JPH0595285U - 魚頭切断器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 魚頭を安全，かつ，迅速容易に小さな力で切
断できる魚頭切断器を提供する。 【構成】 固定台（１）の上面にまな板（５），ガイド
板（６）を設け，固定台（１）の上面片側に支持部
（２）を個着し，支持部（２）に軸着された柄部（４）
と柄部（４）に固着された切断刃保持部（３）に締着さ
れた切断刃（７）を設け，柄部（４）の片側端に握り部
（８）を装着した事を特徴とした魚頭切断器である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、魚頭を安全に、かつ、迅速容易に切断できる魚頭切断器に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来は、魚頭を切断するには包丁や動力を用いた機械でしていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

これには、次のような欠点があった。 （イ） 魚体が大きいと包丁で切断するには容易でなかった。 （ロ） 多量の魚の魚頭を包丁で切断するには長時間を必要とするので魚の鮮度 が落ちていた。 （ハ） 多量の魚を処理するには、多人数の作業員を必要としていた。 （ニ） 包丁で切断するには高い技量が必要であった。 （ホ） 動力を用いて切断する機械はあるが高価である。 本考案は、これらの欠点を除くためになされたものである。

【０００４】

【問題を解決するための手段】

固定台（１）の上面にまな板（５）とガイド板（６）を設ける。 そして、固定台（１）の上面片側に支持部（２）を設け、支持部（２）に軸着さ れた柄部（４）を設け、柄部（４）の下側の適当な位置に切断刃保持部（３）及 び切断刃を設ける。柄部（４）の片側端に握り部（８）を設ける。 以上の構成からなる魚頭切断器である。

【０００５】

【作用】

魚体をまな板の上に乗せ、柄部（４）を押し下げることにより、切断刃で魚頭 を切断する。

【０００６】

【実施例】

以下、本考案の実施例について説明する。 （イ） 固定台（１）の上面にまな板（５）及び、ガイド板（６）を固着する。 （ロ） 固定台（１）の上面片側に支持部（２）を個着して，支持部（２）に軸 着された柄部（４）を設ける。 （ハ） 柄部（４）の下側，適当な位置に切断刃保持部（３）を個着し，片側端 に握り部（８）を装着する。 （ニ） 切断刃保持部（３）に切断刃（７）を締着する。 （ホ） まな板（５）の上面の切断刃の当たる位置に，適当な深さの溝を刻設す る。 本考案は，以上のような構造で，これを使用する時は，固定台（１）を作業台等 にボルト，シャコ万力等で固定し，握り部（８）を握り，柄部（４）を上方へ持 ち上げ，まな板（５）の上に魚を乗せ，魚のえら部分が，溝（９）の位置にくる ようにする。 そして切断刃（７）を魚のえら部に当て，柄部（４）を下方へ押し下げ，魚頭 を切断する。

【０００７】

【考案の効果】

（イ） テコの原理を応用しているので小さな力でも容易に魚頭が切断できる 。 （ロ） 現在，市販されている動力を用いて魚頭を切断する機器は，高価であ る上に，複数の作業者が必要であるが，本考案においては廉価であり，作業者も 一人で十分である。 （ハ） 魚頭を切断する速度も迅速であり，ガイド板により魚体が左右に動か ないように保持されるので安全に作業ができる。 （ニ） ガイド板を可変式にしておけば魚体の大きさに合わせて，ガイド板の 巾を調整できる。 （ホ） 固定台の上面支持部側の先端に支柱を設け，柄部とバネで連結すれば 切断後バネの反動で柄部は容易に上方へ持ち上げられ，バネで引っ張られている ので，下方へ倒れず安全性が高まる。 （ヘ） 切断刃は任意の角度を付けたり，円弧状等各種のものが考えられる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の全体斜視図である。

【図２】本考案の正面図である。

【符号の説明】

１ 固定台 ２ 支持部 ３ 切断刃保持部 ４ 柄部 ５ まな板 ６ ガイド板 ７ 切断刃 ８ 握り部 ９ 溝部

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 固定台（１）の上面にまな板（５）を固
   着し、その両側にガイド板（６）を設け、固定台（１）
   の上面片側に支持部（２）を固着し、支持部（２）に軸
   着された柄部（４）を設け、柄部（４）の下側適当な位
   置に切断刃保持部（３）を固着し、その下端に切断刃
   （７）を締着して、柄部（４）の片側端に握り部（８）
   を装着してなる魚頭切断器。