JPH059527Y2 - - Google Patents

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JPH059527Y2
JPH059527Y2 JP6087687U JP6087687U JPH059527Y2 JP H059527 Y2 JPH059527 Y2 JP H059527Y2 JP 6087687 U JP6087687 U JP 6087687U JP 6087687 U JP6087687 U JP 6087687U JP H059527 Y2 JPH059527 Y2 JP H059527Y2
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type actuator
actuator
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rod
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、シリンダ型アクチユエータのピスト
ンロツドに、直線往復動と回転揺動とを複合した
運動を行わせる複合アクチユエータに関するもの
であり、特に詳しくは、複合アクチユエータにお
けるピストンロツドのシール機構に関するもので
ある。
[従来の技術] アクチユエータにより駆動される作業機械に
は、直線往復動または回転揺動のいずれか一方の
運動のみでなく、直線往復動しつつ回転揺動した
り、或いは直線往復動の終端において回転揺動す
る複合運動を必要とするものがある。
上記複合運動を必要とする作業機械を駆動する
ための複合アクチユエータとして、第3図に示す
ように、シリンダ型アクチユエータ1のロツドカ
バーに直接揺動型アクチユエータ2の本体2aを
取付けて、シリンダ型アクチユエータ1のロツド
孔を閉鎖する端板を省略することが考えられる。
しかしながら、複合アクチユエータにおけるピ
ストンロツド3は、回転揺動するために外周面を
異形にすることが必要で、シール部材4のシール
面も異形外周面を有するので、シール部材4を、
アクチユエータに対して回転自在に取付けた保持
器5内に設ける必要がある。
第3図に示す複合アクチユエータは、シリンダ
型アクチユエータ1のロツド孔の閉鎖に揺動型ア
クチユエータの本体を利用できるという利点を有
するが、保持器5の外径を揺動型アクチユエータ
2の回転揺動部材6を支持するベアリング7の径
よりも小さくすることができないので、シリンダ
型アクチユエータ1のロツド側圧力室1aに供給
される流体圧によつて保持器5が大きなスラスト
を受け、これによつて回転トルク効率が低下する
という問題がある。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案は、異形外周面を有するピストンロツド
をシールするシール部材を設けた保持器に、シリ
ンダ型アクチユエータのロツド孔に嵌挿する縮径
部を設けて、ロツド孔を縮径部外周のシールリン
グでシールすることにより、保持器の流体圧の受
圧面積を可及的に小さくして、複合アクチユエー
タの回転トルク効率を向上させることを、解決し
ようとする問題点とすることである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、シリンダ型アクチユエータと揺動型
アクチユエータを一体的に結合し、上記シリンダ
型アクチユエータにおける異形外周面を有するピ
ストンロツドに、シリンダ型アクチユエータによ
る直線往復動と、揺動型アクチユエータによる回
転揺動とを複合した運動をさせる複合アクチユエ
ータにおいて、上記シリンダ型アクチユエータの
ロツド孔に嵌挿する縮径部を備えた保持器の中心
部に、上記ピストンロツドの異形外周面をシール
するシール部材を設け、上記保持器を、シリンダ
型アクチユエータのロツドカバーに回転自在に設
置するとともに、取付板によつて軸方向の摺動不
能に支承し、上記保持器の縮径部外周に、上記ロ
ツド孔をシールするシールリングを設けたことに
よつて、上記問題点を解決したものである。
[作用] ピストンロツドをシールするシール部材を、シ
リンダ型アクチユエータのロツドカバーに回転自
在で軸方向の摺動不能に取付けた保持器の中心部
に設けたので、異形外周面を有するピストンロツ
ドが直線往復動と回転揺動を複合した運動をして
も、ピストンロツドのシールに支障を生ずること
がなく、保持器に作用するスラストは、取付板に
よつて支承される。
この場合、縮径部外周に設けたシールリング
が、シリンダ型アクチユエータのロツド孔をシー
ルすることにより、保持器の外径に無関係に流体
圧の受圧面積を可及的に小さくできるので、スラ
ストが小さくなつて複合アクチユエータの回転ト
ルク効率を向上させることができる。
[実施例] 第1図及び第2図は本考案の実施例を示し、こ
の複合アクチユエータは、シリンダ型アクチユエ
ータ11と揺動型アクチユエータ12を備え、こ
れらのアクチユエータ11,12は、取付板13
によつて、ボルト等の分離可能な取付手段で一体
的に結合されている。
上記シリンダ型アクチユエータ11は、シリン
ダチユーブ15、ヘツドカバー16、ロツドカバ
ー17、シリンダチユーブ15内を往復動する環
状のピストン18及び異形外周面を有するピスト
ンロツド19を備え、該ピストンロツド19のヘ
ツドカバー側に形設した縮径部には、クツシヨン
リング20,20及びボールベアリング21が嵌
合及び螺着されてナツトによつて固定されてお
り、上記ピストン18は、ロツド側に形設した凹
部18aを上記ベアリング21及びクツシヨンリ
ング20に嵌着させ、止め輪22によつて固定す
ることにより、ピストンロツド19に対して相対
回転自在でかつ相対摺動しないように取付けられ
ている。
ヘツドカバー16に形設した凹部16a、及び
ロツドカバー17に貫設したロツド孔17aのピ
ストン側開口縁には、クツシヨンリング20,2
0が密接に嵌入されるクツシヨンパツキング2
4,24が取付けられており、ピストン両側の圧
力室25a,25bと上記凹部16a及びロツド
孔17aとを連通させる通路26,26には、該
通路の流路面積を調整する絞り27,27が設け
られ、絞り27,27の進退によつてクシヨン圧
力を調節することができる。また、カバー16,
17には、凹部16a、ロツド孔17aによつて
上記圧力室25a,25bに連通する圧力流体の
給排ポート28a,28bが、径方向に開設され
ている。
上記ピストンロツド19の異形外周面をシール
するシール面を有するシール部材30は、保持器
31の中心部に一体的に設けられ、保持器31
は、ロツドカバー17に形設された拡径開口17
bに嵌着したボールベアリング32と、止め輪3
3とによつて、ロツドカバー17に対して回転自
在でかつ軸方向に摺動しないように取付けられて
おり、ベアリング32は、ロツドカバー17にボ
ルト等で取付けられた環状の取付板13によつて
軸方向の摺動が規制され、シール部材30を貫通
するピストンロツド19は、取付板13を通つて
揺動型アクチユエータ12内に延設している。
また、保持器31は、ロツド孔17aに嵌挿す
る縮径部31aを備え、縮径部31aの外周面に
設けたシールリング34がロツド孔17aをシー
ルしている。
一方、上記取付板13にボルト等で分離可能に
取付けられた揺動型アクチユエータ12は、第2
図に示すように、本体41の一端から2つのシリ
ンダ孔42,42が平行にかつ貫通しないように
穿設されており、各シリンダ孔42,42内に
は、ラツク43,43を有するピストン44,4
4が摺動自在に挿嵌され、本体41のシリンダ孔
開口側端面は、カバー45によつて閉鎖されてい
る。
上記ピストン44,44は、左右同形に形成さ
れて両端に凹部46,46を備え、カバー側の凹
部46内に緩衝材47が嵌着されており、ピスト
ン44,44の両側に区画形成された圧力室48
a,48b及び49a,49bは、図示を省略し
ている通路によつて圧力室48aと49b及び4
8bと49aが連通し、カバー45には、圧力室
48a,49aに開口する給排ポート50a,5
0bが開設されている。
本体41におけるシリンダ孔42,42の先端
には、圧力室48b,49b内に突出するストロ
ーク調整ボルト52,52がシリンダ孔の軸方向
に螺着されており、該調整ボルト52,52を進
退させてロツクナツト53,53で固定すること
により、ピストン44,44のストロークを調節
することができる。
また、本体41内には、ラツク43,43に同
時に噛合するピニオン54が、ボールベアリング
55,55で回転自在に支承されており(第1図
参照)、該ピニオン54には、本体41を貫通し
ている上記ピストンロツド19が摺動可能でかつ
相対回転しないように取付けられている。
第1図中符号56は、ベアリング55の軸方向
の摺動を規制するベアリング押え、57は止め輪
である。
上記実施例の複合アクチユエータは、給排ポー
ト28a,28bからピストン両側の圧力室25
a,25bに交互に圧力流体を給排して、ピスト
ン18及びピストンロツド19に直線往復動をさ
せ、また給排ポート50a,50bから圧力室4
8aと49b及び49aと48bに交互に圧力流
体を給排して、ピストン44,44及びピニオン
54によつてピストンロツド19に回転揺動をさ
せるので、ピストンロツド19に直線往復動を回
転揺動とを複合した運動をさせることができる。
この場合、シール部材30をロツドカバー17
に対して回転自在に取付けた保持器31の中心部
に設けたので、異形外周面を有するピストンロツ
ド19が回転揺動運動をしても、ピストンロツド
のシールに支障を生ずることはない。
この場合、圧力室25bへの圧力流体の供給に
よつて、保持器31に揺動型アクチユエータ12
側へのスラストが作用するが、保持器31の縮径
部31aに設けたシールリング34がロツド孔1
7aをシールするので、保持器31の流体圧の受
圧面積を可及的に小さくすることができ、流体圧
の作用力、即ちスラストが小さくなるので、スラ
ストによる回転トルク効率の低下を防止すること
ができる。
また、シリンダ型アクチユエータ11のストロ
ーク或いは揺動型アクチユエータ12の揺動角の
変更等のために、アクチユエータ11,12を分
離して交換する場合、保持器31とシール部材3
0は、アクチユエータ11と一体となつて揺動型
アクチユエータ12から分離するので、アクチユ
エータの分離、交換が容易なばかりでなく、分離
したアクチユエータをそのまま他に使用すること
ができる。
なお、上記実施例のシリンダ型アクチユエータ
11は、クツシヨン圧力を生じさせるクツシヨン
リング20,20とクツシヨンパツキング24,
24よりなるクツシヨン機構を備えているが、本
考案のシリンダ型アクチユエータは上記実施例に
限定されるものではなく、クツシヨン機構を具備
しなくてもよいことは勿論である。
また、揺動型アクチユエータ12も、図示のダ
ブルピストンを有するラツクピニオン型に限定さ
れるものではなく、1個のピストンを有するラツ
クピニオン型、或いはベーン型、クランク型等の
他の周知の揺動型アクチユエータとすることがで
きる。
[考案の効果] 本考案の複合アクチユエータは、ピストンの異
形外周面をシールするシール部材を中心部に取付
けた保持器に、ロツド孔に嵌挿する縮径部を設け
るとともに、該縮径部外周に設けたシールリング
でロツド孔をシールすることにより、保持器に加
わる流体圧による作用力が可及的に小さくなつて
スラストが小さくなるので、複合アクチユエータ
の回転トルク効率を向上させることができる。
また、シリンダ型アクチユエータと揺動型アク
チユエータを交換等によつて分離する場合、保持
器及びシール部材はシリンダ型アクチユエータと
一体となつて分離するので、アクチユエータの分
離、結合か容易であり、しかも、分離したアクチ
ユエータを、そのまま他に使用することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の縦断正面図、第2図
は同上ピニオンラツク型アクチユエータの縦断側
面図、第3図は従来の複合アクチユエータの要部
縦断正面図である。 11……シリンダ型アクチユエータ、12……
揺動型アクチユエータ、13……取付板、17…
…ロツドカバー、17a……ロツド孔、19……
ピストンロツド、30……シール部材、31……
保持器、31a……縮径部、34……シールリン
グ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シリンダ型アクチユエータと揺動型アクチユエ
    ータを一体的に結合し、上記シリンダ型アクチユ
    エータにおける異形外周面を有するピストンロツ
    ドに、シリンダ型アクチユエータによる直線往復
    動と、揺動型アクチユエータによる回転揺動とを
    複合した運動をさせる複合アクチユエータにおい
    て、 上記シリンダ型アクチユエータのロツド孔に嵌
    挿する縮径部を備えた保持器の中心部に、上記ピ
    ストンロツドの異形外周面をシールするシール部
    材を設け、 上記保持器を、シリンダ型アクチユエータのロ
    ツドカバーに回転自在に設置するとともに、取付
    板によつて軸方向の摺動不能に支承し、 上記保持器の縮径部外周に、上記ロツド孔をシ
    ールするシールリングを設けた、 ことを特徴とする複合アクチユエータ。
JP6087687U 1987-04-22 1987-04-22 Expired - Lifetime JPH059527Y2 (ja)

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JP6087687U JPH059527Y2 (ja) 1987-04-22 1987-04-22

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JP6087687U JPH059527Y2 (ja) 1987-04-22 1987-04-22

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JPS63168302U JPS63168302U (ja) 1988-11-02
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JP2549293Y2 (ja) * 1990-08-27 1997-09-30 エヌオーケー株式会社 複合アクチュエータ

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JPS63168302U (ja) 1988-11-02

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