JPH0589861U - キャニスタ - Google Patents

キャニスタ

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JPH0589861U
JPH0589861U JP3764692U JP3764692U JPH0589861U JP H0589861 U JPH0589861 U JP H0589861U JP 3764692 U JP3764692 U JP 3764692U JP 3764692 U JP3764692 U JP 3764692U JP H0589861 U JPH0589861 U JP H0589861U
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JP
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fuel
adsorbent
passage
fuel vapor
tubular member
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JP3764692U
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弘文 今井
繁延 飯田
和則 上岡
篤 向瀬
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Mikuni Corp
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Mikuni Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容器内の吸着剤を有効に活用するとともに、
吸着剤に吸着された燃料の大気への自然リーク量の低減
を図る。 【構成】 吸着剤10を収容する容器20内は、第1〜
第3の隔壁30〜32により区分けされ、これにより燃
料蒸気の通路となる燃料導入路40、第1〜第3の通路
41〜43および第1、第2の連結路44、45がそれ
ぞれ形成される。燃料タンク等において発生した燃料蒸
気は、燃料導入口21から燃料導入路40を通って第1
の通路41に流れ込み、以後第1の連結路44、第2の
通路42、第2の連結路45、第3の通路43と順次流
れる。したがって燃料蒸気は実質的に長い流路内を流れ
ることとなり、吸着剤10を通過する流速が均一となっ
てすべての吸着剤10に均一に吸着される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、燃料タンク内等に発生した燃料蒸気を吸着して一時的に貯留し、エ ンジンの運転時には吸着した燃料を離脱させてエンジンに吸入させるキャニスタ に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来キャニスタとして、吸着剤を収容した円筒状の容器の上面に、燃料蒸気を 導入する燃料導入口および燃料蒸気を吸気管内に排出する排出口を設けるととも に、容器の底面全面に多数の大気導入口を設けたものがある。このようなキャニ スタにおいては、燃料タンク内等に発生した燃料蒸気が、燃料導入口から容器内 に導入され吸着剤に吸着される。吸着された燃料は、エンジン運転時に吸入負圧 の作用によって吸着剤から離脱され、大気導入口から容器内に吸入される大気と ともに排出口から吸気管内に排出される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来のキャニスタでは、容器内において燃料蒸気が隅々まで充分に行 きわたらず、特に容器内の隅部にある吸着剤が有効に活用されないという問題が ある。また、容器底面のほぼ全面に渡って多数の大気導入口を設けるため、燃料 蒸気の流路の長さに対して吸着剤と大気との境界面積が広く、吸着燃料が大気へ 自然にリークする割合が高いという問題がある。 本考案は、吸着剤を有効に活用することができるとともに、吸着剤に吸着され た燃料の大気への自然リーク量の低減を図ることができるキャニスタを提供する ことを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るキャニスタは、燃料蒸気を吸着するとともに、吸着した燃料を離 脱させてエンジンに吸入させるキャニスタであって、燃料蒸気を吸着する吸着剤 と、この吸着剤を収容する筒状部材とを備え、筒状部材内には、筒状部材の底面 との間に所定の隙間をあけて設けられた筒状の第1の隔壁と、筒状部材の上面と の間に所定の隙間をあけて設けられ、第1の隔壁を覆う筒状の第2の隔壁と、筒 状部材の上面に形成されて第1の隔壁内に連通し、燃料蒸気を導入する燃料導入 口および燃料蒸気を排出する排出口と、筒状部材の内側面の下端部と第2の隔壁 の下端部との間に形成され、大気を導入する大気導入口とが設けられることを特 徴としている。
【0005】
【実施例】
以下図示実施例により、本考案を説明する。 図1および図2は本考案の第1実施例であるキャニスタを示す図である。キャ ニスタは、燃料蒸気を吸着する吸着剤10として活性炭を使用している。この吸 着剤10を収容する容器20は円筒状に形成され、上面に燃料導入口21および 排出口22を有し、底部には開口部23を有する。開口部23には後述する底蓋 33、34が配置され、容器20の底面を構成する。燃料導入口21は図示しな い燃料タンクに接続されており、この燃料タンクにおいて発生した燃料蒸気は燃 料導入口21を通って容器20内に導かれる。排出口22は図示しないチェック バルブ等を介してエンジンの吸気管に接続されており、容器20内の吸着剤10 から離脱した燃料蒸気は排出口22を通って吸気管に吸入される。
【0006】 吸着剤10の収容空間である容器20内は、第1〜第3の隔壁30〜32によ り区分けされ、これにより燃料蒸気の通路となる燃料導入路40、第1〜第3の 通路41〜43および第1、第2の連結路44、45がそれぞれ形成される。
【0007】 第1の隔壁30は、容器20の上面における燃料導入口21および排出口22 の周囲に、下方に向けて円筒状に突設される。第1の隔壁30の内方に第1の通 路41が形成される。第1の隔壁30の下端部は容器20の底面よりやや上方に 位置し、隔壁31の底蓋33との間に、第1の通路41と第2の通路42とを連 通させる第1の連結路44が形成される。
【0008】 第2の隔壁31は、第1の隔壁30の外側に、第1の隔壁30を囲うように円 筒状に設けられる。第2の隔壁31の下端部は容器20の底面よりもやや上方の 位置にあり、この下端部には底蓋33が溶着される。底蓋33の底面には、底蓋 34が係合されており、底蓋33の支えとなっている。底蓋34は、容器20の 内側面下端部に溶着され、容器20の内蓋と開口部20の蓋を兼ねている。底蓋 34には、周方向に所定の間隔をあけて図示しない貫通孔が穿設されており、こ れら貫通孔は、第2の隔壁31の下端部と容器20の内側面下端部との間に形成 された大気導入口46に連通される。
【0009】 第2の隔壁31と第1の隔壁30との間には、第2の通路42が形成され、第 2の隔壁31と容器20の内側面との間には、第3の通路43が形成される。第 2の隔壁31の上端部には、円周方向に所定の間隔をあけて多数の切欠き部35 が設けられ、これら切欠き部35によって第2の通路42と第3の通路43を連 通する第2の連結路45が形成される。第3の通路43は、底蓋34の貫通孔お よび大気導入口46を介して大気に開放される。
【0010】 第3の隔壁32は、容器20の上面における第1の隔壁30の内方に、燃料導 入口21を囲うように下方に向けて円筒状に突設される。第3の隔壁32は、下 端部の位置が第2の隔壁31に設けられた切欠き部35の下端部の位置とほぼ一 致するように形成され、第3の隔壁32の内側には燃料導入路40が形成される 。
【0011】 燃料導入口21と燃料導入路40との間、排出口22と第1の通路41との間 および大気導入口46にはそれぞれ、フィルタ50が設けられる。これらフィル タ50は、活性炭を保持するとともに、活性炭の燃料導入孔21や排出口22、 大気導入口46への進入を防ぎ、また大気導入口46から不純物(ほこり、砂、 水等)が侵入することを防ぐ為のものである。
【0012】 本実施例の作用を、図1を参照して説明する。 燃料タンク等において発生した燃料蒸気は、燃料導入口21から容器20内に 導かれて図中の矢印に沿った方向に流れ、吸着剤10に吸着される。すなわち燃 料蒸気は、燃料導入口21から燃料導入路40を通って第1の通路41に流れ込 み、以後第1の連結路44、第2の通路42、第2の連結路45、第3の通路4 3と順次流れていく。この間、燃料蒸気は各通路内および連結路内の吸着剤10 によって吸着されるが、従来の単円柱キャニスタに比べて長い流路内を流れるこ とにより、流路内に収容されている吸着剤10を通過する流速が均一となり、す べての吸着剤10に均一に吸着される。
【0013】 この吸着燃料は、エンジン運転時に吸入負圧の作用により吸着剤10から離脱 され、大気導入口46から導入される空気とともに図中の矢印とは逆の方向に流 れ、排出口22から吸気管内に吸い出される。すなわち排出口22に吸入負圧が 作用すると、大気導入口46から第3の通路43内に空気が流れ込むとともに、 吸着燃料が吸着剤10から離脱して第2の連結路45、第2の通路42、第1の 連結路44、第1の通路41と順次流れ、排出口22から吸気管内に吸い出され る。この際、吸着剤10を通過する空気の流速が均一であることにより、吸着剤 10からの燃料の高い脱離効率が確保される。
【0014】 以上のように上記実施例によれば、燃料蒸気が容器20内の各隔壁によって形 成された通路に沿って流れるので、燃料蒸気の実質的な流路長が大きく、容器2 0内の吸着剤10を有効に活用することができる。これにより従来のキャニスタ と同等の能力を備えながら、吸着剤10の量を低減して小型化を図ることができ 、車輛への搭載性を向上させることができる。また燃料蒸気吸着の際、容器20 内の第2の通路42では燃料蒸気が下から上に向かって流れること、および吸着 剤10と大気との境界面積、すなわち大気導入口46の面積が燃料蒸気の実質的 な流路長との比率の上で従来のものより小さいことにより、吸着剤10に吸着さ れた燃料の大気への自然リーク量の低減を図ることができる。
【0015】 図3は本考案の第2実施例を示すものである。第1実施例と同一部分は、同一 符号により示されている。
【0016】 図3において、第1実施例と異なる部分についてのみ説明する。 この第2実施例では、容器20内の第3の隔壁32は設けられておらず、した がって燃料導入路40は形成されない。また、第1実施例における底蓋33は第 2の隔壁31と一体に形成されており、底蓋34はこの底蓋33の下面に固定さ れる。そして大気導入口46は、底蓋34の外周部と容器20の内側面下端部と の間に形成される。
【0017】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、吸着剤を有効に活用することができ、また吸着 剤に吸着された燃料の大気への自然リーク量の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るキャニスタの縦断面
図である。
【図2】図1のキャニスタの斜視図である。
【図3】本考案の第2実施例に係るキャニスタの縦断面
図である。
【符号の説明】
10 吸着剤 20 容器(筒状部材) 21 燃料導入口 22 排出口 30 第1の隔壁 31 第2の隔壁 32 第3の隔壁 46 大気導入口
フロントページの続き (72)考案者 向瀬 篤 神奈川県小田原市久野2480 株式会社ミク ニ小田原工場内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料蒸気を吸着するとともに、吸着した
    燃料を離脱させてエンジンに吸入させるキャニスタであ
    って、燃料蒸気を吸着する吸着剤と、この吸着剤を収容
    する筒状部材とを備え、筒状部材内には、筒状部材の底
    面との間に所定の隙間をあけて設けられた筒状の第1の
    隔壁と、筒状部材の上面との間に所定の隙間をあけて設
    けられ、第1の隔壁を覆う筒状の第2の隔壁と、筒状部
    材の上面に形成されて第1の隔壁内に連通し、燃料蒸気
    を導入する燃料導入口および燃料蒸気を排出する排出口
    と、筒状部材の内側面の下端部と第2の隔壁の下端部と
    の間に形成され、大気を導入する大気導入口とが設けら
    れることを特徴とするキャニスタ。
  2. 【請求項2】 前記筒状部材の上面内側に、燃料導入口
    の周囲を囲むように筒状に突設された第3の隔壁を備え
    ることを特徴とする請求項1記載のキャニスタ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011506832A (ja) * 2007-12-20 2011-03-03 コーテックス テクストロン ジーエムビーエイチ アンド シーオー ケージー 燃料蒸気貯蔵回収装置
JP2016168539A (ja) * 2015-03-12 2016-09-23 有限会社坂本石灰工業所 吸着剤収納容器

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CN102007285A (zh) * 2007-12-20 2011-04-06 考特克斯·特克斯罗恩有限公司及两合公司 燃料蒸汽存储和回收设备
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JP2553602Y2 (ja) 1997-11-12

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