JPH0595947A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JPH0595947A
JPH0595947A JP3257777A JP25777791A JPH0595947A JP H0595947 A JPH0595947 A JP H0595947A JP 3257777 A JP3257777 A JP 3257777A JP 25777791 A JP25777791 A JP 25777791A JP H0595947 A JPH0595947 A JP H0595947A
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blood
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喜芳 原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、角度依存性のない血流情報を得るこ
とができる超音波診断装置を提供すること目的とする。 【構成】本発明に係る超音波診断装置は生体内に超音波
ビームを複数の時刻に送信しかつ生体内で反射された超
音波を受信してその複数の時刻毎の反射波信号を取出す
超音波探触子4と、前記反射波信号から生体内の血流に
よるドップラー信号を抽出しかつそのドップラー信号に
基づいて前記複数の時刻に対応した複数の血流速度を算
出するムービングターゲットインジェクタ処理系9と、
前記複数の血流速度の中の少なくとも2つの血流速度の
差分値に応じた該2つの血流速度の変化率を算出するデ
ィジタルスキャンコンバータ10と、前記変化率に応じ
て前記生体の血流画像を得るカラー処理回路11とを具
備することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、心臓内あるいは血管内
の血流速を二次元的に表示するいわゆるカラーフローマ
ッピング(CFM)法を備えた超音波診断装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】心臓内あるいは血管内の血流の情報(血
流方向、血流速度)を含んだ血流断層像を表示し診断に
供するいわゆる血流測定は、超音波ドップラー法に基づ
いて実施される。通常、血流の情報の内、血流方向を青
と赤からなる色相で表現し、血流速度を輝度で表現す
る。血流の情報は次のような方法によって求められてい
る。
【0003】生体内に送信された超音波が移動反射体
(血球)により反射されると、その反射波の周波数(受
信周波数)は送信周波数に比し血球の移動速度に応じて
偏移する効果(ドップラー効果)を利用するものであ
る。ドップラー信号はこの血球からの反射波がドップラ
ー効果により周波数偏移を受けたときのその偏移周波数
として得られるものである。ここで送信周波数をf、受
信周波数をfc、偏移周波数をfdとするとそれらは次
の関係を有している。
【0004】 fd=fc−f …(1) また血流の超音波ビーム方向の速度成分をv、音速をC
とすると受信周波数fcと送信周波数fは次の関係を有
している。ただし記号「・」は乗算を意味するものとす
る。
【0005】 fc=(1+2v/C)・f …(2) (1)式と(2)式から偏移周波数fdは送信周波数f
を用いて次のように表すことができる。
【0006】 fd=(2v/C)・f …(3) ここで血流速度(血流方向の速度)をV、血流方向と超
音波ビーム方向とのなす角度をθとすると、血流の超音
波ビーム方向の速度成分v=V・ cosθであるから、
(3)式は次のように表すことができる。 fd=(2V・ cosθ/C)・f …(4) よって(4)式から血流速度Vは次のように表すことが
できる。 V=C・fd/f・2V・ cosθ
【0007】従来は生体断層像画像中の各画素をこの血
流速度Vに応じた輝度を割り付け、表示することによっ
て血流の診断に供していた。(4)式で明らかなように
偏移周波数fdから血流速度Vを求めるには、血流方向
と超音波ビーム方向とのなす角度θの余弦 cosθを正確
に知る必要がある。血流方向と超音波ビーム方向とのな
す角度θに誤差があると当然血流診断に誤りが生じやす
い。例えば実際には同じ血流速度である2箇所の血流測
定点(以下「サンプル点」と称する)に関して異なる輝
度で表示される可能性がある。すなわち血流速度Vは角
度θに依存する性質(以下「角度依存性」と称する)が
ある。
【0008】この角度依存性による血流速度誤差を軽減
するために血流方向と超音波ビーム方向とのなす角度θ
を求める方法が様々に考案されている。例えば断層像を
利用して血流方向と超音波ビーム方向とのなす角度θを
計測する方法、あるいは入射角度計測用バーを利用して
角度θを求める方法がある。しかしながらいずれの従来
の方法も角度依存性による血流速度誤差を完全に解消す
ることはできず、また処理時間が非常に多く必要なため
血流断層像(CFM像)をリアルタイム表示が困難であ
った。このリアルタイム表示は生体内のどの部分の血流
を測定しているか把握するために血流像と超音波断層像
と組み合わせて表示する場合に不可欠な機能である。さ
らに複数方向からの複数の超音波ビームを用いて各超音
波ビームのエコー信号を互いに相関させることにより角
度θに依存しない真の血流速度を求める方法が近年開発
されている。しかしこの方法は複数方向からの複数の超
音波ビームを得るために超音波探触子をマニュアル操作
する必要があったり、処理時間が非常に多く必要であっ
たり等の課題が残留しており、実用化には今だ至ってい
ない。
【0009】血流方向の情報は動脈系の血流と静脈系の
血流とを区別し、乱流や逆流との異常がないかを診断す
る場合に有効である。この血流方向の表現方法は多くの
場合、偏移周波数fdの正/負によって青/赤を対応さ
せている。しかし偏移周波数fdの正/負は血流方向の
超音波ビーム方向に対する相対的な方向によって決定さ
れる。このため超音波ビーム上のあるサンプル点、すな
わち血管に対する超音波探触子からの垂線が交わる点を
境に同一血管内であって色相が異なる場合がある。とい
うのもそのサンプル点を音源と仮定すると、その音源に
近付く血流成分と遠ざかる血流成分とではドップラー効
果の性質上、サンプル点の左右で偏移周波数fdの正/
負が逆になるため異なる色相で表示されることになる。
診断に際してはこの性質を予め十分理解した上で行う必
要があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的は
角度依存性のない血流情報を得ることができる超音波診
断装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る超音波診断
装置は、生体内に超音波ビームを複数の時刻に送信しか
つ生体内で反射された超音波を受信してその複数の時刻
毎の反射波信号を取出す超音波探触子と、
【0012】前記反射波信号から前記生体内の血流によ
るドップラー信号を抽出しかつそのドップラー信号に基
づいて前記複数の時刻に対応した複数の血流速度を算出
する手段と、前記複数の血流速度の中の少なくとも2つ
の血流速度の差分値に応じた該2つの血流速度の変化率
を算出する手段と、前記変化率に応じて前記生体の血流
画像を得る手段とを具備することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明によれば、血流速度を算出する手段によ
って得られる角度依存性を有する複数の血流速度の中の
少なくとも2つの血流速度の差分値に応じた該2つの血
流速度の変化率とし、該少なくとも2つの血流速度が有
する角度依存性を相殺することができ、その結果角度依
存性の無い血流情報を得ることができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の第1の実
施例に係る超音波診断装置ついて説明する。図1は本発
明の第1実施例に係る超音波診断装置の概略的な構成を
示すブロック図である。
【0015】スキャンコントローラ(SC)2はシステ
ムコントローラ1の制御を受け、送受信回路3へ送受信
信号を出力する。この送受信信号は予め設定された走査
方式に応じたパルス信号であって、この走査方式にはリ
ニア走査、セクタ走査等があり、さらに走査手段には手
動走査、機械走査、電子走査があり、いずれを採用して
もよいがここではセクタ電子走査法であるとする。送受
信回路3はスキャンコントローラ2から入力した送受信
信号に応じて超音波探触子4へ駆動パルスを供給する。
超音波探触子4は複数の超音波振動子を併設してなり、
複数の超音波振動子は駆動パルスにより駆動し超音波ビ
ームを生体P内に送波する。超音波振動子それぞれの送
波タイミングに遅延時間を与えることにより超音波ビー
ム方向を定め、また超音波振動子それぞれの遅延時間を
少しずつずらすことにより超音波ビーム方向を変化させ
セクタ走査を行う。通常走査線数は1フレーム当り10
0本程度であり、フレーム数は1秒当り25から30フ
レーム程度である。
【0016】超音波探触子4から送波された超音波ビー
ムは生体P内で吸収されたり各所において散乱や反射し
たりする。散乱された信号には散乱された境界での音響
インピーダンスの差情報や散乱を誘起した散乱体、主に
移動体(血流)の速度情報が含まれている。その反射波
は再度超音波探触子4で受信されエコー信号に変換さ
れ、そのエコー信号は送受信回路3に出力される。送受
信回路3はスキャンコントローラ2から前述の送波タイ
ミングと同様の受波タイミングの制御を受け、エコー信
号を出力する。このエコー信号はBモード処理系6と、
高速フーリエ変換(FFT)系8と、ムービングターゲ
ットインジェクタ(MTI)系9とに供給される。
【0017】Bモード処理系6はエコー信号に基づいて
ディジタル断層データを得る。すなわちBモード処理系
6の包絡線検波回路6aでエコー信号を包絡線検波しア
ナログ断層データを得、さらにアナログ/ディジタル変
換器(A/D)6bでそのアナログ断層データをアナロ
グ/ディジタル変換しディジタル断層データを得る。そ
のディジタル断層データはディジタルスキャンコンバー
タ(DSC)10に供給される。そのディジタル断層デ
ータはモニタ15の走査方式に応じてディジタルスキャ
ンコンバータ10から出力され、カラー処理回路11、
ディジタル/アナログ変換器(D/A)12を経てモニ
タ15に超音波断層像として表示される。
【0018】直交位相検波回路7は送受信回路3から入
力したエコー信号を直交位相検波し、ドップラーシフト
を得るためのエコー信号の領域を抽出し、高速フーリエ
変換(FFT)系8と、ムービングターゲットインジェ
クタ(MTI)系9とにそのエコー信号を出力する。
【0019】高速フーリエ変換(FFT)系8は血管内
の特定の観測点(サンプル点)における血流速度の変化
状態を表す1ポイントドップラー像データをディジタル
スキャンコンバータ10へ出力する。すなわち直交位相
検波回路7の出力の観測点のデータをサンプルホールド
回路8aでサンプルホールドし、A/D変換器8bでそ
の観測点のデータをディジタル信号に変換する。このと
きこのディジタル信号はパルスの繰返し周波数に順じて
時系列データとして生成され、高速フーリエ変換回路8
cで高速のフーリエ変換によってドップラーシフトが次
々に切出される。この次々に出力されるドップラーシフ
ト量(血流速度量)のデータ列が1ポイントドップラー
像データであって、ディジタルスキャンコンバータ10
ではこの血流速度量の内逐次現在から所定時間までの数
十の血流速度量を出力し、前記データ列がBモード断層
像の場合と同様にカラー処理回路11、ディジタル/ア
ナログ変換器(D/A)12を経てモニタ15に血流速
度の変化状態を波形で表す1ポイントドップラー像とし
て表示される。
【0020】ムービングターゲットインジェクタ(MT
I)系9では血管内の血流速を二次元的に表わす血流断
層像データをディジタルスキャンコンバータ10へ出力
する。この血流断層像データは二次元的に拡がる複数の
観測点の血流速をフレーム周期に同期して時系列に出力
されるデータ群である。まず直交位相検波回路7の出力
はアナログ/ディジタル変換器(A/D)9aでアナロ
グ/ディジタル変換される。そしてムービングターゲッ
トインジェクタ(MTI)回路9bでそのディジタル信
号の中の移動体(血流)からのドップラー信号成分だけ
がドップラーシフトに基づいて抽出される。さらにドッ
プラー信号成分は自己相関回路9cで自己相関処理され
た後、演算回路9dで自己相関回路9cの出力から平均
血流速度(流速Vn )を得る。この平均血流速度は同一
観測点においても心泊に応じて刻々と変化し、すなわち
フレーム毎に異なった平均血流速度が次々にディジタル
スキャンコンバータ10へ出力されることになる。ここ
で流速Vn の「n」はフレーム番号を表すものとする。
【0021】図2はディジタルスキャンコンバータ10
の本発明主要部、すなわち血流断層像を構成する部分に
関するブロック図である。ムービングターゲットインジ
ェクタ系9から流速Vn とシステムコントローラ1から
フレーム範囲(1サイクルに相当するフレーム数、以下
「サイクル」と称する)Fsを同時にディジタルスキャ
ンコンバータ10へ出力する。ディジタルスキャンコン
バータ10は連続的に入力される流速データの中の1サ
イクルFsの中の複数の流速データの中の最大流速Vma
x を抽出する最大流速データ抽出部35と、同じサイク
ルの複数の流速データの中の最小流速Vmin を抽出する
最小流速データ抽出部36と、最大流速Vmax と最小流
速Vmin とを用いて実質的に所定の演算処理を行うリー
ドオンリメモリ(ROM)33とを有している。この1
サイクルは通常、被検者の1心拍時間に応じて設定され
る。
【0022】最大流速データ抽出部35は、ムービング
ターゲットインジェクタ系9から入力する流速Vn とフ
レームメモリ(FM)24から入力する流速Vn-1 とフ
レームメモリ(FM)26からリードオンリメモリ(R
OM)25を経て入力するサイクル管理信号とに応じて
スイッチ22とスイッチ23それぞれへスイッチ切替信
号を供給するリードオンリメモリ(ROM)21と、R
OM21のスイッチ切替信号に従ってフレームメモリ
(FM)24の入力経路を選択するスイッチ22と、R
OM21のスイッチ切替信号に従ってフレームメモリ
(FM)26の入力経路を選択するスイッチ23と、ス
イッチ22を介して画素毎のムービングターゲットイン
ジェクタ系9から入力する流速Vn あるいはフレームメ
モリ(FM)24から入力する流速Vn -1を保持し画素
毎の1サイクルにおける最大流速Vmax を記憶するフレ
ームメモリ(FM)24と、システムコントローラ1か
らのサイクルFsをスイッチ23を介して入力し画素毎
のサイクル管理を行うフレームメモリ(FM)26と、
ROM26のサイクルFsを1つづつ減少させてROM
21へ供給するROM25とからなる。次にスイッチ2
2とスイッチ23のスイッチ切替について説明する。R
OM21は流速Vn と流速Vn -1とを比較し、流速Vn
が流速Vn -1より大きい場合あるいは等しい場合はスイ
ッチ22の入力端子(2) に接続するスイッチ切替信号を
出力し、流速Vn が流速Vn -1より小さい場合はスイッ
チ22の入力端子(1) に接続するスイッチ切替信号を出
力する。ROM25から入力するサイクルFsの1カウ
ント減少数がゼロの場合すなわち1サイクル終了の場合
にはとスイッチ23の入力端子(2) に接続するスイッチ
切替信号を出力し、サイクルFsの1カウント減少数が
ゼロ以外の場合すなわち1サイクル未終了の場合にはス
イッチ23の入力端子(1) に接続するスイッチ切替信号
を出力する。フレームメモリ24はこのスイッチ22、
スイッチ23のスイッチ切替によって画素毎の1サイク
ルにおける最大流速Vmax を記憶する。
【0023】最小流速データ抽出部36も、最大流速デ
ータ抽出部35とほぼ同様の構成であり、すなわちムー
ビングターゲットインジェクタ系9から入力する流速V
n とフレームメモリ30から入力する流速Vn-1 とRO
M31から入力するサイクルFsの1カウント減少数に
応じてスイッチ28とスイッチ29それぞれへスイッチ
切替信号を供給するROM27と、ROM27のスイッ
チ切替信号に従ってフレームメモリ30の入力経路を選
択するスイッチ28と、ROM27のスイッチ切替信号
に従ってフレームメモリ32の入力経路を選択するスイ
ッチ29と、スイッチ28を介して画素毎の流速Vn あ
るいは流速Vn-1 を保持し画素毎の1サイクルにおける
最小流速Vmin を記憶するフレームメモリ30と、スキ
ャンコントローラ2からのフレームFnをスイッチ29
を介して入力し画素毎のサイクルFsを記憶しサイクル
管理を行うフレームメモリ32と、ROM32のサイク
ルFsを1カウント減少させてROM27へ供給するR
OM31とからなる。次にスイッチ28とスイッチ29
のスイッチ切替について説明する。ROM27は流速V
n と流速Vn-1 とを比較し、流速Vn-1 が流速Vn より
大きい場合あるいは等しい場合にはスイッチ28の入力
端子(2) に接続するスイッチ切替信号を出力し、流速V
n-1 が流速Vn より小さい場合にはスイッチ28の入力
端子(1) に接続するスイッチ切替信号を出力する。サイ
クルFsの1カウント減少数がゼロの場合すなわち1サ
イクル終了の場合にはスイッチ29の入力端子(2) に接
続するスイッチ切替信号を出力し、サイクルFsの1カ
ウント減少数がゼロ以外の場合すなわち1サイクル未終
了の場合にはスイッチ29の入力端子(1) に接続するス
イッチ切替信号を出力する。フレームメモリ30はこの
スイッチ28、スイッチ29のスイッチ切替によって画
素毎の1サイクルにおける最小流速Vmin を記憶する。
【0024】リードオンリメモリ(ROM)33はモニ
タ13の走査方式に応じた順序で最大流速Vmax と最小
流速Vmin とを入力し、次の式に基づいた演算処理を行
い最大流速変化率Rn をサイクル毎に連続的に出力す
る。
【0025】 R=(Vmax −Vmin )/Vmax …(5) 上記式で明らかなように最大流速Vmax と最小流速Vmi
n とが有している角度依存性は除算演算によって相殺さ
れることになり、その結果角度依存性を有しないデータ
すなわち最大流速変化率Rn を得ることができる。
【0026】ROM33から出力される血流断層像デー
タはカラー処理回路11で最大流速変化率Rに応じた色
相が割付けられる。この色相は3原色、青(B)、赤
(R)、緑(G)であって、最大流速変化率Rn が比較
的大きい場合には赤(R)の色度を強くし、最大流速変
化率Rn が比較的小さい場合には青(B)の色度を強く
することによって、動脈系と静脈系とを区別して表すこ
とができる。カラー処理回路11でカラー処理された血
流断層像データは、ディジタル/アナログ変換器(D/
A)12を経てモニタ15に血流断層像として表示され
る。
【0027】次にディジタルスキャンコンバータとカラ
ー処理部の作用について具体的に図3乃至図6を用いて
説明する。図3は図1に示したディジタルスキャンコン
バータに入力される1つの動脈系サンプルボリュームに
関する血流速度の分布である。図4は図1に示したディ
ジタルスキャンコンバータに入力される1つの静脈系サ
ンプルボリュームに関する血流速度の分布である。ここ
では1サイクルを5フレームに設定しているものとす
る。図3と図4から分かるように動脈系の流速分布と静
脈系の流速分布には差異があり、特に最大流速Vmax に
おいて顕著である。
【0028】図3に示したように、1つの動脈系サンプ
ルボリュームにおける流速分布のサイクル1の最大流速
Vmax すなわち流速Va3が図2に示した最大流速データ
抽出部35から出力され、同じサイクル1における最小
流速Vmin すなわち流速Va5が図2に示した最小流速デ
ータ抽出部36から出力される。最大流速変化率R1は
図2に示したROM33においてこの最大流速Va3と最
小流速Va5を式(5)に当てはめ得られる。最大流速変
化率R1 は、他のサンプルボリューム特に図4に示した
ような静脈系サンプルボリュームにおける最大流速Vma
x すなわち流速Vv3と最小流速Vmin すなわち流速Vv5
とから求めた最大流速変化率R2 とは異なる値として得
られる。図5は図1に示したディジタルスキャンコンバ
ータから出力される同一サイクルにおける複数のサンプ
ルボリュームSVn に関する流速最大変化率Rnの分布
を示しており、この最大流速変化率Rはサンプルボリュ
ームによって様々な値が得られる。複数のサンプルボリ
ュームSVn に関する最大流速変化率Rnはフレーム毎
に図1示したカラー処理部11に供給され、カラー処理
部11でその最大流速変化率Rに応じた色相が割当てら
れ、カラー処理された血流断層像が得られる。
【0029】図6は図5に示した複数のサンプルボリュ
ームSVn に関する流速最大変化率Rnに対するカラー
処理部11による色相の割当てを示す図である。ここで
色相の赤(R)と青(B)との境界レベルThを動脈系
における流速最大変化率と静脈系における流速最大変化
率との相違に基づいて予め設定しておけば、動脈系と静
脈系とを色相の相違で区別して表示することができる。
またこの境界レベルThをオペレータが任意に調整する
ことができるようにすれば、所望の流速最大変化率に達
している部分と達していない部分にとを色相の相違で区
別して表示することができる。以上のように本実施例に
よれば角度依存性のない流速最大変化率に基づいて角度
依存性のないカラー血流断層像を得ることができる。
【0030】次に第2の実施例について説明する。第1
の実施例によれば1サイクル毎のカラー血流断層像を得
ることができるが、刻々と変化する血流を捕えることは
できない。本実施例はその問題を解決するものであり、
刻々と変化する血流を色相の変化で表示することができ
る。
【0031】図7は第2の実施例に係る超音波診断装置
のディジタルスキャンコンバータの概略的な構成を示す
ブロック図である。図8は図7に示したディジタルスキ
ャンコンバータから出力される動脈系サンプルボリュー
ムと静脈系サンプルボリュームに関する流速直前変化率
の分布を示している。本実施例に係る超音波診断装置の
ディジタルスキャンコンバータを除く構成および作用は
第1の実施例に係る超音波診断装置、すなわち図1に示
した超音波診断装置と同一であるため、ディジタルスキ
ャンコンバータについてのみ説明し他の同一部分につい
ての構成および作用の説明は省略する。
【0032】図7に示したように本実施例に係るディジ
タルスキャンコンバータには第1の実施例の場合と同様
に流速データがフレーム毎に時系列的に供給される。た
だし第1の実施例の場合とは異なりサイクル管理する必
要がないことからフレームFnは入力しない。フレーム
メモリ42は流速Vn-1 を記憶し、次に流速Vn が供給
されると流速Vn-1 を出力し、流速Vnを記憶する。R
OM41は流速Vn とフレームメモリ42から流速Vn-
1 とを入力し、第nフレームの流速直前変化率TRn を
求める。この流速直前変化率TRn は次の式に基づいて
算出される。ただし記号[…]は…の絶対値を表す。 TRn =[(Vn-1 −Vn )/Vn ] …(6) フレームメモリ42はROM41から出力される流速直
前変化率TRn を入力し、記憶し、モニタ走査方法に応
じた順序で流速直前変化率TRn を出力する。
【0033】図8に示すように流速直前変化率TRn は
1フレーム毎に得られるため流速の変化の状態を表すこ
とができ、また流速直前変化率TRn の大きさは動脈系
と静脈系とで異なるため第1の実施例におけるカラー処
理部11によってその色相を相違させることにより、動
脈系と静脈系とを区別して表示させることができる。
【0034】このように本実施例によれば角度依存性の
ない流速最大変化率に基づいて角度依存性のないカラー
血流断層像を得ることができ、さらに第1実施例の場合
にはサイクル毎であった流速の変化の状態を詳細に表す
ことができる。
【0035】本発明は上記実施例に限定されることはな
い。例えば式(5)、(6)の出力値を複数倍し、ある
いは分子の2つの流速データのいずれか一方のみを複数
倍し出力値幅を広くしてもよい。その結果動脈系と静脈
系とをよりよく区別することができる。また超音波探触
子の走査方式はセクタ電子走査に限らずリニア電子走査
あるいはメカニカルな走査方式であってもよい。また超
音波断層像を得るための超音波探触子とドップラー用超
音波ビームを得るための超音波探触子は独立に設けても
よい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、血
流速度を算出する手段によって得られる角度依存性を有
する複数の血流速度の中の少なくとも2つの血流速度の
差分値に応じた値を該2つの血流速度の変化率とし、該
2つの血流速度が有する角度依存性を互いに相殺するこ
とができ、その結果角度依存性の無い血流情報を得るこ
とができる超音波診断装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る超音波診断装置の概
略的な構成を示すブロック図。
【図2】図1に示したディジタルスキャンコンバータの
概略的な構成を示すブロック図。
【図3】図1に示したディジタルスキャンコンバータに
入力される動脈系サンプルボリュームに関する血流速度
の分布。
【図4】図1に示したディジタルスキャンコンバータに
入力される静脈系サンプルボリュームに関する血流速度
の分布。
【図5】図1に示したディジタルスキャンコンバータか
ら出力される複数のサンプルボリュームに関する流速最
大変化率の分布。
【図6】図5に示した複数のサンプルボリュームに関す
る流速最大変化率に対する図1に示したカラー処理部に
おける色相の割当てを示す図。
【図7】本発明の第2実施例に係る超音波診断装置のデ
ィジタルスキャンコンバータの概略的な構成を示すブロ
ック図。
【図8】図7に示したディジタルスキャンコンバータか
ら出力される動脈系サンプルボリュームと静脈系サンプ
ルボリュームに関する流速直前変化率の分布。
【符号の説明】
1…システムコントローラ、2…スキャンコントロー
ラ、3…送受信回路、4…超音波探触子、6…Bモード
処理系、7…直交位相検波部、8…高速フーリエ変換系
4、9…ムービングターゲットインジェクタ処理系、1
0…ディジタルスキャンコンバータ、11…カラー処理
回路、12…D/A変換器、13…カラーモニタ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体内に超音波ビームを複数の時刻に送
    信しかつ生体内で反射された超音波を受信してその複数
    の時刻毎の反射波信号を取出す超音波探触子と、 前記反射波信号から前記生体内の血流によるドップラー
    信号を抽出しかつそのドップラー信号に基づいて前記複
    数の時刻に対応した複数の血流速度を算出する手段と、 前記複数の血流速度の中の少なくとも2つの血流速度の
    差分値に応じた該2つの血流速度の変化率を算出する手
    段と、 前記変化率に応じて前記生体の血流画像を得る手段とを
    具備することを特徴とする超音波診断装置。
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