JPH059069Y2 - - Google Patents

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JPH059069Y2
JPH059069Y2 JP19617987U JP19617987U JPH059069Y2 JP H059069 Y2 JPH059069 Y2 JP H059069Y2 JP 19617987 U JP19617987 U JP 19617987U JP 19617987 U JP19617987 U JP 19617987U JP H059069 Y2 JPH059069 Y2 JP H059069Y2
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diluted
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、試料希釈装置により得られる希釈試
料を攪拌し、均一濃度にするための試料攪拌装置
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、予めビーカなどの試料容器(以下、
単にビーカという)を設置しておき、試料吸引ピ
ペツトから所定量の試料を吸引させた後、試料吸
引ピペツトが移動し、試料吸引ピペツトからビー
カにその試料と所定量の希釈液が排出されること
により、所定の倍率の希釈試料が作製される試料
希釈装置が知られている。
その際、希釈試料はゴミや他の試料に汚染され
ることなく、常にある所定の倍率に、あるいは所
定の反応を生じさせられて希釈されることが不可
欠である。得られた希釈試料がビーカ内において
均一濃度を有していれば、さらに続けてその希釈
試料を試料吸引ピペツトから所定量吸引し、次に
ピペツトが移動しその希釈試料と所定量の希釈液
を他のビーカに排出することにより、倍率の異な
る希釈試料を自動的に得ることができ、省力化等
の点から大変有益である。
得られた希釈試料が均一濃度を有することを実
現する方法として次のa,bがある。
(a) プロペラ状の攪拌用部材をビーカ内の希釈試
料に浸して回転させることにより攪拌する方
法。
(b) 攪拌用チヤンバを設け、空気を吐出させるこ
とによりチヤンバ内にひき起こされる乱流によ
り、または希釈試料をビーカへ吐出する際に生
じる乱流により攪拌する方法。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、上記aの場合には、プロペラが小さ
いと充分な攪拌効果が得られず、またプロペラを
希釈試料内に浸すため、前検体の試料がプロペラ
に付着し、次検体の希釈試料を攪拌する際に汚染
を招くという問題がある。あるいは、長時間使用
しない間に、プロペラにゴミ等が付着する恐れも
ある。洗浄用機構を設けてプロペラを洗浄すれば
よいが、構成が複雑になり高価になつてしまう。
bの場合は、充分な攪拌効果が得られるもの
の、攪拌チヤンバ、流路により汚染を招く問題が
ある。また、装置が大がかりにもなる。
そこで、本考案は、汚染なく常にある所定の倍
率の希釈試料を得ることができ、その希釈試料を
効率よく迅速に均一濃度にすることができる、試
料攪拌装置の提供を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の試料攪拌装置は、設置されたビーカな
どの試料容器を、試料容器の一端部と他端部とで
軌跡の異なる回転運動を行うように構成すること
により、試料容器内の希釈試料を効率よくかつ迅
速に均一濃度になるように攪拌する。
すなわち、本考案の試料攪拌装置を第1図〜第
3図を参照して説明すれば、駆動源10と、この
駆動源の回転軸12に取り付けられた回転体14
と、前記回転軸12から偏心した位置となるよう
に回転体14に取り付けられた連接棒20と、こ
の連接棒に設けられた案内溝または案内孔22
と、この案内溝または案内孔内に位置して連接棒
を支持するように設けられた固定軸24と、連接
棒の先端に取り付けられた試料容器保持部26と
を包含して形成されている。
本考案の装置において、回転体としては、円板
状物、アーム状物などが用いられる。
〔作用〕
連接棒20は、駆動源10の回転軸12の中心
からある距離だけ離れて、回転軸12と垂直なあ
る平面内において正逆回転可能に取り付けられ、
また、固定軸24が連接棒20の案内溝または案
内孔22において連接棒20を支持しているの
で、駆動源10が回転運動することにより、連接
棒20が固定軸24を支点として駆動される。連
接棒20にビーカなどの試料容器を保持する試料
容器保持部26が取り付けられているので、試料
容器保持部26は駆動源10の回転運動により回
転運動する。すなわち、試料容器保持部26に設
置されたビーカなどの試料容器(以下、単にビー
カという)も回転運動し、ビーカ内の希釈試料の
攪拌が行われる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の好適な実施例を
詳細に説明する。ただしこの実施例に記載されて
いる構成機器の形状、その相対配置などは、とく
に特定的な記載がない限りは、本考案の範囲をそ
れらのみに限定する趣旨のものではなく、単なる
説明例にすぎない。
第1図は、本考案の一実施例の斜視図であり、
第2図は、第1図における試料容器保持部26の
側面図である。なお2点鎖線はビーカ36を設置
した状態を示す。
10はモータなどの駆動源であり、その回転軸
12に円板などの回転体14が固定して取り付け
られている。回転体14にはスリツト16が設け
られ、センサ18によりモータの回転数あるいは
回転速度の監視を行うことができる。回転軸12
からある距離だけ離れた回転体14上に、軸19
により連接棒20が取り付けられている。連接棒
20は軸19を中心にして回転体14上で正逆回
転可能となつている。
連接棒20には長円状の案内孔22が設けら
れ、その孔22に固定軸24が挿入されている。
固定軸24は構造上2分され、案内孔22に挿入
されている部分24aの直径は、案内孔22の幅
よりやや小さく、その他の部分24b,24cの
直径は案内孔22の幅より大きい径となつてい
る。このため固定軸24は、連接棒20の支点と
してだけでなく支持する機能も有する。
試料容器保持部26は、ビーカの底がはまり込
む凹部28と、ビーカの側面を保持するリング3
0を有し、軸32により連接棒20に直角ではな
くある傾斜をもつて取り付けられているので、第
2図に示すように、ピペツト40が下降して試料
と希釈液が排出されるとき、それら液はビーカ内
壁の側面に当り側面に沿うようにして流入される
ので、ある程度の攪拌効果が得られる。
次にピペツトが上昇しモータが回転することに
より、連接棒20が固定軸24を支点として駆動
され、試料容器保持部26が回転運動しビーカ内
の希釈試料が汚染されることなく充分に攪拌され
均一濃度になる。
もちろん、試料・希釈液の分注と、試料容器保
持部26の回転運動を同時に行うこともできる。
第3図に、駆動源10が回転したときの軸19
の軌跡Aに対応する、ビーカの固定軸24に近い
部分36aの軌跡B、ビーカの固定軸24に遠い
部分36bの軌跡Cを示す。軌跡B,Cは異なつ
た形状となる。一点鎖線はある時点における連接
棒20を示している。
上記のように軌跡B,Cが異なるので、ビーカ
内において乱流が発生しやすくなり、攪拌効果を
高めることができる。
軸32の周囲にはねじりコイルバネ34が設け
られているので、試料容器保持部26を手で押す
と、試料容器保持部26は軸32に対して回転移
動し、ビーカの設置・取り出しが容易にできる。
手をはなせば、ねじりコイルバネ34の働きによ
り、試料容器保持部26は元の位置にもどる。
また、駆動源10を正逆交互に回転させれば、
さらに攪拌効果が高めることができる。連接棒2
0は、円板14の代りに駆動源10の回転軸12
に固定して取り付けられたアームを回転体として
軸19により正逆回転可能に取り付けられてもよ
く、また、案内孔22の代りに案内溝に固定軸2
4をはめ込むことにより支持してもよい。リング
30は円筒形に限ることなく他の形状でも実施可
能である。
さらにピペツトが均一濃度の希釈試料の中まで
下降し、所定量の希釈試料を吸引した後、再び上
昇し他の場所に同様に設けられた試料攪拌装置の
ビーカに、その希釈試料と所定量の希釈液を排
出・攪拌することにより、希釈倍率の異なる2種
類の希釈試料がそれぞれのビーカ内で均一濃度の
状態で得られるので、改めて希釈試料を攪拌する
手間が不要となり、ただちに試料分析装置に供す
ることができ省力化が図れる。
〔考案の効果〕
本考案の試料攪拌装置は、以上のような構成で
あるので次のような効果が得られる。
(a) 攪拌時に攪拌用部材を浸すことがないので、
汚染が発生せず、常にある所定の希釈試料を得
ることができる。
(b) 充分な攪拌効果により、希釈試料を均一濃度
にすることができる。
したがつて本考案の試料攪拌装置を、ピペツト
の移動手段を備えた試料希釈装置に用いれば、希
釈倍率の異なる数種類の希釈試料が均一濃度の状
態で得られる試料希釈装置が実現でき、省力化に
役立つ。
さらに実施例で述べたように、試料容器保持部
において、ビーカがある傾斜をもつて設置される
ようにすれば、試料・希釈液流入時、ビーカの回
転運動時にさらに攪拌効果が高められる。また、
試料容器保持部26が連接棒20に移動可能に取
り付けられていれば、ビーカの設置・取り出しが
容易に行え便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す試料攪拌装置
の斜視図、第2図は第1図におけるビーカ保持部
の側面図、第3図は各部の軌跡を示す説明図であ
る。 10……駆動源、12……回転軸、14……回
転体、16……スリツト、18……センサ、20
……連接棒、22……案内孔、24……固定軸、
24a……固定軸24の案内孔にはめこまれてい
る部分、24b,24c……固定軸24の24a
以外の部分、26……試料容器保持部、28……
凹部、30……リング、32……軸、34……ね
じりコイルバネ、36……ビーカ、38……希釈
試料液面、40……ピペツト、42……希釈試
料、36a……ビーカの固定軸24に近い部分、
36b……ビーカの固定軸24に遠い部分、A…
…軸19の軌跡、B……ビーカの部分36aの軌
跡、C……ビーカの部分36bの軌跡。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 駆動源と、この駆動源の回転軸に取り付けられ
    た回転体と、前記回転軸から偏心した位置となる
    ように回転体に取り付けられた連接棒と、この連
    接棒に設けられた案内溝または案内孔と、この案
    内溝または案内孔内に位置して連接棒を支持する
    ように設けられた固定軸と、連接棒の先端に取り
    付けられた試料容器保持部とを包含することを特
    徴とする試料攪拌装置。
JP19617987U 1987-12-24 1987-12-24 Expired - Lifetime JPH059069Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19617987U JPH059069Y2 (ja) 1987-12-24 1987-12-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19617987U JPH059069Y2 (ja) 1987-12-24 1987-12-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0199429U JPH0199429U (ja) 1989-07-04
JPH059069Y2 true JPH059069Y2 (ja) 1993-03-05

Family

ID=31486813

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19617987U Expired - Lifetime JPH059069Y2 (ja) 1987-12-24 1987-12-24

Country Status (1)

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JP (1) JPH059069Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0199429U (ja) 1989-07-04

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