JPH0594740A - 抵抗遮断部 - Google Patents
抵抗遮断部Info
- Publication number
- JPH0594740A JPH0594740A JP25250891A JP25250891A JPH0594740A JP H0594740 A JPH0594740 A JP H0594740A JP 25250891 A JP25250891 A JP 25250891A JP 25250891 A JP25250891 A JP 25250891A JP H0594740 A JPH0594740 A JP H0594740A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electrodes
- movable electrode
- resistance
- arc
- electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 大きな電流遮断能力を有し、また、電極間の
距離が小さく、可動電極の開極速度が小さな抵抗遮断部
を得る。 【構成】 操作ロッド7の先端に固定された可動電極2
1は、所定の曲率を有する球面状に形成され、その略中
央部にガス吹き付け穴29が形成されている。また、前
記ガス吹き付け穴29は、操作ロッド7に形成された通
気穴28を介して、パッファ室10と連通されている。
一方、前記可動電極21と接離する固定電極22も、そ
の先端部が所定の曲率を有する球面状に形成されてい
る。そして、前記両電極21,22の表面には、投入時
における両者の接触部位を除いて、絶縁被覆30,31
が施されている。そして、抵抗遮断部の投入状態におい
て、前記可動電極21と固定電極22とが、互いに突き
合わせ状態で接触するように構成されている。
距離が小さく、可動電極の開極速度が小さな抵抗遮断部
を得る。 【構成】 操作ロッド7の先端に固定された可動電極2
1は、所定の曲率を有する球面状に形成され、その略中
央部にガス吹き付け穴29が形成されている。また、前
記ガス吹き付け穴29は、操作ロッド7に形成された通
気穴28を介して、パッファ室10と連通されている。
一方、前記可動電極21と接離する固定電極22も、そ
の先端部が所定の曲率を有する球面状に形成されてい
る。そして、前記両電極21,22の表面には、投入時
における両者の接触部位を除いて、絶縁被覆30,31
が施されている。そして、抵抗遮断部の投入状態におい
て、前記可動電極21と固定電極22とが、互いに突き
合わせ状態で接触するように構成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はガス遮断器に係り、特
に、抵抗と直列に接続した抵抗遮断部に関するものであ
る。
に、抵抗と直列に接続した抵抗遮断部に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】電力系統における遮断器においては、抵
抗遮断方式によるものが知られている。この方式の目的
は、遮断の際の過渡過電圧を抑制すること、過渡回復電
圧を抑制すること等である。上記抵抗遮断方式の動作原
理を図4に示した。図4において、1は主遮断部、2は
抵抗遮断部、3は抵抗、4は電流を示している。また、
図4(A)〜(C)はそれぞれ閉路状態、開極途上状
態、開路状態を示している。
抗遮断方式によるものが知られている。この方式の目的
は、遮断の際の過渡過電圧を抑制すること、過渡回復電
圧を抑制すること等である。上記抵抗遮断方式の動作原
理を図4に示した。図4において、1は主遮断部、2は
抵抗遮断部、3は抵抗、4は電流を示している。また、
図4(A)〜(C)はそれぞれ閉路状態、開極途上状
態、開路状態を示している。
【0003】まず、図4(A)の閉路状態においては、
電流4は主遮断部1を通って流れている。次に、図4
(B)に示すように、主遮断部1を開極して主遮断部1
の電流を遮断すると、電流は抵抗3と抵抗遮断部2を通
って流れるようになる。続いて、図4(C)に示すよう
に、抵抗遮断部2を開極して抵抗遮断部2の電流を遮断
して開路状態となる。
電流4は主遮断部1を通って流れている。次に、図4
(B)に示すように、主遮断部1を開極して主遮断部1
の電流を遮断すると、電流は抵抗3と抵抗遮断部2を通
って流れるようになる。続いて、図4(C)に示すよう
に、抵抗遮断部2を開極して抵抗遮断部2の電流を遮断
して開路状態となる。
【0004】また、図5は従来のパッファ方式の抵抗遮
断部の説明図である。図5において、5は可動電極、6
は固定電極、7は操作ロッド、8はシリンダ、9はピス
トン、10はパッファ室、11は絶縁ノズル、12は消
弧性ガス、13はアーク、14は圧縮ガスの流路、15
は可動電極5の先端部、16は固定電極6の先端部であ
る。
断部の説明図である。図5において、5は可動電極、6
は固定電極、7は操作ロッド、8はシリンダ、9はピス
トン、10はパッファ室、11は絶縁ノズル、12は消
弧性ガス、13はアーク、14は圧縮ガスの流路、15
は可動電極5の先端部、16は固定電極6の先端部であ
る。
【0005】この様な抵抗遮断部において、電流を遮断
する際には、投入状態を示す図5(A)において、図示
していない駆動装置によって操作ロッド7を図中右方向
に駆動する。なお、前記操作ロッド7と可動電極5、シ
リンダ8、絶縁ノズル11とは一体に構成されているた
め、操作ロッド7の移動に伴って、可動電極5も図中右
方向へ移動する。この様にして固定電極6と可動電極5
とが開離すると、図5(B)に示すように両電極間にア
ーク13が発生する。
する際には、投入状態を示す図5(A)において、図示
していない駆動装置によって操作ロッド7を図中右方向
に駆動する。なお、前記操作ロッド7と可動電極5、シ
リンダ8、絶縁ノズル11とは一体に構成されているた
め、操作ロッド7の移動に伴って、可動電極5も図中右
方向へ移動する。この様にして固定電極6と可動電極5
とが開離すると、図5(B)に示すように両電極間にア
ーク13が発生する。
【0006】この時同時に、シリンダ8とピストン9で
構成されるパッファ室10の消弧性ガスが圧縮され、パ
ッファ室10の圧縮ガスはガス流路14を通ってアーク
13に吹き付けられる。この吹き付けによって大きな消
弧能力が得られ、アーク電流13の電流零点で消弧す
る。なお、図5(C)はアーク消弧後の開極状態を示し
ている。
構成されるパッファ室10の消弧性ガスが圧縮され、パ
ッファ室10の圧縮ガスはガス流路14を通ってアーク
13に吹き付けられる。この吹き付けによって大きな消
弧能力が得られ、アーク電流13の電流零点で消弧す
る。なお、図5(C)はアーク消弧後の開極状態を示し
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様な構成を有する従来の抵抗遮断部には、以下に述べる
様な解決すべき課題があった。即ち、上記の抵抗遮断部
においては、アーク消弧後の電極間の絶縁回復の速度と
大きさは、電極間の電界分布が平等であるほど大きくな
る。この電極間の電界分布は、主として固定電極6の先
端部と可動電極5の先端部の形状によって決まる。例え
ば、図5に示した従来のパッファ方式の遮断部において
は、固定電極6の先端部は棒状であって、投入状態にお
いては、これが可動電極5の内部に収納されるようにな
っているため、電極間の電界分布を平等化することには
限度があった。
様な構成を有する従来の抵抗遮断部には、以下に述べる
様な解決すべき課題があった。即ち、上記の抵抗遮断部
においては、アーク消弧後の電極間の絶縁回復の速度と
大きさは、電極間の電界分布が平等であるほど大きくな
る。この電極間の電界分布は、主として固定電極6の先
端部と可動電極5の先端部の形状によって決まる。例え
ば、図5に示した従来のパッファ方式の遮断部において
は、固定電極6の先端部は棒状であって、投入状態にお
いては、これが可動電極5の内部に収納されるようにな
っているため、電極間の電界分布を平等化することには
限度があった。
【0008】従って、図4に示す抵抗遮断方式の抵抗遮
断部として、図5に示した従来のパッファ方式を採用す
ると、必要な絶縁回復の速度と大きさを確保するために
は、電極間の距離を大きくして、可動電極の開極速度を
大きくしなければならなかった。
断部として、図5に示した従来のパッファ方式を採用す
ると、必要な絶縁回復の速度と大きさを確保するために
は、電極間の距離を大きくして、可動電極の開極速度を
大きくしなければならなかった。
【0009】本発明は、上記の様な従来技術の欠点を解
消するために提案されたもので、その目的は、大きな電
流遮断能力を有し、電極間の距離の小さい、可動電極の
開極速度の小さな抵抗遮断部を提供することにある。
消するために提案されたもので、その目的は、大きな電
流遮断能力を有し、電極間の距離の小さい、可動電極の
開極速度の小さな抵抗遮断部を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、消弧性ガスを
充填した容器内において、接離可能な可動電極と固定電
極から成る一対の電極と、前記電極の開離動作に連動し
てガスを圧縮するパッファ室とを備えた抵抗遮断方式の
抵抗遮断部において、前記両電極の先端部を所定の曲率
を有する球面状に形成し、可動電極の略中央部には前記
パッファ室と連通するガス吹き付け穴を形成し、また、
前記両電極の表面には、投入時における両者の接触部位
を除いて絶縁被覆を施し、さらに、抵抗遮断部の投入状
態において、両電極が互いに突き合わせ状態で接触する
ように構成したことを特徴とするものである。
充填した容器内において、接離可能な可動電極と固定電
極から成る一対の電極と、前記電極の開離動作に連動し
てガスを圧縮するパッファ室とを備えた抵抗遮断方式の
抵抗遮断部において、前記両電極の先端部を所定の曲率
を有する球面状に形成し、可動電極の略中央部には前記
パッファ室と連通するガス吹き付け穴を形成し、また、
前記両電極の表面には、投入時における両者の接触部位
を除いて絶縁被覆を施し、さらに、抵抗遮断部の投入状
態において、両電極が互いに突き合わせ状態で接触する
ように構成したことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明の抵抗遮断部によれば、可動電極と固定
電極の先端部の曲率を小さくして構成することにより、
極間の電界分布を平等化することができ、極間の絶縁回
復の速度と大きさをより大きくすることができる。ま
た、極間の絶縁回復速度が速くなることより、電極間距
離を小さくでき、さらに、可動電極の開極駆動速度も小
さくて良いものとなる。
電極の先端部の曲率を小さくして構成することにより、
極間の電界分布を平等化することができ、極間の絶縁回
復の速度と大きさをより大きくすることができる。ま
た、極間の絶縁回復速度が速くなることより、電極間距
離を小さくでき、さらに、可動電極の開極駆動速度も小
さくて良いものとなる。
【0012】また、可動電極及び固定電極の表面に、両
者の接触部位を除いて絶縁被覆を施すことにより、アー
クの発生部位を可動電極のガス吹き付け穴の近傍に限定
することができるため、アークへの圧縮ガスの吹き付け
を効率良く行うことができ、電流遮断能力の向上が図れ
る。
者の接触部位を除いて絶縁被覆を施すことにより、アー
クの発生部位を可動電極のガス吹き付け穴の近傍に限定
することができるため、アークへの圧縮ガスの吹き付け
を効率良く行うことができ、電流遮断能力の向上が図れ
る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2に基
づいて具体的に説明する。なお、図4及び図5に示した
従来型と同一の部材には同一の符号を付して、説明は省
略する。
づいて具体的に説明する。なお、図4及び図5に示した
従来型と同一の部材には同一の符号を付して、説明は省
略する。
【0014】本実施例においては、図1に示した様に、
操作ロッド7の先端に固定された可動電極21は、所定
の曲率を有する球面状に形成され、その略中央部にガス
吹き付け穴29が形成されている。また、前記ガス吹き
付け穴29は、操作ロッド7に形成された通気穴28を
介して、パッファ室10と連通されている。一方、前記
可動電極21と接離する固定電極22も、その先端部が
所定の曲率を有する球面状に形成されている。そして、
前記両電極21,22の表面には、投入時における両者
の接触部位を除いて、絶縁被覆30,31が施されてい
る。
操作ロッド7の先端に固定された可動電極21は、所定
の曲率を有する球面状に形成され、その略中央部にガス
吹き付け穴29が形成されている。また、前記ガス吹き
付け穴29は、操作ロッド7に形成された通気穴28を
介して、パッファ室10と連通されている。一方、前記
可動電極21と接離する固定電極22も、その先端部が
所定の曲率を有する球面状に形成されている。そして、
前記両電極21,22の表面には、投入時における両者
の接触部位を除いて、絶縁被覆30,31が施されてい
る。
【0015】さらに、前記固定電極22の基部には外周
側に突出するようにストッパ27が形成されている。ま
た、この固定電極22は、その先端に固定電極22の移
動を規制するストッパ26を有する中空円筒状のガイド
24内に、バネ25を介して摺動可能に取り付けられて
いる。なお、バネ25は、固定電極22を可動電極21
側に付勢するものである。
側に突出するようにストッパ27が形成されている。ま
た、この固定電極22は、その先端に固定電極22の移
動を規制するストッパ26を有する中空円筒状のガイド
24内に、バネ25を介して摺動可能に取り付けられて
いる。なお、バネ25は、固定電極22を可動電極21
側に付勢するものである。
【0016】そして、抵抗遮断部の投入状態において、
前記可動電極21と固定電極22とが、互いに突き合わ
せ状態で接触するように構成されている。
前記可動電極21と固定電極22とが、互いに突き合わ
せ状態で接触するように構成されている。
【0017】この様な構成を有する本実施例の抵抗遮断
部は、以下の様に作用する。即ち、図1に示した抵抗遮
断部の投入状態から電流遮断する際には、図示していな
い駆動装置によって操作ロッド7を図中右方向に駆動す
る。ここで、操作ロッド7と可動電極21、シリンダ
8、絶縁ノズル11とは一体に構成されているため、操
作ロッド7と共に可動電極21も図中右方向へ移動す
る。
部は、以下の様に作用する。即ち、図1に示した抵抗遮
断部の投入状態から電流遮断する際には、図示していな
い駆動装置によって操作ロッド7を図中右方向に駆動す
る。ここで、操作ロッド7と可動電極21、シリンダ
8、絶縁ノズル11とは一体に構成されているため、操
作ロッド7と共に可動電極21も図中右方向へ移動す
る。
【0018】この様にして可動電極21と固定電極22
とが開離すると、図2(A)に示した様に、両電極間に
アーク13が発生する。この時同時に、シリンダ8とピ
ストン9とで構成されるパッファ室10内の消弧性ガス
が圧縮される。この圧縮ガスは通気穴28を通る流路3
2を経て、可動電極21に形成されたガス吹き付け穴2
9から流路33を通ってアーク13に吹き付けられる。
とが開離すると、図2(A)に示した様に、両電極間に
アーク13が発生する。この時同時に、シリンダ8とピ
ストン9とで構成されるパッファ室10内の消弧性ガス
が圧縮される。この圧縮ガスは通気穴28を通る流路3
2を経て、可動電極21に形成されたガス吹き付け穴2
9から流路33を通ってアーク13に吹き付けられる。
【0019】この場合、両電極21,22の表面に施さ
れた絶縁被覆30,31により、アーク13の発生部位
は可動電極21のガス吹き付け穴29の近傍に限定され
るため、アーク13への圧縮ガスの吹き付けが効率良く
行われる。この吹き付けによって大きな消弧能力が得ら
れ、アーク電流13の電流零点で消弧する。消弧後、可
動電極21及び固定電極22の間には電圧が印加され
る。
れた絶縁被覆30,31により、アーク13の発生部位
は可動電極21のガス吹き付け穴29の近傍に限定され
るため、アーク13への圧縮ガスの吹き付けが効率良く
行われる。この吹き付けによって大きな消弧能力が得ら
れ、アーク電流13の電流零点で消弧する。消弧後、可
動電極21及び固定電極22の間には電圧が印加され
る。
【0020】この様に、本実施例においては、抵抗遮断
部の投入状態において、可動電極21と固定電極22と
が互いに突き合わせ状態で接触するように構成されてい
るため、可動電極21の先端部と固定電極22の先端部
の曲率を従来のパッファ形遮断部よりも小さくすること
ができる。これにより、極間の電界分布がより平等にな
るため、極間の絶縁回復の速度と大きさをより大きくす
ることができる。その結果、電極間距離をより小さくす
ることができ、また、可動電極21の駆動速度をより小
さくしても、消弧後の極間電圧に耐えるようにすること
ができる。
部の投入状態において、可動電極21と固定電極22と
が互いに突き合わせ状態で接触するように構成されてい
るため、可動電極21の先端部と固定電極22の先端部
の曲率を従来のパッファ形遮断部よりも小さくすること
ができる。これにより、極間の電界分布がより平等にな
るため、極間の絶縁回復の速度と大きさをより大きくす
ることができる。その結果、電極間距離をより小さくす
ることができ、また、可動電極21の駆動速度をより小
さくしても、消弧後の極間電圧に耐えるようにすること
ができる。
【0021】また、可動電極21及び固定電極22の表
面に、両者の接触部位を除いて絶縁被覆30,31を施
すことにより、アーク13の発生部位を可動電極21の
ガス吹き付け穴29の近傍に限定することができるた
め、アーク13への圧縮ガスの吹き付けが効率良く行わ
れる。
面に、両者の接触部位を除いて絶縁被覆30,31を施
すことにより、アーク13の発生部位を可動電極21の
ガス吹き付け穴29の近傍に限定することができるた
め、アーク13への圧縮ガスの吹き付けが効率良く行わ
れる。
【0022】なお、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、図3に示した様に、可動電極21の先
端部に形成される吹き付け穴は、複数個のガス吹き付け
穴40としても良い。このガス吹き付け穴40も上記実
施例と同様に、通気穴28を介してパッファ室10と連
通されている。この場合にも、圧縮ガスは複数個の吹き
付け穴40を通してアーク13に吹き付けられるため、
効率良くアークを消弧することができる。
るものではなく、図3に示した様に、可動電極21の先
端部に形成される吹き付け穴は、複数個のガス吹き付け
穴40としても良い。このガス吹き付け穴40も上記実
施例と同様に、通気穴28を介してパッファ室10と連
通されている。この場合にも、圧縮ガスは複数個の吹き
付け穴40を通してアーク13に吹き付けられるため、
効率良くアークを消弧することができる。
【0023】
【発明の効果】以上述べた様に、本発明によれば、可動
電極と固定電極の先端部を所定の曲率を有する球面状に
形成し、可動電極の略中央部にはパッファ室と連通する
ガス吹き付け穴を形成し、また、両電極の表面には、投
入時における両者の接触部位を除いて絶縁被覆を施し、
さらに、抵抗遮断部の投入状態において、両電極が互い
に突き合わせ状態で接触するように構成することによっ
て、大きな電流遮断能力を有し、電極間の距離の小さ
い、可動電極の開極速度の小さな抵抗遮断部を提供する
ことができる。
電極と固定電極の先端部を所定の曲率を有する球面状に
形成し、可動電極の略中央部にはパッファ室と連通する
ガス吹き付け穴を形成し、また、両電極の表面には、投
入時における両者の接触部位を除いて絶縁被覆を施し、
さらに、抵抗遮断部の投入状態において、両電極が互い
に突き合わせ状態で接触するように構成することによっ
て、大きな電流遮断能力を有し、電極間の距離の小さ
い、可動電極の開極速度の小さな抵抗遮断部を提供する
ことができる。
【図1】本発明の抵抗遮断部の一実施例の投入状態を示
す断面図
す断面図
【図2】(A)は図1に示した実施例の開極途上状態を
示す断面図、(B)は開路状態を示す断面図
示す断面図、(B)は開路状態を示す断面図
【図3】本発明の抵抗遮断部の他の実施例の開極途上状
態を示す断面図
態を示す断面図
【図4】抵抗遮断方式の動作原理を示す図であり、
(A)は閉路状態、(B)は開極途上状態、(C)は開
路状態
(A)は閉路状態、(B)は開極途上状態、(C)は開
路状態
【図5】(A)は従来のパッファ方式の抵抗遮断部の投
入状態を示す断面図、(B)は開極途上状態を示す断面
図、(C)は開路状態を示す断面図
入状態を示す断面図、(B)は開極途上状態を示す断面
図、(C)は開路状態を示す断面図
1…主遮断部 2…抵抗遮断部 3…抵抗 4…電流 5…可動電極 6…固定電極 7…操作ロッド 8…シリンダ 9…ピストン 10…パッファ室 13…アーク 21…可動電極 22…固定電極 28…通気穴 29…ガス吹き付け穴 30,31…絶縁被覆 32,33…ガス流路 40…複数個のガス吹き付け穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 戸田 弘明 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内
Claims (1)
- 【請求項1】 消弧性ガスを充填した容器内において、
接離可能な可動電極と固定電極から成る一対の電極と、
前記電極の開離動作に連動してガスを圧縮するパッファ
室とを備えた抵抗遮断方式の抵抗遮断部において、 前記両電極の先端部を所定の曲率を有する球面状に形成
し、可動電極の略中央部には前記パッファ室と連通する
ガス吹き付け穴を形成し、また、前記両電極の表面に
は、投入時における両者の接触部位を除いて絶縁被覆を
施し、さらに、抵抗遮断部の投入状態において、両電極
が互いに突き合わせ状態で接触するように構成したこと
を特徴とする抵抗遮断部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25250891A JPH0594740A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 抵抗遮断部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25250891A JPH0594740A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 抵抗遮断部 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0594740A true JPH0594740A (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=17238350
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25250891A Pending JPH0594740A (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 抵抗遮断部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0594740A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100606423B1 (ko) * | 2004-07-15 | 2006-08-01 | 엘에스산전 주식회사 | 가스절연 개폐장치의 투입 저항 접점의 접촉 구조 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP25250891A patent/JPH0594740A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100606423B1 (ko) * | 2004-07-15 | 2006-08-01 | 엘에스산전 주식회사 | 가스절연 개폐장치의 투입 저항 접점의 접촉 구조 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0354412B2 (ja) | ||
JPH0594740A (ja) | 抵抗遮断部 | |
US4181837A (en) | Compressed-gas circuit interrupter having insulated contacts | |
JPH0594739A (ja) | 抵抗遮断部 | |
JPH0636658A (ja) | 抵抗遮断部 | |
JPS6352729B2 (ja) | ||
JPS6293826A (ja) | ガスしや断器 | |
JPH0155529B2 (ja) | ||
GB542728A (en) | Improvements in or relating to a.c. electric circuit-breakers of the gas-blast type | |
JPS61206126A (ja) | パツフア形ガス遮断器 | |
JPH01313827A (ja) | パッファ形ガス遮断器 | |
JP2512502Y2 (ja) | ガス絶縁断路器 | |
JPH10269912A (ja) | ガス遮断器 | |
JPH0722836Y2 (ja) | パッファ形ガス遮断器 | |
JPH0963429A (ja) | 遮断装置 | |
JP2523478B2 (ja) | パツフア式ガスしや断器 | |
JPH05166442A (ja) | パッファ形ガス遮断器 | |
JPH03295121A (ja) | パッファ形ガス遮断器 | |
JPH0286023A (ja) | パッファ型ガス遮断器 | |
JPH0378925A (ja) | ガス負荷開閉器 | |
JP2522763B2 (ja) | 開閉器の接触子 | |
JP2519713Y2 (ja) | ガス負荷断路器 | |
JPH07312154A (ja) | パッファ形ガス遮断器 | |
JPS60198024A (ja) | パツフア形ガスしや断器 | |
JPH06309999A (ja) | パッファ式遮断部 |