JPH0517206U - 揺動シリンダ - Google Patents

揺動シリンダ

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JPH0517206U
JPH0517206U JP7385591U JP7385591U JPH0517206U JP H0517206 U JPH0517206 U JP H0517206U JP 7385591 U JP7385591 U JP 7385591U JP 7385591 U JP7385591 U JP 7385591U JP H0517206 U JPH0517206 U JP H0517206U
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piston rod
cylinder
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shaped
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郁雄 河野
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エスペロバルブ製造株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 シール部が少なく、構造が簡単な揺動シリン
ダを提供する。 【構成】 平面視扇形の中間ブロック1にて、2個のシ
リンダ室18, 18を独立形成する。弧状のピストンロッド
2の両端部をシリンダ室18, 18へ夫々挿入する。ピスト
ンロッド2の端面を受圧面19, 19として円形の軸心L方
向に沿って往復動させるように構成する。ピストンロッ
ド2の全長の中間部と出力軸4とを、アーム3にて連結
する。中間ブロック1の流体圧給排孔23, 23を通ってシ
リンダ室18, 18へ流体を給排することにより、ピストン
ロッド2が往復動し、出力軸4が揺動する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、流体圧で作動する揺動シリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の揺動シリンダとしては、横断面が円形であると共に全体が円弧 状とされた1個のシリンダ室と、該シリンダ室に摺動自在に挿入されると共に平 面視円形状のピストンロッドの中間部に取付けられた1個のピストンとを有し、 そのピストンの摺動に連動して出力軸が揺動するものが公知であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述のような従来の揺動シリンダでは、シール部が多く、また、ピス トンロッドにピストンを固着する構造が複雑であった(又は溶接を必要とした) 。
【0004】 そこで、本考案は、上述の欠点を解消して、シール部が少なく、かつ、構造が 簡単な揺動シリンダを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本考案に係る揺動シリンダは、平面視扇形の中 間ブロックと、これを挟着する2個のシリンダブロックによって、2個のシリン ダ室が独立形成され、1本の弯曲した弧状のピストンロッドの両端部を、上記シ リンダ室へ夫々挿入して、該ピストンロッドの端面を受圧面として該ピストンロ ッドの円形の軸心方向に沿って、往復動させるように構成し、かつ、出力軸と該 ピストンロッドの全長の中間部とを、アームにて連結したものである。
【0006】 また、本考案に係る他の揺動シリンダは、平面視扇形の中間ブロックと、これ を挟着する2個のシリンダブロックによって、2個のシリンダ室が独立形成され 、1本の弯曲した弧状のピストンロッドの両端部を、上記シリンダ室へ夫々挿入 して、該ピストンロッドの端部に夫々ピストンを固着し、該ピストンロッドの円 形の軸心方向に沿って、往復動させるように構成し、かつ、出力軸と該ピストン ロッドの全長の中間部とを、アームにて連結したものである。
【0007】
【作用】
シリンダ室へ流体を供給・排出すると、その流体圧によりピストンロッドの受 圧面又はピストンが押圧され、ピストンロッドが往復円弧運動する。そして、ア ームにてピストンロッドに連結された出力軸がその軸廻りに揺動する。
【0008】
【実施例】
以下、実施例を示す図面に基づき本考案を詳説する。
【0009】 図1と図2は、本考案に係る揺動シリンダの一実施例を示し、この揺動シリン ダは、平面視円形の上下の基盤9,9と、1本の弯曲した弧状で横断面円形の大 径のピストンロッド2と、回転軸に直交状のアーム3を有する出力軸4と、平面 視扇形の2個のシリンダブロック24,24と、2個の該シリンダブロック24,24に 挟まれる中間ブロック1と、を備える。
【0010】 ケーシング10は、上記基盤9,9とシリンダブロック24,24と中間ブロック1 から成る。このケーシング10の前方開口部11には、プラスチック等からなる透明 のカバー12が取付けられる。そして、該カバー12の左右にはカバー保持片14, 14 が取付けられる。
【0011】 また、ピストンロッド2の全長の中間部内方には切欠部5が形成される。そし て、該切欠部5に出力軸4のアーム3の先端の一部が嵌入されると共にピストン ロッド2の外方から締付け部材6が外嵌される。そして、アーム3の先端と締付 け部材6は、ピストンロッド2を挟んでネジ7,7にて締付けられる。従って、 出力軸4とピストンロッド2は、アーム3を介して連結されることとなる。
【0012】 出力軸4は上下夫々の基盤9,9に取付けられた軸受15, 15にて軸支される。 しかして、ピストンロッド2は、その円形の軸心L方向に沿って、往復動自在と なる。
【0013】 また、ピストンロッド2の両端部近傍の外周面には、周方向に沿って凹溝16, 16が形成され、該凹溝16, 16にOリング17, 17等のシール材が嵌入される。
【0014】 なお、図例では、出力軸4にアーム3が一体形成されているが、アーム3を別 体として形成し、これを出力軸4に固着するも自由である。上記カバー12は、防 塵の役目をなす。
【0015】 次に、図3と図4に示すように、シリンダブロック24, 24は、横断面円形かつ 平面視扇形の孔からなるシリンダ室18を有し、その一端面の開口部の外方に沿っ た凹溝21にOリング20が嵌入される。さらに、凹溝21の上下には、孔22が貫設さ れる。そして、2個のシリンダブロック24, 24は、同一形状である。
【0016】 2個のシリンダブロック24, 24にて中間ブロック1を挟着すれば、2個のシリ ンダ室18,18は独立形成される。この中間ブロック1には2つの流体圧給排孔23 , 23が形成されている。
【0017】 即ち、(図1と図2にもどって)上記中間ブロック1の両端面に夫々のシリン ダブロック24, 24のOリング20,20を有する端面が当接され、両方のシリンダブ ロック24, 24の孔22,22に、ボルト25が挿通されてナット31にて締付ける。さら に、中間ブロック1は、ネジ26にて上下の基盤9,9に固定される。
【0018】 そして、2本の流体圧給排孔23,23は相互に独立してシリンダ室18,18の何れ かに連通する(図5参照)。
【0019】 また、ピストンロッド2の両端部は、夫々のシリンダ室18,18に摺動自在に挿 入される。しかして、ピストンロッド2の両端面は、受圧面19, 19とされる。
【0020】 つまり、このピストンロッド2はいわゆるラムとされ、流体圧給排孔23,23を 通ってシリンダ室18,18への圧力流体(例えばエアーや油等)の給排によって受 圧面19, 19に圧がかかり、ピストンロッド2が(円弧状にその軸心Lに沿って) 往復動する。
【0021】 従って、ピストンロッド2と連結された出力軸4は、該ピストンロッド2の往 復動に伴って揺動する。
【0022】 次に、図5は、本考案に係る揺動シリンダの他の実施例を示し、この揺動シリ ンダは、小径のピストンロッド2の両端のネジ部27, 27にピストン30, 30を螺着 したものである。なお、ネジ部27を用いないで、取付板にて固着しても良い。
【0023】 しかして、いずれの実施例に於ても、ピストンロッド2の途中部をシールする 必要がなくなり、かつ、構造も簡単となる。かつ、往復ストローク長も長くとる ことが出来て、出力軸4の揺動角度を増加出来る。
【0024】 また、図例では、ヘッドカバーが省略されて、部品点数が少なく、製造が容易 で、かつ、コンパクト化と揺動角度増加が達成出来る。
【0025】 なお、本考案は、上記実施例以外にも要旨を逸脱しない範囲内で設計変更自由 であり、例えば、中間ブロック1と2個のシリンダブロック24, 24を一体ものと して形成するも自由である。
【0026】
【考案の効果】
本考案は、上述の如く構成されるので、次に記載する効果を奏する。
【0027】 請求項1記載の揺動シリンダによれば、ピストンロッド2の途中部をシールす る必要がなくなりシール部を少なく出来る。また、構造が簡単に出来、部品点数 を少なく出来る。そして、溶接部をなくすことが出来る。
【0028】 請求項2記載の揺動シリンダによれば、請求項1記載の揺動シリンダと同様の 効果を奏する。特に、シリンダ室18,18の内径が大なる場合に最適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の断面平面図である。
【図2】本考案の一実施例の断面側面図である。
【図3】シリンダブロックを示す側面図である。
【図4】図3のA−A矢視断面図である。
【図5】他の実施例を示す断面平面図である。
【符号の説明】
1 中間ブロック 2 ピストンロッド 3 アーム 4 出力軸 18 シリンダ室 19 受圧面 24 シリンダブロック 30 ピストン L 軸心

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平面視扇形の中間ブロック1と、これを
    挟着する2個のシリンダブロック24, 24によって、2個
    のシリンダ室18,18が独立形成され、1本の弯曲した弧
    状のピストンロッド2の両端部を、上記シリンダ室18,
    18へ夫々挿入して、該ピストンロッド2の端面を受圧面
    19, 19として該ピストンロッド2の円形の軸心L方向に
    沿って、往復動させるように構成し、かつ、出力軸4と
    該ピストンロッド2の全長の中間部とを、アーム3にて
    連結したことを特徴とする揺動シリンダ。
  2. 【請求項2】 平面視扇形の中間ブロック1と、これを
    挟着する2個のシリンダブロック24, 24によって、2個
    のシリンダ室18,18が独立形成され、1本の弯曲した弧
    状のピストンロッド2の両端部を、上記シリンダ室18,
    18へ夫々挿入して、該ピストンロッド2の端部に夫々ピ
    ストン30, 30を固着し、該ピストンロッド2の円形の軸
    心L方向に沿って、往復動させるように構成し、かつ、
    出力軸4と該ピストンロッド2の全長の中間部とを、ア
    ーム3にて連結したことを特徴とする揺動シリンダ。
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