JPH0595309A - 航空機用衛星放送受信装置 - Google Patents
航空機用衛星放送受信装置Info
- Publication number
- JPH0595309A JPH0595309A JP3253680A JP25368091A JPH0595309A JP H0595309 A JPH0595309 A JP H0595309A JP 3253680 A JP3253680 A JP 3253680A JP 25368091 A JP25368091 A JP 25368091A JP H0595309 A JPH0595309 A JP H0595309A
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- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構成で受信の良好な航空機用衛星放送
受信装置を提供する。 【構成】 方位角方向の機械式追尾範囲が互いに一部重
なり、 180度を越え 360度におよばない２つの受信機
（１，２）を航空機の左右主翼の胴体付根付近の翼内空
間に設置し、レベル比較器（３）と切替器（４）とを用
いて衛星放送電波が良好に受信できる側の受信電波を受
信するよう構成する。
受信装置を提供する。 【構成】 方位角方向の機械式追尾範囲が互いに一部重
なり、 180度を越え 360度におよばない２つの受信機
（１，２）を航空機の左右主翼の胴体付根付近の翼内空
間に設置し、レベル比較器（３）と切替器（４）とを用
いて衛星放送電波が良好に受信できる側の受信電波を受
信するよう構成する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、衛星放送の移動受信
に係り、特に航空機で受信するための衛星放送受信装置
に関するものである。
に係り、特に航空機で受信するための衛星放送受信装置
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】衛星放送の移動受信に関する受信装置
は、電車用、船舶用にすでに実用化されている。
は、電車用、船舶用にすでに実用化されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】衛星放送の電波は高仰
角で到来するため、電波の見通しさえよければ移動しな
がらの受信でもゴーストやフラッタのない良好な画像や
音声が受信できるため、近年、車両や船舶での新しいサ
ービスとして移動受信が実用されてきている。これに対
し航空機搭載用移動受信装置においては、装置の取り付
け場所の制約や動作環境などがきびしく、電車や船舶用
に開発された装置をそのまゝ用いることができない。
角で到来するため、電波の見通しさえよければ移動しな
がらの受信でもゴーストやフラッタのない良好な画像や
音声が受信できるため、近年、車両や船舶での新しいサ
ービスとして移動受信が実用されてきている。これに対
し航空機搭載用移動受信装置においては、装置の取り付
け場所の制約や動作環境などがきびしく、電車や船舶用
に開発された装置をそのまゝ用いることができない。
【０００４】そこで本発明の目的は、前述の課題を解決
し、追尾範囲が限定された既存の２台の自動追尾受信機
を対にすることにより、航空機での衛星放送受信を全方
位方向において可能とし、各受信機の構造を回転角度を
制限することで簡易化した航空機用衛星放送受信装置を
提供せんとするものである。
し、追尾範囲が限定された既存の２台の自動追尾受信機
を対にすることにより、航空機での衛星放送受信を全方
位方向において可能とし、各受信機の構造を回転角度を
制限することで簡易化した航空機用衛星放送受信装置を
提供せんとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明航空機用衛星放送受信装置は、航空機左右主
翼それぞれの電波透過性のある材料で構成された部分の
それら主翼の胴体付根付近の主翼内部に設置され、か
つ、方位角方向の機械追尾範囲が互いに一部重なり、18
0 度を越え 360度におよばない２つの受信機と、両受信
機の受信出力のレベルを比較するレベル比較器と、比較
された受信出力のレベルのより高い方の出力信号を選択
する切替器とを具備し、切り替えにより全方位方向の追
尾を行えるようにしたことを特徴とするものである。
め、本発明航空機用衛星放送受信装置は、航空機左右主
翼それぞれの電波透過性のある材料で構成された部分の
それら主翼の胴体付根付近の主翼内部に設置され、か
つ、方位角方向の機械追尾範囲が互いに一部重なり、18
0 度を越え 360度におよばない２つの受信機と、両受信
機の受信出力のレベルを比較するレベル比較器と、比較
された受信出力のレベルのより高い方の出力信号を選択
する切替器とを具備し、切り替えにより全方位方向の追
尾を行えるようにしたことを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】本発明受信装置によれば、方位角方向の機械式
追尾範囲が 180度以上ではあるが 360度未満である２台
のほぼ既存の自動追尾受信機を航空機の左右の主翼の胴
体付けね付近の翼内空間に設置し、衛星放送電波が良好
に受信できる側の受信電波を選択しているので、飛行方
向に関係なく全方位方向の追尾を行なって、簡単な構成
の受信装置で航空機における衛星放送の良好な受信を可
能とすることができる。
追尾範囲が 180度以上ではあるが 360度未満である２台
のほぼ既存の自動追尾受信機を航空機の左右の主翼の胴
体付けね付近の翼内空間に設置し、衛星放送電波が良好
に受信できる側の受信電波を選択しているので、飛行方
向に関係なく全方位方向の追尾を行なって、簡単な構成
の受信装置で航空機における衛星放送の良好な受信を可
能とすることができる。
【０００７】
【実施例】以下添付図面を参照し実施例により本発明を
詳細に説明する。図２は航空機への２つの移動受信機の
取り付け位置の概要を示すもので、(a)は航空機を上方
よりみた平面図、(b) は前方よりみた正面図である。２
つの受信機は左右の主翼の内部に設置する。しかしてこ
の位置は大型機ではその胴体付けね部分にまとまった空
間部があり、さらに翼前方上面の一部が電波透過性のＦ
ＲＰ樹脂で構成されているため、この部分を透過した電
波を内部で受信できる場所である。また半回転以上でき
る左右両主翼の受信機２台で全方位方向をカバーするよ
うにするため、各受信機は方位方向機械追尾範囲の中心
方向が胴体中心軸に垂直な方位方向に各々外側を向けて
設置されている。
詳細に説明する。図２は航空機への２つの移動受信機の
取り付け位置の概要を示すもので、(a)は航空機を上方
よりみた平面図、(b) は前方よりみた正面図である。２
つの受信機は左右の主翼の内部に設置する。しかしてこ
の位置は大型機ではその胴体付けね部分にまとまった空
間部があり、さらに翼前方上面の一部が電波透過性のＦ
ＲＰ樹脂で構成されているため、この部分を透過した電
波を内部で受信できる場所である。また半回転以上でき
る左右両主翼の受信機２台で全方位方向をカバーするよ
うにするため、各受信機は方位方向機械追尾範囲の中心
方向が胴体中心軸に垂直な方位方向に各々外側を向けて
設置されている。
【０００８】本発明装置の制御系を含んだ構成のこれに
限定されない実施例を図１に示す。２つの受信機の方位
方向の機械追尾範囲は 180度を越えるものであればよ
く、地上用のように無限回転する必要はない。右主翼受
信機１と左主翼受信機２の受信出力レベルをレベル比較
器３で比較することにより、より良好に受信している方
の受信機を切替器４により自動的に選択し、機体の姿勢
に関係なく常時良好な画像を受信できるようにしてい
る。また、機械追尾が無限回転をしないですむことによ
り、複数の同軸ケーブルを用いて受信機の出力信号を予
圧胴体内に設けた回路に伝送することができ、装置全体
としての性能を良好にすることができる。すなわち２つ
の受信機のアンテナ部、ＢＳコンバータ、アンテナ駆動
部以外の制御回路部、ＢＳチューナなど電子回路部分を
比較的恒温恒湿の予圧室内に設置できて動作を安定にす
ることができる。
限定されない実施例を図１に示す。２つの受信機の方位
方向の機械追尾範囲は 180度を越えるものであればよ
く、地上用のように無限回転する必要はない。右主翼受
信機１と左主翼受信機２の受信出力レベルをレベル比較
器３で比較することにより、より良好に受信している方
の受信機を切替器４により自動的に選択し、機体の姿勢
に関係なく常時良好な画像を受信できるようにしてい
る。また、機械追尾が無限回転をしないですむことによ
り、複数の同軸ケーブルを用いて受信機の出力信号を予
圧胴体内に設けた回路に伝送することができ、装置全体
としての性能を良好にすることができる。すなわち２つ
の受信機のアンテナ部、ＢＳコンバータ、アンテナ駆動
部以外の制御回路部、ＢＳチューナなど電子回路部分を
比較的恒温恒湿の予圧室内に設置できて動作を安定にす
ることができる。
【０００９】本発明とは直接関係はないが、前述の実施
例で切替器を使用する代りに左右両主翼の２つの受信機
の信号出力を同相合成することも、あるいは切替器と同
相合成回路を併用することも可能である。
例で切替器を使用する代りに左右両主翼の２つの受信機
の信号出力を同相合成することも、あるいは切替器と同
相合成回路を併用することも可能である。
【００１０】
【発明の効果】以上詳細に説明してきたように、本発明
受信装置によれば、例えば地上用に使用されている自動
追尾用衛星放送受信機を２台前述のように航空機の所定
の場所に設置してこれを制御するという簡単な構成で、
航空機における衛星放送の良好な受信を可能とすること
ができる。
受信装置によれば、例えば地上用に使用されている自動
追尾用衛星放送受信機を２台前述のように航空機の所定
の場所に設置してこれを制御するという簡単な構成で、
航空機における衛星放送の良好な受信を可能とすること
ができる。
【図１】本発明受信装置に係る衛星放送受信装置の略構
成ブロック線図。
成ブロック線図。
【図２】航空機への２つの受信機の取り付け位置の概要
を示すもので、(a)は航空機を上方よりみた平面図、(b)
は前方よりみた正面図である。
を示すもので、(a)は航空機を上方よりみた平面図、(b)
は前方よりみた正面図である。
１ 右主翼側受信機 ２ 左主翼側受信機 ３ レベル比較器 ４ 切替器 ５ ＢＳチューナ
Claims (1)
- 【請求項１】 航空機に搭載された衛星放送受信装置に
おいて、当該装置が、航空機左右主翼それぞれの電波透
過性のある材料で構成された部分のそれら主翼の胴体付
根付近の主翼内部に設置され、かつ、方位角方向の機械
追尾範囲が互いに一部重なり、180 度を越え 360度にお
よばない２つの受信機と、両受信機の受信出力のレベル
を比較するレベル比較器と、比較された受信出力のレベ
ルのより高い方の出力信号を選択する切替器とを具備
し、切り替えにより全方位方向の追尾を行えるようにし
たことを特徴とする航空機用衛星放送受信装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25368091A JP3253984B2 (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 航空機用衛星放送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25368091A JP3253984B2 (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 航空機用衛星放送受信装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0595309A true JPH0595309A (ja) | 1993-04-16 |
| JP3253984B2 JP3253984B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=17254668
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25368091A Expired - Fee Related JP3253984B2 (ja) | 1991-10-01 | 1991-10-01 | 航空機用衛星放送受信装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3253984B2 (ja) |
-
1991
- 1991-10-01 JP JP25368091A patent/JP3253984B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3253984B2 (ja) | 2002-02-04 |
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Legal Events
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