JPH0593262A - 積層pzt及びその形成方法と積層pzt製造装置 - Google Patents

積層pzt及びその形成方法と積層pzt製造装置

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JPH0593262A
JPH0593262A JP25398391A JP25398391A JPH0593262A JP H0593262 A JPH0593262 A JP H0593262A JP 25398391 A JP25398391 A JP 25398391A JP 25398391 A JP25398391 A JP 25398391A JP H0593262 A JPH0593262 A JP H0593262A
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JP
Japan
Prior art keywords
pzt
target
laminated
pattern
laser beam
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Pending
Application number
JP25398391A
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English (en)
Inventor
Takashi Ogaki
傑 大垣
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、積層PZT及びその形成方法と積
層PZT製造装置に関し、積層PZTを容易に形成する
ことができ、PZT部に十分な歪みを低電圧で与えるこ
とができ、しかも、工程数を低減して積層PZTを形成
することができ、製造コストを低減することができる積
層PZT及びその形成方法と積層PZT製造装置を提供
することを目的とする。 【構成】 レーザーによるアブレーションプロセスを経
て形成されてなるように構成する

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層PZT及びその形
成方法と積層PZT製造装置に係り、詳しくは多層薄膜
デバイスの形成方法に適用することができ、特に、より
薄いPZT積層体を簡便に得ることができる積層PZT
及びその形成方法と積層PZT製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、積層PZTの形成方法について
は、例えば特開昭63−84174号公報で報告された
ものがあり、ここでは、圧電材料となるグリーンシート
上に白金ペーストをスクリーン印刷し、この白金ペース
トがスクリーン印刷されたグリーンシートを積層焼成さ
せることによって積層PZTを形成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の積層PZTの形成方法にあっては、圧電材料
のグリーンシート上に白金ペーストをスクリーン印刷
し、このスクリーン印刷されたグリーンシートを積層焼
成することにより形成しており、この際グリーンシート
に板としての剛性が必要となり、機械的強度が要求され
るため、グリーンシートを薄くすることが困難であり、
20μm以下の厚みのPZT層を形成し難かった。しか
も、焼成工程を控えていることからもある程度以上の厚
みを必要としているが、薄膜化が容易でないため、PZ
T部に十分な歪みを与えるためには比較的大きな電圧を
必要としていた。
【0004】また、重ね合わせ工程や電極のパターニン
グ工程が必要となり、工程数が増え、その結果、製造コ
ストを押し上げる原因となっていた。そこで、本発明
は、積層PZTを容易に形成することができ、PZT部
に十分な歪みを低電圧で与えることができ、しかも、工
程数を低減してPZTを形成することができ、製造コス
トを低減することができる積層PZT及びその形成方法
と積層PZT製造装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の積
層PZTは、レーザーによるアブレーションプロセスを
経て形成されてなることを特徴とするものである。請求
項2記載の発明の積層PZTの形成方法は、PbTiZ
rO3 と電極パターンを形成する際、所望の形状に合わ
せてシャッターマスクを切り換えることを特徴とするも
のである。
【0006】請求項3記載の発明の積層PZT製造装置
は、PbTiZrO3 と電極材料とが同一真空チャンバ
ー内に配置され、ターゲット材の切り換えが可能になる
ように構成されてなることを特徴とするものである。請
求項3記載の発明においては、被蒸着物とターゲットを
真空チャンバー内に配置し、更にチャンバー外から照射
レーザ光に対して透明な導入窓を通して照射レーザ光を
チャンバー内ターゲット材に照射するように構成しても
よく、この場合、被蒸着物とターゲットが真空チャンバ
ー内に配置されているため、平均自由工程を自在に選択
することができるとともに、不純物の混入を防ぐことが
でき好ましい。
【0007】また、ここでの照射レーザ光には、Kr−
F等の短波長レーザが挙げられる。このような短波長レ
ーザーを用いる場合は、溶融過程を経ることなくターゲ
ット材を飛ばすことができるため、その組成比を容易に
維持することができる。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、レーザーによるアブ
レーションを用いているため、蒸着スパッタに比べて高
速で容易にPZTの薄膜を形成することができ、PZT
部に十分な歪みを低電圧で与えることができる。しか
も、レーザーアブレーションを用いているため、従来の
ようなシートの焼成工程、導電パターンの印刷工程を必
要としないで済ませることができるため、工程数を削減
して積層PZTを形成することができ、製造コストを低
減することができる。
【0009】請求項2記載の発明では、電極パターンの
所望の形状に合わせてシャッターマスクを切り換えるよ
うにしたため、スクリーン印刷やフォトエッチング等の
2次的なパターニング工程を必要としないで済ませるこ
とができ、少ない工程数で容易に積層PZTを形成する
ことができる。請求項3記載の発明では、PbTiZr
3 と電極材料を同一チャンバー内に配置し、ターゲッ
ト材の切り換えを容易にしたため、積層板の形成をスム
ーズに行うことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1は本発明の一実施例に則した積層PZT製造装置の構
成を示す装置概略図である。図1において、1はレーザ
光を発振するレーザー発振器であり、このレーザー発振
器1で発振されたレーザ光は2個の全反射ミラー2で全
反射され、マスクスリットパターン挿入部3を通り全反
射ミラー2で全反射され、結像レンズ4で結像される。
次いで、石英チャンバー窓5を通って真空チャンバー6
内のターゲット台7に照射される。8、9、10は各々被
蒸着物セット部、真空チャンバー6内を観察する覗き
窓、真空ポンプである。
【0011】ここでのターゲット台7は、例えば回転可
能であり、複数のターゲット材をセットすることができ
るようになっている。このターゲット台7にPbTiZ
rO 3 と白金のターゲット材をセットし、順次レーザ光
を照射することにより、対向する被蒸着板上に薄膜状の
積層PZTを形成する。このように、本実施例は、レー
ザーによるアブレーションを用いているため、蒸着スパ
ッタに比べて高速で容易にPZTの薄膜を形成すること
ができ、PZT部に十分な歪みを低電圧で与えることが
できる。しかも、レーザーアブレーションを用いている
ため、従来のようなシートの焼成工程、導電パターンの
印刷工程を必要としないで済ませることができるため、
工程数を削減して積層PZTを形成することができ、製
造コストを低減することができる。
【0012】次に、本発明においては、シャッターを被
蒸着物セット部8のセット位置の直前に設け、膜厚を任
意にコントロールできるような構造にしてもよく、この
場合、シャッター部に所望のパターンを形成すれば電極
パターンを改めて形成しないで済ませることができる。
次に、本発明においては、図2、3に示すように、シャ
ッター11に刻まれたスリット位置をA、B、Cの如くず
らして白金パターン12及びPZT13を形成してもよい。
具体的には、図3に示すAでまず白金パターン12を形成
した後、CでPZT13を蒸着させ、次いで、Bで白金パ
ターン12を形成する。この白金パターン12形成工程/P
ZT13形成工程/白金パターン12形成工程を1サイクル
としてこのサイクルを適宜繰り返して行うことにより、
図4に示すような白金パターン12間にPZT13がサンド
イッチされた素子構造を容易に得ることができる。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば、積層PZTを容易に形
成することができ、PZT部に十分な歪みを低電圧で与
えることができ、しかも、工程数を低減して積層PZT
を形成することができ、製造コストを低減することがで
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に則した積層PZT製造装置
の構成を示す装置概略図である。
【図2】本発明の一実施例に則した被蒸着物のセット位
置を示す図である。
【図3】本発明の一実施例に則したシャッターに刻まれ
たスリット位置を示す図である。
【図4】本発明の一実施例に則した白金パターン間のP
ZTパターンの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 レーザー発振器 2 全反射ミラー 3 マスクスリットパターン挿入部 4 結像レンズ 5 チャンバー窓 6 真空チャンバー 7 ターゲット台 8 被蒸着物セット部 9 覗き窓 10 真空ポンプ 11 シャッター 12 白金パターン 13 PZT

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザーによるアブレーションプロセスを
    経て形成されてなることを特徴とする積層PZT。
  2. 【請求項2】PbTiZrO3 と電極パターンを形成す
    る際、所望の形状に合わせてシャッターマスクを切り換
    えることを特徴とする積層PZTの形成方法。
  3. 【請求項3】PbTiZrO3 と電極材料とが同一真空
    チャンバー内に配置され、ターゲット材の切り換えが可
    能になるように構成されてなることを特徴とする積層P
    ZT製造装置。
JP25398391A 1991-10-02 1991-10-02 積層pzt及びその形成方法と積層pzt製造装置 Pending JPH0593262A (ja)

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JP25398391A JPH0593262A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 積層pzt及びその形成方法と積層pzt製造装置

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JP25398391A JPH0593262A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 積層pzt及びその形成方法と積層pzt製造装置

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JPH0593262A true JPH0593262A (ja) 1993-04-16

Family

ID=17258645

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JP25398391A Pending JPH0593262A (ja) 1991-10-02 1991-10-02 積層pzt及びその形成方法と積層pzt製造装置

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JP (1) JPH0593262A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003037469A (ja) * 2001-07-26 2003-02-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 圧電薄膜振動子及びその周波数調整方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003037469A (ja) * 2001-07-26 2003-02-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 圧電薄膜振動子及びその周波数調整方法

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