JPH0590235U - 換気装置 - Google Patents
換気装置Info
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- JPH0590235U JPH0590235U JP7927391U JP7927391U JPH0590235U JP H0590235 U JPH0590235 U JP H0590235U JP 7927391 U JP7927391 U JP 7927391U JP 7927391 U JP7927391 U JP 7927391U JP H0590235 U JPH0590235 U JP H0590235U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 常に所定の換気量を維持することのできる換
気装置を提供する。 【構成】 送風機3の風量可変手段を変圧器11及び電
圧切換スイッチ14から構成するとともに、電圧切換ス
イッチ14をカバ−17内に隠蔽し、カバ−17にネジ
止めされた蓋18を取外さないと電圧切換スイッチ14
を操作できないようにしたので、使用者が勝手に風量設
定の変更を行うことが困難となり、予め設定した適正な
換気量を常に維持することができる。
気装置を提供する。 【構成】 送風機3の風量可変手段を変圧器11及び電
圧切換スイッチ14から構成するとともに、電圧切換ス
イッチ14をカバ−17内に隠蔽し、カバ−17にネジ
止めされた蓋18を取外さないと電圧切換スイッチ14
を操作できないようにしたので、使用者が勝手に風量設
定の変更を行うことが困難となり、予め設定した適正な
換気量を常に維持することができる。
Description
【0001】
本考案は正確な換気量を必要とする気密性の高い建築物等に設置される換気装 置に関するものである。
【0002】
近年、一般住宅用の建築物は気密性の高い構造を有するものが増加する傾向に あるため、十分な換気設備の必要性が高まっている。このような建物に設置され る換気装置としては、例えば送風機を内蔵した換気装置本体を建物の機械室や天 井内等に配置し、換気装置本体に接続したリモ−トコントロ−ラによって換気装 置本体を操作するタイプのものが知られている。また、このような換気装置には 強さの異なった多段階の換気量モ−ドが設定され、リモ−トコントロ−ラに設け た各モ−ドの切換スイッチを操作することにより、換気装置の風量を使用者の判 断で任意に選択するようになっている。
【0003】
建築物の必要換気量は、建築物の換気設備に関する規定等に基づき室内の容積 や使用目的等に応じて算定され、特に気密性の高い建築物においては正確な換気 量が必要とされる。しかしながら、従来の換気装置では換気装置の風量を使用者 の判断で選択するようになっているため、必要換気量を常に維持することができ ず、正確な換気を行えないという問題点があった。
【0004】 本考案は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、 常に所定の換気量を維持することのできる換気装置を提供することにある。
【0005】
本考案の換気装置は前記目的を達成するために、送風機の風量を変える風量可 変手段を備えるとともに、該風量可変手段の操作部を所定箇所に隠蔽して設けて いる。
【0006】
本考案の換気装置によれば、風量可変手段によって送風機の風量を変えること により、所望の換気量が設定される。また、風量可変手段の操作部が所定箇所に 隠蔽されていることから、予め設定された換気量が使用者によって容易に変更さ れることがない。
【0007】
図1乃至図6は本考案の一実施例を示すもので、換気装置本体を建物の機械室 や天井内等に設置するタイプのものである。
【0008】 同図において、1は換気装置本体を構成する換気ユニットで、図1にその分解 状態の斜視図を、図2にはその組立状態の斜視図を示す。この換気ユニット1は 、前面を開口したケ−シング2と、ケ−シング2に内蔵された多翼式送風機3と からなり、送風機3の側方にはフィルタ4及びその支持金具5が配置されている 。ケ−シング2の前面は前面パネル6によって閉塞され、ケ−シング2及び前面 パネル6の内面は断熱材7によって被覆されている。また、ケ−シング2の上面 には左右に配置された吸気口2a及び排気口2bが設けられ、排気口2bにはケ −シング2の内側から送風機3の吐出口が臨んでいる。送風機3の周囲は前面パ ネル6及びフィルタ4等によって区画されており、吸気口2aから吸い込まれた 空気はフィルタ4を通過して送風機3の周囲に流入し、送風機3の中央部から吸 引される。更に、前面パネル6には一方のフィルタ4に対応する孔6aが設けら れ、この孔6aを通じてフィルタ4をケ−シング2の内外に抜き差しできるよう になっている。また、孔6aは蓋8によって閉塞され、蓋8はロ−レットネジ9 によって上下を前面パネル6に着脱自在に取付けられている。
【0009】 10は換気ユニット1の駆動部であり、ケ−シング2の一側面に配設されてい る。この駆動部10は、変圧器11、ヒュ−ズ12、メインスイッチ13及び電 圧切換スイッチ14等からなり、それぞれケ−シング2の外面に固定された基板 15上に配置されている。電圧切換スイッチ14は、図3に示すように計5段階 の切換ポジションを有するロ−タリ−スイッチからなり、メインスイッチ13と 共通の基板16に取付けられている。また、ケ−シング2の一側面には駆動部1 0を覆うカバ−17が取付けられており、カバ−17はケ−シング2の前面側を 開口している。カバ−17の前記開口部は前面板18によって閉塞され、前面板 18はネジ19によってカバ−17に着脱自在に取付けられている。
【0010】 20は換気ユニット1の操作部をなすリモ−トコントロ−ラで、室内側の壁面 等に配置されている。このリモ−トコントロ−ラ20は、運転モ−ド切換スイッ チ21と、換気量切換スイッチ22とからなり、それぞれ換気ユニット1の駆動 部10に接続されている。また、運転モ−ド切換スイッチ21は「強」モ−ドと 「通常」モ−ドの二つのポジションを有し、換気量切換スイッチ22は前記「通 常」モ−ドの風量を更に2段階に分ける「‖」モ−ドと「|」モ−ドのポジショ ンを有している。
【0011】 図5は本実施例の電気系を示す回路図で、30は送風機3のモ−タ、31は家 庭用交流電圧等からなる電源である。モ−タ30は計4つの接点30a,30b ,30c,30dを有し、接点30a,30bに電圧を印加した場合は高速、接 点30a,30cは中速、接点30a,30dは低速でそれぞれ回転するように なっている。電圧切換スイッチ14は第1〜第5接点14a,14b,14c, 14d,14e及び共通接点14fを有し、第1接点14aは変圧器11の一端 に接続され、第2〜第5接点14b〜14eは変圧器11からそれぞれ所定の電 圧を取出せるように接続されている。また、第1接点14aにはヒュ−ズ12及 びメインスイッチ13を介して電源31の一端が接続され、電源31の他端は変 圧器11の他端及びモ−タ30の接点30aにそれぞれ接続されている。従って 、各接点14a〜14e及び共通接点14f間に生ずる電圧は、電源31を10 0Vとした場合、第1接点14aでは100V、第2接点14bでは90V、第 3接点14cでは80V、第4接点14dでは70V、第5接点14eでは60 Vと変化する。即ち、変圧器11及び電圧切換スイッチ14によって送風機3の 風量可変手段が構成され、電圧切換スイッチ14はその操作部をなす。尚、前記 電圧値は一例である。一方、リモ−トコントロ−ラ20の運転モ−ド切換スイッ チ21は、「強」モ−ド側の接点21a、「通常」モ−ド側の接点21b及び共 通接点21cを有し、「強」モ−ド側の接点21aはモ−タ30の接点30bに 接続され、共通接点21cは電圧切換スイッチ14の共通接点14fに接続され ている。また、リモ−トコントロ−ラ20の換気量切換スイッチ22は、「‖」 モ−ド側の接点22a、「|」モ−ド側の接点22b及び共通接点22cを有し 、「‖」モ−ド側の接点22aはモ−タ30の接点30cに、「|」モ−ド側の 接点22bはモ−タ30の接点30dにそれぞれ接続され、共通接点22cは運 転モ−ド切換スイッチ21の接点21bに接続されている。
【0012】 また、図6は換気装置の設置例を示すもので、40は一般的な住宅を示す建物 、41は換気ユニット1の吸気口2aに接続された給気ダクト、42は換気ユニ ット1の排気口2bに接続された排気ダクトである。換気ユニット1は建物40 の機械室に相当する部屋43に設置され、吸気ダクト41は分岐して計3つの部 屋から給気し、排気ダクト42は建物40の外部に排気している。また、吸気ダ クト41の臨まない部屋は通気ガラリ44等を介して吸気され、各部屋には空気 取入口45を通じて外部からの新鮮空気が吸入される。
【0013】 以上のように構成された換気装置においては、通常時は運転モ−ド切換スイッ チ21を「通常」モ−ドに、換気量切換スイッチ22を「‖」モ−ドにして使用 する。この時、モ−タ30への電圧は接点30a,30cに印加されるので、モ −タ30は中速で回転することとなる。また、モ−タ30への電圧の大きさは電 圧切換スイッチ14のポジションによって決まるから、モ−タ30の回転数、即 ち送風機3の風量が計5段階に切換えられる。従って、送風機3の風量が必要換 気量(室内の容積や使用目的等に応じて算定された値)になるように電圧切換ス イッチ14のポジションを選択し、「通常」及び「‖」モ−ド運転の換気量を必 要換気量に設定する。尚、この風量設定を実際に行う場合は、換気装置を設置す る際などに、必要換気量を算定するための必要な知識を有する者、例えば設計者 または施工担当者等が行うのが好ましい。また、前記風量設定を行うときは、換 気ユニット1のネジ19を外してカバ−17から蓋18を取外し、電圧切換スイ ッチ14を操作して設定を行った後、蓋18を元のように取付ける。従って、電 圧切換スイッチ14はカバ−17内に隠蔽されるため、換気装置設置後に使用者 が勝手に風量設定の変更を行うことが困難となり、予め設定した適正な換気量が 維持される。
【0014】 次に、長期的に留守にする場合のように通常の換気量を必要としないときは、 運転モ−ド切換スイッチ21は「通常」モ−ドのままで、換気量切換スイッチ2 2を「|」モ−ドにする。この場合、モ−タ30の接点30a,30dに電圧が 印加されるので、モ−タ30は低速で回転し、風量の小さいセ−ブ運転が行われ る。
【0015】 また、一時的に多くの換気量を必要とするときは、運転モ−ド切換スイッチ2 1を「強」モ−ドにする。この場合、モ−タ30の接点30a,30bに電圧が 印加されるので、モ−タ30は高速で回転し、風量の大きいパワ−運転が行われ る。この時、運転モ−ド切換スイッチ21の共通接点21cと換気量切換スイッ チ22の共通接点21cは遮断されるので、換気量切換スイッチ22のモ−ドに 関係なく「強」モ−ド運転が行われる。
【0016】 このように、本実施例の換気装置によれば、変圧器11及び電圧切換スイッチ 14からなる風量可変手段を、使用者側の操作部であるリモ−トコントロ−ラ2 0とは別に設けるとともに、リモ−トコントロ−ラ20には「通常」及び「‖」 の組合わせによるモ−ド以外に通常運転として選択できるモ−ドを設けていない ので、このモ−ドでの換気量を電圧切換スイッチ14によって予め必要換気量に 設定しておくことにより、必然的に通常時の運転が必要換気量のみとなり、使用 者の意思に関係なく常に適正な換気を行うことができる。更に、風量可変手段の 操作部である電圧切換スイッチ14をカバ−17内に隠蔽し、カバ−17にネジ 止めされた蓋18を取外さないと電圧切換スイッチ14を操作できないようにし たので、使用者が勝手に風量設定の変更を行うことが困難となり、予め設定した 適正な換気量を常に維持することができる。また、メインスイッチ13も電圧切 換スイッチ14とともに隠蔽されているので、使用者が換気装置を停止すること がなく、酸素欠乏等を確実に防止することができる。
【0017】 尚、前記実施例ではリモ−トコントロ−ラ20に運転モ−ド切換スイッチ21 及び換気量切換スイッチ22を設け、通常運転以外にセ−ブ運転及びパワ−運転 を行えるようにしたものを示したが、単にON/OFFスイッチのみを設けて通 常運転だけを行うようにしたり、或いはリモ−トコントロ−ラ自体を省略するよ うにしてもよい。
【0018】
以上説明したように、本考案の換気装置によれば、予め設定された換気量が使 用者によって容易に変更されることがないので、常に適正な換気を行うことがで きる。
【図1】本考案の一実施例を示す換気装置の分解斜視図
である。
である。
【図2】換気装置の全体斜視図である。
【図3】駆動部の要部拡大図である。
【図4】リモ−トコントロ−ラの正面図である。
【図5】電気系の回路図である。
【図6】換気装置の設置例を示す建物の断面図である。
3…送風機、11…変圧器、14…電圧切換スイッチ、
17…カバ−。
17…カバ−。
Claims (1)
- 【請求項1】 送風機の風量を変える風量可変手段を備
えるとともに、該風量可変手段の操作部を所定箇所に隠
蔽して設けたことを特徴とする換気装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7927391U JPH0590235U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 換気装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7927391U JPH0590235U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 換気装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0590235U true JPH0590235U (ja) | 1993-12-10 |
Family
ID=13685259
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7927391U Pending JPH0590235U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 換気装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0590235U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11182489A (ja) * | 1997-12-22 | 1999-07-06 | Haseko Corp | 住宅用換気装置 |
US9027347B2 (en) | 2009-02-12 | 2015-05-12 | Sophia Antipolis Energie Developpement | Solar collector, and an electrical energy generation plant including such solar collectors |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4417055Y1 (ja) * | 1966-04-12 | 1969-07-23 |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP7927391U patent/JPH0590235U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS4417055Y1 (ja) * | 1966-04-12 | 1969-07-23 |
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US9027347B2 (en) | 2009-02-12 | 2015-05-12 | Sophia Antipolis Energie Developpement | Solar collector, and an electrical energy generation plant including such solar collectors |
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