JPH0592909A - 化粧料および化粧用品 - Google Patents

化粧料および化粧用品

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JPH0592909A
JPH0592909A JP18309391A JP18309391A JPH0592909A JP H0592909 A JPH0592909 A JP H0592909A JP 18309391 A JP18309391 A JP 18309391A JP 18309391 A JP18309391 A JP 18309391A JP H0592909 A JPH0592909 A JP H0592909A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャビア状カプセルの肌に対する触感をその
まま生かすことができ、しかもキャビア状カプセルに内
包させた有効成分を最大限に利用できる化粧料を提供す
ることを目的とする。また、そのような化粧料を用いた
使い勝手の良い化粧用品を提供することを目的とする。 【構成】 有効成分を配合したアルギン酸ナトリウムの
稀薄水溶液を塩化カルシウムの稀薄水溶液中に滴下させ
ることにより、表面部のみが皮膜(a1)となった易擦壊性
で擦壊時に残渣として残らないキャビア状カプセル(A)
を得る。これを乳液または化粧水からなる液剤(B) 中に
投入して化粧料とする。この化粧料をスポイト体または
蛇腹体のような取出機構(2) を備えた容器(1) 内に収容
して化粧用品とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、キャビア状カプセルを
用いた化粧料および化粧用品に関するものである。
【0002】
【従来の技術】化粧料は、肌や毛髪を美しく清潔に保つ
ことを主たる目的として日常の生活に深くかかわりを持
っている。
【0003】化粧料は、その製品の種類や数において膨
大な量が市場に流通していることから、より有効な化粧
目的の達成のためおよび製品の差別化のため、使用成分
や容器の外観に工夫を凝らしたものが盛んに開発されて
いる。
【0004】このようなものの一つに、有効成分を内包
させたキャビア状カプセルを用いた化粧料が知られてい
る。
【0005】このキャビア状カプセルは、文字通りキャ
ビアのような感触、外観を有する球体であり、使用に際
しては、スプーンにより容器から必要量のカプセルをす
くい出してガーゼの中央部に載せ、この載せた部分を中
心にカプセルを「たんぽ」のように包み込んでひねり、
その状態を手で押さえて維持しながら肌に押し当てる。
これによりカプセルがガーゼから飛び出すことなく、カ
プセル中の有効成分が浸出して肌に浸透する。
【0006】一方、このようなキャビア状カプセルは、
人工イクラ、ゼリーなどとして食品の分野にも応用され
ている。
【0007】たとえば、特開昭55−148072号公
報には、内包される層(A) および被膜層(B) からなる可
食性粒子において、内包される層(A) がゾルまたはゲル
であり、被膜層(B) が含水率85〜95%のゲルである
イラク様人工魚卵が示されている。この人工魚卵は、明
細書の記載によれば、歯で噛んだときの「ブチュー」と
いう感じが、天然イクラに似たものとなるとしている。
【0008】また、特開昭56−32974号公報に
は、水溶性アルギン酸塩(A) およびペクチン(B) を含有
しかつ(B)/(A) の重量比が約 0.2〜約3である体内摂取
可能な金属イオンでゲル化し得る可食性ゾル皮膜層と、
該層内に内包され該金属イオンで実質的にゲル化しない
可食性ゾルとを有してなる未ゲル化人工魚卵を、該金属
イオンでゲル化処理した後、燻液で処理してなるイクラ
様人工魚卵が示されている。この人工魚卵は、従来のも
のに比して柔軟でありながら、強靭で緻密な外層で被膜
され、天然イクラの口当たり、食感および含水率に類似
するものであるとしている。
【0009】そのほか、特開昭55−102373号公
報、特開昭55−114273号公報などにも、人工イ
クラを製造する方法が示されている。
【0010】そして、特公昭48−16183号公報に
は、カプセル体の芯部を構成する流動体に多価金属塩を
添加した混合物を、アルギン酸塩または低メトキシルペ
クチンもしくはそれらの混合物の溶液と接触させてゲル
状皮膜を形成することを特徴とする安定な流動体を内蔵
したカプセル体の製造法が示されており、得られたカプ
セル体は、ゼリー食品、アイスクリーム添加物、医薬類
カプセル、栄養剤類カプセルとして応用できるとされて
いる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述のキャビア状カプ
セルを化粧料に応用した製品は、外観上や有効成分の担
持方法などが高級感をイメージさせることから、消費者
の心理をついた斬新なものであるが、カプセルのみをそ
のまま化粧料として用いるようにしているので、 カプセルの皮膜層が外気に直接触れることになり、
内包された有効成分や溶媒が経時的に揮散すること、 カプセルを容器から取り出すためにスプーンを用い
るが、その際にカプセルを破壊することがあること、 カプセル保存時に自重により有効成分が滲み出しや
すいこと、 などの問題点を有する。
【0012】そこで、このような事態を避けるために、
キャビア状カプセルの皮膜層を強靭かつ緻密化する方法
が採られるが、そのようにすると、キャビア状カプセル
を破壊したときに皮膜層が残渣として残ることになる。
そのため、このキャビア状カプセルを直接手で肌に適用
すると、皮膜残渣が手や肌に残存し、外観上見苦しいば
かりでなく不快感を与える。キャビア状カプセルを食品
に応用する場合には、噛むという操作があるため、カプ
セルを破壊したときの皮膜残渣の存在は必ずしもマイナ
ス点とはならないが、化粧料の場合には皮膜残渣の存在
は致命的とも言える欠点になる。
【0013】従って、キャビア状カプセルを肌に適用す
る場合には、前述のようにカプセルをガーゼで「たん
ぽ」のように包み込むことが必要となるが、そのような
包み込み操作は煩わしいものである上、ガーゼという介
在物によってキャビア状カプセルの触感が直接肌に伝わ
らなくなり、さらにはキャビア状カプセルに内包させた
有効成分の肌への浸透性も不充分となる。
【0014】本発明は、このような状況を鑑み、キャビ
ア状カプセルの肌に対する触感をそのまま生かすことが
でき、しかもキャビア状カプセルに内包させた有効成分
を最大限に利用できる化粧料を提供することを目的とす
るものである。また、そのような化粧料を用いた使い勝
手の良い化粧用品を提供することを目的とするものであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明の化粧料は、表面
部のみが皮膜(a1)となった易擦壊性のキャビア状カプセ
ル(A) を液剤(B) 中に存在させてなるものである。
【0016】また、本発明の化粧用品は、キャビア状カ
プセル(A) またはこれと液剤(B) とを必要量を取り出す
ための取出機構(2) を備えた容器(1) 内に上記の化粧料
を収容してなるものである。
【0017】以下本発明を詳細に説明する。なお本発明
に言う化粧料とは、化粧ないし美容の用途のみならず、
健康用途と、スポーツ用途、浴用用途、さらには火傷や
湿疹治療など医薬部外剤的な用途をも含むものとする。
【0018】キャビア状カプセル(A) は、滴下液および
受液の2液間の界面で起きる化学反応を利用した不溶化
法や液中硬化被膜法によって形成することができる。
【0019】滴下液としては、アルギン酸ナトリウム、
アルギン酸プロピレングリコールエステル、ポリアクリ
ル酸ナトリウム、ポリアクリルアミド、ポリビニルアル
コール、ポリエチレンオキサイド、カゼイン、ペクチ
ン、寒天、カラギーナン、コーンスターチ、グルテン、
デキストリン、グアーガム、アラビアゴム、ローカスト
ビーンゴム、メチルセルロース、カルボキシメチルセル
ロースなどの水溶液があげられるが、これらの中では、
皮膜形成性、コスト、触感などを総合考慮すると、アル
ギン酸ナトリウムの水溶液が最も重要である。
【0020】アルギン酸ナトリウム水溶液を用いたとき
のアルギン酸ナトリウムの濃度は、0.05〜2重量%、殊
に 0.1〜1.5 重量%というように比較的稀薄な濃度に設
定することが好ましい。その濃度がある限定を越えて高
くなると、キャビア状カプセル(A) としたときの皮膜強
度が過多になって、使用時に皮膜残渣を生ずるようにな
り、一方その濃度が極端に低いときはキャビア状カプセ
ル(A) の強度が不足するようになる。
【0021】受液としては、滴下液の組成に応じ、多価
金属塩類、糖類、糖アルコール類、有機酸類およびエス
テル類などの水溶液があげられるが、滴下液としてアル
ギン酸ナトリウム水溶液を用いたときには、塩化カルシ
ウム、乳酸カルシウム、酢酸カルシウムなどの水溶性カ
ルシウム塩が特に重要である。このときの水溶性カルシ
ウム塩の水溶液の濃度も、 0.1〜3重量%、殊に 0.1〜
2重量%というように比較的稀薄な濃度に設定すること
が好ましい。その濃度がある限定を越えて高くなると、
キャビア状カプセル(A) としたときの皮膜強度が過多に
なって、使用時に皮膜残渣を生ずるようになり、一方そ
の濃度が極端に低いときはキャビア状カプセル(A) の強
度が不足するようになるからである。
【0022】このように滴下液および受液の濃度を制御
することにより、表面部のみが皮膜(a1)となった易擦壊
性のキャビア状カプセル(A) が得られる。この場合、キ
ャビア状カプセル(A) の皮膜(a1)が、キャビア状カプセ
ル(A) の擦壊時に残渣として残らないようにすることを
念頭に、カプセル化の条件を設定する。なお「易擦壊
性」とは、キャビア状カプセル(A) を手のひらにのせて
擦ったり肌に押しつけて擦ったときに、容易に破壊する
性質を言う。
【0023】滴下液および受液の少なくとも一方には、
2液間の界面における皮膜形成反応をコントロールする
ため、反応遅延剤または反応促進剤を添加することもで
きる。
【0024】キャビア状カプセル(A) 内には油性または
/および水溶性の有効成分が含有されるようにする。こ
のような有効成分としては、化粧料として使用可能な薬
剤、たとえば、ビタミンA、B、C、D、E、H、パン
トテン酸等のビタミン類、卵胞ホルモン、副腎皮質ホル
モン等のホルモン類、ジフェニンヒドラジン、配糖体
系、ジフェニルイミダゾール系、アズレン誘導体等の抗
ヒスタミン剤、収斂剤、アミノ酸類、酵素剤、アラント
イン、β−コレスタノールなどが用いられれ、これらの
薬剤と共にあるいはこれらの薬剤に代えて、天然動植物
からの分離物、保湿剤、オイル剤、粘液質、界面活性剤
などを用いることもできる。有効成分の配合量は、その
種類、得られる効果の程度、使用目的などに応じて適量
に設定すればよい。
【0025】上記の有効成分のほか、本発明の趣旨を損
なわない限りにおいて、着色剤、香料、フィラー、その
他の添加剤を適宜添加することもできる。
【0026】カプセル化は、たとえば、上述の滴下液を
ノズルから受液中に滴下させることによりなされ、この
とき受液は撹拌状態にもたらしておくことが好ましい。
ノズルとしては、単筒式のノズルのほか、二重ノズル、
三重ノズル等の多重ノズルを用いることもできる。滴下
液を受液と接触させる前に、一旦滴下液を非反応性冷却
溶液中に滴下して球状となした後、受液中に投入してキ
ャビア状カプセル(A)とする方法を採用することもでき
る。
【0027】このようにして得られるキャビア状カプセ
ル(A) の大きさに特に限定はないが、直径で 0.1〜30
mm程度、殊に1〜20mm程度とすることが多い。
【0028】上述のようにして製造された易擦壊性のキ
ャビア状カプセル(A) は、液剤(B)中に浮遊ないし沈降
した状態で存在させる。キャビア状カプセル(A) が液剤
(B)中に浮遊するように、液剤(B) の粘度を調整するこ
とも好ましい。
【0029】液剤(B) としては、水、食塩水、乳液など
キャビア状カプセル(A) に対して非反応性である液剤が
用いられる。液剤(B) には有効成分を含有させることが
望ましく、その場合の有効成分はキャビア状カプセル
(A) に内包させる有効成分と同種のものであっても異種
のものであってもよい。
【0030】本発明の化粧用品は、上記の化粧料(つま
り、表面部のみが皮膜(a1)となった易擦壊性のキャビア
状カプセル(A) を液剤(B)中に存在させた化粧料)を、
キャビア状カプセル(A) またはこれと液剤(B) とを必要
量取り出しまたは吐出するための取出機構(2) を備えた
容器(1) 内に収容してなるものである。
【0031】容器(1) の形状および材質は適宜に設計で
きる。取出機構(2) も種々の機構のものを採用できる
が、キャビア状カプセル(A)を破壊することなく取り出
しまたは吐出することができるような、スポイト体また
は蛇腹体とすることが望ましい。スポイト体または蛇腹
体を用いれば、減圧または加圧を利用してキャビア状カ
プセル(A) を容器(1) から静かに取り出すことができる
からである。
【0032】
【作用】キャビア状カプセル(A) と液剤(B) とからなる
本発明の化粧料を使用するにあたっては、容器(1) 内に
収容してある化粧料から、取出機構(2) を用いてキャビ
ア状カプセル(A) のみあるいはキャビア状カプセル(A)
と液剤(B) とを手のひら上に取り出すか吐出し、ついで
肌に擦りつける。手のひら以外の肌に直接落としてから
手のひらや指で擦壊することもできる。これによりキャ
ビア状カプセル(A) は容易に擦壊すると共に、好ましい
触感が得られ、また有効成分が皮膚に浸透する。
【0033】図3は、アルギン酸ナトリウム水溶液をカ
ルシウムイオンを含む水溶液と接触させて形成したキャ
ビア状カプセル(A) の一粒を模式的に示したものであ
り、表面部のみが薄い皮膜(a1)が形成されている。(B)
は水性の液剤である。(A) 中の油性成分は皮膜(a1)に阻
止されて液剤(B) 中には移行しないが、(A) 中の水や低
分子量の水溶性成分、および(B) 中の水および低分子量
の水溶性成分は皮膜(a1)を通過して相互に流通する。た
だし、水溶性成分であっても分子量の大きいものは皮膜
(a1)を通して移行することができない。
【0034】
【実施例】次に実施例をあげて本発明をさらに説明す
る。以下「部」、「%」とあるのは重量基準で示したも
のである。
【0035】実施例1 〈化粧料〉スクワラン80部にビタミンA、ビタミンE
およびβ−カロチンをいずれも微量添加し、撹拌溶解し
た。ついでこのスクワラン溶解液に、エタノール40部
にポリオキシエチレンソルビタンテトラオレイン酸エス
テル 0.3部を溶解したエタノール溶液を混合して油性原
料とした。
【0036】別途、精製水100部にグリセリン2部、
第二リン酸ナトリウム0.2部および微量の香料(植物性
香料)と着色料(β−カロチン)とを添加して撹拌溶解
した水溶液に、さらに濃度2%のアルギン酸ナトリウム
水溶液10部を添加して混合し、水性原料とした。
【0037】上記で調製した油性原料および水性原料を
滴下液として用い、二重ノズルを有する押出機より、油
性原料が中心側に、水性原料が周辺側になるようにして
吐出すると共に、受液として用意した撹拌状態にある濃
度 0.4%の塩化カルシウム水溶液中に滴下した。これに
より、表面部のみが薄い皮膜(a1)となった直径約3mmの
キャビア状カプセル(A) が得られた。
【0038】このようにして得られたキャビア状カプセ
ル(A) を液剤(B) としての乳液または化粧水中に投入
し、化粧料とした。
【0039】〈化粧用品〉図1は本発明の化粧用品の一
例を示した断面図である。
【0040】(1) はガラス製またはプラスチックス製の
透明な容器であり、円錐状をしている。(2) は取出機構
の一例としてのスポイト体であり、容器(1) の開口部(1
1)から挿入され、蓋を兼ねている。スポイト体の上端側
には弾力性ある作動部(21)が設置されており、スポイト
体の下端側は開放されて開口部(22)となっている。開口
部(11)の周囲には、装飾部(12)が設けてある。
【0041】上記のキャビア状カプセル(A) を液剤(B)
に投入して調製した化粧料をこの容器(1) 内に入れて取
出機構(2) をセットし、化粧用品となした。
【0042】〈操作〉蓋兼用の取出機構(2) を容器(1)
から引き抜き、容器(1) 内の空間に空気が流通するよう
にしてから、取出機構(2) であるスポイト体の作動部(2
1)を右手の指で押して作動部(21)内の空気を少し押し出
した後、スポイト体の開口部(22)をキャビア状カプセル
(A) の一粒に近づけ、指の力を緩めてキャビア状カプセ
ル(A)を吸引して容器(1) から取り出した。キャビア状
カプセル(A) を吸引したスポイトを左手の手のひらのと
ころまで運び、右手の指で作動部(21)を押すことによ
り、左手の手のひらにキャビア状カプセル(A) を落とす
と共に、スポイト体は再び容器(1) にセットした。
【0043】この一連の操作において、キャビア状カプ
セル(A) を破壊することなく容易に取り出すことができ
た。
【0044】手のひらの上のキャビア状カプセル(A) を
肌に押しつけて潰したところ、軽い反発があった後、は
じけるようにして割れたので、そのまま軽く伸ばすよう
に肌に擦りつけたところ、好ましい触感が得られた。な
お皮膜残渣は全く残らなかった。
【0045】実施例2 図2は本発明の化粧用品の他の一例を示した断面図であ
る。
【0046】(1) は容器、(2) は取出機構の一例として
の蛇腹体であるが、容器(1) と取出機構(2) とは一体型
となっている。(21)は作動部、(22)は開口部である。
(3) は蓋兼用の支持台である。化粧料を構成するキャビ
ア状カプセル(A) と液剤(B) とは、容器(1) 内に収容さ
れており、作動部(21)を下方に向けて押さえることによ
り吐出することができる。
【0047】
【発明の効果】本発明の化粧料は、表面部のみが皮膜(a
1)となった易擦壊性のキャビア状カプセル(A) を液剤
(B) 中に存在させてなるものである。キャビア状カプセ
ル(A) は、化粧料として適用するまでの工程においては
破壊することがなく、有効成分が失われることもない。
しかも化粧料として適用するためにキャビア状カプセル
(A) を擦壊したときに皮膜(a1)が残渣とならない上、キ
ャビア状カプセル(A) の肌に対する触感をそのまま生か
すことができる。
【0048】また、本発明の化粧用品は使い勝手が良い
上、外観的にも特異であり、高級感を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧用品の一例を示した断面図であ
る。
【図2】本発明の化粧用品の他の一例を示した断面図で
ある。
【符号の説明】
(1) …容器、(11)…開口部、(12)…装飾部、(2)…取出
機構、(21)…作動部、(22)…開口部、(3) …支持台、
(A) …キャビア状カプセル、(a1)…皮膜、(B) …液剤
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年9月11日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】以下本発明を詳細に説明する。なお本発明
に言う化粧料とは、化粧ないし美容の用途のみならず、
健康用途、スポーツ用途、浴用用途、さらには火傷や湿
疹治療など医薬部外剤的な用途をも含むものとする。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の化粧用品の一例を示した断面図であ
る。
【図2】本発明の化粧用品の他の一例を示した断面図で
ある。
【図3】アルギン酸ナトリウム水溶液を、カルシウムイ
オンを含む水溶液と接触させて形成したキャビア状カプ
セル(A)の一粒を示した模式図である。
【符号の説明】 (1)…容器、(11)…開口部、(12)…装飾部、
(2)…取出機構、(21)…作動部、(22)…開口
部、(3)…支持台、(A)…キャビア状カプセル、
(a1)…皮膜、(B)…液剤

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面部のみが皮膜(a1)となった易擦壊性の
    キャビア状カプセル(A) を液剤(B)中に存在させてなる
    化粧料。
  2. 【請求項2】キャビア状カプセル(A) の皮膜(a1)が、キ
    ャビア状カプセル(A) の擦壊時に残渣として残らないも
    のである請求項1記載の化粧料。
  3. 【請求項3】キャビア状カプセル(A) または液剤(B) の
    少なくとも一方に有効成分が含有されている請求項1記
    載の化粧料。
  4. 【請求項4】キャビア状カプセル(A) またはこれと液剤
    (B) とを必要量取り出しまたは吐出するための取出機構
    (2) を備えた容器(1) 内に、請求項1記載の化粧料を収
    容してなる化粧用品。
  5. 【請求項5】取出機構(2) がスポイト体または蛇腹体で
    ある請求項4記載の化粧用品。
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