸の傾きの作用を説明する図(不合格
の姿勢)
【図16】第2の対象ワークの姿勢の求め方を説明する
【符号の説明】
1 シュ−ト 2 切り出し部 3 姿勢修正部 4 姿勢保持部 5 シリンダ 6 シリンダ 7 電磁チャック 8 ワ−ク検出センサ 9 電磁チャック 10 ワ−ク検出センサ 11 電磁チャック 12 ワ−ク検出センサ 13 加振機 14 カメラ 15 照明装置 16 L字形部材 L0 重心位置の符号を判定するための基準線 L1 慣性主軸 L2 慣性副軸 S 慣性主軸に平行な外接長方形 P1 外接長方形の一方の長辺と慣性副軸との交点 P2 外接長方形のもう一方の長辺と慣性副軸との交点 W1ないしW4 凹凸方向判定用ウィンドウ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワ−クの進行方向に断面形状が凹形部分
    とU字形部分とV字形部分の3部分からなり、凹形部分
    とU字形部分、U字形部分とV字形部分は連続的に接続
    され、一体化されているシュ−トを進行方向に下り傾斜
    で直進式加振機上に設置し、該シュ−トの凹形部分の切
    り出し部は2本のシリンダと電磁チャックとワ−ク検出
    センサが、U字形部分の姿勢修正部とV字形部分の姿勢
    保持部は電磁チャックとワ−ク検出センサが取り付けら
    れており、姿勢保持部の上方に照明とカメラが設置さ
    れ、該カメラで撮像された画像信号を画像処理装置にて
    姿勢判定を行うことが可能な構成としたことを特徴とす
    るワ−クの整列供給装置。
  2. 【請求項2】 該V字形姿勢保持部の谷の位置に対応す
    る画像メモリ上の位置に基準線を設け、該基準線とワー
    ク画像の重心位置との相対的な位置関係を求める手段
    と、該ワーク画像上の任意の位置に複数のウィンドウを
    設け、該ウィンドウ内の該ワーク画像部分の面積を求め
    ることにより、該ワーク画像の凹凸の方向を求める手段
    とを併用して、ワーク姿勢の合否を判定することを特徴
    とする請求項1に記載のワークの整列供給装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、該切り出し部の側板
    に取り付けたL字形部材を介して、該切り出し部の上方
    に2本のシリンダを設けたことを特徴とするワークの整
    列供給装置
  4. 【請求項4】 請求項1において、該シュ−トの内面は
    テフロンシ−トが貼られており、該姿勢修正部のU字形
    部分は進行方向に円弧の半径が小さくなる形状で、円弧
    の半径をワ−クの口径の1.5倍〜2.5倍としたこと
    を特徴とするワ−クの整列供給装置。
JP3255137A 1991-10-02 1991-10-02 ワークの整列供給装置 Pending JPH0597231A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012032227A (ja) * 2010-07-29 2012-02-16 Nsk Ltd 薄肉リング状ワークの寸法測定方法
JP2013234010A (ja) * 2012-05-02 2013-11-21 Suntory Holdings Ltd プリフォーム供給装置

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