JPH059233B2 - - Google Patents

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JPH059233B2
JPH059233B2 JP57055930A JP5593082A JPH059233B2 JP H059233 B2 JPH059233 B2 JP H059233B2 JP 57055930 A JP57055930 A JP 57055930A JP 5593082 A JP5593082 A JP 5593082A JP H059233 B2 JPH059233 B2 JP H059233B2
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JP
Japan
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ring
wrench head
wrench
head housing
piston
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP57055930A
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English (en)
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JPS57178671A (en
Inventor
Dobieru Osuwarudo
Rihyaruto Hirutojiifueru Kaaru
Haintsu Wagunaa Hooru
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
WAGNER MASCHF PAUL HEINZ
Original Assignee
WAGNER MASCHF PAUL HEINZ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by WAGNER MASCHF PAUL HEINZ filed Critical WAGNER MASCHF PAUL HEINZ
Publication of JPS57178671A publication Critical patent/JPS57178671A/ja
Publication of JPH059233B2 publication Critical patent/JPH059233B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B21/00Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose
    • B25B21/004Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose of the ratchet type
    • B25B21/005Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose of the ratchet type driven by a radially acting hydraulic or pneumatic piston

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はボタンダイスを受けるリングを有する
レンチヘツド筺体と、固定体に当接させるための
レンチヘツド筺体に移動自在に嵌合される支持要
素と、レンチヘツド筺体と支持要素間に作用し、
支持要素に関しレンチヘツド筺体を動かすピスト
ンシリンダユニツトとを具えるパワーレンチに関
する。
従前の提案(西独国特許出願第30083320−15)
によれば加圧用シリンダはレンチヘツド筺体内に
ある。加圧用シリンダ内で直線的に動きうるピス
トンは支持要素上に2つの撓み支持端を有するピ
ストンロツドを介して支持されており、このピス
トンロツドはレンチヘツドにおいてリング軸に同
軸に載置される。
使用に当つて、パワーレンチの支持要素は固定
体に当てられ、加圧用シリンダのピストンが外方
に動く。同時にレンチヘツド筺体は固定支持され
た支持要素に関してリング軸回りに旋回される。
この旋回運動中、リング内に配設されたボタンダ
イスはラチエツトと共に動き、これによりボタン
ダイス内に入れられたボルトすなわちねじヘツド
を回転させる。ピストンの戻り行程時に、レンチ
ヘツド筺体は反時計方向に旋回されるが、ボタン
ダイスはラチエツトと共に動かない。
上記パワーレンチの寸法及び重さは通常のパワ
ーレンチより大幅に減少しているが、レンチヘツ
ド筺体からリングへほぼ接線方向に突出する支持
要素のために余分の空間が必要である。さらにパ
ワーレンチの全重量はレンチヘツドに配設される
支持要素によつて相当程度決定される。
本発明の目的はレンチヘツド筺体において支持
要素を支持する必要がなく、小容量のかなり軽量
の支持要素によつて作動しうる上記タイプのパワ
ーレンチを提供することである。
上述した問題は、上記タイプのパワーレンチに
おいて、レンチヘツド筺体が支持要素の案内路を
有し、支持要素が案内路において変位自在であ
り、支持要素が案内路の一端から自由に突出する
ということによつて解決される。
その結果、レンチヘツド筺体における支持要素
の枢着は不必要である。本発明によつて実現され
たようなパワーレンチの容積及び重量の節約は特
に利点がある。
もし支持要素の案内路が直線状のものであれば
その延長部分は中心ストローク位置においてピス
トンシリンダユニツトがリングの中心とピストン
シリンダのピストンを通る線に直角に多少延びる
ようになつているようなものであるべきである。
加圧媒体によつて動作されるパワーレンチに対
しては、レンチヘツドによつてねじヘツドに作用
するねじモーメントを加圧媒体によつて動作され
るシリンダの内側に加えられる圧力でもつて決定
することが望ましい。圧力を測定することは非常
に容易である。もし圧力とねじモーメントの関係
がほぼ直線的であれば、ねじモーメントをこのよ
うにして決定することができる。ピストンロツド
によつて係合される支持要素がレンチヘツド筺体
において該筺体からほぼ接続方向に突出するよう
に配設されるならば、支持要素が配置される固定
体とレンチヘツド筺体の軸はしばしば変わる。し
かしシリンダ内の予設定圧力では、ねじすなわち
ボルトヘツドに作用するトルクは固定体とレンチ
ヘツド筺体の軸間の距離すなわち当接物が支持体
に作用するモーメント腕の長さに依存する。もし
トルクがレンチヘツド筺体におけるひずみによつ
て決定されるならば支持モーメント腕の長さへの
同様な依存性が存在する。
圧力またはひずみの測定によつてかなり正確な
トルク決定を行うためには、本発明の他の実施例
によれば、リングの軸回りに円弧状にのびる案内
路を設けている。
このため支持要素はピストン・シリンダユニツ
トによつてレンチヘツド筺体外に動くことがで
き、リング軸回りの円弧状通路上を動く、弧状セ
グメントからなる。
支持要素の円弧形状により、モーメント腕はね
じ動作中変化しない。なんとなれば支持要素の位
置は変化しない。
逆に、レンチヘツド筺体は固定されかつ静止支
持された支持要素に関しリング軸回りに前後に旋
回される。換言すれば、ピストン行程中、シリン
ダの圧力へのねじモーメントの依存性は相当直線
的である。従つてもし特殊の圧力がシリンダに先
行する圧力ラインに得られるならば、ねじ締付装
置をオフにすることができる。同時に確実に前記
圧力に相当するねじモーメントが達成される。一
般に前記直線状の圧力依存性は周知のパワーレン
チでは存在しない。なんとなれば、ピストン・シ
リンダユニツトがレンチヘツド筺体に係合する角
度が周知の組立体の行程中非常に変化するからで
ある。
本発明の利点ある実施例によれば、ピストン・
シリンダユニツトのシリンダは支持要素内に円筒
状のまつすぐな空胴を具え、該ピストンはロツド
の一方端にヒンジ結合され、ロツドの他端はレン
チヘツド筺体に枢支される。かくてシリンダ内に
おけるピストンの直線運動は同時にシリンダを形
成する支持要素の円状運動に変換される。他の実
施例として、支持要素をピストンとして構成して
もよい。この場合シリンダはピストンまたは支持
要素の対応位置に自由に調節するべくレンチヘツ
ド筺体に支持される。いづれの場合にもパワーレ
ンチの構造及び重量はシリンダまたはピストンが
支持要素と一体化されるかまたは支持要素内に構
成される為減少される。
しかも、支持要素がリングの軸心を中心とする
円弧に沿つて移動するため、レンチヘツド筺体の
移動に伴う支持要素と固定体との位置ずれがなく
なり、ネジの締結、もしくは弛緩作業において、
レンチヘツド筺体のネジに対する配置位置の変更
回数を可及的に少なくすることができる。
本発明のパワーレンチの変形例ではリングがレ
ンチヘツド筺体のピボツト軸受で支持され、レン
チヘツド筺体とリング間においてラチエツトがレ
ンチヘツド筺体の回転の一方向にのみリングを共
動させるのに有効であるということに特徴があ
る。
パワーレンチに関連してこのようなラチエツト
は従来技術に属する。本発明のパワーレンチでは
ラチエツトを具えることは必ずしも必要ではな
い。その構成はピストン・シリンダユニツトの各
ストローク運動後手動で位置変更を行うようなも
のでもよい。このため、本発明の第2の変形例に
よれば、レンチヘツド筺体はリングとこのリング
に固定結合される延長部を有し、リングの軸と共
通な軸を有するレール上において延長部は変位自
在であり種々の位置に停止できる。
ラチエツトなしのパワーレンチはラチエツトを
有する装置よりも更に容積を節約し更に重量を軽
くすることによつて作ることができる。しかしな
がら使用時には、リングをレンチヘツド筺体に対
して手動で再配置し、各第2の行程の後少くとも
全装置を回転されるべき要素に対して手動で再配
置すべきであることを考慮しなければならない。
また、ボタンダイス用の回転自在リング挿入物
を含むレンチヘツド筺体と、レンチヘツド筺体に
係合して、固い当接物に適合する支持要素をレン
チヘツド筺体に対して移動させる駆動ユニツト
と、駆動ユニツトの締付運動中レンチヘツド筺体
にリング挿入物を保持する回転ロツクとを具える
パワーレンチに関する。
このパワーレンチは、回転ロツクがリング要素
の歯に係合し回転駆動シヤフトを含む自己鎖錠歯
車を具える点に特徴がある。
自己鎖錠の目的はリング要素によつて係合され
るボルトヘツドが回転に対しより大きな抵抗を生
じさせるまで減少されたトルクでリング要素を連
続的に回転させ、他方レンチヘツドとリング要素
間に作用する駆動ユニツトが動作されるとき、リ
ング要素とレンチヘツドの残余部分とを共動させ
るということである。換言すれば、自己鎖錠歯車
は駆動シヤフト回転をリング要素に伝え、他方レ
ンチヘツド筺体内にリング要素の相対回転を駆動
シヤフトに伝えることができる。これによつて直
線的に作動する駆動組立体はかなり減少されたト
ルクの場合のレンチリングの連続的な進み運動と
レンチヘツド筺体の施回時のレンチリングの共動
という機能を結合する。
別のラチエツトを設けることは必ずしも必要で
はないので、パワーレンチの重量及び寸法の減少
のみならずパワーレンチをより少ない要素で構成
することもできる。
歯車の自己鎖錠作用は両方の回転方向において
有効であるので、リング挿入物は実際上両回転方
向においてレンチヘツド筺体と共に動かされる。
もし支持要素が固定体に当接するために駆動ユニ
ツトによつてレンチヘツド筺体外に移動されるな
らば、リング挿入物とレンチヘツドを共動させる
間レンチヘツト筺体は施回される。相当減少され
た力による以前と同じ方向の歯車の駆動シヤフト
の次の回転時には、レンチヘツド筺体が固定体の
方に再び動きかつ支持要素がレンチ筺体に戻され
る間静止状態のままである。かくて駆動ユニツト
の次の行程が可能であり、リング挿入物はボルト
ヘツドの予定回転方向にレンチヘツドとともに動
かされる。これによつて駆動ユニツトの作動と駆
動シヤフトの回転を交互に行うことによつてリン
グ挿入物はステツプ状に回転され、その結果ボル
トすなわちねじヘツドの段階的な締付を行うこと
ができる。実際の問題としてパワーレンチによつ
てボルトヘツドをゆるめることは上記と全く逆の
作動により可能である。
以下添付図面を参照して本発明によるパワーレ
ンチの実施例を詳細に説明する。
第1図及び第2図の実施例において、パワーレ
ンチはその内部にリング11が回転自在に支持さ
れるレンチヘツド筺体10を有する。リング11
は内部歯部12を具え、この内部歯部12の間に
は対応する外部歯部を具えたボタンダイスが軸方
向に挿入可能であり、これら歯部によりボタンダ
イスはリング11に回転しないように結合され
る。リング11はレンチヘツド筺体10の両側に
僅かに延出しておりスナツプリング13により係
留されこのためレンチヘツド筺体10により分離
することなくしかも回転自在に支持される。リン
グ11を取囲む周壁にはレンチヘツド筺体10の
窪み部17内に収容される有歯片16を含むラチ
エツト15と共動する歯部が配設され、リング1
1の外部歯部14と歯合する。有歯片16の後部
には傾斜肩部に沿つて凹状の窪みが設けられボー
ル18を収容する。この凹状の窪みは更に加圧細
片19の端辺部に延びている。加圧細片19の後
端部はレンチヘツド筺体10の壁面においてボー
ル20により支持される。加圧細片19はその軸
の延長線がリング11のほぼ接線方向であるよう
な空胴部21内に延びている。空胴部21の直径
はその内部で加圧細片19が振動できる程度の大
きさを有するので、有歯片16と外部歯部14の
歯合がはずれることができる。レンチヘツド筺体
10がリング11の軸に関し時計方向に回転する
場合は、ボール18およびボール20により形成
されるジヨイントを有する加圧細片19はトグル
レバーとして働らきこれにより有歯片16は外部
歯部14に挿入される。従つてレンチヘツド筺体
10が時計方向に回転する場合にのみ、ラチエツ
ト15がリング11と共に動く。
レンチヘツド筺体10は更にリング11の軸に
関して湾曲する円弧状の案内路22を有し、この
案内路22は円弧状の外側内壁23及び内側内壁
24と平面の側壁25及び26から画成される。
第2図から明らかなように案内路22の断面は直
方形もしくは正方形である。第1図に示すように
この円弧状の案内路22の内部の円弧状の支承部
材(支持要素)27の断面は案内路22に合うよ
うになつている。支承部材27は全周囲が閉じた
周面をもつ案内路22に沿つて変位し、その外側
端27′が案内路22の、従つてレンチヘツド筺
体10の、外部に位置するように移動する。支承
部材27の外側端27′は壁もしくは隣接するレ
ンチヘツド等の固定体に支持され、ねじ締め中に
生じる反作用の力を支える。
支承部材27の内部には円筒状空胴28が設け
られその内部をピストン29が直線的に移動す
る。円筒状空胴28の長手軸の中心はリングの径
に対しほぼ垂直であり、このためピストン29と
支承部材27間に加わる圧力がレンチヘツド筺体
10に加わるトルクを形成するように有効に使わ
れる。
ピストン29の後端部には円筒状空胴28の端
壁31を貫通して密閉状態で延出する管状延出部
30が設けられる。管状延出部30の直径は前部
ピストン面32の直径より小さいため、ピストン
29により円筒状空胴28が2個の部分に分割さ
れる。この部分の夫々は油圧ラインを経由して油
圧切換バルブ(図示せず)に接続される。この油
圧ラインは支承部材27中を通る。第2図に油圧
ライン33を示す。
管状延出部30を通り、管状延出部から半径方
向に間隔を置いて一端が球状の継手35を経由し
てピストン29に結合し、他端が継手36を介し
てレンチヘツド筺体10に支持されるピストンロ
ツド34が延出する。ピストン29の中心位置が
円筒状空胴28内にあるときピストンロツド34
は円筒状空胴28の軸とほぼ同軸になる。
支承部材27を固定して、圧力媒体をピストン
29の前方の円筒状空胴の部分とピストン29の
後方の部分とに交替に作用させることにより、レ
ンチヘツドはリング11の軸に関し回動する。支
承部材27の端部が固定体に当接して設置される
場合、リング11に回転できないように結合され
たネジの頭部はレンチヘツド筺体10を前後に動
かすことにより締め付けることができる。ピスト
ン29が前進する(第1図においては右方向に移
動する)場合にのみラチエツトとレンチヘツドは
共に動き、ピストン29が後退する(第1図にお
いては右から左へ移動する)際には、ラチエツト
15はリング11の外部歯部上を摺動する。
全周囲が閉ざされたこの実施例による中空の案
内路22の代りに、開いた、もしくは一部閉じた
案内路を使用することも可能である。この場合円
弧状の案内路に沿つてなされる支承部材27の案
内が正確であること、及びその中心が少なくとも
ほぼリング11の軸に等しいことのみを満足すれ
ばよい。
第3図及び第4図に示す実施例において、留め
具(レンチヘツド筺体の他方部分)43及び交換
可能なリング挿入部材(レンチヘツド筺体の一方
部分)41からなるレンチヘツド筺体40が示さ
れる。リング挿入部材41は全体として鋼体でそ
の内側の輪郭は星型をなしボタンダイスを形成す
る。周知の方法においては、ボタンダイスに嵌合
する6角形のボルトヘツドが管状延出部30に関
して回転する際に再びボタンダイスに適合するよ
うに内部輪郭42が構成されている。即ち、少な
くとも30度回転するとパワーレンチはボルトヘツ
ドに関して完全に位置換えがなされる。回転中の
トルク変化を可能なかぎり減少させるため、ピス
トンシリンダのストロークによる回転角を制限す
る。リング挿入部材41がそのきざみ角又はその
倍数の回転を行うようにするため、リング挿入部
材41は留め具43に着脱可能にかつ回転自在に
結合される。このため、リング挿入部材41の周
面の一部に第4図に示すようにT字形断面を持つ
環状案内レール44が設置される。このT字形案
内レール44は留め具43のT字形溝45に挿入
される。このようにして留め具43は案内レール
44上のリング挿入部材の軸まわりを旋回するこ
とが可能となる。留め具43は案内レール44又
は留め具43の孔部47及び48を貫通するボル
ト46によりリング挿入部材41と結合される。
リング挿入部材41と留め具43が特別の位置に
位置するとこれらの孔部47及び48は一致しボ
ルト46が通過できるようになる。
第3図に示すボタンダイスの内部輪郭42の場
合、孔部47及び48が一致することにより形成
される孔は、リング11に対して留め具43の変
位が少なくとも各15度ごとに形成されボルト4
6が孔を貫通できるようにしなければならない。
これにより、ピストン・シリンダ部により決定
される回転角は小さいものであるにもかかわらず
各ピストン行程ごとにパワーレンチの位置換えに
必要な少なくとも30度のねじり角を実現すること
が可能である。
リング挿入部材41の留め具43を頻繁に位置
換えすることを避けるため、例えばネジ等による
調節可能な延伸具を支承部材27の外側端27′
に設置してもよい。支承部材27は、移動が完了
した後再び全移動量或いは一部移動量だけ戻され
る。その後、調節可能な延伸具は再び移動完了す
る支承部材27の外側端27′に固着される。こ
の延伸具の代りに、支承部材27の外側端27′
に交換可能な中間部材を一時的に取付けることも
可能である。これにより、簡単な方法により行程
を節約できる。
第5図の実施例において、パワーレンチはレン
チヘツド筺体10を有し、その内部にリング挿入
部材(リング)11が回転自在に設置される。リ
ング挿入部材11には内部歯部12が設けられ、
その内部には対応する外部歯部を有するボタンダ
イスが軸方向に設けられボタンダイスをリング挿
入部材11に回転しないように結合する。レンチ
ヘツド筺体10においてリング挿入部材11は両
側に僅かに突出しており、スナツプリング(図示
せず)により係留されることにより取りはずし不
可能にかつ回転自在にレンチヘツド筺体10によ
り支持される。リング挿入部材11の周壁面に
は、駆動軸117に回転することなく結合され、
レンチヘツド筺体10の窪み部内で相互に支持さ
れるウオーム歯車116のウオーム歯部115に
歯合するウオーム歯部114が設けられる。軸受
けはレンチヘツド筺体10のネジ穴内に螺着され
るプラグ118により形成される。プラグ118
を貫通する駆動軸117の外側端には正方形部材
119が設置され駆動軸117、従つてウオーム
歯車116、を外部の道具により回転させること
を可能にする。ウオーム歯車116が回転すると
レンチヘツド筺体10内で回転するリング挿入部
材11が駆動される。レンチヘツド筺体10は第
1図に示す構成になつている。
ボタンダイス(図示せず)がリング挿入部材1
1の内部歯部12内に導入されネジ或はボルトの
頭部を締め付ける。次にレンチヘツド筺体10
は、支承部材27の突出する前方端27′が締め
付け操作中の支持物として機能する固定体20に
当接するように回転する。手動或いは電動の回転
工具を正方形部材119に適用することによりウ
オーム歯車116を伴う駆動軸117はレンチヘ
ツド筺体10内のリング挿入部材11が矢印12
1の方向に回転するように回転される。このよう
にしてボルトの頭部は多大のエネルギを要せずに
締付けることができる。締付けに際し多大の回転
抵抗力が存在する場合は、レンチヘツド筺体10
を第5図に示す位置から反時計方向に回転するこ
とにより、ピストン29の前方面32をシリンダ
室28の前方端壁に対し押圧しつつ、支承部材2
7を案内路22内に引き入れる。
過度の締め付けのためのモーメントによりウオ
ーム116によるリング挿入部材11の回転が不
可能になつた場合には、ピストン29の前方部の
シリンダ室28を加圧することにより、シリンダ
室内のピストン29を右方に押圧する(第5図)。
支承部材27を固定体20に当接させつつ、レン
チヘツド筺体10は時計方向に回転する。この時
点では、リング挿入部材11とボルトヘツドは共
動する。ピストン行程が終ると駆動軸117は再
び回転しリング挿入部材11をレンチヘツド筺体
10に関し矢印121の方向に回転させる。実際
にはボルトヘツドとリング挿入部材11は固定状
態にあり、レンチヘツド筺体10が反時計方向に
回転する。この結果、シリンダ室28のピストン
29前方の部分は小さくなり加圧媒体はシリンダ
室の外に送出する。実際の操作においては、ピス
トン29の前方面32のみが加圧媒体の作用を受
け、後方面はその作用を受けない。
第6図および第7図の実施例は大部分が第5図
の実施例に対応しているため、異つた部分のみを
以下に記載する。
リング挿入部材11はボタンダイスとして機能
し、複数の6角形の輪郭を有する空胴部141を
形成する。ネジの6角形の頭部は空胴部141に
挿入される。次に、リング挿入部材11が回転し
ないようにネジ又はボルトの頭部に結合される。
第5図の実施例とは異なりリング挿入部材11は
360度にわたつては歯部に囲まれておらず、ほぼ
90度リング要素(レンチヘツド筺体の一方部分)
140のまわりに延びる有歯片142を有するの
みである。有歯片142の歯部114はリング要
素140と同軸に延びレンチヘツド筺体10の残
り部分で回転するウオーム歯と歯合する。
第7図から明らかなように、有歯片142はT
字形の断面形状を有しこの断面形状に適合するよ
うに形成されるレンチヘツド筺体におけるT字形
案内溝143に案内される。溝143は円弧状で
ありリング要素140と同軸に延びる。
有歯片142はリング要素140に取りはずし
可能に結合される。このため有歯片142の内側
面には円弧状の溝144が形成され、その中にリ
ング要素140の円弧状の留め具145が挿入さ
れる。溝144及び留め具145の横側壁には
夫々孔146が設けられており、この孔146は
リング要素140を回転することにより一致す
る。軸が一致して孔にピン(図示せず)を貫通し
てリング要素140と有歯片142を係止するこ
とができる。
第6図及び第7図のパワーレンチの使用にあた
つては駆動軸117を回転すること及びシリンダ
室を加圧することを交替に行うという第5図にお
いて記載された動作が行なわれる。有歯片142
の端部がウオーム歯車116に歯合する場合には
必要に応じてパワーレンチはボルトの頭部から取
りはずすことができ、軸117により開始位置に
戻される。溝144により留め具145とプラグ
(図示せず)が取りはずし可能に結合されるため
有歯片142に異なる寸法のリング要素140を
結合することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるラチエツト付パワーレン
チの一実施例を示す部分断面図、第2図は第1図
の線−から見た断面図、第3図は本発明によ
るラチエツトを有しないパワーレンチの一実施例
を示す部分断面図、第4図は第3図の線−か
ら見た断面図、第5図は本発明によるパワーレン
チの第3の実施例を示す部分断面図、第6図は本
発明によるパワーレンチの第4の実施例を示す部
分断面図、第7図は第6図の線−から見た断
面図である。 10,40……レンチヘツド筺体、11……リ
ング、12……内部歯部、14……外部歯部、1
5……ラチエツト、16……有歯片、19……加
圧細片、20……固定体、22……案内路、27
……支承部材、29……ピストン、30……管状
延出部、41……リング挿入部材、43……留め
具、44……案内レール、116……ウオーム歯
車、117……駆動軸、118……プラグ、11
9……正方形部材、135……ライン、136…
…切換バルブ、137……加圧ライン、138…
…戻りライン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 その一端部側にネジの頭部に結合されるリン
    グが構成されるとともに、その他端部側の側面に
    開口し、かつ上記リングの軸心を中心とする円弧
    状の案内路が形成されたレンチヘツド筺体と、 上記レンチヘツド筺体に形成された案内路の内
    部に移動可能に嵌合配置され、かつその内部に空
    胴を有した支持要素と、 上記支持要素の空胴の内部に移動自在に嵌合収
    容されたピストンと、 その一方端が上記ピストンに結合され、かつそ
    の他方端が上記レンチヘツド筺体に揺動自在に枢
    止されたピストンロツドと を備え、上記支持要素の外端を固定体に当接させ
    た状態で上記空胴の内部に圧力を加え、該支持要
    素を外部に突出させる方向に移動させることによ
    り、上記リングに結合されたネジを回動させるこ
    とを特徴とするパワーレンチ。 2 上記リングは、上記レンチヘツド筺体に回動
    自在に保持され、かつラチエツト機構を介して該
    レンチヘツド筺体に連結されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のパワーレンチ。 3 上記レンチヘツド筺体は、上記リングが構成
    される一方部分と、 上記支持要素および上記ピストンロツドが配設
    され、上記一方部分の外周域における上記リング
    の軸心回りの任意の位置に保持される他方部分と を備えることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    記載のパワーレンチ。
JP57055930A 1981-04-03 1982-04-02 Power wrench Granted JPS57178671A (en)

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ATE14197T1 (de) 1985-07-15
DE3264626D1 (en) 1985-08-14
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