JPH059279Y2 - - Google Patents

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JPH059279Y2
JPH059279Y2 JP1989094132U JP9413289U JPH059279Y2 JP H059279 Y2 JPH059279 Y2 JP H059279Y2 JP 1989094132 U JP1989094132 U JP 1989094132U JP 9413289 U JP9413289 U JP 9413289U JP H059279 Y2 JPH059279 Y2 JP H059279Y2
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JP
Japan
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flight
paraglider
fuselage
wheels
fiber reinforced
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JP1989094132U
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JPH0335900U (ja
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  • Motorcycle And Bicycle Frame (AREA)
  • Compressors, Vaccum Pumps And Other Relevant Systems (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、パラグライダーの飛行初期に要する
推力を発生させるパラグライダー用の飛行推力発
生装置に関するものである。
「従来の技術並びにその課題」 従来パラグライダーを楽しみ、空中を滑空する
為には、機体(キヤノピー)に上手に風を受ける
ことが要求される処である。
その為には、高低差、通常高低差150mの傾斜
を、15m〜20m走ることによつて初めて、機体に
風を充分に受け得ることと、これにより前述の如
く、上昇気流に乗つて楽しくフライトできる。
このような高低差と、走行に要する広い場所
を、通常の場所で確保することは甚だ困難であ
る。そこで、一般的には都心からかなり離れた、
広くて障害物がないスキーゲレンデが最適である
とされ、現実にシーズンオフで未活用のスキーゲ
レンデを利用している。
以上の方法で充分であるとは思われるが、その
スキーゲレンデが都心から離れていたり、またこ
のような設備がない処等では大いに困る。
一方都心並びにその近辺、海岸線又は河川敷等
ではこのような地形条件を確保できず、究極的に
は、大いに困るし、またこの種スポーツ遊戯が楽
しめない等の欠点が考えられる。
尚、簡易車輪として、実公昭64−1122号の空を
飛ぶことが可能な三輪自動車の登録実用新案、又
は実開昭60−195298号の空気で、ふくらます飛行
機の考案がある。
しかしながら、実公昭64−1122号の登録実用新
案(以下、単に考案とする。)は、搭乗者が三輪
車本体内に着座する構成であるので、パラグライ
ダーの如く、上昇気流を利用して、飛行するいわ
ゆる不安定な滑空をするスポーツには、不向きで
ある。殊に、この考案は、三輪車本体内に搭乗者
が着座し、飛行胴体内に収容される構成であるの
で、本考案が目的とする、いわゆる上昇気流に乗
つて、飛行胴体とともに、パラグライデイング者
が体の動きを利用して(体のバランス感覚、姿勢
等を利用して)、旋回操作、上昇降下操作をする
スポーツ用の飛行推力発生具には、全く不向きで
ある。またこの考案は、三輪車本体のエンジンを
常時駆動し、当該三輪自動車に浮力を与える構成
であり、本考案の如く、単に飛行推力のみを目的
とする構成とは相違し、その利用分野が明らかに
異なります。更に、この考案は、プロペラが剥き
出し方式となつているので、パラグライダー飛行
の如く、下降気流又は自重を介して、着地するこ
とを目的とする本考案に使用すれば、その際衝突
により損傷する危険性が極めて高く、実用に供し
得ない処であります。
一方、実開昭60−195298号の考案は、機体の周
辺に、多数の器材、又は部品が、突出状に設けら
れており空気抵抗が発生する。
よつて、本考案が目的とするパラグライダー用
の飛行推力発生装置には不向きである。
殊に、飛行機、地上に着地する場合、前記突出
状の各器材等が、大変に邪魔となること、破損の
原因となりパラグライデイング者の人体に傷をつ
ける虞があり、大変に危険である。
「課題を解決するための手段」 上記に鑑み、本考案は、河川敷、野原又はグラ
ンド等の比較的狭い平地で、パラグライダーが楽
しめるように、このパラグライダーに飛行推力を
付与する構成としたもので、車輪のみを装備する
空気抵抗を極めて少なくしたほぼ円筒状で、かつ
鞍乗り形態をなす飛行胴体を、炭素繊維強化プラ
スチツク、アラミツド繊維強化プラスチツク等の
プラスチツク系複合材料で構成する。そして、こ
の飛行胴体に、空気吸い込み用のフアン並びに出
力発生エンジンを内蔵する構造とした。
また本考案は、前記飛行胴体にパラグライデイ
ング者が、跨り着座しかつ飛行胴体に密着状態で
着座姿勢が保持されること、及び飛行胴体に跨り
搭乗したパラグライデイング者が、両手を自由に
操作し、かつラインの操作が確実になし得るよう
にする為に、飛行胴体の上面に着座用のシート
部、ベルト又は前車輪以外の突出物となる背もた
れを有する構造となつている。
「作用」 次に本考案の作用(使用状態)を説明すると、
先ずパラグライデイング者が、飛行胴体のシート
部に着座し、ベルトをその腰部に締着すると、こ
こにパラグライダーへの搭乗が終了し、かつ両手
はフリーであるので、ラインが確実に握れる。
これによつて、パラグライダーへの搭乗が完了
するので、続いて図示しないパラグライダーに設
けたスイツチをオンし、空気吸い込み用フアン並
びに出力発生エンジンを始動すると、車輪が回転
し飛行胴体は緩やかに走行を始める。
このようにして、飛行胴体が走行を始めると、
機体は風を受けて大きく膨らむとともに、揚力が
発生する。この場合に、機体が上昇気流をキヤツ
チすると、この上昇気流の力を借りて飛行胴体と
パラグライデイング者はともに、空中に飛び上が
り、その後は上昇気流に乗つて緩やかに滑空す
る。
尚前記機体が上昇気流をキヤツチした場合は、
出力発生エンジンの駆動を停止する。
前述の如く操作をもつて飛行し、降下する場合
は、パラグライデイング者が降下操作をなすこと
により、飛行胴体並びにパラグライダーは降下を
始め、車輪の滑走を介して衝撃を緩和しつつ、究
極的には地上に降りる。
「実施例」 以下本考案の一実施例を、図面を参照しながら
具体的に説明すると、1は車輪2のみを装備する
空気抵抗を極めて少なくした(空気抵抗を極めて
小さくした)ほぼ円筒状で、かつ鞍乗り形態をな
す炭素繊維強化プラスチツク、アラミツド繊維強
化プラスチツク等のプラスチツク系複合材料で構
成される飛行胴体で、この飛行胴体1には空気吸
い込み用のフアン3並びに2サイクルエンジン、
4サイクルエンジン、タービンエンジン等の出力
発生エンジン4を内蔵するとともに、その上面1
aに着座用のシート部5、ベルト6又は前記車輪
2以外の突出物となる背もたれ7を有する。
図中1cは飛行胴体1の前方側の開口、1dは
飛行胴体1の後方側の開口である。
尚シート部5は図示のように幾分凹状に形成す
ることが、安定性と飛行胴体1へのパラグライデ
イング者の身体の密着性が向上し、空気抵抗が減
少するものと考えられる。
図中8は飛行胴体1の下面1bの前方側に設け
た足載せ台で、左右で一対である。
尚図示しないが、空気抵抗を減少する目的で、
脚部等を飛行胴体1内に、陥没状に設けることも
可能である。
図中10はパラグライダー9の機体、11はそ
のラインである。
尚装置の簡素化、軽量化、取り扱いの容易性等
を考慮すると、前記出力発生エンジン4は、2サ
イクルエンジンが理想と思われる。
「考案の効果」 本考案は、突出状となる車輪を装備したほぼ円
筒状で、かつ腰掛け形態をなす空気抵抗を極めて
少なくした飛行胴体に、空気吸い込み用のフアン
並びに出力発生エンジンを内蔵する構造としたの
で、所定の高低差並びに走行距離を取り得ない、
例えば河川敷、野原又はグランド等の比較的狭い
平地で、パラグライダーが楽しめること。またこ
のパラグライダーに飛行に要する推力を付与でき
る。
また本考案は、外郭部に車輪を装備する飛行胴
体の上面に着座用のシート部、ベルト又は車輪以
外の突出物となる背もたれを有する構造となつて
いる。
よつて、空気抵抗の少なくなつた飛行胴体に
は、単に車輪と人とが空気抵抗(背もたれは人体
の陰となるから)となるので、小さい駆動で容易
に浮上力を得ることができる。
また飛行胴体の外郭部には、車輪と背もたれと
が設けられる構成であり、仮に着地時に転倒など
しても、パラグライデイング者に傷をつけるおそ
れがなく、また着地時にスムーズに着地できるこ
とと、仮に傾いても着地飛行の障害となることが
少ないこと、等の効果を有する。更に飛行胴体が
ほぼ円筒状でシート部と背もたれとを介して、密
着状態で着座でき、パラグライデイング者が、前
記飛行胴体を挟みつけるようにして搭乗できるこ
とと、安全かつ安心した状態で着座できること等
の効果を有する。
また本考案は、飛行胴体を、炭素繊維強化プラ
スチツク、アラミツド繊維強化プラスチツク等の
プラスチツク系複合材料で構成する故、軽量で飛
行にそれほど障害とならないこと、並びに耐久性
があり、その損傷が少ないものである。
殊に本考案は、飛行胴体に跨り乗り、いわゆる
パラグライデイング者の体が自由に動かせる構成
であるので、上昇気流に乗つて、飛行胴体ととも
に、パラグライデイング者が体の動きを利用して
(体のバランス感覚、姿勢等を利用して)、旋回操
作、上昇降下操作をするスポーツ用の飛行推力発
生具には、最適である。また、いざという時に速
やかに避難ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一例を示しており、第1図は使
用状態を示す斜視図、第2図は本考案の拡大斜視
図である。 1……飛行胴体、1a……上面、1b……下
面、1c,1d……開口、2……車輪、3……フ
アン、4……出力発生エンジン、5……シート
部、6……ベルト、7……背もたれ、8……足載
せ台、9……パラグライダー、10……機体、1
1……ライン。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車輪のみを装備する空気抵抗を極めて少なくし
    たほぼ円筒状で、かつ鞍乗り形態をなす飛行胴体
    を炭素繊維強化プラスチツク、アラミツド繊維強
    化プラスチツク等のプラスチツク系複合材料で構
    成し、この飛行胴体に空気吸い込み用のフアン並
    びに2サイクルエンジン等の出力発生エンジンを
    内蔵するとともに、この飛行胴体の上面に着座用
    のシート部、ベルト又は前記車輪以外の突出物と
    なる背もたれを有する構造のパラグライダー用の
    飛行推力発生具。
JP1989094132U 1989-08-10 1989-08-10 Expired - Lifetime JPH059279Y2 (ja)

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JP1989094132U JPH059279Y2 (ja) 1989-08-10 1989-08-10

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JP1989094132U JPH059279Y2 (ja) 1989-08-10 1989-08-10

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JPH0335900U JPH0335900U (ja) 1991-04-08
JPH059279Y2 true JPH059279Y2 (ja) 1993-03-08

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ID=31643473

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS641122U (ja) * 1987-06-24 1989-01-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60195298U (ja) * 1984-06-06 1985-12-26 高橋 伸介 空気で、ふくらます飛行機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS641122U (ja) * 1987-06-24 1989-01-06

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JPH0335900U (ja) 1991-04-08

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