JPH0596094A - 衣服の仕上げ処理装置 - Google Patents

衣服の仕上げ処理装置

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JPH0596094A
JPH0596094A JP4083870A JP8387092A JPH0596094A JP H0596094 A JPH0596094 A JP H0596094A JP 4083870 A JP4083870 A JP 4083870A JP 8387092 A JP8387092 A JP 8387092A JP H0596094 A JPH0596094 A JP H0596094A
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JP
Japan
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finishing
finishing device
shoulder support
chest
flap
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Application number
JP4083870A
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English (en)
Inventor
Reinhold Kempelmann
ケンペルマン ラインホルト
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Herbert Kannegiesser GmbH and Co
Original Assignee
Herbert Kannegiesser GmbH and Co
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06FLAUNDERING, DRYING, IRONING, PRESSING OR FOLDING TEXTILE ARTICLES
    • D06F73/00Apparatus for smoothing or removing creases from garments or other textile articles by formers, cores, stretchers, or internal frames, with the application of heat or steam 

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 上体用衣服の仕上げ処理装置を改良して、上
体用衣服を掛けるために特に成形された幅広の肩桁を有
する、任意の形状の衣服ハンガーを使用することがで
き、しかも、この使用によって仕上げ処理の品質を決し
て損なうことのないようにする。 【構成】 衣服ハンガー及び該衣服ハンガーに配設され
た衣服を収容するために、チェストを有する少なくとも
1つの、蒸熱処理マネキンと呼ばれる仕上げ処理型を備
え、蒸気及び加熱空気によって特にザッコ、ジャケッ
ト、コートのような上体用衣服を仕上げ処理する装置に
おいて、仕上げ処理型10又はチェスト11が、衣服ハ
ンガー22を背面側19から収容可能に構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣服ハンガー及び該衣
服ハンガーに配設された衣服を収容するために、チェス
トを有する少なくとも1つの、蒸熱処理マネキンと呼ば
れる仕上げ処理型を備え、蒸気及び加熱空気によって特
にザッコ、ジャケット、コートのような上体用の衣服を
仕上げ処理する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】前記形式の装置は殊に衣服産業において
上体用の衣服を仕上げ処理するために使用される。各上
体用衣服(ザッコ、ジャケット、コート又は上張りな
ど、以下、これらを簡単に衣服と略記する)は、殊に有
利には蒸熱処理マネキンとして構成された仕上げ処理型
のチェストに着せ掛けられる。次いで衣服を仕上げ処理
するために、蒸気及び空気のような処理媒体が仕上げ処
理型内に吹き込まれる。仕上げ処理を行なったのち、該
衣服は衣服ハンガーに吊るして搬出される。衣服ハンガ
ーはこの目的ために、仕上げ処理型に衣服を着せ掛ける
前に仕上げ処理型内に吊り込まれる。
【0003】米国特許第2679956号明細書に基づ
いて公知になっている、前記形式の装置では、仕上げ処
理型は、肩支えの範囲に延びるスロットを有している。
該スロット内へ衣服ハンガーは上方から挿入される。肩
支えの範囲で衣服を申し分なく支持するためにスロット
は極めて細く形成されている。それゆえに前記公知の装
置では細い線材製の衣服ハンガーしか使用することがで
きない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、上体
用衣服の仕上げ処理装置を改良して、該衣服を掛けるた
めに特に押出し成形された幅広の肩桁を有する、任意の
形状の衣服ハンガーを使用することができ、しかも、こ
の使用によって仕上げ処理品質を決して損なうことのな
いようにすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の構成手段は、請求項1に記載したように、仕上げ処理
型又はチェストが、衣服ハンガーを背面側から収容可能
に構成されている点にある。
【0006】これによって任意の形状及び任意のサイズ
の衣服ハンガーを位置正しくチェスト内に挿入すること
が可能になる。前記形式の公知の装置において肩支えの
範囲で必要であったスロットは不要になる。従って、衣
服を受容するための支承部、特に肩支えの面積が、処理
品質に不利な影響を及ぼすことになるように縮減される
ことはない。
【0007】チェストは、衣服ハンガーの少なくとも一
部分を収容するために背面からアクセス自在の開口部と
して構成された切欠き部を有しているのが有利である。
該切欠き部は、衣服の背部によって被覆されることにな
る仕上げ処理型の背面側内に配置することによって、充
分大きく設計することができるので、押出し成形によっ
て断面の成形された肩桁と、該肩桁を結合する(中央
の)頚部部分とから成るハンガー主部分を有する幅広の
衣服ハンガーを、衣服の背部の自由な吊り下がりを妨害
することなく収容することができる。
【0008】本発明の有利な実施態様では、切欠き部の
少なくとも一部分は、仕上げ処理型又はチェストの肩支
え内に自由空間部として構成されている。この自由空間
部は、殊に有利には、肩支えの後方の下部区域に、要す
るに、大抵は真直に吊り下がる衣服の背部範囲の始まる
部位に位置している。これによって肩支え内の自由空間
部は衣服の裁断ライン通りの正しい仕上げ成形をいささ
かも損なうことはない。肩支えの下位に配置されている
チェスト内の中空室によって、肩支え内の自由空間部に
接続する、衣服ハンガー収容用の切欠き部部分が続く。
これによって肩支えの下位に位置する切欠き部の残部空
間が、成形上の特別の手段なしに簡単にかつ充分なサイ
ズで得られる。
【0009】本発明の装置の有利な実施態様によれば、
切欠き部は外部から少なくとも部分的に被覆可能又は閉
鎖可能である。これによって衣服の仕上げ処理中に衣服
ハンガーがチェストの背面側へ向かって張り出して、こ
れによって、仕上げ処理すべき衣服の背部を歪ませるよ
うな不都合な事態が阻止される。
【0010】最も単純な構成の場合には、仕上げ処理型
の切欠き部を被覆又は閉鎖するために、大部分が扁平な
フラップが使用される。このフラップによって仕上げ処
理すべき衣服の背部は裁断ライン通りに保持され、これ
によって仕上げ処理品質の向上が生じる。仕上げ処理品
質は、フラップの少なくとも外面にカバー又はクッショ
ンを設けることによってなお一層改善される。クッショ
ンは、場合によっては、仕上げ処理すべき衣服の裁断ラ
インの経過に一層正確に適合するために、断面を成形す
ることもできる。
【0011】本発明の有利な実施態様では、フラップ
は、その下縁部に配設された水平な旋回軸を中心として
旋回可能、しかも自動的に開旋回可能に仕上げ処理型の
固定部分、特に該仕上げ処理型の架台に枢着されてい
る。このようにすれば、フラップの開旋回によって、肩
支えの後方に位置する上方からアクセス可能な開口部が
生じ、該開口部を通して空の衣服ハンガーを切欠き部内
に挿入し、かつ、仕上げ処理済みの衣服と一緒にやや傾
斜させて、或いは斜め上方に向かって前記切欠き部から
取り出すことが可能であり、その際同時にチェストから
衣服は上方へ向かって脱出移動される。この場合、開旋
回されたフラップは衣服の背部範囲をガイドするので、
衣服ハンガーを前記切欠き部から簡単に引出し、次いで
該衣服ハンガーをそれに吊るした衣服と一緒に引上げる
ために、該衣服はやや後方に向かって動かされる。
【0012】本発明の有利な実施態様では、仕上げ処理
型又はチェストの切欠き部内には押出し機構が配置され
ている。該押出し機構は仕上げ処理型の直立した縦中心
平面に平行に切欠き部内で往復運動可能である。該押出
し機構は、押込み状態では切欠き部の内位終端区域に位
置し、しかも仕上げ処理型の部分的に開いた背面側から
見て衣服ハンガーの後方に位置している。押出した状態
では押出し機構は切欠き部のほぼ背面側端部に位置し、
これによって押出し機構は、衣服ハンガーの少なくとも
一部分、特にハンガー主部分を切欠き部から押出す。こ
の結果、衣服ハンガーは、該ハンガーに吊るした仕上げ
処理済み衣服と一緒に申し分なくチェストから上方へ向
かって引出される。しかもこの場合、衣服の袖付加部を
肩支えの両端部に引っ掛けるような不都合な事態は生じ
ない。
【0013】更にまた、チェストの頚部範囲にまで自由
空間部を上方へ延ばして、自由空間部が頚部域において
も後方からアクセス自在に開放しているようにすること
が可能である。このように構成すれば、肩支えの中央で
上方に続くチェスト頚部域から吊り金をガイドすること
が可能になり、これによってフック上端部は頚部域から
上方に向かって突出することができる。このようにすれ
ばコンベヤの適当な貨物装着部材は、空の衣服ハンガー
を、仕上げ処理型の切欠き部内へ挿入させ、かつ衣服を
処理した後に該衣服を衣服ハンガーと一緒に前記仕上げ
処理型から脱出移動させることができる。仕上げ処理の
間、衣服ハンガーは、頚部域の上方に配置された保持突
起によって保持される。
【0014】
【実施例】次に図面に基づいて本発明の実施例を詳説す
る。
【0015】図面では仕上げ処理型10(蒸熱処理マネ
キン)、すなわちチェスト11が略示されている。該チ
ェスト11は直立した支持コラム12を介して台座(図
示せず)と結合されている。該台座には、例えばドイツ
連邦共和国特許第3531954号明細書に基づいて公
知であるような裾保持装置(やはり図示せず)を配設す
ることができる。台座範囲には袖張設体を配置すること
が可能である。該袖張設体は例えばドイツ連邦共和国特
許出願公開第3617585号明細書に開示されている
ように構成することができる。
【0016】チェスト11上には、その都度処理すべき
上体用衣服、例えばザッコ(背広の替え上着)、ジャケ
ット、コート又は上張りが被着される。仕上げ処理型1
0は、被処理衣服を被着させたチェスト11と共に処理
室(図示せず)内へ移動される。該処理室内では蒸気及
び高熱空気が被処理衣服に作用するので、該被処理衣服
はチェスト11上で仕上げ処理される。
【0017】仕上げ処理型10は、肩支え13と、ブレ
スト(衣服胸部)を成形するためのブレストフォーマ1
4を有している。肩支え13とブレストフォーマ14は
外側を、蒸気・空気透過性の織布材料から成るカバー2
8によって被覆されている。該カバー28は図面の図
1、図2及び図4では一点鎖線で略示されている。
【0018】図示の実施例では肩支え13は一体に構成
されており、2つの肩区分15及び16を有し、両肩区
分は互いに逆方向に斜傾し、かつ、両肩区分15と16
とを結合する中央の頚部突起17の方へ上り緩勾配を成
している(図1及び図2)。肩支え13は、図3によれ
ば中実材料から堅牢に構成されているが、金属薄板から
中空に構成されていてもよい。
【0019】本発明によれば肩支え13は自由空間部1
8を有している。該自由空間部18はチェスト11の背
面側19で肩支え13の下位に、かつ部分的には該肩支
え13の内部に位置している。これによってチェスと1
1の背面側19は部分的に開かれている。自由空間部1
8は両肩区分15,16及び頚部突起17にわたって延
びている。これによって自由空間部18は、ほぼ星型に
合流する3つの区域20,21から成っている。肩区分
15及び16における区域20は、等しく構成されてお
り、要するに肩支え13の背面側の下部角隅部分にわた
っているのに対して、頚部突起17の区域21は、頚部
突起17が(平面図見て)前記区域21の範囲における
自由空間部18をほぼU字形に取り囲むように構成され
ている(図4)。
【0020】自由空間部18の寸法は、該自由空間部
が、成形された衣服ハンガー22の深さにほぼ相当し、
ハンガー主部分23の上方部分域と衣服ハンガー22に
おける吊り金24の下方部分域を収容しうるように選ば
れている。ハンガー主部分23の下方部分域は、肩支え
13の下位に位置しているチェスト11の部分内に侵入
している。チェスト11のこの部分は中空に構成されて
おり、肩支え13の自由空間部18と相俟って、ハンガ
ー主部分23全体のための切欠き部25を形成している
(図1及び図2)。衣服ハンガー22の吊り金24の自
由端部域、すなわちフック端部26のほぼ上半部は、肩
支え13の頚部突起17から前記区域21を通って上方
へ突出している(図1及び図2)。この場合衣服ハンガ
ー22はフック端部26で保持突起27に保持されてい
る。該保持突起27は頚部突起17から上方に張出して
おりかつ該頚部突起又は支持コラム12と固定的に結合
されている(図1)。
【0021】カバー28は、チェスト11の背面側19
が切欠き部25の範囲では解放されているように該チェ
スト11を包囲している。従ってカバー28は、前方を
起点として上方では肩支え13を包囲して自由空間部1
8で終っている。カバー28の自由端縁域29は、背面
側19の方に向いた自由空間部18の上部終端域で終っ
ており、ここで前記自由端縁域29は、殊に有利には接
着によって肩支え13と接合されている(図3)。この
ようにして衣服ハンガー22は、直立した支持コラム1
2に対して横方向の運動によって、背面側19から切欠
き部25内へ挿入可能に構成されている。
【0022】図示の仕上げ処理装置は前記切欠き部25
内に押出し機構40を有している。該押出し機構は、肩
支え13の下位に位置しかつ部分的には該肩支え13の
下側にある自由空間部18の部分内に侵入している(図
1)。
【0023】前記押出し機構40は2つの押出し体41
を有している。両押出し体41は等しく、曲げ成形され
た金属薄板として構成されており、両曲げ成形金属薄板
は、鏡面対称的に対向した終端区域において、肩支え1
3の肩区分15,16に配設されている。各押出し体4
1の比較的大きな扁平面42はほぼ三角形状に構成され
ており、かつ、三角形頂角の鋭角的に終る1端は下向
き、要するに、仕上げ処理型10の台座(図示せず)の
方に向いている訳である(図2)。各押出し体41の大
扁平面42に続いていて該大扁平面に対して屈曲された
小扁平面43は、切欠き部25から側方に導かれかつ部
分的に肩支え13の端壁面をめぐって導かれいる(図
4)。
【0024】各押出し体41は、2本の平行なリンクレ
バー45から成る平行四辺形リンク伝動機構44を介し
て、前記肩支え13の下側に固定的に配置された保持腕
46に運動可能に枢着されている。前記平行四辺形リン
ク伝動機構44は、押出し体41が常に垂直方向の姿勢
で切欠き部25内で押込み・押出し運動できるように該
押出し体をガイドし、これによって両押出し体は、直立
した支持コラム12に対して平行に往復運動可能であ
る。このために各押出し体41は、肩支え13の下側の
所属の保持腕46に、移動機構を形成する圧力媒体シリ
ンダ47を介して連結されている(図3)。
【0025】押出し機構40の押込み位置では押出し体
41は、切欠き部25の支持コラム12寄り端部に位置
している。圧力媒体シリンダ27は、この場合所属のピ
ストンを押込んだ状態にある。押出し体41の上端部区
域はこの場合、肩支え13の自由空間部18内に位置し
ている(図3)。押出し機構40の押出し位置では押出
し体41は切欠き部25の外側端部に位置し、これによ
って押出し体41の大扁平面42の外面は、チェスト1
1の背面側19とほぼ整合した位置を占める(図3の二
点鎖線位置)。押出し体のこの位置では圧力媒体シリン
ダ47は、ピストンを押出した状態にある。
【0026】切欠き部25の部分区域は、チェスト11
の背面側19からフラップ30によって閉鎖可能であ
る。該フラップ30は、実質的に扁平なベース面31の
下縁に、該ベース面に対してほぼ直角に支持コラム12
に方に向かって延びる脚片32を有している。該脚片3
2の自由端部にはジョイント33が設けられており、該
ジョイントを介してフラップ30は、仕上げ処理型10
に、つまり該仕上げ処理型の支持コラム12に水平な旋
回軸34を中心として旋回可能に枢着されている(図
1)。脚片32の下側には、支持コラム12に固着され
たストッパ突起35が配置されている。該ストッパ突起
は、フラップ30の開放時に該フラップの開放角度を制
限するために脚片32を当接させるように斜向したスト
ッパ面36を有している(図1の一点鎖線位置参照)。
フラップ30のベース面31は、その上端部区域で肩支
え13の方に向かって湾曲されており、しかも該フラッ
プ30の湾曲部が肩支え13の背面側湾曲部にほぼ平行
に延びるように構成されている。この場合フラップ30
のベース面31は、該フラップの対向した角隅域37
が、自由空間部18の上位に位置している肩支え13の
部分にオーバーラップして該肩支え13に当接する閉鎖
時のフラップ30のストッパ部を形成するように設計さ
れている(図1)。フラップ30の幅は、該フラップが
チェスト11の背面側19において切欠き部25の中央
部分域だけをカバーしかつ衣服ハンガー22の中央区分
だけを被覆するように、設計されている(図2)。
【0027】フラップ30の全背面は、チェスト11の
ようにカバー38を有している。該カバーは場合によっ
ては、クッションのような詰め物を有することもでき、
これによってフラップ30の外面は、衣服の断面形状に
対応した成形断面を得る。
【0028】フラップ30の閉鎖は、切欠き部25内に
衣服ハンガー22を挿入しフック端部26を保持突起2
7に掛けた後に、チェスト11の上に後に着せ掛けるべ
き衣服よって行なわれる。この場合押出し機構40は図
3に示した押込み位置に在り、これによってハンガー主
部分23の対向する角隅区域は(チェスト11の背面側
19から見れば)押出し体41の手前に位置している
(図1及び図3)。フラップ30の開放は該フラップの
自重に基づいて、屈曲した脚片32によって自動的に行
なわれる。これによって肩支え13の後方には、上向き
に開いた自由な開口39が形成される。図3に二点鎖線
で図示した位置へ押出し機構40の押出し体41が横方
向に移動することによって、衣服ハンガー22は衣服の
背部を同時に連行しつつ切欠き部25から引出される。
これによってハンガー主部分23は肩支え13の輪郭の
後方に達する。次いで衣服ハンガー22は、その上に吊
された仕上げ加工済みの衣服と一緒に、前記開口39を
通ってチェスト11から脱出移動され、または該チェス
ト11から取出され、しかもこの場合、肩支え13の端
部又はチェスト11の自由空間部18の端部に衣服ハン
ガーが引っ掛かってロックする不都合が生じることはな
い。
【0029】特に女性の体型に適合させるために、ブレ
ストフォーマ14は、例えばドイツ連邦共和国登録実用
新案第9003467号明細書に基づいて公知になって
いるような調整伝動装置によって特に三次元的に調節す
ることができる。また同じく殊に有利にはブレストフォ
ーマ14の調節と相俟って肩支え13を調節することも
考えられる。この調節のために例えば図示の一体の肩支
え13を支持コラム12に沿って昇降運動させることも
可能である。あるいは又、肩支え13を多部分から構成
して、両肩区分15及び16の勾配を互いに逆方向に可
変調節できるようにすることも可能である。この調節も
前掲のドイツ連邦共和国登録実用新案第9003467
号明細書に基づいて公知である調整伝動装置によって行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】仕上げ処理装置の上部部分の略示側面図であ
る。
【図2】図1に示した仕上げ処理装置部分の略示背面図
である。
【図3】図2のIII−III線に沿った肩支えの断面
図である。
【図4】図1及び図2に示した仕上げ処理装置部分の平
面図である。
【符号の説明】
10 仕上げ処理型、 11 チェスト、 12
支持コラム、 13肩支え、 14 ブレストフォ
ーマ、 15,16 肩区分、 17頚部突起、 1
8 自由空間部、 19 背面側、 20,21
区域、 22 衣服ハンガー、 23 ハンガー主
部分、 24 吊り金、25 切欠き部、 26
フック端部、 27 保持突起、 28 カバ
ー、 29 自由端縁域、 30 フラップ、 31
ベース面、 32 脚片、 33 ジョイン
ト、 34 旋回軸、 35 ストッパ突起、 3
6 ストッパ面、 37 角隅域、 39 開
口、 40 押出し機構、 41押出し体、 42
大扁平面、 43 小扁平面、44 平行四辺形
リンク伝動機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラインホルト ケンペルマン ドイツ連邦共和国 バート ザルツーフレ ン エルフエアデイサー シユトラーセ 7

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣服ハンガー及び該衣服ハンガーに配設
    された衣服を収容するために、チェストを有する少なく
    とも1つの、蒸熱処理マネキンと呼ばれる仕上げ処理型
    を備え、蒸気及び加熱空気によって特にザッコ、ジャケ
    ット、コートのような上体用の衣服を仕上げ処理する装
    置において、仕上げ処理型(10)又はチェスト(1
    1)が、衣服ハンガー(22)を背面側(19)から収
    容可能に構成されていることを特徴とする、衣服の仕上
    げ処理装置。
  2. 【請求項2】 チェスト(11)が、衣服ハンガー(2
    2)の少なくとも一部分を収容するために背面からアク
    セス自在の開口部として構成された切欠き部(25)を
    有している、請求項1記載の仕上げ処理装置。
  3. 【請求項3】 切欠き部(25)の一部分が、肩支え
    (13)の下位に配置されている、請求項1又は2記載
    の仕上げ処理装置。
  4. 【請求項4】 切欠き部(25)の少なくとも一部分
    が、仕上げ処理型(10)又はチェスト(11)の肩支
    え(13)内に自由空間部(18)として構成されてい
    る、請求項1から3までのいずれか1項記載の仕上げ処
    理装置。
  5. 【請求項5】 肩支え(13)の背面側(19)の自由
    空間部(18)が、前記肩支え(13)に一体成形され
    た頚部突起(17)にも及んでおり、かつ衣服ハンガー
    (22)の上部部分及び該衣服ハンガー(22)の吊り
    金(24)の下部部分を収容するために使用される、請
    求項4記載の仕上げ処理装置。
  6. 【請求項6】 切欠き部(25)が外部から少なくとも部
    分的に被覆可能又は閉鎖可能である、請求項1から5ま
    でのいずれか1項記載の仕上げ処理装置。
  7. 【請求項7】 切欠き部(25)がフラップ(30)に
    よって閉鎖可能又は被覆可能である、請求項6記載の仕
    上げ処理装置。
  8. 【請求項8】 フラップ(30)が、その下縁部に配設
    された水平な旋回軸(34)を中心として旋回可能、し
    かも自動的に開旋回可能に構成されている、請求項7記
    載の仕上げ処理装置。
  9. 【請求項9】 フラップ(30)が旋回軸(34)によ
    って、チェスト(11)を支持している支持コラム(1
    2)の、肩支え(13)よりも下方の区域と連結されて
    いる、請求項8記載の仕上げ処理装置。
  10. 【請求項10】 フラップ(30)が閉鎖状態におい
    て、肩支え(13)の、少なくとも自由空間部(18)
    より上位に位置している区域に背面から当接し、該フラ
    ップ(30)の、対向し合った両上部角隅域(37)が
    前記肩支え(13)の対応区域にオーバーラップしてい
    る、請求項7から9までのいずれか1項記載の仕上げ処
    理装置。
  11. 【請求項11】 フラップ(30)の開旋回距離が制限
    されている、請求項7から10までのいずれか1項記載
    の仕上げ処理装置。
  12. 【請求項12】 フラップ(30)が下部区域に脚片
    (32)を有し、該脚片が、前記フラップ(30)の開
    放位置において、支持コラム(12)に固定的に配置さ
    れたストッパ突起(35)のストッパ面(36)に当接
    するように、前記フラップ(30)のベース面(31)
    に対して屈曲されている、請求項11記載の仕上げ処理
    装置。
  13. 【請求項13】 仕上げ処理型(10)又はチェスト
    (11)内に、衣服ハンガー(22)の少なくとも一部
    分を切欠き部(25)から脱出移動させるための押出し
    機構(40)が配置されている、請求項1から12まで
    のいずれか1項記載の仕上げ処理装置。
  14. 【請求項14】 押出し機構(40)が、肩支え(1
    3)より下位で切欠き部(25)内に配置されている2
    つの押出し体(41)を有している、請求項13記載の
    仕上げ処理装置。
  15. 【請求項15】 両押出し体(41)が、切欠き部(2
    5)の内位終端域又は外位終端域へ選択的に位置し得る
    ように、仕上げ処理型(10)の直立した背面側(1
    9)に対して同時に平行移動可能である、請求項14記
    載の仕上げ処理装置。
  16. 【請求項16】 両押出し体(41)が夫々1つの作動
    機構としての圧力媒体シリンダ(47)によって移動可
    能である、請求項14又は15記載の仕上げ処理装置。
  17. 【請求項17】 各押出し体(41)が、仕上げ処理型
    (10)又は肩支え(13)と固定的に連結された平行
    四辺形リンク伝動機構(44)を介して、前進・後退運
    動時にほぼ直立した姿勢を維持するようにガイドされて
    いる、請求項14から16までのいずれか1項記載の仕
    上げ処理装置。
  18. 【請求項18】 衣服ハンガー(22)の吊り金(2
    4)のフック端部(26)を肩支え(13)の頚部突起
    (17)から上方へ突出させるために自由空間部(1
    8)が前記頚部突起(17)の区域内に構成されてい
    る、請求項1から17までのいずれか1項記載の仕上げ
    処理装置。
  19. 【請求項19】 頚部突起(17)内に開口する自由空
    間部(18)の上方に、衣服ハンガー(22)のフック
    端部(26)受容するための保持突起(27)が配置さ
    れており、しかも肩支え(13)又は支持コラム(1
    2)と固定的に結合されている、請求項1から18まで
    のいずれか1項記載の仕上げ処理装置。
  20. 【請求項20】 フラップ(30)が少なくとも外面に
    カバー(38)及び/又はクッションを有している、請
    求項7から19までのいずれか1項記載の仕上げ処理装
    置。
  21. 【請求項21】 チェスト(11)がカバー(28)及び/
    又はクッションを有し、該カバーが前記チェスト(1
    1)の背面側(19)において自由空間部で終わってい
    る、請求項1から20までのいずれか1項記載の仕上げ
    処理装置。
JP4083870A 1991-04-06 1992-04-06 衣服の仕上げ処理装置 Pending JPH0596094A (ja)

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