JPH0596439A - ワークの把持装置 - Google Patents

ワークの把持装置

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Publication number
JPH0596439A
JPH0596439A JP28576591A JP28576591A JPH0596439A JP H0596439 A JPH0596439 A JP H0596439A JP 28576591 A JP28576591 A JP 28576591A JP 28576591 A JP28576591 A JP 28576591A JP H0596439 A JPH0596439 A JP H0596439A
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JP
Japan
Prior art keywords
work
gripping
workpiece
clamping
arm
Prior art date
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Pending
Application number
JP28576591A
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English (en)
Inventor
Kouji Noda
貢嗣 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SAN LE TSU KK
SAN LE-TSU KK
Original Assignee
SAN LE TSU KK
SAN LE-TSU KK
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Publication date
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Publication of JPH0596439A publication Critical patent/JPH0596439A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 一対の把持腕に把持されたワークを該把持
装置から突き出すことができるようにして、自動的に次
工程の搬送装置などにワークを受け渡して大幅な作業効
率の向上を図ること及びワーク受け渡し時の装置の慣性
力の低下ににより装置の高速化を図ると共に、構造の簡
易化、小型化及びコストの低減化を図ることである。 【構成】 把持腕の運動方向と直交する方向に往復駆動
されるワーク突き出し部材を設けることににより把持腕
に保持されたワークを該把持腕から突き出して次工程の
把持装置などに受け渡せるようようにした構成を特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークの把持装置に係
り、特に一対の把持腕に把持されたワークを該把持腕か
ら突き出すことができるようにして、極めて効率よく次
工程の搬送装置などに自動的にワークを受け渡せるよう
にしたワークの把持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動機械又はロボット等に装着さ
れて使用されるワークの把持装置としては、流体圧シリ
ンダによって駆動される一対の把持腕でワークを把持す
るものが採用されている。しかし該従来のワークの把持
装置は、単に一対の把持腕が互いに接近してワークを把
持し、また該把持を解放するだけの機能しか持っておら
ず、自動機の必須条件であるワークを該ワークの把持装
置から他の装置に受け渡す機能を有しておらず、ワーク
の他の装置への受渡しは、手動によりワークを把持装置
から取り外し、他の装置に再び把持させなければなら
ず、該受渡しに多くの工数を要するばかりでなく、ワー
クの搬送処理上大きな障害となっていた。
【0003】該欠点を解決するため、ワークの把持装置
又は該ワークが受け渡される側の装置のいずれか一方に
ワークの把持、解放運動のほかに、装置同士を互いに接
近又は離脱させるための装置を付加して自動的にワーク
を受け渡すようにしたものが知られているが、該装置は
複雑な運動を必要とし、またワークの把持装置全体を、
ワークを把持しているアタッチメントから抜き出す方向
に一旦移動させなければならないので、移動時における
装置の慣性力が大きくなり、高速化を図りにくいという
問題があり、また装置が複雑化して大型、高価となる欠
点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従
来技術の欠点を除くためになされたものであって、その
目的とするところは、把持腕の運動方向と直交する方向
に往復動してワークを押圧して把持腕から突き出すワー
ク突き出し部材を設けることにより、把持腕に保持され
たワークが把持から解放された際に該把持腕から突き出
して次工程の把持装置などに受け渡せるようにすること
であり、またこれによって自動的にワークの受渡しを行
うことができるようにして受渡しに要する手作業による
工数を不要とし、効率的にワークの受渡しを行い大幅な
省力化を図ることである。
【0005】また他の目的は、上記したようにワーク把
持装置側に該ワークを突き出すワーク突き出し部材を設
けることにより、該ワーク把持装置又は該ワークを受け
渡される側の装置のいずれもその装置全体を互いに接近
又は離脱する方向に移動させる必要性をなくすことであ
り、またこれによってワークの受け渡し時における装置
の慣性力を低下させて装置の高速化を可能にすると共
に、装置の小型化、簡易化及びコストの低減化を達成す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】要するに本発明は、流体
圧シリンダによって駆動され互いに接近又は離脱してワ
ークを把持又は該把持を解放する一対の把持腕と、該把
持腕の運動方向と直交する方向に流体圧シリンダによっ
て往復駆動され前記把持腕による把持が解放された前記
ワークを押圧して該把持腕から突き出すワーク突き出し
部材とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明
する。図1から図4を参照して、本発明に係るワークの
把持装置1は、把持腕2と、ワーク突き出し部材3とを
備えている。
【0008】把持腕2は、ワーク4を把持するためのも
のであって、図5から図9も参照して、T字形及びL字
形の部材が一対をなして組み合わされて構成されてお
り、本体部2aから腕部2b及び係合部2cとが互いに
逆方向に突出した形状に形成されている。
【0009】本体部2aの両端には溝2dが形成され、
該溝2dを横断する如くピン5が固定されている。
【0010】腕部2bは、組み合わされたとき、互いの
平行度、直角度が保持できるように高精度に加工され、
またワーク4の形状に応じて各種のアタッチメント6
(図10)を交換してねじ8で固定するためのめねじ2
eが形成されている。
【0011】係合部2cは、把持腕2を互いに接近させ
る把持シリンダ9と把持腕2を互いに離脱させる解放シ
リンダ10とからなる流体圧シリンダのピストン9a及
び10aに対向して配設され、該ピストン9a及び10
aに当接して押圧されるように構成されている。
【0012】揺動レバー11は、中心に該揺動レバー1
1の揺動中心となる支持穴11aが、また両端にU字溝
11b(図5)が形成された板状部材として構成されて
おり、一対の揺動レバー11の各々のU字溝11bをピ
ン5に嵌合させて一対の把持腕2と略ロの字形に組み合
わされて構成されている。
【0013】本体12は、把持シリンダ9及び解放シリ
ンダ10のシリンダ12a及び12bが形成されると共
に、該シリンダ12a及び12bに連通する如く把持腕
2を摺動自在に収納する収納室12c及び12dがシリ
ンダ12a及び12bと平行に形成されている。シリン
ダ12a及び12bには、夫々シール部材13が装着さ
れたピストン9a及び10aが摺動自在に嵌合し、また
収納室12c及び12dには一対の把持腕2の本体部2
aが摺動自在に装着されている。
【0014】収納室12c及び12dの中間には、2本
のガイドピン14が固定され、揺動レバー11の支持穴
11aと嵌合して揺動レバー11をガイドピン14を中
心として揺動自在に支持している。
【0015】ワーク突き出し部材3は、把持腕2により
把持されたワーク4を該把持が解放された際に装置の外
方に突き出すためのものであって、突き出し流体圧シリ
ンダ15のピストン16のピストンロッド16aとし
て、矢印I,J方向に往復駆動されるように構成されて
おり、シール部材13が装着された該ピストン16は、
把持シリンダ9及び解放シリンダ10のシリンダ12a
及び12bと直角方向に本体12に形成されたシリンダ
12eに摺動自在に嵌合し、ねじ18により本体12に
固定された正面カバー19に形成された貫通穴19aか
ら矢印I方向に突出してワーク4を突き出すようになっ
ている。またピストンロッド16aには、めねじ16b
が形成され、ワーク4の形状に応じて各種の押圧片23
を交換して取り付けることができるようになっている。
【0016】突き出し流体圧シリンダ15の後端部に
は、流体の供給口20aが形成されたヘッドカバー20
が螺合し、また本体12の両側面にはねじ21によって
側面カバー22が固定されている。そして供給口20
a、供給口12f,供給口12g及び供給口12hに
は、電磁弁等(図示せず)を介して流体供給源に連通接
続されたパイプ25,26,27,28が夫々接続され
るようになっている。
【0017】本発明は、上記のように構成されており、
以下その作用について説明する。図1から図10を参照
して、図示しない流体供給源から電磁弁を介してパイプ
26により圧力流体を把持シリンダ9の供給口12fに
導き、把持シリンダ9に矢印A方向に供給すると、ピス
トン9aは、矢印C方向に移動して係合部2cに当接し
て該係合部を押圧し、一方の把持腕2を矢印C方向に移
動させる。
【0018】該一方の把持腕2の矢印C方向への移動運
動は、U字溝11bに嵌合するピン5を介して揺動レバ
ー11を該ピン5を中心として図3において時計方向に
揺動させるので、他方の把持腕2は、ピン5を介して駆
動され、矢印D方向に移動する。この際、解放シリンダ
10のピストン10aも他方の把持腕2の係合部2cに
により押圧されて矢印D方向に移動し、解放シリンダ1
0内の流体は供給口12gからパイプ27により矢印B
方向に排出されるので、ピストン10aの運動を妨げる
ことはない。そして一対の把持腕2は、互いに接近して
例えば図10に示すような一対のアタッチメント6でワ
ーク4を把持して、次工程の装置(図示せず)まで移動
するか、或いはその場で停止して他の加工装置等が接近
して来るのを待つ。。
【0019】ワーク4に所定の加工を行った後、又はワ
ーク4を所定の位置に搬送した後、ワーク4を解放する
には、図示しない電磁弁を切り換えて圧力流体を解放シ
リンダ10の供給口12gからパイプ27により矢印E
方向に供給することによりピストン10aは、矢印G方
向に移動して係合部2cに当接して該係合部を押圧し、
把持腕2をピン5及び揺動レバー11を介して夫々矢印
G及びH方向に移動させる。これにより、ワーク4の把
持は解放される。
【0020】ここで圧力流体をヘッドカバー20の供給
口20aからパイプ25により矢印K方向に供給して突
き出し流体圧シリンダ15のピストン16を矢印I方向
に移動させ、ピストンロッド16aを貫通穴19aから
突出させてワーク4を突き出し、図示しない例えば次工
程の搬送装置に受け渡す。この際、ピストンロッド16
aは、図6に示すように、アタッチメント6(図10)
の外側まで突出するので、ワーク4はアタッチメント6
から完全に解放される。従って、突き出し後はアタッチ
メント6の横方向にワーク4を移動させることができる
ため、次工程の把持装置(図示せず)は該ワークを把持
した直後にアタッチメント6の横方向に動いてワーク4
を他の箇所に搬送することが可能となり、ワーク4をア
タッチメント6から引き抜くための矢印I方向の移動運
動又はワーク把持装置1の矢印J方向の後退運動が不要
となる。
【0021】そして電磁弁を切り換えて圧力流体をパイ
プ28により供給口12hから矢印N方向に供給して突
き出し流体圧シリンダ15のピストン16に流体圧を前
記と逆の方向から作用させてピストン16を矢印J方向
に移動させ、本体12内に収納し、次の突き出しに備
え、1サイクルの動作が完了する。
【0022】なお、ワーク4を相手部品の穴(図示せ
ず)等に挿入するなど互いの位置精度を要する受渡しに
おいては、解放シリンダ10に圧力流体を供給して把持
腕2によるワーク4の把持を完全に解放することなく、
把持シリンダ9への圧力流体の圧力を低くして把持力を
弱めてある程度解放し、ワーク4の位置を保持したまま
上記したと同様に突き出し流体圧シリンダ15を作動さ
せてワーク4を突き出して例えば相手部品の穴等に挿入
するようにしてもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明は、上記のように把持腕の運動方
向と直交する方向に往復動してワークを押圧して把持腕
から突き出すワーク突き出し部材を設けたので、把持腕
に保持されたワークが把持から解放された際に該把持腕
から突き出して次工程の把持装置などに受け渡すことが
できる効果があり、またこの結果自動的にワークの受渡
しを行うことができるため、受渡しに要する手作業によ
る工数が不要となり、効率的にワークの受渡しを行い得
て大幅な省力化を図ることができる効果がある。
【0024】また上記したようにワーク把持装置側に該
ワークを突き出すワーク突き出し部材を設けたので、該
ワーク把持装置又は該ワークを受け渡される側の装置の
いずれもその装置全体を互いに接近又は離脱する方向に
移動させる必要性をなくすことができ、またこの結果ワ
ークの受け渡し時における装置の慣性力を低下させるこ
とができるため装置の高速化が可能となる効果があると
共に、装置の小型化、簡易化及びコストの低減化を達成
することができる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ワークの把持装置の正面側の斜視図である。
【図2】ワークの把持装置の背面側の斜視図である。
【図3】ワークの把持装置の内部構造の要部斜視図であ
る。
【図4】ワークの把持装置の分解斜視図である。
【図5】図1のV矢視正面図である。
【図6】図5のVI−VI矢視横断面図である。
【図7】図5のVII−VII矢視縦断面図である。
【図8】図5のVIII−VIII矢視横断面図であ
る。
【図9】図5のIX−IX矢視側面図である。
【図10】アタッチメントを取り付けたワークの把持装
置からワークを突き出す状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ワークの把持装置 2 把持腕 3 ワーク突き出し部材 4 ワーク 9 把持シリンダ 10 解放シリンダ 15 突き出し流体圧シリンダ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項】 流体圧シリンダによって駆動され互いに接
    近又は離脱してワークを把持又は該把持を解放する一対
    の把持腕と、該把持腕の運動方向と直交する方向に流体
    圧シリンダによって往復駆動され前記把持腕による把持
    が解放された前記ワークを押圧して該把持腕から突き出
    すワーク突き出し部材とを備えたことを特徴とするワー
    クの把持装置。
JP28576591A 1991-10-05 1991-10-05 ワークの把持装置 Pending JPH0596439A (ja)

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JP28576591A JPH0596439A (ja) 1991-10-05 1991-10-05 ワークの把持装置

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JP28576591A JPH0596439A (ja) 1991-10-05 1991-10-05 ワークの把持装置

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JP28576591A Pending JPH0596439A (ja) 1991-10-05 1991-10-05 ワークの把持装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2398733A4 (en) * 2009-02-17 2016-12-21 Governing Council Univ Toronto DEVICE FOR THE PREVENTION AND ACTIVE RELEASE OF MICRO- AND NANO-OBJECTS

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2398733A4 (en) * 2009-02-17 2016-12-21 Governing Council Univ Toronto DEVICE FOR THE PREVENTION AND ACTIVE RELEASE OF MICRO- AND NANO-OBJECTS

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