JPH059050U - 降雨減衰補償装置 - Google Patents
降雨減衰補償装置Info
- Publication number
- JPH059050U JPH059050U JP052994U JP5299491U JPH059050U JP H059050 U JPH059050 U JP H059050U JP 052994 U JP052994 U JP 052994U JP 5299491 U JP5299491 U JP 5299491U JP H059050 U JPH059050 U JP H059050U
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- Japan
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- signal
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- rain attenuation
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Abstract
(57)【要約】
【構成】相手又は自局から送出されたパイロット信号を
有する送信信号を通信衛星を経由して受信し、降雨によ
るパイロット信号の強弱を検出する信号強度検出器５
と、この信号強度検出器の制御信号により減衰量を増減
する送信電力増減用の減衰器６とを有する降雨減衰補償
装置において、設定された気圧のある値で駆動信号を送
出する気圧計８と、前記駆動信号で信号強度検出器５の
制御信号を接又は断とする切り替え器９とを有する。 【効果】気圧の比較的低い降雨時は従来通り降雨減衰の
補償を行ない、晴天時には補償を停止するという制御を
自動化できる。
有する送信信号を通信衛星を経由して受信し、降雨によ
るパイロット信号の強弱を検出する信号強度検出器５
と、この信号強度検出器の制御信号により減衰量を増減
する送信電力増減用の減衰器６とを有する降雨減衰補償
装置において、設定された気圧のある値で駆動信号を送
出する気圧計８と、前記駆動信号で信号強度検出器５の
制御信号を接又は断とする切り替え器９とを有する。 【効果】気圧の比較的低い降雨時は従来通り降雨減衰の
補償を行ない、晴天時には補償を停止するという制御を
自動化できる。
Description
【０００１】
本考案は衛星通信地球局の降雨減衰補償装置に関する。
【０００２】
通常、１０ＧＨｚ以上の周波数を用いる衛星通信においては、降雨による電波 の減衰量が大きく、通信回線の品質に与える影響は無視できない。通信回線の品 質を保つためには降雨減衰を補償する必要があり、衛星通信地球局の送信電力を 調整して降雨減衰補償を行っている。
【０００３】 従来、この種の降雨減衰補償装置は送信電力を調整するにあたっては、対向す る衛星通信地球局のうち一局（以下親局という）が基準となる信号（以下パイロ ット信号という）を発射する。親局は自局が発射するパイロット信号の受信強度 を晴天時の強度と比較して、降雨による減衰を推定する。受信強度が晴天時より 低い場合には、親局と衛星間に降雨減衰が存在すると推定される。そこで、親局 は送信電力を増加して、親局と衛星間の回線品質の低下を防止する。衛星回線の うちもう一局（以下子局という）では受信したパイロット信号の強度と比較して 、降雨による減衰を推定する。親局と衛星間の降雨減衰は、すでに親局において 補償されているので、子局においてパイロット信号の受信強度が晴天時の強度よ り低い場合には、子局と衛星間に降雨減衰が存在すると推定されている。そこで 、子局は送信電力を増加して、子局と衛星間の回線品質の低下を防止している。
【０００４】
一般に大気圧と降雨の関係は、気象予報に利用されているように、その関係に 強い相関があり、大気圧を測定することで降雨の有無を推定できる。しかしなが ら上述した従来の降雨減衰補償装置は気圧情報により制御される機能を有してい ないので、降雨によるパイロット信号の減衰が発生した事を受信機で検知した後 に、減衰器を動作させて送信電力を動作させている。また、気圧の高い晴天時に 誤判断で減衰器の減衰量を少なくして衛星の入力強度が過大になり規定値を越え る可能性が生ずる欠点がある。
【０００５】 本考案の目的は本装置に気圧計の駆動信号により接又は断とする切り替え器を 備えて前述の誤判断を防止できる降雨減衰補償装置を提供することにある。
【０００６】
本考案の降雨減衰保障装置は相手局又は自局から送出されたパイロット信号を 有する送信信号を通信衛星を経由して受信し、降雨によるパイロット信号の強弱 を検出する信号強度検出器と、この信号強度検出器の制御信号により減衰量を増 減する送信電力増減用の減衰器とを有する降雨減衰補償装置において、設定され た気圧のある値で駆動信号を送出する気圧計と、前記駆動信号で前記信号強度検 出器の制御信号を接又は断とする切り替え器とを有する。
【０００７】
次に本考案について図面を参照して説明する。図１は本考案の一実施例のブロ ック図である。図１において、分波器２はアンテナ１を送信系及び受信系で共用 するためのものである。パイロット信号は分波器２を経て低雑音増幅器３にて増 幅される。増幅されたパイロット信号は、受信機４にて復調される。信号強度検 出器５は復調されたパイロット信号の強度を検出して予め設定されている晴天時 のパイロット信号強度と比較することで、降雨による減衰量を推定する。降雨減 衰を補償するために、信号強度検出器５は、送信系に設けられた減衰器６を閉と なっている切り替え器９を介し調整して電力増幅器７の入力電力を増加し、衛星 通信地球局の送信電力を増加する。一方、気圧計８は大気圧を測定し、測定値が 予め設定されている値を越えた場合は切り替え器９を動作させて、信号強度検出 期５の減衰器６に対する制御を禁止する。
【０００８】
上述したように本考案は気圧計と減衰器への制御信号を接又は断とする切り替 え器とを備えることにより、気圧の比較的低い降雨時は従来通り降雨減衰の補償 を行ない、晴天時には補償を停止するという制御を自動化できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の一実施例のブロック図である。
１ アンテナ ２ 分波器 ３ 低雑音増幅器 ４ 受信機 ５ 信号強度検出器 ６ 減衰器 ７ 電力増幅器 ８ 気圧計 ９ 切り替え器
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項１】 相手局又は自局から送出されたパイロッ
ト信号を有する送信信号を通信衛星を経由して受信し、
降雨によるパイロット信号の強弱を検出する信号強度検
出器と、この信号強度検出器の制御信号により減衰量を
増減する送信電力増減用の減衰器とを有する降雨減衰補
償装置において、設定された気圧のある値で駆動信号を
送出する気圧計と、前記駆動信号で前記信号強度検出器
の制御信号を接又は断とする切り替え器とを有すること
特徴とする降雨減衰補償装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP052994U JPH059050U (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 降雨減衰補償装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP052994U JPH059050U (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 降雨減衰補償装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH059050U true JPH059050U (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=12930482
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP052994U Pending JPH059050U (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 降雨減衰補償装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH059050U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102006048011B4 (de) * | 2005-10-21 | 2015-09-17 | Ishikawa Gasket Co., Ltd. | Metallschichtdichtung |
-
1991
- 1991-07-10 JP JP052994U patent/JPH059050U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102006048011B4 (de) * | 2005-10-21 | 2015-09-17 | Ishikawa Gasket Co., Ltd. | Metallschichtdichtung |
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