JPH0592086U - 折り畳み自転車のキャスター付きガード装置 - Google Patents

折り畳み自転車のキャスター付きガード装置

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JPH0592086U
JPH0592086U JP3294592U JP3294592U JPH0592086U JP H0592086 U JPH0592086 U JP H0592086U JP 3294592 U JP3294592 U JP 3294592U JP 3294592 U JP3294592 U JP 3294592U JP H0592086 U JPH0592086 U JP H0592086U
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JP
Japan
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pipe
caster
bicycle
main body
casters
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Pending
Application number
JP3294592U
Other languages
English (en)
Inventor
裕雄 渡部
Original Assignee
ブリヂストンサイクル株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自転車を折り畳んだ状態で、前ギヤが地面ま
たは床面と接触するのを防止すると共に、持ち運びを容
易にすること。 【構成】 自転車の中間部にほぼ垂直に設けた中心パイ
プ8を折り畳みの回転軸として前部フレームAと後部フ
レームBを折り畳み自在にした折り畳み自転車におい
て、前記中心パイプ8に下方より挿入したパイプ状本体
21の下端部にキャスター23を設ける。このキャスタ
ー23をクランク軸16に固着した前ギヤ18より外方
へ突出させる。また、パイプ状本体21を前記中心パイ
プ8に対して着脱自在および固定位置調整自在にする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自転車の前部フレームと後部フレームとを回動自在に連結した折り 畳み自転車に装着するガード装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自転車の前部フレームと後部フレームとを回動自在に連結した折り畳み自転車 は、特開昭59−230878号(特公平2−20476号)等に開示されてい る。図8はその折り畳み自転車の折り畳んだ状態を示すもので、図中aは前輪、 bは後輪、cは折り畳みの軸となる中心パイプ、dはクランク軸eに固着した前 ギヤである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のフレームの中間部で折り畳む方式の折り畳み自転車である、例えば特開 昭59−230878号のもの(図8参照)には、次のような問題点がある。 (1) 折り畳んだ状態で地面や床面等に置いたとき、前ギヤdの歯先や前ギヤdの カバーが地面または床面等に接触して損傷を受けやすく、また、置いた床面等 にも損傷を与えるおそれがある。 (2) 折り畳んだ状態で手で持って運ぶとき、上記(1)の理由で前ギヤdを上にし て運ぶと、持ち難い上に、重たいという問題点がある。 (3) 折り畳んだ状態で輪行袋に収納したとき、輪行袋が前ギヤdの歯先や前ギヤ dのカバーで破れるおそれがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上述の問題点を解決するため本考案においては、自転車の中間部にほぼ垂直に 設けた中心パイプを折り畳みの回転軸として前部フレームと後部フレームを折り 畳み自在にした折り畳み自転車において、前記中心パイプに下方より挿入したパ イプ状本体の下端部にキャスターを設け、このキャスターをクランク軸に固着し た前ギヤより外方へ突出させて折り畳み自転車のキャスター付きガード装置を構 成する。
【0005】 また前記したパイプ状本体を前記中心パイプに対して着脱自在および固定位置 調整自在にしてもよい。
【0006】
【作用】
上述のように本考案においては、折り畳み自転車の折り畳み軸である中心パイ プに下方より挿入したパイプ状本体の下端部にキャスターを設け、このキャスタ ーをクランク軸に固着した前ギヤより外方へ突出させたから、折り畳んだ状態で 地面や床面等に置いても、前ギヤの歯先や前ギヤのカバーが地面または床面に接 触し損傷を受けるのを防止することができる。また、逆に、床面等に損傷を与え ることも防止できる。 折り畳んだ状態で持って運搬する場合、ガード装置のキャスターを接地させて 転がしながら動かすことができるため楽である。また、折り畳んだ状態で輪行袋 に収納する場合も、輪行袋が前ギヤの歯先や前ギヤのカバーで破れることがない 。さらに、折り畳んだ状態で輪行袋に収納した場合も、ガード装置のキャスター と対応する輪行袋に穴を開け、該ガード装置のキャスターを輪行袋の外に出すこ とにより、そのガード装置のキャスターを接地させて転がしながら運搬すること ができるから楽である。
【0007】
【実施例】
以下、図1〜図7について本考案の実施例を説明する。図中1は自転車の前輪 、2は後輪、3は前ホーク、4はヘッドパイプ、5はハンドル、6は上パイプ、 7は下パイプ、8は上パイプ6と下パイプ7の下端部間にほぼ垂直に設けた中心 パイプで、これらの構成部材3〜9によって自転車の前部フレームAを形成して いる。
【0008】 また9は中心パイプ8の直上に位置する上部中心パイプ、10は中心パイプ8 の下方に位置する下部中心パイプ、11は上部中心パイプ9と接続した立パイプ 、12はバックホーク、13はシートポスト、14はサドル、15は下部中心パ イプ10と接続したチェーンステー、16はクランク軸、17はクランクアーム 、18はクランク軸16に固着した前ギヤ、19はチェーン、20はフレームの 固定用レバーであり、これらの構成部材9〜15によって自転車の後部フレーム Bを形成している。
【0009】 図1〜図3は本考案の第1実施例を示すもので、本実施例においては、図2〜 図3に詳細に示すように、中心パイプ8および下部中心パイプ10の下方より、 パイプ状本体21を挿入し、この本体21の上端部を斜めに形成して斜面21a にすると共に、本体21の下端部を本体21の軸線に対して一側方へ傾斜させて 突設し、このアーム21bの先端部にキャスター軸22をほぼ水平に設け、この 軸22の両側にそれぞれキャスター23を回転自在に設ける。
【0010】 また六角穴24aを円筒状頭部24bを有する六角穴付き頭ボルト24を前記 パイプ状本体21の中心孔21c内に下方より挿入し、頭部24bを中心孔21 cの下部に設けた段部21dに係止させると共に、パイプ状本体21の上端より 突出するボルト24のねじ部24cにめねじ25aを有する固定片25を螺合す る。この固定片25は、パイプ状本体21内に遊嵌する円筒体の下面を前記斜面 21aと適合する斜面25bに形成し、またその外周面25cはローレット加工 を施して粗面にしてある。
【0011】 図4は本考案の第2実施例を示すもので、図中前記符号と同一の符号は同等の ものを示している。第1実施例との相違点のみを説明すれば次の通りである。
【0012】 本実施例においては、パイプ状本体21の下端部に前記したアーム21bは設 けず、軸受け26を介してキャスター支持部材27を本体21の下端部に回動自 在に連結してある。
【0013】 図5は本考案の第3実施例を示すもので、図中前記符号と同一の符号は同等の ものを示している。前記実施例との相違点のみを説明すれば次の通りである。
【0014】 本実施例においては、パイプ状本体21の上端面21eを軸線に対して直交す る面に形成し、この上端面21e上に、ゴム等の弾性物製の中空円筒状の弾性リ ング28を重合すると共に、さらにその上に円筒状のナット29をあてがって、 前記ボルト24によって弾性リング28を圧縮できるようにしてある。
【0015】 本考案装置は上述のように構成したから、図1〜図4に示したものにおいて、 ボルト24を締め付ければ、固定片25が斜面21a、25bの間で滑りながら 下方へ引き寄せられるので、その結果、固定片25の側面が中心パイプ8の内面 に強く圧接されてパイプ状本体21およびキャスター23が固定される。
【0016】 また図5の実施例では、ボルト24を締め付ければ、弾性リング28がパイプ 状本体21の上面と、円筒状のナット29との間で挟圧される結果、弾性リング 28が外側へ膨突して中心パイプ8の内面と強く接触するから、パイプ状本体2 1が中心パイプ8に対して固定される。
【0017】 またボルト24をゆるめれば、パイプ状本体21が中心パイプ8に対して自由 に摺動するから、本考案によれば、パイプ状本体21を中心パイプ8に対して着 脱自在および固定位置を調整自在にすることができる。
【0018】 キャスター23をクランク軸16に固着した前ギヤ18より外方へ突出させた 状態で、本考案の折り畳み自転車を図6に示すように折り畳めば、前ギヤ18よ りキャスター23が下方に位置しているため、このキャスター23が地面または 床面30と前ギヤ18との接触を阻止することができる。また図6の状態では、 キャスター23と後輪2との転動によって、折り畳んだ自転車を楽に移動させる ことができる。
【0019】 また図7は、折り畳んだ自転車を輪行袋31の片側に納めた状態を示すもので あるが、この場合輪行袋31からキャスター23のみが外方へ突出するようにし ておけば、輪行袋31をかぶせた状態でもキャスター23を移動用に利用するこ とができる。この場合、図4の実施例のように、キャスター23がパイプ状本体 21に対して旋回できれば移動するのに都合がよい。なお図7中の31aは輪行 袋31の把手である。
【0020】
【考案の効果】
上述のように本考案においては、折り畳み自転車の折り畳み軸である中心パイ プ8に下方より挿入したパイプ状本体21の下端部にキャスター23を設け、こ のキャスター23をクランク軸16に固着した前ギヤ18より外方へ突出させた から、折り畳んだ状態で地面や床面30等に置いても、前ギヤ18の歯先や前ギ ヤ18のカバーが地面または床面30に接触し損傷を受けるのを防止することが できる。また、逆に、床面等に損傷を与えることも防止できる。また、折り畳ん だ状態で持って運搬する場合、ガード装置のキャスター23を接地させて転がし ながら動かすことができるため楽である。また、折り畳んだ状態で輪行袋31に 収納する場合も、輪行袋31が前ギヤ18の歯先や前ギヤ18のカバーで破れる ことがない。さらに、折り畳んだ状態で輪行袋31に収納した場合も、ガード装 置のキャスター23と対応する輪行袋31に穴を開け、該ガード装置のキャスタ ー23を輪行袋31の外に出すことにより、そのガード装置のキャスター23を 接地させて転がしながら運搬することができるから楽である等、本考案によれば 多くの効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のキャスター付きガード装置を取り付け
た折り畳み自転車の側面図である。
【図2】第1実施例の要部の一部断面図である。
【図3】図2の要部の断面図である。
【図4】第2実施例の要部の一部断面図である。
【図5】第3実施例の要部の一部断面図である。
【図6】第1実施例の自転車を折り畳んだ状態を示す側
面図である。
【図7】図6の自転車に輪行袋の半分をかぶせた状態を
示す側面図である。
【図8】従来の折り畳み自転車を折り畳んだ状態を示す
側面図である。
【符号の説明】
1 前輪 2 後輪 3 前ホーク 4 ヘッドパイプ 5 ハンドル 6 上パイプ 7 下パイプ 8 中心パイプ A 前部フレーム 9 上部中心パイプ 10 下部中心パイプ 11 立パイプ 12 バックホーク 13 シートポスト 14 サドル 15 チェーンステー B 後部フレーム 16 クランク軸 17 クランクアーム 18 前ギヤ 19 チェーン 20 固定用レバー 21 パイプ状本体 22 キャスター軸 23 キャスター 24 六角穴付き頭ボルト(ボルト) 25 固定片 26 軸受け 27 キャスター支持部材 28 弾性リング 29 ナット 30 地面または床面 31 輪行袋

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自転車の中間部にほぼ垂直に設けた中心
    パイプを折り畳みの回転軸として前部フレームと後部フ
    レームを折り畳み自在にした折り畳み自転車において、
    前記中心パイプに下方より挿入したパイプ状本体の下端
    部にキャスターを設け、このキャスターをクランク軸に
    固着した前ギヤより外方へ突出させたことを特徴とする
    折り畳み自転車のキャスター付きガード装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパイプ状本体を前記中心
    パイプに対して着脱自在および固定位置調整自在にした
    ことを特徴とする折り畳み自転車のキャスター付きガー
    ド装置。
JP3294592U 1992-05-19 1992-05-19 折り畳み自転車のキャスター付きガード装置 Pending JPH0592086U (ja)

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Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002178976A (ja) * 2000-12-14 2002-06-26 Honda Motor Co Ltd 電動補助自転車
JP2006298373A (ja) * 2006-05-23 2006-11-02 Shogo Tsuchida 簡易持ち運び用折畳み式自転車及び自転車袋
CN114313083A (zh) * 2022-01-27 2022-04-12 常州市华耀智能科技有限公司 一种中置可隐藏导向轮的折叠式电动自行车

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