JPH0595465U - ダストコントロールマット - Google Patents

ダストコントロールマット

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JPH0595465U
JPH0595465U JP3951392U JP3951392U JPH0595465U JP H0595465 U JPH0595465 U JP H0595465U JP 3951392 U JP3951392 U JP 3951392U JP 3951392 U JP3951392 U JP 3951392U JP H0595465 U JPH0595465 U JP H0595465U
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JP
Japan
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pile
base sheet
dust control
layer
back surface
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Pending
Application number
JP3951392U
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English (en)
Inventor
健二 福原
Original Assignee
オリックス・インテリア株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パイルカーペットの上に置き敷き使用すると
きズレ移動し難く、パイル繊維の抜け外れがなく効率的
に洗濯し得るダストコントロールマットを得る。 【構成】 ダストコントロールマットを、パイル層11
とゴム成分を有する裏打樹脂層12とから成る上敷材1
3と、パイルカーペットの上に置き敷きする下敷材20
とによって構成し、その下敷材20を、表裏の樹脂層1
4・16と中間の基布層15との3層を含む積層構造の
ベースシート17の裏面四隅に、太さが500〜300
0dで突出長が1〜10mmのパイル突起18を8〜4
0個/cm2 有する面フアスナー片19を取り付けて構
成するものとし、その際、ベースシート17の裏面0.
5m2 に占める面フアスナー片19の面積比率を4〜3
0%にする。このように下敷材20を構成するとパイル
カーペットの上に置き敷きしても上敷材13であるマッ
トがズレ移動せず、上敷材13だけを取替え洗濯して使
用することが出来るので、頻繁に取替え洗濯して使用す
るダストコントロールマットに本考案は頗る好都合であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、人の出入りの激しい店舗の出入口や玄関に置き敷き使用されるダス トコントロールマットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ダストコントロールマットは、特公昭63−63222や特公昭63−678 29、特公昭63−67830等に記載されている如く、裏面に樹脂シートを裏 打したパイル布帛のパイル繊維にパラフイン油、スピンドル油、ヒマシ油、オリ ーブ油等のダスト吸着用油剤を付与して構成され、店舗の出入口や玄関に置き敷 き使用されている。
【0003】 その場合、置き敷きする床面がパイルカーペットで構成されている場合には、 特公平3−60483が指摘する如く、置き敷きしたダストコントロールマット が使用中に次第にズレ移動すると言う不都合が生じる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
かかるズレ移動を防止する手段として、特公平3−60483は、マット裏面 に面フアスナーを裏打すべきことを示唆しているが、パイル面に置き敷きしたマ ットのズレ移動を完全に防止するのに有効適切な手段は未だ完成されていない。
【0005】 人の出入りの激しい店舗の出入口に置き敷きされ頻繁に洗濯されるダストコン トロールマットでは、その裏面に鉤状パイルを形成した面フアスナーを裏打する と、洗濯時にマット表面が面フアスナーの鉤状パイルに擦られて耐用寿命が損な われ、洗濯中に面フアスナーの鉤状パイルによって掻き取られたマット表面のパ イル繊維が微塵となってマット表面に付着するので、その水洗除去に手間取り効 率的に洗濯し得なくなる。
【0006】 そこで本考案は、パイルカーペットの上にダストコントロールマットを置き敷 き使用するときズレ移動し難く、パイル繊維の抜け外れがなく効率的に洗濯し得 るようにしようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
従来の面フアスナー(19)を取り付けたマットの使用状態を具に観察するに 、慣用される面フアスナー(19)のパイル突起(18)は可撓であってパイル カーペット23のパイル層22に深く食い込み難く、パイルカーペット23のパ イル層22の表面にパイル突起(18)が折れ曲がって軽く触れているようなも のであってズレ移動を防ぐのに有効に作用していない。
【0008】 そこで鋭意研究するに、面フアスナー19のパイル突起18を太くすると共に 、そのパイル突起18の植設密度を余り疎くせず、さりとて余り細かくもせず、 概してパイル突起18の太さを1000〜3000dとし、その突起18の植設 密度を10〜40個にし、更にパイル突起18の先端を加熱してキノコ状の溶融 塊21を付けると、マットのズレ移動を防ぐのに効果的であるとの知見を得た。
【0009】 本考案に係るダストコントロールマットは、かかる知見を基に完成されたもの であり、(a) パイル層11とゴム成分を有する裏打樹脂層12とから成る上 敷材13と、(b) 表裏の樹脂層14・16と中間の基布層15との3層を含 む積層構造のベースシート17の裏面の少なくとも四隅に、太さが500〜30 00dで突出長が1〜10mmのパイル突起18を8〜40個/cm2 有する面 フアスナー片19を取り付けて成り、ベースシート17の裏面0.5m2 に占め る面フアスナー片19の面積比率が4〜30%である下敷材20とから成ること を特徴とするものである。
【0010】 パイル突起18の太さが300d以下になると、パイル突起18が可撓になっ てパイルカーペット23のパイル層22に深く突き刺さらず、それが3000d 以上になると針金のように剛直になって取扱上危険であると共に、パイルカーペ ット23のパイル層22に突き刺し難くなる。
【0011】 又、パイル突起18の植設密度が8個/cm2 未満になるとズレ移動防止の効 果が少なくなると共に、持ち運ぶ過程でそれに触れた場合には面フアスナー片1 9に作用する力が数個のパイル突起18に分散されず1個のパイル突起の先端に 集中するので、パイル突起18に肌身が触れて傷つけられ易くなる一方、それが 40個/cm2 を超える場合はパイル層22に押し込む押込力が面フアスナー片 全体に分散し1個のパイル突起18に作用する押込力が弱まると共に、パイル層 全体22が面フアスナー19によって押し下げられる恰好になるので、パイル突 起18がパイル層22に深く突き刺さり難くなる。
【0012】 そして又、ベースシート17の裏面に占める面フアスナー片19の面積比率が 4%以下になるとズレ移動防止の効果は期待されず、その反面、それが30%を 超えると、パイル突起18をパイル層22に押し込むために置き敷きしたベース シート17が、その押し込む際に部分的にズレ移動し、その結果ベースシート1 7に波打皺が出来てパイルカーペット23の上に綺麗に拡布して置き敷き難くな り、又、下敷材全体が硬質板のようになって取り扱い難くなる。
【0013】 下敷材20が使用中に伸縮変形しないようにするには、表裏の樹脂層14・1 6にはゴム組成物を使用することが推奨される。
【0014】 ベースシート17に面フアスナー19を取り付けるにはウエルダー接着が好適 であり、その点でベースシート17の裏面層16はウエルダーによって励起され 易い塩ビ系樹脂を使用することが推奨される。
【0015】 従って、下敷材20は、面フアスナー片19のウエルダー接着性をよくすると 共に使用中の伸縮変形をなくす上で、表裏の樹脂層14・16にはゴム成分と塩 化ビニル成分を有する樹脂組成物を使用することが推奨され、ベースシート17 の裏面の少なくとも四隅に、太さが1000〜3000dで突出長が3〜6mm であり先端に溶融塊21を有するパイル突起18を12〜40個有する面フアス ナー片19をウエルダー接着して取り付け、その際、ベースシート17の裏面0 .5m2 に占める面フアスナー片19の面積比率が7〜20%になるようにする とよい。
【0016】 上敷材13の裏面と下敷材20の表面には、それぞれ雌雄対応する面フアスナ ーを取り付け、上敷材13と下敷材20を係脱自在に一体化することも出来る。
【0017】 パイル層11には、繊維表面に塵埃の付着を促す細かい凹凸を有する繊維を用 いるか又は、パイル繊維に塵埃の付着を促すパラフイン油、スピンドル油、ヒマ シ油、オリーブ油等のダスト吸着用油剤や界面活性剤を付与するとよい。
【0018】
【考案の効果】
上記の通り本考案に係る下敷材20は、表裏の樹脂層14・16と中間の基布 層15との3層を含む積層構造のベースシート17の裏面の少なくとも四隅に、 太さが500〜3000dで突出長が1〜10mmのパイル突起18を8〜40 個/cm2 有する面フアスナー片19を取り付けて成り、ベースシート17の裏 面0.5m2 に占める面フアスナー片19の面積比率を4〜30%としたので、 (1) 取扱上でパイル突起18によって肌身が傷つく危険がなく、 (2) 全体が可撓でロール巻きにすることが出来、 (3) 波立皺が出来ず平らに拡布したままパイルカーペット23の上に綺麗に 設置することが出来、 (4) パイルカーペット23のパイル層22にパイル突起18が深く食い込ん で上敷材13のズレ移動を完全に解消し、 (5) 上敷材13は随時下敷材20の上から外して洗濯することが出来、従っ て洗濯時に上敷材13のパイル11が下敷材20のパイル突起18に掻き取られ るようなこともなくなる。
【0019】 特に、ベースシート17の表裏の樹脂層14・16がゴム成分と塩化ビニル成 分に組成されて弾性のある樹脂組成物によって構成されたものでは、例えば図2 に図示する如くベースシート17の中央部Pが踏み込まれた場合に、在来のダス トコントロールマットのズレ移動現象に見られるように、左右一方の面フアスナ ー片19aと中央部Pの間ではパイルカーペット23のパイル22の倒れる方向 に引っ張られ、他方の面フアスナー片19bと中央部Pの間には弛みが生じるの であるが、その伸縮変形が弾性的に営まれ、その結果伸縮に伴って面フアスナー 片19に加わる力が緩和されるので、パイル突起18がパイルカーペット23の パイル層22から抜け外れ難くなり、又、下敷材20が次第に伸びてダブツクよ うなことも起きなくなる。
【0020】 かくして本考案によると、置き敷き使用するときズレ移動し難く、洗濯時に裏 面に擦られて表面のパイル繊維が抜け外れるようなこともなく、その抜け外れた パイル繊維が微塵になって表面に付着するようなこともなく効率的に洗濯し得、 従って本考案は頻繁に敷き替え洗濯されるダストコントロールマットに頗る好都 合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るダストコントロールマットの断面
図である。
【図2】本考案に係る下敷材の裏面斜視図である。
【符号の説明】
11 パイル層 12 裏打樹脂層 13 上敷材 14 表面樹脂層 15 基布層 16 裏面樹脂層 17 ベースシート 18 パイル突起 19 面フアスナー片 20 下敷材 21 溶融塊 22 パイル層 23 カーペット

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) パイル層11とゴム成分を有す
    る裏打樹脂層12とから成る上敷材13と、 (b) 表裏の樹脂層14・16と中間の基布層15と
    の3層を含む積層構造のベースシート17の裏面の少な
    くとも四隅に、太さが500〜3000dで突出長が1
    〜10mmのパイル突起18を8〜40個/cm2 有す
    る面フアスナー片19を取り付けて成り、ベースシート
    17の裏面0.5m2 に占める面フアスナー片19の面
    積比率が4〜30%である下敷材20とから成るダスト
    コントロールマット。
  2. 【請求項2】 表裏の樹脂層14・16と中間の基布層
    15との3層を含む積層構造のベースシート17の裏面
    の少なくとも四隅に、太さが500〜3000dで突出
    長が1〜10mmのパイル突起18を8〜40個/cm
    2 有する面フアスナー片19を取り付けて成り、ベース
    シート17の裏面0.5m2 に占める面フアスナー片1
    9の面積比率が4〜30%であるダストコントロールマ
    ット用下敷材。
  3. 【請求項3】 ゴム成分と塩化ビニル成分を有する表裏
    の樹脂層14・16と中間の基布層15との3層を含む
    積層構造のベースシート17の裏面の少なくとも四隅
    に、太さが1000〜3000dで突出長が3〜6mm
    であり先端に溶融塊21を有するパイル突起18を12
    〜40個有する面フアスナー片19をウエルダー接着し
    て取り付けて成り、ベースシート17の裏面0.5m2
    に占める面フアスナー片19の面積比率が7〜20%で
    あるダストコントロールマット用下敷材。
JP3951392U 1992-05-18 1992-05-18 ダストコントロールマット Pending JPH0595465U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02128744A (ja) * 1988-11-09 1990-05-17 Duskin Co Ltd 靴拭きマット
JPH0360483A (ja) * 1989-07-26 1991-03-15 Matsushita Electric Works Ltd セメント成形品

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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