JPH0592359A - スクロール溝端面加工装置 - Google Patents

スクロール溝端面加工装置

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Publication number
JPH0592359A
JPH0592359A JP25142691A JP25142691A JPH0592359A JP H0592359 A JPH0592359 A JP H0592359A JP 25142691 A JP25142691 A JP 25142691A JP 25142691 A JP25142691 A JP 25142691A JP H0592359 A JPH0592359 A JP H0592359A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grindstone
scroll groove
work
scroll
end surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25142691A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Kawaguchi
義和 川口
Hitoshi Murakoshi
仁 村越
Toshitomo Kuniki
稔智 国木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Advanced Technologies Co Ltd
Original Assignee
Toyo Advanced Technologies Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Advanced Technologies Co Ltd filed Critical Toyo Advanced Technologies Co Ltd
Priority to JP25142691A priority Critical patent/JPH0592359A/ja
Publication of JPH0592359A publication Critical patent/JPH0592359A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクロール溝端面を迅速かつ高精度に加工す
る。 【構成】 砥石11はワーク4のスクロール溝18に嵌
入する固定翼又は揺動翼と同一の形状を有している。こ
の砥石11はワーク4のスクロール溝端面Sに弾性的に
押し付けられている。また、砥石11は回転駆動する主
軸9の回りに公転し、揺動翼と同一の運動を行なうよう
になっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクロール型コンプレッ
サの固定翼又は揺動翼のスクロール溝端面を研削するス
クロール溝端面加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スクロール型コンプレッサは、スクロー
ル溝を有する固定翼と揺動翼とからなり、固定翼のスク
ロール溝に揺動翼を嵌入して、各々の翼先端面を相手方
のスクロール溝端面に接触させることによりシールされ
ている。前記スクロール溝はエンドミルによって加工さ
れるので、スクロール溝側面は高精度に加工されるが、
スクロール溝端面の表面粗さはシール性を確保するほど
の精度が得られない。したがって、このままでは、その
スクロール溝端面に接触する相手方の翼先端面の摩耗が
早まることになる。そこで、従来、この翼先端面とスク
ロール溝端面との間のシール性を確保するために、エン
ドミルを用いてスクロール溝を加工した後に砥石でスク
ロール溝端面を研削加工していた。あるいは、スクロー
ル溝に当該スクロール溝と同一形状(蚊取り線香状)の
シート板を敷設して翼先端面の摩耗を防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記エ
ンドミルを用いた砥石による研削加工では、スクロール
溝に沿って砥石を移動させなければならないので、加工
に非常に時間がかかっていた。また、シート板をスクロ
ール溝端面に敷設したものでは、シール性が不十分でガ
ス漏れが生じ、コンプレッサとしての圧縮性能が低下し
ていた。本発明はかかる問題点を解決するのを課題と
し、スクロール溝端面を迅速かつ高精度に加工すること
ができるスクロール溝端面加工装置を提供することを目
的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、ワークのスクロール溝に嵌入する固定翼
又は揺動翼と同一の形状を有する砥石をワークのスクロ
ール溝端面に弾性的に押し付け、当該砥石を回転駆動す
る主軸の回りに公転させて揺動翼と同一の運動をさせる
ようにしたものである。
【0005】
【作用】前記本発明に係る構成によれば、砥石は固定翼
又は揺動翼と同一形状を有し、主軸の回りに揺動翼と同
一の公転運動を行なうので、スクロール溝端面は全面的
に同時に研削加工される。また、砥石はワークのスクロ
ール溝端面に弾性的に押し付けられるので、スクロール
溝端面に均等に接触する。これにより、砥石の片当りが
防止され、スクロール溝端面は均一に加工される。
【0006】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。図1,図2は本発明に係るスクロール溝加工装置を
示す。図2において、1はベッド,2はベッド1に立設
されたコラム、3はワーク4を取り付け固定するワーク
取付台、5は前記コラム2にフィードモータ6によって
上下送り可能に設けられたフィードユニット、7はフィ
ードユニット5のテーブル、8は主軸本体、9は主軸モ
ータ10によって回転駆動する主軸であり、該主軸9の
下端には砥石11が取り付けられている。
【0007】前記ワーク取付台3には、図1に示すよう
に、ワークチャック12が設けられ、このワークチャッ
ク12にワーク4が位置決めピン13によって位置決め
されて固定されるようになっている。ワークチャック1
2は、廻り止めピン14によって廻り止めされるととも
に、ワーク取付台3の周6箇所に設けられたばね収容穴
15に収容されたフローティング用ばね16によって上
方に付勢され、ワーク4とともに、弾性的に支持されて
いる。なお、ワーク取付台3の下方よりフローティング
用ばね16を通ってワークチャック12にねじ込まれた
ボルト17は、ワークチャック12の上下移動に対して
ガイドするためのものである。前記ワーク4は、スクロ
ール型コンプレッサのケーシングであり、スクロール溝
18により固定翼19が形成されたものである。なお、
このワーク4としては、前記スクロール型コンプレッサ
のケーシングに限らず、揺動翼を有するロータを載置す
ることも可能である。
【0008】一方、主軸本体8は筒状であり、その内部
には主軸9がベアリング20を介して回転駆動可能に嵌
合されている。主軸9の下端にはボルト21によって偏
心ブッシュ22が取り付けられ、この偏心ブッシュ22
には、主軸9の軸心線Cに対してeだけ偏心した(図で
は便宜上、主軸9の中心線上に描いてある。)砥石駆動
軸23が、固定ねじ24によって下方に突出した状態に
取り付けられている。また、主軸本体8の下端にはコッ
プ状のアダプター25がボルト26によって取り付けら
れ、そのアダプター25中央に形成された貫通穴27よ
り前記砥石駆動軸23が下方に突出している。
【0009】前記アダプター25の貫通穴27の周囲に
は、第1凹部28及び、この第1凹部28の周囲に第2
凹部29が形成されている。第1凹部28は、図3に示
すように、図1の紙面に垂直な方向(以下、Y方向とい
う。)にわずかに長い長円形状になっている。この第1
凹部28にはその長軸に沿って溝30が形成されてい
る。前記第1凹部28には、オルダムプレート31が装
入されている。このオルダムプレート31は外周が前記
第1凹部28にY方向にのみ摺動可能に嵌合する円形で
あり、その中央には図1の左右方向(以下、X方向とい
う。)にわずかに長い長孔32が形成されている。ま
た、このオルダムプレート31の上面にはY方向に沿っ
て前記第1凹部28の溝30に摺動可能に嵌合する突条
33が突設され、X方向の中心線上には中心を挟んで両
側に摺動ピン34が下方に突出するように植設されてい
る。
【0010】前記第2凹部29には、砥石11が装入さ
れ、この砥石11はアダプター25の下端面にねじ36
により取り付けられたカバープレート37によって下方
へ落ち止めされている。前記砥石11は、下面に前記ワ
ーク4のスクロール溝18に嵌入するロータの揺動翼と
同一形状(図4参照)のリブ38が突設され、このリブ
38の先端に砥石チップ39が取り付けられている。ま
た、砥石11の上面中央に突出する軸部40には、前記
砥石駆動軸23がスリーブ41を介して嵌合する嵌合穴
42が形成されている。さらに、この砥石11の上面の
X方向には前記軸部40を挟んで両側にX方向に長い長
溝43が形成され、この長溝43に前記オルダムプレー
ト31の摺動ピン34が係合するようになっている。
【0011】以上の構成からなるスクロール溝端面加工
装置において、フィードモータ6を駆動してフィードユ
ニット5を降下すると、砥石11の砥石チップ39がワ
ーク4のスクロール溝18に嵌入してそのスクロール溝
端面Sに当接する。このとき、ワーク4はフローティン
グ用ばね16によって弾性支持されているので、たとえ
砥石チップ39の砥石面がワーク4のスクロール溝端面
Sに対して傾斜していても、ワーク4は砥石面に押圧さ
れて沈降する結果、砥石面はスクロール溝端面Sに均等
に圧接する。したがって、スクロール溝端面Sは砥石チ
ップ39の砥石面が片当りすることなく均一に加工され
る。
【0012】次に、主軸モータ10によって主軸9を回
転駆動すると、砥石駆動軸23は主軸9の軸心線Cの回
りにeだけ偏心して回転する。砥石11は、その軸部4
0が砥石駆動軸23とスリーブ41を介して嵌合してい
るので、砥石駆動軸23とともに主軸9の軸心線Cの回
りを公転運動する。このとき、砥石11はオルダムプレ
ート31に対してはその長孔32に沿ってX方向に移動
可能であり、また、オルダムプレート31はアダプター
25に対してはその第1凹部28の溝30に沿ってY方
向に移動可能である。このため、砥石11は、図4に示
す状態を保持したまま、空回りすることなく、揺動翼と
同一の公転運動をする。これにより、ワーク4のスクロ
ール溝端面Cは、全面的に砥石11の砥石チップ39に
よって同時に研削加工される。
【0013】なお、前記実施例では、ワーク4をフロー
ティング用ばね16によってワークチャック12を介し
て弾性支持したが、砥石11側を弾性支持するようにし
てもよい。例えば、砥石11の上面とアダプター25の
第2凹部29の間にスプリングを介在させるのである。
この場合、砥石駆動軸23とスリーブ41の間は、遊嵌
状態にして、砥石11が傾斜可能にする必要がある。ま
た、砥石11の砥石チップ39の砥石面には、図5に示
すように、スクロール溝18に沿って溝44を形成して
もよい。これによれば、砥石面の面積が減少して、スク
ロール溝端面Sとの面圧が増加するので、押し付け力を
軽減することができる。また、溝44にクーラントが侵
入するので、研削性を向上することができる。
【0014】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、主軸の回りに公転運動する砥石によって、ワ
ークのスクロール溝端面は全面的に同時に、迅速かつ高
精度に加工され、生産性が向上する。また、主軸は単に
回転駆動するだけであり、スクロール溝に沿って移動さ
せる必要がないので、主軸の移動制御の必要性がなく、
運転操作が簡単である。さらに、砥石はスクロール溝端
面に弾性的に押し付けられ、均等に接触するため、片当
りすることなく、均一に加工することができ、また、砥
石の偏摩耗が減少し、その寿命が向上する等の効果を有
している。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスクロール溝端面加工装置の要
部断面図である。
【図2】 本発明に係るスクロール溝端面加工装置の全
体図である。
【図3】 図1のI−I線断面図である。
【図4】 図1のII−II線断面図である。
【図5】 図4の変形例を示す部分拡大図である。
【符号の説明】
4…ワーク、 9…主軸、11…砥石、18…スクロー
ル溝、 S…スクロール溝端面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークのスクロール溝に嵌入する固定翼
    又は揺動翼と同一の形状を有する砥石をワークのスクロ
    ール溝端面に弾性的に押し付け、当該砥石を回転駆動す
    る主軸の回りに公転させて揺動翼と同一の運動をさせる
    ようにしたことを特徴とするスクロール溝端面加工装
    置。
JP25142691A 1991-09-30 1991-09-30 スクロール溝端面加工装置 Pending JPH0592359A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25142691A JPH0592359A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 スクロール溝端面加工装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25142691A JPH0592359A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 スクロール溝端面加工装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0592359A true JPH0592359A (ja) 1993-04-16

Family

ID=17222672

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25142691A Pending JPH0592359A (ja) 1991-09-30 1991-09-30 スクロール溝端面加工装置

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JP (1) JPH0592359A (ja)

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