JPH0592361A - バレル研磨機 - Google Patents
バレル研磨機Info
- Publication number
- JPH0592361A JPH0592361A JP24895191A JP24895191A JPH0592361A JP H0592361 A JPH0592361 A JP H0592361A JP 24895191 A JP24895191 A JP 24895191A JP 24895191 A JP24895191 A JP 24895191A JP H0592361 A JPH0592361 A JP H0592361A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- barrel
- polished
- polishing
- polishing machine
- regulating means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 研磨材Bによる被研磨材Aの研磨効率を高め
て、被研磨材Aの研磨時間を短縮しながら、例え指輪台
など複雑な形状をもった被研磨材Aでも、細部にわたっ
て良好な研磨を行う。 【構成】 回転駆動可能としたバレル3の内部に、研磨
材Bの自由な流動を許容し、被研磨材Aのバレル3に対
する自由な流動は規制する規制手段8を設ける。
て、被研磨材Aの研磨時間を短縮しながら、例え指輪台
など複雑な形状をもった被研磨材Aでも、細部にわたっ
て良好な研磨を行う。 【構成】 回転駆動可能としたバレル3の内部に、研磨
材Bの自由な流動を許容し、被研磨材Aのバレル3に対
する自由な流動は規制する規制手段8を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、貴金属製品や金属部品
などを研磨するために使用されるバレル研磨機に関す
る。
などを研磨するために使用されるバレル研磨機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種バレル研磨機は、回転駆動
可能としたバレルの内部に、研磨処理を施す貴金属製品
などの被研磨材と、該被研磨材を研磨するための研磨材
とをそれぞれ収容して、前記バレルを回転駆動させるこ
とにより、その内部に前記研磨材の流動層を形成しなが
ら、この流動層で前記研磨材を前記被研磨材に強制的に
接触させて、該被研磨材を研磨するようにしている。
可能としたバレルの内部に、研磨処理を施す貴金属製品
などの被研磨材と、該被研磨材を研磨するための研磨材
とをそれぞれ収容して、前記バレルを回転駆動させるこ
とにより、その内部に前記研磨材の流動層を形成しなが
ら、この流動層で前記研磨材を前記被研磨材に強制的に
接触させて、該被研磨材を研磨するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】所が、以上のバレル研
磨機では、前記バレルを回転駆動させて、前記研磨材で
被研磨材を研磨するとき、この被研磨材が前記研磨材に
追従しながら流動したりして、両者間の接触抵抗が小と
なるため、前記被研磨材に対する研磨効率が充分ではな
く、所定の研磨面を得るのに長時間を必要とするばかり
か、特に、指輪の台など複雑な形状をもった被研磨材の
研磨を行うな場合には、細部にわたっての良好な研磨が
行えないなどの問題があった。
磨機では、前記バレルを回転駆動させて、前記研磨材で
被研磨材を研磨するとき、この被研磨材が前記研磨材に
追従しながら流動したりして、両者間の接触抵抗が小と
なるため、前記被研磨材に対する研磨効率が充分ではな
く、所定の研磨面を得るのに長時間を必要とするばかり
か、特に、指輪の台など複雑な形状をもった被研磨材の
研磨を行うな場合には、細部にわたっての良好な研磨が
行えないなどの問題があった。
【0004】本発明は以上のような問題に鑑みてなした
もので、その目的は、研磨材による被研磨材の研磨効率
を高めて、この被研磨材の研磨時間を短縮することがで
きながら、例え指輪の台など複雑な形状をもった被研磨
材でも、細部にわたって良好な研磨を行うことができる
バレル研磨機を提供することにある。
もので、その目的は、研磨材による被研磨材の研磨効率
を高めて、この被研磨材の研磨時間を短縮することがで
きながら、例え指輪の台など複雑な形状をもった被研磨
材でも、細部にわたって良好な研磨を行うことができる
バレル研磨機を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、被研磨材Aと研磨材Bとを収容するバレ
ル3の回転駆動により、前記被研磨材Aを前記研磨材B
で研磨するようにしたバレル研磨機において、前記バレ
ル3内に、前記研磨材Bの流動を許容し、かつ、前記被
研磨材Aの前記バレル3に対する流動を規制する規制手
段8を設けたことを特徴とするものである。
め、本発明は、被研磨材Aと研磨材Bとを収容するバレ
ル3の回転駆動により、前記被研磨材Aを前記研磨材B
で研磨するようにしたバレル研磨機において、前記バレ
ル3内に、前記研磨材Bの流動を許容し、かつ、前記被
研磨材Aの前記バレル3に対する流動を規制する規制手
段8を設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】以上のバレル研磨機で前記被研磨材Aを研磨す
るときには、前記バレル3の内部に前記被研磨材Aと研
磨材Bとをそれぞれ収容させて、前記バレル3を回転駆
動させるのであるが、このとき、該バレル3内に設けた
前記規制手段8により、前記研磨材Bの前記バレル3内
での流動が許容され、また、このバレル3内での前記被
研磨材Aの流動が規制されるため、前記被研磨材Aと研
磨材Bとの接触抵抗が大とされて、該研磨材Bによる前
記被研磨材Aの研磨効率が高められる。従って、前記被
研磨材Aの研磨時間を短縮することができ、しかも例え
指輪の台など複雑な形状をもった被研磨材Aでも、細部
にわたって良好な研磨を行うことができる。
るときには、前記バレル3の内部に前記被研磨材Aと研
磨材Bとをそれぞれ収容させて、前記バレル3を回転駆
動させるのであるが、このとき、該バレル3内に設けた
前記規制手段8により、前記研磨材Bの前記バレル3内
での流動が許容され、また、このバレル3内での前記被
研磨材Aの流動が規制されるため、前記被研磨材Aと研
磨材Bとの接触抵抗が大とされて、該研磨材Bによる前
記被研磨材Aの研磨効率が高められる。従って、前記被
研磨材Aの研磨時間を短縮することができ、しかも例え
指輪の台など複雑な形状をもった被研磨材Aでも、細部
にわたって良好な研磨を行うことができる。
【0007】
【実施例】図5は縦型式のバレル研磨機を示しており、
同図中、1は水平方向に延びる固定軸2上に回転自由に
支持された円板であって、この円板1の相対向する2箇
所に、それぞれバレル3,3を装着可能としたバレル支
持体4,4を、該各支持体4,4から延びる軸杆41,
41を介して回転自由に支持すると共に、前記円板1の
下方側にモータ5を配設して、該モータ5のモータ軸5
1に取付けた駆動プーリ52と前記円板1の外周部に形
成したプーリ溝11との間に伝動ベルト6を掛回させ
て、前記モータ5の駆動で前記円板1を前記固定軸2上
で回転駆動させるようになす一方、該固定軸2の先端部
に2つのプーリ溝21,21を、また、前記各バレル支
持体4,4に前記各プーリ溝21,21と対向するプー
リ42,42をそれぞれ設けて、この各プーリ42,4
2と前記プーリ溝21,21との間にそれぞれ伝動ベル
ト7,7を掛回させている。
同図中、1は水平方向に延びる固定軸2上に回転自由に
支持された円板であって、この円板1の相対向する2箇
所に、それぞれバレル3,3を装着可能としたバレル支
持体4,4を、該各支持体4,4から延びる軸杆41,
41を介して回転自由に支持すると共に、前記円板1の
下方側にモータ5を配設して、該モータ5のモータ軸5
1に取付けた駆動プーリ52と前記円板1の外周部に形
成したプーリ溝11との間に伝動ベルト6を掛回させ
て、前記モータ5の駆動で前記円板1を前記固定軸2上
で回転駆動させるようになす一方、該固定軸2の先端部
に2つのプーリ溝21,21を、また、前記各バレル支
持体4,4に前記各プーリ溝21,21と対向するプー
リ42,42をそれぞれ設けて、この各プーリ42,4
2と前記プーリ溝21,21との間にそれぞれ伝動ベル
ト7,7を掛回させている。
【0008】そして、前記モータ5の駆動に伴いベルト
6を介して前記円板1を固定軸2に対し、図3の矢印X
方向へと公転させるとき、前記各ベルト7,7を介して
前記支持体4,4、つまり、該各支持体4,4に装着さ
れる前記各バレル3,3を前記円板1の回転方向とは逆
方向の同図矢印Y−Y方向へと自転させるようにしてい
る。即ち、前記モータ5の駆動に伴い前記円板1は、前
記各バレル3を伴いながら同図の矢印X方向へと公転さ
れるのに対し、前記円板1を支持する固定軸2は静止状
態にあって、該固定軸2と前記各バレル支持体4,4と
の間に前記各ベルト7,7が掛回されているため、前記
円板1の公転に伴い前記各バレル3,3が同図の矢印Y
−Y方向へと自転されるのである。
6を介して前記円板1を固定軸2に対し、図3の矢印X
方向へと公転させるとき、前記各ベルト7,7を介して
前記支持体4,4、つまり、該各支持体4,4に装着さ
れる前記各バレル3,3を前記円板1の回転方向とは逆
方向の同図矢印Y−Y方向へと自転させるようにしてい
る。即ち、前記モータ5の駆動に伴い前記円板1は、前
記各バレル3を伴いながら同図の矢印X方向へと公転さ
れるのに対し、前記円板1を支持する固定軸2は静止状
態にあって、該固定軸2と前記各バレル支持体4,4と
の間に前記各ベルト7,7が掛回されているため、前記
円板1の公転に伴い前記各バレル3,3が同図の矢印Y
−Y方向へと自転されるのである。
【0009】以上のように、前記各バレル3を公転しな
がら自転可能とすることにより、前記各バレル3内に被
研磨材Aと研磨材Bとを収容させて、この被研磨材Aの
研磨作業を行うとき、前記各バレル3の公転に伴い前記
研磨材Bに大きな遠心力が付与されながら、前記各バレ
ル3の自転に伴い前記研磨材Bが流動を起こすこととな
り、つまり、前記各バレル3の内部には強い圧力が付与
された前記研磨材Bの流動層が形成されるのであり、従
って、この研磨材Bで前記被研磨材Aが効率良く研磨さ
れることになる。尚、前記研磨材Bとしては、例えばス
テンレスの球状体や丸棒状体及び塊状石などが使用さ
れ、また、これら各者に洗浄能力をもつコンパウンドを
混入させたものなどが使用される。
がら自転可能とすることにより、前記各バレル3内に被
研磨材Aと研磨材Bとを収容させて、この被研磨材Aの
研磨作業を行うとき、前記各バレル3の公転に伴い前記
研磨材Bに大きな遠心力が付与されながら、前記各バレ
ル3の自転に伴い前記研磨材Bが流動を起こすこととな
り、つまり、前記各バレル3の内部には強い圧力が付与
された前記研磨材Bの流動層が形成されるのであり、従
って、この研磨材Bで前記被研磨材Aが効率良く研磨さ
れることになる。尚、前記研磨材Bとしては、例えばス
テンレスの球状体や丸棒状体及び塊状石などが使用さ
れ、また、これら各者に洗浄能力をもつコンパウンドを
混入させたものなどが使用される。
【0010】しかして以上のように使用される前記各バ
レル3の内部に、前記研磨材Bの自由な流動を許容し、
かつ、前記被研磨材Aの前記バレル3に対する自由な流
動を規制する規制手段8を設けたのである。
レル3の内部に、前記研磨材Bの自由な流動を許容し、
かつ、前記被研磨材Aの前記バレル3に対する自由な流
動を規制する規制手段8を設けたのである。
【0011】具体的には、図1,図2で明らかにしたよ
うに、前記規制手段8として、概略6角立方体形状に枠
組みされた枠体81の内部に、多数の流通孔82をもつ
6枚の仕切板83を、前記枠体81の中心から各角部に
向けて放射状に配設したものを使用し、斯く構成された
規制手段8を前記各バレル3にそれぞれ内装させるので
ある。前記仕切板83に形成する前記各流通孔82は、
前記研磨材Bの粒子径より大とされ、かつ、前記バレル
3内で研磨処理される被研磨材Aの大きさよりも小とさ
れて、前記研磨材Bの前記バレル3内での自由な流動の
みを許容し、前記被研磨材Aの前記バレル3内での自由
な流動は規制するようにしている。
うに、前記規制手段8として、概略6角立方体形状に枠
組みされた枠体81の内部に、多数の流通孔82をもつ
6枚の仕切板83を、前記枠体81の中心から各角部に
向けて放射状に配設したものを使用し、斯く構成された
規制手段8を前記各バレル3にそれぞれ内装させるので
ある。前記仕切板83に形成する前記各流通孔82は、
前記研磨材Bの粒子径より大とされ、かつ、前記バレル
3内で研磨処理される被研磨材Aの大きさよりも小とさ
れて、前記研磨材Bの前記バレル3内での自由な流動の
みを許容し、前記被研磨材Aの前記バレル3内での自由
な流動は規制するようにしている。
【0012】また、前記各バレル3は、内部が6角形状
とされた有底筒状の収容槽31と、該収容槽31の開口
側に開閉可能に設けられた蓋体32とを備え、これら収
容槽31と蓋体32との各内面側に、それぞれウレタン
ゴムなどの弾性部材33を貼着させると共に、前記収容
槽31の開口側近くに、先端にナット34をもつ固定ア
ーム35を揺動可能に支持させて、この固定アーム35
を前記蓋体32の外周部に設けた係止溝36に係止させ
た状態で前記ナット34の締付けを行うことにより、前
記蓋体32を前記収容槽31に取外自由に固定させてい
る。
とされた有底筒状の収容槽31と、該収容槽31の開口
側に開閉可能に設けられた蓋体32とを備え、これら収
容槽31と蓋体32との各内面側に、それぞれウレタン
ゴムなどの弾性部材33を貼着させると共に、前記収容
槽31の開口側近くに、先端にナット34をもつ固定ア
ーム35を揺動可能に支持させて、この固定アーム35
を前記蓋体32の外周部に設けた係止溝36に係止させ
た状態で前記ナット34の締付けを行うことにより、前
記蓋体32を前記収容槽31に取外自由に固定させてい
る。
【0013】次に、以上の構成としたバレル研磨機の作
用について説明する。前記被研磨材Aの研磨を行うとき
には、先ず、前記各バレル3の内部に前記被研磨材Aと
研磨材Bとをそれぞれ収容して、これら各バレル3を前
記各バレル支持体4に装着させる。そして、前記モータ
5を回転駆動させることにより、前述したように、前記
円板1を前記固定軸2に対し同図の矢印X方向に公転さ
せ、また、前記各バレル3を前記円板1の回転方向とは
逆方向の同図矢印Y−Y方向へと自転させるのである。
すると、前記各バレル3の公転に伴い前記研磨材Bに大
きな遠心力が付与されながら、前記各バレル3の自転に
伴い前記研磨材Bが流動を起こして、前記各バレル3の
内部には強い圧力が付与された前記研磨材Bの流動層が
形成されることとなる。
用について説明する。前記被研磨材Aの研磨を行うとき
には、先ず、前記各バレル3の内部に前記被研磨材Aと
研磨材Bとをそれぞれ収容して、これら各バレル3を前
記各バレル支持体4に装着させる。そして、前記モータ
5を回転駆動させることにより、前述したように、前記
円板1を前記固定軸2に対し同図の矢印X方向に公転さ
せ、また、前記各バレル3を前記円板1の回転方向とは
逆方向の同図矢印Y−Y方向へと自転させるのである。
すると、前記各バレル3の公転に伴い前記研磨材Bに大
きな遠心力が付与されながら、前記各バレル3の自転に
伴い前記研磨材Bが流動を起こして、前記各バレル3の
内部には強い圧力が付与された前記研磨材Bの流動層が
形成されることとなる。
【0014】また、前記各バレル3の内部には、前記規
制手段8を構成する複数の仕切板83をもつ枠体81が
配設され、かつ、前記各仕切板83には多数の流通孔8
2が形成されて、これら各流通孔82によって前記研磨
材Bの前記バレル3内での自由な流動のみが許容され、
該バレル3内での前記被研磨材Aの自由な流動は規制さ
れることになるため、以上のように、強い圧力が付与さ
れた前記研磨材Bの流動層と前記被研磨材Aとの接触抵
抗が大とされて、この被研磨材Aの前記研磨材Bによる
前記被研磨材Aの研磨効率が著しく高められる。従っ
て、前記被研磨材Aの研磨時間を短縮することができ、
しかも例え指輪の台など複雑な形状をもった被研磨材A
でも、細部にわたって良好な研磨を行うことが可能とな
る。
制手段8を構成する複数の仕切板83をもつ枠体81が
配設され、かつ、前記各仕切板83には多数の流通孔8
2が形成されて、これら各流通孔82によって前記研磨
材Bの前記バレル3内での自由な流動のみが許容され、
該バレル3内での前記被研磨材Aの自由な流動は規制さ
れることになるため、以上のように、強い圧力が付与さ
れた前記研磨材Bの流動層と前記被研磨材Aとの接触抵
抗が大とされて、この被研磨材Aの前記研磨材Bによる
前記被研磨材Aの研磨効率が著しく高められる。従っ
て、前記被研磨材Aの研磨時間を短縮することができ、
しかも例え指輪の台など複雑な形状をもった被研磨材A
でも、細部にわたって良好な研磨を行うことが可能とな
る。
【0015】更に、以上のような被研磨材Aの研磨時に
は、前記モータ5の回転数をインバータ制御して、前記
円板1つまり前記各バレル3の回転数(公転及び自転
数)を所定時間置きに変更させるようにしてもよいので
ある。例えば、図4で示したように、前記モータ5の運
転開始後に、前記各バレル3を250rpmの回転数で
30秒間にわたって高速回転させ、この後前記各バレル
3を、その内部の研磨材Bに遠心力を作用させない約8
0rpmの回転数で10秒間にわたって低速回転させ
て、これら高速回転と低速回転とを繰り返しながら、前
記被研磨材Aの研磨作業を行うときには、高速回転と低
速回転との切換時に前記被研磨材Aの位置や姿勢が変更
され、この被研磨材Aを細部にわたって均一かつ良好に
研磨することができる。
は、前記モータ5の回転数をインバータ制御して、前記
円板1つまり前記各バレル3の回転数(公転及び自転
数)を所定時間置きに変更させるようにしてもよいので
ある。例えば、図4で示したように、前記モータ5の運
転開始後に、前記各バレル3を250rpmの回転数で
30秒間にわたって高速回転させ、この後前記各バレル
3を、その内部の研磨材Bに遠心力を作用させない約8
0rpmの回転数で10秒間にわたって低速回転させ
て、これら高速回転と低速回転とを繰り返しながら、前
記被研磨材Aの研磨作業を行うときには、高速回転と低
速回転との切換時に前記被研磨材Aの位置や姿勢が変更
され、この被研磨材Aを細部にわたって均一かつ良好に
研磨することができる。
【0016】以上の実施例では、前記規制手段8とし
て、前記バレル3における収容槽31の内部形状に対応
して、概略6角立方体形状に枠組みされた枠体81を用
い、その内部に多数の流通孔82をもつ6枚の仕切板8
3を配設するようにしたが、本発明では、前記収容槽3
1の内部形状に応じて前記枠体81の形状を変更させ、
その内部に前述したものと同様の流通孔82を備えた仕
切板83を配設するようしてもよい。また、前記規制手
段8としては、例えば前記バレル3の内部に複数のピン
を突設させ、この各ピンに指輪台などの被研磨材Aを挿
入係止させることにより、該被研磨材Aの前記バレル3
内での流動を規制しながら、前記研磨材Bの流動のみを
許容して、この研磨材Bによる前記被研磨材Aに対する
研磨効率を高めるようにしてもよい。更に、以上の実施
例では、縦型式のバレル研磨機について説明したが、本
発明では、前記円板1を水平状に支持させて、該円板1
上に前記各バレル3を装着させるようにした横型式のバ
レル研磨機に適用することも可能である。
て、前記バレル3における収容槽31の内部形状に対応
して、概略6角立方体形状に枠組みされた枠体81を用
い、その内部に多数の流通孔82をもつ6枚の仕切板8
3を配設するようにしたが、本発明では、前記収容槽3
1の内部形状に応じて前記枠体81の形状を変更させ、
その内部に前述したものと同様の流通孔82を備えた仕
切板83を配設するようしてもよい。また、前記規制手
段8としては、例えば前記バレル3の内部に複数のピン
を突設させ、この各ピンに指輪台などの被研磨材Aを挿
入係止させることにより、該被研磨材Aの前記バレル3
内での流動を規制しながら、前記研磨材Bの流動のみを
許容して、この研磨材Bによる前記被研磨材Aに対する
研磨効率を高めるようにしてもよい。更に、以上の実施
例では、縦型式のバレル研磨機について説明したが、本
発明では、前記円板1を水平状に支持させて、該円板1
上に前記各バレル3を装着させるようにした横型式のバ
レル研磨機に適用することも可能である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のバレル研
磨機では、回転駆動可能としたバレル3内に、研磨材B
の自由な流動を許容し、被研磨材Aの前記バレル3に対
する自由な流動は規制する規制手段8を設けたから、前
記研磨材Bによる前記被研磨材Aの研磨効率を高めるこ
とができて、この被研磨材Aの研磨時間を短縮できなが
ら、例え指輪の台など複雑な形状をもった被研磨材Aで
も、細部にわたって良好な研磨を行うことができる。
磨機では、回転駆動可能としたバレル3内に、研磨材B
の自由な流動を許容し、被研磨材Aの前記バレル3に対
する自由な流動は規制する規制手段8を設けたから、前
記研磨材Bによる前記被研磨材Aの研磨効率を高めるこ
とができて、この被研磨材Aの研磨時間を短縮できなが
ら、例え指輪の台など複雑な形状をもった被研磨材Aで
も、細部にわたって良好な研磨を行うことができる。
【図1】本発明にかかるバレル研磨機の要部を示す半断
側面図である。
側面図である。
【図2】同研磨機に使用する規制手段の斜視図である。
【図3】同研磨機の作用状態を説明する示す正面図であ
る。
る。
【図4】同研磨機の回転数制御による制御状態を説明す
るグラフである。
るグラフである。
【図5】同研磨機の全体構造を一部省略して示す正面図
である。
である。
3 バレル 8 規制手段 A 被研磨材 B 研磨材
Claims (1)
- 【請求項1】 被研磨材Aと研磨材Bとを収容するバレ
ル3の回転駆動により、前記被研磨材Aを前記研磨材B
で研磨するようにしたバレル研磨機において、前記バレ
ル3内に、前記研磨材Bの流動を許容し、かつ、前記被
研磨材Aの前記バレル3に対する流動を規制する規制手
段8を設けたことを特徴とするバレル研磨機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24895191A JPH0592361A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | バレル研磨機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24895191A JPH0592361A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | バレル研磨機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0592361A true JPH0592361A (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=17185842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24895191A Pending JPH0592361A (ja) | 1991-09-27 | 1991-09-27 | バレル研磨機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0592361A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017185463A (ja) * | 2016-04-07 | 2017-10-12 | 株式会社スギノマシン | 撹拌容器及びそれを用いた撹拌装置 |
JP2020192660A (ja) * | 2019-05-30 | 2020-12-03 | 三菱重工業株式会社 | 遠心バレル研磨に用いるマスク治具、及びバレル研磨システム |
-
1991
- 1991-09-27 JP JP24895191A patent/JPH0592361A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017185463A (ja) * | 2016-04-07 | 2017-10-12 | 株式会社スギノマシン | 撹拌容器及びそれを用いた撹拌装置 |
JP2020192660A (ja) * | 2019-05-30 | 2020-12-03 | 三菱重工業株式会社 | 遠心バレル研磨に用いるマスク治具、及びバレル研磨システム |
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