JPH0594633A - レーザダイオードの保護回路 - Google Patents
レーザダイオードの保護回路Info
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- JPH0594633A JPH0594633A JP3278607A JP27860791A JPH0594633A JP H0594633 A JPH0594633 A JP H0594633A JP 3278607 A JP3278607 A JP 3278607A JP 27860791 A JP27860791 A JP 27860791A JP H0594633 A JPH0594633 A JP H0594633A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】レーザダイオードに誤って過電流を流した場合
でもこれを破損させないレーザダイオードの保護回路を
提供すること。 【構成】レーザダイオード4と読み出し定電流回路1−
1と書き込み定電流回路1−2を具備する。読み出し時
には読み出し入力信号Aにより読み出し定電流回路1−
1からレーザダイオード4に読み出し定電流を供給し、
書き込み時には書き込み入力信号Bにより読み出し定電
流に書き込み定電流回路1−2からの書き込み定電流を
重畳してレーザダイオード4に供給する。読み出し定電
流回路1−1とレーザダイオード4の間にスイッチ素子
3と制限抵抗11を並列に接続し、読み出し時のレーザ
ダイオード4の発光量が所定量以上となった場合か或い
は読み出し入力信号Aの電流値或いは電圧値が所定値以
上となった場合にスイッチ素子3をオフして読み出し定
電流を制限抵抗11を通してレーザダイオード4に供給
する制御手段を設ける。
でもこれを破損させないレーザダイオードの保護回路を
提供すること。 【構成】レーザダイオード4と読み出し定電流回路1−
1と書き込み定電流回路1−2を具備する。読み出し時
には読み出し入力信号Aにより読み出し定電流回路1−
1からレーザダイオード4に読み出し定電流を供給し、
書き込み時には書き込み入力信号Bにより読み出し定電
流に書き込み定電流回路1−2からの書き込み定電流を
重畳してレーザダイオード4に供給する。読み出し定電
流回路1−1とレーザダイオード4の間にスイッチ素子
3と制限抵抗11を並列に接続し、読み出し時のレーザ
ダイオード4の発光量が所定量以上となった場合か或い
は読み出し入力信号Aの電流値或いは電圧値が所定値以
上となった場合にスイッチ素子3をオフして読み出し定
電流を制限抵抗11を通してレーザダイオード4に供給
する制御手段を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスクや光デ
ィスク等の記録媒体に情報を読み書きする光ヘッドの光
源として用いるレーザダイオードの保護回路に関するも
のである。
ィスク等の記録媒体に情報を読み書きする光ヘッドの光
源として用いるレーザダイオードの保護回路に関するも
のである。
【0002】
【従来技術及び発明が解決しようとする課題】従来、光
磁気ディスク装置や光ディスク装置等の記録媒体にデー
タを読み書きするための光源としてレーザダイオードが
用いられている。
磁気ディスク装置や光ディスク装置等の記録媒体にデー
タを読み書きするための光源としてレーザダイオードが
用いられている。
【0003】ところで前記レーザダイオードは、前記光
磁気ディスク装置や光ディスク装置等の開発工程や生産
工程や調整・検査工程等において、誤って過電流が流さ
れた場合、直ちにこれが破損されてしまうという問題点
があった。特にデータの読み出し時は、レーザダイオー
ドに流す電流値自体は大きくないが該電流は長時間にわ
たって流されるため、前記破損事故は書き込み時に比べ
てかなりの確率で発生する(データの書き込み時は、読
み出し時に比べてかなり大きな電流をレーザダイオード
に流すが、電流を流す時間は読み出し時に比較して非常
に短時間であるため、破損事故は発生しにくい。一方デ
ータの読み出し時のように長時間同じモードで使用して
いるとノイズ発生や異常な現象が起こり易い。)。
磁気ディスク装置や光ディスク装置等の開発工程や生産
工程や調整・検査工程等において、誤って過電流が流さ
れた場合、直ちにこれが破損されてしまうという問題点
があった。特にデータの読み出し時は、レーザダイオー
ドに流す電流値自体は大きくないが該電流は長時間にわ
たって流されるため、前記破損事故は書き込み時に比べ
てかなりの確率で発生する(データの書き込み時は、読
み出し時に比べてかなり大きな電流をレーザダイオード
に流すが、電流を流す時間は読み出し時に比較して非常
に短時間であるため、破損事故は発生しにくい。一方デ
ータの読み出し時のように長時間同じモードで使用して
いるとノイズ発生や異常な現象が起こり易い。)。
【0004】一方この種のレーザダイオードの制御例と
して、例えば特公平2−60074号公報には、レーザ
ダイオードをパルス変調させた時のピーク出力を安定化
できる制御回路が開示されており、また例えば特公平3
−4970号公報には、レーザーパワーを安定させるこ
とができ且つ読み出し時のレーザーパワーから書き込み
時のレーザパワーへの立上り特性を改善した制御回路が
開示されている。しかしながらこれらの従来例には、い
ずれもレーザダイオードの破損を防止するような保護回
路は設けられていなかった。
して、例えば特公平2−60074号公報には、レーザ
ダイオードをパルス変調させた時のピーク出力を安定化
できる制御回路が開示されており、また例えば特公平3
−4970号公報には、レーザーパワーを安定させるこ
とができ且つ読み出し時のレーザーパワーから書き込み
時のレーザパワーへの立上り特性を改善した制御回路が
開示されている。しかしながらこれらの従来例には、い
ずれもレーザダイオードの破損を防止するような保護回
路は設けられていなかった。
【0005】本発明は上述の点に鑑みてなされたもので
あり、レーザダイオードに誤って過電流を流したような
場合でも、該レーザダイオードを破損させることのない
レーザダイオードの保護回路を提供することにある。
あり、レーザダイオードに誤って過電流を流したような
場合でも、該レーザダイオードを破損させることのない
レーザダイオードの保護回路を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め本発明は、レーザ光を発するレーザダイオード4と、
読み出し定電流回路1−1と書き込み定電流回路1−2
を具備するレーザ駆動回路1とを具備し、読み出し時に
は読み出し入力信号Aにより前記読み出し定電流回路1
−1から前記レーザダイオード4に読み出し定電流を供
給すると共に、書き込み時には書き込み入力信号Bによ
り前記読み出し定電流に前記書き込み定電流回路1−2
からの書き込み定電流を重畳して前記レーザダイオード
4に供給するレーザダイオード駆動装置において、前記
レーザ駆動回路1の読み出し定電流回路1−1とレーザ
ダイオード4の間にスイッチ素子3と制限抵抗11とを
並列に接続し、さらに読み出し時のレーザダイオード4
の発光量が所定の発光量以上となった場合か或いは前記
読み出し定電流回路1−1への読み出し入力信号Aの電
流値或いは電圧値が所定値以上となった場合に前記スイ
ッチ素子3をオフし、読み出し定電流を前記制限抵抗1
1を通してレーザダイオード4に供給する制御手段を設
けることによってレーザダイオードの保護回路を構成し
た。
め本発明は、レーザ光を発するレーザダイオード4と、
読み出し定電流回路1−1と書き込み定電流回路1−2
を具備するレーザ駆動回路1とを具備し、読み出し時に
は読み出し入力信号Aにより前記読み出し定電流回路1
−1から前記レーザダイオード4に読み出し定電流を供
給すると共に、書き込み時には書き込み入力信号Bによ
り前記読み出し定電流に前記書き込み定電流回路1−2
からの書き込み定電流を重畳して前記レーザダイオード
4に供給するレーザダイオード駆動装置において、前記
レーザ駆動回路1の読み出し定電流回路1−1とレーザ
ダイオード4の間にスイッチ素子3と制限抵抗11とを
並列に接続し、さらに読み出し時のレーザダイオード4
の発光量が所定の発光量以上となった場合か或いは前記
読み出し定電流回路1−1への読み出し入力信号Aの電
流値或いは電圧値が所定値以上となった場合に前記スイ
ッチ素子3をオフし、読み出し定電流を前記制限抵抗1
1を通してレーザダイオード4に供給する制御手段を設
けることによってレーザダイオードの保護回路を構成し
た。
【0007】
【作用】上記の如く構成すれば、レーザダイオード4の
読み出し入力信号Aに誤って過電流・過電圧が印加され
た場合と、読み出し時にレーザダイオード4に過電流が
印加された場合のいずれの場合にも、該レーザダイオー
ド4に供給される電流を制限することができる。従っ
て、該レーザダイオード4を破損から2重に保護でき
る。しかもレーザダイオード4の破損の可能性の少ない
書き込み側の回路には、前記保護回路は設けられていな
いので、その高速特性が劣化することもない。
読み出し入力信号Aに誤って過電流・過電圧が印加され
た場合と、読み出し時にレーザダイオード4に過電流が
印加された場合のいずれの場合にも、該レーザダイオー
ド4に供給される電流を制限することができる。従っ
て、該レーザダイオード4を破損から2重に保護でき
る。しかもレーザダイオード4の破損の可能性の少ない
書き込み側の回路には、前記保護回路は設けられていな
いので、その高速特性が劣化することもない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の1実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は本発明の1実施例を示すブロック
図である。同図において、1はレーザ駆動回路であり、
その内部には読み出し定電流回路1−1と、書き込み定
電流回路1−2とを具備している。読み出し定電流回路
1−1は読み出し入力信号Aによって下記するレーザダ
イオード4に読み出し用の定電流を供給する回路であ
り、また書き込み定電流回路1−2は書き込み入力信号
Bによって下記するレーザダイオード4に書き込み用の
定電流を供給する回路である。1−3は前記書き込み定
電流回路1−2の出力をレーザダイオード4に通電した
り遮断したりするスイッチング素子である。
細に説明する。図1は本発明の1実施例を示すブロック
図である。同図において、1はレーザ駆動回路であり、
その内部には読み出し定電流回路1−1と、書き込み定
電流回路1−2とを具備している。読み出し定電流回路
1−1は読み出し入力信号Aによって下記するレーザダ
イオード4に読み出し用の定電流を供給する回路であ
り、また書き込み定電流回路1−2は書き込み入力信号
Bによって下記するレーザダイオード4に書き込み用の
定電流を供給する回路である。1−3は前記書き込み定
電流回路1−2の出力をレーザダイオード4に通電した
り遮断したりするスイッチング素子である。
【0009】2,13はそれぞれ読み出し定電流回路1
−1の出力側に接続されるローパスフィルタを構成する
コイルとコンデンサ、3は該ローパスフィルタの出力側
に電流制限抵抗11と並列に接続され下記するNOR回
路8からのHレベル信号(以下「H信号」という)によ
ってオンしLレベル信号(以下「L信号」という)によ
ってオフするリミッタスイッチ、4はリミッタスイッチ
3の出力側に接続され読み出し書き込み用のレーザ光源
となるレーザダイオードである。
−1の出力側に接続されるローパスフィルタを構成する
コイルとコンデンサ、3は該ローパスフィルタの出力側
に電流制限抵抗11と並列に接続され下記するNOR回
路8からのHレベル信号(以下「H信号」という)によ
ってオンしLレベル信号(以下「L信号」という)によ
ってオフするリミッタスイッチ、4はリミッタスイッチ
3の出力側に接続され読み出し書き込み用のレーザ光源
となるレーザダイオードである。
【0010】また12はレーザダイオード4の発光状態
を検出してその発光量に応じた電流値を出力する光検出
器(例えばレーザダイオード4に内蔵されているモニタ
用のピンフォトダイオードを用いる)、5はI/Vアン
プ(電流/電圧変換増幅器)、6は基準電圧IとI/V
アンプ5の出力電圧を比較し増幅するコンパレータ、7
はコンパレータ6の出力をラッチするラッチ回路、8は
該ラッチ回路7の出力と下記するラッチ回路9の出力を
入力するNOR回路、10は読み出し入力信号Aを所定
の基準電圧Jと比較し増幅するコンパレータ、9は該コ
ンパレータ10の出力をラッチしておくラッチ回路であ
る。
を検出してその発光量に応じた電流値を出力する光検出
器(例えばレーザダイオード4に内蔵されているモニタ
用のピンフォトダイオードを用いる)、5はI/Vアン
プ(電流/電圧変換増幅器)、6は基準電圧IとI/V
アンプ5の出力電圧を比較し増幅するコンパレータ、7
はコンパレータ6の出力をラッチするラッチ回路、8は
該ラッチ回路7の出力と下記するラッチ回路9の出力を
入力するNOR回路、10は読み出し入力信号Aを所定
の基準電圧Jと比較し増幅するコンパレータ、9は該コ
ンパレータ10の出力をラッチしておくラッチ回路であ
る。
【0011】次にこの回路の動作を説明する。読み出し
時は読み出し入力信号Aがレーザ駆動回路1の読み出し
定電流回路1−1に入力され、該読み出し定電流回路1
−1からは、所定の大きさの定電流が出力される。該出
力はコイル2とコンデンサ13からなるローパスフィル
タとリミッタスイッチ3(このときリミッタスイッチ3
はオンされている)を通ってレーザダイオード4に供給
される。これによってレーザダイオード4は読み出し用
のレーザ光を発光する。
時は読み出し入力信号Aがレーザ駆動回路1の読み出し
定電流回路1−1に入力され、該読み出し定電流回路1
−1からは、所定の大きさの定電流が出力される。該出
力はコイル2とコンデンサ13からなるローパスフィル
タとリミッタスイッチ3(このときリミッタスイッチ3
はオンされている)を通ってレーザダイオード4に供給
される。これによってレーザダイオード4は読み出し用
のレーザ光を発光する。
【0012】このときレーザダイオード4の発光パワー
は光検出器12によって検出され、その出力はI/Vア
ンプ5を通してコンパレータ6に入力され、基準電圧I
と比較される。この基準電圧Iは、レーザダイオード4
が定格パワーより少し低めのパワーの時(即ち書き込み
時程度の高いパワーの時)におけるI/Vアンプ5の出
力電圧と同程度の値に設定されている。従ってレーザダ
イオード4が正常に読み出し時の発光をしている場合
は、I/Vアンプ5の出力電圧は基準電圧よりかなり低
く、基準電圧Iを超えることはない。この場合はコンパ
レータ6からL信号が出力され、このL信号はラッチ回
路7を介してNOR回路8に入力され、その出力はHレ
ベルとなり、リミッタスイッチ3のオン状態は保持され
る。
は光検出器12によって検出され、その出力はI/Vア
ンプ5を通してコンパレータ6に入力され、基準電圧I
と比較される。この基準電圧Iは、レーザダイオード4
が定格パワーより少し低めのパワーの時(即ち書き込み
時程度の高いパワーの時)におけるI/Vアンプ5の出
力電圧と同程度の値に設定されている。従ってレーザダ
イオード4が正常に読み出し時の発光をしている場合
は、I/Vアンプ5の出力電圧は基準電圧よりかなり低
く、基準電圧Iを超えることはない。この場合はコンパ
レータ6からL信号が出力され、このL信号はラッチ回
路7を介してNOR回路8に入力され、その出力はHレ
ベルとなり、リミッタスイッチ3のオン状態は保持され
る。
【0013】一方何らかの異常によってレーザダイオー
ド4に定格電流程度以上の異常電流が流れた場合は、I
/Vアンプ5の出力電圧は、基準電圧Iを超えるため、
コンパレータ6からはH信号が出力され、このH信号は
ラッチ回路7を介してNOR回路8に入力され、その出
力はLレベルとなり、リミッタスイッチ3はオフされ
る。これによって、レーザ駆動回路1の読み出し定電流
回路1−1から出力された読み出し用の電流は、電流制
限抵抗11を通してレーザダイオード4に供給されるこ
ととなる。従ってレーザダイオード4に供給される電流
値は制限され、該レーザダイオード4は破壊から保護さ
れる。
ド4に定格電流程度以上の異常電流が流れた場合は、I
/Vアンプ5の出力電圧は、基準電圧Iを超えるため、
コンパレータ6からはH信号が出力され、このH信号は
ラッチ回路7を介してNOR回路8に入力され、その出
力はLレベルとなり、リミッタスイッチ3はオフされ
る。これによって、レーザ駆動回路1の読み出し定電流
回路1−1から出力された読み出し用の電流は、電流制
限抵抗11を通してレーザダイオード4に供給されるこ
ととなる。従ってレーザダイオード4に供給される電流
値は制限され、該レーザダイオード4は破壊から保護さ
れる。
【0014】一方レーザ駆動回路1に入力される読み出
し入力信号Aは、同時にコンパレータ10に入力され、
所定の基準電圧Jと比較される。このとき読み出し入力
信号Aの電圧値が異常に高くて基準電圧Jよりも大きい
ときは、該コンパレータ10はH信号を出力し、ラッチ
回路9を経由してNOR回路8に入力され、その出力は
Lレベルとなり、リミッタスイッチ3はオフされる。従
ってこの場合もレーザダイオード4に供給される電流値
は制限され、該レーザダイオード4は破壊から保護され
る。
し入力信号Aは、同時にコンパレータ10に入力され、
所定の基準電圧Jと比較される。このとき読み出し入力
信号Aの電圧値が異常に高くて基準電圧Jよりも大きい
ときは、該コンパレータ10はH信号を出力し、ラッチ
回路9を経由してNOR回路8に入力され、その出力は
Lレベルとなり、リミッタスイッチ3はオフされる。従
ってこの場合もレーザダイオード4に供給される電流値
は制限され、該レーザダイオード4は破壊から保護され
る。
【0015】一方記録時は書き込み入力信号Bがレーザ
駆動回路1の書き込み定電流回路1−2に入力され、該
書き込み定電流回路1−2から所定の定電流が出力され
る。そして、スイッチング素子1−3がオンのときのみ
該定電流がレーザダイオード4に出力される。このスイ
ッチング素子1−3は、図示しない記録データ(2値デ
ータ)の”0”,”1”信号に対応してオンオフされ
る。なおこの書き込み時には、読み出し入力信号Aも読
み出し定電流回路1−1に入力しておく。従って、書き
込み時は読み出し定電流回路1−1の出力電流に書き込
み定電流回路1−2の出力電流を重畳した電流がレーザ
ダイオード4に供給されることとなるが、このときの電
流値はレーザダイオード4の定格値に近い値となる。
駆動回路1の書き込み定電流回路1−2に入力され、該
書き込み定電流回路1−2から所定の定電流が出力され
る。そして、スイッチング素子1−3がオンのときのみ
該定電流がレーザダイオード4に出力される。このスイ
ッチング素子1−3は、図示しない記録データ(2値デ
ータ)の”0”,”1”信号に対応してオンオフされ
る。なおこの書き込み時には、読み出し入力信号Aも読
み出し定電流回路1−1に入力しておく。従って、書き
込み時は読み出し定電流回路1−1の出力電流に書き込
み定電流回路1−2の出力電流を重畳した電流がレーザ
ダイオード4に供給されることとなるが、このときの電
流値はレーザダイオード4の定格値に近い値となる。
【0016】ところでこの書き込み時には、コンパレー
タ6の基準電圧I′を、強制的に前記読み出し時の基準
電圧Iよりも高い電圧に切り替えておく。従って書き込
み時にレーザダイオード4に高い電流が流れても、I/
Vアンプ5の出力電圧より基準電圧I′の方が高くな
り、コンパレータ6の出力はLレベルのままとなり、N
OR回路8の出力はHレベルとなり、リミッタスイッチ
3はオン状態が保持される。つまり書き込み時には、レ
ーザダイオード4には定格値に近い電流が流れるが、こ
のときは、読み出し側のリミッタスイッチ3はオフせ
ず、読み出し定電流回路1−1からの電流もそのままレ
ーザダイオード4に供給される。
タ6の基準電圧I′を、強制的に前記読み出し時の基準
電圧Iよりも高い電圧に切り替えておく。従って書き込
み時にレーザダイオード4に高い電流が流れても、I/
Vアンプ5の出力電圧より基準電圧I′の方が高くな
り、コンパレータ6の出力はLレベルのままとなり、N
OR回路8の出力はHレベルとなり、リミッタスイッチ
3はオン状態が保持される。つまり書き込み時には、レ
ーザダイオード4には定格値に近い電流が流れるが、こ
のときは、読み出し側のリミッタスイッチ3はオフせ
ず、読み出し定電流回路1−1からの電流もそのままレ
ーザダイオード4に供給される。
【0017】なお、書き込み動作時に読み出し入力信号
Aに異常電流が入力した場合は、コンパレータ10,ラ
ッチ回路9,NOR回路8を介して、リミッタスイッチ
3がオフされ、読み出し定電流回路1−1の出力電流は
制限されるが、書き込み定電流回路1−2の出力電流が
レーザダイオード4に供給されているので記録媒体への
書き込み動作には何ら支障は生じない。
Aに異常電流が入力した場合は、コンパレータ10,ラ
ッチ回路9,NOR回路8を介して、リミッタスイッチ
3がオフされ、読み出し定電流回路1−1の出力電流は
制限されるが、書き込み定電流回路1−2の出力電流が
レーザダイオード4に供給されているので記録媒体への
書き込み動作には何ら支障は生じない。
【0018】つまり上記本発明にかかる保護回路は、読
み出し時に読み出し入力信号Aに異常電圧(異常電流)
が印加された場合や、レーザ駆動回路1以降の回路に異
常が生じてレーザダイオード4に異常電流が流れた場合
には、スイッチング素子が働いて制限抵抗11によって
レーザダイオード4への電流の供給を制限するが、書き
込み時には読み出し入力信号Aに異常電圧(異常電流)
が印加された場合のみその読み出し定電流回路1−1の
出力電流のみを制限するものである。
み出し時に読み出し入力信号Aに異常電圧(異常電流)
が印加された場合や、レーザ駆動回路1以降の回路に異
常が生じてレーザダイオード4に異常電流が流れた場合
には、スイッチング素子が働いて制限抵抗11によって
レーザダイオード4への電流の供給を制限するが、書き
込み時には読み出し入力信号Aに異常電圧(異常電流)
が印加された場合のみその読み出し定電流回路1−1の
出力電流のみを制限するものである。
【0019】上記のごとく書き込み時に制限抵抗11を
働かせないのは、書き込み時のレーザダイオード4には
定格値に近い電流が流れ且つ短時間でオンオフされるた
め、個々のレーザダイオードの性能のバラツキによって
該レーザダイオードに流れる電流値が大きくバラツキ、
このため、書き込み時の電流値を基準にして電流制御を
行なうと誤動作をし易く、有効な電流リミッタ回路が設
計できないからである。
働かせないのは、書き込み時のレーザダイオード4には
定格値に近い電流が流れ且つ短時間でオンオフされるた
め、個々のレーザダイオードの性能のバラツキによって
該レーザダイオードに流れる電流値が大きくバラツキ、
このため、書き込み時の電流値を基準にして電流制御を
行なうと誤動作をし易く、有効な電流リミッタ回路が設
計できないからである。
【0020】なお読み出し時にはパルス変調や高速切り
替えモードが無いので、制限抵抗11を使用しても高速
応答性の問題は生じない。
替えモードが無いので、制限抵抗11を使用しても高速
応答性の問題は生じない。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かるレーザダイオードの保護回路によれば、以下のよう
な優れた効果を有する。 レーザダイオードの読み出し入力信号に誤って過電流
・過電圧が印加された場合や、読み出しモード時にレー
ザダイオードに過電流が印加された場合であっても、該
レーザダイオードを破損から有効に保護できる。しかも
レーザダイオードの破損の可能性の少ない書き込み側の
回路には、保護回路は設けられていないので、その高速
特性が劣化することもない。
かるレーザダイオードの保護回路によれば、以下のよう
な優れた効果を有する。 レーザダイオードの読み出し入力信号に誤って過電流
・過電圧が印加された場合や、読み出しモード時にレー
ザダイオードに過電流が印加された場合であっても、該
レーザダイオードを破損から有効に保護できる。しかも
レーザダイオードの破損の可能性の少ない書き込み側の
回路には、保護回路は設けられていないので、その高速
特性が劣化することもない。
【0022】過電流・過電圧の検出を、レーザ駆動回
路直前の読み出し入力信号部分で行ない、制限抵抗とス
イッチ素子の並列回路はレーザ駆動回路の後段に設けら
れているので、制限抵抗の動作に時間的な遅れが少な
く、例えば異常電流が読み出し入力信号としてレーザ駆
動回路1に入力してから制限抵抗に到達するまでの間に
スイッチ素子をオフでき、レーザダイオードの保護が確
実となる。
路直前の読み出し入力信号部分で行ない、制限抵抗とス
イッチ素子の並列回路はレーザ駆動回路の後段に設けら
れているので、制限抵抗の動作に時間的な遅れが少な
く、例えば異常電流が読み出し入力信号としてレーザ駆
動回路1に入力してから制限抵抗に到達するまでの間に
スイッチ素子をオフでき、レーザダイオードの保護が確
実となる。
【図1】本発明の1実施例を示すブロック図である。
1 レーザ駆動回路 1−1 読み出し定電流回路 1−2 書き込み定電流回路 3 スイッチ素子 4 レーザダイオード
Claims (1)
- 【請求項1】レーザ光を発するレーザダイオードと、読
み出し定電流回路と書き込み定電流回路を具備するレー
ザ駆動回路とを具備し、読み出し時には読み出し入力信
号により前記読み出し定電流回路から前記レーザダイオ
ードに読み出し定電流を供給すると共に、書き込み時に
は書き込み入力信号により前記読み出し定電流に前記書
き込み定電流回路からの書き込み定電流を重畳して前記
レーザダイオードに供給するレーザダイオード駆動装置
において、 前記レーザ駆動回路の読み出し定電流回路とレーザダイ
オードの間にスイッチ素子と制限抵抗とを並列に接続
し、さらに読み出し時のレーザダイオードの発光量が所
定の発光量以上となった場合か或いは前記読み出し定電
流回路への読み出し入力信号の電流値或いは電圧値が所
定値以上となった場合に前記スイッチ素子をオフし、読
み出し定電流を前記制限抵抗を通してレーザダイオード
に供給する制御手段を設けたことを特徴とするレーザダ
イオードの保護回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3278607A JP2724522B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | レーザダイオードの保護回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP3278607A JP2724522B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | レーザダイオードの保護回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0594633A true JPH0594633A (ja) | 1993-04-16 |
JP2724522B2 JP2724522B2 (ja) | 1998-03-09 |
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ID=17599636
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP3278607A Expired - Fee Related JP2724522B2 (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | レーザダイオードの保護回路 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2724522B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100411028C (zh) * | 2003-12-05 | 2008-08-13 | 株式会社东芝 | 激光控制装置 |
JP2016021458A (ja) * | 2014-07-14 | 2016-02-04 | 住友電気工業株式会社 | 駆動回路及びそれを含む光通信装置 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62129941A (ja) * | 1985-12-02 | 1987-06-12 | Hitachi Ltd | 光デイスク装置 |
JPS6399315U (ja) * | 1986-12-18 | 1988-06-28 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP3278607A patent/JP2724522B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS62129941A (ja) * | 1985-12-02 | 1987-06-12 | Hitachi Ltd | 光デイスク装置 |
JPS6399315U (ja) * | 1986-12-18 | 1988-06-28 |
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CN100411028C (zh) * | 2003-12-05 | 2008-08-13 | 株式会社东芝 | 激光控制装置 |
JP2016021458A (ja) * | 2014-07-14 | 2016-02-04 | 住友電気工業株式会社 | 駆動回路及びそれを含む光通信装置 |
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Publication number | Publication date |
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JP2724522B2 (ja) | 1998-03-09 |
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