JPH0590324A - ワイヤボンデイング装置 - Google Patents

ワイヤボンデイング装置

Info

Publication number
JPH0590324A
JPH0590324A JP3248564A JP24856491A JPH0590324A JP H0590324 A JPH0590324 A JP H0590324A JP 3248564 A JP3248564 A JP 3248564A JP 24856491 A JP24856491 A JP 24856491A JP H0590324 A JPH0590324 A JP H0590324A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
discharge
ball
capillary
counter electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3248564A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kobayashi
寛史 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP3248564A priority Critical patent/JPH0590324A/ja
Publication of JPH0590324A publication Critical patent/JPH0590324A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L24/00Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
    • H01L24/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies
    • H01L24/78Apparatus for connecting with wire connectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
    • H01L2224/78Apparatus for connecting with wire connectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
    • H01L2224/78Apparatus for connecting with wire connectors
    • H01L2224/7825Means for applying energy, e.g. heating means
    • H01L2224/78268Discharge electrode
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
    • H01L2224/78Apparatus for connecting with wire connectors
    • H01L2224/7825Means for applying energy, e.g. heating means
    • H01L2224/783Means for applying energy, e.g. heating means by means of pressure
    • H01L2224/78301Capillary
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/80Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected
    • H01L2224/85Methods for connecting semiconductor or other solid state bodies using means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected using a wire connector
    • H01L2224/85009Pre-treatment of the connector or the bonding area
    • H01L2224/8503Reshaping, e.g. forming the ball or the wedge of the wire connector
    • H01L2224/85035Reshaping, e.g. forming the ball or the wedge of the wire connector by heating means, e.g. "free-air-ball"
    • H01L2224/85045Reshaping, e.g. forming the ball or the wedge of the wire connector by heating means, e.g. "free-air-ball" using a corona discharge, e.g. electronic flame off [EFO]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2924/00Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
    • H01L2924/0001Technical content checked by a classifier
    • H01L2924/00014Technical content checked by a classifier the subject-matter covered by the group, the symbol of which is combined with the symbol of this group, being disclosed without further technical details

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、ワイヤボンディング装置に関し、小
径ボール形成が安定的に可能であり、かつワイヤループ
高さを制御可能なワイヤボンディング装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】キャピラリ12から突出するワイヤ11の先端に放
電によりボール11aを形成し、ボール11aを所定電極に
ボンディングするワイヤボンディング装置において、ワ
イヤ11のキャピラリ12から突出する部分に対向する位置
に配置された対向電極14と、ボール形成時あるいはボー
ル形成時からボール形成後にかけて、ワイヤ11のキャピ
ラリ12から突出する部分の全部あるいは一部と対向電極
14との間に放電を誘起させる放電誘起手段15と、を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワイヤボンディング装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ワイヤボンディングにおいて
は、ワイヤループ高さが高過ぎると、無駄なスペースを
とることになり、特に小型化、薄型化に対しては大きな
障害となる。逆に、ワイヤループ高さが低過ぎると、抵
触事故発生の原因となる。このため、ループ高さを適正
な値に制御することが要求されている。このワイヤルー
プ高さは、ワイヤ先端のボール形成時にワイヤに熱が加
わり、再結晶化した部分の長さに相当する。したがっ
て、ワイヤループ高さは、この再結晶部の長さにより決
る。
【0003】従来のワイヤボンディング装置としては、
例えば図7や図8に示すようなものが知られている。図
7、図8において、1はワイヤ、2はキャピラリ、3は
トーチロッドであり、図7に示されるものはトーチロッ
ド3を負極性に、図8に示されるものはトーチロッド3
を正極性にした場合の例である。図7に示すようにトー
チロッド3を負極性にした場合、ワイヤ1の先端に放電
が集中し、低電流で安定した小径ボールを形成すること
ができる。また、放電部がワイヤ1の先端に集中するた
め、再結晶部長さが短くなり、ワイヤループ高さが低く
なる。一方、図8に示すようにトーチロッド3を正極性
にした場合、ワイヤ1の後端側にも放電部が広がり易い
ため、大電流を必要とし、小径ボールの形成が困難にな
る。また、放電部が広いため、再結晶部が長く、ワイヤ
ループが高くなる。
【0004】従来、ワイヤループ高さを積極的に制御す
る方法としては、例えば「半導体実装技術ハンドブッ
ク:(株)サイエンスフォーラム」に記載されているよ
うに、金線ワイヤに微量の添加物を入れて再結晶部の長
さを変化させることにより、あるいは、キャピラリの動
きやワイヤテンションの調節により、ループ高さを制御
するようにしたものが知られている。
【0005】また、再結晶部の長さを制御することによ
り、ループ高さを制御するようにしたものとしては、他
に例えば、高抗張力金線を使用し、金線の先端と電気ト
ーチ間に複数回のアーク放電を誘起して、ワイヤの再結
晶部分の長さを長くすることにより、ループ高さを高く
するようにした特開昭59−169691号公報記載の
ものや、ボールを形成する際に、予め設定された所定の
時間または回数だけ、適宜に決めた周波数の交流電圧を
金線に印加することにより、ループ高さを制御するよう
にした特開平1−39211号公報記載のもの、あるい
は、ボール形成時のおける入熱量およびキャピラリ温度
とループ高さの関係を予め求めておき、前記関係に基づ
いて接合時の入熱量とキャピラリ温度を調節することに
より、ループ高さを制御するようにした特開平1−21
8031号公報記載のものが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の従来のワイヤボンディング装置にあっては、全て、ワ
イヤ先端のボール部からの熱伝導により再結晶をおこさ
せているため、小径ボール形成が可能となるが、ボール
直上部のワイヤの再結晶部を長くするのには不十分で、
ワイヤループ高さが低くなり、エッジショート等を招く
可能性が高いといった問題点があった。
【0007】そこで、本発明は、小径ボール形成が安定
的に可能であり、かつワイヤループ高さを制御可能なワ
イヤボンディング装置を提供することを課題としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
キャピラリから突出するワイヤの先端に放電によりボー
ルを形成し、該ボールを所定電極にボンディングするワ
イヤボンディング装置において、前記ワイヤのキャピラ
リから突出する部分に対向する位置に配置された対向電
極手段と、ボール形成時あるいはボール形成時からボー
ル形成後にかけて、ワイヤのキャピラリから突出する部
分の全部あるいは一部と対向電極手段との間に放電を誘
起させる放電誘起手段と、を設けたことを特徴とするも
のである。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1の構成に
加え、前記対向電極手段が、ボール形成放電用のトーチ
ロッドとは別個に、かつ、ワイヤのキャピラリから突出
する部分の軸線に略平行な所定軸線上に設けられ、放電
誘起手段が、ボール形成時の放電が終了する直前に、ワ
イヤのキャピラリから突出する部分と対向電極手段との
間に電圧を印加し、放電維持可能程度の弱放電を誘起さ
せることを特徴とするものである。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1の構成に
加え、前記対向電極手段が、ボール形成放電用のトーチ
ロッドとは別個に設けられ、かつ、ワイヤのキャピラリ
から突出する部分の軸線に略垂直な軸線を有するととも
にワイヤのキャピラリから突出する部分の軸線に略平行
な方向に配列された複数の針状あるいは棒状電極から構
成され、放電誘起手段が、ボール形成時の放電が終了す
る直前にワイヤの先端側に位置する針状あるいは棒状電
極に電圧を印加し、前回の放電の終了直前に、ワイヤの
後端側に向けて並ぶ針状あるいは棒状電極に順次電圧を
印加することを特徴とするものである。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1の構成に
加え、前記対向電極手段が、ボール形成放電用トーチロ
ッドを兼用し、かつ、ワイヤの先端側から後端側に向け
て、ワイヤのキャピラリから突出する部分の軸線に平行
に移動するように設けられ、ボール形成時の放電が終了
する直前に対向電極手段の移動を開始し、かつ、対向電
極の移動中、放電誘起手段がボール形成時の放電が終了
する直前の電流値を保持することを特徴とするものであ
る。
【0012】
【作用】請求項1記載の発明では、ボール形成時あるい
はボール形成時からボール形成後にかけて、ワイヤのキ
ャピラリから突出する部分の全部あるいは一部と対向電
極手段との間に放電が誘起され、トーチロッドを負極性
としてボール形成をした場合でも、再結晶部の長さの制
御が可能になる。したがって、小径ボールの形成を可能
にしながら、ワイヤループ高さの制御が可能になる。
【0013】請求項2記載の発明では、請求項1の作用
に加え、対向電極手段がボール形成放電用のトーチロッ
ドとは別個に設けられたことにより、再結晶部の長さを
調節するには、対向電極手段をワイヤの軸線に沿って移
動させるだけでよく、また、ボール形成時の放電が終了
する直前に対向電極手段に電圧を印加することにより、
再結晶部形成の初期電圧を小さくすることが可能にな
る。
【0014】請求項3記載の発明では、請求項1の作用
に加え、対向電極手段がボール形成放電用のトーチロッ
ドとは別個にしかも複数設けられたことにより、再結晶
部の長さを調節するには、複数の対向電極手段に順次電
圧を印加するだけでよく、ボンディングスピードが速く
なる。請求項4記載の発明では、請求項1の作用に加
え、対向電極手段がボール形成放電用トーチロッドを兼
用したことにより、ボール形成から再結晶部の形成にか
けて放電をそのまま維持することが可能になり、放電エ
ネルギが最も小さくなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1、図2は本発明に係るワイヤボンディング装置の第1
実施例を示す図である。まず、構成を説明する。
【0016】図1において、11はワイヤであり、ワイヤ
11はキャピラリ12に支持されている。キャピラリ12から
突出するワイヤ11の下方にはトーチロッド13が配置され
ている。そして、ワイヤ11とトーチロッド13間の放電に
よりワイヤ11の先端にボール11aが形成され、ボール11
aを所定電極にボンディングするようになっている。こ
こで、14はワイヤ11のキャピラリ12から突出する部分に
対向する位置に配置された対向電極(対向電極手段)で
あり、本実施例では、対向電極14はボール形成放電用の
トーチロッド13とは別個に、かつ、ワイヤ11のキャピラ
リ12から突出する部分の軸線に略平行な所定軸線上に設
けられている。ワイヤ11および対向電極14には放電誘起
手段が接続されており、放電誘起手段15は、ボール形成
時あるいはボール形成時からボール形成後にかけて、ワ
イヤ11のキャピラリ12から突出する部分の全部あるいは
一部と対向電極14との間に放電を誘起させるものであ
る。詳しくは本実施例では、放電誘起手段15は、ボール
形成時の放電が終了する直前に、ワイヤ11のキャピラリ
12から突出する部分と対向電極14との間に電圧を印加
し、放電維持可能程度の弱放電を誘起させる。ワイヤ11
とトーチロッド13間の印加電圧およびワイヤ11と対向電
極14間の印加電圧の変化は例えば図2のように示され
る。なお、ワイヤと電極間の距離d=0.3〜0.5m
m、ワイヤ径r=20〜25μm、放電開始電圧Vt=
2〜5kV、放電維持電圧Vt1=300〜500V、
放電時間Tt=1〜3msec、放電維持電流It1=
5〜10mA、放電開始電圧Vs=1〜5kV、放電維
持電圧Vs1=300〜500V、放電時間Ts=1〜
3msec、放電維持電流Is1=1〜5mAである。
【0017】上述のような構成によれば、対向電極14と
ワイヤ11との放電制御によって再結晶部の長さを容易に
制御することができる。また、トーチロッド13を負極性
とすることにより、安定した小径ボールの形成が可能に
なり、接続電極の微細化が可能になる。さらに、構成が
簡単なためボンディングを高速化することができる。特
に、本実施例では、対向電極14がボール形成放電用のト
ーチロッド13とは別個に設けられているので、再結晶部
の長さを調節するには、対向電極14をワイヤ11の軸線に
沿って移動させるだけでよく、また、ボール形成時の放
電が終了する直前に対向電極14に電圧を印加することに
より、再結晶部形成の初期電圧を小さくすることができ
る。
【0018】図3、図4は本発明に係るワイヤボンディ
ング装置の第2実施例を示す図である。図3において、
21はワイヤであり、ワイヤ21はキャピラリ22に支持され
ている。キャピラリ22から突出するワイヤ21の下方には
トーチロッド23が配置されている。そして、ワイヤ21と
トーチロッド23間の放電によりワイヤ21の先端にボール
が形成され、ボールを所定電極にボンディングするよう
になっている。
【0019】ここで、24a〜24eはワイヤ21のキャピラ
リ22から突出する部分に対向する位置に配置された棒状
電極(又は針状電極)であり、詳しくは棒状電極24a〜
24eは、ボール形成放電用のトーチロッド23とは別個に
設けられ、かつ、ワイヤ21のキャピラリ22から突出する
部分の軸線に略垂直な軸線を有するとともにワイヤ21の
キャピラリ22から突出する部分の軸線に略平行な方向に
配列されている。トーチロッド23および棒状電極24a〜
24eは絶縁保持体26によって保持されている。
【0020】25は放電誘起手段であり、放電誘起手段25
は、ボール形成時の放電が終了する直前に棒状電極24a
に電圧を印加し、前回の放電の終了直前に、ワイヤ21の
後端側に向けて並ぶ棒状電極24b〜24eに順次電圧を印
加する。ワイヤ21とトーチロッド23間の印加電圧および
ワイヤ22と棒状電極24a〜24e間の印加電圧の変化は例
えば図4のように示される。なお、放電開始電圧Vo=
2〜5kV、V1〜V5=400〜600V、放電維持
電圧Va=300〜500V、全放電時間T=2〜5m
secである。
【0021】上述の構成によれば、棒状電極24a〜24e
とワイヤ21との放電制御によって再結晶部の長さを容易
に制御することができる。また、トーチロッド23を負極
性とすることにより、安定した小径ボールの形成が可能
になり、接続電極の微細化が可能になる。さらに、構成
が簡単なためボンディングを高速化することができる。
【0022】特に本実施例では、棒状電極24a〜24eが
ボール形成放電用のトーチロッド23とは別個にしかも複
数設けられたことにより、再結晶部の長さを調節するに
は、複数の棒状電極24a〜24eに順次電圧を印加するだ
けでよく、ボンディングスピードを一層速くすることが
できる。図5、図6は本発明に係るワイヤボンディング
装置の第3実施例を示す図である。
【0023】図5において、31はワイヤであり、ワイヤ
31はキャピラリ32に支持されている。キャピラリ32から
突出するワイヤ31の右下方には棒状または針状のトーチ
ロッド33が配置されている。そして、ワイヤ31とトーチ
ロッド33間の放電によりワイヤ31の先端にボールが形成
され、ボールを所定電極にボンディングするようになっ
ている。またトーチロッド33およびワイヤ31間には放電
誘起手段35により電圧が印加されるようになっている。
【0024】ここで、トーチロッド33は本願の対向電極
手段を兼用しており、トーチロッド33は、ワイヤ31の先
端側から後端側に向けて、ワイヤ31のキャピラリ32から
突出する部分の軸線に平行に、図示しない移動手段によ
って移動するように設けられている。そして、ボール形
成時の放電が終了する直前にトーチロッド33の図5の上
方向の移動を開始し、このトーチロッド33の移動中、放
電誘起手段35はボール形成時の放電が終了する直前の電
流値を保持する。ワイヤ31とトーチロッド33間の印加電
圧および放電電流の変化は例えば図6のように示され
る。なお、ワイヤとトーチロッド間距離d=0.3〜1
mm、放電開始電圧Vo=2〜5kV、放電維持電圧V
1=200〜500V、放電維持電流I1=5〜10m
A、I2=1〜5mAである。
【0025】上述の構成によれば、トーチロッド33を移
動させながらのトーチロッド33とワイヤ31との放電制御
によって再結晶部の長さを容易に制御することができ
る。また、トーチロッド33を負極性とすることにより、
安定した小径ボールの形成が可能になり、接続電極の微
細化が可能になる。さらに、構成が簡単なためボンディ
ングを高速化することができる。
【0026】特に本実施例では、本願の対向電極手段と
ボール形成放電用トーチロッドが兼用になっているの
で、ボール形成から再結晶部の形成にかけて放電をその
まま維持することが可能になり、上述の実施例中におい
て放電エネルギを最も小さくすることができ、かつ、安
定な放電を維持することができるため信頼性を向上する
ことができる。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、対向電極
手段を設けているので、小径ボール形成が安定的に可能
であり、かつワイヤループ高さを制御可能なワイヤボン
ディング装置を提供することができる。請求項2記載の
発明によれば、請求項1の効果に加え、ボール形成時放
電が終了する直前に再結晶部放電を誘起しているので、
再結晶部放電をの初期電圧を低くすることができる。
【0028】請求項3記載の発明によれば、請求項1の
効果に加え、対向電極手段を移動さる必要がないので、
ボンディングスピードを速くすることができる。請求項
4記載の発明によれば、請求項1の効果に加え、対向電
極手段がボール形成用のトーチロッドを兼用しているの
で、放電エネルギを小さくすることができ、かつ、安定
的な放電を維持し易く信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤボンディング装置の第1実
施例を示すその概略全体図。
【図2】図1におけるワイヤボンディング装置の印加電
圧の時間変化を示す図。
【図3】本発明に係るワイヤボンディング装置の第2実
施例を示すその概略全体図。
【図4】図3におけるワイヤボンディング装置の印加電
圧の時間変化を示す図。
【図5】本発明に係るワイヤボンディング装置の第3実
施例を示すその概略全体図。
【図6】図5におけるワイヤボンディング装置の印加電
圧および放電電流の時間変化を示す図。
【図7】従来のワイヤボンディング装置の概略全体図。
【図8】従来の他のワイヤボンディング装置の概略全体
図。
【符号の説明】
11、21、31 ワイヤ 12、22、32 キャピラリ 13、23 トーチロッド 14 対向電極(対向電極手段) 24a〜24e 棒状電極(対向電極手段) 33 トーチロッド(対向電極手段) 15、25、35 放電誘起手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャピラリから突出するワイヤの先端に放
    電によりボールを形成し、該ボールを所定電極にボンデ
    ィングするワイヤボンディング装置において、 前記ワイヤのキャピラリから突出する部分に対向する位
    置に配置された対向電極手段と、 ボール形成時あるいはボール形成時からボール形成後に
    かけて、ワイヤのキャピラリから突出する部分の全部あ
    るいは一部と対向電極手段との間に放電を誘起させる放
    電誘起手段と、を設けたことを特徴とするワイヤボンデ
    ィング装置。
  2. 【請求項2】前記対向電極手段が、ボール形成放電用の
    トーチロッドとは別個に、かつ、ワイヤのキャピラリか
    ら突出する部分の軸線に略平行な所定軸線上に設けら
    れ、 放電誘起手段が、ボール形成時の放電が終了する直前
    に、ワイヤのキャピラリから突出する部分と対向電極手
    段との間に電圧を印加し、放電維持可能程度の弱放電を
    誘起させることを特徴とする請求項1記載のワイヤボン
    ディング装置。
  3. 【請求項3】前記対向電極手段が、ボール形成放電用の
    トーチロッドとは別個に設けられ、かつ、ワイヤのキャ
    ピラリから突出する部分の軸線に略垂直な軸線を有する
    とともにワイヤのキャピラリから突出する部分の軸線に
    略平行な方向に配列された複数の針状あるいは棒状電極
    から構成され、 放電誘起手段が、ボール形成時の放電が終了する直前に
    ワイヤの先端側に位置する針状あるいは棒状電極に電圧
    を印加し、前回の放電の終了直前に、ワイヤの後端側に
    向けて並ぶ針状あるいは棒状電極に順次電圧を印加する
    ことを特徴とする請求項1記載のワイヤボンディング装
    置。
  4. 【請求項4】前記対向電極手段が、ボール形成放電用ト
    ーチロッドを兼用し、かつ、ワイヤの先端側から後端側
    に向けて、ワイヤのキャピラリから突出する部分の軸線
    に平行に移動するように設けられ、 ボール形成時の放電が終了する直前に対向電極手段の移
    動を開始し、かつ、対向電極の移動中、放電誘起手段が
    ボール形成時の放電が終了する直前の電流値を保持する
    ことを特徴とする請求項1記載のワイヤボンディング装
    置。
JP3248564A 1991-09-27 1991-09-27 ワイヤボンデイング装置 Pending JPH0590324A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3248564A JPH0590324A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 ワイヤボンデイング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3248564A JPH0590324A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 ワイヤボンデイング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0590324A true JPH0590324A (ja) 1993-04-09

Family

ID=17180025

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3248564A Pending JPH0590324A (ja) 1991-09-27 1991-09-27 ワイヤボンデイング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0590324A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6338561B1 (en) 1998-01-29 2002-01-15 Nippon Seiki Co., Ltd. Luminous pointer

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6338561B1 (en) 1998-01-29 2002-01-15 Nippon Seiki Co., Ltd. Luminous pointer

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH09283526A (ja) 半導体素子の2段突起形状バンプおよびその形成方法
JPH04346448A (ja) ワイヤボンダ用ボール形成装置
US3934108A (en) Lead bonding method and apparatus
JPH0590324A (ja) ワイヤボンデイング装置
JPH05291334A (ja) 半導体結線用接点形成システム
JPS61502157A (ja) ワイヤの先端にボ−ルを形成する方法と装置
EP0409582A1 (en) Method for forming a bump by bonding a ball on an electrode of an electronic device
JP2676437B2 (ja) ワイヤボンダー用ボール形成装置
JP3091701B2 (ja) ワイヤボンディング装置
JPH06204302A (ja) ワイヤボンディング装置
JPH0536748A (ja) ワイヤボンデイング装置
JPS6124821B2 (ja)
JPH0563017A (ja) ワイヤボンデイング方法及びワイヤボンデイング装置
JP2764664B2 (ja) ワイヤボンダー用ボール形成装置及びその方法
JP3856532B2 (ja) ワイヤボンダー用ボール形成装置
JP2927862B2 (ja) ワイヤボンディング装置
JPH02135746A (ja) ボール形成装置及びそのワイヤ切れ検知方法
JPH0376238A (ja) ワイヤボンディング法
JP3417659B2 (ja) ワイヤボンディング装置
JPS5917254A (ja) ワイヤボンダにおけるボ−ル形成方法
JPH09260415A (ja) ワイヤボンディング装置およびその制御方法
JPS60137032A (ja) ワイヤボンデイング装置
JPH0677277A (ja) 絶縁被覆ワイヤのボールボンディング装置とボンディング方法
JPH0529374A (ja) ワイヤボンダー用ボール形成装置
JPS5967644A (ja) ワイヤボンダ