JPH0593U - 解凍器 - Google Patents

解凍器

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Publication number
JPH0593U
JPH0593U JP055673U JP5567391U JPH0593U JP H0593 U JPH0593 U JP H0593U JP 055673 U JP055673 U JP 055673U JP 5567391 U JP5567391 U JP 5567391U JP H0593 U JPH0593 U JP H0593U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thawing
thawed
molded plate
carbon molded
frozen
Prior art date
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Pending
Application number
JP055673U
Other languages
English (en)
Inventor
勇二 原田
義雄 富樫
三男 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Carbon Co Ltd
Toyo Hakko Co Ltd
Original Assignee
Tokai Carbon Co Ltd
Toyo Hakko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokai Carbon Co Ltd, Toyo Hakko Co Ltd filed Critical Tokai Carbon Co Ltd
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Priority to TW081101546A priority patent/TW199088B/zh
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Publication of JPH0593U publication Critical patent/JPH0593U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23BPRESERVING, e.g. BY CANNING, MEAT, FISH, EGGS, FRUIT, VEGETABLES, EDIBLE SEEDS; CHEMICAL RIPENING OF FRUIT OR VEGETABLES; THE PRESERVED, RIPENED, OR CANNED PRODUCTS
    • A23B4/00General methods for preserving meat, sausages, fish or fish products
    • A23B4/06Freezing; Subsequent thawing; Cooling

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Freezing, Cooling And Drying Of Foods (AREA)
  • Baking, Grill, Roasting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 見掛密度が1.6 g/cc以上で結晶子(Lc 002)が
200オングストローム以上の黒鉛質からなるカーボン成
形板1に脚部2を設置した構造の解凍器。 【効果】 被解凍物を急速に自然解凍することができ
る。とくに食用肉、魚介類などの冷凍食品を少量のドリ
ップ量で、鮮度、風味、形崩れ等を伴わずに短時間内に
解凍できるから、業務用、家庭用として有用である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、食品等の冷凍保存物を急速に自然解凍するための解凍器に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、例えば食用肉、魚介類などの食品を冷凍保存することが産業上ばかりで なく一般家庭にも普及し広く利用されている。これらの冷凍食品は調理に際して 解凍処理が必要となるが、解凍の手段としては従来から下記のような方法が採ら れている。 (1) 自然放置または冷蔵庫内で低温解凍させる自然解凍法 (2) 水中に浸けるか、水を散布して解凍する水解凍法 (3) マイクロ波、遠赤外線ヒーターなどを用いる加熱解凍法 (4) 温風、温水に晒して解凍する熱交換解凍法
【0003】 このうち、(1) の自然解凍法は完全解凍するまでに長時間を要し、この関係で ドリップが多く出て鮮度を落とすばかりでなく、形崩れして料理の仕上がりも悪 くなる。(2) の水解凍法では処理した食品が水っぽくなり、また水と接触するこ とができない食品に対しては適用不能となる。(3) のマイクロ波を用いる加熱解 凍法は電子レンジを利用する方法であり、内外部を同時に加熱することができる ため急速解凍には有効であるが、食品の量や質によって解凍ムラができたり、加 熱し過ぎて正常な解凍処理ができない等の問題を生じることがあり、設備費も高 い。遠赤外線ヒーターを用いる加熱では、表面層部分の温度が局部的に高くなっ て、ドリップ量の多量発生や解凍ムラが起こり易い。(4) の熱交換解凍法は冷凍 品の内部まで熱を与えるのに時間がかかり、エネルギー消費も大きくなる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
冷凍品、とくに肉や魚のような生冷凍食品を鮮度、風味等を損ねずに解凍する ためには、常温付近で温度ムラのできない条件下で短時間内に処理することが要 件となる。このためには、室温から氷点までの熱量を速やかに伝達でき、大部分 の熱エネルギーが解凍作用に機能するような高熱伝導率と低比熱特性を備える材 料を解凍対象物に接触させることによって実現させることが期待できる。
【0005】 本考案者らは、このような観点から金属、セラミックスなどを対象として多角 的に性能検討をおこなったところ、特定性状の黒鉛材が解凍性能を満足し、軽量 で食品衛生上も問題なく、かつ耐食性および耐用性にも優れていることを解明し た。
【0006】 本考案は上記の知見に基づいて開発されたもので、その目的は常温下で急速に 自然解凍することができる加熱エネルギー不要な解凍器を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本考案に係る解凍器は、見掛密度が1.6 g/cc以上 で結晶子(Lc 002)が 200オングストローム以上の黒鉛質からなるカーボン成形板 に脚部を設置した構造を特徴とする。
【0008】 上記特性を備える黒鉛質のカーボン成形板は、黒鉛化し易い石油コークスまた はピッチコークスの粉粒体フィラーをバインダーと共に混練し、板状体に成形し たのち非酸化性雰囲気中で1000℃までの温度で焼成炭化し、更に黒鉛化炉で2000 ℃以上の温度で黒鉛化処理したのち表面加工することによって製造することがで きる。
【0009】
【作用】
本考案において解凍基盤となる黒鉛質のカーボン成形板は、そのままの状態で 冷凍物と接触させると、材質的に優れた熱伝導機能を介して保有する熱量を速や かに冷凍物に伝達し、その作用で急速な自然解凍が進行する。該解凍処理は常に 常温以下で短時間内におこなわれるから、肉や魚介類を対象にする場合でもドリ ップが多く発生したり、鮮度、風味を落とすことがない。そのうえ、カーボン成 形板は比較的軽量であるため取扱いに至便であり、材質的に毒性が全くなく腐食 する虞れもないから衛生面でも問題はない。
【0010】 また、カーボン成形板は脚部の設置により下面に流通空気が接触するから、冷 凍物と接触する上面から奪われるエネルギーを下面から補給することができ、解 凍性能の低下が防止される。
【0011】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案に係る解凍器を例示した斜視図で、1はカーボン成形板、2は脚 部である。
【0012】 カーボン成形板1はその上面に被解凍物を直接載置して自然解凍させる基盤と なるもので、見掛密度1.6 g/cc以上、X線回折図形から求めた結晶子(Lc 002)の 大きさが 200オングストローム以上の黒鉛質組織により構成される。基盤の構成 材質が1.6 g/cc未満の見掛密度や 200オングストロームを下廻る結晶子(Lc 002) の黒鉛結晶が発達していない炭素質組織である場合には、熱伝達性能が不足して 急速な解凍処理ができなくなる。該カーボン成形板の寸法は被解凍物の処理量お よび大きさによって適宜に設定されるが、急速解凍に必要な潜在熱エネルギーを 保有させる関係から厚さについては少なくとも10mm以上に設定することが好まし い。また、カーボン成形板1の表面には、長期の使用により離脱するカーボン粉 で被解凍物が汚染される現象を防ぐため、薄い樹脂皮膜をコーティングしておく こともできる。
【0013】 脚部2は、カーボン成形板1の下面に安定形態を保持するように複数個設置さ れる。該脚部2はカーボン成形板1を置いた際に下面の空気流通を良好にし、エ ネルギーの外部補給を円滑にして解凍効率の低下を軽減させるために機能するも ので、ゴム、プラスチックスなどの材質で構成することができる。
【0014】 使用に際しては、カーボン成形板1の上面に被解凍物を載せるだけでよく、外 部から加熱エネルギーを補給する等の特別な操作は必要ない。多量の冷凍物を連 続的に解凍する場合には、流通空気からの補給以上にカーボン成形板のエネルギ ーが消耗して解凍能力が極度に低下することもあるが、このような場合には解凍 器に送風したり、温水をかける等の手段でエネルギーを回復させ、再び解凍処理 をおこなう。
【0015】 具体例として、見掛密度1.72 g/cc 、結晶子(Lc 002)約1100オングストローム の黒鉛材〔東海カーボン(株)製、G152A 〕を加工して縦横300mm 、厚さ10mmの カーボン形成板1とし、この下面にゴム製の脚部2を四隅に固定設置して解凍器 を作製した。該解凍器 (板温度:24℃) の上面に厚さ約15mm、重さ200gの冷凍牛 肉を載せ、自然解凍をおこなった(実施例)。その結果を、表1に示した。
【0016】 比較のために、見掛密度1.38 g/cc 、結晶子(Lc 002)約 100オングストローム の炭素質材料からなるカーボン成形板を用いて同一構造の解凍器を作製し、前記 と同様にして解凍試験をおこなった( 比較例1)。これとは別に同一の冷凍牛肉 を陶器皿上で自然解凍した(比較例2)。また、同一の冷凍牛肉をポリエチレン シートに包み、15℃の水槽に浸けて熱交換解凍した( 比較例3)。これら各比較 例の解凍結果を表1に併載した。
【0017】
【表1】
【0018】
【考案の効果】
以上のとおり、本考案の解凍器によれば被解凍物を急速に自然解凍することが できる。とくに食用肉類、魚介類などの冷凍食品を少量のドリップ量で、鮮度、 風味、形崩れ等の現象を伴なうことなしに短時間内に急速解凍することが可能と なるから、業務用、家庭用として極めて高い実用的効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る解凍器の1実施例を示した斜視図
である。
【符号の説明】
1 カーボン成形板 2 脚部

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 見掛密度が1.6 g/cc以上で結晶子(Lc 00
    2)が 200オングストローム以上の黒鉛質からなるカーボ
    ン成形板に脚部を設置した構造を特徴とする解凍器。
JP055673U 1991-06-20 1991-06-20 解凍器 Pending JPH0593U (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP055673U JPH0593U (ja) 1991-06-20 1991-06-20 解凍器
TW081101546A TW199088B (en) 1991-06-20 1992-02-29 Defreezer
KR1019920005430A KR940011762B1 (ko) 1991-06-20 1992-04-01 해동기(解凍器)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP055673U JPH0593U (ja) 1991-06-20 1991-06-20 解凍器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0593U true JPH0593U (ja) 1993-01-08

Family

ID=13005399

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP055673U Pending JPH0593U (ja) 1991-06-20 1991-06-20 解凍器

Country Status (3)

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JP (1) JPH0593U (ja)
KR (1) KR940011762B1 (ja)
TW (1) TW199088B (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101894051B1 (ko) 2017-01-12 2018-09-04 (주)참코청하 고주파 해동기

Also Published As

Publication number Publication date
TW199088B (en) 1993-02-01
KR940011762B1 (ko) 1994-12-26
KR930000350A (ko) 1993-01-15

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