JPH0593144U - リクエスト対応型音楽サウンド提供装置 - Google Patents

リクエスト対応型音楽サウンド提供装置

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JPH0593144U
JPH0593144U JP082344U JP8234491U JPH0593144U JP H0593144 U JPH0593144 U JP H0593144U JP 082344 U JP082344 U JP 082344U JP 8234491 U JP8234491 U JP 8234491U JP H0593144 U JPH0593144 U JP H0593144U
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karaoke
music
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敏 福井
正人 秦
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数の電話回線を介して夫々リクエストされ
る曲目の音楽サウンドをリクエストしてきた電話回線を
介して介して個別的に迅速に自動的に提供し得るような
リクエスト対応型音楽サウンド提供装置を提供する。 【構成】 外部の複数の電話回線C1 〜Cn を対応する
内部ラインに夫々接続する回線制御装置10と、リクエ
スト信号解析装置20と、主制御装置30と、応答音声
装置40と、カラオケ装置50とを設け、カラオケデー
タ蓄積装置53に多数のカラオケのデータを蓄積してお
き、主制御装置30からの制御データに基いて読出しと
書込み用の装置51・52・54により指定されたカラ
オケデータ蓄積装置53からカラオケのデータを高速で
読出して対応するカラオケデータ記憶装置55に書込
み、カラオケデータ記憶装置55からのカラオケデータ
をカラオケデータ復号器56でアナログ信号に変換しラ
インJ1 〜Jn を介してリクエストしてきた電話回線C
1 〜Cn へ出力する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、リクエスト対応型音楽サウンド提供装置に関し、特に多数曲の音楽 サウンドの音楽データを分類して格納した音楽データ蓄積手段を有し、外部の複 数の電話回線から夫々入力されるリクエストに応じて各電話回線へリクエスト曲 の音楽サウンドを個別的に提供するようにしたリクエスト対応型音楽サウンド提 供装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、音楽サウンドを提供する装置又はシステムとしては、カラオケ、有線放 送、ラジオ、テレビ、などが実用に供されている。ラジオやテレビは広く普及し ているものの、視聴者にとって音楽サウンドを選択する余地がないため面白味に 欠けることになる。有線放送は専用の通信回線を介して送信されるため、通信回 線の敷設が必要で使用料も必要であるため、一般の家庭に普及するには至ってい ない。特に、カラオケは多数の音楽サウンドを格納した多数のレーザーディスク 等と専用の電子再生増幅装置とからなり、所望の音楽サウンドを選択して歌うこ とができるため、カラオケ人口は多数にのぼり、いまや世界中に普及する勢いで ある。 ところで、各家庭などにおいて低コストで所望の音楽サウンドの提供を 受けることのできる装置やシステムは、未だ実用化されていない。例えば、有線 放送では、リクエストに応えてくれるが、有線放送の放送局は一度に多数のリク エストに対応し得るだけの設備を備えておらず、一度に一曲ずつしか放送出来な いため、同時に多数の視聴者のニーズに迅速に対応できない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記カラオケは、バーやスナックには全面的に普及しているうえ、多数のカラ オケボックスも全国の各地に設置されつつあり、各家庭でも購入されつつある。 ところで、従来のカラオケでは、その購入価格が大変高価であり、音楽サウン ドを収納したレザーディスクなどの収容スペースを要し、新曲の発売毎に高価な レザーディスクなどを購入する必要があり、殆ど使用しないレザーディスクなど も保管しておくことが必要で、使用時にはレザーディスクの選択や再生増幅装置 の操作も煩わしく、同時に1枚のレザーディスクしか活用出来ない、などの問題 がある。このように、従来のカラオケは設備効率的に非常に無駄の多いものであ る。 本考案の目的は、複数の電話回線を介して夫々リクエストされる曲目の音 楽サウンドをリクエストしてきた電話回線を介して個別に迅速に自動的に提供し 得るようなリクエスト対応型音楽サウンド提供装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係るリクエスト対応型音楽サウンド提供装置は、外部からの複数の 電話回線に接続され、電話回線からの各リクエスト信号で指定された曲目の音楽 サウンドのアナログ信号をリクエストしてきた電話回線に供給するリクエスト対 応型音楽サウンド提供装置であって、前記リクエスト信号が入力された電話回線 を、複数の電話回線に対応する複数の内部信号ラインのうちの対応する内部信号 ラインに接続する回線制御手段と、前記複数の内部信号ラインに夫々接続されリ クエスト信号を解析する複数のリクエスト信号解析手段と、多数曲の音楽サウン ドのディジタルの音楽データを分類して格納した音楽データ蓄積手段と、前記複 数の内部信号ラインに夫々対応させて設けられ且つ音楽データ蓄積手段から読出 された音楽データを記憶し順次出力する複数の音楽データ記憶手段と、前記リク エスト信号変換手段の出力を受け、リクエスト信号で指定された音楽データを音 楽データ蓄積手段から高速で読出して対応する音楽データ記憶手段に記憶させる 音楽データ読出し書込み手段と、前記各音楽データ記憶手段から出力される音楽 データをアナログ信号に変換して対応する内部信号ラインに出力する複数の音楽 データ変換手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】
請求項1に係るリクエスト対応型音楽サウンド提供装置は、外部からの複数の 電話回線に接続され、電話回線からの各リクエスト信号で指定された曲目の音楽 サウンドのアナログ信号をリクエストしてきた電話回線に供給するもので、この 音楽サウンド提供装置においては、回線制御手段はリクエスト信号が入力された 電話回線を複数の電話回線に対応する複数の内部信号ラインのうちの対応する内 部信号ラインに接続し、複数のリクエスト信号解析手段は複数の内部信号ライン に夫々接続されリクエスト信号を復号したり必要に応じてA/D変換するなどの 解析を行う。 音楽データ蓄積手段には、多数曲の音楽サウンドのディジタルの音楽データが 分類して格納されている。複数の音楽データ記憶手段は複数の内部信号ラインに 夫々対応させて設けられ且つ音楽データ蓄積手段から読出された音楽データを記 憶し順次出力する。音楽データ読出し書込み手段は、リクエスト信号変換手段の 出力を受けてリクエスト信号で指定された音楽データを音楽データ蓄積手段から 高速で読出して対応する音楽データ記憶手段に記憶させる。複数の音楽データ変 換手段は各音楽データ記憶手段から出力される音楽データをアナログ信号に変換 して対応する内部信号ラインに出力する。
【0006】
【考案の効果】
請求項1に係るリクエスト対応型音楽サウンド提供装置によれば、多数曲の音 楽サウンドのディジタルの音楽データを分類して格納した音楽データ蓄積手段、 回線制御手段、複数のリクエスト信号解析手段、複数の音楽データ記憶手段、音 楽データ読出し書込み手段、複数の音楽データ変換手段を設けたことにより、外 部からの複数の電話回線の各々から入力されるリクエスト信号で指定された音楽 サウンドの音楽データを音楽データ蓄積手段から読出してアナログ信号に変換し リクエストしてきた電話回線へ個別的に迅速に自動的に提供することができる。 特に、複数の内部信号ラインに対応する複数の音楽データ記憶手段を設け、音楽 データ蓄積手段から音楽データ読出し書込み手段によって高速で読出した音楽デ ータを記憶させ、その音楽データ記憶手段から出力するように構成したので、音 楽データ蓄積手段の使用効率が非常に高くなり、殆ど待ち時間なしに複数のリク エストに個別的に応えることが出来、且つ音楽データ蓄積手段に格納した音楽デ ータの活用効率が格段に高くなり、設備経済的に非常に有利になる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面に基いて説明する。 本実施例のリクエスト対応型カラオケ情報提供センター装置(以下、センター 装置という)は、アナログ方式の電話回線を用いて不特定多数のユーザーにカラ オケ(音声を含まない音楽サウンドのこと)のアナログ信号やカラオケ情報(曲 名や歌手名やジャンルなど)を提供するセンター装置に本考案を適用したもので ある。尚、本センター装置は、カラオケ情報やカラオケを提供することを事業と するサービス事業者が所有する建物内に配設されるものとする。 図1に示すように、センター装置CEは、回線制御装置10と、リクエスト信 号解析装置20と、主制御装置30と、応答音声装置40と、カラオケ装置50 とで構成されている。
【0008】 回線制御装置10は、一般にPBX(構内電子交換装置)と称されるものに相 当し、これに接続されたn本の電話回線C1 〜Cn の着信制御や発信制御などを 行う。また、回線制御装置10と後述の主制御装置30とは、図示のようにバス B1 を介して接続され、回線制御装置10から主制御装置30に電話回線C1 〜 Cn の状態(例えば、空き、着信中、着信状態など)を示すステータス信号が出 力されるとともに、主制御装置30から回線制御装置10に電話回線C1 〜Cn の切断などを指令するコントロール信号が入力されるようになっている。尚、図 示したように、ユーザーは、プッシュホン式の電話機PHと電話機PHに接続さ れ増幅器を内臓したカラオケ端末器TMを所有し、電話回線C1 〜Cn は電話局 Eを介して回線制御装置10に接続されているものとする。尚、符号MCとSP は、カラオケ端末器TMに接続されたマイクとスピーカを示す。
【0009】 リクエスト信号解析装置20はn組のリクエスト信号解析器21を備え、n組 のリクエスト信号解析器21は、電話回線C1 〜Cn に対応するラインK1 〜K n を介して回線制御装置10に夫々接続され、回線制御装置10を介して電話回 線C1 〜Cn に夫々接続可能になっており、また、n組のリクエスト信号解析器 21は、ラインL1 〜Ln を介して主制御装置30に夫々接続されている。 各リクエスト信号解析器21は、アナログのプッシュホン信号をデイジタル信 号に変換する変換回路とこれに接続される周辺回路などで構成されている。電話 回線C1 〜Cn が着信状態において、ユーザーが電話機PHのプッシュボタンを 操作することにより、複数のプッシュホン信号の組合わせからなる特定のカラオ ケ情報やカラオケを指定するリクエスト信号がリクエスト信号解析器21に入力 され、このリクエスト信号がリクエスト信号解析器21でリクエストデータに変 換されて主制御装置30に出力される。
【0010】 主制御装置30は、CPU、ROM、RAM及び入出力インターフェイスなど を備えたコンピュータで構成され、後述の応答音声装置40とカラオケ装置50 にバスB2 を介して接続され、回線制御装置10から入力されるステータス信号 やリクエスト信号解析器20から入力されるリクエストデータなどに基いて応答 音声装置40とカラオケ装置50とに夫々応答音声とリクエストされたカラオケ とを電話回線C1 〜Cn に伝送するための応答音声制御データとカラオケ制御デ ータとを出力する。
【0011】 応答音声装置40は、応答音声データ読出し制御装置41と、応答音声データ 読込み制御装置42と、応答音声データ蓄積装置43と、応答音声データ書込み 制御装置44と、n組の応答音声データ記憶装置45と、n組の応答音声データ 復号器46とで構成され、応答音声データ読出し制御装置41、応答音声読込み 制御装置42、応答音声データ蓄積装置43、応答音声書込み制御装置44、応 答音声データ記憶装置45及び応答音声データ復号器46は、図示のように相互 接続されるとともに、n組の応答音声データ復号器46は、電話回線C1 〜Cn に対応するラインH1 〜Hn を介して回線制御装置10に夫々接続され、回線制 御装置10を介して電話回線C1 〜Cn に夫々接続可能になっている。
【0012】 応答音声データ読出し制御装置41は、CPU、RAM、ROM及び入出力イ ンターフェイスからなるマイクロコンピュータなどで構成され、主制御装置30 から入力される応答音声制御データに基いて応答音声データ読込み制御装置42 と応答音声データ書込み制御装置44と応答音声データ記憶装置45とに夫々読 込み制御データと書込み制御データとタイミング信号を出力する。 応答音声データ読込み制御装置42は、CPU、RAM、ROM及び入出力イ ンターフェイスからなるマイクロコンピュータなどで構成され、応答音声データ 読出し制御装置41から入力される読込み制御データに基いて応答音声データ蓄 積装置43を制御し、応答音声データ蓄積装置43から指定された音声データを 高速で読出すとともに、読出した音声データを応答音声データ書込み装置44に 出力させる。
【0013】 応答音声データ蓄積装置43は、複数のハードディスクや光磁気ディスク及び これらディスクを高速で駆動するディスクドライブ装置などを備え、これらディ スクには、ユーザからのリクエストに応じて指示や応答を行うための種々の音声 データが圧縮されて格納されている。 応答音声データ書込み制御装置44は、CPU、RAM、ROM及び入出力イ ンターフェイスからなるマイクロコンピュータとアナログスイッチなどで構成さ れ、応答音声データ読出し制御装置41から入力される書込み制御データに基い て応答音声データ蓄積装置43から出力された音声データを所定のタイミングで 取り込むとともに、リクエストのあった電話回線C1 〜Cn に対応する応答音声 データ記憶装置45に音声データを出力し記憶させる。 応答音声データ記憶装置45はRAMなどで構成され、応答音声書込み制御装 置44から出力された音声データを記憶するとともに、タイミング信号に基いて 音声データを対応する応答音声データ復号器46に所定の速度で出力する。 応答音声データ復号器46は、圧縮された音声データを復号する復号回路とA /D変換回路などで構成され、応答音声データ記憶装置45から入力された音声 データをアナログの音声信号に変換しラインH1 〜Hn を介して電話回線C1 〜 Cn に伝送する。
【0014】 カラオケ装置50は、カラオケデータ読出し制御装置51と、カラオケデータ 読込み制御装置52と、カラオケデータ蓄積装置53と、カラオケデータ書込み 制御装置54と、n組のカラオケデータ記憶装置55と、n組のカラオケデータ 復号器56とで構成され、カラオケデータ読出し制御装置51、カラオケデータ 読込み制御装置52、カラオケデータ蓄積装置53、カラオケデータ書込み制御 装置54、カラオケデータ記憶装置55及びカラオケデータ復号器56は、図示 のように相互接続されるとともに、n組のカラオケデータ復号器56は、電話回 線C1 〜Cn に対応するラインJ1 〜Jn を介して回線制御装置10に夫々接続 されるとともに、回線制御装置10を介して電話回線C1 〜Cn に夫々接続可能 になっている。
【0015】 カラオケデータ読出し制御装置51は、CPU、RAM、ROM及び入出力イ ンターフェイスからなるマイクロコンピュータなどで構成され、主制御装置30 から入力されるカラオケ制御データに基いてカラオケデータ読込み制御装置42 とカラオケデータ書込み制御装置54とカラオケデータ記憶装置55に夫々読込 み制御データと書込み制御データとタイミング信号を出力する。 カラオケデ−タ読込み制御装置52は、CPU、RAM、ROM及び入出力イ ンターフェイスからなるマイクロコンピュータなどで構成され、カラオケデータ 読出し制御装置51から入力される読込み制御データに基いてカラオケデータ蓄 積装置53を制御し、カラオケデータ蓄積装置53から指定されたカラオケデー タを高速で読出すとともに、読出したカラオケデータをカラオケデータ書込み制 御装置54に出力させる。
【0016】 カラオケデータ蓄積装置53は、複数のハードディスクや光磁気ディスク及び これらのディスクを高速で駆動するディスクドライブ装置などを備え、これらデ ィスクには、多数のカラオケがコード番号などで分類してディジタルのカラオケ データとして圧縮されて格納されている。 カラオケデータ書込み制御装置54は、CPU、RAM、ROM及び入出力イ ンターフェイスからなるマイクロコンピュータとアナログスイッチなどで構成さ れ、カラオケデータ読出し制御装置51から入力される書込み制御データに基い てカラオケデータ蓄積装置53から出力されたカラオケデータを取り込むととも に、リクエストのあった電話回線C1 〜Cn に対応するカラオケデータ記憶装置 55にカラオケデータを出力し記憶させる。 カラオケデータ記憶装置55は大容量のRAMなどで構成され、カラオケデー タ書込み制御装置54から出力されたカラオケデータを記憶するとともに、タイ ミング信号に基いてカラオケデータを対応するカラオケデータ復号器56に所定 の速度で出力する。 カラオケデータ復号器56は、圧縮されたカラオケデータを復号する復号回路 とA/D変換回路などで構成され、カラオケデータ記憶装置45から入力された カラオケデータをアナログのカラオケ信号に変換しラインJ1 〜Jn を介して電 話回線C1 〜Cn に伝送する。
【0017】 このように構成されたセンター装置CEの作用について説明する。 カラオケ情報を得ようとするユーザー或いはカラオケをリクエストしようとす るユーザーが、電話機PHでカラオケ情報センターに電話し、その電話回線が回 線制御装置10に接続されると、主制御装置30は、回線制御装置10から入力 されるステータス信号に基いて着信状態を検出し、応答音声制御データを応答音 声装置40に出力する。尚、この場合の応答音声制御データは、ユーザーに初期 応答音声(例えば、「こちらは、カラオケ情報センターです。お知りになりたい カラオケ情報又はお歌いになりたいカラオケ曲をプッシュボタンで入力して下さ い。」)を伝送するためのものである。尚、ユーザーには、カラオケ情報又はカ ラオケ曲を指定するためのプッシュボタン番号を記載したパンフレットが手元に あり、ユーザーはこのパンフレットを参照しながら、例えば「*」、「0」、「 ♯」のいづれかのプッシュボタンを押すことにより、応答音声データ蓄積装置4 3に格納されたカラオケ情報(例えば、ジャンル別の曲目名や歌手名や最新のカ ラオケについての情報など)をリクエストできるとともに、パンフレットを参照 しながら「1」〜「9」のプッシュボタンを押すことにより、所望のカラオケを 1つ乃至複数曲リクエストできるものとする。
【0018】 次に、応答音声制御データに基いて、前述したように応答音声データ蓄積装置 43から初期応答音声データが読出され、応答音声データ書込み制御装置44、 応答音声データ記憶装置45及び応答音声データ復号器46を介してリクエスト のあった電話回線C1 〜Cn に伝送される。 次に、ユーザーが初期応答音声を聞き終わった後に、プッシュボタンを押して 例えば所望のカラオケをリクエストしたとすると、そのリクエスト信号はリクエ スト信号解析器21においてリクエストデータに変換され、このリクエストデー タはリクエスト信号解析器21から主制御装置30に入力される。
【0019】 次に、リクエストデータに基いて主制御装置30から応答音声装置40に応答 音声制御データが出力されるとともに、カラオケデータ装置50にカラオケ制御 データが出力される。尚、この場合の応答音声制御データは、ユーザーのリクエ スト入力に対する応答音声(例えば、「約10秒後にリクエストされたカラオケ がかかりますので、しばらくお待ち下さい」)をユーザーに伝送するためのもの であり、カラオケ制御データは、カラオケデータ蓄積装置53からリクエストさ れたカラオケを読出してユーザーに伝送するためのものである。尚、ユーザーが カラオケ情報をリクエストした場合には、主制御装置30からカラオケ制御デー タは出力されない。 次に、応答音声制御データに基いて、前記同様に応答音声データ蓄積装置43 から応答音声が読出されてユーザーに伝送され、その後カラオケ制御データに基 いてカラオケデータ蓄積装置53からリクエストされたカラオケデータが読出さ れ、カラオケデータ書込み制御装置54、カラオケデータ記憶装置55及びカラ オケデータ復号器56を介してアナログのカラオケ信号に変換されてユーザーに 伝送される。このようにして、ユーザーにカラオケが伝送された後、所定時間経 過してリクエストされたカラオケが終了すると、主制御装置30から回線制御装 置10に回線切断指令信号が出力されて回線が切断される。
【0020】 以上説明したように、本実施例のセンター装置CEによれば、複数の電話回線 C1 〜Cn に対応する複数のカラオケデータ記憶装置55を設け、カラオケデー タ蓄積装置53から高速で読出したカラオケデータを指定されたカラオケデータ 記憶装置55に格納し、そのカラオケデータ記憶装置55からラインJ1 〜Jn を介して電話回線C1 〜Cn に出力するように構成したので、カラオケデータ蓄 積装置53の使用効率が非常に高くなり、殆ど待ち時間なしに複数のリクエスト に応えることが可能になった。 尚、前記ラインK1 〜Kn 、H1 〜Hn 、L1 〜Ln 、J1 〜Jn が内部出力 ラインに相当するものであり、前記カラオケデータ記憶装置55としては、ハー ドディスクやレザーディスク(光ディスク)などを用いることも可能である。 更に、前記カラオケデータ蓄積装置53としては大容量の半導体集積回路を用 いることも可能である。
【0021】 尚、前記応答音声装置40において、応答音声データ読出し制御装置41、 応答音声データ読込み制御装置42及び応答音声データ書込み制御装置44を省 略するとともに、カラオケ装置50において、カラオケデータ読出し制御装置5 1、カラオケデータ読込み制御装置52及びカラオケデータ書込み制御装置54 を省略し、それらの機能を主制御装置30に付与することも可能である。 更に、前記カラオケデータ蓄積装置53に、カラオケのデータ以外に種々の音 楽(歌手の音声も含む種々の曲、クラシックミュジック、映画音楽、等々)のサ ウンドのデータをも分類して格納することも出来、これらの音楽の夫々について もカラオケの場合と同様にリクエストに応じて送信出来ることは勿論である。 更に、アナログ方式の一般の電話回線に代えて、ディジタル方式の一般の電話 回線を利用してカラオケ情報とカラオケとをユーザに提供することも出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラオケ情報提供センター装置の構成図であ
る。
【符号の説明】
1 〜Cn 電話回線 K1 〜Kn ライン(内部信号ライン) L1 〜Ln ライン(内部信号ライン) J1 〜Jn ライン(内部信号ライン) 10 回線制御装置 20 リクエスト信号解析装置 30 主制御装置 50 カラオケ装置 51 カラオケデータ読出し制御装置 52 カラオケデータ読込み制御装置 53 カラオケデータ蓄積装置 54 カラオケデータ書込み制御装置 55 カラオケデータ記憶装置 56 カラオケデータ復号器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部からの複数の電話回線に接続され、
    電話回線からの各リクエスト信号で指定された曲目の音
    楽サウンドのアナログ信号をリクエストしてきた電話回
    線に供給するリクエスト対応型音楽サウンド提供装置で
    あって、 前記リクエスト信号が入力された電話回線を、複数の電
    話回線に対応する複数の内部信号ラインのうちの対応す
    る内部信号ラインに接続する回線制御手段と、 前記複数の内部信号ラインに夫々接続されリクエスト信
    号を解析する複数のリクエスト信号解析手段と、 多数曲の音楽サウンドのディジタルの音楽データを分類
    して格納した音楽データ蓄積手段と、 前記複数の内部信号ラインに夫々対応させて設けられ且
    つ音楽データ蓄積手段から読出された音楽データを記憶
    し順次出力する複数の音楽データ記憶手段と、 前記リクエスト信号変換手段の出力を受け、リクエスト
    信号で指定された音楽データを音楽データ蓄積手段から
    高速で読出して対応する音楽データ記憶手段に記憶させ
    る音楽データ読出し書込み手段と、 前記各音楽データ記憶手段から出力される音楽データを
    アナログ信号に変換して対応する内部信号ラインに出力
    する複数の音楽データ変換手段と、 を備えたことを特徴とするリクエスト対応型音楽サウン
    ド提供装置。
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