JPH0590014U - 送り機構 - Google Patents

送り機構

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JPH0590014U
JPH0590014U JP2917792U JP2917792U JPH0590014U JP H0590014 U JPH0590014 U JP H0590014U JP 2917792 U JP2917792 U JP 2917792U JP 2917792 U JP2917792 U JP 2917792U JP H0590014 U JPH0590014 U JP H0590014U
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JP
Japan
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feed
feed screw
main shaft
nut
joint
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JP2917792U
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Inventor
和浩 大木
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は送りねじを用いた精密な送り機構に
関し、高精度な送り機構を簡単な機構で低コストで実現
することを目的とする。 【構成】 移動部材5を平行移動する移動機構と、送り
ねじ1と、回転しないように規制されて送りねじ1に取
り付けられ送りねじ1の回転に応じて移動する送りナッ
ト2と、移動部材5と送りナット2とを連結する連結手
段とを備え、送りねじ1を回転することにより移動部材
5を移動する送り機構において、連結手段は一方に張着
されたワイヤ6にもう一方を固定した構造を有するよう
に構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、精密な送り機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
表面粗さ形状測定機や真円度測定機では、測定する物体の表面にピックアップ を接触させた上でピックアップを移動して接触位置の変化を検出する。図4は一 般的な表面粗さ形状測定機の構成を示す図である。 図において、400は測定する物体であり、その表面に触針402を接触させ 、その接触位置の変化を検出器404で検出する。405は上記のものを収容し た測定部であり、406から410で形成される送り機構によって物体400の 表面に沿って移動される。測定部405を移動した時の接触位置の変化が表面形 状を表わす。
【0003】 図示の送り機構は、送りねじ407をモータ409で回転して送りねじ407 に取り付けられた送りナット406を移動させるものであり、測定部405を送 りナット406に取り付けることにより測定部405が移動される。図4からも 明らかなように、測定部405の送り精度はそのまま測定結果に影響するため、 送り機構の送り精度は非常な高精度であることが要求される。これは真円度測定 機も同様である。
【0004】 送り機構には送りねじと送りナットを組み合わせて用いるのが一般的であるが 、送りナットは移動に伴って若干ではあるが振れを生じる。そのため送りナット に直接移動させる部材を取り付けたのではその移動部材も振れてしまい、移動部 材を高精度に送ることはできない。そこで一般的には、移動部材を回転等を生じ ることなしに精確に平行移動する移動機構と送りねじによる送り機構を組合わせ て、移動部材と送りナットを連結して移動させるようにしている。図5はそのよ うな送り機構の例である。
【0005】 図5の(a)と(b)はそれぞれ上面図と側面図を表わす。図において、53 は主シャフトであり、54は補助シャフトである。二つのシャフトは平行であり 、固定されている。55は移動部材であり、主シャフト53に摺動可能に取り付 けられ、一部が補助シャフト54に接触し、回転を規制されている。これにより 移動部材55を平行移動する移動機構が形成される。
【0006】 51は送りねじであり、52は送りナットである。518は送りナット52の 回転を防止するための第二の補助シャフトであり、送りナット52から延びる規 制部材522と524が第二補助シャフト518に接触することにより回転が規 制される。 583は移動部材55から延びるアームであり、先端に先端部材581を有す る。この先端部材581を送りナット52に設けられた挟持部材593と594 の二つの平行な平面591と592で挟む。これにより送りナット52が移動す ると先端部材581を押し、これに応じて移動部材55が送られる。このような 連結方式を用いるのは、移動部材55と送りナット52を固定して連結した場合 には、主シャフト53と送りねじ51の平行度の誤差が吸収できず、主シャフト 53との摺動面や送りねじ51との接触面に無理な力が加えられ、送り不能にな るためである。図5のような連結部であれば、送りねじ51と主シャフト53の 平行度のずれがあっても、球体581が平面591と952の間を移動すること によりそのずれが吸収される。送りナット52は若干ではあるが振動しながら移 動する。この振動は先端部材581を介してアーム583を振動させ、移動部材 55に回転する力が加えられることになる。しかしこの力はあまり大きくはない ので移動部材55の摺動部のはめ合いの隙間で吸収している。従ってこの隙間は ゼロにはできない。
【0007】 表面粗さ形状測定機には測定機自体を測定する表面上に載置して使用する小型 の載置型表面粗さ形状測定機がある。この測定機では小型の測定部をシャフトの 先端に取り付け、シャフトを移動させるため、図6に示すような送り機構が用い られている。 図6において、61は送りねじ、62は送りナットであり、図示していないが 図5と同様に回転が規制されている。63は主シャフトであり、ここでは筐体部 材613と615により軸方向に移動可能に支持されている。64は補助シャフ トであり、筐体部材613と614に固定されている。65は継手であり、補助 シャフト64に摺動可能に取り付けられており、先端に先端部材66を有する第 一アーム67で送りナット62と連結され、主シャフト63の穴に設けられたベ アリング69に先端が収容される第二アーム68で主シャフト63と連結されて いる。主シャフト63が回転しないように図5と同様の機構で補助シャフト64 に対して回転規制されているがここでは省略してある。617は送りねじ61の 駆動用モータであり、ギア616と618で回転が伝達される。
【0008】 送りナット62と継手65との連結部は図5と同様に先端部材66を送りナッ ト62の挟持部材で挟む構造である。送りねじ61を回転することにより送りナ ット62が移動する。これにより先端部材66が押され、継手65が移動し、主 シャフト63を押して移動させる。送りねじ61と補助シャフト64との平行度 の誤差及び送りナット62の振れは図5と同様に吸収される。補助シャフト64 と主シャフト63との間の平行度の誤差は、第二アーム68がベアリング69に 移動可能に保持され、主シャフト63の回転が補助シャフト64によって規制さ れることである程度吸収される。従って厳密には主シャフト63は微小量回転す ると考えられるが、その回転量は非常に小さくすることができるため実際には問 題にならない。
【0009】
【考案が解決しようとする課題】
図5に示した従来の送り機構では、移動部材55から延びるアーム583の先 端の先端部材581を、送りナット52の挟持部材593と594で挟むことに よって軸の平行度の誤差や送りナット52の振動を吸収している。しかし先端部 材581とそれを挟む平面591と592との間に隙間があると送りのバックラ ッシュが生じ、振れの影響も受ける。そのためこの部分を高精度に製作する必要 があり、コストアップを招く。また上記の隙間を完全にゼロにすることはできな いため、バックラッシュが存在するという問題もある。
【0010】 また送りナット52の振れが移動部材55に伝達されるため、送りねじ51の 回転に対して移動部材55の送りが振れるという問題もある。これは図6でも同 様であり、送りナット62の振れを吸収するため継手65と補助シャフト64と のはめ合いに余裕を持たせると、送りナット62の振れにより継手65が振れ、 その振れがそのまま主シャフトに伝達されることになり、送りにむら(振動)が 生じる。
【0011】 本考案は上記問題点に鑑みてなされたものであり、送りねじを用いた送り機構 の連結部をより簡単な構造にすることにより低コストで実現できるようにすると 共に、移動部材の送りにおいてバックラッシュや振れを生じない送り機構の実現 を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
図1は本考案の送り機構の基本構成を示す図である。図において、3は主シャ フトであり、4は第一補助シャフトであり、主シャフト3に取り付けられた移動 部材5と共に、移動部材5を平行移動する移動機構が形成される。 本考案の送り機構は、上記の移動部材5を平行移動する移動機構と、送りねじ 1と、この送りねじ1に回転しないように規制されて取り付けられ送りねじ1の 回転に応じて移動する送りナット2と、移動部材5と送りナット2とを連結する 連結手段とを備え、送りねじ1を回転することにより移動部材5を移動するもの である。そして上記の連結手段は連結する部分の一方に張着されたワイヤ6にも う一方を固定した構造を有していることを特徴とする。
【0013】
【作用】
移動部材5は平行移動可能であり、力を加えることにより平行移動する。送り ナット2は送りねじ1に回転しないように規制されて取り付けられているため、 送りねじ1が回転することにより移動する。図1では第二補助シャフト7と挟持 部材8で回転が規制されるように示してある。そして送りナット2と移動部材5 は一方に張着されたワイヤ6にもう一方を固定することにより連結されているた め、送りナット2が移動することにより移動部材5が移動する。図1ではワイヤ 6は送りナット2に張着され、アーム9に固定されているように示してある。
【0014】 図1におけるワイヤ6の接続部を詳細に示したのが図2である。 ワイヤ6は張着されており、送りナット2の移動、すなわちワイヤ6の移動は 直接アーム9に伝達されるため、バックラッシュは生じない。 また前述のように送りねじ2の方向と移動部材5の移動方向との誤差を完全に ゼロにはできないが、本考案ではワイヤ6とアーム9の固定位置が、図1のX及 びYで示した方向に変化することで上記の誤差が吸収できる。図示のように張ら れたワイヤ6の略中央部がワイヤ6に対して垂直な方向に変位してもワイヤ6自 体の伸縮はほとんどないため、ある程度以上の力で張着してあれば問題にならな い。
【0015】 また送りナット2が振れた場合にもワイヤ6で接続されているため、アーム9 に対するワイヤ6の角度が変わるだけで、アーム9に加えられる力は小さく、移 動部材5の移動は妨げられない。 更に、図1及び図2に示したようなワイヤ6による接続であれば加工精度も必 要とせず低コストで実現できる。
【0016】
【実施例】
本考案を、図6に示した従来の載置台表面粗さ形状測定機の送り機構に適用し た実施例の構成を図3に示す。図3の(a)は上面図であり、(b)は(a)の A視断面図の一部を拡大した図である。 本実施例では継手と主シャフトとの連結部のみをワイヤを用いた連結とした。
【0017】 図3において、313から315は筐体部材であり、基体(図示せず)に一体 に固定されており、他の部材を支持する。31は送りねじであり、ベアリング3 11と312で筐体部材313と314に回転自在に支持され、ギア316を介 してモータ317による両方向に回転される。32は送りナットであり、送りね じ31に取り付けられ、第二補助シャフト318に規制部材322と324で接 触するため、回転しないように規制される。従って送りねじ31の回転に応じて 移動する。
【0018】 33は主シャフトであり、筐体部材313と315に軸方向に摺動可能に支持 されている。34は第一補助シャフトであり、筐体部材313と314に固定さ れている。送りねじ31と主シャフト33と第一補助シャフト34、及び第二補 助シャフト318は、基本的にはすべて平行である。主シャフト33は回転規制 部材331及び332によって第一補助シャフト34に対して回転しないように 規制されている。
【0019】 35は継手であり、第一補助シャフト34に摺動可能に取り付けられている。 継手35からは、アーム383と384が延び、その先端に先端部材381と3 82が設けられている。先端部材381と382は、送りねじ31の中心軸を通 る直線上にある。この先端部材381と382は、送りナット32の挟持部材の 平行な平面391と392に挟まれている。
【0020】 また継手35からはアーム37が延びており、その先端に主シャフト33の軸 上に張着されたワイヤ36のほぼ中心が固定されている。 本実施例では、送りナット32の移動は継手35を介して主シャフト33に伝 達される。継手35と送りナット32との連結部は、先端部材381と382を 挟持部材の平面391と392で挟む構造であり、送りねじ31と第一補助シャ フト34の平行度の誤差の影響は吸収される。また継手35と主シャフト33は ワイヤ36を介して連結されているため、主シャフト33と補助シャフト34と の平行度の誤差や振れが吸収される。
【0021】 図3に示した実施例でも、送りナット32の振れは継手35に伝達され、更に 主シャフト33にも伝達される。ここではワイヤ36による連結であるため図6 に比べてこの振れの吸収は容易である。しかしこの主シャフト33の振れは送り のむらになるため好ましくない。そこで送りナット32と継手35との連結部に ワイヤを用いた図1に示す連結構造を用いることにより、このような振れの影響 を低減できる。しかしこの場合継手35は両方共にワイヤに連結されるため回転 規制等を施すことが望ましい。
【0022】 また先端部材381と382を球体にして、送りナット32の図中のX軸を中 心とする振れを吸収するようにしてもよい。この時Y軸を中心とする振れは、ア ーム37を回転させるがアーム37とワイヤ36の結合点が主シャフト33の中 心であれば、送り方向には影響しない。
【0023】
【考案の効果】
本考案によって高精度な送り機構が低コストで実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の送り機構の基本構成を示す図である。
【図2】図1のワイヤ接続部の詳細を示す図である。
【図3】本考案の実施例を示す図である。
【図4】一般的な表面粗さ形状測定機の基本構成を示す
図である。
【図5】送りねじを用いた一般的な送り機構を示す図で
ある。
【図6】従来の載置型表面粗さ形状測定機の送り機構を
示す図である。
【符号の説明】
1…送りねじ 2…送りナット 3…主シャフト 4…第一補助シャフト 5…移動部材 6…ワイヤ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動部材(5)を平行移動する移動機構
    と、 送りねじ(1)と、 回転しないように規制されて該送りねじ(1)に取り付
    けられ、該送りねじ(1)の回転に応じて移動する送り
    ナット(2)と、 前記移動部材(5)と前記送りナット(2)とを連結す
    る連結手段とを備え、前記送りねじ(1)を回転するこ
    とにより前記移動部材(5)を移動する送り機構におい
    て、 前記連結手段は、一方に張着されたワイヤ(6)にもう
    一方を固定した構造を有することを特徴とする送り機
    構。
  2. 【請求項2】 送りねじ(31)と、 該送りねじ(31)に回転しないように規制されて取り
    付けられ、該送りねじ(31)の回転に応じて移動する
    送りナット(32)と、 前記送りねじ(31)と平行に、軸方向に移動可能に支
    持された主シャフト(33)と、 前記送りねじ(31)と平行に設けられた固定補助シャ
    フト(34)と、 前記固定補助シャフト(34)に摺動可能に取り付けら
    れ、前記送りナット(32)と前記主シャフト(33)
    とを連結する継手(35)とを備え、前記送りねじ(3
    1)を回転することにより前記主シャフト(33)を移
    動させる送り機構において、 前記継手(35)と前記送りナット(32)との連結部
    は、前記継手(35)から延びる二本のアーム(38
    3,384)の先端に設けられた二個の先端部材(38
    1,392)を、前記送りナット(32)に設けられた
    平行な平面(391,392)で挟む構造であり、 前記継手(35)と前記主シャフト(33)との連結部
    は、前記継手(35)より前記主シャフト(33)の中
    心まで延びる一本のアーム(37)を、前記主シャフト
    (33)の軸上に固定されたワイヤに固定した構造であ
    ることを特徴とする送り機構。
  3. 【請求項3】 前記先端部材(381,382)は、球
    体であることを特徴とする請求項2に記載の送り機構。
JP2917792U 1992-05-01 1992-05-01 送り機構 Pending JPH0590014U (ja)

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JP2917792U JPH0590014U (ja) 1992-05-01 1992-05-01 送り機構

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JP2917792U JPH0590014U (ja) 1992-05-01 1992-05-01 送り機構

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JPH0590014U true JPH0590014U (ja) 1993-12-07

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ID=12268952

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JP2917792U Pending JPH0590014U (ja) 1992-05-01 1992-05-01 送り機構

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JP (1) JPH0590014U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011144911A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Smc Corp 送りねじ機構

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011144911A (ja) * 2010-01-18 2011-07-28 Smc Corp 送りねじ機構

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