JPH059637Y2 - - Google Patents

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JPH059637Y2
JPH059637Y2 JP17566387U JP17566387U JPH059637Y2 JP H059637 Y2 JPH059637 Y2 JP H059637Y2 JP 17566387 U JP17566387 U JP 17566387U JP 17566387 U JP17566387 U JP 17566387U JP H059637 Y2 JPH059637 Y2 JP H059637Y2
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JP
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roller
rollers
dynamometer
horizontal
movable
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、2個のローラに被試験車両の車輪
を載せ、試験をするシヤーシダイナモメータに関
し、特にアンチスキツド試験のための改良にかか
わる。
〔従来の技術〕
第3図は例えば実公昭52−17841号公報に示さ
れた従来のシヤーシダイナモメータを示す説明図
である。図において、自動車1の前後輪をそれぞ
れ2個のローラ2,3に載置している。ローラ2
にフライホイール4及びダイナモメータ5を連結
し、自動車1の特性をシヤーシ上で測定するよう
にしている。
上記ローラ2,3は、第4図に示すように支持
されている。固定台6上にローラ2を支持し、ロ
ーラ3を移動台7に支持している。この移動台7
は固定台6に垂直移動可能に案内され、ねじジヤ
ツキ9により所定高さにされ、ボルト8により固
定される。
次に動作について説明する。第4図ロの状態に
し、ローラ2,3上で車1を急加速しようとする
と、ダイナモメータ5の吸収負荷に逆らつて車1
はローラ2を乗越えようとするが、ローラ2の位
置が高いので、越えることはない。また、第4図
ハの状態にし、車1に急ブレーキをかけると、フ
ライホイール4とダイナモメータ5の慣性により
後方へ引かれ、車1はローラ3を乗越えようとす
る力が働くが、ローラ3の位置が高いので越える
ことはない。このように、急加速、急ブレーキの
試験に対応したシヤーシダイナモメータとなつて
いる。
上記のように、ローラ3の高さを調整する場合
には、まず、ボルト8を緩めておき、ねじジヤツ
キ9を回わす。ローラ3が所定高さ位置になると
ねじジヤツキ9の回転をやめ、ボルト8を締付け
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のような従来のシヤーシダイナモメータで
は、急加速、急ブレーキの試験には有効に適用で
きた。しかし、アンチスキツド試験のように、ロ
ーラと車輪タイヤの間で滑りを任意に発生させる
意図を持つシヤーシダイナモメータとして、使用
するには、一方のローラ3の高さの調整のみが可
能となつているため、任意の滑りを任意の車輪タ
イヤ径に対して与えて試験するには、機能が不十
分であつた。
この考案は、このような問題点を解決するため
になされたもので、ローラと車輪タイヤ間での滑
りが任意のタイヤ径に対して発生され、アンチス
キツド試験ができるシヤーシダイナモメータを得
ることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案にかかるシヤーシダイナモメータは、
2個のローラのうち、一方のローラを垂直と水平
との両方向に位置調整可能に支持し、任意の径の
タイヤに対処してアンチスキツド試験ができるよ
うにしたものである。
〔作用〕
この考案においては、一方のローラに対し他方
のローラの位置を、タイヤ径に応じ間隔及び高さ
に調整をし、相対的に高くされた前方のローラは
荷重が減少され、車両にブレーキをかけるとタイ
ヤとの間で滑りを発生され、アンチスキツド試験
が行われる。
〔実施例〕
第1図はこの考案によるシヤーシダイナモメー
タの一実施例を示す要部構成図である。図におい
て、前方のローラ2は上記第3図の装置と同様
に、フライホイールとダイナモメータ(いづれも
図示は略す)が連結されている。前方のローラ2
は受台10に、後方のローラ3は受台11にそれ
ぞれ回転自在に支持されている。12は固定台
で、受台10を固定支持している。13は受台1
1を取付けた垂直移動台で、一端側に直線軸受1
4が設けられている。17は固定台12に直線軸
受18を介し水平案内部12aに案内支持れ、水
平移動可能に支持された水平移動台である。垂直
移動台13は直線軸受14を介し水平移動台17
の垂直案内部17aに案内され、垂直移動可能に
支持されている。19は水平移動台17を固定台
12に対し水平方向に位置調整するねじ棒、20
は垂直移動台13を水平移動台17に対し垂直方
向に位置調整するねじ棒、15は被試験車の車輪
で、タイヤ16がはめられている。
上記一実施例の装置の動作は、次のようにな
る。ねじ棒19を回わして垂直移動台13を垂直
移動し、ローラ3をローラ2に対し所定の高さ位
置にする。また、ねじ棒19を回わし水平移動台
17を前後方向の水平移動し、ローラ2に対しロ
ーラ3を所定の間隔位置にする。こうして、図の
ようにローラ3をローラ2に対し、タイヤ16径
に応じた間隔と、所要の高さ差に下げることによ
り、アンチスキツド試験を行う態勢にする。
次に、タイヤ16とローラ2の間で滑りを発生
させる機能を、第2図により説明する。車輪15
がローラ2,3に加える力は、θ2>θ3とすると、
F2<F3となる。θ3を0に近づけると、F2は0に
近づく。定常運転後、車1にブレーキをかける
と、車輪15は回転速度を減少させようとする
が、ローラ2はフライホイールとダイナモメータ
の回転慣性により回転し続けようとする。このた
め、F2が大きいとタイヤ16とローラ2の間に
滑りは生じないが、F2を小さくすると、タイヤ
16とローラ2間の摩擦力が小さくなり、双方間
で滑りが発生する。
このように、ローラ2とローラ3の相対的距離
を調整することにより、任意の径のタイヤ16で
も、双方間で滑りを発生させ、アンチスキツド試
験が可能となる。
なお、上記実施例では、ローラ3の水平移動調
整及び高さ調整のための移動手段及び押上げ手段
として、ねじ棒19及び20によつたが、油圧シ
リンダ、空気圧シリンダ、あるいは、電動機駆動
によるねじ軸機構によつてもよい。
また、上記実施例では、後方のローラ3を高さ
及び前後方向に位置調整できるようにしたが、前
方のローラ2を位置調整できるようにし、ローラ
3を固定台に固定するようにしてもよい。この場
合は前方のローラ2に、可とう接手手段を介しフ
ライホイール及びダイナモメータを連結する。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば、前後2個の
ローラのうち、一方を他方に相対的に垂直方向及
び水平方向に位置調整可能にしたので、任意の径
のタイヤにおいても、タイヤとローラ間で任意に
滑りを発生させることができ、アンチスキツド試
験が支障なく行える。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案によるシヤーシダイナモメー
タの一実施例を示すローラ部の構成図、第2図は
第1図の各ローラの荷重分担を示す説明図、第3
図は従来のシヤーシダイナモメータの構成説明
図、第4図イ,ロ,ハは第3図の前後ローラ部の
各動作状態を示す構成図である。 2……前方のローラ、3……後方のローラ、1
2……固定台、13……垂直移動台、15……車
輪、16……タイヤ、17……水平移動台、19
……水平移動手段(ねじ棒)、20……押上げ手
段(ねじ棒)。なお、図中同一符号は同一又は相
当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前後2個のローラ上に車輪を載せ、前方のロー
    ラに連結したダイナモメータにより被試験車両の
    特性を測定するようにしたシヤーシダイナモメー
    タにおいて、上記ローラのうち一方のローラを回
    転自在に支持する固定台、上記他方のローラを回
    転自在に支持する垂直移動台、上記固定台に上記
    双方のローラの間隔を加減する水平方向の移動可
    能に支持されており、上記垂直移動台を垂直方向
    移動可能に案内する水平移動台、この水平移動台
    を上記固定台に対し水平移動調整する移動手段、
    及び上記垂直移動台を水平移動台に対し垂直移動
    調整する押上げ手段を備え、上記他方のローラを
    一方のローラに対し水平距離及び相対高さの調整
    を可能にしたことを特徴とするシヤーシダイナモ
    メータ。
JP17566387U 1987-11-17 1987-11-17 Expired - Lifetime JPH059637Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17566387U JPH059637Y2 (ja) 1987-11-17 1987-11-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17566387U JPH059637Y2 (ja) 1987-11-17 1987-11-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0178930U JPH0178930U (ja) 1989-05-26
JPH059637Y2 true JPH059637Y2 (ja) 1993-03-10

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JPH0178930U (ja) 1989-05-26

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