JPH0596678A - 耐熱性断熱材 - Google Patents

耐熱性断熱材

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JPH0596678A
JPH0596678A JP3039191A JP3919191A JPH0596678A JP H0596678 A JPH0596678 A JP H0596678A JP 3039191 A JP3039191 A JP 3039191A JP 3919191 A JP3919191 A JP 3919191A JP H0596678 A JPH0596678 A JP H0596678A
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insulating composition
water
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Yasuo Yokoi
横井保夫
Michio Kashima
加島道夫
Shigeto Yokoi
横井成人
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Abstract

(57)【要約】 [目的] 本発明は、耐熱性断熱材に関する。 [構成] 本発明の耐熱性断熱材は、耐熱性断熱組成物
を基材に塗布した後、更に該表面に耐アルカリ性の塗
料、合成樹脂フィルムや金属箔等によって保護被膜を形
成したものである。そのため、耐熱性断熱組成物の耐水
性、耐アルカリ性或いは白化等を向上させ、耐熱性防火
材として種々の分野に広く使用することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐熱性断熱材に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、高温に曝されると発泡して断熱特
性を発揮するものとして水ガラスがあり、又特開昭52
−58294号公報には不燃化水溶性塩類にシロキサン
誘導体を反応させてなる防火断熱性被覆含浸充填用組成
物がある。これらの物質を所定濃度に溶解した後、目的
に応じて合板上、鉄板上或はケーブルダクトの内面等に
適宜の厚みで塗布乾燥して、各々防火壁、防火扉、防火
ケーブルダクト等として使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た水ガラス或いは防火断熱性被覆含浸充填用組成物を使
用した場合には断熱効果に問題点がある。即ち、該物質
を壁等に塗布して火炎を当てると当初は発泡して断熱効
果を発揮するが、時間が経過するにつれて収縮を始め
る。その為、長時間に渡って断熱効果を維持することは
困難である。又、ガラス窓等に対して断熱性を備えたも
のがないため、該ガラス窓から延焼したりしている。
又、合成樹脂性のケーブルやケーブルダクトに対しても
同様に延焼を防止することは困難であった。更には、前
記した水ガラス等を使用して塗布乾燥した後には水の浸
透、炭酸ガスの吸収等による防火断熱性被覆含浸充填用
組成物の劣化が起り、耐水性、耐アルカリ性或いは白化
等に欠点がある。そこで、本発明は係る不都合を解消す
る耐熱性断熱材を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1耐熱性断熱組成物は
水溶性シリケートにアルコキシシラン誘導体を反応させ
て得る。前記水溶性シリケートとしては、珪酸リチウ
ム、珪酸ナトリウム、珪酸カリウム、珪酸セシウム、第
3級アミン珪酸塩、第4級アンモニウム珪酸塩等があ
る。又、アルコキシシラン誘導体としては、アルキル基
の種類によりメチルシリケート、エチルシリケート、n
プロピルシリケート、nブチルシリケート等の加水分解
物がある。第2の耐熱性断熱組成物は、水溶性シリケー
トと、オルガノシリカゾル又はアルコキシシラン誘導体
とオルガノシリカゾルとの混合物を反応させて得る。水
溶性シリケート及びアルコキシシラン誘導体は前記第1
耐熱性断熱組成物で使用した物と同じである。又、オル
ガノシリカゾルとしては、有機溶剤の種類によりメタノ
ールシリカゾル、イソプロパノールシリカゾル、nーブ
タノールシリカゾル、イソブタノールシリカゾル、エチ
レングリコールシリカゾル、キシレン・ブタノールシリ
カゾル、エチルセロソルブシリカゾル、ジメチルアセト
アミドシリカゾル等がある。
【0005】第3の耐熱性断熱組成物は、水溶性シリケ
ートと水溶性を失わない程度にアルミン酸塩、水酸化ア
ルミ、酸性白土又は粘土鉱物の1種又は2種以上と反応
させてアルミノシリケートを得て、該アルミノシリケー
トとアルコキシシラン誘導体或いはオルガノシリカゾル
の少なくとも何れか一方と反応してなるものである。水
溶性シリケートとアルコキシシラン誘導体は、前記した
物と同じである。水溶性シリケートにアルミン酸塩等を
水溶性を失わない程度、望ましくは10%以下の量と反
応させてアルミノシリケートを得る。そのアルミノシリ
ケートとアルコキシシラン誘導体又はオルガノシリカゾ
ルの何れか一方と反応させて耐熱性断熱組成物を得る。
第4の耐熱性断熱組成物は、水溶性シリケートとオルガ
ノシリカゾル或いはアルコキシシラン誘導体の少なくと
も何れか一方と反応させて、融点を向上させる作用のあ
る金属酸化物、例えば酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸
化カルシウム、酸化鉄、酸化銅、酸化マグネシウム、酸
化ベリリウム、酸化トリウム、酸化アンチモン、酸化ジ
ルコニア、酸化チタン等の微粉末(望ましくは1ミクロ
ン以下の微粒子)を含有させたものである。或いは、金
属酸化物に替えて、金属水酸化物として、上記金属酸化
物の水酸化物、例えば水酸化アルミニウム、水酸化亜
鉛、水酸化カルシウム等を含有させたものである。第5
の耐熱性断熱組成物は、水溶性シリケートと水溶性を失
わない程度にアルミン酸塩、水酸化アルミ、酸性白土又
は粘土鉱物の1種又は2種以上と反応させて得たアルミ
ノシリケートにアルコキシシラン誘導体或いはオルガノ
シリカゾルの少なくとも何れか一方と反応させて、更に
第4の耐熱性断熱組成物を得ると同じ金属水酸化物又は
金属酸化物の微粉末を含有させたものである。尚、前記
した請求項第1項乃至第2項の反応に於てオルガノシリ
カゾル又はアルコキシシラン誘導体と水溶性シリケート
の組成比は、オルガノシリカゾル1部に対して水溶性シ
リケート1〜5部の範囲が、又はアルコキシシラン誘導
体1部に対して水溶性シリケート0.5〜5部の範囲が
望ましい。
【0006】第6の耐熱性断熱組成物は、前記第1、第
2、第3、第4又は第5耐熱性断熱組成物を粉砕して、
合成樹脂、脂肪酸、脂肪酸エステル又は燐酸トリフェニ
ール等の耐水性の被覆材でコーティングしたものであ
る。合成樹脂としては酢酸ビニール樹脂、アクリル樹
脂、スチレン樹脂、塩化ビニデン樹脂、ポリエステル樹
脂、フッソ樹脂、シリコン樹脂、エポキシ樹脂、ウレタ
ン樹脂等がある。脂肪酸としては被覆特性のよいパルミ
チン酸、ステアリン酸、アラキン酸、リグノセリン酸、
セロチン酸等の高級脂肪酸であり、又脂肪酸エステルと
してはカルナバワックスや木鑞等がある。これらの被覆
材をコーティングすることによって、耐熱性断熱組成物
同士の付着が防止されると共に水分の蒸発が防止されて
保存性が向上される。第7の耐熱性断熱組成物は、第
1、第2、第3、第4又は第5の耐熱性断熱組成物を織
物、不織布に含浸又はコーティングしたものである。こ
こで織物、不織布には炭素繊維、セラミックファイバ
ー、岩綿、金属繊維、ガラス繊維、天然或は合成繊維等
がある。後記実施例で詳述するように、第1乃至第5耐
熱性断熱組成物に水を加えて粘度を調整して、該溶解液
を織物等に含浸又はコーティングをして耐熱性織布を得
る。第8の耐熱性断熱組成物は、前記第1、第2、第
3、第4又は第5耐熱性断熱組成物に、繊維裁断品や粉
砕品等を混合したものである。尚、繊維裁断品や粉砕品
として炭素繊維、セラミックファイバー、岩綿、金属繊
維、ガラス繊維、天然或は合成繊維等があり、必要に応
じてパーライト、シラスバルーン等の軽量骨材を使用し
てもよい。請求項1の耐熱性断熱材は、前記第1、第
2、第3、第4、第5、第6、第7及び第8の耐熱性断
熱組成物を基材である木材、合板、石綿セメント板、ア
ルミ板、鉄板、珪カル板、石膏ボード板等に塗布又は貼
着し、該表面に耐アルカリ性の塗料である塩化ビニル樹
脂塗料、スチレンブタジエン樹脂塗料、塩化ゴム塗料、
ポリウレタン樹脂塗料等を塗布した後、更にフッソ系塗
料であるフッソ樹脂塗料を塗布して保護被膜を形成する
ものである。請求項2の耐熱性断熱材は、前記第1、第
2、第3、第4、第5、第6、第7及び第8の耐熱性断
熱組成物を請求項1項と同じ基材に塗布又は貼着し、請
求項1項で記載した耐アルカリ性の塗料を塗布し、更に
合成樹脂フィルムである塩化ビニールフィルム、塩化ビ
ニリデンフィルム等を貼着して保護被膜を形成するもの
である。請求項3の耐熱性断熱材は、前記第1、第2、
第3、第4、第5、第6、第7及び第8の耐熱性断熱組
成物を請求項1項と同じ基材に塗布又は貼着し、該表面
に耐アルカリ性の金属箔であるステンレス等の金属箔を
貼着して保護被膜を形成するか、或はアルカリ腐食の金
属箔を使用する場合には請求項1項と同じ耐アルカリ性
塗料を塗布した後にアルカリ腐食を生ずるアルミニウム
等の金属箔を貼着したものである。尚、金属箔として前
記した物の他に、鉄、銅、錫、真鍮等がある。
【0007】次に、前記した第1乃至第5の耐熱性断熱
組成物の内、主たる組成に対しての製造について説明す
る。 (第1、2耐熱性断熱組成物の製造方法及びテスト結
果)適宜の大きさの容器に珪酸ソ−ダ1号(JIS規
格)100部にイソプロパノ−ルシリカゾル(日産化学
(株)製)(シリカ濃度30%液40部)とよく混練り
する。混合液は次第に粘度が上昇し、数分後にゲル状固
形物となり、暫時、静置すると水を含むアルコ−ルが分
離する。これを傾斜濾別してアルコ−ル水を除去し、残
りの固形物を平皿上に薄く拡げて自然乾燥する。乾燥さ
れるに従い、固形物は白色から順次全質一体の半透明の
固形物となり、乾燥時間が1〜2日経過後には重量は約
80%に減少する。なお、固形物は乾燥するに従い、所
謂ベタツキも減少し、容易に粉砕可能な固形状の第1防
火断熱組成物が取得される。攪拌機付きの容器に水5部
を入れ、上記で取得した粉砕物を少量ずつ加え、溶解不
可能になったとき更に水を加える操作を繰返して濃厚な
溶液124部を得た。この耐熱性断熱組成物を13cm
角のベニヤ板(厚み2mm)に周囲に流失防止のテープ
を施して51g流し込み1昼夜自然乾燥し、厚み約1.
3mmのものを得た。ガスバーナで約20分間、該耐熱
性断熱組成物を炎射したが、炎はベニヤ板を貫通せず、
ベニヤ板表面の炭化も少なかった。
【0008】尚、下記する組成の耐熱性断熱組成物も前
記と同様な方法で製造しテストした結果、前記と同様の
効果があった。 ケース1 珪酸ナトリウム 100部 メタノールシリカゾル (シリカ濃度30%) 40部 ケース2 珪酸カリ 100部 メタノールシリカゾル 20部 HAS−1(コルコート社製)(シリカ濃度20%)
30部 ケース3 メタ珪酸リチウム 100部 イソプロパノールシリカゾル 40部 ケース4 第3級アミン珪酸塩 ((R2N)2O・nSiO2) 100部 メタノ−ルシリケ−ト加水分解物 (シリカ濃度25%) 40部 ケース5 第4級アンモニウム珪酸塩 ((R4N)2O・nSiO2) 100部 HAS−1 50部
【0009】(第3耐熱性断熱組成物の製造方法及びテ
スト結果)適宜の大きさの容器に珪酸アルカリの一種と
して珪酸ソ−ダ1号(JIS規格)152部にアルミン
酸ナトリウム8部、即ち水溶性を損なわない程度の量に
順次投入しながらよく混合する。次第に混合液はゲル化
を始め粘度が上昇していくが、そのまま攪拌を継続する
と全質均一の流動性液となる。次ぎに、HAS−1(エ
チルシリケート加水分解物 コルコート(株)製)80
部を加えて混合する。攪拌するにつれて、粘度が上昇す
るが、更に攪拌を継続すると数分後に該液は均質のゲル
状物となる。このゲル状物を粉塵が入らないように蓋付
き容器に一昼夜静置し、分離した水を含むアルコールを
除去する。残りの固形物をポリエチレンフィルムを敷い
た平皿上に薄く拡げて自然乾燥する。乾燥されるに従
い、固形物は白色となり、2〜3日経過後に172部の
固形状の第3断熱性断熱組成物を得る。この固形物を使
用し易くするため粉砕機で粉砕し、粉末として取得す
る。この耐熱性断熱組成物の粉末を攪拌機付きの容器に
水35部を入れ、攪拌しながら粉末を小量ずつ投入し、
溶解不能になった時点で更に小量の水を添加して全質均
一粘稠な流動物217部を得た。尚、使用した水の量は
46部であった。この耐熱性断熱組成物を13cm角の
ベニヤ板(厚み2mm)に周囲に流失防止のテープを施
して51g流し込み1昼夜自然乾燥し、厚み約1.3m
mのものを得た。ガスバーナで約20分間、該耐熱性断
熱組成物を炎射したが、炎はベニヤ板を貫通せず、ベニ
ヤ板表面の炭化はほとんどなかった。
【0010】又、更に下記に示す条件で耐熱性断熱組成
物を製造してテストを行ったが、何れもほぼ同等の結果
を得た。 ケース1 珪酸ナトリウム 140部 水酸化アルミ 15部 HAS−1 80部 ケース2 珪酸カリ 156部 カオリナイト 4部 メタノールシリケート 加水分解物 60部 ケース3 珪酸リチウム 156部 酸性白土 8部 nーブチルシリケート 加水分解物 80部 ケース4 珪酸ナトリウム 140部 アルミン酸ナトリウム 15部 HAS−1 80部 ケース5 珪酸ナトリウム 156部 アルミン酸ナトリウム 4部 HAS−1 80部
【0011】(第4耐熱性断熱組成物の製造方法及びテ
スト結果)珪酸ソ−ダ1号(JIS規格)150部、H
AS−1 75部を加え、前記第2、3耐熱性断熱組成
物と同様な操作により耐熱性断熱組成物200部を得
た。これを基礎剤として下記の条件の基に作成した試料
を各々3組得た。 (1)13cm角、厚み2mmのベニヤ板の周囲に囲い
を形成して、基礎剤51gを流して24時間乾燥し、厚
み約1.3mmを得た。 (2)基礎剤85部と微粉末の酸化亜鉛15部とをよく
混合し(1)と同様のものを得る。 (3)基礎剤85部と微粉末のアルミナ15部とをよく
混合し(1)と同様のものを得る。 (4)基礎剤85部と微粉末の酸化ジルコニウム15部
とをよく混合し(1)と同様のものを得る。 (5)基礎剤85部と微粉末の酸化マグネシウム15部
とをよく混合し(1)と同様のものを得る。 (6)基礎剤85部と水酸化アルミニウム15部とをよ
く混合し(1)と同様のものを得る。 上記で取得した試料にガスバーナで約20分間、該耐熱
性断熱組成物を炎射した。その結果、(1)での試料は
発泡高さは30〜35mmで発泡性は良好であったが、
10分経過後より収縮が始まった。試料の2枚は裏側ま
で炎が貫通しなかったが、裏面は炭化が激しく貫通寸前
であった。他の1枚は16分後に貫通した。(2)での
試料の発泡性は(1)の試料に比較して少し少なかった
が、20分経過しても炎が貫通することはなかった。
又、(3)〜(6)の試料も(2)の試料と同様の結果
であった。次に、金属酸化物の含有量に対してのテスト
を行った。第1、第2防火断熱組成物の粉砕品を攪拌機
付きの容器に水と共に高濃度液とし、該液に金属酸化物
として微粉末のアルミナ5%を加えてよく混練りして試
料1を得た。次に、同じく微粉末のアルミナ量を40%
に増加して試料2を得た。上記試料を実施例3と同様な
テストをした結果、試料1は発泡性、断熱性とも良好で
あったが、試料2は試料1に比べて発泡量が若干少なか
った。その結果、金属酸化物又は水酸化物の量は5%以
上40%以下が望ましい。
【0012】次に、水溶性シリケートとオルガノシリカ
ゾル或いはアルコキシシラン誘導体の組成比のテストを
行った。シリカ濃度25〜26%のメチルシリケ−ト加
水分解物120部に珪酸ソ−ダ1号(JIS規格)を1
50部加えて攪拌すと、数分後に白色固形ゲル物を得
る。翌日まで放置し、分離した水を含むアルコ−ルを傾
斜濾別し、残った固形物を平皿上に薄く拡げて3〜4日
自然乾燥すると205部の固形物が得られた。この固形
物を1〜2mmの砕片に粉砕する。この砕片を上記した
実施例と同様に、水を入れた容器に投入して溶解する。
しかしながら、本例の砕片は容易に溶解せずかなりの時
間を要する。その為、本例では低粘度の液体が取得さ
れ、即ち低発泡で且つ高密度の発泡体250部が得られ
た。尚、上記の組成に金属酸化物として、例えば微粉末
の酸化カルシウム等を、又水酸化物として水酸化アルミ
ニウム等を20〜30%加えた結果、発泡体の硬度が増
加し、成形品を作るのに都合がよい第3耐熱性断熱組成
物を得ることが出来た。次に、他の試料を作成した結果
を記載する。 ケース1 珪酸ソーダ 50部 HAS−1(シリカ濃度20%) 100部 本試料は前記と同様に低発泡で且つ高密度の発泡体であ
った。 ケース2 珪酸ソーダ 250部 HAS−1 50部 この試料物は、高熱に曝されると収縮が大きかったが、
金属板等に塗布すれば掛かる不都合を回避して好適な断
熱材である。以上の結果、アルコキシシラン誘導体1部
に対して水溶性シリケート0.5〜5部の範囲が好まし
い。
【0013】(第5耐熱性断熱組成物の製造方法及びテ
スト結果)第5耐熱性断熱組成物は、前記した第3耐熱
性断熱組成物で記載した如く、珪酸ソ−ダ1号(JIS
規格)にアルミン酸ナトリウムを水溶性を損なわない程
度の量に順次投入しながらよく混合する。次に、HAS
−1を加えて混合した後、乾燥粉砕し高濃度の水溶液と
する。この水溶液を、第4耐熱性断熱組成物で記載した
如くに金属酸化物又は金属水酸化物を含有させて取得す
る。例えば、前記した第3耐熱性断熱組成物の高濃度水
溶液100部に金属酸化物として微粉末のアルミナ10
部を含有させて取得する。或いは水溶液100部に金属
水酸化物として水酸化アルミニウム30部を含有させて
取得する。取得した第5耐熱性断熱組成物を第4耐熱性
断熱組成物と同様のテストをしたところ、同等以上の結
果を得た。
【0014】第6耐熱性断熱組成物は、前記第1〜5耐
熱性断熱組成物を粉砕機で粉砕し、粉末100部に対し
て溶融した燐酸トリフェニール6部を加えコーチング処
理をしたところ、膜厚20〜30ミクロン程度にコーテ
ィングされた微粉末の耐熱性断熱物を得た。このコーテ
ィングした耐熱性断熱物は耐熱、断熱性を有する樹脂の
充填剤として好適である。又、第1〜5耐熱性断熱組成
物の粉砕品100部に耐アルカリ性の液状ポリウレタン
系樹脂8部(商品名 ユートンM 玄々化学(株)製)
をスプレーコーティングして耐熱性断熱物を得た。この
物質を水性のアクリル系エマルジョン中に分散して断熱
塗料を得た。この塗料は耐熱、断熱性を有する塗料であ
る。又、燐酸トリフェニールに替えて脂肪酸であるステ
アリン酸、或は合成樹脂であるシリコーン樹脂等を用い
ても同様の効果ある耐熱性断熱組成物が得られた。これ
らを塗料中に分散し壁等に塗布して使用する以外に、電
線の塩ビ被覆樹脂中に混合分散して使用することもでき
る。又、下記するケースで得た物質も前記と同様な効果
があった。 ケース1 第1乃至第5耐熱性断熱組成物 100部 カルナバワックス 5部 ケース2 第1乃至第5耐熱性断熱組成物 100部 アクリルウレタン系樹脂(40%) 10部
【0015】第7耐熱性断熱組成物は下記の要領で得
る。厚さ1.6mmのカーボン不織布を30cm角に裁
断し(重量約8g)準備する。前記した(第1、2耐熱
性断熱組成物)項で得られた粘稠な流動物に少量の水約
2%を加えて繊維に含浸し易い粘度に調節する。この液
をカーボン不織布に含侵させて(重量370g)、ポリ
エチレンフィルム上で1〜2日間乾燥して耐熱性織布の
形態として第7耐熱性断熱組成物を得る。この第7耐熱
性断熱組成物を前記(第4耐熱性断熱組成物)項と同じ
方法で耐熱性のテストを行った。即ち、60分経過して
もほとんど変化しなかった。又、試料の表面に新聞紙を
載置したが 、新聞紙は燃焼せず、僅かに変色(褐色)
した程度で文字の判読は可能であった。この時の表面温
度は約200゜Cであった。又、耐アルカリ性のガラス
繊維、金属繊維、アクリル繊維等に対して試料を作成し
て、テストを行ったがほぼ同様な結果であった。
【0016】第8耐熱性断熱組成物は、第3耐熱性断熱
組成物80部にカーボン繊維(1mm)5部を混合して
ペースト状として得る。この試料は第7耐熱性断熱組成
物を使用したときの接続部分に目地詰め用の充填剤とし
て使用し、繋目に目地材として使用し、テストを行った
が、目地の部分から炎が貫通することはなかった。又、
下記の条件で各試料を作成し、同様なテストを行ったが
何れも同等の効果を得た。 ケース1 第3耐熱性断熱組成物 80部 ガラスチョップストランド(1mm) 15部 ケース2 第3耐熱性断熱組成物 80部 ステンレス金属粉 20部 ケース3 第3耐熱性断熱組成物 80部 パーライト 10部
【0017】(第1実施例)図1は請求項1項に対応す
るものであって、耐熱性断熱材1の一部断面図を示す図
である。基材2として石綿セメント板を使用し、該石綿
セメント板2上に前記した厚み2.0mmのカーボン不
織布に第7耐熱性断熱組成物を含浸し乾燥したシート3
を貼着する。そして、その表面に耐アルカリ性のウレタ
ン塗料7を50μmの厚さで塗布し、更にフッソ塗料8
を30μmの厚さに塗布して保護被膜を形成する。この
様に塗料で保護皮膜を形成することによって、耐熱断熱
組成物の耐水性、耐候性、対アルカリ性等が向上する。
又、この耐熱性断熱材1を用いて防火ドアーを製作すれ
ば、火災が発生した場合、ドアーは火炎によって先ず表
面に形成された保護被膜が焼失し、引続き耐熱断熱組成
物が昇温すると共に発泡し、25〜35mm厚の断熱層
が形成されドアーの反対側への延焼が防止される。次
に、図2はドアー、壁材等の化粧板として使用される場
合の構成を示し、図1に於て耐アルカリ性の塗料7とフ
ッソ塗料8との間に化粧紙10等を挟着する。この様に
構成することによって、化粧紙10はフッソ塗料8を介
して透けて見えると共に、前記した耐熱性断熱組成物3
の耐水性、耐候性、対アルカリ性等が向上した化粧板を
得ることができる。尚、化粧された基材2を使用する場
合には、図1に於て透明性を有する耐熱断熱組成物とし
て第1耐熱性断熱組成物等を使用する。この様に、耐熱
性断熱材1の目的仕様によって、基材、耐熱性断熱組成
物等を適宜に選択して構成することによって耐水性、耐
候性、対アルカリ性等が向上した耐熱性断熱材を得るこ
とができる。
【0018】(第2実施例)本実施例は請求項2項に対
応するものであって、図3の耐熱性断熱材1の一部断面
を参照して説明する。基材(石膏ボード)2表面に水で
溶解し粘稠な第1耐熱性断熱組成物3を厚み2.0mm
に塗布乾燥する。その表面に耐アルカリ性のウレタン塗
料7を50μmの厚さで塗布し、更に合成樹脂フィルム
である厚み100μmの印刷した塩化ビニルフィルム1
2を貼着して保護被膜を形成する。この様に保護被膜を
形成することによって、第1実施例と同様の効果を得る
ことができる。
【0019】(第3実施例)本実施例は請求項 3項に
対応するもので図4及び図5を参照して説明する。図4
は耐熱性断熱材1の一部断面図を示す図であって、アル
ミニウム板の基材2上に厚み2.0mmに第8耐熱性断
熱組成物3を塗布乾燥し、その表面に耐アルカリ性の金
属箔4である厚み20μmのステンレス箔を接着剤等で
貼着して保護被膜が形成されたものである。又、アルカ
リ腐食を生ずる金属箔であるアルミ箔等を使用する場合
には、図5で示すように耐熱性断熱組成物3の表面にア
ルカリ性塗料である塩化ビニル系塗料7を50μmの厚
さで塗布した後に50μmのカラーアルミ箔4を貼着し
て保護被膜を形成する。この様に保護皮膜を形成するこ
とによって、第1実施例と同様に耐熱断熱組成物に対し
て耐水性、耐候性、耐アルカリ性を向上させることがで
きる。前記した耐熱性断熱材1でドアーを製作した場合
に、火災が生じたときには火炎によって表面からの熱伝
導によって耐熱断熱組成物の昇温に伴い、該耐熱性断熱
組成物が発泡する。このとき、融点が低い錫箔、アルミ
箔等を使用しているときには該箔が溶融し耐熱性断熱組
成物の発泡に対して阻害とはならない。しかしながら、
融点が高いステンレス箔等を使用した場合には、該箔を
耐熱性断熱組成物の発泡と一体となって移動できる様に
保護被膜を形成しておけば発泡の阻害とはならない。こ
れにより、断熱層が形成されドアーの反対側への延焼が
防止される。尚、ノーピンホールの金属箔とするため合
成樹脂とのラミネート箔を使用したり、腐食に対して金
属箔の表面に防錆処理をした物を使用することはより有
効である。
【0020】尚、前記した実施例に用いた基材の他に、
木材、合板、石綿スレート、炭酸マグネシューム板、石
綿珪酸カルシューム板、鉄板、塩化ビニール樹脂金属積
層板等が使用分野に応じて適宜選択して適用でき、又、
耐熱断熱組成物として、前記した他の断熱組成物を使用
しても同様の効果を得ることができる。又、本発明の耐
熱性断熱材は上記したドアー、天井板の他に、ケーブル
ダクトのパイプ、防火壁、鋼材で立設した簡易駐車場の
鋼材の被覆材として、或は自動車、船のエンジンルーム
と車室内の隔壁、耐熱金庫の防火材料等として種々の耐
熱性、防火性を要する分野に使用できることはいうまで
もない。
【0021】
【発明の効果】本発明の耐熱性断熱材によれば、耐熱性
断熱組成物を基材に塗布又は貼着した後、更に該表面に
耐アルカリ性の塗料、合成樹脂フィルムや金属箔等を貼
着することによって保護被膜を形成したものである。そ
のため、耐熱性断熱組成物の耐水性、耐アルカリ性或い
は白化等の耐久性が向上し、耐熱性防火材として種々の
分野に広く使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1項に対応する耐熱性断熱材の一部断面
図を示す図である。
【図2】請求項1項に対応する耐熱性断熱材の一部断面
図を示す図である。
【図3】請求項2項に対応する耐熱性断熱材の一部断面
図を示す図である。
【図4】請求項3項に対応する耐熱性断熱材の一部断面
図を示す図である。
【図5】請求項3項に対応する耐熱性断熱材の一部断面
図を示す図である。
【符号の説明】
1 耐熱性断熱材 2 基材 3 第1〜第8耐熱製断熱組成物 4 金属箔 7 耐アルカリ性塗料 8 フッソ塗料 12 合成樹脂フィルム
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年6月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】 水溶性シリケートにアルコキシシラン誘導体を反応させ
る第1耐熱性断熱組成物、水溶性シリケートと、オルガ
ノシリカゾル又はアルコキシシラン誘導体とオルガノシ
リカゾルとの混合物を反応させる第2耐熱性断熱組成
物、 水溶性シリケートと水溶性を失わない程度にアルミン酸
塩、水酸化アルミ、酸性白土又は粘土鉱物の1種又は2
種以上と反応させてアルミノシリケートを得て、該アル
ミノシリケートとアルコキシシラン誘導体或いはオルガ
ノシリカゾルの少なくとも何れか一方と反応してなる第
3耐熱性断熱組成物、 水溶性シリケートとアルコキシシラン誘導体或いはオル
ガノシリカゾルの少なくとも何れか一方と反応して、融
点を向上させる作用のある金属酸化物又は金属水酸化物
の微粉末を含有させる第4耐熱性断熱組成物、 水溶性シリケートと水溶性を失わない程度にアルミン酸
塩、水酸化アルミ、酸性白土又は粘土鉱物の1種又は2
種以上と反応させて得たアルミノシリケートにアルコキ
シシラン誘導体或いはオルガノシリカゾルの少なくとも
何れか一方と反応し、更に融点を向上させる作用のある
金属酸化物又は金属水酸化物の微粉末を含有させる第5
耐熱性断熱組成物とし、 前記第1、第2、第3、第4又は第5の耐熱性断熱組成
物を粉砕して、合成樹脂、脂肪酸、脂肪酸エステル又は
燐酸トリフェニールでコーチングした第6耐熱性断熱組
成物とし、 前記第1、第2、第3、第4又は第5の耐熱性断熱組成
物を織物、不織布に含浸又はコーティングしてなる第7
耐熱性断熱組成物とし、 前記第1、第2、第3、第4又は第5の耐熱性断熱組成
物に繊維裁断品、パーライト、シラスバルーン等の軽量
骨材を混合してなる第8耐熱性断熱組成物熱材とし、
【請求項3】前記第1、第2、第3、第4、第5、第
6、第7、第8の耐熱性断熱組成物の何れかを基材に塗
布又は貼着し、該表面に耐アルカリ性の金属箔を貼着し
て、或は耐アルカリ性の塗料を塗布した後アルカリ腐食
のある金属箔を貼着して、保護被膜を形成したことを特
徴とする耐熱性断熱材。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年1月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【請求項3】 請求項1の第1、第2、第3、第4、第
5、第6、第7、第8の耐熱性断熱組成物の何れかを基
材に塗布又は貼着し、該表面に耐アルカリ性の金属箔を
貼着して、或は耐アルカリ性の塗料を塗布した後アルカ
リ腐食のある金属箔を貼着して、保護被膜を形成したこ
とを特徴とする耐熱性断熱材。 ─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年12月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横井保夫 名古屋市昭和区松風町3丁目9番地の4 (72)発明者 加島道夫 名古屋市守山区小幡花ノ木92の3 (72)発明者 横井成人 名古屋市昭和区松風町3丁目9番地の4

Claims (3)

    【特許請求の範囲】 水溶性シリケートにアルコキシシラン誘導体を反応させ
    る第1耐熱性断熱組成物、水溶性シリケートと、オルガ
    ノシリカゾル又はアルコキシシラン誘導体とオルガノシ
    リカゾルとの混合物を反応させる第2耐熱性断熱組成
    物、 水溶性シリケートと水溶性を失わない程度にアルミン酸
    塩、水酸化アルミ、酸性白土又は粘土鉱物の1種又は2
    種以上と反応させてアルミノシリケートを得て、該アル
    ミノシリケートとアルコキシシラン誘導体或いはオルガ
    ノシリカゾルの少なくとも何れか一方と反応してなる第
    3耐熱性断熱組成物、 水溶性シリケートとアルコキシシラン誘導体或いはオル
    ガノシリカゾルの少なくとも何れか一方と反応して、融
    点を向上させる作用のある金属酸化物又は金属水酸化物
    の微粉末を含有させる第4耐熱性断熱組成物、 水溶性シリケートと水溶性を失わない程度にアルミン酸
    塩、水酸化アルミ、酸性白土又は粘土鉱物の1種又は2
    種以上と反応させて得たアルミノシリケートにアルコキ
    シシラン誘導体或いはオルガノシリカゾルの少なくとも
    何れか一方と反応し、更に融点を向上させる作用のある
    金属酸化物又は金属水酸化物の微粉末を含有させる第5
    耐熱性断熱組成物とし、 前記第1、第2、第3、第4又は第5の耐熱性断熱組成
    物を粉砕して、合成樹脂、脂肪酸、脂肪酸エステル又は
    燐酸トリフェニールでコーチングした第6耐熱性断熱組
    成物とし、 前記第1、第2、第3、第4又は第5の耐熱性断熱組成
    物を織物、不織布に含浸又はコーティングしてなる第7
    耐熱性断熱組成物とし、 前記第1、第2、第3、第4又は第5の耐熱性断熱組成
    物に繊維裁断品、パーライト、シラスバルーン等の軽量
    骨材を混合してなる第8耐熱性断熱組成物熱材とし、
  1. 【請求項1】前記第1、第2、第3、第4、第5、第
    6、第7及び第8の耐熱性断熱組成物を基材に塗布又は
    貼着し、該表面に耐アルカリ性の塗料を塗布し、更にフ
    ッソ系塗料を塗布して保護被膜を形成することを特徴と
    する耐熱性断熱材。
  2. 【請求項2】前記第1、第2、第3、第4、第5、第
    6、第7及び第8の耐熱性断熱組成物を基材に塗布又は
    貼着し、該表面に耐アルカリ性の塗料を塗布し、更に合
    成樹脂フィルムを貼着して保護被膜を形成することを特
    徴とする耐熱性断熱材。
  3. 【請求項3】前記第1、第2、第3、第4、第5、第
    6、第7及び第8の耐熱性断熱組成物を基材に塗布又は
    貼着し、該表面に耐アルカリ性の金属箔を貼着して、或
    は耐アルカリ性の塗料を塗布した後アルカリ腐食のある
    金属箔を貼着して、保護被膜を形成したことを特徴とす
    る耐熱性断熱材。
JP3039191A 1991-02-08 1991-02-08 耐熱性断熱材 Pending JPH0596678A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100710463B1 (ko) * 2004-12-03 2007-04-23 주식회사 엘지화학 고투명 단열 점착제 및 그 점착제 코팅 필름
JP2013128034A (ja) * 2011-12-19 2013-06-27 Seiwa Electric Mfg Co Ltd 熱対策シート
JP2016043685A (ja) * 2014-08-27 2016-04-04 大建工業株式会社 防火性木質材
JP2017136857A (ja) * 2017-03-21 2017-08-10 大建工業株式会社 防火性木質材

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JP2016043685A (ja) * 2014-08-27 2016-04-04 大建工業株式会社 防火性木質材
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