JPH05970A - 骨ずい炎治療剤 - Google Patents
骨ずい炎治療剤Info
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- JPH05970A JPH05970A JP3153294A JP15329491A JPH05970A JP H05970 A JPH05970 A JP H05970A JP 3153294 A JP3153294 A JP 3153294A JP 15329491 A JP15329491 A JP 15329491A JP H05970 A JPH05970 A JP H05970A
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- Japan
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- therapeutic agent
- osteomyelitis
- weight
- bone
- fibrin glue
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 抗生剤除放性のすぐれた骨ずい炎治療剤を提
供する。 【構成】 0.1〜8重量部の抗生剤と、少なくとも80mg
/mlのフィブリノーゲンを含有する1〜80重量部のフィ
ブリン糊と、必要に応じて1〜100 重量部のハイドロオ
キシアパタイト焼成粒子とを含む骨ずい炎治療剤。
供する。 【構成】 0.1〜8重量部の抗生剤と、少なくとも80mg
/mlのフィブリノーゲンを含有する1〜80重量部のフィ
ブリン糊と、必要に応じて1〜100 重量部のハイドロオ
キシアパタイト焼成粒子とを含む骨ずい炎治療剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、骨ずい炎治療剤に関す
るものである。更に詳しく述べるならば、本発明は、骨
ずい炎の病巣除去後の患部の治療に用いられ、血腫防
止、および抗生剤の徐放に有用な骨ずい炎治療剤に関す
るものである。
るものである。更に詳しく述べるならば、本発明は、骨
ずい炎の病巣除去後の患部の治療に用いられ、血腫防
止、および抗生剤の徐放に有用な骨ずい炎治療剤に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】慢性化膿性骨髄炎は病巣部の広範な骨壊
死、周辺骨の骨硬化、周辺軟部組織の瘢痕化など、有効
な抗生物質の全身投与のみでは病巣部の有効な薬剤の濃
度が得られず治療に難渋することが多い。この病巣部で
の抗生物質の最小発育阻止濃度(MIC)以上の高濃度を得
るために、瘻孔切除、並びに病巣部の腐骨および不良肉
芽の切除を行った後、抗生物質を含んだ生理食塩水で病
巣部を持続的に洗浄する方法が近年好んで用いられ、好
成績をおさめている。この局所持続洗浄療法の他に骨セ
メントに抗生物質を混入させ、抗生物質の徐放作用を期
待してセメントビーズを作製し、数個から数十個ステン
レスワイヤーの鎖で連結し、病巣部に充填する方法も用
いられている。
死、周辺骨の骨硬化、周辺軟部組織の瘢痕化など、有効
な抗生物質の全身投与のみでは病巣部の有効な薬剤の濃
度が得られず治療に難渋することが多い。この病巣部で
の抗生物質の最小発育阻止濃度(MIC)以上の高濃度を得
るために、瘻孔切除、並びに病巣部の腐骨および不良肉
芽の切除を行った後、抗生物質を含んだ生理食塩水で病
巣部を持続的に洗浄する方法が近年好んで用いられ、好
成績をおさめている。この局所持続洗浄療法の他に骨セ
メントに抗生物質を混入させ、抗生物質の徐放作用を期
待してセメントビーズを作製し、数個から数十個ステン
レスワイヤーの鎖で連結し、病巣部に充填する方法も用
いられている。
【0003】しかし、上記の局所療法は、一期的な手術
では終らず、炎症が鎮静化した後の2週間前後で持続洗
浄装置あるいはセメントビーズを抜去し、自家骨移植冷
凍保存同種骨移植ないし血管柄付筋肉弁あるいは骨移植
などの処置を行なわなければならず、このため二期的な
治療にならざるを得ない。また、副作用の面からする
と、持続洗浄療法は出血のコントロールが難かしく、血
清や食細胞などの液性ならびに細胞性免疫のバランスを
破壊し、また洗浄装置がつまり易く、管理が困難であ
り、しかも患者はベッド上安静を長期間強いられるこ
と、および易骨折性であり、高価な治療となるなどの欠
点がある。また、抗生剤混入骨セメント法には、薬剤耐
性菌が生じ易いこと、骨セメントに生体毒性があるこ
と、および炎症誘発のおそれがあることなどの欠点があ
る。更に遊離自家骨移植には、病巣部が大きなこと、周
辺の骨硬化などで移植母床が極めて劣悪な為、免疫学的
には問題は少ないにしろ、同化するまでには長期間を要
すること、並びに、移植中央部の循環の悪い場所では、
壊死骨に陥り、再発の誘因にもなり得ることなどの問題
点がある。
では終らず、炎症が鎮静化した後の2週間前後で持続洗
浄装置あるいはセメントビーズを抜去し、自家骨移植冷
凍保存同種骨移植ないし血管柄付筋肉弁あるいは骨移植
などの処置を行なわなければならず、このため二期的な
治療にならざるを得ない。また、副作用の面からする
と、持続洗浄療法は出血のコントロールが難かしく、血
清や食細胞などの液性ならびに細胞性免疫のバランスを
破壊し、また洗浄装置がつまり易く、管理が困難であ
り、しかも患者はベッド上安静を長期間強いられるこ
と、および易骨折性であり、高価な治療となるなどの欠
点がある。また、抗生剤混入骨セメント法には、薬剤耐
性菌が生じ易いこと、骨セメントに生体毒性があるこ
と、および炎症誘発のおそれがあることなどの欠点があ
る。更に遊離自家骨移植には、病巣部が大きなこと、周
辺の骨硬化などで移植母床が極めて劣悪な為、免疫学的
には問題は少ないにしろ、同化するまでには長期間を要
すること、並びに、移植中央部の循環の悪い場所では、
壊死骨に陥り、再発の誘因にもなり得ることなどの問題
点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、骨ずい炎、
特にその病巣除去により形成された骨欠損部に対し、血
腫を防止し、骨の再生を促進し、かつ抗生剤の徐放に有
効な骨ずい炎治療剤を提供しようとするものである。
特にその病巣除去により形成された骨欠損部に対し、血
腫を防止し、骨の再生を促進し、かつ抗生剤の徐放に有
効な骨ずい炎治療剤を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、骨ずい炎
治療剤として、抗生剤とともにハイドロオキシアパタイ
ト焼成粒子およびフィブリン糊を併用することにより、
上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成し
た。
治療剤として、抗生剤とともにハイドロオキシアパタイ
ト焼成粒子およびフィブリン糊を併用することにより、
上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成し
た。
【0006】本発明に係る骨ずい炎治療剤は、0.1〜8
重量部の抗生剤と、少なくとも80mg/mlのフィブリノー
ゲンを含有する1〜80重量部のフィブリン糊とを含有す
ることを特徴とするものである。
重量部の抗生剤と、少なくとも80mg/mlのフィブリノー
ゲンを含有する1〜80重量部のフィブリン糊とを含有す
ることを特徴とするものである。
【0007】本発明に用いられるフィブリン糊は、更
に、アプロチニンおよびトロンビンの少なくとも1種を
含むものであってもよい。
に、アプロチニンおよびトロンビンの少なくとも1種を
含むものであってもよい。
【0008】本発明の骨ずい炎治療剤は、必要に応じ
て、前記抗生剤およびフィブリン糊に加えて、1〜100
重量部のハイドロオキシアパタイト焼成粒子を含むもの
が用いられる。
て、前記抗生剤およびフィブリン糊に加えて、1〜100
重量部のハイドロオキシアパタイト焼成粒子を含むもの
が用いられる。
【0009】
【作用】本発明に用いられるハイドロオキシアパタイト
焼成粒子は、ハイドロオキシアパタイトを1000〜1300
℃、例えば1150℃の温度で焼成したものである。このよ
うなハイドロオキシアパタイト焼成材料としては多孔質
体であることが好ましく、このような多孔質ハイドロオ
キシアパタイトとしては、例えば、住友セメント株式会
社より「ボーンセラムP」の商標により市販されてい
る。このボーンセラムPの物性は下記の通りである。 単位容積重量 : 1.66〜2.02g/cm3 曲げ強さ : 130 〜200 kg/cm2 気孔率 : 35〜48% 空孔径 : 50〜300 μm ハイドロオキシアパタイト焼結材料は、生体内の硬組織
適合性にすぐれ、骨欠損部の充填、補填に有用なもので
ある。
焼成粒子は、ハイドロオキシアパタイトを1000〜1300
℃、例えば1150℃の温度で焼成したものである。このよ
うなハイドロオキシアパタイト焼成材料としては多孔質
体であることが好ましく、このような多孔質ハイドロオ
キシアパタイトとしては、例えば、住友セメント株式会
社より「ボーンセラムP」の商標により市販されてい
る。このボーンセラムPの物性は下記の通りである。 単位容積重量 : 1.66〜2.02g/cm3 曲げ強さ : 130 〜200 kg/cm2 気孔率 : 35〜48% 空孔径 : 50〜300 μm ハイドロオキシアパタイト焼結材料は、生体内の硬組織
適合性にすぐれ、骨欠損部の充填、補填に有用なもので
ある。
【0010】本発明に用いられる抗生剤には格別の制限
はなく、例えば、フロモキセフナトリウム(FMOX)、ラ
タモキセフナトリウム(LMOX)、トプラマイシン(TO
B)、硫酸ストレプトマイシン(SM)などを用いること
ができる。これらの抗生剤は、患部の化膿を防止し、か
つ治療するのに有効なものである。
はなく、例えば、フロモキセフナトリウム(FMOX)、ラ
タモキセフナトリウム(LMOX)、トプラマイシン(TO
B)、硫酸ストレプトマイシン(SM)などを用いること
ができる。これらの抗生剤は、患部の化膿を防止し、か
つ治療するのに有効なものである。
【0011】本発明に用いられるフィブリン糊は、フィ
ブリノーゲンを、少なくとも80mg/ml、より好ましくは
80〜90mg/mlの濃度で含む水溶液である。フィブリン糊
は、フィブリノーゲンの他に第III 因子(血液凝固因
子)、冷間不溶性グルブリン、綿溶阻害剤(例えばアプ
ロチニン)、およびトロンビンなどを含んでいてもよ
い。
ブリノーゲンを、少なくとも80mg/ml、より好ましくは
80〜90mg/mlの濃度で含む水溶液である。フィブリン糊
は、フィブリノーゲンの他に第III 因子(血液凝固因
子)、冷間不溶性グルブリン、綿溶阻害剤(例えばアプ
ロチニン)、およびトロンビンなどを含んでいてもよ
い。
【0012】凍結乾燥ヒトフィブリノーゲンは、TISSEE
L KIT の商標によりWIEN IMMUNO 社より販売されてお
り、これは第III 因子および冷間不溶性グロブリンを含
むものである。
L KIT の商標によりWIEN IMMUNO 社より販売されてお
り、これは第III 因子および冷間不溶性グロブリンを含
むものである。
【0013】フィブリン糊の処方の一例を下記に示す。
上記TISSEEL KIT をアプロチニン(例えばラシ由来アプ
ロチニン)の水溶液(濃度1000〜3000 KIE)に溶解し、
凝固性プロテイン濃度を80〜90mg/ml、例えば標準濃度
85mg/mlの溶液を調製する。別に、トロンビン(例えば
ラシ由来凍結乾燥トロンビン)を塩化カルシウム水溶液
(濃度4.4〜5.8mg/ml)に溶解して、トロンビン濃度
300〜500 単位の溶液を調製する。次にこれらの溶液
を、適宜の容積比(例えば1:1)で混合し、少なくと
も80mg/mlのフィブリノーゲンを含有するフィブリン糊
を得る。
上記TISSEEL KIT をアプロチニン(例えばラシ由来アプ
ロチニン)の水溶液(濃度1000〜3000 KIE)に溶解し、
凝固性プロテイン濃度を80〜90mg/ml、例えば標準濃度
85mg/mlの溶液を調製する。別に、トロンビン(例えば
ラシ由来凍結乾燥トロンビン)を塩化カルシウム水溶液
(濃度4.4〜5.8mg/ml)に溶解して、トロンビン濃度
300〜500 単位の溶液を調製する。次にこれらの溶液
を、適宜の容積比(例えば1:1)で混合し、少なくと
も80mg/mlのフィブリノーゲンを含有するフィブリン糊
を得る。
【0014】本発明の治療剤に含まれるフィブリン糊
は、血腫防止効果を有し、かつ抗生剤の放出を緩徐化
し、患部に長時間にわたって、抗生剤の作用を持続させ
ることができる。
は、血腫防止効果を有し、かつ抗生剤の放出を緩徐化
し、患部に長時間にわたって、抗生剤の作用を持続させ
ることができる。
【0015】本発明の骨ずい炎治療剤を調製するには、
各成分を下記割合で配合し混和すればよい ハイドロオキシアパタイト焼成粒子 : 1〜100 重量部 抗生剤 : 0.1〜8重量部 フィブリン糊 : 1〜 80 重量部
各成分を下記割合で配合し混和すればよい ハイドロオキシアパタイト焼成粒子 : 1〜100 重量部 抗生剤 : 0.1〜8重量部 フィブリン糊 : 1〜 80 重量部
【0016】本発明の骨ずい炎治療剤を使用するには、
例えば骨ずい炎患部式はその骨欠損部に、骨ずい炎治療
剤を塗布、又は充填すればよい。
例えば骨ずい炎患部式はその骨欠損部に、骨ずい炎治療
剤を塗布、又は充填すればよい。
【0017】
【実施例】本発明を下記実施例により更に説明する。
【0018】実施例1
フロモキセフナトリウム(FMOX)1gを、トロンピンを
0.44%塩化カルシウム水溶液に溶解した溶液(トロンピ
ン濃度 500単位)に加えて全量を5mlとした。この溶液
1mlに、TISSEEL KIT をアプロチニン水溶液(アプロチ
ニン濃度3000単位(KIE) に溶解した溶液(フィブリノー
ゲン濃度90mg/ml)1mlを加え混和してフィブリン糊を
調製しこれをほゞ球形に成形した。このフィブリン糊2
mlを、生理食塩水1リットルに浸漬し、室温において、
生理食塩水に放出される抗生剤の量を測定した。その結
果フィブリン糊中の抗生剤の90%以上が9〜24時間にわ
たって徐放されることが確認された。上記FMOXの代り
に、ラタモキセフナトリウム(LMOX)、トプラマイシン
(TOB)、又は硫酸ストレプトマイシン(SM)を用い
て、上記と同じ実験を行なったところ、これらの抗生剤
の放出状態はFMOXと同様であった。
0.44%塩化カルシウム水溶液に溶解した溶液(トロンピ
ン濃度 500単位)に加えて全量を5mlとした。この溶液
1mlに、TISSEEL KIT をアプロチニン水溶液(アプロチ
ニン濃度3000単位(KIE) に溶解した溶液(フィブリノー
ゲン濃度90mg/ml)1mlを加え混和してフィブリン糊を
調製しこれをほゞ球形に成形した。このフィブリン糊2
mlを、生理食塩水1リットルに浸漬し、室温において、
生理食塩水に放出される抗生剤の量を測定した。その結
果フィブリン糊中の抗生剤の90%以上が9〜24時間にわ
たって徐放されることが確認された。上記FMOXの代り
に、ラタモキセフナトリウム(LMOX)、トプラマイシン
(TOB)、又は硫酸ストレプトマイシン(SM)を用い
て、上記と同じ実験を行なったところ、これらの抗生剤
の放出状態はFMOXと同様であった。
【0019】実施例2
治療剤を下記のようにして調製した。TISSEEL KIT 1mg
を、3000単位(KIE) のアプロチニン水溶液に混合した。
別に 500単位のウシ由来凍結乾燥トロンビンを、1.0ml
の塩化カルシウム水溶液(塩化カルシウム濃度:0.44
%)に溶解し、トロンビン濃度 500単位の溶液を調製し
た。上記両溶液を配合容積比1:1で混合し、糊状体と
した。
を、3000単位(KIE) のアプロチニン水溶液に混合した。
別に 500単位のウシ由来凍結乾燥トロンビンを、1.0ml
の塩化カルシウム水溶液(塩化カルシウム濃度:0.44
%)に溶解し、トロンビン濃度 500単位の溶液を調製し
た。上記両溶液を配合容積比1:1で混合し、糊状体と
した。
【0020】上記フィブリン糊2重量部に、0.2重量部
のFMOXと、2重量部のボーンセラムPとを混和して骨ず
い炎治療剤を調製した。
のFMOXと、2重量部のボーンセラムPとを混和して骨ず
い炎治療剤を調製した。
【0021】慢性化膿性骨ずい炎を患っている男性患者
の左大腿骨の患部の瘻孔を除去し、この部分の死腔内の
腐骨、肉芽を除去した後、この死腔を殺菌、消毒、洗浄
した。この死腔内に、上記治療剤を充填し、皮膚縫合を
行なった。手術後、圧迫ホータイなしで、シーネ固定も
局所灌流療法も施さなかった。また、手術後抗生剤の投
与も行わなかったが治癒経過は良好であった。
の左大腿骨の患部の瘻孔を除去し、この部分の死腔内の
腐骨、肉芽を除去した後、この死腔を殺菌、消毒、洗浄
した。この死腔内に、上記治療剤を充填し、皮膚縫合を
行なった。手術後、圧迫ホータイなしで、シーネ固定も
局所灌流療法も施さなかった。また、手術後抗生剤の投
与も行わなかったが治癒経過は良好であった。
【0022】
【発明の効果】本発明の骨ずい炎治療剤は、抗生剤を徐
放することができ、かつ血腫防止性が良好でおよび生分
解性であるため骨ずい炎、特に可能性骨ずい炎の治療剤
として、実用上すぐれた効果を有するものである。
放することができ、かつ血腫防止性が良好でおよび生分
解性であるため骨ずい炎、特に可能性骨ずい炎の治療剤
として、実用上すぐれた効果を有するものである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
A61K 47/02 C 7329−4C
47/46 C 7329−4C
Claims (3)
- 【請求項1】 0.1〜8重量部の抗生剤と、少なくとも
80mg/mlのフィブリノーゲンを含有する1〜80重量部の
フィブリン糊とを含んでなる骨ずい炎治療剤。 - 【請求項2】 前記フィブリン糊が、更にアプロチニン
およびトロンビンの少なくとも1種を含む、請求項1に
記載の骨ずい炎治療剤。 - 【請求項3】 1〜100 重量部のハイドロオキンアパタ
イト焼成粒子と、0.1〜8重量部の抗生剤と、少なくと
も80mg/mlのフィブリノーゲンを含有する1〜80重量部
のフィブリン糊とを含んでなる骨ずい炎治療剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3153294A JPH05970A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 骨ずい炎治療剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3153294A JPH05970A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 骨ずい炎治療剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05970A true JPH05970A (ja) | 1993-01-08 |
Family
ID=15559332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3153294A Pending JPH05970A (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 骨ずい炎治療剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05970A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5346158A (en) * | 1976-10-08 | 1978-04-25 | Hitachi Plant Eng & Constr Co Ltd | Scraper structure |
WO1996003112A1 (en) * | 1993-05-04 | 1996-02-08 | Syngenix Limited | Compositions comprising a tissue glue and therapeutic agents |
WO1998005358A1 (fr) * | 1996-08-02 | 1998-02-12 | Shionogi & Co., Ltd. | Preparations pour injection a liberation prolongee, contenant du gabexate-mesylate |
WO2001097872A1 (en) * | 2000-06-22 | 2001-12-27 | Austin Sam L | Bioadhesive compositions and methods of preparation and use |
USRE39321E1 (en) | 1990-11-27 | 2006-10-03 | The American National Red Cross | Supplemented and unsupplemented tissue sealants, methods of their production and use |
US7196054B1 (en) | 1990-11-27 | 2007-03-27 | The American National Red Cross | Methods for treating wound tissue and forming a supplemented fibrin matrix |
JP2016533354A (ja) * | 2013-10-21 | 2016-10-27 | メーロ エス.アール.エル. | 腰痛治療のための抗菌剤を含有する生体再吸収性組成物 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP3153294A patent/JPH05970A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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