JPH0591498A - 帯域分割動画像符号化装置 - Google Patents

帯域分割動画像符号化装置

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JPH0591498A
JPH0591498A JP25193091A JP25193091A JPH0591498A JP H0591498 A JPH0591498 A JP H0591498A JP 25193091 A JP25193091 A JP 25193091A JP 25193091 A JP25193091 A JP 25193091A JP H0591498 A JPH0591498 A JP H0591498A
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JP25193091A
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Hirobumi Nishikawa
博文 西川
Kotaro Asai
光太郎 浅井
Atsumichi Murakami
篤道 村上
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 周波数帯域に分割された各成分を符号化する
に際し、帯域間に存在する相関を利用して符号化効率を
高めることを目的とする。 【構成】 ディジタル化された入力画像信号100を帯
域分割フィルタ1で4つの帯域に分割し、分割された帯
域のうち最も低い周波数成分を含む帯域成分信号102
に対し第1の符号化部2で動きベクトルを検出し、動き
補償予測を行い符号化し、その他の高域の帯域成分信号
103a、104a、105aは第1の符号化部2で検
出された動きベクトル情報107に基づいて分割された
帯域毎の符号化を行う。そして、第1の符号化部2の出
力である動きベクトル情報107と符号化データ106
と第2の符号化部3の出力である高域の帯域のそれぞれ
の符号化データ103b、104b、105bとを多重
化部4で多重化し、動きベクトル情報と符号化データの
多重化列101を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像信号を複数の周
波数帯域に分割して動き補償予測符号化を行う帯域分割
動画像符号化装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図11は、例えば岸本、奥村、入江 著
「ATM網におけるHDTV伝送分配システム」(PC
SJ’90)に示された動画像符号化装置の送信部の構
成図である。図において、100はディジタル化された
入力画像信号系列、1はこの入力画像信号系列100を
4つの帯域に分割する帯域分割フィルタ、6は分割され
た帯域信号のうち最も低い周波数成分を動き補償予測符
号化する符号化部、7a、7b、7cは分割された帯域
成分のうち高域成分を含む高域成分信号103a、10
4a、105aを符号化する高域符号化部、4は符号化
部6の出力である符号化データ106と動きベクトル情
報107および高域符号化部7a、7b、7cの出力で
ある符号化データ103b、104b、105bの多重
化を行う多重化部、101は多重化部4で多重化された
符号化系列である。
【0003】次に、動作について説明する。入力画像信
号100は帯域分離フィルタ1により4つの帯域の信号
に分割され、そのうち最も低域の信号102は符号化部
6に入力される。ここで動きベクトル情報を検出し動き
補償予測を行ってから符号化を行い、検出されたベクト
ル情報107と符号化データ106を出力する。帯域分
割フィルタ1の高域の分割出力103a、104a、1
05aは高域符号化部7a、7b、7cに入力され、そ
れぞれの量子化器8で量子化し可変長符号化器9で符号
化され、符号化出力データ103b、104b、105
bが出力される。符号化部6の出力である動きベクトル
情報107と低域の符号化データ106と高域符号化部
7a、7b、7cの出力である符号化データ103b、
104b、105bは多重化部4で多重化され、多重化
された符号化列101として出力される。
【0004】図12は入力画像信号系列100を4つの
帯域に分割する帯域分割フィルタ1の詳細なブロック図
の一例である。図において、1a〜1cは信号を低域と
高域の2つの帯域に分割する2帯域分割フィルタ、60
は低域を分離する低域通過フィルタ、61は高域を分離
する高域通過フィルタ、62、63は低域通過フィルタ
60及び高域通過フィルタ61により帯域制限された信
号を2:1に間引くサブサンプラである。入力画像信号
系列100は2帯域分割フィルタ1aにより垂直方向に
2つの帯域に分割される。この2帯域に分割された信号
はさらに2帯域分割フィルタ1b、1cにより今度は水
平方向に各々2つの帯域に分割される。従って、帯域分
割フィルタ1からは、垂直方向に低域で水平方向に低域
のLL信号102、垂直方向に低域で水平方向に高域の
LH信号103a、垂直方向に高域で水平方向に低域の
HL信号104a、および垂直方向に高域で水平方向に
高域のHH信号105aの4つの帯域信号が出力され
る。
【0005】つぎに、帯域分割フィルタ1で分割された
信号のうち最も低域の成分を含むLL信号102の符号
化について説明する。LL信号102は最も周波数の低
い信号であり、画素間での相関が強いために直交変換に
よる周波数領域での符号化が有利であり、符号化部6に
は、図13に示すような符号化部が用いられる。
【0006】図13にもとづいて、低域のLL信号10
2の符号化について説明する。帯域分割フィルタ1で分
割された低域のLL信号102と前フレームの符号化済
みデータを局部復号し記憶しているフレームメモリ48
から符号化対象ブロックの周辺のブロック125を読み
だし、動き補償部49で最も似ているブロックの位置か
ら動きベクトルを検出する。この検出された動きベクト
ルは動きベクトル情報107として出力されるととも
に、フレームメモリ48から動きベクトルにもとづい
て、最も似ているブロックを読みだし予測信号124と
して出力する。この予測信号124と入力されたLL信
号102は減算器41で両信号間の差信号118を求め
る。この差信号118は直交変換器42で直交変換され
直交変換係数列の信号119となり量子化器43で量子
化された信号120となる。この量子化信号120は可
変長符号化器44でさらに圧縮された符号化データ10
6となり出力されるとともに、量子化信号120は逆量
子化器45と逆直交変換器46で局部復号され復号差分
信号122となる。この復号差分信号122は加算器4
7で予測信号124と加算されて次フレームの動きベク
トル検出および予測信号生成のためフレームメモリ48
に記憶される。
【0007】つぎに、上述した符号化により多重化され
た符号化列のデータを復号する場合を説明する。図14
は復号化装置の構成を示すブロック図である。伝送路か
ら伝送されてきた、あるいは蓄積媒体から読み出されて
きた多重化系列200は分離部10により個々のデータ
に分離される。分離されたデータのうちLL成分の符号
化データ202およびLL成分の動きベクトル情報20
7は復号化部11に入力されLL成分の復号信号206
を得る。分離された信号のうち残りのLH、HL、HH
成分の符号化データ203a、204a、205aはそ
れぞれに対応して設けられた高域復号化部16a、16
b、16cの可変長復号化器72と逆量子化器73で復
号され、LH、HL、HHの信号成分203b、204
b、205bが出力される。復号された4つの帯域信号
LL信号206、LH信号203b、HL信号204
b、HH信号205bは帯域合成フィルタ13により画
像信号201に合成される。
【0008】図15は図14の復号化部11の詳細を示
すブロック図である。低域の符号化データ202は可変
長復号化器74、逆量子化器75、逆直交変換器76で
復号され、前フレームの復号画像信号を記憶しているフ
レームメモリ78から動きベクトル情報207に基づい
て復号対象ブロックに最も似ているブロックを読みだ
し、加算器77で加算し低域成分の復号画像信号206
を得る。
【0009】また、図16は図14の帯域合成フィルタ
13の詳細を示すブロック図である。復号されたLL成
分信号206とLH成分信号203bは2帯域合成フィ
ルタ13a内でアップサンプラ79で入力信号に1:2
でゼロ信号を挿入し、低域フィルタ80、高域フィルタ
81で不要な高域成分、低域成分を除去した後、加算器
82で加算される。HL成分信号204b、HH成分信
号205bについても2帯域合成フィルタ13bで同様
に帯域合成される。帯域合成フィルタ13a、13bで
合成された信号は、さらに2帯域合成フィルタ13cで
同様にして合成され復号画像信号201となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】帯域分割を用いた従来
の符号化装置は以上のような構成をとるため、各帯域成
分はその帯域で閉じた符号化を行っているので、帯域間
に存在する相関が利用できず、また高域成分を含む帯域
においては帯域内の相関が弱いため、符号化時の画質劣
化及び発生情報量の増大を引き起こすという問題があっ
た。
【0011】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、各帯域間の相関を積極的に
利用する動画像符号化装置の実現を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる帯域分
割動画像符号化装置は、画像信号を複数の帯域に分割す
る帯域分割フィルタと、分割された帯域のうち最も低い
周波数成分を含む帯域に対してN個の複数画素からなる
ブロック単位に符号化済みデータを局部復号した前フレ
ームの画像信号とから動きベクトルを検出し、この動き
ベクトルに基づいて動き補償予測を行い原信号と予測信
号とのフレーム間差分信号を符号化する第1の符号化部
と、残りの帯域の各々に、M個の複数画素からなるブロ
ック単位の符号化を、前記第1の符号化部で検出された
動きベクトル情報に基づいて動き補償を行った予測信号
と入力信号とのフレーム間差分信号を符号化する第2の
符号化部と、上記第1の符号化部の符号化データと動き
ベクトル情報と第2の符号化部の符号化データの出力信
号を多重化する多重化部とを備える。
【0013】また、第1の符号化部は符号化過程のフレ
ーム間差分信号と局部復号化過程の復号差分信号との差
信号を出力し、この差信号を符号化する第3の符号化部
を備える。
【0014】また、第2の符号化部は、帯域分割されて
入力される画像信号毎に対応して符号化済みデータを復
号した信号に動き補償を行い得られる予測信号と入力画
像信号との差信号またはこの差信号を量子化した信号
と、入力画像信号または入力画像信号を量子化した信号
との信号電力をM個の複数画素ブロック単位に比較し、
その比較結果に基づいて符号化モードを選択して符号化
する第2の符号化部を備える。
【0015】また、第3の符号化部は、M個の複数画素
からなるブロック単位の符号化を量子化し、このブロッ
ク内で可変長符号化するものである。
【0016】
【作用】この発明においては、入力画像信号を帯域分割
フィルタで複数の帯域に分割し、分割された帯域のうち
第1の符号化部で最も低い周波数成分を含む帯域に対し
てN個の複数画素からなるブロック単位に符号化済み画
像データを局部復号した画像信号とで動きベクトルを検
出し、動き補償予測を行って得られた予測信号と入力信
号とのフレーム間差分信号を符号化し、第2の符号化部
で高域成分を含む残された各々の帯域に対してM個の複
数画素からなるブロック単位の符号化を、第1の符号化
部で検出された動きベクトル情報に基づいて動き補償を
行った予測信号と入力信号とのフレーム間差分信号につ
いて符号化し、第1の符号化部で符号化されたデータと
検出された動きベクトル情報および第2の符号化部で符
号化されたデータを多重化部で多重する。
【0017】また、第1の符号化部は、符号化過程のフ
レーム間差分信号と局部復号過程の復号差分信号との差
信号を出力し、第3の符号化部でこの差信号を符号化す
る。
【0018】また、第2の符号化部は、帯域毎にフレー
ム間差分信号とフレーム内信号との信号電力をM画素か
らなるブロック単位に比較し、その比較結果に基づいて
符号化モードを選択し、符号化する。
【0019】また、第3の符号化部は、分割された帯域
毎の信号を量子化し、可変長符号化する。
【0020】
【実施例】実施例1.図1はこの発明の一実施例による
帯域分割動画像符号化装置のブロック図である。図にお
いて帯域分割フィルタ1、第1の符号化部2、多重化部
4は図11に示した従来の装置のものと同一のものであ
る。3は高域帯域成分LH成分信号103a、HL成分
信号104a、HH成分信号105aを第1の符号化器
2の出力である動きベクトル情報107を用いて符号化
する第2の符号化部である。
【0021】次に動作について説明する。画像信号系列
100は帯域分割フィルタ1により4つの帯域成分LL
成分信号102、LH成分信号103a、HL成分信号
104a、HH成分信号105aに分割される。動き補
償予測を用いた第1の符号化部2はこのLL成分信号1
02を符号化し,符号化データ106と動き補償により
検出された動きベクトル情報107を出力する。符号化
データ106と動きベクトル情報108は多重化部4に
供給される。また、動きベクトル情報107は第2の符
号化部3にも供給される。
【0022】図2は、第2の符号化部3の詳細を示す図
で、LH成分信号103a、HL成分信号104a、H
H成分信号105aを第1の符号化部2から供給される
動きベクトル情報107に基づいて符号化する動き補償
付き高域符号化部31a、31b、31cからなる。動
き補償付き高域符号化部31b、31cは31aと同じ
構成である。
【0023】LH成分信号103aは、前フレームの符
号化データを局部復号して得られた復号画像データを記
憶しているフレームメモリ36から動きベクトル情報1
07に基づいて読み出される予測信号113と減算器3
2で差信号110を求め、差信号110を量子化器33
で量子化し、可変長符号化器37でさらに圧縮符号化す
る。量子化器33の出力である量子化データ111は逆
量子化器34で復号され復号差分信号112となる。こ
の復号差分信号111は予測信号113と加算器35で
加算され、局部復号画像信号114としてフレームメモ
リ36に記憶され、つぎのフレームの符号化に用いられ
る。
【0024】また、他の帯域信号、すなわちHL成分信
号104a、HH成分信号105aに対する動き補償付
き高域符号化部31b、31cも同様な動作である。
【0025】ここで、図1にもどって、第1の符号化部
2の出力である符号化データ106と動きベクトル情報
107および第2の符号化部3で動きベクトル情報10
7に基づいて動き補償を行って符号化した各帯域の符号
化データ103b、104b、105bは多重化部4に
入力されて、多重化され符号化多重化列101が出力さ
れる。
【0026】図7は上記符号化装置で符号化され多重化
された符号化多重化列を復号する装置の構成を示すもの
で、分離部10、第1の復号化部11、帯域合成フィル
タ13は従来の技術で示したものと同じである。第2の
復号化部12は図8に示す構成をとる。
【0027】つぎに、動作について説明する。伝送路か
ら受信されたまたは記録媒体等から読み出された符号化
多重化列200は分離部10で帯域毎に分離され、低域
の成分の符号化されたデータ202、高域成分の符号化
されたデータ203a、204a、205aと動きベク
トル情報207が出力される。第1の復号化部11では
従来と同様にして低域の信号成分LL成分信号206が
復号される。第2の復号化部12(詳細は図8)では、
分離された高域の成分信号毎に分離された動きベクトル
情報207に基づいて動き補償付き高域符号化部51
a、51b、51cで高域の成分信号203a、204
a、205aを復号する。たとえば、高域の成分信号2
03aは可変長復号化器52、逆量子化器53で復号さ
れ、加算器54で復号済みの前フレームの高域成分信号
を記憶しているフレームメモリ55から動きベクトル情
報207に基づいて読み出された信号と加算され、復号
高域成分信号203bとして出力される。この高域成分
信号は次のフレームの復号のためフレームメモリ55に
記憶される。他の分離された高域成分の符号化されたデ
ータ204a、205aについても同様に動き補償付き
高域復号化部51b、51cで復号され、復号高域成分
信号204b、205bが出力される。
【0028】実施例2.図3は第2の符号化部3の1つ
の帯域成分信号に対応する符号化部を示す図で、図2の
動き補償付き高域符号化部31aに対応する。LH成分
信号103aは減算器32に供給され、前フレームの復
号画像信号を記憶しているフレームメモリ36から動き
ベクトル情報107に基づいて読み出される予測信号1
13との差分信号110を求める。差分信号110は量
子化器33で量子化され量子化データ111となる。ま
た、LH成分信号103aは量子化器38で直接量子化
が行なわれ量子化データ115となる。量子化データ1
11は局部復号画像信号をつくるために逆量子化器34
で逆量子化されるとともに比較判定器39に供給され
る。比較判定器39ではこの量子化データ111と量子
化データ115のM画素のブロック単位に信号電力を比
較判定し、その比較判定結果に基づいて選択信号116
を出力する。比較判定器39では、信号電力の小さい方
の量子化データを出力させるように選択信号116を出
力する。選択器40はこの選択信号116に基づいて切
り替え動作を行い、量子化データ111または量子化デ
ータ115の一方を選択し、量子化データ117として
出力する。すなわち、この符号化部においては、フレー
ム間差分信号を符号化するかブロックのフレーム内信号
を符号化するかという符号化モードの選択を行ってい
る。選択された量子化データ117は可変長符号化器3
7で符号化され、符号化データ103bとして出力され
る。また、量子化データ111を逆量子化器34で復号
し、加算器35で予測信号113と加算して復号画像信
号114を得、フレームメモリ36に記憶する。
【0029】実施例3.図4は実施例1の第1の符号化
部2において符号化過程の差信号と復号過程の復号差信
号との差信号108を求めて出力するようにし、この差
信号108を符号化する第3の符号化部5を設けたもの
である。図5と図6はこの実施例の第1の符号化部と第
3の符号化部の詳細を示すブロック図である。
【0030】図5において、符号化過程における直交変
換器42の出力信号119(図中A1)と、この符号化
過程に対応する復号化過程における逆量子化器45の出
力信号121(図中A2)から減算器50で差信号10
8を求め、出力する。この差信号は周波数領域における
残差信号である。その他の部分についての動作は実施例
1で説明したものと同じである。
【0031】そして、残差信号108は図6の量子化器
51で量子化され、可変長符号化器52でさらに圧縮さ
れた符号化データ109として出力される。
【0032】また、図9は、上述のように符号化され、
多重化されたデータを復号する場合の構成を示す図であ
る。符号化多重化列200は分離部10で低域の符号化
データ202、動きベクトル情報207、高域の符号化
データ203a、204a、205aと残差信号符号化
データ208とに分離される。低域の符号化データは前
述した復号動作と同様にして低域成分信号206が復号
される。残差信号符号化データ208は第3の復号化部
14で復号され残差信号209を出力し、加算器15で
低域成分信号206と低域成分信号210を得る。第3
復号化部は図10に示すように構成され、符号化された
残差データ208は可変長復号化器56、逆量子化器5
7で復号され、さらに逆直交変換器58で復号されて残
差信号209として復号される。第1の復号化部11と
第2の復号化部12は実施例1で述べた動作と同じであ
る。
【0033】実施例4.上記の実施例3では残差信号1
08を直交変換器42の出力(A1点)と逆量子化器4
5の出力(A2点)の信号から求めたが、図中のB1点
とB2点、すなわち入力画像信号102と予測信号12
4との差信号であるフレーム間差分信号118と、量子
化データ120を逆量子化器45と逆直交変換器46で
復号した復号差分信号122を減算器50に入力して差
信号108を求めて第3の符号化器5で符号化してもよ
い。この場合の差信号108は量子化残差信号となる。
【0034】実施例5.また、上記実施例2では比較判
定器39で判定する信号電力を量子化器33、38の出
力信号としたが、入力される高域成分信号103aとフ
レーム間差分信号110との信号電力を比較してもよ
い。
【0035】また、上記実施例2では、比較判定器39
を入力される信号電力の小さい方を選択して符号化する
ようにしたが、比較判定器に閾値を持たせ比較結果の信
号電力の差が閾値以下であれば、フレーム間符号化また
はフレーム内符号化のどちらも行わずゼロの可変長符号
化出力だけを出力するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0037】画像信号を複数に分割した帯域のうち最も
低い周波数成分を持つ帯域を動き補償予測符号化を用い
ることにより、画素間相関の強い低域の帯域を効率よく
符号化することができる。
【0038】分割された帯域のうち高周波成分を含む帯
域を、低い周波数成分を持つ帯域を動き補償したときの
動きベクトルを用いて動き補償を行うことにより、符号
化するべき高域成分の信号パワーを大幅に減少させるこ
とが可能である。
【0039】分割された帯域のうち高周波成分を含む帯
域の符号化を、低い周波数成分を持つ帯域の動き補償予
測符号化に際の動きベクトルを用い動き補償フレーム間
差分信号について符号化するか帯域成分のフレーム内信
号について符号化するかあるいは符号化を行わないか
を、フレーム間差分信号とフレーム内信号に含まれる信
号電力に基づいて決定することにより、符号化するべき
高域成分の信号電力を大幅に減少させることが可能であ
る。
【0040】低い周波数成分を持つ帯域を量子化した量
子化誤差を別途符号化することにより、量子化誤差を大
幅に低減することができる。
【0041】低い周波数成分を持つ帯域を符号化した符
号化誤差を別途符号化することにより、符号化誤差を大
幅に低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この本発明の一実施例による帯域分割動画像符
号化装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の第2の符号化部を示すブロック図で
ある。
【図3】第2の符号化部の他の実施例を示すブロック図
である。
【図4】この発明の帯域分割動画像符号化装置の他の実
施例の構成を示すブロック図である。
【図5】第1の符号化部の他の実施例を示すブロック図
である。
【図6】第3の符号化部の詳細を示すブロック図であ
る。
【図7】復号装置の構成を示すブロック図である。
【図8】第2の復号化部の詳細を示すブロック図であ
る。
【図9】他の復号装置の構成を示すブロック図である。
【図10】第3の復号化部の詳細を示すブロック図であ
る。
【図11】従来の符号化装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図12】従来の帯域分割フィルタの詳細を示すブロッ
ク図である。
【図13】従来の符号化部の詳細を示すブロック図であ
る。
【図14】従来の復号装置の構成を示すブロック図であ
る。
【図15】従来の復号化装置の復号化部の詳細を示すブ
ロック図である。
【図16】従来の復号化装置の帯域合成フィルタの詳細
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 帯域分割フィルタ 2 第1の符号化部 3 第2の符号化部 4 多重化部 5 第3の符号化部 100 入力画像信号系列 101 多重化系列 107 動きベクトル情報

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像信号を複数の周波数帯域に分割する
    帯域分割フィルタと、前記帯域分割フィルタの出力のう
    ち最も低い周波数成分を含む出力に対してN個(Nは1
    以上の整数)の複数画素からなるブロック単位に上記低
    域分割フィルタの出力と符号化済画像データを復号した
    前フレーム画像信号とから動きベクトルを検出し、該動
    き検出ベクトルに基づいて動き補償予測を行い、入力信
    号と予測信号とのフレーム間差分信号を符号化する第1
    の符号化部と、 前記分割されたその他の帯域の出力信号毎に、前記第1
    の符号化部によって検出された動きベクトル情報に基づ
    いてM個(Mは1以上の整数)の複数画素からなるブロ
    ック単位に動き補償を行った予測信号と上記出力信号と
    のフレーム間差分信号について符号化を行う第2の符号
    化部と、 を備えたことを特徴とする帯域分割動画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の帯域分割動画像符号化装置に
    おいて、前記第1の符号化部は符号化過程のフレーム間
    差分信号と対応する局部復号過程の復号差分信号との差
    信号を出力し、該出力差信号を符号化する第3の符号化
    部を備えたことを特徴とする帯域分割動画像符号化装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第2の符号化部は、入力される前記
    帯域分割された信号毎に対応して、M個の複数画素ブロ
    ック単位に符号化済みデータを局部復号した信号に動き
    補償予測を行い得られる予測信号と入力画像信号との差
    分信号又は該差分信号を量子化した量子化信号と前記入
    力画像信号又は該入力信号を量子化した量子化信号との
    間の信号電力を比較し、その比較結果に基づいて符号化
    モードを選択して符号化することを特徴とする請求項1
    又は請求項2記載の帯域分割動画像符号化装置。
  4. 【請求項4】 前記第3の符号化部は、前記M個の複数
    画素からなるブロック単位の符号化を、前記ブロックを
    量子化して該ブロック内で可変長符号化を行う符号化部
    であることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の帯
    域分割動画像符号化装置。
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