JPH0592025U - 車両の蓄圧式回生ブレーキ装置 - Google Patents
車両の蓄圧式回生ブレーキ装置Info
- Publication number
- JPH0592025U JPH0592025U JP3353892U JP3353892U JPH0592025U JP H0592025 U JPH0592025 U JP H0592025U JP 3353892 U JP3353892 U JP 3353892U JP 3353892 U JP3353892 U JP 3353892U JP H0592025 U JPH0592025 U JP H0592025U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- accumulator
- vehicle
- oil tank
- pump motor
- regenerative braking
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】ポンプ、アキュムレータ、オイルタンク等の油
圧機器が車両の重量配分がよく、油圧回路が短くコンパ
クトに纏まり整備性が良い車両の蓄圧式回生ブレーキ装
置を提供することを目的としている。 【構成】駆動輪W2のディファレンシャルギヤ10から
前方に油圧ポンプモータ22の駆動装置を設け、その油
圧ポンプモータの前方にアキュムレータ24をそれらの
軸線を車幅方向に位置させてサイドフレーム1で支持
し、そのアキュムレータのガス注入口と、オイルタンク
23のオイルレベルゲージとを同じ側面に設けている。
圧機器が車両の重量配分がよく、油圧回路が短くコンパ
クトに纏まり整備性が良い車両の蓄圧式回生ブレーキ装
置を提供することを目的としている。 【構成】駆動輪W2のディファレンシャルギヤ10から
前方に油圧ポンプモータ22の駆動装置を設け、その油
圧ポンプモータの前方にアキュムレータ24をそれらの
軸線を車幅方向に位置させてサイドフレーム1で支持
し、そのアキュムレータのガス注入口と、オイルタンク
23のオイルレベルゲージとを同じ側面に設けている。
Description
【0001】
本考案は、車両の後部の駆動輪の後方にエンジンを有する車両の蓄圧式回生ブ レーキ装置に関する。
【0002】
例えば、図5に示すように、図示しないブレーキペダルを踏むと油圧ポンプモ ータ22の斜軸が傾いてポンプとして作動し、オイルタンク23のオイルをアキ ュムレータ24のピストン25のオイル側に送り窒素ガスを圧縮し、このときに ポンプモータ22にかかる負荷が車両の制動力となる。図6をも参照して、車両 が加速し始めると、ポンプモータ22の斜軸が反対に傾いてアキュムレータ24 から高圧の油がポンプモータ22に送られ、モータとして作動して車両の加速を 補助する車両の蓄圧式回生ブレーキ装置は知られている。
【0003】
しかしながら、上記の技術においては、アキュムレータが高圧(例えば350 kg/cm2 )のため重量が大きいので、例えば図2に示すように、駆動輪(後 輪)W2の後方にエンジン20をおき後輪W2の前方にギヤケース21とポンプ モータ22およびオイルタンク23とを設け、右側方にアキュムレータ24を配 置すると車両の右側が重くなる。
【0004】 すなわち、アキュムレータの重量が重いので、その取付位置により車両の重量 バランスが崩れる。
【0005】 また、図3は前輪W1と後輪W2との中間にギヤケース21、ポンプモータ2 2、オイルタンク23とアキュムレータ24とを纏めて配置しているので車両の バランスは良いが、整備性が悪いと言う問題が有る。
【0006】 さらに、図4は車両のバランスの問題はないがエンジン20とアキュムレータ 24との距離が長いのでオイル回路が長くなり圧力損失が大きい。
【0007】 特開昭62−15128号公報および、本出願人による実開昭63−1410 30号公報が開示されているが、いずれも蓄圧式回生ブレーキを構成するユニッ トのレイアウトを考慮した提案ではない。
【0008】 したがって、本考案はポンプ、アキュムレータ、オイルタンク等の油圧機器が 、車両の重量配分がよく、油圧回路が短くコンパクトに纏まり整備性が良い車両 の蓄圧式回生ブレーキ装置を提供することを目的としている。
【0009】
本考案によれば、車両の後部の駆動輪の後方にエンジンを有する車両の蓄圧式 回生ブレーキ装置において、駆動輪のディファレンシャルギヤから前方に油圧ポ ンプモータの駆動装置を設け、その油圧ポンプモータの前方にアキュムレータを それらの軸線を車幅方向に位置させてフレームで支持し、そのアキュムレータの ガス注入口の側にオイルタンクを設置し、オイルタンクのオイルレベルゲージを ガス流入口と同じ側面に設けている。
【0010】
上記のように構成された車両の蓄圧式回生ブレーキ装置において、一番重いア キュムレータがフレームに車幅方向に支持されているので、重量配分がよく、オ イルタンクはピストンシリンダのガス注入口と同じ側にレベルゲージがあるので 、オイルの点検注入、ガスの注入に際して側面の点検扉を開ければ簡単に作業が できる。
【0011】 そして、オイルタンク自体はアキュムレータに比して軽いので、燃料タンク、 コンデンサ、バッテリ等その他の補機でバランスを取ることができる。
【0012】 また油圧ポンプモータが駆動輪に隣接しているので、駆動装置が短く、油圧ポ ンプモータ、オイルタンク、アキュムレータはそれぞれ近接して設けることがで き、配管が短くて済む。
【0013】 アキュムレータ(ピストンシリンダ)のほかにガス容器を設けた場合も同じで ある。
【0014】
以下、図面を参照して、本考案の実施例を説明する。
【0015】 図において、同じ部材には同じ符号を付してその都度の説明は省略する。
【0016】 図1はバスの床面の下部の補機等の配置を示している。
【0017】 バスの床面の下部にはフレーム1、1が設けられている。また、乗降用にステ ップ2、3、4が車両の前部、中部、後部の左側にそれぞれ設けられている。
【0018】 そして、燃料注入口5aを有する燃料タンク5は左側に、クーラユニット6、 バッテリ7は右側に配置されている。
【0019】 車両の後部にはエンジン20が搭載され、そのエンジン20はトランスミッシ ョン8、プロペラシャフト9を介してディファレンシャルギヤに接続され、リヤ アクスル11を介して後輪(駆動輪)W2を駆動するよう構成されている。
【0020】 そして、前記ディファレンシャルギヤ10の動力取出部に接続されている駆動 軸12は、蓄圧式回生ブレーキの油圧ポンプモータ22を駆動するようサイドフ レーム1、1間に設けられたギヤケース21に接続されている。そのオイルを冷 却するオイルクーラ22aはその直前のフレーム間に配置されている。
【0021】 また、前記オイルクーラ22aの右側には、オイルタンク23が設けられ、そ の前部にはフレーム1、1に跨がって軸線を車幅方向に位置させたアキュムレー タ24が取付けられている。そして、アキュムレータ24のガス注入口24aと 作動油タンクのオイルレベルゲージ23aとは車両の右側に設けられた点検ドア 26、27に近く配置されている。
【0022】 また車両の前部にはアクセルペダル14とブレーキペダル15とが設けられ、 後部には回生ブレーキコントローラ28とエンジン、トランスミッションコント ローラ13とが設けられている。
【0023】 したがって、一番重量が大きいアキュムレータ24が前輪W1と後輪W2との 中間にフレームにその軸線を車幅方向に支持されているのでバランスが良く、右 側にあるオイルタンク23はアキュムレータに比し軽いので燃料タンク等のその 他の補機でバランスがとれる。
【0024】 また、油圧ポンプモータ22、オイルタンク23、アキュムレータ24は近接 しているので油圧回路は短いので回路抵抗は少なく、油圧ポンプモータは後輪W 2に隣接しているから駆動装置は短い。
【0025】 さらに、オイルタンクのレベルゲージ23aとアキュムレータ24のガス注入 口24aとは同じ右側で、隣接した点検ドア26、27で簡単に整備作業ができ る。
【0026】
本考案は、以上説明したように構成されているので、回生ブレーキの油圧回路 の圧損が少なく、エネルギ回生効率が高く、燃料消費が向上すると共に重量バラ ンスが良く安全である。
【0027】 また、整備作業が容易で、エンジン、トランスミッション、アクスル等のユニ ットの他車種との共通化ができるのでコスト上も有利である。
【図1】本考案の一実施例を示すバスのユニット配置
図。
図。
【図2】従来の技術の第1の例を示す図。
【図3】従来の技術の第2の例を示す図。
【図4】従来の技術の第3の例を示す図。
【図5】蓄圧式回生ブレーキのエネルギ回収作動を説明
する図。
する図。
【図6】蓄圧式回生ブレーキのエネルギ放出作動を説明
する図。
する図。
1…フレーム 14…アクセルペダル 15…ブレーキペダル 20…エンジン 21…ギヤケース 22…油圧ポンプモータ 23…オイルタンク 24…アキュムレータ 25…ピストン 26、27…点検ドア
Claims (1)
- 【請求項1】 車両の後部の駆動輪の後方にエンジンを
有する車両の蓄圧式回生ブレーキ装置において、駆動輪
のディファレンシャルギヤから前方に油圧ポンプモータ
の駆動装置を設け、その油圧ポンプモータの前方にアキ
ュムレータをそれらの軸線を車幅方向に位置させてフレ
ームで支持し、そのアキュムレータのガス注入口の側に
オイルタンクを設置し、オイルタンクのオイルレベルゲ
ージをガス流入口と同じ側面に設けたことを特徴とする
車両の蓄圧式回生ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3353892U JPH0592025U (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 車両の蓄圧式回生ブレーキ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3353892U JPH0592025U (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 車両の蓄圧式回生ブレーキ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0592025U true JPH0592025U (ja) | 1993-12-14 |
Family
ID=12389348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3353892U Pending JPH0592025U (ja) | 1992-05-21 | 1992-05-21 | 車両の蓄圧式回生ブレーキ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0592025U (ja) |
-
1992
- 1992-05-21 JP JP3353892U patent/JPH0592025U/ja active Pending
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